〈花で応援 ウェディングフラワーキャンペーン〉 自粛ムードに花を。新潟から 結婚するおふたりへブーケをプレゼント

ユリの名産地、新潟からお届け

新型コロナウイルス感染症の影響下、
結婚式も自粛せざるおえない状況が続いています。
そんななか、新潟から結婚式を自粛・延期・中止したふたりに
「ユリ」をメインにしたアレンジメントをプレゼントする
〈花で応援 ウェディングフラワーキャンペーン〉のお知らせが届きました。

新潟県は、ユリの名産地。
生産面積は全国1位なのだそうです(出展:農林水産省「平成30年産花き生産出荷統計」)

お花

当選者数は合計2,749組。
下記の3期に分けて募集が行われます。

第1期:7月7日(火)〜7月20日(月)1,000組
第2期:7月21日(火)〜8月13日(木)1,000組
第3期:8月14日(金)〜8月31日(月)749組

応募者はご本人でも、友人や親族の方でもOKなので、
プレゼントにしても、喜ばれそう。

結婚式

応募条件は、ご本人またはプレゼントする相手が
結婚式を自粛・延期・中止されていること。
ご自身のSNS等へお花の写真とともに投稿いただけること。
花に関するアンケートに回答いただけること。
日本国内に在住であること。
お申し込みは、ホームページから。

〈有鹿(あるか)神社〉 ネギさんに会いに行こう! SNSで話題のネギ禰宜に聞いた 地域密着型神社とは

有鹿神社の“ネギさん”の正体とは?

神奈川県海老名市にある相模国最古の神社、有鹿(あるか)神社。
こちらに、頭が「ネギ」の神職の方がいると、
SNSを中心に話題を呼んでいます。
それがこちらのお方なのですが……まさしくネギですね!

「ネギ」の神職

長さといい袴とのコンビネーションといい、絶妙なバランスに目を奪われます。
こちらの神社では、毎年心身を清めて厄災を払い、
無病息災を祈願する「茅の輪くぐり」という行事が行われているのですが、
そちらもこの通り……

こんなに長いのにすごい!
一体どんな方がこんなにユニークなアイデアを思いついたのでしょうか。

「ネギ」のなかに入っているのは、宮司の娘さんである小島実和子さん。
デビューは2018年4月15日。
小島さんの役職が「禰宜(ネギ)」という名であることから
「神職には禰宜という役職がある」ということを周知するために
始めたといいます。なので、正式名称は「ネギ禰宜」。

じつは有鹿神社のキャラクターは、ネギ禰宜が初めてではありません。

左から「ネズミ宮司」と人気の「パンダ宮司」。

左から「ネズミ宮司」と人気の「パンダ宮司」。

他に「パンダ宮司」や「レッサーパンダ宮司」、
「ネズミ宮司」「天人宮司」など、たくさんのキャラクターがいて、
「普段神社へ日常的に参拝しない層に、興味を持っていただきたい」と、
ユーモアを交えて神社の活動を伝えています。
なんとかぶりものは、すべて小島さんが手づくりしているのだとか。

有鹿神社。親しみをこめて「お有鹿様」と呼ばれてきた、相模国で最古の神社。

有鹿神社。親しみをこめて「お有鹿様」と呼ばれてきた、相模国で最古の神社。

沼津〈INN THE PARK〉が クラウドファウンディングを始動! “泊まれる公園”に野外ステージを

ウィズコロナの時代に合う鑑賞のかたちとは?

静岡県沼津市にある〈INN THE PARK イン·ザ·パーク〉が
〈MOTION GALLERY〉でクラウドファウンディングプロジェクトをスタートさせました。

ゴールは、宿泊施設を備えた“泊まれる公園”INN THE PARKに
野外ステージをつくるというもの。
活動場所に困っているアーティストや事業者の方に、
きれいな空気と自然に囲まれたステージを提供したいと
立ち上げられたプロジェクトです。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

静岡県沼津市で30年以上にわたり愛されてきた
「少年自然の家」跡地をリノベーションして誕生したINN THE PARK。

森のなかに浮かぶ球体型の吊テントや、
天窓のあるドームテントといった、ユニークな宿泊施設が自慢です。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

スタッフの皆さん。

スタッフの皆さん。

野外ステージでライブや演劇を楽しんだ後、
そのまま公園に泊まるなんて楽しそうですね。

当面はソーシャルディスタンスを保つ工夫が求められそうですが、
INN THE PARKの面積は、代々木公園に匹敵する約60ヘクタール。
この広さを生かして、ウィズコロナの時代に合った
新しい鑑賞のかたちが生まれるかもしれません。

以前開催されたイベントの様子。

以前開催されたイベントの様子。

〈スノーピーク〉の若きリーダー・
山井梨沙さんが描く未来とは。
『FIELDWORK─野生と共生─』
出版記念インタビュー

撮影:ただ(ゆかい)

アウトドアメーカー〈スノーピーク〉の3代目社長である
山井梨沙さんの初の著書『FIELDWORK─野生と共生─』が、7月16日に発売される。
自然のなかで独自の感性を培ってきた山井さんが、いま伝えたいこととは。

人間が「野生」を取り戻すために

2020年3月末、大手アウトドアメーカー〈スノーピーク〉の社長に、
山井梨沙さんが弱冠32歳で就任したニュースは、世間を驚かせた。
同社創業者の幸雄さんを祖父に、2代目社長(現会長)の太さんを父に持つ
3代目にあたる山井さんは、2012年の入社以来、
アパレル事業を立ち上げるなど数々の新事業を展開していく。

その根底にある理念は、自然と人間との接点を持つことを通して、
「野生」と「人間性」を取り戻すこと。
原点には幼い頃から親しんだキャンプの経験があるのだと、山井さんは語る。

「いまでも4月~10月までのオンシーズンはほぼ毎週のようにキャンプしています。
スノーピークのキャンプイベントや
お取引先様とのキャンプミーティングも多いのですが、
プライベートでは東京のファッション業界のお友だちを連れて行くこともあります。

最初はみんな『虫がイヤ』『汚れる』ってすごく躊躇するんですけど、
やっているうちにだんだん積極的になる。
外の気温や風や鳥の鳴き声を感じたり、焚火を囲んでコミュニケーションしたりすると、
都市生活で使っていない野生の感覚が、誰でも呼び起こされるんですよね」

コロナで気づいた「可能性」

もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため
緊急事態宣言が発令されていた時期は、外出すらままならなかった。
しかし山井さんはこの間、東京でほとんど人と会わないまま
リモートワークを続けながらも、大きな気づきを得られたという。

「テクノロジー、特にオンラインで人と人がつながれることに
とても可能性を感じました。例えばinstagramでヴァーチャル焚火イベントなど、
週に約10コンテンツをライブ配信したら、最大で約1万人が見てくれたり、
オンラインストアにチャットの接客サービスを導入したら、
EC売り上げの8割を占めるほどに新規のお客さんが増えたり。
なにより、外出ができない状況で、みんな自然に対する欲求が
すごく高まっていることを実感しました」

実際に、SNSでつながった新規ユーザーからは、
「これを機に、コロナ明けはキャンプに行きたい!」
という声がとても多く寄せられたという。
確かに、当たり前のことがそうではなくなったとき、
いままで外に出て何かを体験することが日常的にどれほど大切なことだったか、
痛感した人は少なくないのではないだろうか。

「文明や都市によって、人間と自然は切り離され、遠ざけられていますが、
人と自然が結びつくことや、自然のなかで人と人がつながることは、
本来あるべき姿であり、人間にとって必要なことです。
コロナの影響で暮らし方や働き方を見つめ直す人が増え、
『東京じゃないと働けない/住めない』という価値観ではなくなったと思うんです。
だからこれからも、都市だけでなく
自然で過ごすことも必要だという提案をしていきたい」

山井さんは「その土地を着る」ことをコンセプトにしたプロジェクト〈LOCAL WEAR〉を立ち上げた。

山井さんは「その土地を着る」ことをコンセプトにしたプロジェクト〈LOCAL WEAR〉を立ち上げた。

令和2年7月熊本南部豪雨 「県外からできる相合(こと)」 緊急災害支援金募集

2020年7月3日、豪雨が熊本南部を襲いました。
翌4日には球磨川が氾濫、河川流域は甚大な被害が発生しています。
熊本県だけではなく九州全域にかけて長時間の大雨が続き、
今もなお各地で被害が広がっています。

DONATE

そんな状況下でいち早く基金を開設した
〈一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO(以下、BRIDGE KUMAMOTO)〉。

〈BRIDGE KUMAMOTO基金〉熊本南部豪雨への緊急災害支援募金
で現在、全国のみなさまから寄付を募っています。

7月5日の開設からの5日間(7月9日時点)で、
支援者は2,000人以上、目標の100万円を大きく超える
1,000万円以上の寄付金が集まりました

被害を受けた人吉のまち

人吉の被害の様子

球磨川の氾濫で大きな被害を受けている人吉市。
BRIDGE KUMAMOTOの理事で今回の基金を立ち上げた
三城賢士さんは、熊本支援チームの一員として
連日人吉市に入り、片付けや泥かきの復旧作業を行っています。

ここは国宝に指定される青井阿蘇神社に近く、
普段ならば自然に囲まれた穏やかな場所。
被災された地元の方々は黙々と片づけをされているそうですが、
その間にも雨が降り続くため作業は思うように進んでいません。

「人手不足の状況ではありますが、コロナ禍の影響もあり
今後どのくらいの人員で復旧作業ができるかわかりません。
必要な物資も刻々と変わっているので一概には言えませんが、
まずは公的なボランティアセンターが立ち上がったことで一歩前進。
人と人とのつながりのなかで支援を続けていきたいです」(三城さん)

人吉の被害の様子1

人吉の被害の様子2

人吉の被害の様子3

避難所の過ごし方やボランティア活動においては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ対策も必要です。
ソーシャルディスタンスを保つことや接触を防がなくてはいけない
状況もあり、新たに意識しなければならないことが増えています。

次々に新たな課題が浮かび上がっている現状ですが、
「助けたい」というその想いが集結し、着実に動き始めています。

令和2年九州地域大雨災害における 支援方法まとめ

令和2年九州地域における大雨災害により、
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

コロカルでは、大雨災害で被災された県や自治体、災害支援団体への
募金などの支援方法をまとめました。

※情報は随時更新いたします。
※災害支援を装った寄付金詐欺にはご注意ください。

義援金募金
「日本赤十字社」:令和2年7月豪雨災害義援金

被災地全域への寄付、地域を限定しての寄付ができます。
いずれも、口座振り込みとなります。
「日本赤十字社」はこちら

「赤い羽根共同募金」:令和2年7月3日からの大雨による災害に伴う災害ボランティア・NPO活動サポート募金

専門的な技術をもつ被災県内のNPO・ボランティア団体によって、
支援活動が展開され始めています。こうした被災者支援活動を応援するための寄付です。
「赤い羽根共同募金」はこちら

「Yahoo! Japan ネット募金」:九州南部大雨災害 緊急支援募金

複数のNPO法人への支援が可能です。
避難所での感染対策を含め、避難生活による健康被害を最小限にするための活動を行う医療支援会への募金も。
「Yahoo! Japan ネット募金」はこちら

「楽天クラッチ募金」:令和2年7月九州大雨被害支援募金

集まった支援金は、地方自治体などを通じて被災された方々の支援に。
楽天ポイントでの募金も受付中。
「楽天クラッチ募金」はこちら

「READY FOR」:【令和2年7月豪雨】緊急災害支援プログラム

災害支援団体を選んで寄付することができるので、活動内容を見たうえでの支援ができます。
「READY FOR」はこちら

「飛騨日日新聞」創刊。 白川村のありのままの暮らしと人を 発信するWebサイト

世界遺産の村のありのままの暮らしを伝えるWebメディアが誕生

岐阜県大野郡白川村が、2020年7月、村のありのままの暮らしや、
村にゆかりある人を紹介するメディア「飛騨日日新聞」を開設しました。
まずは、ティザーサイトからスタート。
“観光地白川郷”ではない、白川村の何気ない日常や暮らしの中に村の魅力を再発見し、
村内外に発信することで、移住の促進とシビックプライドの向上を目指していきます。

世界遺産白川郷がある白川村は、
年間約215万人の観光客が訪れる国内有数の観光地である一方で、
2020年4月現在1574人の人口は10年後には1374人に減少、
さらに2045年には1185人にまで落ち込むことが予想されており、
高齢化と人口減少が課題です。

世界遺産白川郷がある白川村。

世界遺産白川郷がある白川村。

白川郷はその合掌造りの美しい風景だけでなく、
そこでの暮らしや文化も含めて世界遺産に登録されています。
今後、人口減少が加速すると、世界遺産としての白川郷を維持できなくなる恐れがあり、
村の現状を維持するためには、
村民の継続的な居住と次世代を担う若い世代の移住が欠かせません。

田植えの時期の白川村。

田植えの時期の白川村。

雪化粧の白川村の風景。

雪化粧の白川村の風景。

飛騨高山のゲストハウス〈cup of tea〉
銭湯に浸かりながら、
新しい「木」のまちづくりを。

今回のゲストハウス:cup of tea(岐阜県高山市)

外国人観光客から特に人気の高い観光エリア、飛騨高山。
東京と京都の間に位置することで寄りやすく、
豊かな自然が満喫できることも魅力となっている。
その高山で2018年にオープンしたゲストハウスが〈cup of tea〉。
海外経験豊富なオーナー・中村匠郎さんにオンラインインタビューにて
11の質問を投げかけた。

Q1 立ち上げ経緯は?

「世界の都市や東京から見てローカルコミュニティの可能性を感じました」

「高校生の頃から海外に留学し、大学、社会人と合計5か国10年間、
海外で生活していました。
それまで日本もグローバリゼーションの渦のなかで
発展していくべきだと思っていたのですが、
21世紀をリードすると考えられているシンガポールや上海で働くことで、
日本も同じ線上で勝ち目の薄い戦いをするべきなのかという疑問と違和感を持ちました。
それよりも別の土俵で戦うべきで、
それであれば東京よりローカルのほうが課題もたくさんあり、
解決できるのもローカルの現場だ。
そう思い、実家に戻って銭湯を継ぎつつ、
まずはゲストハウスをオープンすることにしました」

中村さんの実家は銭湯。かつては銭湯を継ぐことは考えてもいなかったというが、
東京で盛り上がりを見せる銭湯業界を目の当たりにし、
これからのコミュニティ社会にとっての核になる可能性を感じたという。

cup of teaはすっきりとしたデザイン。

cup of teaはすっきりとしたデザイン。

シェア団地〈読む団地〉で 本から始まるご近所づきあいを

本がつなぐ住民たちのご近所コミュニケーション

東京の東エリアの北綾瀬に本好きにはたまらない
シェアハウス〈読む団地〉が誕生しました。

共有スペースのブックリビングダイニングには
約1000冊の本が常設されていて、
住人の方は自由に読むことが可能です。

ジャンルごとにさまざまな本がずらり。

ジャンルごとにさまざまな本がずらり。

ソファ席もあり、住人同士でゆっくり語り合うのにぴったり。

ソファ席もあり、住人同士でゆっくり語り合うのにぴったり。

ひとりで本の世界に没頭したり、
好きな作家やストーリーについて語り合うなど
さまざまな楽しみ方ができます。

広々としたキッチンはグリル付き3口ガスコンロに余裕のあるスペースの作業台など、日々の料理がはかどる環境に。

広々としたキッチンはグリル付き3口ガスコンロに余裕のあるスペースの作業台など、日々の料理がはかどる環境に。

空き家から市民公園まで。
各務原市と取り組むリノベーション事業

ミユキデザイン vol.5

岐阜を拠点に建築、まちづくり、シェアアトリエの運営などの活動をする
〈ミユキデザイン〉末永三樹さんによる連載です。

初めてのプロポーザルから新たな展開へ

2016年、岐阜市を拠点に空きビル再生を手がけ、
エリアが変わっている手応えを感じ始めていた頃、
隣町である各務原(かかみがはら)市が「DIY型空き家リノベーション事業」を行う
事業者を公募しているという情報が入りました。

各務原市は、岐阜市から車で約30分の距離にあり、
航空自衛隊基地があることで全国的に知られたまちです。
今年で12年目を迎える東海エリア屈指の音楽フェス
〈OUR FAVORITE THINGS〉(OFT)を市役所が主催していることもあり、
おもしろそうな自治体だと注目していました
(今年のOFTは新型コロナウイルスのため中止だそうです、残念!)。

岐阜を代表する音楽フェス〈OUR FAVORITE THINGS〉。

岐阜を代表する音楽フェス〈OUR FAVORITE THINGS〉。

「DIY型空き家リノベーション事業」とは、
DIYリノベによる空き家の流通促進と
「生活にこだわりのある若い世帯」の移住定住促進を目的としたもの。
「空き家を手放すつもりはないけど、活用したい」というオーナー(大家さん)と、
「住宅を購入する気はないけれど、DIYをして自分らしい暮らしをしたい」
という借主のマッチングです。

1年間の事業で、市内の空き家調査とオーナーへのヒアリング、
賃貸で空き家を活用するスキームをつくり上げること、
さらにそのスキームを使って1棟以上に借り手をつけ、
一緒にDIYリノベーションを行って住み始めるようにする、
という結果を求められていました。

ターゲットの設定や企画内容がおもしろかったし、
岐阜界隈でこの事業ができるのは自分たちじゃないかと思い、手を挙げたところ当選。
事務所を立ち上げてから5年目、初めてプロポーザルで
行政と仕事をするチャンスをつかみました。

新型コロナウイルスで 苦境の新潟県内の飲食店を、 クラウドファンディングで支援

支援したいお店を指定する「チケット購入型支援」と、
参加店全店を支援する「寄付型支援」の2種類を用意

新型ウイルスの影響で、客足が遠のいた新潟県内の飲食店。
外出自粛を求める緊急事態宣言が解除されたとはいえ、
以前のようなにぎわいは戻っていないといいます。
しかも今年は長岡の花火大会の中止など、観光客数の今後の激減も明らか。
先行きの不安から営業継続か閉店かの決断を迫られている
店主や経営者も少なくありません。

そんな未曾有のピンチに見舞われた飲食店を救うべく、
クラウドファンディング「WE’REガタ店(みせ)サポーター」が、
“購入型”クラウドファンディング「にいがた、いっぽ」で立ち上がりました。
期間は6月19日(金)まで。

このプロジェクトには、支援したいお店を指定する「チケット購入型支援」と、
参加店全店を支援する「寄付型支援」があります。

「チケット購入型支援」では、選んだお店で使える、
3000円、5000円、10000円の飲食チケットを受け取ることができます。
さらに各店舗において、支援に対する返礼として
支援額の10%程度のサービスが用意されています。
サービスの提供方法は、サービス券や品物など、
店舗によって異なります。チケット引き換え時にご確認を。

チケットの利用期間は、2020年8月1日から2021年1月31日まで。
よく行くお店が決まっている方、お店に直接支援を届けたい方におすすめです。

「寄付型支援」には飲食チケットや返礼がついていないかわりに、
集まった寄付総額を参加店舗数で均等割りして各店に寄贈します。
文化としての新潟の食を援助したいという方に合った支援方法です。

自らの生業で飲食店を支援! 鎌倉〈黒板マーケティング研究所〉の 「応援看板」

テイクアウトメニューの手書き看板

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
飲食店をはじめとする多くの店舗が苦境に立たされるなか、
鎌倉のまちにおいても、各店がテイクアウトやデリバリーを開始し、
さらに店舗間で連携したオンラインイベントも開催されるなど、
この危機的状況を乗り越えるために、それぞれが必死の取り組みを続けています。

こうした動きを受け、住民たちが地域の飲食店を支援する動きも活発化してきています。
そのひとつが、緊急事態宣言が発令された4月以降に鎌倉のまちで目立つようになった、
各飲食店のテイクアウトメニューなどが書かれた「応援看板」です。

〈黒板マーケティング研究所〉代表の藍田留美子さんが無償でつくり始めた応援看板。以前に「鎌倉ローカルラボ」で紹介した〈カフェ鎌倉美学〉のテイクアウトメニューも(左)。

〈黒板マーケティング研究所〉代表の藍田留美子さんが無償でつくり始めた応援看板。以前に「鎌倉ローカルラボ」で紹介した〈カフェ鎌倉美学〉のテイクアウトメニューも(左)。

これらの手書き看板は、鎌倉を拠点に活動する
〈黒板マーケティング研究所〉代表の藍田留美子さんが、
飲食店応援のために無償で制作しているもの。

藍田さんは、百貨店やインテリアショップ、カフェなどの店舗レイアウトや、
POP、黒板などを描く仕事を長年経験した後に独立。
現在は、黒板を通じた魅せ方や伝え方をメインとした店舗演出などを生業としています。

そんな藍田さんは、応援看板を始めた経緯について、このように語ってくれました。

「仕事柄、常に看板や張り紙に目がいくのですが、
3月下旬に鎌倉のまちを歩いていたら、飲食店のテイクアウト用チラシが
風に吹かれていたり、雨に濡れて読みにくくなっていることに気づきました。
せっかくおいしいものを提供しようとしているのだから、伝わらないのはもったいない。
なんとかできないだろうかと考え、100円ショップで看板を買い、
知り合いのお店のメニューを描き始めたことがきっかけになりました」

藍田さんの手書き看板は口コミで広がり、
5月13日現在で、鎌倉市内40以上の店舗に設置されています。

テイクアウトメニューだけでなく、お店の紹介なども書かれている応援看板。お店を利用したことがない人にもわかりやすいよう、ひと目で飲食店のカラーが伝わるように工夫しているという。

テイクアウトメニューだけでなく、お店の紹介なども書かれている応援看板。お店を利用したことがない人にもわかりやすいよう、ひと目で飲食店のカラーが伝わるように工夫しているという。

〈カンダマチノート〉
岐阜市の中心街にある
誰でも立ち寄れるシェアアトリエ

ミユキデザイン vol.4

岐阜を拠点に建築、まちづくり、シェアアトリエの運営などの活動をする
〈ミユキデザイン〉末永三樹さんによる連載です。

〈カンダマチノート〉のはじまり

新型コロナウイルスによって、まちを歩く人は少なく、
柳ヶ瀬の周りのお店も自粛モードです。
最近では「どう? できることがあったら言ってね」という会話を聞いたり、
事務所の大家さんが家賃を減免してくれたりと、
見えない恐怖に殺伐となり過ぎず、お互いが気遣い合えるコミュニティが
このまちにあることが、私たちの心に平和をもたらしています。

いろんな方面でシフト・チェンジが迫られていきますが、早めに考えて走り、
私たちが大切にしてきた人間同士のリアルなコミュニケーションを諦めず、
たくましく健やかに進んでいきたいです。

話は6年前にさかのぼり、私たちが新たなチャレンジとして不動産プロデュースし、
事業計画、リーシング、運営まで行ったビル
〈カンダマチノート〉についてご紹介します。

美殿町のシェアオフィス〈まちでつくるビル〉(以下、まちビル)が順調にスタートし、
2014年に新たなビル活用の相談が舞い込みました。
まちビルから徒歩5分の〈加藤石原ビル〉という築50年の雑居ビルで、
オーナーの加藤浩一さんは仕事も住まいも東京。
「ビルには高齢の母がひとり暮らしをしており、2階以上の空室を活用できないか?」
との依頼でした。

2階以上の空き物件の活用は本当に難しいのですが、まちビルの実績もあったし、
新たなチャレンジもしたかったので、ご依頼を受けることに。
ビル全体をブランディングして価値を創造し、一方で投資は小さくして
若い人たちが入りやすい環境を整えることを提案しました。

カンダマチノート2階before。

カンダマチノート2階before。

カンダマチノート4階住居before。

カンダマチノート4階住居before。

当時、岐阜周辺でのシェアオフィスはまだ珍しく、
メディアへの露出も多いまちビルにはふらりと立ち寄る人や見学者がありましたが、
オフィスのため、突然の来訪対応は難しく、訪れた人も居場所がないため、
オープンで誰でも気軽に入れる場所をつくってみたいと思っていました。

また、ちょうど〈サンデービルヂングマーケット〉(以下、サンビル)を立ち上げ、
柳ケ瀬商店街につくり手が毎月集まる状況ができ始めていた時期でした。

個人で活動する人が、まちへ出て、仕事や生活を豊かにする拠点を、
まちなかにもっと点在させたい。まちをおもしろく仕立てていくことが
エリアの価値につながる、という仮説を実現するため
「ものづくりをする人たちの作業場+販売」を中心にしたシェアアトリエ、
カンダマチノートの構想ができあがりました。

入居者募集フライヤー。この場所でそれぞれの新しい一ページを刻んでほしいとネーミング。ロゴは、レトロだけどポップで新しさを持つデザインを目指した。

入居者募集フライヤー。この場所でそれぞれの新しい一ページを刻んでほしいとネーミング。ロゴは、レトロだけどポップで新しさを持つデザインを目指した。

〈一般社団法人リバーバンク〉
日本の教育の原風景を残すため、
木造廃校舎をかつての姿に戻す

交付金は税金である、という事実

鹿児島県川辺町の地域課題を解決するための団体として、
2018年7月に活動を開始した〈一般社団法人リバーバンク〉。
メンバーは農作業などの仕事が終わってから夜な夜な集まって会合を開き、
やりたいこと、やらないといけないことを挙げていきました。
まずやらないといけないのは、お金の整理でした。

内閣府の「地方創生推進交付金」は3年間にわたって国から給付されます。
3年間の予算上限は決まっていて、
毎年の額やその使途も僕らが申請した計画にそって認められているため、
それを厳密に守って計画通りにやっていかなくてはいけません。

予算のことやこれからの活動について議論は続く。

予算のことやこれからの活動について議論は続く。

これまで、僕が手がけてきたプロジェクトは、自分の会社の仕事にしろ、
企業や行政から依頼された仕事にしろ、もちろん計画を立てて進行はするものの、
実際のプロジェクト内容はやっている途中で変わっていくことがよくあります。
それに応じて予算も変わり、都度調整しながらフィニッシュするというスタイルです。

秋になっていよいよ改修作業が始まった頃。

秋になっていよいよ改修作業が始まった頃。

ところが、今回は自分たちで立てた計画ではあるものの、
承認され交付されれば公のものとなり、それを変更するということは基本的にはできず、
宣言した通りに忠実に実行していくことが求められます。
税金なんだから当たり前だと言われそうですが、
机の上で立てた計画はあくまでも計画にしか過ぎません。
蓋を開けてみたら想定外のことが起きるというケースのほうが多い。
このプロジェクトも例外ではなく、
そういう予算の使い方は初めてだったのでかなり戸惑いながらのスタートになりました。

埋もれた物件を掘り起こせ。
不動産情報からまちを編集する
「富士市まちなか再起動計画」

勝亦丸山建築計画 vol.3

静岡・東京の2拠点で、建築設計、自治体や大学との取り組み、
都内のシェアハウスの運営などの活動をする
〈勝亦丸山建築計画〉の勝亦優祐さんの連載です。

商店街エリアの不動産を流動化させる「富士市まちなか再起動計画」

vol.1では、立体駐車場を舞台に2013年から3年連続で行ったイベント
「商店街占拠」を紹介した。
吉原エリアでのスモールビジネスや人が集まる場、
公園や休憩スペースなどパブリックスペースの疑似体験を
まちの人々と共有することを目的としていた。

イベントで確信したのは「商店街で商いを起こす人々はいる」という単純なことだった。
2015年にはvol.2で取り上げた〈マルイチビル〉が完成し、
私も含めた商いをする人々のための空間が始動した。

「商店街占拠」と〈マルイチビル〉を経て、新たな課題が浮かび上がってきた。
それは、新しく事業を始めたい人に場を提供し、
中心市街地に人が集う新たな循環を生み出すためには、
不動産情報に出ていない、使われていない空間を掘り起こす必要があるということだ。

今回は、2016年に実施した不動産調査プロジェクト
「富士市まちなか再起動計画」について紹介したい。

そもそも、なぜ中心市街地への取り組みを始めたのか

富士市の吉原商店街。

富士市の吉原商店街。

吉原商店街はかつて、東海道の吉原宿という宿場町として栄え、
周辺が市街地化していくにつれ、まちの商業や産業、
人々の生活の中心であり続けてきた。

そして、ここ数十年の社会状況の変容(車社会化、コンビニやショッピングモール、
スーパーなど郊外への出店、インターネットショッピングなど)によって、
まちの中心という認識は薄れつつある。

私自身、Uターンして、いまあらためて富士市で生活をしてみても、
ここには“人が集い、お店の集積する雑多なエリア”の雰囲気を感じない。
車でロードサイドショップや職場、家をめぐるような生活では、
その移動中に新たな発見をしたり人と出会うことは少ないだろう。

そこで、現在の吉原商店街に残る、地理的な中心という合理性や、
数少ない公共交通のハブ機能、豊富な空き空間資源の要素を元手に、
このエリアの本来の役割を実現していきたいと考えたのだ。

鎌倉のまちに活力を! オンラインコミュニティ 「#頑張ろう鎌倉」から広がる地域の輪

地域をつなぎ、助け合うオンラインコミュニティ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、普段は観光客で賑わう鎌倉でも、
飲食店をはじめとする多くの店舗が苦境に立たされています。
過去に「鎌倉ローカルラボ」で紹介した飲食店も
テイクアウトやデリバリーを始めるなど、それぞれが試行錯誤しながら、
この危機を乗り越えようと必死の取り組みを続けています。

こうした状況のなか、鎌倉を愛する人たちが一丸となって助け合い、まちを守り、
元気づけていくために生まれたオンラインコミュニティが大きな広がりを見せています。

3月28日にFacebookグループとして立ち上げられた「#頑張ろう鎌倉」には、
開設初日におよそ500人、2日目には1000人が集い、
4月22日現在で2700人を超えるメンバーが参加。
飲食店情報、経営支援、困りごと・相談、アイデア共有、子ども応援などの
テーマごとにスレッドが立てられ、情報発信、意見交換が行われています。

飲食店をはじめとする店舗オーナー、市内の企業に勤める人たち、地域活動に関わる人たちをはじめ、鎌倉のまちに関わる3000人近いメンバーが参加するFacebookグループ「#頑張ろう鎌倉」。

飲食店をはじめとする店舗オーナー、市内の企業に勤める人たち、地域活動に関わる人たちをはじめ、鎌倉のまちに関わる3000人近いメンバーが参加するFacebookグループ「#頑張ろう鎌倉」。

このコミュニティの発起人となったのは、鎌倉市役所共創計画部の比留間彰さん。
新型コロナウイルスの感染が広がりつつあった2月下旬に鎌倉の閑散とした様子に驚き、
3月に入り、小中学校の一斉休校が始まるなかで、
東日本大震災当時のまちの風景を思い出したという比留間さんは、
ある日、ハッシュタグ「#頑張ろう鎌倉」がつけられた
飲食店〈鎌倉 六弥太〉の店主によるSNSの投稿を目にします。

それ以来、自身でも鎌倉の魅力を発信すべく、まちの景色を撮影し、
「#頑張ろう鎌倉」をつけてInstagramやFacebookへの投稿を開始。

しかし、県からの外出自粛要請が出たことを受け、
比留間さんは外(観光客)と内(住民)をつなぐことから、
内のつながりをつくり、地域を助け合い、活力を維持していくことに目的を切り替え、
Facebookグループの立ち上げに至りました。

「#頑張ろう鎌倉」では、参加メンバーから投稿されるさまざまな情報を整理するため、「自己紹介」「飲食店情報」「困りごと・相談」「経営支援」「アイデア共有」「子ども応援」「何でも」という7つのスレッドが用意されている。

「#頑張ろう鎌倉」では、参加メンバーから投稿されるさまざまな情報を整理するため、「自己紹介」「飲食店情報」「困りごと・相談」「経営支援」「アイデア共有」「子ども応援」「何でも」という7つのスレッドが用意されている。

クラフトビール醸造所〈石見麦酒〉が 島根の物産を集めた クラウドファウンディングを開催中

県外で買えないあの珍品も。グルメな人は要チェック!

全国各地でオンラインでのやりとりが盛んになるなか、
島根のクラフトビールの醸造所〈石見麦酒〉が、
地元の生産者や飲食店を元気づけようと、
現在クラウドファウンディングを行っています。

もともと〈石見麦酒〉が大型イベントの中止で
余ってしまったビールの在庫を減らすために
スタートしたこのクラウドファウンディング。

それが瞬く間に目標金額に達成したため、目的を変更。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地元の企業の一助となるべく、
同社のビールのほかに、さまざまな商品が返礼品として用意されています。

【飲+食】一緒に江津市の食品加工メーカー「住京蒲鉾店」さんを応援しよう! 5,000円

【飲+食】一緒に江津市の食品加工メーカー〈住京蒲鉾店〉さんを応援しよう! 5,000円

こちらは江津市にある食品加工メーカー〈住京蒲鉾店〉の人気商品である
赤天と大黒天、それに〈石見麦酒〉の石見神楽麦酒をセットにしたもの。

〈住京蒲鉾店〉のお惣菜は地元の給食のメニューにも出されていたのですが、
今回の新型コロナウイルス感染症の影響で納品がストップ。
関わっていたイベントも軒並み中止となり、売り上げが大幅に減ってしまったのだそうです。
赤天は島根の石見地方で特産物となる練り物。
魚のすり身に唐辛子が練り込まれており、ピリッとした味わいが人気です。
もちろんビールとの相性はバツグン。このセットで晩酌の準備はバッチリ整うはず。

岐阜県出身の若者たちへ しいたけ菌床を無料送付。 退屈なおこもり期間のおともに

自分で育てたしいたけが食べられる

岐阜県にあるきのこメーカーの〈ハルカインターナショナル〉が、
この状況下に、とてもユニークな取り組みをはじめました。

それは、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出ている地域に住む
岐阜県出身の若者へ、しいたけ菌床を無料送付するというもの。

対象者は、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府、
兵庫県、福岡県、東海県域の愛知県、三重県、京都府に住む
岐阜県出身の18歳から30歳までの若者です。

第1期の受付として、
1人1本、1000人分、1000口用意されており、
こちらのお問い合わせフォームから
申し込めば順次送付されるのだそう。

*申し込みの際の本人確認は、帰省先の岐阜県内の住所、
家族代表者名、連絡先電話番号を記載とのこと。
また無料送付は外出自粛要請の期間内のみなのでご注意を。

ハルカインターナショナルの岐阜県農場。ここできのこの栽培や研究といったきのこの幅広い事業を展開しています。

ハルカインターナショナルの岐阜県農場。ここできのこの栽培や研究といったきのこの幅広い事業を展開しています。

退屈なおこもり時間に。 オンラインでできる ふるさと納税の体験返礼品に注目!

ビール工場見学やお料理教室など、魅力あふれるプランが登場

各地域で外出自粛要請が行われ、ここ数日は平日・土日ともに
おうちで過ごされている方がほとんどかと思います。

そのおこもり時間に、一体何をして過ごそうかと
悩んでいる方におすすめしたいのが、
このおうちで体験できるふるさと納税です。

もともと、ふるさと納税の体験型返礼品に特化していたオンラインサイト〈さといこ〉。
じわじわと全国各地で外出自粛要請が行われたことにより、
地域に足を運ぶ返礼品の寄附受付をストップし、
新たに家にいながらオンラインで地域体験ができる
返礼品を紹介しています。その名も「#おうち体験」。

現在参加できるプランはこちら

空きビル活用〈ロイヤル40〉から
〈サロン・ド マルイチ〉、遊べる道路
「yanagase PARK LINE」まで。
柳ヶ瀬商店街でのチャレンジ

ミユキデザイン vol.3

岐阜を拠点に建築、まちづくり、シェアアトリエの運営などの活動をする
〈ミユキデザイン〉末永三樹さんによる連載。
前回ご紹介した月一の定期市〈サンデービルヂングマーケット〉に続き、
柳ヶ瀬商店街がテーマです。

まちづくり会社の設立をきっかけに、多方面へ展開されていく
柳ヶ瀬商店街の新たな動きとは。小さなチャレンジの集積が、
商店街全体と周辺に変化をもたらす、そのプロセスを紹介していきます。

SundayからEverydayへ。2017年にオープンしたロイヤルビル

柳ヶ瀬商店街で〈サンデービルヂングマーケット〉(以下、サンビル)を始めて3年。
実験的に活用した「ロイヤル劇場ビル」(詳細はvol.2)の空き区画を借り上げ、
投資し、リーシングするフェーズに入っていきました。

募集区画は1階6区画+2階5区画の全部で11区画。
入居者先付けで事業スキームを組み、路面は現状引き渡しで、
入居者が空間投資を行うことに。
路面に比べると集客しづらく使い勝手の悪かった2階に手を加え、
テナント候補にはサンビル出店者をイメージして、
創業しやすい小割でリーズナブルな家賃設定のシェアショップにリニューアルしました。

ビルの40周年にあたることから、〈ロイヤル40(ヨンマル)プロジェクト〉と名づけ、
SNSとフライヤーを使い入居者募集をかけました。
店はできるだけ長く続けてほしいし、
テナント同士が共同で販促などを行うことも視野に入れ、
入居希望者とは面談を行い、出店への思いを聞き、
私たちの取り組みやビジョンなどをお伝えしました。

その頃、いろんなタイミングが重なり、
アパレルブランド〈BLUEBLUE〉と接点を持つことになり、
商店街の雰囲気とフィルム映画を上映するレトロなロイヤル劇場ビルを気に入り、
1階の一番大きな区画に出店が決定。

その影響もあり、岐阜で人気の雑貨・洋服屋が
その2号店を路面出店することで2区画が決まり、
2階のシェアショップではイラストレーターやアーティストが
アトリエと兼ねてワークショップなどの体験サービスを提供するという業態で入居し、
ほぼ満室状態になりました。

入居者はサンビル出店がきっかけではなく、
サンビルを含め柳ヶ瀬の変化を外から見て興味を持った人たちが
「いまだ」とタイミングを感じて新規で集まってきたのは、興味深い結果でした。

入居者メンバーと学生が2階への入り口のシャッターの化粧直しをしていると、行き交う人から「お疲れ様」の声が。

入居者メンバーと学生が2階への入り口のシャッターの化粧直しをしていると、行き交う人から「お疲れ様」の声が。

2階のシェアショップでは、入居者同士のコミュニケーションを兼ねて、
DIYも取り入れて空間をつくり、グランドオープンしました。

今年で3年目に入り、入居者同士で商品開発をしたり、
共同でイベント開催したりするなど、
店主それぞれが持つコミュニティがときとして混ざり合い、
さまざまな人が出入りしているのがうれしいです。

1~2階にテナントが入り、グランドオープンしたロイヤル劇場ビル。

1~2階にテナントが入り、グランドオープンしたロイヤル劇場ビル。

また、卒業する人や2号店を展開する店など、環境に変化が現れています。
健全なビル運営を継続するには、入居者や場所に何が起こっているかを察知し、
コミュニケーションして入居者同士をつなぎ、ポジティブな空気をつくる、
そんなサブリーサーの役割も重要だと感じています。

シェアスタイルの〈ロイヤル40〉2階のリノベーション。共有の大きなワークテーブルを中心に、5つのブースが配置されるプランで、ダイナミックなスケルトンを生かしたデザイン。(撮影kazuhiro tsushima)

シェアスタイルの〈ロイヤル40〉2階のリノベーション。共有の大きなワークテーブルを中心に、5つのブースが配置されるプランで、ダイナミックなスケルトンを生かしたデザイン。(撮影kazuhiro tsushima)

路面の雑貨店は、スタッフが数か月の時間をかけDIYで店づくりを行っていた。

路面の雑貨店は、スタッフが数か月の時間をかけDIYで店づくりを行っていた。

〈モーションギャラリー〉が 新型コロナウイルスの損害を 受けたイベント・施設を支援!

5%の決済手数料のみでクラウドファンディングをスタート

2020年5月31日まで、国内最大級の
クラウドファンディングサービス〈モーションギャラリー〉が
新型コロナウイルスの影響で中止または延期となったイベントや施設を
支援するクラウドファンディングプログラムを実施しています。

モーションギャラリーには、新型コロナウイルス感染拡大防止のために
イベントを中止・延期せざる得なくなった方から
多くの相談が寄せられました。
また、これまでにクラウドファウンディングを通じて
プロジェクトを始動したクリエイターやアーティストたちが
資金の問題に直面している姿を目の当たりにし、
なんとかこの状態を支えることができないかと考え、
今回のプログラムをスタートしたといいます。

同プログラムが適用されたプロジェクトは、
モーションギャラリー手数料が、無料(5%→0%)となり、
決済手数料(5%)のみでクラウドファンディングを実施できます。

また、このプロジェクトには「ALL-IN形式」と呼ばれる
プロダクションファンディングが適用され、
目標金額への到達の有無に関わらず、集まった資金を受け取ることができます。

2月27日よりスタートしたこのプログラム。
既に、多くのプロジェクトがスタートしています。

こちらは、2019年の秋、京都市下京区に誕生した〈河岸ホテル〉。

京都の青果卸売にある社員寮兼倉庫を
ハーフセルフリノベーションした、若手現代アート作家のための
スタジオ・ギャラリー・レジデンス併設型の宿泊施設です。

若手作家が生活し、制作に打ち込める環境を整えるとともに、
世界中から訪れる宿泊客と入居作家の間に
新たな関係性を生み出すことを目的としています。

〈河岸ホテル〉

〈河岸ホテル〉

〈一般社団法人リバーバンク〉
村の消滅を
健やかに看取るためにできること

リバーバンクをサポートしてくれたメンバーたち

自分たちの居場所をつくろうとやっていた
フェスティバル〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉。
もともとはその運営をしていただけだったものが、
会場だった廃校〈かわなべ森の学校〉の再生に取り組むことになり、
ついに地域の人びとや行政まで巻き込んで
地域課題に取り組む団体をつくることになったのです。

鹿児島県川辺町の地域課題を解決するための団体として、
〈一般社団法人リバーバンク〉は、2018年7月に登記が完了し、
法人としてスタートしました。

法人化したのは、多額の交付金申請の受け皿としての必要に迫られたものですが、
このときも本当にそこまで踏み込んでいいものかどうか悶々と悩みました。

税金である交付金を使って法人運営するということは、
報告義務や説明責任も生まれます。
いままでのように自分たちが楽しむためにやっていた活動とは、レベルが違う。

さらに、この活動がうまくいかなかったら
「やっぱり過疎地域の廃校運営なんてうまくいかないんだ……」という諦念を、
地域に残してしまうのではないか。そんなプレッシャーもありました。
少なくとも10年くらいの長期スパンで活動を考えないと、
中途半端なところでは投げ出せない。ひとりでやりきるのは当然無理があるので、
いままでよりも多くの人を巻き込む覚悟も必要です。

最終的にそれでもやろうと思えたのは、
サポートしてくれるメンバーが周りで手を挙げてくれたからです。
BAGN Inc.(BE A GOOD NEIGHBOR)という僕の会社のメンバーも、
会社の営利に関わる活動ではないにもかかわらず、表に裏にサポートしてくれました。

最初のグッドネイバーズ・ジャンボリーから参加してくれている末吉さん。

最初のグッドネイバーズ・ジャンボリーから参加してくれている末吉さん。

ほかにもグッドネイバーズ・ジャンボリーを始めたときから
ボランティアでも参加してくれていて、
ここ数年はボランティアサポーターの取りまとめをしてくれている末吉剛士さん。
彼も自分で人材関係の会社を起業していますが、行政との仕事も多く、
その活動で得た知見を生かして事務局の運営を担ってくれることになりました。

映画『もち』小松真弓監督インタビュー
岩手県一関市が舞台、
「もち」でつないだ地域文化を残す

information

映画『もち』

一関シネプラザ(6月26日〜)・渋谷ユーロスペース(7月4日〜)ほか全国にて公開

(C)TABITOFILMS・マガジンハウス

Web:映画『もち』公式サイト 公開劇場情報

日本の里山のイメージそのままの景観が残る、岩手県一関市の本寺地区。
古くから根づいている、もちの文化を織り交ぜながら、
実際にここに暮らす14歳の少女の1年を追う、みずみずしい映画『もち』が完成した。
神事、冠婚葬祭、人生の節目、そして日常など、ことあるごとに登場するもち。
監督・脚本を手がけた小松真弓さんは、一関のもち文化をどう捉えたのか。
制作エピソードとともに語ってもらった。

“やさしい暗号”が気づかぬうちにすべて消えていく

正月のお雑煮を見てもわかるように、もちの食べ方や供し方は地域によって多種多様。
それだけ古くから根づいてきた食べものといえるが、
全国でも群を抜いて多彩なもち文化のある地域が、岩手県一関市。
伝統的な儀礼や風習をまとめた一関の「もち暦」によると、
もちを食べる機会は年間60回以上。
極端な話、人が集まるところにはもちがあるような地域なのだ。

そんな一関を舞台に、『もち』というストレートなタイトルの映画が誕生した。
主人公は、800年前の景観とほぼ同じ姿で守られてきた本寺地区に暮らす、
14歳の少女ユナ。
映画は雪がしんしんと降り積もるなかで行われる、祖母の葬式のシーンから始まる。

機械ではなく、臼と杵を使ってもちをつきたいと言い出す祖父と、
最初はやや億劫そうにそれを手伝うユナ。
一方、彼女が通う全校生徒14人の中学校の閉校が決まり、
親友は隣町へ引っ越すことになり、
淡い恋心を抱いていた親友の兄は進学で東京へ行くことに。
彼女とその周辺が刻々と変化していく1年を、
儀式の場や日々の食卓にあるもちの風景を映し出しながら綴っていく。
出演しているのは役者ではなくすべて一関の人たちで、
フィクションとノンフィクションの間をたゆたうような作品に仕上がっている。

監督を務めた映像ディレクターの小松真弓さんは、これまで多くの映像作品を手がけ、
劇映画としては2011年に蒼井優主演の『たまたま』を監督している。
仕事やプライベートで世界の多くの国を見てきた小松さんは、
日本という国のいい面も悪い面もあらためて強く感じていた。

「島国だからこそ“自然と人”、“人と人”とのつながりをより深めることが必要で、
そのために先人たちの知恵や教えが暗号のように散りばめられている。
それは舞となって踊られ、物語として語り継がれ、行事として日々の生活に入り込み、
地域に根づく伝統工芸や衣装、文様、方言、
さまざまなものにかたちを変えて受け継がれてきました。
この“やさしい暗号”があったから、
日本人には奥深い思いやりの心が染みついているのだろうと感じています。
そしてその暗号を見つけて意味を知ることができると、
大切に次につないでいかないといけないと思えます」

廃墟ビルをリノベーション。
家賃収入を生み、商店街の新しい拠点
〈マルイチビル〉へ

勝亦丸山建築計画 vol.2

静岡・東京の2拠点で、建築設計、自治体や大学との取り組み、
都内のシェアハウスの運営などの活動をする
〈勝亦丸山建築計画〉の勝亦優祐さんの連載です。

vol.1でお送りした静岡県富士市でのイベント「商店街占拠」に続き、
同じく富士市の中心市街地の吉原商店街にあるビルの改修プロジェクトをお送りします。

富士市の中心市街地の吉原商店街

まちの真ん中に取り残されたコンクリートの建物群

静岡県富士市の吉原商店街には、約700メートルにわたり一直線に
コンクリートの4階建てほどの建物が並んでいる。
火事が起きやすい中心市街地の不燃化のため、
約50年前に国が建て替え整備を後押しした時期に、一気に建て替えが行われた。
歩道上には、商店街組合によって設置、維持されているアーケードがあり、
雨の日には重宝する。

東海道の14番目の宿場町「吉原宿」として栄えたまちで、
木造の古い建物や蔵はコンクリートの建物の後ろに
曳家(建築物をそのままの状態で移動する建築工法)されたので、
通りからは見えなくなっている。
車で移動している地元の人は知らない人も多いだろう。

後ろに控えている木造の建物も気になるが、
私は経年変化したコンクリートという素材の風合いがなんとも好きだ。
もちろん耐震などの安全性や現代の建築基準法に合わせた
改修の必要性などの課題はある。

まちで一番ヤバいビルが立ち上がる

マルイチビル改修前

吉原商店街の立体駐車場で行ったイベント「商店街占拠」の1回目が終わった頃、
立体駐車場のオーナー佐野荘一さんと商店街のビルを見て回っていた。
商店街の表通りに面する築50年ほどの
4階建て(改修前は屋上の倉庫部分を含めると5階建て、
今回の工事で5階部分は減築し、4階建てになった)の廃墟ビル
〈マルイチビル〉は、商店街にある建物の中でも最もひどい状態だった。

中はカビだらけで、窓は割れ、サッシはサビ落ち、
落下の危険性もあるため針金でグルグル巻きの状態。
増築されたであろう屋上の倉庫には「助けて……」と言わんばかりに
傷んだダルマが顔を覗かせていた。

1階の元飲食店。

1階の元飲食店。

1階の元割烹旅館。

1階の元割烹旅館。

「マルイチビル、どう思う?」と佐野さん。
壊れた天井のスキマからは、型枠の木の模様が転写されているコンクリートが見える。
そんな素材としてのコンクリートに魅力を感じて、
「僕は好きです。コンクリートがかっこいいし、
一番ヤバいところから手をつけるのはいいっすね」と回答した。
「よし、やるか」と佐野さんの決意を皮切りに、このプロジェクトは立ち上がった。