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posted:2020.7.8 from:岐阜県大野郡白川村 genre:活性化と創生
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writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。
岐阜県大野郡白川村が、2020年7月、村のありのままの暮らしや、
村にゆかりある人を紹介するメディア「飛騨日日新聞」を開設しました。
まずは、ティザーサイトからスタート。
“観光地白川郷”ではない、白川村の何気ない日常や暮らしの中に村の魅力を再発見し、
村内外に発信することで、移住の促進とシビックプライドの向上を目指していきます。
世界遺産白川郷がある白川村は、
年間約215万人の観光客が訪れる国内有数の観光地である一方で、
2020年4月現在1574人の人口は10年後には1374人に減少、
さらに2045年には1185人にまで落ち込むことが予想されており、
高齢化と人口減少が課題です。
白川郷はその合掌造りの美しい風景だけでなく、
そこでの暮らしや文化も含めて世界遺産に登録されています。
今後、人口減少が加速すると、世界遺産としての白川郷を維持できなくなる恐れがあり、
村の現状を維持するためには、
村民の継続的な居住と次世代を担う若い世代の移住が欠かせません。
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そこで、これまでの観光プロモーションの視点による情報発信から、
村の暮らしや人に目を向けた、
シビックプライドを重視したプロモーションにシフトすることで、
ありのままの白川村の魅力を村内外に届け、
Uターン・Iターン移住を視野に入れた若い世代を取り込むという狙いがあるのです。
この「飛騨日日新聞」の企画編集は、
岐阜市に本社を置くデザイン会社〈株式会社リトルクリエイティブセンター〉と
白川村が連携して行います。
編集部メンバーには村内外の若い世代を巻き込み、
観光以外の観点で白川村の魅力を発信していきます。
こうして発信された情報を見て村を訪れた人の受け皿として、
白川村小学校旧校舎の2階ランチルームを改装した、オープンスペースが設置されます。
普段は「飛騨日日新聞」の活動拠点として活用し、
村外の人も交えた企画編集会議なども実施する予定。
この旧校舎の改装は2020年の8月にスタートします。
Webでの発信にとどまらない、リアルな場の活用に期待です。
Webサイト「飛騨日日新聞」の正式オープンは2020年の9月を予定しています。
今後の取り組みはこちらのサイトをご覧ください。
information
飛騨日日新聞
ティザーサイト:https://hidanichi.com/
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