季節の移ろいを感じる暮らし

季節を感じながら、畑で作業する。

小豆島で暮らすようになって、マチでの暮らしと大きく変わったこと、
それは外で過ごす時間が圧倒的に増えたこと。

朝起きて、まず外に出る。
外の空気に触れて、それから朝の支度。
子どもを学校に送り出し、いざ畑へ。
畑から戻って家のことをしてても、なんだかんだ外と中を行ったり来たり。

外で過ごす時間が長いと、すごく季節の移り変わりに敏感になる。
まだまだ寒い冬だと思っていたら、立春を過ぎたあたりから、なんだか陽射しが暖かい。
空気は冷たいんだけど、明らかにそれまでとは違った陽射し。
春に向かって季節が動いているんだなと感じます。

気づけば力強い春の陽射し。

あちこちで梅の花が咲いています。

金柑の収穫。1~3月頃が収穫シーズンです。

そして、畑。
畑は季節そのもの。
野菜や植物は、気温や日照時間にすごく敏感に反応します。

秋に種をまいた春キャベツ。ようやく収穫。

あやめ雪という品種のかぶ。とう立ちする前にぎりぎり収穫。

第7話・神戸の中華街は 春節祭で大賑わい

第7話
神戸の中華街は、
春節祭で大賑わい

神戸の中華街・南京町では、旧暦の正月に「春節祭」を開催しています。
獅子舞演舞や歌舞団・雑技団のパフォーマンス、
京劇の扮装でのパレードなどそれはそれは
賑やかな催しが数日に渡って繰り広げられるんです。
グレアムさんは、お友達の哲学者・マークさんを
祭りの雑踏の中で発見し、追いかけます。

まつどやさしい暮らしラボ

松戸市民とコロカルがコラボレーション!

小雨降り、特に冷え込む日となった2月7日。松戸市役所にて男女10名の市民が集まった。
彼らは「まつどやさしい暮らしラボ」の市民ライター。
松戸が誇れるひと・モノ・こと、おいしい場所、イベントなど、
あらゆる情報を取材し、発信している“特命記者”だ。
ラボという名の通り、松戸を研究し、「やさしい暮らし」について考えるという
ユニークな試み。2014年の秋から本格始動し、
松戸にまつわるモノ・ひと・ことを取材や撮影、記事にして、
「まつどやさしい暮らしラボ」のサイト内で発信している。

20代〜70代と年代も違えば、バックグラウンドも経験もそれぞれ違うけれど、
自分の住んでいるまちを心から愛する、やさしいメンバーだ。

きっかけは「まつどやさしい暮らしラボ」から、
コロカルに一件の依頼があったことにある。
『ウェブライティングとカメラ撮影のコツを教えてください!』
編集部一同びっくりしつつも、なんともありがたい依頼!
いいですね! ぜひやりましょう! とふたつ返事で決まった今回の企画。
「コロカルニュース」を中心に、数多くの
(なんとコロカルだけで1000本近くの!)記事を手がけている
ライター・斎藤あきこと、
連載「美味しいアルバム」など、
料理写真や地域住民の笑顔と魅力あふれる人物写真に定評がある、
カメラマンの津留崎徹花が講師役を拝命。
かくして、「コロカル編集部による、ウェブライティング&カメラ講座」のはじまりはじまり。

マイホーム

銀行から融資を見送られ、備前の古民家暮らしをあきらめたのが前々回の話。
常識的に考えて、1000万円の融資も受けられないのであれば、
普通はマイホームの購入自体をあきらめると思う。元来が淡白な性格で、
モノに対しては周囲が驚くほど執着のないぼくの場合はなおさらのこと。
しかし一方で、周囲があきれるほどのポジティブさももちあわせている。
「800万円あたりなら大丈夫なのでは?」
そして見つけたのである。深夜のネットで、まさしく800万円の物件。
場所は浅口市鴨方町。倉敷市の西に隣接する人口約1万8千人の町。
岡山のなかにあってもかなり地味なところなんだけど、
この半年で身につけたぼくの嗅覚が
その物件の放つオーラのようなものをかぎつけたのだった。
早速、不動産屋さんに電話を入れて、週末に見学の予約をした。
しかし、慎重には慎重を期すべし。
「物件を見て舞い上がって即決しないこと」と最近読んだ本に書いてあったし。
不動産屋さんには本のアドバイスにあった通り、
たとえ気に入ったにしてもすぐには決められないと伝えていた。
そんなことをわざわざ伝えなくてもいいことなんだけど、
たまたまそのときは「初めて物件を見るような素人じゃないんですよ」的な
見栄を張りたい気分だったのだ。そして見学日当日。
物件を見た帰りに立ち寄った不動産事務所。線の細い女性担当のMさんが
ぼくに感想を求めた。
「あ、あれ、買います、買うことにします」
絶対やっちゃいけないと本にあった「即決」をしたのだった。
そこはまさに『となりのトトロ』の世界だった。
のどかな村の小高い丘の上に築50年の母屋と蔵があり、
さらには客間として充分に使える古民家の離れまであった。
東側には地続きにぽつぽつと柿の木を植えた広大な畑、
そして家の北側には雑木林が控えている。
家と畑がそれぞれ300坪、裏の山林が400坪で敷地はしめて約1000坪。
ぼくが見ていたのは、『となりのトトロ』のさつきとメイのように、
裏山や野原のような畑でチコリとツツがはしゃぎまわる光景だった。
幼い子どもをもつ親として望むべくもない環境。
これを買わずして、オレ、なにを買うのだ?

東京都町田市「セーフティボックスサルビア」。おじいちゃん、おばあちゃんが安全を見守る!

東京都西部にあり、駅前に
にぎやかな繁華街が広がるまち、町田。
大通りにはデパートが立ち並び、
細い路地を一本入れば、大判焼き屋さんや
中華料理屋さんが軒を並べる、
親しみやすさにあふれたまちです。

そんな町田の駅周辺はつい10年前まで、
110番の通報件数が多いことで知られていました。
まちの一角に特殊飲食店街があり、
交通の便も良かったことなどから、
人口が増えるとともに
治安が悪化してしまったのです。

町田市民間交番運営委員会 事務局長の吉川直樹さん、委員長の宮代善司さん

そんな状況を見かねて「自分たちでまちの安全を守ろう!」と
市民の皆さんが立ち上がり、
町田市中央地区商業振興対策協議会と
町田市が中心となって開設したのが、
民間交番「セーフティボックスサルビア」。
サルビアロータリークラブから建物が寄贈され、
繁華街のまんなかに誕生。
運営には商店会や法人団体、町内会も参加し、
皆さんの希望がかたちになりました。

民間交番に立つのは、
70才以上のボランティアの方たち。
なんと、無償でこの活動に尽力されています。
現在20名の方が在籍し、一番高齢の方は84才だとか。
中には開設当初からこのしごとを続けている方もいます。

ここでは道案内をしたり、問い合わせに応じたりしながら、
日々、まちの安全を見守っています。
また、市と連携し、月4回のパトロールも実施。
この拠点ができた頃から駅周辺の整備や
美化活動が進んだことも幸いし、
刑法犯認知件数はここ10年の間で約3分の1まで減少したそう!

田舎のカフェ、オープンから1年

少しずつ、成長していく場所。

去年の2月22日、私たちは小豆島の田舎でカフェをオープンしました。
そして今年もまたその日が。
HOMEMAKERSカフェ、1周年です。

カフェオープンから1年経ちました。カフェはこんな感じの外観です。

カウンターから眺めるキッチン。常連さんはカウンター。

カフェ1周年のタイミングにあわせて発売した「シトラスジンジャーシロップ」。カフェの定番メニューです。

自分たちができる範囲でやろうと始めたカフェ。
ランチメニューは旬のサラダつきのカレーライスのみ、デザートは焼き菓子1種類。
それでも毎回仕込みと開店の準備はバタバタ。
営業日は、週末土、日曜日限定でスタートしました。

オープンして1か月、出だしはまずまず好調で、
島内島外からたくさんの人たちが足を運んでくれました。
一方で、土曜も日曜もカフェを営業するのは、
子育て中の私たちにとっては何か違うと感じるものでした。
家族と過ごす時間を増やすために小豆島に来たのに、
子どもが休みの日に私たちはずっと仕事。
これはよくないとすぐに変更、4月からは営業日を金、土曜日にしました。

金曜日は平日。
オフィス街にあるわけじゃないので、
ランチにどっと人があふれるわけもなく、静かです。
観光シーズンには島外からのお客さんがぼちぼち来てくれますが、
オフシーズンはほんとに静かです(笑)。

静かーなカフェ。開店の準備を終えてお客さんを待っています。

やっぱり田舎のカフェというのは、
マチのカフェと比べたら圧倒的にのんびりしてます(うちだけかも、笑)。
それでも、うちの場合は自宅の一部を改修しているので家賃ゼロ。
そしてたくちゃん(夫)と私のふたりでやっているので人件費ゼロ。
暇な時には、事務作業をしたり、家のことをしたりと無駄な時間も少ない。
いまのところはそんな感じで続けていられるのかもしれません。

淡路はたらくカタチ研究島 後編

淡路島はたらくカタチ研究島 前編はこちら

地域と商品の魅力をデザインする。彼らはどんなパッケージ・商品をつくったのか?

淡路島の雇用創出をサポートする、淡路はたらくカタチ研究島。
厚生労働省の委託を受け、淡路地域雇用創造推進協議会が手がけており、
さまざまなバックグラウンドを持つ島民や移住希望者に対して、
淡路島でどんな仕事をつくり、どうライフスタイルを構築するかを、
ワークショップや講義を通じて学ぶ機会をつくっている。
そして、2013年からは、島民が主体となって「仕事をうみだす」ということを目的に、
研究島の事務局員と提案者、専門家、デザイナーがタッグを組んで、
商品の企画・開発・試験販売までを行っている。
後編では2年目となる2014年に開発された商品の全貌をお伝えする。

商品を開発するうえで大切にしていることは、
デザイナーを企画段階から巻き込むということだった。
デザイナーは淡路島在住デザイナーや、近県のデザイナーなど、
研究島のスーパーバイザー・服部滋樹さんや江副直樹さんと
つながりのあるデザイナーも多く参画した。
どの商品も、商品の持つ魅力や物語をそのまま伝えられるよう、
パッケージデザインにこだわったが、
表面的なデザインではなくしっかりと商品の背景を知ってつくったことが伺える。

前回お伝えした、鶏糞や菜種かすなどを肥料にした「島の土」は、
関西を中心に活躍するデザイナーの原田祐馬さん(UMA Design Farm)が担当した。
「コンセプトをつくる打ち合わせから原田さんに入っていただき、
ネーミングや、ブランディングに関してもアドバイスをいただきながら
開発しました」と話すのは、
淡路はたらくカタチ研究島の実践支援員・大村明子さん。
できあがったのは、非常にコンパクトでシンプル、素朴なデザイン。
500g入りの家庭菜園用と、主に島内の農家向けの15kg入りのパッケージができた。
500gの方には鶏糞を発酵させた肥料で農作物に栄養を与え、
その農作物をエサに鶏が育つという、
商品提案者・北坂養鶏場の北坂 勝さんが望む
「島の循環」の説明をイラストで入れた。
さらに、洲本市で菜種油をつくる生産者も「島の土」プロジェクトに参画し、
搾りかすを利用した肥料を製造。同時開発と相成った。

日本蜜蜂のはちみつをつくっていた淡路島日本蜜蜂研究会は、
淡路島在住のデザイナー森 知宏さん(森のいえ)とタッグを組んだ。
森さんは、昨年度に同事業で開発された
「かおりのまちのかおり」という線香の販売者でもある。
春のみつと秋のみつの違いが色でわかるパッケージは、
ごくシンプルに文字情報を少なくし、採取した年と季節のシールを蓋に貼った
(写真左の濃い色が秋のはちみつ、右の淡い色が春のはちみつ)。
「日本蜜蜂は多種多様な樹々からみつを集めるという性質があるので、
毎年・毎季同じ味にならないという変化を楽しんでもらえれば」
と淡路はたらくカタチ研究島の実践支援員の藤澤晶子さん。
春のスッキリとキレのいい甘さもいいけれど、
秋のまったりと濃厚でひとさじごとに印象が違うような複雑な味わいもよい。
日本蜜蜂たちがそれぞれ集めた樹々のみつが折り重なって
味わい深いものになっていくのだと感じられる。
今後は販売先の選定や少ないながらも安定した製造といった課題に挑む。

淡路島のギフトセット「GOTZO(ゴッツォ)」は、その内容でずいぶんと悩み、
試作とフィードバックを繰り返していたが、
なのはな油、ローズマリーとタイムのドライハーブ、淡路島産海塩、
日本蜂蜜のはちみつを使ったマリネビネガーのコンパクトなセットに決定した。
神戸を中心に活動する近藤 聡さん(明後日デザイン制作所)
がデザインをした箔押しの箱も、
ギフトセットという用途にふさわしい高級感・スペシャル感が出ている。
淡路島の素材をおいしく食べるというテーマで厳選された調味料たちは、
手作業で丹念につくられたものばかり。
淡路島の質の高い食材を更にレベルアップさせてくれる名脇役の集まりだ。
塩は、淡路の海水を丹念に釜炊きした海塩。
野菜や魚などを漬けて楽しみたいはちみつビネガーは、
洲本市のフレンチレストランのシェフ成瀬孝一さんの監修のもと製造。
淡路島のハーブ園育ちのローズマリーとタイムは、塩との相性も抜群で、
肉や魚のグリルに最適。
なのはな油は、油を搾り取った残りかすを「島の土」でも使用し、
島の循環のかたちを見せた。
淡路島で活躍する料理家のどいちなつさんのレシピ集もついていて、
すぐに試したくなる優れもの。料理のレパートリーが一気に広がりそうなセットだ。

鹿児島のかわいい「田の神様(タノカンサア)」。しゃもじと茶碗を持った、田んぼの神様

鹿児島のスロークラフトをあつめた
プロジェクト「MIGOTE(みごて)」。
みごてとは、「見事な、綺麗な」という意味の鹿児島のことば。
鹿児島の工芸品の技術と地域資源を融合し、
全国に広めていこうというプロジェクトです。
MIGOTEには陶器や織物などさまざまなラインナップがありますが、
本日ご紹介するのは、「田の神さあ(タノカンサア)」の人形。
薩摩焼で作られた、しゃもじとご飯茶碗を持ったカワイイ神様です。

タノカンサア

タノカンサアとは、鹿児島県や宮崎県南部に伝わる、
田んぼを守り、米作りの豊作をもたらす農業神。
現地では、田んぼのあぜみちにこの石像が
飾られているんですよ。

地元の新名物創作料理、 そしてアルゼンチンからの来客

「GARAGE」走る!

昨秋、東京拠点の事務所・gift_labを恵比寿から清澄白河に移していたわれら。
デザイン事務所としてはこの新たな地で既に稼働していたのですが、
2015年2月7日、新拠点 gift_lab GARAGEに併設した、
LOUNGE & EXHIBIT(カフェ&ギャラリーショップ)が
ようやくグランドオープンにこぎつけました!

GARAGE グランドオープニングの様子。

山ノ家の人気メニュー、妻有豚のキーマカレーと旬菜のキッシュをメインに
「ほぼ山ノ家」のメニューを元気に提供しています。
地酒や手作りのどぶろく、雪下にんじんのジュースなど、
越後妻有で私たちが出会ったおいしいものを味わっていただけます。
山ノ家でそこはかとなく「東京」を楽しんでいただけるとしたら、
ここでは、そこはかとなく越後の「里山」を楽しんでいただけるのではないかと。

まったく何の地縁もなくスタートした山ノ家同様、このGARAGEも
「清洲寮」(GARAGEが1階に入居した、同潤会アパートメントと同年に
建てられたレトロな集合住宅)とばったり出会ったがゆえに、
何の地縁もなく、ここ清澄白河に「入植」したわれら。
本当にありがたいことに、山ノ家がある十日町市松代地区同様、
ここでも地域のみなさんの温かいサポートやネットワークに支えられて
一歩、一歩、ですが、おおむね順調に走り出しました。

グランドオープニングに駆けつけてくださった、
東京の旧拠点恵比寿で出会った方々、
私たちのこうした現在のライフスタイルを方向づけたとも言える
CET(セントラルイースト東京)プロジェクトで出会った面々、
そして、山ノ家の立ち上げを通じて出会えたみんな、
新拠点清澄白河で出会えた地域の方々、
そうしたさまざまな局面と場所で出会えたすべてが
一同に集う状況を目の当たりにすると、山ノ家とgift_lab GARAGE、
里山と東京を行き交う拠点として、双方交流の場を持つ、
呼応する「場」がつくれたことをとてもうれしく思いつつ、
ふたつの「場」がそれぞれに生まれていったことは、
必然であったのだろうかとも感じる今日このごろです。

地元の新名物創作料理開発に参画?

少し雪をかぶった山ノ家。

さて、ここで、2012年初冬の「山ノ家」に時計を戻します。
11月下旬、山ノ家初の地域連携イベント「米をめぐるワークショップ」が
さまざまな幸運に助けられて、何とか活況に遂行できた。
何かがひとつ動き始めると、シンクロニシティが起きるものらしく
秋の間、晴れわたった透きとおるような里山の青空とは裏腹に、
しんみりとどんよりと静まり返っていた山ノ家がにわかに活気づいていく。

実は、「米をめぐるワークショップ」の直前の準備をバタバタと
慣れない手つきで進めていたさなか、地元老舗の蕎麦製造業を営む
「日の出そば」の瀬沼さんがひょっこりと山ノ家を訪れ、
ある相談を持ちかけて来たのでありました。

「このあたりの食材を使って“新しい地元名物の創作料理をつくろう!”
というプロジェクトがあるのだが、おまえたちもいっしょにやらないかい?」
(と、このあたりの方言で話しかけられたのであるが、うまく再現できないため、
まったく臨場感はないのだが「通訳」しています。すみません)

え、私たちのような新参者が参加してよいのでしょうか……?

東京都町田市「しぜんの国保育園 small village」。子どもたちがまんなかにいる保育園とは

東京都内にありながら、いまも里山が残る町田市。
にぎやかな駅前から北へ車を走らせると、
多摩丘陵が広がります。
「しぜんの国保育園」は、そんな緑豊かな場所にあります。

こちらでは、米づくりをしたり、
アーティストとふれあったり、
日本古来の行事を行ったりしながら、
芸術・自然・食を大切にした保育活動を行っています。

園長の齋藤紘良さん。エントランスにある「small village cafe」にて。ここは地域に開かれたカフェとして、園児の父母や地域の方が利用できるようになっています。

この園の園長であり、
ミュージシャンでもある齋藤紘良(こうりょう)さんは、
「子どもたちがまんなかにいて、地域の人たちや
外部の人たちが集まってくる、村のような場所をつくりたい。
そういった保育を実践しながら、
子どもたちがどんな幸せを得られるのか、
考えていきたいんです」と語ります。

園舎は大きな窓から緑が見え、光がたくさん入る、とってもすてきな建物。

写真 品田裕美

設計を手がけたのは、ナフ・アーキテクト&デザインさん。
建物は2014年のGOOD DESIGN賞を、
コクヨファニチャーさんと共同開発した家具は
キッズデザイン賞を受賞しています。
中を歩いてみると、山の勾配を生かした廊下があったり、
給食室がのぞける窓があったりと、
子どもたちのことをよく考えたつくりに。

写真 品田裕美

写真 品田裕美

木をテーマにデザインされた図書室。本棚には、昔この場所に生えていた木を使用しています。丸太のクッションは「sunshine to you!」デザイナーの木原佐知子さんとコラボレーションしたもの。

島の未来を撮り続ける、小豆島カメラ

今年も島を飛び出し、大きなイベントに参加。

先日、横浜にて「御苗場Vol.16 横浜」と「CP+2015」が開催されました。
日本最大級のカメラ・写真イベント。
私たち小豆島カメラのメンバーも参加してきました。

「御苗場Vol.16 横浜」の地域エリアで香川県の一員として参加。

今回は男木島、女木島の写真とあわせて。香川には魅力的な島がほんとにたくさんあります。

小豆島カメラは、写真家MOTOKOさんの呼びかけで始まった、
島で暮らす自分たちの手で「地元を発信し、元気にする」写真を撮るプロジェクトです。
写真イベント「御苗場」に参加するのは2回目。
去年2月、私たちは初めてそこで自分たちが撮った小豆島の写真を展示しました。

あれから1年。4月からスタートした
小豆島カメラ」Webサイトでの1日1枚写真公開はいまも継続中。
すでに300枚以上の日々の小豆島が公開されています。

春。はるみ(柑橘)をおすそ分けしてくれるいわちゃん。

夏。採れたてのゴーヤをバトンに、ヒマワリ畑を走り回る。

秋。中山の棚田で育ったお米とそれを育てた土地の人。

冬。無病息災を祈って火を焚く、とんど。

第6話・神戸元町の バレンタイン・デー

第6話
神戸元町のバレンタイン・デー

神戸の元町にやってきた、グレアムさんと
お友達のアーティスト、鈴木まりやさん。
ちょうどバレンタインの日ということで、
アーティスト二人がなにかを思いついたようです。
ちなみにどの店舗もオープンスタイルなので、
きっと寒いはず、とグレアムさんは心配そう。

「TOTTORI TOTTORU -濱田英明写真展-」写真家の濱田英明さんが鳥取の魅力を撮る!

2月21日(土)から大阪にて、
3月21日(土)から香川にて、
写真家の濱田英明さんによる
鳥取の写真展「TOTTORI TOTTORU」がはじまります。

濱田さんは兵庫県の淡路島に生まれ、
大阪を拠点に活動する写真家さん。
昨年出版された、とってもかわいい兄弟の
写真集「ハルとミナ」が人気になりました。

そのほかにも「KINFOLK」をはじめとする海外誌や
「瀬戸内国際芸術祭 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト」など、
さまざまな雑誌、広告、プロジェクトの写真を手がけています。

©Hideaki Hamada

そんな濱田さんは
鳥取県出身の写真家・植田正治氏の命日に
初めて鳥取を訪れて以来、
数回にわたって鳥取を撮影してきたそう。

濱田さんは山陰らしいくるくると変わる天気や
ものづくりに関わる人びとのすがたを
どのようにとらえたのでしょうか。

写真 ©Hideaki Hamada

「日本全国!地域仕掛け人市」無料開催。好きな地域で働きたい、暮らしたい人必見!

まちの復興や、魅力の掘り起こし、
田舎ならではのブランド作り。
いま日本各地の地域で、さまざまなチャレンジが起こっています。
一方で、自分も地域に飛び込んでみたいという人、そのきっかけを探している人、
地域での仕事や体験プログラムを探している人も多いはず。
その両者の想いをマッチングするイベント「日本全国!地域仕掛け人市」が
2月21日(土)に品川で開催されます。

地域仕掛け人市では、全国30の地域で活躍している50人の
仕掛け人・プロデューサーが大集合。
彼らが実践している新しい価値や仕事づくり、
その面白みや体験を生で聞くことができます。

いつか地域に根ざした暮らしを夢見ながらも、
なかなか飛びこめないのはまだ「実感」が無かったり
地域ですでに暮らしている人の「顔」が見えないからではないでしょうか。
自分がこれまで培ってきた経験を、地域の中に入ったときどのように活かせるのか。
外からやってきたからこそ地域に対して気づける点は?
いろんなヒントが、仕掛け人を通して実感できるかもしれません。
今すぐにでもなくても、いずれ地域でチャレンジしてみたい人には
一歩動き出す良い機会になりそうです。
参加費は無料なのでぜひ!

●開催概要
【日 時】 2015年2月21日(土)13:00-19:30
【場 所】 品川グランドホール(品川駅直結徒歩3分)
      東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー 3F
      http://www.tg-hall.com/contact/
【主 催】 日本全国!地域仕掛け人市実行委員会
【実行委員団体】一般社団法人いなかパイプ/NPO法人ETIC./
        NPO法人学生人材バンク/公益社団法人中越防災安全推進機構
        七尾留学推進協議会/NPO法人北海道エンブリッジ
【参加費】無料

 ●ブース出展地域
 当日会場にて、直接担当者や地域の経営者がお話します。
 ぜひ人柄や雰囲気、チャレンジできる内容をお聞きください!
 ◇北海道札幌市 ◇岩手県・宮城県・福島県 ◇岩手県釜石市
 ◇宮城県仙台市 ◇山形県鶴岡市 ◇埼玉県比企郡ときがわ町
 ◇群馬県みなかみ町 ◇長野県塩尻市 ◇新潟県長岡市
 ◇石川県七尾市 ◇静岡県浜松市三ヶ日 ◇岐阜県岐阜市
 ◇三重県尾鷲市 ◇岡山県岡山市 ◇島根県 ◇鳥取県鳥取市
 ◇高知県四万十町 ◇鹿児島県鹿児島市
本事業は、全国中小企業団体中央会委託事業「平成26年度地域中小
企業の人材確保・定着支援事業」の委託を受けて実施しています。

 ・日本全国!地域仕掛け人市

大きな鍋でつくるジンジャーシロップ

島の生産者さんの力を借りて。

2年前、初めて生姜を育てて、初めてジンジャーシロップをつくりました。
この冬は2シーズン目。
昨年末には何十本かつくり、お世話になった方々への贈りものに。
そして今回は大きな大きな鍋でのジンジャーシロップづくりに挑戦です。

収穫した生姜をきれいに洗ってすりおろします。

使用するスパイスたち。いつもよりずっとたくさん。

すりおろした生姜とスパイスを大鍋に入れていよいよ混ぜていきます。

ドレッシングやジャムなどを缶・瓶に詰めて商品として販売するには、
缶詰瓶詰食品製造業などの許可が必要です。
ジュースなら清涼飲料水製造業、お菓子なら菓子製造業。
この頃はあちこちで6次産業化がうたわれ、生産から食品加工、流通、販売まで
自分たちの手で行うことがなんとなくいいように言われますが、
農家や漁師が食品をつくって販売する、
そして最終的にちゃんと儲けるということはそんなに簡単じゃなくて、
設備も人もノウハウもいるとても難しいことだと感じています。

私たちは農業が主な仕事。
基本的には野菜や果物を育てて、それを販売する。
育てたものがそのままのかたちですべて売れればいちばんいいのですが、
野菜は保存できる期間が限られているし、
かたちの悪いものなどそのままでは売れないものも。
そういうものを加工することで、長期間販売できるようにする。
新たな価値をつけて売れるものにする。

私たちは生姜を育てて販売していますが、保管の問題などもあり、
一部をジンジャーシロップとして加工しています。
自分たちが飲んだり、カフェのメニューとしてお出ししたり、贈りものにしたり。
これを商品として販売するのにはどうしたらいいんだろう。
自分のところでつくって売るには、許可もとらないといけないし、
何より製造できる本数がしれてる……。
1度につくれるのは30本程度、つくるのに丸1日はかかる。
それじゃ商売にならないし、何より本業である農業の時間がなくなってしまう。

あーだこーだと考えた結果、だいだいぽん酢づくりなどでもお世話になっている
島のお醤油屋さん「高橋商店」に相談し、設備をお借りしてつくらせていただくことに。

小豆島のお醤油屋、高橋商店さん。

香川“島旅”撮影ツアー、飛行機と船で小豆島へ

東京から週末1泊2日、カメラを手に。

寒い日が続いています。
そんなよく冷え込んだ冬の週末、東京から飛行機と船に乗って
同世代の女性の方々が小豆島に遊びに来てくれました。

極寒の土庄港でお出迎え。この日は風も強く寒い日でした。

今回来てくださった皆さんは、「香川“島旅”撮影ツアー」の参加者の方々。
香川県、ジェットスター・ジャパン、「Have a nice PHOTO!」による企画で、
東京から週末1泊2日で香川を楽しむツアー。

去年の冬に就航した高松と東京(成田)を結ぶジェットスター。
料金も安いし、時間も早い。
成田空港から高松空港へは約1時間半、
そして高松空港から小豆島へはバスと船で約2時間。
東京から4時間もみれば瀬戸内海の島に着いちゃいます。
私もいつか利用してみたいと思ってるルートです。

ツアー1日目の午後は、小豆島カメラのメンバーが島を案内。
有名な観光地ではなく、思わず写真を撮りたくなる山岳霊場「西之瀧」や、
オリーブ農家さんに会いにオリーブ畑へ。
もっともっと訪れてほしい場所、会ってほしい人はいるのですが、
それはまた次回ということで。

山岳霊場、西之瀧から撮影。

高いところから眺める瀬戸内海の風景は、何度見ても見飽きない。

オリーブ畑にて。生産者の堤さんに会いに。

オリーブ畑でも撮影。

御殿場・御殿流白和え

濃厚な白和えの味を支える、意外な材料。

[ff_textlink_by_slug slug="tpc-foo-tasty-012"]前回[/ff_textlink_by_slug]に引き続き、静岡県の御殿場市よりお届けします。
ご登場いただくのは、引き続きこのお三方。
ナガイちゃん(私の大学の同級生)のお母様、永井すみ代さん。
おばあちゃんの永井いささん。
ご近所に住む、佐藤ちゑさんです。

今回はお母さんに御殿場流の白和えを教えていただきます。
お母さん、ここいらではよく知れた白和えの名人とか。
では続きをどうぞ。

母「東京じゃ、白和えっていうと胡麻使うんだって?」

はい。

母「リエコ(ナガイちゃん)が言ってた。

東京で白和え食べたら、胡麻だったからびっくりしたって」

テツ「あの、お母さん何を使うんですか?」

母「ピーナツ使うのよ、このあたりじゃ」

ほー、それは食べたことないですね。

母「これ、材料」

お母さん、とってもご準備がよくて助かります。

母「それとこれ、スキッピー」

なぬ! 久々に見たぞスキッピー!

子どものとき、好きすぎてパンにつけずにそのまま舐めてたっけな~。

母「ほんとはね、ちゃんとピーナツを擦ってペーストにするんだけど、今日はいいよね」

はい、いいです。

★御殿場流白和え

材料 
絹ごし豆腐 ほうれん草 にんじん こんにゃく 味噌 砂糖 スキッピー(粒なし)

豆腐を水切りしておく(1~2時間)。
にんじんを短冊切りにして茹で、醤油、みりん、酒、砂糖で下味をつけて冷ましておく。
こんにゃくも同様の下処理をしておく(濃いめに下味をつけるのがポイント)。
ほうれん草を塩を入れたお湯でさっと茹で、水気を絞って切っておく。

1. 味噌と砂糖、スキッピーをすり鉢でよくすり合わせる。

2. ボウルに冷ましておいたにんじん、こんにゃくとほうれん草を入れ、も加えてしっかりと混ぜ合わせる。

3. 水切りしておいた豆腐を入れ、ざっくりと混ぜ合わせる。

テツ「けっこう手間がかかるんですね。切ったり茹でたり、練ったり」

母「そうなのよ、1~2時間かかるよね。
だから、いっぺんにたくさん作って、近所に配ったりするの」

ちゑ「この人の白和えは美味しいよ~、美味しくてすぐ食べちゃうよ」

母「おばちゃん、今日もたくさん作ったから持って帰ってね」

ちゑさん、嬉しそうに頷く。

テツ「仕上がったものを撮らせていただきますね」

母「はいはい、どうぞー」

カシャ、カシャ
うーん、つやつやでホワっとしていて、美味しそ~。

母「こんなのも作ってみたけど、どうかな」

! 

朱色のお膳の上に、ずらりとおかずが並んでいる。

テツ「お母さん! すごいですねこれは!」

母「大丈夫? こんな感じで」

テツ「大丈夫どころか、素敵すぎます~」

母「煮豆と、あとこれはちゑさんが作った八頭の茎の酢の物、それとおにぎりね」

うわー、感激~。

母「これ撮り終わったら、みんなで食べましょう」

はい!

パシャパシャ

「山陰柴犬」ってどんな犬? 羊にそっくりな鳥取県の地犬は 性格も山陰気質

この、まるで羊のような柴犬くん!
鳥取県固有の日本犬、「山陰柴犬」という犬種の「コウ」くんです。
山陰柴犬は冬毛が抜ける5〜6月ごろ、
まるで羊のような顔立ちになるのですが、ここまではっきりと
羊そっくりになるのは珍しいんだそう。

こちらがインターネットで話題になったコウくんの動画。

「山陰柴犬」ってどんな犬?

「山陰柴犬」はかつてアナグマ猟で活躍した
因幡犬がベースとなっている犬。
小さめの頭部とスリムで引き締まった筋肉質の身体が特徴です。
猟師である主人の心を読むこと、野山を駆けめぐり、獲物の狭い巣穴に
潜り込んで狩りをすること。その姿と気質が、いまも受け継がれています。
身体能力が高く、お散歩をするときも、ぐいぐいと飼い主を
引っ張ってくれるのだそう。

毛がぬけたコウくん。飼い主の淀瀬さんと一緒に。

また、顔の幅から大きく外に出ない耳や関節の付き方も同様です。
さらに尻尾は遠目でも猟師が犬のサインを
視認しやすいという利点もあります。
そのほか、毛色はやや淡い色で
後頭部から背中、腰にかけてひと刷毛濃いところなどは
見分けるうえでわかりやすい特徴です。

「山陰柴犬」は、「立ち耳・巻き尾」が特徴のいわゆる「日本犬」。
なお、秋田犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬の
日本犬6犬種は国の天然記念物に指定されています。

獲物が潜む狭い巣穴に潜り込むのに、そして深いブッシュをかき分けて進むのに適した姿。

第5話・ストリート哲学者の マークさん、登場

第5話
ストリート哲学者の
マークさん、登場

グレアムさんの神戸日記、第5回め。
お友達のマークさんが登場です。
マークさんはビート世代の詩人で、
ストリートの哲学者。
偶然出会った二人は、三宮の「サンプラザ」に
ランチを食べに行くそうで…

畑に隠れてる、美しく鮮やかな冬野菜

土の中から現れる鮮やかな色。

冬真っ盛り。
温暖な小豆島といえど、やっぱり冬は寒いです。
着込んで着込んで、畑に向かう日々。

冬の農村、遠くから眺めると茶色な感じが少し寂しい。

この時期、田んぼはお休み中、山の木々も葉を散らし、風景の彩度が低い。
初夏の青々とした風景、秋の黄金色の田んぼなんかと比べると、もの寂しい感じ。
ただやっぱり一年の中でこういう静かな時期も必要で、
草刈りや水やり、収穫などの作業量も少なくて、心も体も休めることができる期間。

そんな静かな時期でも畑の野菜たちは元気です。
夏野菜に比べたらずっとのんびりしていますが、
毎日少しずつ大きく育っていっています。

土の中から出てくるのは、紅色の赤かぶ、白と紫のあやめ雪という品種のかぶ。
この冬は、ほんとに毎日かぶづくし!
かぶのお味噌汁に、かぶのお漬物、かぶの炒めもの。
食卓に華やかな色を添えてくれます。

赤かぶとあやめ雪。ほんとにきれいな色。

あやめ雪を塩昆布で和えただけの簡単なお漬物。かぶの味がしっかりしておいしい。

地域デビュー本番のはじまり!

米をめぐるワークショップ開催!

2012年晩秋、「山ノ家」初の地域コラボレーションの出発点となったのは、
「米」をめぐるワークショップ!
まったく人が来ない状況を打開するために、
「地元の里山の魅力を味わい尽くしてもらえるようなイベントを!」
と地域の方々に協力いただいて組み上げたツアープラン。
オープンした夏から知り合えた方々や
動きに注目してくださりながらも来れていなかった方々など、
とにかく縁あったみなさんにニューズレターを配信した。
夏のオープンの喧噪期を過ぎて秋にようやく立ち上げた
フェイスブックにも情報を公開。

それは、すでにイベント開催の3週間前を切ったタイミングで、
集客は絶望的にあやぶまれていたのだが、
蓋を開けてみれば、なぜか男性部屋は満室!の大盛況。
それに加えて、関西からはるばる参加してくれた女性客など、
それなりに賑やかな人数の参加者が都市圏から集まってくれた。
後に回を重ねることになった、この「里山の自然と農」の
記念すべき初ワークショップに参加してくださったみなさんには
今も感謝の気持ちでいっぱいである。
この寂しかった秋の終わりに、
私たちを見つけてくれてありがとう、と。

実はこのワークショップの直前に、請われて
「複数拠点を移動するライフスタイル」について
語り合うトークイベントに出演させていただいていて、
そのトークでファシリテーターを務めた某誌の編集長さんと意気投合。
取材もかねてと、スタッフを参加者として
送り込んでくれたことも大きかった。

山ノ家に到着したワークショップ参加者の面々。

ちなみにその時のトークイベントで、
私(池田)は「ダブル・ローカル」
=複数の拠点を行き来して生活と仕事を持つくらし方
=複数の “地元”を持つ生き方が、
ローカルの過疎の是正に繋がるのでは、と、
初めて「ダブル・ローカル」という言葉をパブリックに発したのであった。
どちらにも「ただいま!」と帰って行くふたつの地元。
それは現在も変わらない。

アート散歩中の参加者のみなさんと案内役の隣人たち。

さて、実際のワークショップツアーはというと、
とれたての新米を味わうクライマックスを楽しみに、
到着すると、まずは松代散策からスタート。
山ノ家の地元、松代周辺に点在する大地の芸術祭作品を鑑賞するアート散歩は
農舞台や松代城山周辺の作品群を、
芸術祭ファンという地元の小学生、大貴くん(vol.2参照)と
彼のお父さんに案内してもらう。
ちなみに、大貴くんの芸術祭作品巡りのパスポートは
各作品を訪ねると押してもらえるスタンプで真っ黒。
生え抜きの芸術祭猛者である。
生まれ育つ場所に、生まれた年から(彼は芸術祭がスタートした年に生まれた)
世界的に評価の高い実験的な芸術作品が存在していたなんて、
何とうらやましい境遇だろうか。
でも、彼にとっては、これは「日常」なんだろうな。

甘酒をつくるところ。

できたての甘酒。

すでに雪が積もっていることもめずらしくない11月下旬の松代だが、
この週末はめずらしく小春日和。穏やかな空気の中、アート散歩の後は、
松代生活の大先輩、かつ「発酵」研究実践家の若井明夫さんを先生に
米のとぎ汁で万能せっけん水を作ったり、塩糀を作ったり、
玄米と米糀だけで甘酒をおこしたりともりだくさんなワークショップ。

紅葉の中を芝峠温泉「雲海」に向かう。

続いて、紅葉に染まる山道を山ノ家から車で登ること約10分。
芝峠温泉の眺めのよい露天風呂で疲れを癒した後は、山ノ家でわいわいと晩ご飯。
ちなみに、この露天風呂、入湯料600円!
十日町市内には多数の良い温泉がたくさんあって、
日帰り入浴はすべてほぼそのくらいの料金。
おそらく全国各地の温泉地もそんな感じなのであろうと思いつつも、
日常的によい温泉に気軽に入れる喜びといったら、もう至福である。
しかも、山ノ家に車で迎えに来てくれるのだ。

申し遅れましたが、山ノ家には車がない。
実は2015年の冬現在も、まだない。
ローカルライフの移動には欠かせない車を持たない私たちは
よく驚かれるのだが、ここに住んでいるメリットのひとつは
コンパクトシティであること。
駅も病院も銀行も農協ストアも5分以内で歩いていける距離にある。
しかも温泉はドア・トゥー・ドア。
今のところ、車を使っていなくても困らないのだ。
とはいえ、さすがに歩いてはいけないが、
行きたい/行かなくてはならない場所も
もちろん多々あるため、近未来には必要かなと思う。

さて、翌朝はきのこ狩りである。
地元のタクシー会社の代表であり、
松代の名ガイドとしても名を馳せる村山達三さんが「きのこ先生」。
この時以来、彼が先生をつとめてくれている「きのこ狩り」「山菜採り」の
ワークショップに参加したことのある方はよくご存知なのだが、
彼の案内はダイハードかつタフな道行きとなること必至。
もうついて行くのでやっとである。
熊除けの鈴をチリンチリンと鳴らしながら
ずんずんずんずん山に分け入っていく。
私たちは息を切らして追いすがる。

きのこ狩りの道行き、分け入る達人追う我ら。

山の達人、達三さん。

「きのこはなあ、朽ちかけている木に生えるんだよ。」
なるほど。
それらしきものを見つけて先生に見せる。
「これはどうですか?」
「これは食えないやつだな。」
ううむ。まったく見分けがつかないな。

ひたすら山道(というか、そこに「道」はない)をかき分けて歩いていくが、
なかなか、「食べられるきのこ」というものにめぐり会えない。

実はもともと、きのこ先生をお願いした時にも、
きのこ狩りとしてはかなりぎりぎりの季節だけどねえ
とは言われていたのである。
時期としては晩秋過ぎると。
いや遅めなのは重々承知ではあったのですが。
本来ならば初雪が降ってもおかしくないタイミングだし。
(なんとこの快晴のきのこ狩りの週末が明けたとたんに松代に初雪が降ったのであった)

ふかふかした落ち葉を踏みしめてさらに分け入る。

必死できのこを探す我ら。

しかし本当に見つかるのか……
と、冷や汗を体感しつつ悩ましく思った瞬間、

ついに!

長野県飯山市の「ふるさと納税」特典に地元産パソコンやタブレット、 液晶ディスプレイ採用

日本で唯一の税金の使い道が指定できる「ふるさと納税」。
それぞれの自治体に税金を納めると、税金の控除が受けられるほか、
寄附のお礼の品として特産品がもらえるところもあるので、
いろいろ調べて活用されている方も多いのではないでしょうか?

さて2015年1月、長野県飯山市では、この「ふるさと納税」の特典に
パソコンやタブレットなどのハイテクデバイスを追加しました!
納税金額によって、マウスコンピューターのデスクトップパソコン、
ノートパソコン、タブレットパソコン、iiyama液晶ディスプレイがもらえます。
というのも、飯山市にはマウスコンピューターの工場があり、
自社工場で製造されている「made in 飯山」モデルもあるからなんです。
普通はお米や野菜など、その土地で採れた農産物が提供されることが多いですが、
ハイテク製品も、たしかに地元の特産品。
これから、ハイテク特産品がふるさと納税に登場することも増えるかも!

長野県 飯山市
悠久のふるさと飯山応援金(ふるさと納税)

田んぼの横で、釜炊きご飯と天ぷらと

かまどを囲んでみんなで食べる。

とある1月の平日のお昼。
「薪でご飯を炊いて食べます。合流しませんか?」
数日前にそんなお誘いを受けて、同じ肥土山地区で暮らす山口さんの家に行くことに。
その日は、1年半前まで島で暮らしていた友人が帰ってきていて、
それもあってみんなで集まることに。

山口さんの家には、みんなが集まれる屋外の広場や小屋があり、
そこでは人形劇が行われたり、ごはん会が開かれたりしています。
私たちも何度か遊びに行ったことがあり、
以前ここで食べた釜炊きの山口さんのお米は本当に本当においしくて、
衝撃的だったのをいまでも覚えています。

うどん作りを教えてくれる山口さん(右)。本当になんでもやれちゃうからすごい!

肥土山にある山口さんち。みんなが集まれる広場と小屋。

その日はお米と天ぷらがあると聞き、これは楽しみ! 
と、私たちも一品用意して行きました。
午前中の畑仕事を終えて、作業着のまま軽トラで走ること3分。
到着すると、知っている人も初めて会う人もいて、わいわいと準備をしてました。
天ぷらを揚げる、うどんの生地を伸ばしてたたんで切る、
お湯を沸かす、そうこうしてるうちにお米が炊ける。
いやー、ありがたい(笑)。

うどん生地をたたんで切る。意外と弾力があってびっくり。

天ぷらを揚げる。とても素敵なコンロ。

揚げたての天ぷらはホクホク。野菜かき揚げ、高野豆腐、リンゴジャムの包み揚げ。

釜からはなんともたまらない白米の香り。
炊きたてのご飯を茶碗によそい、その上に揚げたての天ぷらをのせて、
めんつゆをたらり。いざ、いただきます!
これがもうたまりません。

炊きたてのお米。なんともたまらない香り。

お米の上に天ぷらをオン! 箸がとまりません(笑)。

友人家族。ちびっ子も食べ続ける。

続いてうどんも茹であがり、こちらもいただく。
外でみんなでかまどを囲んで食べるごはんはほんとに最高においしい。
ここに住んでて、こんなところが近くにあって、こんな人たちが身近にいて、
ほんと恵まれてるなーと純粋に思えた瞬間。

大きな鍋でうどん茹で中。

お餅みたいにもちもちしてたうどん。味も香りもしっかり。

かまどを囲んでごはんを食べる。とても心地いい。

デザートは差し入れの手づくりパウンドケーキ。

その日は、1年に1回しかないような特別な日なんじゃなくて、普通の日。
普段の暮らしのなかにこういう時間がある。
これが小豆島暮らしのひとつの魅力なんじゃないかなと思います。

information


map

HOMEMAKERS

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間:金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/

豪華絢爛「可睡斎ひなまつり」。 徳川家康にゆかりある 静岡のお寺に、 1,200体ものお雛様が!

静岡県袋井市にある可睡斎(かすいさい)は
6百年以上の歴史をもつ、徳川家康にゆかりのある寺院。
40年かけて描いたとされる見事な襖絵や
武田勢に追われた家康公が隠れ、命拾いしたという洞穴「出世六の字穴」、
四季折々の花が楽しめる庭園、
「日本一のトイレ」と言われる神様のいる東司(とうす)など
非常に見ごたえのある寺院です。

その可睡斎ではただいま、瑞龍閣(国登録有形文化財)という客殿をつかい、
1,200体のおひな様を並べた豪華絢爛なひなまつりが開催されています。
高さは天井ちかくまで、なんと32段にもなるそう。
その眺めたるや、圧巻です!

瑞龍閣は参詣者を迎える客殿で1937(昭和12)年の建築。二重に格子が組まれた天井には極彩色の模様が描かれ、建築時の照明器具がそのまま使われているそう

ぜひ一緒に見てほしい「トイレの神様」。昭和12年の建築当初から水洗式だそうで、日本一古い水洗トイレとも言われています。だれでも使えます。

四季を表したそれぞれの襖絵も見事

おすすめは冬を表した襖絵。キュンとなる龍の可愛らしい表情!

また、可睡斎という変わった名前の由来は、
むかしここの和尚さんが居眠りをしていたのを
家康公が「和尚、睡(ねむ)る可(べ)し」と
許したことから名前がつけられたのだとか。

歴史と見どころいっぱいの可睡斎、
おひな様がたくさん並ぶこの機会にぜひ訪れてみてください。
また、期間中は吊るし雛教室や尺八の演奏が催されたり
精進料理の「ひなご膳」がいただけるようです
(要予約。団体2,000円 特別ひなご膳3,000円(限定30食) )。

「可睡斎ひなまつり」
開催日 平成27年3月15日(日)まで
時 間/午前8時~午後4時
場 所/可睡斎
拝観料/500円 〈小学生以下無料〉
(室内ぼたん園・諸堂拝観含む)

可睡斎ひなまつり
トイレの神様は静岡にいた!