colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

連載

島の未来を撮り続ける、小豆島カメラ

小豆島日記
vol.094

posted:2015.2.23   from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

credit

撮影:西沙織(CMS)、
竹中あゆみ(PHaT PHOTO)、
小豆島カメラ

今年も島を飛び出し、大きなイベントに参加。

先日、横浜にて「御苗場Vol.16 横浜」と「CP+2015」が開催されました。
日本最大級のカメラ・写真イベント。
私たち小豆島カメラのメンバーも参加してきました。

「御苗場Vol.16 横浜」の地域エリアで香川県の一員として参加。

今回は男木島、女木島の写真とあわせて。香川には魅力的な島がほんとにたくさんあります。

小豆島カメラは、写真家MOTOKOさんの呼びかけで始まった、
島で暮らす自分たちの手で「地元を発信し、元気にする」写真を撮るプロジェクトです。
写真イベント「御苗場」に参加するのは2回目。
去年2月、私たちは初めてそこで自分たちが撮った小豆島の写真を展示しました。

あれから1年。4月からスタートした
小豆島カメラ」Webサイトでの1日1枚写真公開はいまも継続中。
すでに300枚以上の日々の小豆島が公開されています。

春。はるみ(柑橘)をおすそ分けしてくれるいわちゃん。

夏。採れたてのゴーヤをバトンに、ヒマワリ畑を走り回る。

秋。中山の棚田で育ったお米とそれを育てた土地の人。

冬。無病息災を祈って火を焚く、とんど。

Page 2

そして、去年夏から島内島外で写真展やトークショーを行い、
人の前で写真を見せること、話をすることに少しずつ慣れてきました。

トークショーにも参加。香川を語ります。

今回の「御苗場Vol.16 横浜」では、地域エリアで写真を展示。
長崎県、香川県、広島県、富山県のブースが設置され、
私たちは香川県×ジェットスタージャパン企画の一員として参加しました。
私たちの力だけでは、何万人も来るようなイベントで写真を展示したり、
小豆島のことをお話することはなかなか難しいですが、
いろんなご縁に恵まれて今回も参加できました。

いつもお世話になっている方々と。オリンパスの小川治男さん(オリンパスイメージング株式会社代表取締役社長)も一緒に。

来てくださった方々に香川県、小豆島の魅力を伝えます。

昨年の写真展でお世話になったEPSONの池田達也さんと。小豆島カメラとお揃いのストラップ! びっくりです。

「CP+2015」のオリンパスブースでは、島まで写真の講習に来てくれている
田川梨絵さんによるトークショーが行われました。
テーマは「世界に伝えたい日本の風景・文化:香川県小豆島」。
田川さんのお話はいつも本当に魅力的で、今回のトークも聞いてると
小豆島ってこんなところなんだ、行ってみたいなと思わされます。
そして小豆島ってこんなふうに撮れるんだ、撮ってみたいなと。
写真自体はもちろん、人への伝え方、教え方、いろんな点で刺激をもらいました。

田川梨絵さんのトークショー。小豆島をこんなふうに撮れるんだとすごく刺激になりました。

撮り続けること、学び続けること。
そしていろんな人たちとの繋がりを大切にし、助けてもらうばかりでなく、
私たちからも相手にとってうれしいことを返していくこと。
小豆島の楽しい未来をイメージしながら、
小豆島カメラの活動はまだまだ続いていきます。

information


map

HOMEMAKERS

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間:金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/

Feature  特集記事&おすすめ記事

Tags  この記事のタグ