今日のお弁当: 名物、花善 「鶏めし」。 比内地鶏スープを炊き込んだ、 冷めてもおいしい秋田・大館の名品

日本に伝わる、素晴らしい「お弁当」の文化。
今日ご紹介するのは、秋田県大館市の名物、「花善」の「鶏めし弁当」。
主役は、あきたこまちを比内地鶏のスープで炊き込あげた、
しっかりした甘辛い味付けのご飯。
その上に、卵のそぼろと鶏肉の煮付け、
季節の花型のかまぼこと、栗の甘露煮がちょこんと乗っています。
おかずには、がんもどき煮、しいたけの甘露煮、花型の変わりかまぼこ。
ぎっしり詰まったふんだんなお米と、甘辛い味付けがじつに東北らしい。
創業110年以上、昔ながらの製法・味で作られているお弁当です。

後ろに見えるのが、大館駅前の「花善」さん。

「鶏めし弁当」が生まれたのは、戦後まもなくの頃。
物資不足で、配給が米・砂糖・醤油・ゴボウだけだったので、
まとめて炊いてみたところ、好評となり
商品化したのは昭和22年。以前販売していた「キリタンポ弁当」の
売れ残りの鶏肉を煮付けたものを賄いで食べていたのにヒントを
得て、組み合わせてみたのだそう。

「駅弁ランキング」などでもグランプリに輝く、人気の「鶏めし弁当」。
保存料を使っていないので、通信販売は
出来ないのですが、大館の店舗以外にも、
秋田県、青森県、岩手県、大宮駅、東京駅などの
一部店舗で購入可能。
また駅弁イベントで紹介されることもあるようです。

花善「鶏めし弁当」
住所:〒017-0044 秋田県大館市御成町1丁目10番2号
電話番号:0186-43-0870

富山・魚津港 後編

謎の魚ゲンゲと、桜色の甘エビ。

引き続き、富山の港町、魚津からお届けします。
前回、お会いした漁協の浜住博之さんの案内で、
甘エビ漁を営む魚住義彦さん繁子さんご夫婦のお宅を訪ねました。

浜住「今回は無理言ってすみません」

テツ「すみません」

母「上がってください、どうぞ」

テツ「おじゃまします」

応接室へ通していただき、今回の取材内容を説明した。

母「たいしたもんできないよ~。ゲンゲと甘エビだけ、それだけ」

テツ「はい、十分です、ありがとうございます! 
ところで、ゲンゲというのを初めて聞いたのですが、
どんなものなんでしょうか???」

父「この辺りでよく獲れる魚でね、私の船でもたーくさん揚がってましたよ」

代々続く漁師の家に生まれたお父さん、自然と海の世界に入っていったそう。

父「生まれつきの漁師でね、10歳から海に行ってたんだよ。いまは陸まわりの仕事でね」

現在は、息子さんが漁師として後を継いでいる。
お父さんは息子さんが捕ってきた魚を、浜で氷詰めをして市場に出しているそう。

テツ「息子さんは、甘エビとゲンゲを獲るんですか?」

母「うん、そうそう」

テツ「昔からよく食べられていたのでしょうか?」

母「そうやよ~。吸い物でも煮付けでも、なーんでもおいしいよ。
寄せ鍋にしたら最高だよー! 
おかずの支度が面倒になったら、大きい鍋にゲンゲをぶつぶつと切って、
そこへ、白菜、糸こんにゃく、豆腐入れて食べると、
子どもたちも、だまぁ~って、口でチューチュー吸って、歯のところに骨だけ残るのよ、
それをパッと出してね、これやったら、ほかなんにもいらんね~って言うよ」

ゲンゲの話になった途端、お母さんのテンションが急上昇。
そんなにもすごい奴なのか、ゲンゲ。
しかも、チューチューで、骨をパッとって、いったい……。

母「そんで、余った汁にうどん入れて、またチュチュッと食べてね」

お母さん、相当ゲンゲがお好きなよう。

ゲンゲ(幻魚)は富山湾に棲む深海魚で、体長は20センチほど。
色は薄灰色で、全身がヌルヌルとしたゼラチン質で覆われている。
身は白く透き通っており、適度な脂がのっている。
漁村では昔から味噌汁や吸い物の具として使われていた。
いまでは、天ぷらや立田揚げなどでも食べられている。

テツ「お母さんはもともと、魚津のご出身なんですか?」

母「(ニヤリ)ぜぇ~んぜん違うの、北海道」

テツ「あら、じゃぁお父さんに見初められて、はるばる富山にお嫁入りを?」

母「うん、そう、っていうことかね。ハハハハ」

父「まぁ、なんていうか、ついてきた格好でね。エサ投げたら、食いついてきたの」

母「ぼけーっとしとったから、イカの針にくっついてきた」

ワハハハハ。

テツ「おふたりは、なんだかお顔立ちが似てらっしゃいますね」

母「おんなじ魚食べとるから」

ワハハハハ。

テツ「毎日お魚は食べるんですか?」

母「いや、朝昼晩」

おっと!

テツ「朝は干物ですか?」

母「いやいや、刺身」

なーんと、うらやましい~。

母「浜行ってきて、獲ったもんと物々交換したりしてね」

うわ、その交換会に混じりたい。

母「2、3日食べないとね、あ~、刺身食べたいな~ってなるのよ」

体に染みついているのですね。

母「そうすると、ちんこいのでも何でもいいから貰ってきて、
ご飯の上にバーッとのせて食べるとおいしいよー」

やはり、お母さんは魚の話になると熱がこもるようだ。

父「ガパーんて食べるんだよ、食べ方があんだよ。ガパーんて食べんだよ」

ギャハハハハ。

母「さあ、そろそろ作ろうか? お父さんゲンゲね!」

お父さん、にやりと嬉しそう。

父「よっこいしょー」

待ってましたとばかりに膝をポンとひとつ叩き、キッチンに移動。

丸大豆・本醸造・天然醸造 でつくる醤油 奈良・片上醤油

愛情いっぱい進化する昔ながらの醤油

醤油の蔵人の兄貴分。奈良にある「片上(かたかみ)醤油」はそんな頼りにされる蔵元。
兵庫や京都などの蔵元を巡っているときも、片上さんに考えを聞いたという蔵元も多く、
取材当日も奈良の蔵元が話を聞きに訪ねていました。
聞きたくなるのもわかる。片上醤油の片上裕之社長の醤油の話はとにかく面白い。
愛情いっぱい醤油造りを語る表情を見ていると、聞いている側も笑顔になる。
しかも考えに偏りがなく、知識と経験と見識の深さがあるので信頼性が高い。
私もついつい何時間も醤油談議をしたくなります。

「酵母菌は体がでかくてよく食べる弟のように……」と、身振り手振り楽しそうに、わかりやすく伝えてくれる。

丸大豆・本醸造・天然醸造の走り

片上裕之さんが醤油造りを始めたのは31年前。
造り手の多くを出す東京農業大学を卒業後、
祖父がやっていた「片上醤油」を継ぎました。
「帰ってきたときは、うちも外国産の脱脂加工大豆を使って
混合醤油を造っていました。それが普通の時代でしたから」
しかし片上さんは帰ると造りを変えました。
脱脂加工大豆を丸大豆に、混合だったのを本醸造に。
「タイミングが良かったんです」

ちょうど片上さんが帰った頃は丸大豆が見直されてきたとき。
「そのタイミングより前だと『いける』と思わなかったし、
後だったらほかにいっぱいあるから面白いと感じることもなかったと思います」
丸大豆とはその名前のとおり、収穫されたときの丸い形の大豆。
戦前までは日本全体で丸大豆を使うことが当たり前でしたが、
戦後の食糧難を機に丸大豆から大豆油をとった後の「脱脂加工大豆」を
醤油造りに使おうと国を上げて取り組みました。
また、アミノ酸や甘味料を入れた「混合醤油」にシフトせざるを得なくなりました。

「帰ったとき、奈良でも2軒だけ丸大豆・本醸造の醤油を始めた蔵があって、
その醤油がほかの醤油の2倍の値で売れていたので、面白いなと思いました。
しかも僕は大学の卒論で本醸造の研究をしていたんです。
正確に言うとアミノ酸などの変化について調べていたのですが、
その研究は本醸造でないとできなかったのです。
いまでも当時の研究は役に立っていますよ」

片上醤油の大豆を蒸す機械は、脱脂加工大豆には対応しない、丸大豆専用のもの。

黄色くしっかりと醸された醤油麹。

とはいえ、いざ理想の丸大豆で本醸造の醤油を造るには試行錯誤の連続でした。
「まずは濃口醤油を造り始めたのですが、味が安定するまでは何年もかかりましたよ。
仕込む水の割合が多過ぎると薄っぺらくなり、少な過ぎるとたまり醤油のようになる。
大豆55:小麦45など、業界で言われる割合があるけれど、
必ずしもベストの割合とも限らないので、いろいろ試してみました。
少し割合が違うだけでだいぶ味が変わりますよ。
最初は毎年違う味の醤油になっていました。よくそれでも買い続けてくれたもんですよ。
当時は珍しかったし、若かったから応援してくれていたのでしょう」

違う割合で試すと言っても、片上さんの醤油造りは四季の温度変化をいかして造る
「天然醸造」のため、試せるタイミングは年に一度。
それも大量の醤油ができるから簡単な話ではありません。
やっと濃口醤油の風味が決まっても
「その後に淡口醤油、そしてたまり醤油、再仕込醤油の順で造っていきました。
淡口醤油なんて難しくて、いまでも微調整して質を上げようとしています。
どのタイミングで乳酸菌や酵母菌が理想的な働きをするかを逆算して
仕込み時期を変えてみたりね」と楽しげに話します。

桶や蔵の特徴をすべて把握して、適材適所に仕込んでいく。

じっくり搾り、油が出始めたらそれ以上は意味がないからと圧搾を止める。搾った醤油は希釈することなく、そのままを出す。

底尽きぬ醤油造りへの愛情が、醤油好きのファンを呼ぶ

小さな蔵元がさまざまな種類の醤油を造ることは珍しいこと。
「いろいろ造りたくなったんですよ(笑)。
そもそも歴史は誰かがつくったものでしょ。だから僕も石をひとつ積みたいんです。
醤油造りはすでに確立されているように言われるけれど、
やってないことがまだあるんじゃないかと思っています。
最近の材料や道具だからできることがあるんじゃないだろうか? とか。
だからうちの再仕込みも普通じゃないんですよ。
通常、再仕込みを造るときは、一度できた醤油を薄めて、その中に麹を仕込みます。
そうでないと濃過ぎて発酵しないから。でも、あえて薄めずに仕込んでみたら
発酵して、すっごく濃厚な再仕込醤油ができたんです。
それはたまたまうちに浸透圧に強い菌がいたというだけなんですが、
できちゃったんですよね。
たまり醤油だってそう。本家本元のたまり醤油は、
混ぜることなく石を積んで対流させて造るけれど、
あえて混ぜたらどうなるんだろうって思って造り始めました。
これがとんでもなく大変な造りだって後で思い知らされることになるんですが(笑)。
でももう始めたから続けています」

それほど長年かけて積んだ独自のノウハウならば、出し惜しみするかと思いきや
「頑張っている蔵元には具体的な仕込みや原料の割合なども教えますよ。
いろいろ試みてきた蔵元は隠したってわかるんだから、言ったもん勝ちですよ」
とやっぱり楽しげに話します。

そんな片上さんの醤油を買うのは、
「いわゆる『醤油好き』な人が多いですね。
ソースではなく、なんでも醤油をかけたい人とか、
ついつい両面に醤油をつけちゃう人とか。
うちに来たお客様が、たまたま来た別のお客様に
うちの醤油造りを僕より上手に教えていることもよくあるし、
材料を持ち込んで『これで醤油を造って!』と言われることもあります。
そんな醤油好きな人が口コミで広げてくれています」

「うちの再仕込みは通常の再仕込みより濃いのでエッセンスに使うのがおすすめ」と片上さん。トマトソースに混ぜると少し和風になり、コクと深みが増します。

「再仕込みをお吸い物に入れるのがお気に入り」と奥様。深みが増していつもと違うおいしさを楽しめます。

片上さんの目標は、祖父と一緒に初めて仕込んだ醤油の香りを超える醤油を造ること。
まだ何も知らない大学卒業したてのときに仕込んだのに、
とても香りのいい醤油ができ、その香りを超える醤油が未だできないという。
「しかも、あのときは脱脂加工大豆で仕込んだんですよ。皮肉な話ですよね(笑)。
だから、脱脂加工大豆をダメだとは思っていないんです。
丸大豆・本醸造・天然醸造で仕込んできましたが、
それ故に大変な経験もいっぱいしてきましたから、
醤油造りに関するいろいろなことに対して否定する気持ちもなくなります。
ただ、ここまできたら丸大豆・本醸造・天然醸造だからできる
おいしい醤油を追求し続けますよ」
片上さんの愛情いっぱいの挑戦は、終わることを知りません。

材料を持って来て「これを仕込んで」と依頼されることも。気持ちに感謝して丁寧に仕込む。

information


map

片上醤油

住所:奈良県御所市大字森脇329
TEL:0745-66-0033
http://www.asm.ne.jp/~soy/

おやつ好き必見!日本中で見つけた素敵なおやつが並ぶ「Find!おやつ」横浜で開催

とても可愛らしく、ぬくもりの感じられるスイーツを集めた
1日限りのおやつイベント「Find!おやつ」が
10/11(土)に横浜で開催されます!
並ぶおやつは、カフェ店員をしている主催者さんが
日本各地を旅し、個人経営や地元密着系のお店をめぐって
見つけてきたという、とっておきのもの。
ドリンクとセットでいただけます。

個人経営の小さなお店を周る理由は
「つくり手の人柄や好みがたくさん詰まっている」のが面白いから。
お店とお客様、というよりも、つくる人と食べる人、という
垣根のない関係でいられるような、つくり手を身近に感じられるような
お店を集めているそう。

焼印や食にまつわる道具も作っているというカワチ製菓(山形)のユニークな「おやつチケット」。

坂田焼菓子店(長崎)のアップルパイ。りんごがモリモリ入ってますね!

坂田焼菓子店(長崎)の可愛らしいクッキー。

シャララ舎(千葉)のフルーツ琥珀糖入りサイダー。横浜が発祥と言われるサイダーを使っています。

会場は今井俊介さんなどのアート作品が紛れ込むように展示してあるカフェ「Yokoso Cocowa Cafedesu」

今回のイベントでは、
山形県で見つけた「カワチ製菓」の代表的なお菓子「おやつチケット」を
実際にチケットとして使ってみたり、
西早稲田にかつてあったカフェ「toritorinoki」で人気だったという
ヴィーガンケーキも並びます。
さらに、家に帰ってからでも素敵なおやつタイムが楽しめるようにと
奈良のお店「JACINTHE&Cie」 のオーガニックハーブティーや
「DELICIOUS KNOT!」による「Yokoso Cocowa Cafedesu オリジナルクッキー
(最初の写真のシロクマ3点)」がつまった嬉しいお土産つき。
また、開催場所であるカフェが入ったヨコハマ創造都市センターでは
ただいま「Find ASIA」というアートイベントを開催しており
日本、中国、韓国の東アジア3カ国の若手アーティストの作品を
無料でみることができます。
現地以外ではなかなか食べられない選りすぐりのおやつをアートと共に楽しんでみては。

■Find おやつ! ー 日本でみつけた、すてきなおやつを楽しむ会 ー
開催日 10/11(土)
時 間 14:00から17:00
定 員 30名、下記サイトから予約制
参加費 2600円 (たっぷりおやつのおみやげ付)
参加店 王子さまのおやつ(東京)、カワチ製菓(山形)、坂田焼菓子店 (長崎)、シャララ舎(千葉)、
    十番館(神奈川)、DELICIOUS KNOT!(東京)、JACINTHE&Cie(奈良)
会場 ヨコハマ創造都市センター1Fホール (Yokoso Cocowa Cafedesu)

Find おやつ!
各地で出会ったお菓子を紹介するツイッター「日々おやつ」

小布施堂「朱雀」。今年もこの季節がやってきた!栗のまち、長野県小布施町の行列スイーツ。

日本列島はいよいよ秋たけなわ。
キノコや梨、柿など、秋の味覚が食卓を賑わせています。
今日ご紹介するのは、長野県小布施町の
老舗菓子店「小布施堂」の「朱雀」。
とれたての新栗を蒸し、皮を取り除いて裏ごし。
たっぷりの素麺状にして、栗餡の上にふわりと載せた点心です。
毎年栗の収穫期である9月半ばから10月半ばまで、1ヶ月間だけ提供
される期間限定の生栗菓子ということで、開店前からファンが並ぶ
大人気のお菓子なんです。

「朱雀」が食べられるのは、小布施の「小布施堂」だけ。
持ち帰りも出来ません。
なぜなら、むいた栗は空気に触れると性質が変わってしまう繊細な実。
しかも朱雀は素麺状にしているので、空気に触れる面積が大きく、
出来上がってから一刻も早く、お客様に提供せねばならないのです。
小布施堂では、注文を頂いてからお店の裏にある栗菓子工場に取りに走るのだとか。

朱雀の販売期間は10月19日(日)まで。
開店前からたくさんのお客様が並びます。
ことしは小布施堂が経営するイタリアンレストラン「傘風楼」が
栗スイーツ専門店に生まれ変わり、
シェフがアレンジした新商品のモンブラン「朱雀」が味わえるのだそうです。
詳しくはこちら

小布施堂では朱雀のほかにも季節限定の
栗の生菓子、「雁の山(かりのやま)」を提供中。
こちらは大納言小豆の餡と、採れたての栗を裏漉ししたもので
小布施の里山「雁田山」表現した生栗菓子です。
小豆と栗の餡同士の調和と、田舎山の見立てを味わってください。

小布施町は、600年も前の室町時代から栗を栽培し、
たくさんの栗菓子を生み出してきた栗のまち。
この時期は、まちじゅうで栗のお菓子が販売され、
買い物客で賑わうのだそうです。

小布施堂「朱雀」Webショップ

山形新聞「週末芋煮会天気情報」。秋たけなわ、芋煮を愛するすべての山形県民のために

東北の秋の風物詩といえば「芋煮会」。
河原や公園など、野外で鍋を作る行楽行事で、
秋になると東北各地で行なわれます。

特に盛んなのが山形県。
直径6mの大鍋で約3万食もの芋煮をつくる
「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されるなど、
芋煮にかける情熱は他県の追随を許さないものがあります。

そんな山形県の意気込みを表すように、
地元の「山形新聞」には、
9月中旬ぐらいから紙面に「週末芋煮会天気情報」が掲載されます。
これは、日本気象協会から提供される情報を
お鍋のキャラクターで表現したもの。
芋煮は野外で行なわれる行事なので、
天気、気温、風の強弱のデータを総合し、
芋煮日和に最適・適・可・不可の四段階で表しているんです。
この掲載が始まったのは2011年9月のこと。
鍋のキャラクターがカワイイですよね。

山形県では、内陸地方は醤油味で牛肉を使い、
庄内地方では味噌味で豚肉を使うなど地方によって
違うレシピの芋煮が食べられています。
「週末芋煮会天気情報」は新聞だけでなく、
インターネット版の「やまがたニュースオンライン」でも
芋煮情報をチェックすることができます。
掲載は芋煮シーズンが続く10月末ごろまで。

やまがたニュースオンライン

「ローカル食堂 vol.0」上野で開催! それぞれの地域について学び、食べ、つながる。

地元の自慢の観光体験を簡単に購入&
販売できるWebサービス「TRIP」が主催する、
「地域と人をつなぐ、おいしい飲み会」がテーマの
ローカル食堂が10月1日(水)に上野で初開催されます!
ローカル食堂は、各地域に深く関わっているゲストを毎回迎え、
「地域との関わり方」を学び、その地域のおいしい料理をいただきながら
みんなで一緒にかたりあう交流の場。

初めての開催となる今回は、
北海道、東北地方、新潟、高知県をピックアップ。
それぞれの地域を支える4名のトークと
おいしい郷土料理が用意されています。

4名のゲストによるトークセッション。地域・自治体のプロデュースや地域人材育成など関わり方はさまざま

新潟の日本酒に北海道のジンギスカンなど、おいしい食がまってます!

ひとつの地域だけでなく、日本各地の関わり方を一度に知ることができる機会は
なかなかないですよね。
地域の動きに関心のある参加者同士の新しい出会いも生まれるはず。
ぜひ参加してみてください!

「ローカル食堂 vol.0」
10月1日(WED) 19:00-22:00 OPEN
〜 〜 〜 〜 〜  当日のメニュー  〜 〜 〜 〜 〜
18:45   開店                 
19:00  「ローカル食堂」の趣旨説明       
19:15  「知る」各団体の話&トークセッション  
20:15  「食べる」各地のおいしい料理の紹介   
20:15  「つながる」全員で食を楽しみながら交流 
22:00   閉店                 
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
集合場所 東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル10F
アクセス方法 JR 「上野駅」 広小路口 徒歩3分
東京メトロ銀座線・日比谷線 「上野駅」 3番出口 徒歩1分

ローカル食堂 詳細と申込みはこちら

きょうのイエノミ 旅するイエノミ スパークリング清酒と、 天草の車海老

仕事を終えたご褒美はおいしいお酒とおつまみ。
リラックスしたいなら、きょうはイエノミにしませんか。
神奈川県・横須賀市在住の料理研究家・飛田和緒さんに教わった、
手軽で簡単、しかもちょっとした旅気分が味わえる
日本各地のおいしいものと三浦半島の旬の食材を使った、
和酒に合うおつまみを季節感たっぷりにご紹介していきます。

涼しくなってきたなと思っていたら今年もあと3か月。
月日がたつのは本当に早いものですね。
ようやく秋めいた食材がおいしくなってくる季節です。
つやつやの秋ナスにコロコロ太った里芋。
どちらも、あまり手をかけなくてもおいしいおつまみになるし
天草の車海老もそろそろシーズンを迎える頃。
ならば、友人たちを呼んでゆっくりイエノミしてみませんか。
スパークリング清酒で乾杯したら、あとはおしゃべり三昧。
たまには、こんな秋の夜長の過ごし方もいい感じかも。

肌寒くなり、衣替えが気になる時期になると
料理研究家の飛田和緒さんは「大人女子会」を計画し始めます。
それは毎年恒例の自家製味噌を仕込む会。
「ま、味噌つくりは名目で、単に飲みたいだけなんだけど」
飛田さんは楽しそうに打ち明けてくれましたが
仲の良い友だちばかりなので、準備といっても大豆を用意するだけ。
麹や塩は放っておいても、誰かが持ってきてくれるし
おつまみも、いつもの常備菜を多めにつくっておけばいい。
「でも、それだけじゃつまんないでしょ」と
みんなに喜んでもらえるサプライズも必ず何かひとつ。
それが天草から生きたまま届く車海老でした。

●ローカルな逸品「上天草市・丸山水産の車えび」
天草の美しい海から届く贈り物。

おしゃべりしながらの味噌つくりが終わったら
次はお待ちかねのイエノミタイム。
そこでじゃじゃーんと、おがくずに入った車海老が登場。
「もういい年なんだけどね、ほら、そこは女子だから」
元気よく跳ねまわる車海老に、わーわー大騒ぎはするものの
「頭と皮をむいて、みんな勝手に食べ始めちゃうの」
どうやって食べる? と飛田さんが聞いても
いいよ、いいよ、気にしないでと
台所になるべく引っ込まなくてもいいように配慮してくれる。
仕事を持つ友人たちで集まるのだから、お互い忙しいのは承知のうえ。
さすが大人の女子会って感じですよね。
だから、生のままやゆでただけでも甘くておいしい活車海老は
サプライズのお取り寄せ品として大活躍。
きょうは背ワタをとったものをさっとゆでていただきましたが
「みんな、あっというまにひとり5本は食べるわよ」
と、思い出し笑いをする飛田さんです。

そんな飛田さんお気に入りの天草の車海老。
どんな人が育てているのか知りたくて電話をしてみると
「僕は4代目の車海老職人なんです」と
丸山水産の丸山恭徳さんが話をしてくださいました。
なんでも、天草、それも丸山さんの住む維和島は
日本の車海老養殖発祥の地で、ひいお祖父さんも草分けのひとりだとか。
「1905年からということは、もう100年以上前ですね」
なんと明治の頃に養殖を始めたとは、さすが海老好き日本人!
車海老は海老類のなかでも旨み成分がきわだって多い。
でも非常に繊細なので養殖は難しいそうです。

なかでも危機を迎えたのが20年ほど前。
ウィルスのせいで海老が5年連続で全滅してしまい
丸山さんの周りでも廃業者が続出。
天草の車海老養殖は存亡の危機を迎えましたが
なんとか、海老の免疫力を高めることで対処できないか。
丸山さんはそう考えて、さまざまな試行錯誤を続けたそうです。
その結果、免疫成分・フコダインの含有率が高い
海藻の「アカモク」を餌にまぜることで
薬品類を使わないで元気な海老を育てることに成功。
「どうせなら、安心して食べてもらいたいですもんね」
同じ天草の海で採れた車海老の卵を孵化させているので
「ウチの車海老は、生まれも育ちも天草」という丸山さんは
きれいな天草の海の環境を守るため
アカモクを使って海水浄化にも取り組んでいるそうです。

その丸山さんがちょっと動揺したのが
飛田さんちでは、生のままワイワイ食べちゃうんです、とお伝えしたとき。
「そうですか、そりゃおいしいとは思いますよ」
ただ、丸山さん自身は、生で食べたことはないんだとか。
「ほら、生きたまま頭をむしらなきゃいけないでしょ」
それが残酷な気がして、という言葉に愛があると思いませんか?
寒くなってきたら、その車海老も大きく育って出荷を待つばかり。
愛情込めて育てられた車海老、おいしくありがたくいただきたいものですね。

『丸山水産』(熊本県/上天草市)の車海老

●お取り寄せデータ

住所:熊本県上天草市大矢野町維和1430

電話:0964-58-0007

FAX:0964-58-0153

営業時間:8:30~18:00 日休

Webサイト:http://e-ebi.jp/

※車海老の出荷は10月中旬から。500g(18~20尾)で5000円前後が目安。

●便利な常備菜「里芋のポテサラ風」
里芋のねっとり感がクセになる。

誰もが大好きな常備菜といえばポテトサラダやマカロニサラダ。
飛田さんもいつも驚くほど大量につくるとか。
「彼がお子ちゃま舌だからマヨネーズ味が好きなのよ」
大量につくったものの、あっという間にいつも容器はからっぽ。
ご主人にそんなに喜んでもらえるって、幸せですよね。
だからバリエーションも自然と増えていくそうです。
里芋を使ったこの「ポテサラ風」もそのひとつ。
ねっとりした舌触りが独特で、またジャガイモとは違うおいしさ。
これから旬を迎えるブロッコリーも柔らかくゆでて混ぜ込んで
見た目も美しい「ポテサラ風」のできあがり。
「これにね、海苔を加えるのがポイントなの」
ポテサラに海苔? と思うけれど、食べてみてびっくり!
ねっとりしっとりのマヨネーズ味に、香ばしい海苔がとっても合う!
いわば味のアクセントって感じなので、ぜひお試しを。
それにしても「おいしい」という言葉は魔法の言葉。
いわれると誰だってやる気とアイデアがどんどん出るのだから
おいしいと思ったら、出し惜しみしちゃ絶対ダメですよ。

里芋のポテサラ風

●つくりかた

里芋は皮をむいてからゆでる。

ブロッコリーはひと口大に切って柔らかめにゆでる。

1と2を軽くつぶして混ぜる。

3に塩とマヨネーズ、オリーブオイルを混ぜて味見する。

食べる直前に、海苔をちぎって4に混ぜ込む。

※海苔は韓国海苔でもおいしい。

●簡単おつまみ「秋ナスと鶏もも肉の蒸しもの」
秋ナスのおいしさをシンプルに。

「これは本当に簡単なの」
そういいながら、飛田さんは電子レンジをセットします。
あれ? 飛田さんが電子レンジを使うのを初めて見たような。
「そんなことないわよ、よく使います」
とくに、大好きなナスを蒸すときには便利だとか。
近所の直売所でつやつやとおいしそうな秋ナスを売っているので
つい大量に買ってしまい、いまの時期はナス三昧だそうです。
「でもね、こうやって下ごしらえしておけば応用が効くのよ」
あとは、手持ちの調味料をアレンジして、好きな味でいただけばいい。
葱ソースでなくても、ポン酢と柚子胡椒など
あれこれ工夫して食べるのも楽しいですよね。
きょうは鶏もも肉も一緒にチンしたので
おかずにも良さそうなボリュームです。
ポイントは鶏もも肉に片栗粉をまぶすこと。
旨みがとじこめられるし、とっても鶏肉がジューシーに。
秋ナスがおいしい時期に、つくってみてくださいね。

秋ナスと鶏もも肉の蒸しもの

●つくりかた

ナスはヘタを残して皮をむき、水に5分ほどつける。

1を半分に切って塩を軽くすりこむ。

鶏もも肉はひと口大に切り塩少々をもみこみ片栗粉を軽くまぶす。

2と3を耐熱皿に載せ、ふんわりとラップをかける。

4を電子レンジに5分ほどかける。

ナスに火が通ったら、葱ソースをかけていただく。

※葱ソースは、白ネギのみじん切りに、酢、砂糖、醤油、胡麻油を混ぜたもの。
ナスのヘタも食べられるので、切り落とさなくても大丈夫。

●きょうの和酒 松竹梅 白壁蔵「澪」(みお)スパークリング清酒
軽やかな泡のお酒は「大人女子会」にもぴったり。

お米と米麹由来のほのかな甘みとさわやかな酸味。
気軽にしゅわしゅわの泡が楽しめるスパークリング清酒「澪」は
冷蔵庫に常備しておくと、とても気持ちが浮き立ちます。
お料理を選ばないので、ふだんのイエノミには最適だし
食後のカクテルがわりにいただいてもいい感じ。
とくにフルーツとの相性は抜群なので
いまの時期ならブドウやナシと合わせてぜひどうぞ。
もちろん「大人女子会」の乾杯にもぴったりです。
美しいブルーのボトルは食卓を華やかに彩り
楽しいおしゃべりもよりいっそうはずむはず。
国境を越え、世界中の人に愛されているスパークリング清酒を
ぜひ、身近な「イエノミの友」として楽しんでみてくださいね。

松竹梅 白壁蔵「澪」(みお)スパークリング清酒 150ml 300ml 750ml

○問合せ先/宝酒造株式会社

お客様相談室

TEL 075-241-5111(平日9:00~17:00)

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KAZUWO HIDA
飛田和緒

1964年東京生まれ。8年前からレーシングドライバーの夫、娘の花之子ちゃん、愛猫のクロと南葉山で暮らす。東京時代の便利な生活から一変し、早起きが習慣に。ご主人が仕事で留守がちなため、仕事はもちろん、買い出しやお弁当作りにと忙しい日々を過ごしている。毎日の食卓で楽しめる普段着の料理が得意。高校3年間を長野で暮らした経験もあり。

ベーカリードンクの「第3回推しパングランプリ」投票受付中。あなたのまちの人気パンはどれ?

神戸市兵庫区を拠点に、全国に117店舗を展開する
ベーカリー「ドンク」。みなさんのまちにもありますか?
このドンクがただいま、店舗ごとのオリジナルパンに人気投票を募り、
ドンク日本一パンを決める「第3回推しパングランプリ」を開催中。

この試みは2012年にスタートし、今年で3回め。
ドンクでは、各店舗のパン職人たちが独自に商品を開発していて、
商品の3分の1が店舗限定商品。この企画で登場するパンも、
パン職人が知恵を絞り、地域の食材を使ったり、時事性や季節性を
盛り込んだものなんです。それでは推しパンを一部ご紹介!

2013年Facebook投票数1位の店舗、ドンクそごう広島店の「紅玉りんごのクリームパン」(税込¥195)。少し酸味のある爽やかな甘さの紅玉りんごを自家製カスタークリームと合わせ、かわいいりんごの形に焼き上げました。メープルシュガーがほのかに香り、口解けの良いふんわり甘いパンに仕上げました。

ドンク熊本県民百貨店の「おさつブレッド」(税込¥648)。地方の店舗ですが、地元のラジオ番組でも紹介され、健闘中です。クルミを練りこんだフランスパン生地に、鹿児島産のお芋ペーストを塗って、お芋とリンゴを巻いて焼き上げました。周りにトッピングした白ゴマ、黒ゴマの香ばしさが味の決め手です。

2013年グランプリ獲得店、ドンク上六近鉄店の「カリッとモチッと香ばしコーン」(税込¥238)。コーンとプロセスチーズを使用した、お子様からご年配の方まで喜んで頂けるパンです。表面にはバター醤油を塗り、裏面にはゴーダチーズを敷いて焼いています。昔なつかしい味わいが口いっぱいに広がります。ビールのお供にもピッタリですので家族だんらんのひとときにどうぞ。

投票の仕組みは...
10月5日(日)まで、各店舗において自店オリジナル商品推しパンを販売。
店頭での試食で「おいしい」と思ったら「イチオシ」シールを
専用ボードに貼って投票。最終的には、販売個数と「イチオシ」シール数、
ドンクFaceBook特設サイト上に寄せられた「いいね」数を集計し、順位を決定。
10月末にグランプリを発表します。人気上位8品(予定)に輝いた商品は、
2015年の2月16日(月)~3月8日(日)に、全国ドンク店舗で期間限定販売される予定。
各店舗のパンはWebサイトにて公開中。地元のパンをチェックしてみてはいかがでしょう。

ドンク「第3回推しパングランプリ」
ドンクFacebook

今日のおやつ:秋田の郷土菓「まち子姉さんのごま餅」。圧倒的なゴマ感!白ゴマと黒ゴマたっぷり

今日のおやつは、秋田県・旭南高砂堂の
人気商品「まち子姉さんのごま餅」。
山と緑に囲まれた上小阿仁村で育った元店長のまち子姉さんが、
地元の婦人会から教わったというお餅です。
これは、、ひとくちいただくとその柔らかさと
圧倒的な「ゴマ感」に驚きます!
それもそのはず。なんと、全重量の80%がゴマだそうです。
ゴマのペーストをモッチリと固めたような感じで
すりつぶしたゴマのザラザラとした舌触りが
さらにゴマ感を増幅させます。
噛めば噛むほどに特有の香ばしさと
あっさりした甘さが口いっぱいに広がります。

持ち上げるとびよーんと伸びる。しっとりとして柔らかいです。

ゴマに含まれるゴマリグナンには
活性酸素を撃退したり、若返り効果もあるそうで
おいしいだけでなく体にもいいおやつです。
お餅といっても手で簡単にちぎれるほど柔らかいので、
お年寄りでも安心していただけますよ。
また、黒ゴマと白ゴマが絶妙に交じり合っている模様が
虎に似ていて高級感があるかも?
お土産にもお薦めです。ぜひ!

旭南高砂堂

富山・魚津港 前編

それは、東京の魚津から始まった。

4月の中旬、コロカルの撮影で富山へ行くことになった。
富山といえば、何と言ってもホタルイカ。
子どもの頃からホタルイカが大好物で、旬になると
魚売り場に並ぶそれを見ては、ついごくりと喉を鳴らしてしまう。
そのホタルイカ漁のメッカである富山に、ずっと行ってみたかった。

撮影は1日で終わるとのこと。
ならば、延泊して美味しいものにありつきましょう。
さて、どうリサーチしたものかと考えながら、帰り道をぼんやりと歩いてると、
目に飛び込んできた「魚津」という居酒屋の看板。
おっと! 魚津といえば、富山の港町ではないですか。
20代の頃からちょくちょく寄らせてもらっているこのお店。
旬の魚と日本酒が、とびきり美味しい。
ひょっとすると、富山の有力な情報をお持ちなのではあるまいか。
お店の方と特に顔なじみというわけではないが、ダメもとで聞いてみよう。

富山のお酒を始め、各地の日本酒が味わえます。旬のお刺身とぜひ。「魚津」 住所:東京都杉並区荻窪5-29-11 TEL:03-3393-4629 詳細はこちら

ガラガラガラ~。
店員「いらっしゃいませ!」
威勢のよいお出迎えに、少々気まずさを覚える。

テツ「すみません、あの、飲みに来たのではなく、ちょっと伺いたいことがありまして」

店員「???」

テツ「今度、富山にいくことになったのですが、
美味しいお料理を作ってくださる方をご存知ないでしょうか」

店員「……ちょっとお待ちくださいね」

ご主人が厨房から出て来てくれた。

テツ「突然すみません。
今度富山に行くのですが、郷土料理を教えてくださる地元の方を探しておりまして」

一瞬きょとんとした表情を浮かべたご主人。
腕組みをしながら、ぐるっと考えをめぐらせてくださっている様子。

ご主人「電話してみるよ」

どこへ?

ご主人「あー、東京の魚津です」

しばらく会話が続いた後

ご主人「はーい、ありがとうございますー」

電話を切る。

ご主人「吉田鮮魚店ってとこに電話したんだけどね、
漁協に電話したらいいって、話通しとくからって」

電話番号を書いたメモをご主人から手渡された。

!!!

なんというスムーズな展開!

テツ「ありがとうございます!」

思い切って開けてよかった~、魚津の扉を。
その後、ご主人オススメの宿など、富山情報をたっぷり教えていただいた。
お礼を伝えて店を後にする。

後日、魚津漁協に連絡をしてみると、地元の方を当ってくださるとのこと。
どんな出会いがあるのやら、いよいよ楽しみになってきた。

日光〈ニュー和加奈〉 名物の大きな唐揚げ、ナス焼き、 茶碗蒸しをのんびりと

イラストを拡大

知らないまちの、知らない居酒屋。

「高速道路の入り口までになかったら、あきらめよう」
日光江戸村で撮影のお手伝いをしていたお仕事の帰り道。
数日間のロケ弁当しか口にしていなかった3人が乗った車の中での会話。
せっかく遠いところに来たのだから、最後においしいものでも食べて帰ろうと。
飲食店の閉店時間が迫る中、国道を走る車は、
高速道路の入り口までもうすぐのところで、ぼんやり明かりが灯った看板を発見! 
「ニュー和加奈」と書かれたお店は、ちょうちんもぶら下がって、居酒屋の佇まい。

車から駆け下り、縄のれんをくぐって、
店主に尋ねると、カウンターなら大丈夫ということ。
どうやら、ひとりできりもりしている様子。
この店主の顔を見て、二言三言のやりとりで、
ここはいい店なんだと確信した私は、
ええ感じよ、と車を停めてから友人たちと再び入店。
店内は、カウンターのほかはお座敷。けっこう広く、
連ねた机の上には、宴の後の皿やコップが置かれたまま。
団体客が帰った後の店内は、がらんとしています。
座敷の端っこで地元の草野球の(草野球というのは私の妄想ですが……)
メンバー3人がビールと酎ハイ片手に飲み会。
そのお客さんの注文の揚げ物を揚げる音が店中に響いています。

「旭川食べマルシェ」が東新宿ローソン内に本日オープン! 北海道旭川市のアンテナショップ

各都道府県や地方自治体の選りすぐり商品が並ぶアンテナショップ。
実はコンビニ「ローソン」内にも
いくつか併設されている所があるのをご存知でしょうか?
参考:「24時間あいてるアンテナショップがある」-デイリーポータルZより-
そして本日、東新宿駅直結のローソン新宿イーストサイドスクエア店に
北海道旭川市のアンテナショップ「旭川食べマルシェ」がオープン!
アンテナショップを併設しているローソンはこれで8店舗めになります。

お店のディスプレーは旭山動物園をイメージ。白くまやゴリラが迎えてくれます。

旭川市とローソンの方々による除幕式がおこなわれました。旭川のキャラクター「あさっぴー」と、ローソンのキャラクター「ポンタ」もかけつけました。服の模様がそろってますね!

店内入ってすぐのところに、80品目ほどの商品が並びます

もちろん旭川ラーメンも!

大人気の旭山動物園の関連グッズも!

場所は外国の方も多いというオフィスビルや飲食店が並ぶ駅直結の好立地。

店内には地元でも人気の商品が並び、
また旭川市やその周辺の情報が得られるようにと
観光情報ラックが設置されています。
今後商品は随時かわっていく予定で、
品揃えによって旭川の四季を感じたり
より多くの人に旭川の美味しいものを広めていきたいとのことでした。
地元でしか味わえないものが手軽に、
しかも24時間楽しめるのは嬉しいですね。
新宿に行った際はぜひ寄ってみてください!

おすすめは旭川の人は必ず食べたことがあるという「カステーラ」(税抜80円)。開店記念にいただいちゃいました。

柔らかくて甘くて素朴な味。牛乳と一緒に食べたい!

■店舗概要
店舗名 :ローソン新宿イーストサイドスクエア店
店舗住所:東京都新宿区新宿6-27-30 B1F

ローソン アンテナショップ一覧

今日のおやつ: 「甲陽園の陽子さん」 「大吟醸純米酒ケーキ」 兵庫県西宮市、ケーキハウス ツマガリから

今日のおやつは、兵庫県・西宮市の老舗お菓子店、
「ケーキハウス ツマガリ」さんが作る
お菓子「甲陽園の陽子さん」。
ふっくらとして香ばしい生地は、小麦粉を使わず、
アーモンド粉だけを贅沢に使ったもの。
中には特製プラリネクリームがサンドされています。
コーヒーや紅茶と相性がぴったりで、ティータイムにゆっくりと頂きたいお菓子です。

「陽子さん」というのは、
パッケージにあしらわれている少女。
画家の中島潔さんが描いた、
ツマガリ社長の次女、陽子さんなんです。
やさしい雰囲気が、お菓子の味とぴったりのイメージ。

ツマガリさんでは、創意工夫にあふれたお菓子を
たくさん作られています。
こちらは「大吟醸純米「極上白鷹」酒ケーキ」。
西宮は酒蔵がたちならぶ日本酒のまち。
これを活用するべく、フルーティーな純米大吟醸を、
スポンジケーキにしたたるほどたっぷりと含ませた
ジューシーなケーキを作りました。
あっさりと食べやすく、日本酒が苦手な方でも、
これならおいしくいただけそう。
西宮のお菓子屋さんたちによる、西宮洋菓子研究会プロデュース企画
「The SAKE SWEETS」で生まれたお菓子です。

「津曲つむじ」は期間限定の商品です

これらのほかにも、ツマガリさんでは魅力的な
お菓子をたくさん作っています。「甲山大師道(かぶとやまたいしみち)」や
「風の北山公園」など、地元の名前が付いたお菓子はお土産にもぴったり。
通信販売も充実しています。

ケーキハウス ツマガリ

オーガニックたまり醤油を海外へ 愛知・丸又商店

丸又商店は、たまり醤油の代表産地、愛知県「武豊町」にある1軒。
原材料は丸大豆と塩のみ。
そしてすべて木桶でたまり醤油を造り続け、約30年前からは、
有機やオーガニック認証の大豆で仕込んだものが9割となりました。
そのうち多くを海外に輸出するなど、約20年前から世界各国に輸出を進めています。

有機JAS認定「オーガニックたまり」。

昔ながらの造りだから出せる、地元で愛されてきた味を造る

「最近は地元の人もたまり醤油を使わなくなってきましたし、
小麦を使って濃口醤油の風味に近づけたたまり醤油が増えました。
うちみたいに、大豆だけで造るたまり醤油はもう少ないですよ」
丸又商店の出口智康社長は静かな口調で話してくれました。

濃口醤油は大豆と小麦をおおよそ半分ずつ使って仕込むのに対し、
たまり醤油は主に大豆を使います。
もともとは大豆だけで仕込んでいたけれど、
最近は小麦の割合も少しずつ増えてきたようです。
「戦前までは、愛知の醤油といえばたまり醤油で、
何にでもたまり醤油を使ってきました。
僕はいまでもすべての料理にたまりを使います。
やっぱりたまり醤油を使うと、おいしいんですよね」
そう話す表情を見るだけでお腹がなりそうになります。
たまり醤油が身近にない私にとって、
何にでもたまり醤油を使う愛知らしい食卓に心惹かれます。

桶底の呑み口からわずかにとれた希少価値の高い「生引き」でとれたたまり醤油。有機JAS認定「オーガニックたまり」は、この製法のもの。

「僕などんな料理にもたまり醤油を使います」と出口智康社長。

出口さんの案内のもと蔵の中に入ると、70本もの木桶が出迎えてくれました。
木桶が並ぶ部屋の扉の向こうにまた木桶がずらり。
桶屋が言うには、150年経っているのもあるとか。
桶の上には丸い石が重ねられ、「汲みかけ」という、
もろみから染み出てきた醤油を柄杓で汲んで
もろみにかけるための丸い筒が出ています。まさに昔ながらのかたち。
「戦後トヨタを中心に、人や物の動きが大きくなり
関東・関西からもいろんな醤油が愛知県に入るようになって、
濃口も入ってくるようになりました。さらに価格競争が起きて、
ついには1リットルあたりの単価が全国でいちばん低くなりました」
醤油の中で最も価格の高いたまり醤油は、価格の面でも消費者が離れやすく、
濃口醤油に慣れた人がたまり醤油に戻るのは少ないもの。
それでも丸又商店では、手間ひまのかかる昔ながらの製法で造り続けます。

「昔の人が考える造りは理にかなっていると思うんです。
木桶には蔵の菌が過ごしやすいですし、
桶は環境にも優しくてタンクよりも長く200年ほど使い続けられます。
自然のサイクルにも合っています。林業の人が森に入って桶用の杉を育て、
その木で桶がつくられ、自然の力を借りて醤油が造られる。
そして、できた醤油は力強さがあっておいしい」
15年造り続けるほどに実感が深まっていると、出口さんは言います。

オーガニックのたまり醤油を仕込む木桶。 蔵の中には70本もの木桶がずらりと並ぶ。

昔ながらに、木桶の中にもろみを入れ、石を乗せ、汲みかけして造る。

海外で支持される

丸又商店の輸出を後押しする要因のひとつが「グルテンフリー」。
海外では小麦アレルギーの人が多いため、
「大豆100%。小麦は使わない」にこだわる丸又商店のたまり醤油は喜ばれます。
ただし、最近は大手による安いグルテンフリーの醤油が海外で出回り、
放射能や円高の影響も受けて大変なのだそう。
それでも価値の高い丸又商店さんの醤油は差別化できています。
「大豆に水をつける工程が、まず最初に重要なポイント。
漬け過ぎるとべちょっとした麹になるし、足りなければ中まできちんと蒸せない。
もう5分で蒸しが全然違うから、最後の10分くらいは細かくチェックしています」
などと蔵の中を歩きながら静かに出てくる出口さんの言葉には、
長年理想のたまりを追い求めて実直に造り続けてきた深さがありました。
消費者が現場を見ることもない、遥か離れた海外でも選ばれているのは、
大豆100%へのこだわりと、木桶で昔ながらの造りを
丁寧にしているから出せるおいしさゆえ。

搾りたてのたまり醤油。

「濃口醤油に少し足す」がおいしさのポイント

丸又商店のたまり醤油は、日本では加工食品の会社や飲食店で使われることが多い。
大豆から生まれた濃厚な旨味と食欲をそそる濃い赤色を生かして、
佃煮や総菜、名古屋のひつまぶしや焼き肉に使われているのだそう。
その多くは「濃口醤油に少し足す」という使い方。
コクや甘味や照りが出るという。これは実践してみなければ!

と、早速白米を使った「おやき」を作ってみると、想像以上に違いました。
濃口醤油を使ったおやきより、たまり醤油を使ったおやきのほうが断然食べ応えがある。
香りも味も奥行きがあり、力強さを感じます。
調理している時から、「あ、これはおいしいわ」と、香りで実感がわくほど。
家族に食べてもらっても、たまり醤油を使ったほうがすぐになくなりました。

外国で評価されているのも嬉しいけれど、まずは日本人である私が楽しんでみよう。
豊かな旨味を口の中で楽しみながら次の料理への想像が膨らみ続けます。

白米を使ったおやき。左がたまり醤油、右が濃口醤油を使ったもの。たまり醤油を使ったほうが味わい深く、照りもいい。

勝手に作る商店街サンド: 島根県・浜田駅前編

商店街サンドとは?

「商店街サンド」とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。

以前東京の3つの商店街(戸越銀座、麻布十番、巣鴨)で試してみたところ
どれも個性的なサンドイッチができあがり、感動するほど美味しいものができたので
それを日本各地の商店街でもやってみよう、というのがこの連載の趣旨である。
また、美味しいものが食べられるだけでなく
同時にまちの様子を知ることができるという一挙両得の旅でもあるのだ。

こちらは戸越銀座サンドイッチ。「商店街で勝手にサンドイッチ作っていくと美味しい」-デイリーポータルZより。

石見神楽がさかんな浜田で作る。

記念すべき第一回目は、島根県の浜田駅にやってきた。
アンパンマンに匹敵するほど子どもが夢中になるという
珍しい伝統舞踊「石見神楽(いわみかぐら)」がさかんな地だ。

石見神楽は古事記や日本書紀を原典とした舞で、
ストーリーを知らずとも、そのきらびやかな衣装(全てがオリジナルの特注品)、
テンポの速いお囃子、舞子の激しい動きにどんどん引き込まれる。
神社の祭壇やイベントホールなどで毎週のように行われるので
石見地方に行ったら必見の催し物だ。
ちなみに演者はみな別の仕事を持っていることもあり、
夜8時以降に行われることが多いのも特徴。

写真を撮っていたらちょうど手前にある仕掛け時計が動きだした。

子どもからおとなまで夢中になる「石見神楽」のミニチュア。かわいい。

本物はすごい迫力! こちらの演目は「大蛇(おろち)」。広い会場では大蛇がもっと増える。

笑いと拍手が絶えない演目「恵比寿さん」。伝統芸能でこんなに笑いがおこるのは珍しいのでは!?

今日のおやつ:「かきたねキッチン」。大阪の老舗おかき屋さんが作った塩ダレ、カレー風味の柿の種

今日のおやつは、大阪で110年あられにこだわり続ける
老舗「とよす」さんのブランド「かきたねキッチン」から。
「かきたねキッチン」は、十種類以上のフレーバーが揃う、
濃厚な風味の新型柿の種。
あらゆる国や地方の料理を美味しくアレンジして取り入れる
日本のキッチンにならい、様々な味のエッセンスを「柿の種」に加えているんです。
今回は「海鮮風塩ダレ+アーモンド」と「和風だしカレー+ジャイアントコーン」を
選んでみました。

「海鮮風塩ダレ+アーモンド」

「海鮮風塩ダレ+アーモンド」は大人気のフレーバー。
中華料理屋産で食べる海鮮中華汁麺の味がしっかり柿の種についています。
パリパリっとした固い歯ごたえと、ピリっときいた黒胡椒がアクセント。
まろやかなアーモンドが良いアクセントになっています。

「和風だしカレー+ジャイアントコーン」

こちらは「和風だしカレー」。
カツオだしのカレー風味は、クリーミーなカレーうどんを思わせるまろやかさ。
付け合せはジャイアントコーン。バリっとした歯ごたえで
カレーとの相性ぴったりです。

ほか、「サワー&スパイシー チキンのマスタードソース」、
「京・清水七味屋本舗製 山椒とたまり醤油合わせ」、
「和歌山県産の 南高梅(フリーズドライ)とざらめ」など
ユニークなフレーバーがたくさんの「かきたねキッチン」。

店舗ではミックスの量り売りがあるほか、
通信販売も充実しています。

とよす「かきたねキッチン」

横浜で60年間愛される銘菓「ありあけのハーバー」。柳原良平さんのレトロパッケージもカワイイ

今日のおやつは、神奈川県横浜名物のお菓子、
「ありあけハーバー ダブルマロン」。
県外の人にとって、神奈川のお土産といえば、
鳩サブレやシウマイがよく知られていますが、
この「ハーバー」は地元の方にはお馴染み。
1954年から横浜で販売されている、歴史あるお菓子です。
横浜ゆかりのイラストレーター、柳原良平さんのイラストが
あしらわれたパッケージがレトロでキュート。

ソフトなカステラ生地でつくられた、
葉っぱのようなフォルム。これは横浜の港に立ち寄る船を
かたちどったもの。

この「ダブルマロン」は定番のマロン味で、中身には
栗餡が入っています。栗餡の中には、砕かれたつぶつぶの栗が
たっぷり。しっとりとおいしいマロンケーキです。

じつはこのハーバーは一度、販売会社の倒産によって、
1999年に市場から消えてしまったことがあるんです。
そこで元社員たちがハーバー復活のために立ち上がり、
横浜の企業から新しく販売できることになりました。
しかしハーバーのレシピは公開されていなかったため、
製造担当者らの経験やカンによって再現が行われ、
2001年からみごと販売が再開された...というドラマがあるのだそう。

いまも昔も愛される「ハーバー」には、
マロンの他にも、チョコレート味とミルク味があります。
ぜひ横浜みやげにどうぞ!

ありあけハーバー ダブルマロン

今日のおやつ:茨城発「究極のメロンパン」。メロン果汁と果肉だけで練り上げて、もっちもち!

今日のおやつは、茨城うまれの「究極のメロンパン」。
なんと、水を使わずに完熟メロンの果汁と果肉だけを
使った贅沢なメロンパン!
茨城で採れたメロンをふんだんに使っていて、
袋をあけるとむせ返るようなメロンの香りがします。
モッチモチでふわふわの生地にまろやかな
カスタードを挟み込んだ、とってもおいしいおやつです。
作りては神栖市の鹿島製菓さん。
茨城の特産品を原料に使うお菓子屋さんです。

茨城は、メロンの生産量日本一のところ。
このメロンパンは、JA茨城旭村農協と協力し、
仕入れたメロンを完熟になるまで熟成。
生地づくりには、水は使わずにメロンから出たメロン果汁だけを使用しているのがすごい。
またメロンの果肉は、パン生地に混ぜると膨らまないので、
特殊な工夫をして膨らむように工夫しているんです。

こちら全体像。鹿島サッカースタジアムや催事等では一日に1,000個売れる日も。

表面のクッキー生地にもメロンをたっぷり使用。生地がモチモチしています

メロンパンというより、まるでケーキのような
「究極のメロンパン」。お値段は一つ200円程度。
通信販売や、茨城県のアンテナショップで販売されています。
ちなみに東京・銀座のアンテナショップ「茨城マルシェ」は
9月3日にリニューアル・オープンしたばかり。
お買い物できるマルシェと、お食事どころのビストロ
のふたつが楽しめます。こちらもぜひ!

・鹿島製菓「究極のメロンパン
茨城マルシェ

「瀬戸内生活工芸祭2014」素敵なクラフトとおいしいものが集結

9月13日(土)から、香川県高松市にて
「瀬戸内生活工芸祭2014」がはじまります。
これは、2012年に初開催され大好評を博した、
クラフトフェアを中心に展開するイベント。
瀬戸内の島やまちに、作家たちが
丹誠込めてつくったものたちが集まります。

瀬戸内生活工芸祭2014オフィシャルブック『「生活工芸」の時代』(三谷龍二+新潮社編)

クラフトフェアの出店者は、一般応募で集まった皆さん。
選考委員会は、
桜製作所の永見眞一さんや
建築家の中村好文さん、
グラフィックデザイナーの山口信博、
ミナ ペルホネン デザイナーの皆川 明さん
をはじめとする目利きの方々。
クラフトフェアのほか、
四国のおいしいものが並ぶ「せとうちマルシェ」、
女木島からインスピレーションを受けた作品展
「島の家の6つのギャラリー」など、
見どころがいっぱいです。

■瀬戸内生活工芸祭2014の楽しみ方

林志保さんの陶磁は、象形文字のようなうつくしさ

瀬戸内生活工芸祭は、女木島と玉藻公園の二会場にて開催。
作家さんに会える「野外クラフトフェア」を楽しみたい方は、玉藻公園会場へ。
木工・漆、石、紙・竹、陶磁、ガラス、金属、
布・染織・フェルト、皮革、アクセサリーなど、61名の作家が参加します。

名古路英介さんのラウンドカップ(飴塗線刻、黒染・弁柄染拭漆)と隅切盆

大阪より参加、八田亨さんの陶磁

濱中孝子さんのタネをイメージしたアクセサリー

お楽しみは、おなじく玉藻公園で開催される「せとうちマルシェ」!
パンやコーヒーのお店など20店以上が並びます。

おもてなし商店×CARDAMONさんの薬膳カレー

瀬戸内の海辺カフェumieさんの焼きたてスコーン

女木島会場では、
作家の三谷龍二さん、岩谷雪子さん、恩塚正二さん、
ナカオタカシさん、熊谷幸治さん、吉田次朗さんが
古民家などを舞台に「島の家の6つのギャラリー」を開催。

岩谷雪子さんが展示を行う民家

岩谷雪子さんの作品。今回は女木島に通い収集した植物から作品をつくります

飲食店がリレー形式で出店する「おいしいリレー」には、
高知の喫茶店 terzo tempoさん(9月16-17日)、
旅するレストラン トラネコボンボンさん(9月22-23日)などが登場します。
展示と合わせて訪れたいですね。

terzo tempoさんのカキ氷

トラネコボンボンさんのお弁当

こんな素敵なものたちが一堂に会するなんて、
瀬戸内からますます目が離せなくなりそう!
また9月12日には、瀬戸内生活工芸祭2014オフィシャルブック
「生活工芸」の時代』も刊行されます。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

玉藻公園会場
野外クラフトフェア+せとうちマルシェ 
9月20日(土)→21日(日) 
20日/11:00〜16:00
21日/9:00〜16:00
入場料 300円(1日限りフリーパス)
女木島会場
島の家の6つのギャラリー+おいしいリレー
9月13日(土)→23日(祝) 
11:00〜16:00
入場料 800円(期間中フリーパス)

瀬戸内生活工芸祭2014
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今日のおやつ:山口のユニット「カピン珈琲」プロデュース。津和野のようかん「koinosato」

今日のおやつは、山口県山口市で活動する
出張喫茶のユニット「カピン珈琲」さんがプロデュースする
k o i n o s a t o」。

山口と島根県の県境に位置する津和野町の
老舗和菓子処「三松堂」さんに、古くから伝わる
伝統のようかん「鯉の里」をモダンな装いでパッケージ。
まったく新しい顔になりました。

箱にあしらわれているのは「カピン珈琲」のマーク。

ようかんとは思えないパッケージです!

中身はキューブ型。

ようかんは、キューブ型のひとくちサイズ。
外側はまるできんつばのようなシャリっとした食感で、
そのまま舌の上で転がしているとゆっくりと溶けていく、上品な和菓子です。
控えめな甘さで、濃い目の珈琲と相性が良さそう。

このようかんは、岡山県備中で採れたの赤小豆と最上級の砂糖、
岐阜県山岡町産の細寒天など、選りすぐりの材料で作られています。
材料自体は普通の練りようかんと同じなのですが、
三松堂さんに伝わる一子相伝のレシピによって、
ほかにはない食感に仕上がっているのです。

カピン珈琲さんのWebショップでは、ほかにもオリジナルのドリップコーヒーポット
セレクトした雑貨などを販売されていますので、ご興味ある方はぜひチェックを。
などなど、カピン珈琲さんのユニークな活動をご紹介したコロカル記事はこちらから!

koinosato
カピン珈琲

前方後円墳の「古墳ゼリー」が 話題沸騰!島根・出雲大社のお隣 「古代出雲歴史博物館」

ただいま、島根県は出雲大社のお隣にある、「古代出雲歴史博物館」の
カフェで提供されている「古墳ゼリー」が話題です。
モチーフは、見てのとおり誰もが知る「前方後円墳」!
抹茶味で、あんこと生クリームがおしゃれに添えられています。

注目は、古墳の周囲の堀の部分に、
水を模して抹茶ラテが張られている
細かい演出。古墳ファンをも唸らせる出来です。
お値段は税込み500円、一日限定20食。
企画展「倭の五王と出雲の豪族」にちなんだ限定メニューとして、
会期中の9月15日まで提供されています。

ちなみにこちらの古墳、かわいいだけではありません。
博物館による、「食べてみた人にだけわかる」仕掛けが
凝らされているのがミソ。
食べられた方はゼリーの中身を覗いてみてください。

「倭の五王と出雲の豪族」限定メニューにはこの他にも、
古墳と馬型埴輪のカプチーノ・アートもあります。
勾玉クッキーがカワイイ! 是非ゼリーとご一緒に。

そもそも出雲地方は「神話のふるさと」と言われる、
神話とゆかりの深い場所が数多く存在するところ。
この博物館には、日本の神話を裏付けるような
遺跡から出土された品などが公開されています。
ユニークなおやつを味わいながら、
神話のロマンに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

古代出雲歴史博物館

表面はふっくら、中はもちもち。秋田県大館市の皆さんが作った「本場大館きりたんぽ玉手箱」きりたんぽまつりも開催!

※写真はイメージです

秋田県に伝わるハレの日のごちそう、きりたんぽ。

このきりたんぽの味を全国に届けたい、と
大館市民の皆さんが何度も試作をかさねて作った、
「本場大館きりたんぽ玉手箱」。

あきたこまちを使ったきりたんぽ、
比内地鶏の出汁、
比内地鶏肉、舞茸、ネギ、ごぼう、
セリ、糸こんにゃくが
すべて一箱に入った鍋セットです。

作り方はきりたんぽをレンジで温め、
出汁と具材を10分間煮込むだけと、
とっても簡単。

■ 食べてみました!「本場大館きりたんぽ玉手箱」

鍋に具材を入れて火にかけると、
鍋からふわっと甘い匂いがただよってきます。
比内地鶏のガラを弱火で煮込み、
黄色い鶏脂が溶け出したスープは
まるでバターのような香り。

そこへレンジで温めたきりたんぽを入れ
少し煮込んだら出来上がり。

きりたんぽセットにせりを入れてみました

肉厚なきりたんぽを食べてみると、
予想以上にもちもちしていました。
ごはんを杉の串に握りつけて焼くことで、
表面は香ばしく、中はもちもちとした食感に仕上がるそうです。
これはちょっと真似できない味!

大館市の自然の中、放し飼いで育てられた「比内地鶏」は
口に入れた瞬間に、ほろっとほぐれます。

しばらくたつと、きりたんぽが出汁を吸って
柔らかくなるのもまたおいしい。
日本酒や焼酎を片手にゆっくり食べたいお鍋です。

大館市では、10月11日(土)、12日(日)、13日(月)に
「本場大館きりたんぽまつり」を開催。

会場の樹海ドーム内外にブースが並び、おなかいっぱい秋田のグルメが楽しめます

きりたんぽの「ポン太くん」と「キリ子ちゃん」など、ゆるキャラも登場

恒例のたんぽ一万本焼きや比内地鶏千羽焼き、
きりたんぽ店をはじめとする99のブース、
グッチ裕三さんや大館市観光キャラクター「はちくん」などを迎えたコンサート、
秋田犬ふれあいコーナーなど、見どころが盛りだくさん。
大館できりたんぽを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
本場大館きりたんぽ玉手箱
本場大館きりたんぽまつり
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こぼれるような鮮やかさ! 米と雪の国、秋田の 〈なすの飯ずし〉レシピ

郷土食を日本の隅々から掘り起こし、記録した名著
『日本の食生活全集』全50巻(農文協)から
料理人・後藤しおりさんが現代の家庭でもおいしく
カンタンに作れるよう再現したレシピを
お届けしている本連載。ぜひ一緒に作ってみましょう!

秋田の発酵文化が生み出す、彫りの深い風味。

今回ご紹介するのは、『日本の食生活全集5 聞き書 秋田の食事』
に掲載されている秋田県の食事から。こぼれるような紺色のナスと、
黄色の菊の花が彩り鮮やかな「なすの飯ずし」です。

見た目はかなりのインパクト。
噛みしめると、お米の甘みとジューシーなナス、そこに菊の花の
苦味がアクセントになって、味わったことのないおいしさが溢れ出ます!

このメニューが生まれた秋田県は「米と雪の国」と呼ばれるところ。
豊富に採れる米と、雪による湿り気によって、
独自の発酵文化がもたらされたところ。
半年間雪に埋もれる生活によって、素材の貯蔵技術が高度に発達しました。

数年前に全国的に大ブームになった「米こうじ」は、
秋田においては江戸時代から作られていて、
秋田ではお馴染みのものなんですよ。

そんな秋田をテーマにしたレシピを作るとなったら、発酵食は外せません。
郷土食の連載を始めたときから、しおりさんはずっと
「発酵食を作りたい」と熱望していました。
そして、「聞き書 秋田の食事」のカラーページで見つけた
この料理から目が離せなくなってしまったんです。

紺碧のナスに乗ったお米、鮮やかな黄色の花、そして赤い唐辛子。この華やかな発酵食を作ってみたい!

そもそも発酵食は手間がかかるもの。普通であれば、
飯ずしは2ヶ月から3ヶ月もの間発酵させなければなりません。
でもそのタイムスパンは現代の家庭では非現実的。
そこでしおりさんは短期間でも手軽に作れるメニューを開発しました。

「発酵食は、日本人の知恵が沢山つまった保存方法だと思います。
その時期にたくさんとれる旬のものを、一年中楽しめるように、
手間暇かけてつくりあげる。
そんなところに惹かれたんです」(しおりさん)

それでは作ってみましょう。