岩手県一関市〈松栄堂〉
100年以上続く老舗が、
地元産素材を和菓子に使う理由

岩手に来たことがある人なら一度は見たことのあるはずの
銘菓〈田むらの梅〉、〈ごま摺り団子〉。
もしくは、マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのファンなら
ご存知「ごま蜜だんご」。
これらはすべて、岩手県一関市に拠点を置く老舗和菓子店〈松栄堂〉が
100年以上かけて生み出しだてきたお菓子だ。

全一関市民が知っていると言っても過言ではない、
地元で人気のお土産物の秘密を、同社社長の小野寺宏眞さんにうかがった。

代表取締役社長の小野寺宏眞さん。会計事務所出身、ユーモアと芯の強さが同居するアラフォー経営者だ。

代表取締役社長の小野寺宏眞さん。会計事務所出身、ユーモアと芯の強さが同居するアラフォー経営者だ。

変わらないもの、変わるもの

一関市中心部の地主町。古い蔵が建ち並び、雰囲気のある〈世嬉の一酒造〉や
ジャズ喫茶〈ベイシー〉が建ち並ぶ、一関きっての歴史を誇る商人のまちに、
松栄堂総本店はある。

創業は明治36年、今年115周年を迎えた。
初代の小野寺主馬蔵(しゅめぞう)氏が菓子屋として店を構えて以来、
ずっとこの地に根づいてきた。

昭和30~40年代頃の松栄堂総本店を写した懐かしい写真。

昭和30~40年代頃の松栄堂総本店を写した懐かしい写真。

蔵に飾られていた、昔使っていたという菓子木型。

蔵に飾られていた、昔使っていたという菓子木型。

「伝統を大切にしつつも、時代に合わせて常に変わり続けることで、
松栄堂はこれまで商売を続けてこられました。
北東北有数の米どころで独特のもち文化が残る一関市、
平泉町の素材にこだわりながら、米を原材料とした和菓子づくりを基本に、
創業のこの場所でその時々のニーズに合う商品をつくってきました」

そう教えてくれたのは、現在5代目を継ぐ小野寺宏眞さんだ。

初代~2代目の時代に同社初の看板商品〈田むらの梅〉を、
3代目~4代目の時代にはヒット商品となった〈ごま摺り団子〉を、
そして現在に至る4代目~5代目の時代には〈平泉 黄金餅〉を開発。
世代を超えて親しまれる市民スイーツ&定番お土産物として定着させてきた。

代々、愛されてきた味

発売から70年超の、長く愛される一関銘菓〈田むらの梅〉。

発売から70年超の、長く愛される一関銘菓〈田むらの梅〉。

「まずは〈田むらの梅〉。
大正時代に一関藩主だった田村家の子孫からの依頼を受け、
梅をこよなく愛したという初代藩主にちなんでつくられた、
梅の果肉を練りこんだ白餡を求肥と青紫蘇で包んだ甘い和菓子。
特に年配の方にファンが多く、茶菓子としても好まれています」

青紫蘇で包まれたもちもちの求肥の中にはほんのり梅が香る白餡が。それぞれの素材の味が生かされた上品なおいしさ。

青紫蘇で包まれたもちもちの求肥の中にはほんのり梅が香る白餡が。それぞれの素材の味が生かされた上品なおいしさ。

「昭和のバブル期に生まれた〈ごま摺り団子〉は、
香ばしいごま摺り蜜を団子で包んだ、“ぷにゅチュル”な独特の食感が楽しい。
『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公、定助の好物で、
彼は『プチュウゥッ』と楽しんでいましたが」

バブル期には企業戦士の仕事用の贈答用「ごますり」ツールとして爆発的にヒットした〈ごま摺り団子〉。絶妙なネーミングだ。ちなみに一関地域の家庭では、ごま餡でもちを食べることも多い。

バブル期には企業戦士の仕事用の贈答用「ごますり」ツールとして爆発的にヒットした〈ごま摺り団子〉。絶妙なネーミングだ。ちなみに一関地域の家庭では、ごま餡でもちを食べることも多い。

「そして〈平泉 黄金餅〉。“小金持ち”ではありません(笑)。
“もち文化”と“黄金文化”をキーワードに、昨年平泉町と共同開発した新しいもち菓子。
ふんだんに使った金ごまの濃厚な味わいが特徴で、
インバウンド客など外国人にも人気が高い商品です。
それぞれ開発された時代も趣向もターゲットも違いますが、
できるだけ地元の素材を使いながら地元の文化を守り、
発信していきたいという思いは共通しています」

地主町の本店には、不動の人気を誇る〈ごま摺り団子〉と新商品〈平泉 黄金餅〉が並ぶ。

地主町の本店には、不動の人気を誇る〈ごま摺り団子〉と新商品〈平泉 黄金餅〉が並ぶ。

惣菜シリーズ〈近江 朝おかず〉 赤こんにゃく、えびまめ……、 近江の郷土食を食べきりサイズに!

近江の郷土食がすぐ楽しめるパックに

いざ調理しようと思うと手間がかかる郷土料理。このたび、
琵琶湖や滋賀でとれた食材など、近江地方に古くから伝わる郷土料理が
パックにつまったお惣菜シリーズ〈近江 朝おかず〉が発売されました。
価格は400円〜600円(いずれも税別)。
ギフトにも喜ばれそうなセットでの販売も!

お惣菜シリーズ〈近江 朝おかず〉

琵琶ます焼漬 販売価格 600円

琵琶ます焼漬 600円

赤こんにゃく

赤こんにゃく 400円

えびまめ

えびまめ 400円。

ふな南蛮

ふな南蛮 600円

〈近江 朝おかず〉のコンセプトは、「少しこだわった朝ご飯の一品を
食卓にお届けしたい」というもの。滋賀ならではの食材を用い、
近江に伝わる伝統の郷土料理の味を、少量ずつの食べきりサイズでパックしているので、
そのまま食卓に出すことができるのが特徴です。

ラインナップは全10種類。滋賀県が誇る湖・琵琶湖で捕れる小鮎や鮒、
ビワマスなどの水産物、滋賀県の特産品である赤こんにゃく、
滋賀県産の丹波黒豆や近江牛など、食材にこだわっています。

しいたけ旨煮

しいたけ旨煮 450円

ひとくちあゆ昆布巻

ひとくちあゆ昆布巻 550円

たてぼし貝やわらか煮

たてぼし貝やわらか煮 450円

近江牛ごぼうしぐれ煮

近江牛ごぼうしぐれ煮 600円

軽井沢のヴィーガンレストラン 〈RK GARDEN〉。森に佇む オープンテラスが心地いい!

オープンテラスが気持ち良い季節。
長野県軽井沢町のヴィーガンレストラン〈RK GARDEN〉が、
今期の営業を開始しました。
なんとこちら、軽井沢の大自然を感じてほしいという想いから、
お店の窓を取り払ってしまった、オープンエアのレストランなんです!

感じるのは、軽井沢の大自然。
吹き抜ける緑の香り、注ぎ込まれる自然の光など、
五感で自然を楽しめる、花と緑に囲まれた空間です。
内装はアンティークにこだわり、木のぬくもりを感じながら、
身体にやさしいビーガン料理を楽しむことができます。

初心者でも安心 〈チョーヤ 手作り梅酒キット2018〉は 飲み頃をメールでお知らせ!

自家製梅酒を作ってみたいけど、どうしていいかわからない……
そんな方のための、届いたらすぐに梅酒を手作りできる
〈チョーヤ 手作り梅酒キット2018〉が、チョーヤ梅酒より限定発売されます。
価格は送料・消費税込みで8,000円。

〈チョーヤ 手作り梅酒キット2018〉のセット内容

〈チョーヤ 手作り梅酒キット2018〉は、
梅酒のチョーヤが厳選した梅、お酒、砂糖、保存瓶、作り方レシピのセット。
漬け込んだ後にも、希望者には作業が必要な時や飲み頃を
メールでお知らせしてくれるので、失敗なく美味しい梅酒が作れるんです。

セットの梅は和歌山県産の特別栽培南高梅

セットの梅は和歌山県産の特別栽培南高梅4Lサイズ

セットに含まれる梅は、和歌山県産 特別栽培南高梅4Lサイズ。
梅の高級品種和歌山県産「南高梅」の中でも、肉厚で果汁がたっぷりと
含まれた大粒の4Lサイズを厳選します。

梅が完熟する少し手前で手摘みし、収穫から36時間以内(※)に冷蔵にて発送します。
できあがった梅酒は、まろやかでコクがあり、
漬けた後の梅の実もおいしく食べられるのだそう。

※天候や梅の生育状況により変更になる場合があります。

砂糖は、北海道産のてんさい(砂糖大根)からつくった氷砂糖。
じっくりと2週間かけて結晶化させた氷砂糖が、
瓶内でゆっくりと溶けて、梅からの成分を抽出してくれます。

お酒は、フランスコニャック地方のブランデー。
ホワイトリカーに比べて、
華やかな香りとまろやかで深みのある味わいに仕上がります。
保存瓶はレードル付きの4L容器で、
スタイリッシュなだけでなく、錆びにくいステンレスのフタになっています。
出来上がりの梅酒は2.3~2.8L。

富山〈あ!!ホルモン〉
地元客熱愛のローカルな美味、
富山風モツ鍋を
麦焼酎の水割りで

地元の人にこよなく愛される酒場はまちの宝もの。
ローカル色豊かなおいしいおつまみや、ご主人とお客さんの雰囲気、店の佇まいなど、
思い出すと心がほんのり温かくなるような店を
“酒場LOVE”な案内人の方々に教えてもらいました。
旅先のソトノミガイドとしてもご活用ください。

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記  富山・富山編
ローカルに徹することが人気の秘密?

北陸新幹線で東京から最短で2時間あまり。
富山県富山市は立山連峰を望むすばらしい景観とともに、
LRT(次世代型路面電車)でまちに賑わいを取り戻す、
コンパクトシティへの取り組みでも知られています。
昨年10月には歩行者天国に路面電車だけを走らせる、
トランジットモールの社会実験も実施。
2日間で約3万人を集めて大盛況となった、この〈大手モールフェス〉のディレクターが、
今回の案内人・蛯谷耕太郎さんです。

富岩運河冠水公園

富山駅北側に隣接する富岩運河冠水公園には、昨年富山県美術館も誕生。伸びやかな水辺の空間は、埋め立てて道路にするはずだった運河を再生した市民の憩いの場。ソーラー船や電気ボートを使った運河クルーズは旅行者にも人気で、路面電車とともに環境配慮都市を目指す富山市のシンボルになっています。

蛯谷さんは富山県美術館の仕事を契機に、昨年東京から戻ってきたUターン組。
プランナーとして、古いビルをリノベーションしたカフェの開業準備や、
イベント・映像制作など地域のさまざまなことに取り組んでいます。

その合間に通っているのが、富山駅そばの〈あ!!ホルモン〉。
駅前の居酒屋密集エリアから少し離れた裏通りにある
築70年の民家を改装して4年前にオープン。
地元客でいつも賑わう肉とホルモンの店が、
蛯谷さんおすすめのきょうのローカル酒場です。

〈あ!!ホルモン〉外観。築70年の民家を改装して4年前にオープン

茶葉をまるごと食べる! 期間限定・こだわりの お茶漬けスタンド〈東京茶寮〉 オープン

東京・世田谷にある、世界初のハンドドリップ日本茶専門店
〈東京茶寮〉。以前コロカルでもご紹介しました。
このたび、2017年1月のオープンから1周年を迎えた〈東京茶寮〉が、
2018年4月28日(土)〜5月27日(日)の1ヶ月間限定で、
〈お茶漬けスタンド 東京茶寮〉になります!

お茶漬けといえば「家庭で食べる軽食」の代名詞ですが、
近年はお茶を使用しない「だし茶漬け」が主流となっています。

日本茶にもっと日常的に親しんでもらいたいと考える〈東京茶寮〉は、
お茶の風味を活かした本格的な「お茶漬け」を現代の
ライフスタイルに沿って提案したいと考えていたことから、
このたびの“お茶漬けスタンド”が誕生しました。

■柔らかい茶葉をまるごと食べるお茶漬け

お茶屋の本格茶漬け 左から鰻、鮭、帆立

お茶屋の本格茶漬け 左から鰻、鮭、帆立(各税込500円)

日本茶にこだわる〈東京茶寮〉のお茶漬けは、まさに「食べるお茶」。
やわらかい新芽のみを集めて作られた碾茶(てんちゃ)と呼ばれる茶葉を
たっぷりとふりかけています。芳ばしいお茶の香りに、食欲も進みます。
ラインナップは鰻(うなぎ)、鮭(しゃけ)、帆立(ほたて)の3種類。
価格はいずれも税込み500円です。

柔らかい茶葉をまるごと食べるお茶漬け。左は鰻、右は定番の鮭

〈おいしい日本茶研究所〉 から「日本茶ノ米」発売! 静岡の老舗が勧める 日本茶の新しいたのしみ方

2018年4月、静岡にある日本茶の老舗〈茶通亭〉が
新しい日本茶ブランド〈おいしい日本茶研究所〉をスタートさせました。
このブランドでは、日本茶がもつ本来のおいしさを伝えるとともに、
時代に合ったたのしみ方を提案していくそう。

こちらは、静岡コシヒカリを日本茶で一粒一粒コーティングした「日本茶ノ米」。

静岡コシヒカリを日本茶でコーティングした「日本茶ノ米」

「日本茶ノ米 しずおか緑茶」300g(2合)入り 値段は1,000円 (税別)

「日本茶ノ米 しずおか緑茶」300g(2合)入り 1,000円 (税別)「日本茶ノ米 しずおか焙じ茶」もあります。

緑のお米なんてちょっと驚きですが、
静岡では昔からお茶とごはんを一緒に炊く「茶飯」が食べられているのだとか。

「日本茶ノ米」は、炊きたてからお茶の風味が香り、
ほろ苦い旨みがほどよいアクセントになります。
見た目が鮮やかなので、おもてなしの席でも活躍しそう。

こちらは、茶葉と酵母、ビタミンのみで特殊加工した日本茶ペースト「日本茶ノ生餡」。

「日本茶ノ生餡」しずおか緑茶 100g入り1,000円(税別)

「日本茶ノ生餡」しずおか緑茶 100g入り1,000円(税別)しずおか焙じ茶 (1,000円)、しずおか抹茶(1,200円)、しずおか和紅茶(1,200円)もあります。

着色料や着香料、合成保存料などは一切使用しておらず、
茶葉の成分をまるごといただけます。
ペーストに使用する茶葉は、茶師がペースト加工に適したものを厳選しているそう。
公式サイトではこのペーストを使ったレシピも紹介しています。

緑茶ジェノベーゼ

日本茶ペースト「日本茶ノ生餡」を使ったレシピ

酒宴〈菜乃庵 nanoan〉 天王寺最後の古民家! 古色蒼然とした邸宅に 日本酒酒場がオープン

大阪府・天王寺の茶臼山に「天王寺最後の古民家」といわれる大正時代の邸宅があります。
2018年3月、その邸宅をリノベーションし、酒宴〈菜乃庵 nanoan〉がオープンしました。

この店をオープンさせたのは、大阪に残る古民家の再生事業に取り組む〈しぜんそざい〉さん。
古民家をリノベーションしたお店は、同じく
茶臼山にある人気店〈菜々蔵〉に続き、2店舗目となります。

お店のなかには、庭をのぞむカウンター席や広々としたお座敷席など、
さまざまなタイプのお席が。全館を貸切り、宴会を開くこともできます。
都会の真ん中にありながら、大正時代にタイムスリップした気分になれそう!

酒宴〈菜乃庵 nanoan〉の中庭

酒宴〈菜乃庵 nanoan〉店内

酒宴〈菜乃庵 nanoan〉店内

料理は地元野菜を使った畑のお総菜や、
魚介・鶏・シジミのトリプルスープが自慢の出汁鍋、
五島列島から直送された鮮魚のおつくりなどなど。

料理は五島列島から直送された鮮魚のおつくりなどなども

地元野菜を使った畑のお総菜

地元野菜

お酒は、小さい酒蔵を中心に集めた地酒が25種。
お酒のラインナップは毎月変わるそうです。
日本酒好きにはうれしいですね。

お酒は、小さい酒蔵を中心に集めた地酒が25種

翠嵐×虎屋『おかしのこと』 セミナー開催。和菓子を通じて 日本の文化を知ろう!

2018年5月20日(日)、京都・嵐山にあるホテル
〈翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都〉
にて、和菓子のセミナー〈おかしのこと〉が行われます。
和菓子を通じて日本の文化を再発見する、
翠嵐×虎屋のコラボレーション・プログラムです。

〈おかしのこと〉の開催は2回目。
講師には、カナダ人茶道家のランディー チャネル 宗榮(そうえい)さんを迎え、
「茶道」とともに楽しむ季節の「和菓子」、
そしてカナダ人茶道家から見た日本文化について話していただきます。

ランディー チャネル 宗榮氏

ランディー チャネル 宗榮さん

ランディーさんは、もともと武道を学ぶために来日。
「文武両道」という精神から茶道を始め、裏千家学園茶道専門学校に入学し、
現在は裏千家教授として活躍されています。
日本と世界を知り、武道家と茶道家の二つ顔を持つ氏だからこそ
語ることができるお話から、日本文化の魅力を再発見してまいります。

美優夏(みゆげ)

セミナーでは、ランディーさんがもてなすお茶席にて、
虎屋による新緑の和菓子「美優夏(みゆげ)」が提供されます。
その名前は、すずらんのフランス語「muguet(ミュゲ)」にちなんで付けられたもの。
フランスでは幸福が訪れるよう、5月1日にすずらんを知人や友人に贈る風習があるんです。
「美優夏」は、すずらんの葉っぱと白い可憐な花の姿を羊羹で表わしています。

チョーヤ梅酒の梅体験専門店 〈蝶矢〉が京都にオープン。 日本の梅文化を発信!

葡萄農家として創業し、1959年に梅酒の製造をスタートした
大阪の〈チョーヤ梅酒〉が、梅体験専門店〈蝶矢〉を京都にオープン!
自分だけのこだわりの梅シロップや、ノンアルコールの梅ドリンクを
テイクアウトできるという、梅文化を体験できるお店です。

京都・梅体験専門店〈蝶矢〉外観

京都・梅体験専門店〈蝶矢〉店舗内の様子

店舗

〈蝶矢〉のコンセプトは、“日本で生まれた梅文化を次世代につなぐ”こと。
梅は2千年前に中国から日本へ伝わり、以来、時代とともに形を変えながら
家庭で手作りする独自の文化が育ちました。
〈蝶矢〉では、日本の梅文化を現代的なスタイルで提供。
トータルデザインはLUCY ALTER DESIGNが手がけています。

梅シロップ飲みくらべ

梅シロップ飲みくらべ

梅シロップのディスプレイ

梅シロップのディスプレイ

店内では、梅5種、お砂糖5種、お酒4種という厳選された素材の中から、
好みの素材を選んで、自分だけのこだわりの梅シロップを作ることができます。
その組み合わせは100通り以上。
色々な味を試飲しながら、梅コンシェルジュがサポートしてくれるので、
気軽に手作りを楽しむことができます。

自分だけのこだわりの梅シロップを作り。色々な味を試飲しながら、梅コンシェルジュがサポート

梅キット(店内用)

梅キット(店内用)

〈丹鉄珈琲〜114kmCAFE〉 丹後鉄道がカフェオープンに向けて クラウドファンディング開始

ご当地珈琲、〈丹鉄珈琲〉をご存知ですか?

丹鉄珈琲は日本全国にファンを持つ栃木県日光市の〈日光珈琲〉と、
沿線地域の食の魅力を知り尽くす兵庫県豊岡市の〈城崎スイーツ〉によって
立ち上げられた〈城崎珈琲焙煎所〉でローストブレンドされたご当地珈琲です。

丹鉄珈琲は〈城崎珈琲焙煎所〉でローストブレンドされたご当地珈琲

「そこでしか味わえない、その土地の風景・歴史を感じさせる珈琲でありたい。」
という思いを込め、丹後地域の暮らしや文化を、コーヒーを通して感じることができるよう、
個性豊かな風味のブレンドに仕上げました。

現在手にとれる場所は、京都丹後鉄道観光列車の
〈丹後くろまつ号〉〈丹後あかまつ号〉〈丹後あおまつ号〉の列車内のみ。
そして観光列車内と天橋立駅窓口では珈琲豆のお土産販売を行っています。

珈琲片手に旅に出よう。駅の構内にカフェをオープン

〈丹鉄珈琲〜114kmCAFE(ひゃくじゅうよんきろかふぇ)〉をオープンさせることに

丹鉄珈琲の魅力は、手にとれる場所も少ないため、まだ一部にしか届きません。
そこで京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS株式会社は
もっとご当地コーヒーを知ってもらうため、
〈丹鉄珈琲〜114kmCAFE(ひゃくじゅうよんきろかふぇ)〉を
オープンさせることに。そして、その開店に伴う資金の支援を、
クラウドファンディングサ ービス〈CAMPFIRE〉を通じて募ります。

石井食品×防災ガールが 新しいおかゆ〈potayu〉を開発! ふだんも非常時も食べたい食事を

熊本地震から2年。石井食品×防災ガールの、新たな取り組みとは?

ただいま、「イシイのおべんとクン ミートボール」でおなじみの〈石井食品〉と
「防災があたり前の世の中をつくる」をテーマに活動する〈一般社団法人防災ガール〉が
非常食にもなる新しいおかゆ〈potayu(ぽたーゆ)〉を開発しています。

このおかゆは、そのままでも温めてもおいしく食べられ、
災害時の非常食としてはもちろん、
ストレスなどの日常的な災いも防ぐ新しい食事なのだとか。

potayu Corn

被災地の方々の声をきいて

石井食品では、2012年より東日本大震災で被災された方の意見をもとに
「非常食セット」を開発し、自治体や企業などで販売してきたのだそう。
そこへ、2016年に熊本震災が発生。熊本へ足を運び、
現地の方々の声を聞いて被災地の現状を知ったといいます。

わかってきたことは、避難生活の中で
「野菜が少なく、カロリーが高いカップラーメンばかりの
食事で5キロも太ってしまった」
「震災直後は支援物資などで食には困らなかったが、
日が経ってくると栄養バランスが悪くなる」ということ。
それから、「食事は唯一気が休まる時なので、元気になる食事がしたい」という思い。

そこで石井食品は食品メーカーとして「私たちにできることは
まだまだあるのではないか」と感じ、防災ガールと共に
無添加調理の技術を生かし、災害時も普段もおいしく
食べられる非常食の開発を始めました。

〈一般社団法人防災ガール〉代表理事の田中美咲さん

防災ガールは、代表理事の田中美咲さんと全国から集まった有志の若者100名以上による団体。
防災や生きることについて考え、新しい防災の概念の提起やプロデュースなどを行っています。

試食会の様子。介護施設で働く方や歯科衛生士、ライターなど、地域で活動するさまざまな年齢と職業の方に食べていただきました。

新感覚ECサイト 〈海のヒットマン〉誕生。 好きな漁師に仕事を 依頼しちゃおう!

モーニングコールの次なる仕掛けは!?

昨年話題を呼んだ、
「早起きな漁師たちが起こしてくれるモーニングコール」のサービスを送り出した、
宮城県石巻市の団体〈フィッシャーマン・ジャパン〉から、
新たなプロジェクトが登場!

新プロジェクトとは、Webサイトから、好きな漁師さんを選んで、
仕事を依頼できる新感覚のECサイト。その名も〈海のヒットマン〉です!
2018年3月29日より、サービスを開始しました。

従来のショッピングでは、お店に行って魚を選ぶだけで、
実際に魚を獲っている漁師さんのことは、何も分からないままでした。

そんなお買い物体験を変えるのが、〈海のヒットマン〉。
Webサイトで漁師をえらぶ。確かな技術に惚れ込んだら、仕事を依頼。
漁師さんたちが、あなたのために腕をふるい、
ホヤやワカメなど、石巻から最高の海の幸を届けてくれます。

「海のヒットマン」Webサイト

好きな漁師さんを選ぼう!

好きな漁師さんを選ぼう!

今回ラインナップするのは、6人のフィッシャーマン。
購買できるメニューは、海産物を購入するほかにも、いろいろあります!
プロの漁師の“神経〆“(魚を美味しく食べるための技)をライブ配信したり、
漁師が実際に来て捕獲した⿂を使ったフルコースを振舞ってもらったり、
さまざまな体験を注⽂することができるんです。

生ワカメ丸ごと1本を手に入れる

漁業がどんな仕事なのか、詳細に知る人は少ないもの。
「このサイトを通して、そのバリエーションの豊かさ、
そしてそれぞれのフィッシャーマンが持つこだわりと、
技を極めていく奥深さを知ってもらいたい」
というのが、プロジェクトの狙い。
若者と漁師の接点をつくること、そして未来の
フィッシャーマンの創出を目指しています。

ホヤの聖地とも言われる鮫浦湾で手塩にかけて育てられたホヤ。

ヒットマン・阿部誠二さんが、最高のホヤ10個を厳選し、セットで納品してくれます。

ホヤの聖地とも言われる鮫浦湾で手塩にかけて育てられたホヤ。ヒットマン・阿部誠二さんが、最高の10個を厳選し、セットで納品してくれます。

〈かき氷工房 雪菓〉 いちごを食べているのか、氷を 食べているのかわからなくなる! いちごづくしのかき氷

東京・巣鴨のとげぬき地蔵近くに、天然氷の〈かき氷工房 雪菓〉があります。

夏は2時間以上の行列ができるというこちらのお店で
毎年冬に話題となるのが「いちごまみれ」(1,150円)という名のかき氷。

生のいちごを11個といちごシロップを250CC使用し、
ひと皿で1パック半以上のいちごを使用しているそう。
中も外もいちごづくしのため、
「いちごを食べているのか氷を食べているのかわからなくなる」のだとか。
いちごまみれは4月いっぱいまでの販売予定です。

雪菓の人気のひみつは、
山のごとく盛られた氷と、すごい量のシロップ!

こちらは春の限定メニュー「SAKURA」。
全体にレアチーズシロップをベースにしたシロップがかかっており、
なかには桜の風味香る桜練乳が。
上には桜の花びらと桜のフロマージュブランがのっています。

雪菓では、厳選した材料からシロップと練乳を手づくりしています。
また、氷は富士山の地下水を使ってつくった天然氷を使用。
「天然氷」とは、基本的に冬場に湧水を池に溜め、約2週間かけてじっくり
凍らせた氷のことなのだとか。

ちなみに雪菓で使用している氷は富士山の天然氷を約3週間かけて凍らせたもの。
従来の天然氷よりも固く、薄く削ることができるため、
ふわっとした食感のかき氷に仕上がるといいます。

「安納芋」(750円)

〈BAKE & MISHIM〉 厳選焼菓子と多彩な 陶芸作家の出会いから 生まれた小さなしあわせ

2018年4月17日(火)〜21日(土)、
東京・護国寺のMISHIM ATELIER SHOPにて
焼菓子とうつわの販売イベント
〈BAKE & MISHIM(ベイクアンドミシン)〉が開催されます。

お目見えするのは、3組のつくり手による焼菓子と、
〈MISHIM POTTERY CREATION(ミシンポタリークリエーション)〉のうつわ。

MISHIM POTTERY CREATIONは、デザインレーベル〈MISHIM(ミシン)〉を主宰する
デザイナー・土肥牧子さんによる陶器ブランドです。

「DRIPS(ドリップス)」シリーズのうつわ。MISHIMと3RD CERAMICSによる共作。呉須(ゴス:陶器の染付に使われる青い顔料)による青の滲みがうつくしい。

ユニークなのは、多彩な個性を持つ陶芸作家たちと
コラボレーションしていること。
作家さんの得意とする技法や素材、世界観などをもとに話し合いながら、
MISHIMがデザインを編みだし、すべて手作業で制作を行っています。

そして本イベントでは、3組の料理研究家/シェフとコラボ!
それでは、さっそくラインナップをご紹介していきたいと思います。

〈BAKE & MISHIM〉お皿の上に生まれた至福のひととき

NORIKO TAKAHASHI × MISHIM × fractal

こちらは「わがままなリクエストをしながらつくっていただいた」という
料理研究家の高橋典子さんのおからを使ったマフィン。

高橋さんはおから料理の研究でも知られるお方。
焼き菓子なのにヘルシーというのもうれしいです。
今回はおからを使ったマフィン3種、パウンドケーキ2種(スライス)、
グラノーラが登場します。グルテンフリーの商品もあるそう。

合わせるうつわは、「fractal」シリーズのものを。

こちらは700年続く美濃の名窯〈兵山窯〉との共作。
お皿に小さく刻まれる釉の縮れは「梅花皮(かいらぎ)」というそう。
力強い梅花皮(かいらぎ)と西欧のかたちが出会ってうまれた、
プリミティブな魅力あふれるシリーズです。

NORIKO TAKAHASHI × MISHIM × crepe

鑑賞してたら溶けちゃう! インスタ映えがすごい 〈鶴亀樓〉の盆栽パフェ

小さな鉢のなかに、自然の風景を再現した“盆栽”。
いま世界でブームになる盆栽が、パフェになりました……?!

というのは、東京・原宿の〈鶴亀樓(つるかめろう)〉から登場した、〈盆栽パフェ〉という
「和」を意識した甘味を豪快に盛りつけた、美味しい&驚きの新デザート。
インスタ映えもバツグン!!のラインナップは、
鯛焼きや小豆バーなどが乗っかった〈抹茶パフェ〉のほか、
チョコパフェ、ベリーバナナパフェの3種類で、各800円(税抜)。

盆栽パフェ(チョコパフェ)800円(税抜)

盆栽パフェ(ベリーバナナパフェ)800円(税抜)

盆栽は、鉢も含めて楽しむもの。
盆栽パフェは、ひとつひとつ異なるアンティークの藍染めの器と
皿に盛り付けられて提供されます。その相性にもご注目!
のんびり観賞していると、パフェが溶けてしまうのでご注意を!

阿佐ヶ谷発。 「ほぼ草!?」な季節限定 〈よもぎ白玉たいやき〉とは?

東京都杉並区阿佐ヶ谷にお店を構える〈たいやき ともえ庵〉。
自家製餡を、“天然もの”こと、一丁焼という手法で焼いている、
こだわりのたい焼き店です。

ともえ庵では季節に合わせた「月替りたいやき」を販売しているのですが、
2018年4月11日(水)より登場するのは、
まるで草のように?! 緑色鮮やかな、〈よもぎ白玉たいやき〉。
1か月間限定、お値段は税込350円です。

伸び~るよもぎ白玉

こちらのたい焼き、白玉とつぶあんの両方に、
限界までよもぎを混ぜ込んでいます。
食べた人の感想は「ほぼ草!」と言うほどのもの?! 
アク抜きして刻んだよもぎを練り込んだ「よもぎ白玉」と、
つぶあんによもぎを混ぜ込んだ「よもぎ餡」のハーモニーが、
春を感じさせてくれるメニューです。

一丁焼きで焼いているところ

当初はよもぎの風味の濃い白玉を使う予定だったのですが、
白玉に練り込むだけではどうしてもつぶあんの味に負けてしまうため、
「採算度外視の覚悟で」、
つぶあんにもよもぎを限界まで混ぜ込んで仕上げているのだそう。
ともえ庵が提供する月替りたいやきの中でも、一番の人気を誇る春限定の味です。

小島聖さん待望の初エッセイ 『野生のベリージャム』刊行! 記念イベントを開催

今春、女優の小島聖さんが初めての著書を刊行しました。
2018年4月6日(金)、その出版を記念し、東京・原宿にて
〈THE NORTH FACE presents 小島 聖『野生のベリージャム』
刊行記念イベント 山と旅と食の集い〉が開催されます。

『野生のベリージャム』は、大自然の中を歩くことに魅せられ、
この10年でさまざまな土地を旅してきた小島聖さんの初エッセイ。

ネパールやフランス・モンブラン、スイス・マッターホルン、
ヨセミテ渓谷からアメリカ本土最高峰のホイットニー山を目指す
トレッキングコース「ジョン・ミューア・トレイル」、
ここ数年繰り返し訪れているアラスカなどを旅してきた小島さん。
少々ハードともいえる旅のなかで、彼女が大切にしてきたのは、
「何を食べるか」ということだったのだそう。

この本では、アウトドアフィールドのなかで限られた食材で料理を楽しみ、
ともに旅する人と食卓を囲んだ食の記憶を中心に、
その心の機微を瑞々しいテキストと写真で紹介しています。

行ってきました!
〈ユキノチカラツアー2018〉
小倉ヒラクさんと
発酵のミラクルをめぐる旅へ

岩手県の山間部にある西和賀町。
積雪量は県内一、人口約6,000人の小さなまちです。
雪がもたらす西和賀町の魅力あるコンテンツを、
全国へ発信していくためのブランドコンセプト〈ユキノチカラ〉。
西和賀の風景をつくりだし、土地の個性をかたちづくってきた雪を、
しっかりタカラモノとしてアピールしていくプロジェクトです。
今回は、「発酵」をテーマにしたツアーレポートをお届けします。

いざ、真っ白なスノーワールドへ!

2018年2月24・25日の2日間にわたって、
第2回ユキノチカラツアーが行われた。
今回のテーマは「雪国の発酵をめぐる旅」!
では、発酵食と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?
日本酒やビールなどの酒類、味噌・しょうゆ、
チーズやヨーグルト、パン、納豆、漬け物……
ひと口に発酵といっても、随分多くの食品がある。
そして、そのほとんどを西和賀町でもつくっているのだ。
いったい、西和賀町に秘められた発酵パワーとは?
発酵案内人は発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。
「秋田には何度も来たことがありますが、西和賀は初めて! 楽しみです」
と話すヒラクさんと一緒に西和賀町へと向かった。

発酵デザイナー・小倉(おぐら)ヒラクさん
東京農業大学で研究生として発酵学を学んだあと、山梨県甲州市の山あいに発酵ラボをつくり、日々菌を育てながら微生物の世界を研究中。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにすること」をめざし、全国の醸造家と商品開発や絵本・アニメ制作、「こうじづくりワークショップ」などを開催している。

関東はもちろん、新潟県や宮崎県などから集まったツアー参加者は21名。
今年、西和賀町の積雪は例年よりさらに多く、
道路の両サイドはどこもかしこも、2メートルに及ぶ雪の壁がバーンと立ちはだかっていた。
見渡す限り、雪、雪、雪ワールド。参加者のワクワク感も増すばかりだ。

最初に出合った発酵パワー 幻の雪納豆は、雪に納豆を埋める?

最初に一行が訪ねたのは、西和賀町の北部に位置する沢内地区、
〈味工房かたくり〉の中村キミイさんのお宅だ。

〈味工房かたくり〉では、地元食材を使って加工食品をつくり販売している。

キミイさんは、昔、西和賀町の人々がつくっていたと伝わる、
〈雪納豆〉に興味を持ち、試行錯誤を重ねて復活させた人。
現在は、ご主人の中村一美さんとふたりで
農業体験学習の一環として〈雪納豆〉づくりを行っている。

中村キミイさん。西和賀町の定番おやつ〈ビスケットの天ぷら〉、〈大根の一本漬け〉なども自慢のひとつ。

前回のツアー紹介でも記したが、雪納豆とは大豆を煮て
稲わらの藁つとに包み、雪の中で緩やかに発酵させた納豆である。
「私は福島出身ですが、小さい頃は稲わらでつくった藁つと納豆を
食べたものです。この土地に来て暮らすうちに
昔つくっていたと聞く〈雪納豆〉を、なんとか再現できないかと思って」
そう話すキミイさん。すでにつくり手は途絶えていたため、
古い資料を頼りに試してみたが、うまくいかなかった。
というのは、雪が2メートル近く積もらないと試すことができず、
実験可能なのは、冬のわずか40日ほどのみ。
失敗しても改善策を試せるのは翌年……、なのである。
地道な努力を重ねて20年以上。
「やっと数年前から、安定した〈雪納豆〉がつくれるようになったの」と笑う。

高松〈蘭丸〉
噂の名物・骨付鳥を、
辛口の日本酒と一緒に味わう

地元の人にこよなく愛される酒場はまちの宝もの。
ローカル色豊かなおいしいおつまみや、ご主人とお客さんの雰囲気、店の佇まいなど、
思い出すと心がほんのり温かくなるような店を
“酒場LOVE”な案内人の方々に教えてもらいました。
旅先のソトノミガイドとしてもご活用ください。

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記  香川・高松編
旅行者にやさしい人気専門店とは?

“四国の玄関口”として発展してきた香川県高松市は、
いま“島への玄関口”としても注目されています。
きっかけは2010年にスタートした〈瀬戸内国際芸術祭〉。
会場は小豆島、直島、豊島など香川沖に浮かぶ島々などで、
島に向かう船が発着するメインポートが高松港。
アートとともに瀬戸内の島のすばらしさを感じてほしい。
そんな趣旨で世界中からゲストを迎え入れ、成功したことで、
高松を拠点に島を巡る旅行者が急増するなど、
さまざまな波及効果が生まれています。

屋島からの景観

高松のシンボル・屋島からの景観。香川沖だけでも人が住む島が24。そのひとつひとつが異なる個性や文化を持つのが瀬戸内の島の魅力だと、きょうの案内人・坂口祐さん。たとえば、高松からいちばん近い左側の女木島(めぎじま)は「鬼ヶ島」伝説が残り、右側の男木島(おぎじま)は入り組んだ路地の島。どちらの島も瀬戸内国際芸術祭(3年周期で開催)の会場として広く知られるように。

今回の案内人・坂口祐さんは瀬戸内の海と島を愛し、
瀬戸内国際芸術祭にも関わったデザイナー・カメラマン。
8年前に神奈川県茅ヶ崎市から高松に移り住み、
四国や瀬戸内の人や文化、食の魅力を紹介してきました。
なかでも美しい写真と英文併記の情報サイト、
『物語を届けるしごと』は、世界160か国からアクセスがあるとか。
思い立てば好きな島に渡れて、自転車があればどこにでも行けると、
坂口さんは高松での暮らしを心から気に入っているようです。

「いまは自炊をしているので、イエノミが多くなりましたが、今回はソトノミ。
これから県外の友人を必ず案内する店に行きましょう」と、
お気に入りの店まで連れて行ってくれることに。
グッとローカルな雰囲気が漂う、居酒屋が多いアーケード商店街
ライオン通りまで来ると「骨付鳥」の文字が次々に現れました。
そのなかでもかなり目立つ暖簾が、きょうのローカル酒場〈蘭丸〉です。

〈蘭丸〉の入り口にかけられた提灯

〈発酵醸造未来フォーラム ’18 TOKYO〉 専門性、世代、ジャンルを超えて “発酵”を語り合った2日間

2018年3月9日(金)・10日(土)の2日間、
東京都北区にある、赤レンガが美しい国の重要文化財・旧醸造試験所にて、
〈発酵醸造未来フォーラム ’18 TOKYO〉が開催されました。

2017年1月に「食のシリコンバレー」プロジェクトの一環としてスタートした
発酵醸造未来フォーラム、通称〈F3(Fermentation Future Forum)〉。
2018年は、日数・登壇者・会場など、規模を拡大して開催。
醸造蔵当主、発酵学者、レストランシェフ、IT起業家など、
発酵醸造の専門領域や業界の壁を越えたディスカッションが行われました。

会場内の様子。

全コンテンツ、興味深いものばかりでしたが、
その中からいくつかのトークやセッションをご紹介します。

京都・丹後を世界のTANGOに。
『弱者こそ強い』を丹後の小さなお酢屋が実証する

『京都・丹後を世界のTANGOに』をテーマに語る飯尾彰浩さん。

“他メーカーより約14倍高いお酢”と謳う、飯尾醸造の〈富士酢〉。
5代目・飯尾彰浩さんのトークでは、
過去に勤めていた大手飲料メーカーで学んだことの真逆をいくという
ユニークな販売戦略や、新しい“サブカテゴリ” をつくる実践例を紹介。

飯尾醸造では、酢の原料となる米は約50年にわたって無農薬米を使用しているそう。
米農家と友好な関係を築くアイデアや、地方創生に紐づく話もあり、
お酢が約14倍高い理由も納得!の興味深いトークが繰り広げられました。

ミレニアルズの食文化論

「ミレニアルズの食文化論」のトークセッションの様子。

インターネットやSNSが普及した環境で育ち、
情報の共有を得意とする〈ミレニアル世代〉。
編集や食に携わる、山田真輝さん、ツチヤキミさん、平山潤さんの
3人のミレニアルズによる食のディスカッションは、
彼らより先に生まれた世代には、ある意味、刺激的な時間だったのではないでしょうか。

オーガニックフードとファーストフードへの見識、小規模生産の推奨、
フードカートのポテンシャル——
その着眼点、視野の広さ、問題提議には、ただただ感服するばかり。

多様な価値観を受け入れるのを好み、カテゴライズするのは苦手、という彼ら。
考え方は違っても、「それもいいんじゃない?」と受け入れてしまう寛容さ。
この世代のボーダーレスな考え方は、新鮮さ、驚きとともに、
未来への展望をポジティブなものに変えるパワーがありました。
彼らが時代を牽引することになるであろう2030年以降、
どんな未来になっているかこの目で見たい! と期待が膨らむトークセッションでした。

〈GEM by moto〉のオーナー・千葉麻里絵さんのトーク時に配られた日本酒と台湾山椒。この2つがあわさると、劇的な味わいの変化が!

他にも、農学博士・辨野義己さんによる
「いいウンチをデザインするシンバイオティクス」の話、
味覚の科学的アプローチを得意とする、
〈GEM by moto〉のオーナー・千葉麻里絵さんの酒と食のペアリング論、
ミシュランにもその名が上がるレストラン
〈レフェルヴェソンス〉のシェフ・生江史伸さんの
「GASTRONOMY IS DEAD」というテーマから繰り広げられる
自然と菌と人間の、とても深い潜考。

生江史伸さんのトークの様子。

“発酵”から派生したトークは、想像していたよりも幅広いテーマで展開し、
思いがけない内容に、笑いあり、じっくりと耳を傾ける話あり。
登壇者に向けられる、来場者の真剣な眼差しが、その内容の濃さを物語っていました。

平泉の食事と喫茶の店〈SATO〉
生産者の思いをおいしさにかえる 
ロールキャベツと自家製スイーツ

2015年、岩手県JR平泉駅の駅前に、1軒のカフェが誕生した。
店名は、店主・佐藤渉さんの苗字をそのまま取って付けられた〈SATO〉。
「SATOの隣の美術肖像画院は親父の店。つまり実家です」と話す佐藤さんは、
埼玉県からUターンして、勝手知ったるこのまちにお店を開いた。
生産者の思いに共感した素材を使い、
そのおいしさが生きる最高のかたちで料理を提供し続ける佐藤さん。
彼に、SATOというお店の在り方についてうかがった。

料理が、食べる人の記憶に残ってくれたら

〈中尊寺〉をはじめ、世界文化遺産に登録された史跡のある平泉町。
駅まで徒歩0分という好アクセスの場所に、SATOはある。
たまたま、ご実家が店舗貸ししていた場所を譲り受けることになり、
いわゆる観光客誘致のために、と選んだ場所ではない。
今はランチとカフェのみの営業で、予約があれば夜の営業も行う。

名物はロールキャベツと、菜種油を使ったゴボウのショコラ(ガトーショコラ)。
フレンチでもなく、イタリアンでもない「洋風のお食事と喫茶のお店」だ。

「ロールキャベツは昔から好きだったので、
ちょっとつくってみよう、という感じだったのですが、面倒ですよね(笑)。
ハンバーグだったらひき肉を練って終わりなのに、
そこからキャベツを茹でて、包んで、煮込んで……。
専門店じゃない限り、なかなかやらないと思いますけど、
『SATOのロールキャベツを食べに行こう』と
言ってくれる人が増えてくれたらいいな。特に子どもたち。
『変な店だったけど、あそこでロールキャベツ食べたな』
という感じで、記憶に残ってくれたらうれしい」と、佐藤さんは目を細める。

自家製サワークリームで仕上げる、ファンが多い特製ロールキャベツ(ごはんとサラダ、ドリンク付き)1300円。ランチメニューはほかに、SATOカレー、パスタ、定食、特製お子様ランチ。

ショコラに使う菜種油は
「安心・安全でおいしい油を届けたい」という熱い思いを持った
隣の一関市大東町の〈デクノボンズ〉が生産したもの。
もともと大東地域でつくられていた菜種の栽培から復活させ、
花畑の風景を守り地域の資源を循環させる仕組みづくりを目指す
彼らの思いに共感したことから、メニューに取り入れることとなった。

昔ながらの工程で丁寧に絞られる菜種油は香ばしいフレーバーが特徴の油。
パティシエの友だちに相談しても、お菓子の素材として使えるかどうか……と
最初は首を傾げられたという。

佐藤渉さん。

「でも逆に、この油が生かせるようなメニューを考えればいいか、と思って。
パンチが強い油だから、同じようにパンチが強いチョコレートを使って、
さらに香りの強いごぼうをキャラメリゼして合わせてみたら、これが大当たり」

菜種油のおかげで、ガトーショコラの生地はしっとりと仕上がり
ナッツにも似た香りとサクサクした食感のごぼうが抜群のアクセントとなって、
意外な看板メニューが誕生したのである。

デクノボンズの菜種油はSATOでも購入することができる。

ショコラのほかにも、季節のフルーツなどが使われる自家製ケーキもぜひ味わってほしい。

生産者と、その人がつくるものを好きになれるかどうか

佐藤さんの場合、まず素材に惚れ、そこからメニューを考える。
すべてではないが、徐々にそういったケースが増えてきているという。

「平泉に帰ってきて思ったのは、生産者が近くにいるのはいいな、ということ。
『いっぱいとれたから使って〜』というような感じで、
やっぱり1歩2歩踏み込んだ関係になれることが多いんですよね。
そうすると『じゃあ、この素材で何かできないかな?』という考え方になって
いろいろなアイデアが生まれてくるんです」

春の〈CASICA CAFE〉では、 南風食堂の三原寛子さんが おいしい食養生を提案!

もうすぐ、東京・新木場の〈CASICA CAFE〉にて
春の新メニューがスタートします!

CASICA CAFEのある〈CASICA カシカ〉は「生きた時間と空間を可視化する」を
コンセプトとするコンプレックス・スペース。

古い銘木倉庫をリノベーションした空間に、
カフェやショップ、ギャラリー、アトリエ、
スタジオ、レコーディングルーム、事業主である〈タノシナル〉のオフィスがあり、
お買いものやごはん、イベントなどが楽しめます。

体の声をきく春メニュー

三寒四温の今日この頃。春は、心も体も調子を崩しやすい季節です。

そんなときにもありがたいのが、CASICA CAFEのごはん。
レシピを監修している南風食堂の三原寛子さんは、
身体の声に耳を傾けながら、薬膳や東洋医学の考え方を
ベースにメニューを考案しているそう。

こちらが新メニューの「CASICA Set Menu」!

「CASICA Set Menu」1,200円(税別) おかず3品、雑穀ごはん、本日の汁椀、お漬ものがセットになったメニューです。写真左から「鶏つくねのレモングラス串蒸し」「スナップえんどうと人参とレンズ豆のサラダ」「ジャガイモと蓮根のジェノベ和え」。

おかずは約10種から好きなものを3品選べます。
ほくほくじゃがいもと蓮根を、松の実とチーズが入った手づくりの
ジェノベーゼソースで和えた「ジャガイモと蓮根のジェノベ和え」や
青葱と生姜が入った卵焼きに、蟹の身をほぐしたとろとろの餡をかけた
「蟹の餡かけ 青葱の卵焼き」など、おいしそうなおかずがたくさん!
このほか、「CASICA Curry」もあります。

春は「アーユルヴェーダ」では、冬の間に蓄積された未消化物など、
身体に必要ないものが不調として出てこないよう、
青菜やハーブの苦味を使って解毒・排出することが
大事なポイントとなるのだそう。

また、中医学では、青いもの(葉物やハーブ、海藻)や、
酸っぱいもの、鶏肉、麦などが春の身体を養生するといわれているのだとか。

春メニューには、そんな春の体を整える食材がきちんと使われています。
また、身体を冷やさず、解毒・排出の効果を高める食材として、
生姜やスパイスもいろいろ使っています。

写真:長弘 進(D-CORD)

なめがたファーマーズヴィレッジで 〈日本一のいちご狩り体験〉開催! とれたていちごで大福をつくろう

2018年4月8日(日)まで、茨城県にあるいちご農家、永作さんのストロベリーハウスと
体験型農業テーマパーク〈なめがたファーマーズヴィレッジ〉にて
いちご狩りといちご大福づくり体験が開催されます。

茨城はおいしいいちごの産地!

しかもいちごは、とれたてが一番おいしいのだそう。
当日は出荷真っ最中のストロベリーハウスにおじゃまし、
いちごを20分間食べさせてもらえます。

その後は、オリジナルのいちご大福づくりに挑戦。
あんこは「つぶあん」と「おいも餡」の2種が用意されます。

いちごにおいも餡を合わせるのはちょっと意外ですが、
なめがたファーマーズヴィレッジを運営しているのは、
さつまいもスイーツ専門店〈おいもさんのお店らぽっぽ〉や
〈らぽっぽファーム〉を運営する白ハト食品工業株式会社。
畑から工場、店舗をもつさつまいも専門食品メーカー
ならではの提案といえそう。