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〈発酵醸造未来フォーラム
’18 TOKYO〉今年も開催!
日本食の未来をデザインする
「食のシリコンバレー」
プロジェクト

コロカルニュース

posted:2018.2.28   from:東京都北区  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kiyoko Hayashi

林貴代子

はやし・きよこ●宮崎県出身。旅・食・酒の分野を得意とするライター・イラストレーター。旅行会社でWebディレクターを担当後、フリーランスに転身。お酒好きが高じて、唎酒師の資格を取得。最近は野草・薬草にも興味あり。

やわらかな湯気のたつ、一杯のお味噌汁。
ホカホカの白飯と一緒にほおばる、旨味あふれる納豆。
注いだ瞬間ふんわりと芳香をただよわせる、芳醇な日本酒。

これらの日本のおいしいものには“発酵”という共通点があります。
五臓六腑にしみわたるおいしさと、
郷愁をかみしめるような不思議な日本の食文化には、
発酵という過程が欠かせません。

そんな身近な発酵について、少し深く掘りさげながら
飲んで食べて語って企てるイベント
〈発酵醸造未来フォーラム ’18 TOKYO〉が開催されます!

昨年のF3の様子。フードエッセイストの平野紗季子さんをモデレーターに進行。平野さんは今年も登壇者として参加予定。

「食のシリコンバレー」プロジェクトの一環としてスタートし、
2017年1月、東京青山の国際連合大学にて開催された
発酵醸造未来フォーラム、通称〈F3(Fermentation Future Forum)〉。

日本の発酵文化の継承や、研究の第一線をいく登壇者によるシンポジウムと、
充実した発酵屋台ブースが話題を呼び、昨年は大盛況に終わりました。
2年目の今年は、開催場所を東京北区の旧醸造試験所に移し、
スケールを拡大して開催されます。

昨年のF3の様子。屋外ブースでは、日本各地の多様性あふれる発酵醸造物が一堂に会した「ファーメンテッドマーケット」が開かれました。

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昨年よりパワーアップ! 豪華な登壇者と4つのゾーンからなるコンテンツ

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2017年よりパワーアップ!
豪華な登壇者と4つのゾーンからなるコンテンツ

今年のF3は「Future Talk」、「Creative Chaos」、「Fermented Yatai & Community」、
「Fermented Future Art Live」とゾーンを4つに分け、
多角的なコンテンツが楽しめるイベントになる予定だそう。
昨年は1日限定のイベントでしたが、
今年は3月9日(金)、10日(土)の2日間で開催されます。

昨年のトークセッションの様子。

「Future Talk」や「Creative Chaos」ではさまざまな専門分野の有識者を招き、
発酵醸造の文化的資産の可能性を再価値化すると共に、
日本食の未来について語り合います。

登壇者には、IT起業家のドミニク・チェン氏、
山伏の坂本大三郎氏、ミソスープユニット〈LOVE ME AND MISO SOUP.〉、
ミシュラン2つ星レストラン〈レフェルヴェソンス〉シェフの生江史伸氏、
“日本酒業界のスティーブ・ジョブス”とも称される新政酒造8代目の佐藤祐輔氏、
発酵学者の小泉武夫氏などの豪華メンバーをはじめ、
僧侶、建築家などといった異分野の面々も登壇し、
発酵醸造の専門領域や業界の壁を越えたディスカッションが行われます。

昨年のF3の様子。日本の発酵食品の代表である醤油の味比べ屋台なども。

屋台ブースが並ぶ「Fermented Yatai & Community」のゾーンでは、
日本の食材・発酵技術を組み合わせたユニークなスタイルで話題のレストラン
〈Restaurant Kabi〉や〈Salmon&Trout〉などが出店予定。

また今年より新たにスタートする「Fermented Future Art Live」のエリアでは、
アーティストによるライブやペインティングも。

なお、F3は完全事前予約購入制のイベントです。
詳しい内容や、チケットの申し込みはこちらをチェック!

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赤レンガが美しい国の重要文化財・旧醸造試験所が会場に!

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赤レンガが美しい国の重要文化財・旧醸造試験所が会場に!

今年の会場となる旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)の外観

今回の〈F3〉で注目したい点がもうひとつ。
それは、今回の会場となる旧醸造試験所。

ドイツに留学し、近代建築を学んだ妻木頼黄氏による設計で
明治37年に創設され、酒類の醸造試験、講習の実習工場として使用されてきました。
妻木氏が設計した建物で現存するものは少なく、今では大変貴重な建造物なのだとか。

現在、醸造に関するセミナーや実習の場として活用されているものの、
普段はフェンスが張り巡らされ、内部は非公開。
そんな試験所の中に入れるというだけでも、かなり得した気分!

未来の日本食をリデザインしていくきっかけの場をつくることを目的とした本イベント。
目からウロコが落ちるような、情報盛りだくさんの2日間になる予感!
発酵、醸造、日本の食文化に興味のある方は、
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

F3の模様は、後日コロカルでも紹介しますので、お楽しみに!

information

map

発酵醸造未来フォーラム 東京’18(略称 F3)

開催日:2018年3月9日(金)・10日(土)

時間:11:00~17:00

会場:国重要文化財 旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)

住所:東京都北区滝野川2-6-30

アクセス:JR・東京メトロ「王子駅」から徒歩約10分/都電・都営バス「飛鳥山」から徒歩約7分

チケット料金:一般1Dayパス7,500円(税別)一般2Dayパス13,000円(税別)

学生1Dayパス3,500円(税別)(特典なし)学生2Dayパス7,000円(税別)(特典なし)

※早期予約特典:初回F3発酵醸造未来フォーラムのドキュメントブック(2,500円)、F3限定トートバック、F3記念おちょこつき

※来場者全員にひとくち発酵フードつき

チケット購入:購入はこちらから

登壇者:飯尾彰浩(飯尾醸造5代目)/ドミニク・チェン(情報学研究者)/佐藤祐輔(新政酒造8代目)/生江史伸(レフェルヴェソンス料理長)/小松真実(ミュージックセキュリティーズ代表)/安田翔平(Restaurant Kabi 料理長)/小泉武夫(発酵学者)/丸山潤一(東京大学農学部生命科准教授)/千葉麻里絵(酒ソムリエ GEM by moto 店主)/豊田啓介(建築家 noiz architects)/森枝幹(Salmon&Trout 料理長)/山川冬樹(アーティスト)/黒島慶子(醤油ソムリエール)/宮本貴史(農家 みやもと糀店)/山本実侑(東京大学学生)/akiko nakayama(アーティスト Alive Painting)/青江覚峰(僧侶)/ジャスティン・ポッツ(発酵アクティビスト)/平野紗季子(フードエッセイスト)/本村拓人(Space Gray 代表)/田中佑資(発酵DIY)/竹田潤平(ファーマーズマーケット 男子野菜部)/國崎泰司(八百屋プロデューサー)/上野伸弘(長期熟成日本酒Bar 酒茶論店主)/坂本大三郎(山伏)/nhhmbase(音楽家)/白土暁子(酒ソムリエ いまでや)/塚本紗代子(フードディレクター)/LOVE ME AND MISO SOUP.(ミソスープユニット)/岡島悦代(自由大学学長 コミュニティディレクター)/市耒健太郎(恋する芸術と科学 主宰)and more(敬称略・順不同)

Web:発酵醸造未来フォーラム 東京’18

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