"没⼊型リトリート"のアートヴィラ、 〈ONEBIENT神通峡〉 2022年秋にオープン

富山県の中央を流れる清らかで水量の多い神通川を臨む場所に、
2022年秋、3棟4室のアートヴィラ
〈ONEBIENT神通峡(ワンビエント じんづうきょう)〉がオープンします。

『ミシュランガイド北陸2021』で
4パビリオンの旅館として紹介された〈リバーリトリート雅樂倶〉に隣接し、
施設としても連携するアートヴィラ〈ONEBIENT神通峡〉は
どのような宿泊が体験できるのでしょうか。

自然環境へより深く没入する〈ONEBIENT〉

〈ONEBIENT〉は、人のいない静けさの中で、
その時、そこにしかない世界に没入することができるアートヴィラです。
光や⾵、⽔、土、草木といった自然の要素を、
建築とテクノロジーの両面から拡張。

その土地が持つ特有の自然現象を用いて、
その場所だけの「新しい環境」をつくり出します。

ヴィラの設計を担当するのは、建築家の浜田晶則氏とアーティストの穴井佑樹氏。
2人が共同で生み出すのは、建築とアート、そして自然を融合させ
自然環境へより深く没入することを促す空間です。

〈ONEBIENT〉の特徴は、新しい環境の体験だけではありません。

自然エネルギーを建築の内部に取り込むことで、常に室内環境の快適性を維持。
一般の電力供給には頼らず、太陽光発電や薪ボイラーを活用することで
完全オフグリッドを目指します。

さらに施設の運営には独自の統合制御システムを導入。
存在を意識できないほど周囲の環境に溶け込むカームテクノロジーの開発により、
宿泊にまつわるさまざまなサービスが無人化されます。

これら全てによって、宿泊者にまったく新しい没入型の宿泊体験を
提供することになっています。

水風呂は日本海! 大自然とともにある 新潟県柏崎市〈サウナ宝来洲〉

〈サウナ宝来洲〉

可能性を秘めた地方サウナ

サウナブームが叫ばれて久しい今日この頃。
全国各地にユニークなサウナが増えているのをご存知ですか?

本日はその中から、新潟県柏崎市の鯨波海岸にある
〈サウナ宝来洲(ホライズン)〉をご紹介。
なんとここ、日本海が水風呂と化したサウナなんです!

2021年春にオープンした〈サウナ宝来洲〉。
バーベキューやシーカヤックといった
マリンアクティビティが楽しめる〈小竹屋旅館〉が手がけるこちらは、
目の前が海の開放的なアウトドアサウナです。

2021年春にオープンした〈サウナ宝来洲〉は〈小竹屋旅館〉が手がけた目の前が海のアウトドアサウナ。

サウナ自体は、300kgの石にセルフロウリュできる本格的な薪サウナで、
高温多湿のため、気持ちのよい発汗を促してくれます。

砂浜を見渡せるルーフトップ

砂浜を見渡せるルーフトップ

夜には満天の星空を見渡せるルーフトップをはじめ、
外にさまざまな外気浴スペースが設けられ、異次元の開放感を実現。
海風の気持ちよさを存分に体感できるようになっています。

この〈サウナ宝来洲〉の立ち上げのきっかけはTwitter。
コロナ禍で海水浴場が閉鎖され、併設の旅館業が大きなダメージを受けた昨年。

それに限らず、年々海水浴客の減少を懸念していたオーナーの杤堀耕一さんは、
「これからの時代、地方のサウナがすごくいい」というTwitterの投稿から、
新たなコンテンツとしてサウナを検討することに。

サウナーのLINEグループにて、長野県に予約が取れないことで有名な
フィンランド式サウナ〈The Sauna〉があると知ります。

早速現地を訪れた杤堀さんは、野尻湖畔の脇に立ち、背後が大自然という、
地元のロケーションを存分に生かした独特の〈The Sauna〉の世界観に感動。
よりアウトドアサウナの魅力に引き込まれたのだそう。

それから、〈The Sauna〉支配人である野田さんにプロデュースを依頼し、
徐々に〈サウナ宝来洲〉が形づくられていきました。

島根の文化香る、隠岐・西ノ島で 唯一のコーヒーショップ 〈Sailing Coffee〉

鮮やかな海と草木のコントラスト。
草原にたたずむ穏やかな馬たち。
島根半島から約60キロに位置する、美しき隠岐諸島。

ユネスコ世界ジオパークにも認定された自然豊かな諸島に属する西ノ島町は、
隠岐を代表する名勝・国賀海岸や
後鳥羽上皇が島流しにあった際に灯台代わりになった焼火神社があったり、
江戸時代には北前船の寄港地(風待ち港)だったりと、
歴史的な海洋文化の香る地でもあります。

隠岐諸島に属する西ノ島町に、ただひとつあるコーヒーショップ〈Sailing Coffee〉の店内。

書籍は、デザインやアート、ビジネス、トラベルの書籍を中心に選書。

書籍は、デザインやアート、ビジネス、トラベルの書籍を中心に選書。

そんな西ノ島町に、ただひとつあるコーヒーショップ〈Sailing Coffee〉。

古くからにぎわいをみせる浦郷地区の一角にあるこちらは、
松江が誇るコーヒーショップ〈CAFFÉ VITA〉が
手がけるブレンドコーヒーが飲めたり、
140年余りの歴史を持つ松江の〈袖師窯〉でつくられた
オリジナルのコーヒーカップが使われていたりと、
島根の魅力が詰まったモダンなお店です。

オーナーの森山勝心さんは、
もともと父親の故郷ということもあり、
学生時代から隠岐で広告制作やイベント制作など、
さまざまなプロジェクトに取り組んできました。

それから大学卒業後に東京の企画プロデュース会社を経て、
導かれるように隠岐へと拠点を移したといいます。

「さまざまな側面を持たせておくためにも、
拠点となる場所にはコーヒーショップを併設したくて。

前職のボス、ライフスタイルプロデューサー・浜野安宏の言葉で
『おもしろいまちにはカフェと映画館がある』というものがあります。

この店も、生活の延長にあるにぎわいにつながる存在になれたら。
純粋に、自分が隠岐にあったらいいなと思うお店をつくりました」(森山さん)

〈Sailing Coffee〉という店名は、オランダからヨットに乗って西ノ島にやってきたご夫妻が別れ際に発した「出発は明後日くらいかな。明後日の午後から風がよくなりそうだから」という何気ない言葉の魅力に後押しされ、命名。

〈Sailing Coffee〉という店名は、オランダからヨットに乗って西ノ島にやってきたご夫妻が別れ際に発した「出発は明後日くらいかな。明後日の午後から風がよくなりそうだから」という何気ない言葉の魅力に後押しされ、命名。

つくり置きも地産地消!
「まちの食材を使った常備菜」

今月のテーマ 「まちの食材を使った常備菜」

まちの名産を使った郷土料理は地元の人はもちろん、
訪れた旅行者の楽しみのひとつ。

その土地の名産を使ったご当地グルメは
昔ながらの郷土料理からB級グルメと呼ばれるものまで多種多様。
ネットショップでも手軽に購入できますが、
せっかくなら産地ならではの調理法や食べ方をしたいもの。

そこで今回は地域の食材を生かした常備菜を
〈地域おこし協力隊〉のみなさんに教えてもらいました。

日持ちもして調理法も簡単。
つくり置きして保存できる常備菜はまちの「家庭の味」といえます。
たくさんつくってそのまま食べてもよし、
アレンジしてもよしの便利な料理ばかりなので
食材をお取り寄せしてお試しあれ。

【秋田県にかほ市】
和のスーパーフードを使った贅沢メニュー

秋田県にかほ市はそばの産地。
夏には、あたりにそばの白くて可憐な花が咲き誇ります。

そばの花

そばの実

そば粉はこの「そばごめ」と呼ばれる
「タネ」の部分を挽いて製粉しますが、
「タネ」をまるごと食べるのがこの地域の文化。
殻をとってゆでで、麺つゆや出汁をかけて食べるのは
「むきそば」という郷土料理です。

それ以外にも、ゆでたそばごめを冷凍保存し、
味噌汁に入れたり、和え物にしたり、煮物に添えたりと、
何にでも万能に使える常備菜です。

こちらは、麺つゆで和えたなめことそばごめを混ぜたもの。

こちらは、麺つゆで和えたなめことそばごめを混ぜたもの。

つぶつぶとした食感がとてもおいしく、
また栄養たっぷりなスーパーフードなんですよ。

そばの産地ならではの贅沢な常備菜です。

photo & text

國重咲季 くにしげ・さき

京都府出身。秋田県の大学に進学したことを機に、東北各地の1次産業の現場を訪ねるようになる。卒業後は企業に勤めて東京で暮らした後、にかほ市で閉校になった小学校の利活用事業「にかほのほかに」に携わるべく秋田にAターン。地域で受け継がれてきた暮らしを学び、自給力を高めることが日々の目標。夢は食べものとエネルギーの自給自足。

〈ミナ ペルホネン〉監修グッズも。 「水が生まれるまち」信州・大町市の 〈Mizunowa Marché〉オープン

長野県大町市の特産品や郷土料理、土産物などを取り扱うオンラインマルシェ、
〈Mizunowa Marché(みずのわマルシェ)〉が2021年8月7日にオープンしました。

長野県大町市の特産品や郷土料理、土産物などを取り扱うオンラインマルシェ〈Mizunowa Marché(みずのわマルシェ)〉。

雄大な北アルプスの麓に位置する長野県大町市。
長野県北西部に位置し、西は富山県、北は白馬村と隣接しています。

標高3000メートル級の北アルプスの山々を見上げ、
「仁科三湖」と呼ばれる3つの湖の恵みを受ける大町市は、
北アルプスからの雪解け水が豊富。
山に降り積もった雪は、20年もの時を経て、
町の至るところに流れる小川の水となって流れています。

〈Mizunowa Marché〉を運営する〈信濃おおまち みずのわプロジェクト〉。

大町市としても「水が生まれるまち」を掲げています。
豊かな水と自然の恵みのおかげで、蕎麦やジビエ、山菜、フルーツなど、
信州らしい郷土の味が揃っています。

〈Mizunowa Marché(みずのわマルシェ)〉では、
その大町市の美しい水の恵みから生まれた特産品や郷土料理、
土産物などを中心に販売しています。

水が生まれるまち・大町市の魅力に触れてもらいたいという目的で
Mizunowa Marchéを運営するのは、
2020年12月に大町市で発足した〈信濃おおまち みずのわプロジェクト〉。
大町市が策定したSDGs未来都市計画〈SDGs共創パートナーシップ〉によって
始まった産学官金連携の取り組みです。

信濃おおまち みずのわプロジェクトでは、北アルプス山麓を起点に、
豊かな"水"と育んできた暮らし・風土・文化を学び、
自然と人とのやさしいコミュニティを育むことで、
100年先を見据えた"まち・ひと・しごとづくり"を実現し、
サステナブルなモデルタウンを目指しています。

Mizunowa Marchéで取り扱う商品は、ペットボトル入りの地元の湧水、
大町市内にある3つの酒蔵がつくる日本酒やどぶろく、
峯村農園のりんごジュースやプラムジュース、
天然酵母で作ったおやきやお菓子類といった食品のほか
大町市のキャラクター〈おおまぴょん〉のグッズや、コスメと幅広いラインナップ。

大町市では3つの酒蔵が日本酒を作っている。

大町市では3つの酒蔵が日本酒をつくっている。

〈峯村農園〉の「りんごジュース」「ウメジュース」「プラムジュース」

〈峯村農園〉の〈りんごジュース〉180円(税込)〈ウメジュース〉180円(税込)〈プラムジュース〉270円(税込)

〈田中屋〉の「雷鳥の里」

〈田中屋〉の〈雷鳥の里〉25個入り 2592円(税込)

〈信濃おやき幸庵〉の「天然酵母おやき」

〈信濃おやき幸庵〉の〈天然酵母おやき〉各種160円(税込)

大町市の水をはじめとする北アルプスの山、
自然の恵みを堪能できるさまざまな郷土の品です。

五重塔と原始林を臨む、 奈良の新たなライフスタイルホテル 〈MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS〉

奈良公園南端に位置する荒池の畔、
ユネスコ世界遺産の興福寺五重塔と春日山原始林を臨む地に、
2021年9月、“共生の奈良”をテーマとしたライフスタイルホテル
〈MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS〉がオープンします。
現在宿泊予約受付中。

同館は、〈KUMU 金沢〉や〈KAIKA 東京〉をはじめ、
ローカルの新しい魅力のシェアをコンセプトとして展開する
ライフスタイルホテル〈THE SHARE HOTELS〉の9つ目。

施設名の「MIROKU」は、
奈良の美しい山麓や鹿を臨む場所(美(ミ)+鹿(ロク)、麓(ロク))、
未来の世に人々を救済するとされる弥勒(ミロク)菩薩(ボサツ)から。
同館が目指す奈良の未来づくりへの姿勢や思いが込められています。

築31年(1990年築)の地下1階地上4階建てのビルを
リノベーションをして誕生した〈MIROKU 奈良〉。

インテリアデザインを担当したのは、
「正直なデザイン」と表したデザインを手がける〈芦沢啓治建築設計事務所〉と、
奈良県出身で数寄屋大工としての経験を活かし、美術家としても活躍する
佐野文彦氏率いる〈Fumihiko Sano Studio〉。
ふたつのデザイン事務所を迎え、異なる趣の空間を実現。

芦沢啓治建築設計事務所は、
自身が関わる家具ブランド〈Karimoku Case Study〉や
〈石巻工房〉の家具を取り入れながら、普遍的で美しい和の空間に。

Fumihiko Sano Studioは、
奈良の素材を大胆に配した「はじまりの地」奈良に相応しい
プリミティブな魅力が感じられる空間を手がけたほか、
エントランスのランドスケープも担当。

〈MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS〉、1FにあるCAFE & BAR MIROKU TERRACE。

宿泊者専用の地下ラウンジは、Fumihiko Sano Studioがデザイン。吉野杉や飛鳥石などの奈良産の素材を活かした、趣のある空間です。セルフサービスでお茶を楽しめるほか、自動販売機やコインランドリーも併設。

宿泊者専用の地下ラウンジは、Fumihiko Sano Studioがデザイン。吉野杉や飛鳥石などの奈良産の素材を生かした、趣のある空間です。セルフサービスでお茶を楽しめるほか、自動販売機やコインランドリーも併設。

〈里山十帖〉ってどんな場所? 新しく誕生した〈IZUMI〉は 大切な人と訪れたい1組限定の古民家宿

美しい自然が一望できる露天風呂。〈IZUMI〉は田園集落の丘にあり、天候によっては雲海ハントもできます。

里山十帖で雪国の文化と自然を築150年の古民家で味わう

今夏、新潟県南魚沼市にある里山十帖に、
1日1組限定の貸し切りタイプの宿〈里山十帖 THE HOUSE〉より
第一弾となる〈IZUMI〉がオープンしました。

同館は、南魚沼市の泉盛寺という棚田が広がる集落の
築150年の貴重な古民家をフルリノベーションした宿。

新潟県南魚沼市にある里山十帖に、1日1組限定の貸切タイプの宿〈里山十帖 THE HOUSE〉より第一弾となる〈IZUMI〉がオープン。

「“快適に”、雪国の暮らしと自然を体感する」というコンセプトのもと、
百名山・巻機山の絶景をはじめとするさまざまな魚沼の魅力に触れながら、
プライベートな空間で雪国の暮らしを味わうことができます。

〈IZUMI〉は、保存樹木や保存樹林に認定されている欅の巨木を切り出し、
何十年も寝かせて乾燥させ、製材して建てられた土地の文化を感じさせる建物です。

それを、里山十帖と同様に、
100年以上利用できるように、土台から根本的に修繕。
断熱技術を駆使し、古民家特有の寒さも感じさせない造りとなっています。

里山十帖 THE HOUSE IZUMIの趣のある室内

〈里山十帖 THE HOUSE IZUMI〉の天井高の開放的な室内。

〈里山十帖 THE HOUSE IZUMI〉の開放的で趣のある室内中心には「おえ」と呼ばれる囲炉裏の間が。

天井高の開放的な室内。
中心には「おえ」と呼ばれる囲炉裏の間(ま)が。

断熱が徹底されているため、残念ながら囲炉裏を使用することはできませんが、
縁は石組みが施され、テーブルとして使えるようになっています。

その奥には、可能な限り壁を抜いて窓に変更した座敷二間も。

〈里山十帖 THE HOUSE IZUMI〉の2階はベッドルーム。石川県金沢市の老舗寝具店、石田屋の超高級セミダブルベッド2台が並ぶ。

2階にはデスクを備えたベッドルームがあり、
1台100万円以上の石川県金沢市の老舗寝具店〈石田屋〉の
超高級セミダブルベッド2台が並びます。
ウッドスプリングに馬毛マットレスのベッドは、
身体をしっかりサポートしてくれることでしょう。

敷き布団も用意があり、最大宿泊人数は7名とのこと。

「おくどさん」があった場所に設けられたキッチンには、
IHクッキングヒーター、冷蔵庫や電子レンジなどをはじめ、
基本的な調理器具や家電、食器なども常備があります。

自慢の会席料理に舌鼓。 愛犬と一緒にくつろげる温泉宿 〈えふでの宿 小松家 八の坊〉

創業100年以上の老舗旅館がリニューアル

静岡県伊豆を代表する温泉街・伊豆長岡。
いくつもの老舗旅館が立ち並ぶこのエリアで
2021年7月22日(木・祝)に〈えふでの宿 小松家 八の坊〉が新しく生まれ変わりました。

同施設は大正2年に創業し、今年で108年目を迎える旅館です。
古くから心温まるおもてなしと、地元の食材を使った会席料理が有名で
多くの観光客に親しまれてきました。

608号室はスタンダードな和室。窓からは源氏山の眺望が楽しめます。愛犬とくつろげる、源泉掛け流しの檜内風呂(ひのきぶろ)付き。

608号室はスタンダードな和室。窓からは源氏山の眺望が楽しめます。愛犬とくつろげる、源泉掛け流しの檜内風呂(ひのきぶろ)付き。

今回のリニューアルオープンでは
愛犬と一緒に泊まれる3部屋の客室がお披露目。

「ワンちゃんとの旅行でも安心してお泊りいただきたい」という
五代目専務・望月敬太さんの想いがきっかけとなったそうです。

2~6人で宿泊できる広々とした511号室。ワンちゃんが利用できる源泉かけ流し半露天風呂やプライベートドッグラン付き。

2~6人で宿泊できる広々とした511号室。ワンちゃんが利用できる源泉かけ流し半露天風呂やプライベートドッグラン付き。

和モダンな雰囲気が魅力の311号室。「ワンちゃんなんでもスペース」が完備され、広々とした空間で快適に過ごせます。

和モダンな雰囲気が魅力の311号室。「ワンちゃんなんでもスペース」が完備され、広々とした空間で快適に過ごせます。

いずれの客室もペットが安心して利用できるよう、
壁紙から床材、ソファの生地までこだわっているのが特長です。

さらに客室ごとに犬専用の露天風呂や
愛犬と一緒にくつろげる団らんスペースなどを完備。
同施設ならではのおもてなしの空間が広がっています。

〈えふでの宿 小松家 八の坊〉では、犬専用の作務衣(さむえ)やバスタオルなどのアメニティが充実している。

客室には犬専用の作務衣(さむえ)やバスタオルなど、
アメニティが充実している点もうれしいところ。
ちなみに、この専用作務衣は施設内の売店でも購入が可能です。

同施設では、売店で販売されている犬専用グッズの収益を、
すべて犬の保護活動を行う団体へ寄付しています。
「ワンちゃんの保護活動に微力ながら貢献したい」
という専務・望月さんの想いが込められた取り組みです。

夏は湖底に沈み、冬に姿を現す。 幻の橋〈タウシュベツ川橋梁〉の 半年間をおさめた写真集はいかが?

穏やかな水面に、ぽっかり浮かぶようにして建つ白い橋。
湖の水位により大きく見え方が変わることから、
幻の橋とも呼ばれる〈タウシュベツ川橋梁(きょうりょう)〉です。

その姿を撮り続ける写真家・岩崎量示さんが、
直近半年間の記録をおさめた
写真集『タウシュベツ日誌 第3号』の制作にあたり、
クラウドファンディングを開始。
近い将来、崩落すると言われる橋と、
北海道・十勝の雄大な自然が織りなす厳しくも美しい光景が一冊に。

左奥から時計回りに、『タウシュベツ日誌』シリーズの第0号、第1号、第2号。

左奥から時計回りに、『タウシュベツ日誌』シリーズの第0号、第1号、第2号。

〈タウシュベツ川橋梁〉が完成したのは、1937年のこと。
帯広から北へと延びる旧国鉄・士幌線(しほろせん)の開通に伴い、
数多く建設されたコンクリートアーチ橋のひとつで、
全長130メートル、11連のアーチで構成されています。

建築資材の輸送コスト削減などの関係から、
セメントに現地調達が可能な砂や砂利を混ぜることでつくれるコンクリート製が、
橋の強度を上げるため、
そして鉄道が通る大雪山(たいせつざん)国立公園の景観に馴染むよう
アーチ型が採用されたとか。

糠平湖の端に位置する〈タウシュベツ川橋梁〉(2020年6月撮影)。

糠平湖の端に位置する〈タウシュベツ川橋梁〉(2020年6月撮影)。

しかし1955年、〈タウシュベツ川橋梁〉は
鉄道橋としての役目を終えることになります。
増える電力需要に対応するためダムがつくられ、
その人造湖である糠平湖(ぬかびらこ)の底に沈むことになったのです。

士幌線は湖の対岸へと移設され、橋は湖底へ。
ただひとつ想定と違っていたのは、水位の変化に伴い、
アーチ橋がさまざまな姿を見せることでした。

手前に見えるのは、糠平湖をつくる際に切り出された木の切り株。こちらも、60年以上前の姿のまま残っています(2020年7月撮影)。

手前に見えるのは、糠平湖をつくる際に切り出された木の切り株。こちらも、60年以上前の姿のまま残っています(2020年7月撮影)。

寒さで電力消費量が上がり、
ダムの水が減る冬は凍結した湖面から姿を現し、
雪解け水が流れ込み、
来る冬に向けて雨水をため始める夏から秋にかけて完全に水没。
1年を通した水位の差は30メートル近いと言われています。

エゾシカとパチリ。「紅葉の時期に橋の全容が見えるのは珍しいんですよ」と岩崎さん(2020年10月撮影)。

エゾシカとパチリ。「紅葉の時期に橋の全容が見えるのは珍しいんですよ」と岩崎さん(2020年10月撮影)。

〈mui たびと風のうつわ〉 沖縄・百名にできた 自然と創造をつなぐ宿

「無為自然」感じる旅の拠点

コロナが収まったら、どこか遠く、日常からかけ離れたところへ行きたい。
そんな少し先の楽しみを思い、さまざまに思考を巡らせている方に
ぜひ注目していただきたい宿があります。

2021年3月に自然と文化の豊かな海辺の集落、
沖縄県南城市玉城百名のはずれにオープンした〈mui たびと風のうつわ〉(以下mui)。
「暮らしと旅」、「自然と創造」をつなぐ宿です。

2021年3月、沖縄県南城市玉城百名のはずれにオープンした〈mui たびと風のうつわ〉

2021年3月、沖縄県南城市玉城百名のはずれにオープンした〈mui たびと風のうつわ〉

名前のmuiは「作為なく自ずと然る」という意味の「無為自然」という言葉から。
水が硬いものにあたると形を変えて包みこむように、
生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声のように、自ずと湧き起こる思考や行動に
身を任せられるような場所にしたい、という宿のコンセプトが込められています。

OLAibi、KOM_Iも出演。 岩手・遠野をめぐるカルチャーツアー 〈遠野巡灯籠木〉

遠野の文化を堪能できる3日間

柳田国男が手がけた『遠野物語』で有名な岩手県遠野市。
今夏、そんな遠野の魅力に迫るツアー型イベント〈遠野巡灯籠木〉が開催されます。
同イベントは、全国各地から“マレビト”として集結した参加者とともに、
遠野に新たな民話を紡ぐというもの。

遠野の民俗文化をめぐるスタディツアー、
遠野の郷土芸能「しし踊り」と音楽家たちによるライブセッション、
遠野の死生観にまつわるドキュメンタリー映像上映、
滋味あふれる食など、新旧のカルチャーを織り交ぜた内容となっています。

左上から時計回りに、OLAibi + KOM_I、Kuniyuki Takahashi、 DAISUKE TANABE、しし踊り

左上から時計回りに、OLAibi + KOM_I、Kuniyuki Takahashi、 DAISUKE TANABE、しし踊り

「しし踊り」は遠野の夏を代表する伝統芸能。
太鼓の音に揺さぶられ、動物と人が一体化するような迫力ある神事です。
本イベントでは、『遠野物語』の中にも記載のある
菅原神社の例祭で奉納される「張山しし踊り」を上演します。
また、OLAibi + KOM_I、Kuniyuki Takahashi、DAISUKE TANABE
といったアーティストたちが、「しし踊り」に触発されたライブセッションを披露。
個性あふれるアーティストたちは、しし踊りをどのように解釈し、
表現するのでしょう。

一方スタディツアーでは、遠野の風習や信仰を伝える〈to know〉コーディネートのもと、
『遠野物語』に登場する舞台や、河童や座敷わらしが実際にいた場所、
遠野ならではの信仰や文化を感じられる土地を歩きます。
多くの方が、幻想世界の中の存在であった妖怪。
それが実際にいたとなると、世界の見え方も変わってきそうですね。

また、上映されるドキュメンタリー作品は、
「目に見えないものはある」といまも強く信じられる遠野において
死生観は現代とどう接続しうるのかをテーマにした新作映画『DIALOGUE WITH ANIMA』。
当日は同作を上映のほか、関連トークショーも開催されます。

そのほか、食事は古くから残る発酵技術を極め、
唯一無二のどぶろくをプロデュースするオーベルジュ〈とおの屋 要〉提供の新酒どぶろくと、
新進気鋭のシェフが遠野で営むイタリアンレストラン〈おのひづめ〉プロデュースによる
ディナーが登場。
バーカウンターでは、遠野の名物スナック〈トマトとぶ〉の出張営業も行われます。
ぜひ、この機会に遠野の滋味を五感で味わってみてください。

遠野の文化や歴史を多角的に学び、体験できる充実の3日間。
ツアー締め切りは7月10日(土)までとなっているので、気になる方はお見逃しなく。

information

遠野巡灯籠木 民俗・芸能・食・音楽 ― 異界をめぐる3日間

日程:2021年8月27日(金)~29日(日)2泊3日

参加人数:20人程度

宿泊場所:たかむろ水光園

参加費:55000円

Web:遠野巡灯籠木公式サイト

予約:ツアー申込みフォーム

*価格はすべて税込です。

湯河原の自然の中で、 温泉と食と本を堪能。 〈湯河原惣湯 Books and Retreat〉

湯河原万葉公園にできたリトリート施設

都心から車や電車で約1時間半ほどの場所にある、
神奈川県の温泉街・湯河原。

この温泉場の中心部にあるのが湯河原万葉公園。
美しく小さな渓流にさまざまな植物が生い茂る公園で、
奥にあった足湯は、これまでたくさんの人々に親しまれていました。

2021年8月31日(土)、
この地に「温泉と食と本」をテーマにした
リトリート施設〈湯河原惣湯 Books and Retreat〉が誕生します。

同施設は、予約も可能な日帰り温泉やレストランのある〈惣湯テラス〉や、
カフェやコワーキングスペースのある〈玄関テラス〉(4月29日に先行オープン)
などで構成されており、
湯河原の自然を満喫しながら、思い思いの時間を楽しめる場所です。

〈惣湯テラス〉露天風呂(完成イメージ)

〈惣湯テラス〉露天風呂(完成イメージ)

源泉掛け流しの湯が楽しめる屋内、露天の2種の風呂にサウナ、
四季折々の食材を使ったシンプルな食事が楽しめるレストラン、
ライブラリーがある〈惣湯テラス〉。

温泉は強い個性があるというより、飽きのこない優しいお湯。
露天風呂では、渓流や千歳川を横目に、
川音を聞きながらゆったりと入浴を楽しめることでしょう。

館全体では、天然素材をふんだんに使い、
外光や木々の緑が映えるよう彩度を落とした空間が特徴。

リノベーションしたラウンジには、居心地のよい家具が配置され、
園内の緑を見渡しつつ、リラクシングな時間を過ごすことができます。

「ないものはない」 新しい贅沢に出合う。 隠岐・ジオホテル〈Entô〉誕生  

隠岐ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる拠点施設」

島根半島からフェリーに揺られ北へ約3時間。
ユネスコ世界ジオパークに認定され、豊かな自然に恵まれた地・隠岐諸島。

島流しにあった後鳥羽上皇が晩年を過ごした場所としても知られ、
現在は教育魅力化プロジェクトも活発で、大自然とともに、
地域に根ざした取り組みが注目を集めています。

そんな隠岐諸島の島前にある海士町に2021年7月1日(木)、
日本初のジオホテル〈Entô(エントウ)〉がオープン。

同館のコンセプトは
「隠岐のジオ・スケープ(=地球の風景)と、島で暮らす人々との温かな出会い」。
「隠岐ユネスコ世界ジオパークの泊まれる拠点」として、
都市型のラグジュアリーとは一線を画す「ないものはない」という新しい贅沢、
新しい旅のカタチを提案するホテルとなっています。

北西南東を軸に幅広く構えた建物は、施設コンセプトに
Honest(正直さ、素直さ)&Seamless(隔たりや境目のないこと)を掲げ、
ジオパークの景色が見渡せる大きな窓が特徴のシンプルな客室です。

無刺激のシャンプーや、島根産の竹の歯ブラシ、地域の人に愛されたお茶うけ、
島の土で練られた陶器など、地元の味わいを感じられるアメニティも用意。

Photo by Kentauros Yasunaga

Photo by Kentauros Yasunaga

Photo by Kentauros Yasunaga

Photo by Kentauros Yasunaga

Photo by Kentauros Yasunaga

Photo by Kentauros Yasunaga

気になる食事はというと、夜は岩牡蠣、隠岐牛、白イカ、ホンダワラ、
こじょうゆ味噌など、地元食材を使った季節のコースメニューを楽しめます。

サービスとして、フェリー到着次第、港でチェックインができ、
滞在がより楽しくなる島のオリエンテーションや、
島の観光協会へ旅に関の相談ができたり、「フィールドコンシェルジュ」から
より旅が楽しくなる案内を受けることも可能。

そのほか、ジオパークとしての隠岐を最大限体験するために
必要な情報を予習できる展示室〈Geo Room "Discover〉も併設。
テラスやラウンジでもジオパークにまつわる展示も行われるそうです。

うるし漫画家・堀道広の旅コラム
「四国八十八ヶ所のお遍路で、
石手寺に招かれた」

かたちから入るお遍路もアリである

完全に自由な旅というのは、いつ以来していないだろう。

10年以上前の話になるが、香川の高松に友人が住んでいたので、
高松を拠点にして「四国八十八ヶ所」の「お遍路」に挑戦したことがあった。

まずは服装から入ろうと、朝一番で高松から徳島に行き、
第1番札所の霊山寺で、すげ笠と白衣(びゃくえ)を買った。御朱印帳も買った。

すげ笠と白衣を装着。

すげ笠と白衣を装着。

そして私はばっちりお遍路ファッションに着替え、
高松で借りたレンタカーにさっそうと乗り込んだ。
……レンタカー?
そう、私は一刻も早く八十八ヶ所を回るため
「レンタカーでお遍路」という禁じ手を使っていた。
レンタカーでお寺に行っては、御朱印帳に文字を書いてもらい(納経は300円)、
次から次へとお寺を回った。

レンタカーにはカーナビがついている。
私は紙の地図を見なくとも、次の札所への道を異様にスムーズに巡ることができた。
あっという間にかなりの数のお寺を巡った。
まるで、ルート宅配をしているような気持ちになってきた。
山の上のほうにありそうな、自力で登山をしなければいけない札所は飛ばした。

夕方、暗くなると拠点である高松にレンタカーを返しに帰り、友人宅で宿泊した。
そして翌日、また友人宅を出てレンタカーを借り、県をまたぎその続きのお遍路をした。
効率が悪い気もするが、当時は宿泊するお金もなかったし、
効率が悪いということすら気づかなかった。
スムーズにお寺を巡るうちに、私は夏休みの都区内ポケモンスタンプラリーをしている
小学生のような気持ちになっていた。
自分はなぜこんなことをしているのか。これになんの意味があるのか。
成し遂げた末に、何があるのか。
すげ笠を被って車を運転しながら根本的なことを自問自答した。

最大365日の長期滞在も可能! 暮らすように旅ができる宿泊施設〈YANAKA SOW〉で 東京・谷中を再発見

民泊スタイルを踏襲した新しい形態の宿泊施設

江戸時代以降の歴史あるまち並みが残る
東京の下町、谷中。
下町情緒あふれるエリアとして人気のまちに、
2021年5月新しい宿泊施設〈YANAKA SOW〉がオープンしました。

〈YANAKA SOW〉の「SOW」という言葉には、住むと泊まるの間を表す「荘」、まちに寄り「添う」、地域文化の「層」を深掘る、という3つの意味がこめられているのだとか。

〈YANAKA SOW〉の「SOW」という言葉には、住むと泊まるの間を表す「荘」、まちに寄り「添う」、地域文化の「層」を深掘る、という3つの意味がこめられているのだとか。

このYANAKA SOWの運営とプロデュースを手がけているのは
民泊サービスを世界中で提供している〈Airbnb〉と、
小山薫堂氏が代表を務める〈オレンジ・アンド・パートナーズ〉。
東京への旅行者の宿泊地としてはもちろん、
仕事と生活での利用を目的とする長期宿泊者や
セカンドハウスなどとして利用することを想定した
設備とサービスが充実している宿泊施設なんです。

谷中で“住むと泊まるの間”の体験ができる場

YANAKA SOWは、民泊のスタイルを踏襲していて
フロントデスクを設けない無人の
チェックインとチェックアウト方法が採用されています。

寺町をイメージしたという内装の客室は、
定員4名のゆったりと過ごせる部屋と
定員6名のグループでも利用可能な和室付きの部屋など全13室。
長期滞在もできるようにIHキッチンや大型冷蔵庫が
全室に設置されています。

寺町をイメージしたという内装の客室は、定員6名のグループ利用も可能な和室付きの部屋など全13室。

寺町をイメージしたという内装の客室は、長期滞在も可能なIHキッチンや大型冷蔵庫が全室に設置されている。

キッチン用品も用意されており、
たとえば谷中銀座商店街で入手した食材を調理して食べる、
ということができるのもYANAKA SOWならではの楽しみ方です。

客室内での仕事のしやすさを考慮したデスクやローテーブルもあり、ワーケーションにも最適。

客室内での仕事のしやすさを考慮したデスクやローテーブルもあり、ワーケーションにも最適。

共有スペースの一角にはランドリールームも完備。

共有スペースの一角にはランドリールームも完備。

〈SANU 2nd Home〉 自然の中にセカンドハウスを。 次世代のローカルサブスクリプションサービスがスタート!

〈SANU CABIN〉の外観と立地イメージ。

次世代建築と自然を満喫

コロナ禍でライフスタイルの変化が加速している現在。
「住」に関する新たなサブスクリプションサービスが誕生しました。
その名も〈SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)〉

〈SANU CABIN〉の内観イメージ。

〈SANU CABIN〉の内観イメージ。

「自然の中で生活を営むためのもうひとつの家」をテーマに、
月額55000円で都心から片道2時間程度の自然豊かな拠点を
自由に選んで滞在できるというものです。
手掛けたのは、「Live with nature./自然と共に生きる。」を
コンセプトに掲げるライフスタイルブランド・SANU(サヌ)。

株式会社SANUのメンバー。左から5番目がCEO福島弦さん、6番目がFounder兼Brand Director本間貴裕さん。

株式会社SANUのメンバー。左から5番目がCEO福島弦さん、6番目がFounder兼Brand Director本間貴裕さん。

ここは、〈Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE〉(蔵前)、
〈CITAN〉(東日本橋)、〈K5〉(茅場町)などの
都内のホテルやホステルのプロデュースや運営を行ってきた本間貴裕さんと、
〈McKinsey & Company〉を経て、ラグビーワールドカップ2019年日本大会の
運営に参画した経験を持つ福島弦さんを中心に立ち上げた会社です。

同社は、年々ひどくなる都市部の過密化や環境破壊が進むなかで、
人々の自然への欲求が高まっていると考え、このサービスを考案しました。

〈NIPPONIA美濃商家町〉に “現代アートとローカルの新しい関係” をテーマとするギャラリーがオープン

美濃のまちを丸ごと楽しめる宿

1300年の歴史を有する和紙のまち、岐阜県美濃。
2021年4月、その商家町の中心市街にある宿泊施設
〈NIPPONIA美濃商家町〉に〈GALLERY COLLAGE〉がオープンしました。

ギャラリー〈GALLERY COLLAGE〉。ホテルのフロントとカフェを併設。

ギャラリー〈GALLERY COLLAGE〉。ホテルのフロントとカフェを併設。

NIPPONIA美濃商家町は、
空き家の利活用と地域活性化に取り組む〈みのまちや株式会社〉が運営する宿泊施設。

スタッフの皆さんと作家のシーズン・ラオさん。ホテル及びギャラリーの運営は地域住民の皆さんが行っています。

スタッフの皆さんと作家のシーズン・ラオさん。ホテル及びギャラリーの運営は地域住民の皆さんが行っています。

客室は、和紙原料問屋の別邸を改修した空間。
金庫蔵や材料蔵、茶室、迎賓室など、かつてのおもむきが残る、
さまざまなタイプの部屋があります。
和紙の壁紙や美濃手漉き和紙職人の手がけた和紙作品など、
和紙のまちならではのディティールも魅力。

和紙原料問屋の別邸を改修したNIPPONIA美濃商家町の客室。金庫蔵や材料蔵、茶室、迎賓室など様々なタイプの部屋がある。

和紙原料問屋の別邸を改修したNIPPONIA美濃商家町の客室。金庫蔵や材料蔵、茶室、迎賓室など様々なタイプの部屋がある。

GALLERY COLLAGEのオープニングエキシビジョンは、
現代美術家、シーズン・ラオさんによる新作展〈美濃・余白〉。
ラオさんは今回の制作のために和紙の手漉き職人の工房や
機械漉き工場などでリサーチを行い、
70年間和紙を漉き続けている和紙職人、澤村正(さわむらまさし)さんと出会ったのだとか。
今回の展示では、澤村さんの漉いた「本美濃紙」を使った新作がメインとなっています。

シーズン・ラオ (劉善恆/Season Lao )1987年マカオ生まれ。20代に北海道へ移住。東日本大震災をきっかけに、人と自然が共存する道を探す必要性を強く感じる。現在は京都を拠点に、アジア及び欧米の展示会やアートフェアで作品を発表している。

シーズン・ラオ (劉善恆/Season Lao )1987年マカオ生まれ。20代に北海道へ移住。東日本大震災をきっかけに、人と自然が共存する道を探す必要性を強く感じる。現在は京都を拠点に、アジア及び欧米の展示会やアートフェアで作品を発表している。

マカオに育ち、現在は京都に暮らすラオさん。
マカオ時代は、地元のアイデンティティを模索したいという思いから
制作した作品が反響を呼び、
生家を含む歴史的建造物群の価値が再評価されることに。
その結果、予定されていた取り壊しが中止になったこともあったのだそう。
そんなラオさんが、今回は美濃のまちをどんな風に掬いとったのでしょうか。

壱岐市・妻ヶ島で 無人島サバイバル体験! 夏は子ども向けキャンプツアーも

無人島・妻ヶ島とは?

日本有数の離島数を誇る、長崎県。
壱岐市⽯⽥町に属する妻ヶ島(つまがしま)もその離島のひとつです。
2002年を最後に定住者がいなくなり、無人島となりました。

妻ヶ島を含む壱岐島の周辺は、
対⾺海流と⽇本海流がぶつかり合う海域のため、
豊富なプランクトンを求めて多くの⿂が回遊しているそう。
釣りのメッカとしても有名なスポットなのだとか。

そんな自然豊かな無人島・妻ヶ島で、
2021年4月からサバイバルキャンプができる
チャレンジングなプランがスタートしました。

博多港から壱岐島までは⾼速船で65分。壱岐島から妻ヶ島へはチャーター船で5分で到着します。

博多港から壱岐島までは⾼速船で65分。壱岐島から妻ヶ島へはチャーター船で5分で到着します。

「無人島サバイバルプラン」とは、最低限のキャンプ道具だけがプランに含まれ、
⾷料は釣りなどで現地調達するという、まさにサバイバルが存分に楽しめるプランです。

無人島サバイバルプランを発売する〈株式会社ジョブライブ〉。
ジョブライブが運営する無人島キャンプ場は、
和歌山県の地ノ島に続いて妻ヶ島が2拠点目となるそう。

電気も水道もない無人島で「生きるを学ぶ」体験を提供しています。

工夫して助け合いながら、自然を満喫するのが醍醐味。

工夫して助け合いながら、自然を満喫するのが醍醐味。

1泊2日または2泊3日のプランには、
チャーター船や最低限のアウトドア用品
(5名用テントやランタン、寝袋、簡易トイレ他)の料金が含まれ、
オプションで調理道具など必要な道具はレンタル可能。

モノにあふれた都会では味わえない、
限られた条件の中だからこそ大自然を存分に楽しめそう。

まさにサバイバル感を味わうにはもってこいの環境ですね。

釣りで食糧を現地調達することも。どんな魚が釣れるのでしょう?

釣りで食糧を現地調達することも。どんな魚が釣れるのでしょう?

青森県黒石市・鶴の名湯 温湯温泉で訪れたい 〈クランカフェ〉。 鶴の看板が目印です

“鶴”の名湯にある“クラン”カフェ

湯治場として400年以上の歴史をもつ黒石温泉郷のひとつ温湯温泉(ぬるゆおんせん)。
傷ついた鶴がそのお湯で傷を癒していたという伝承が残り、
中心には共同浴場〈鶴の湯〉があります。

まちには旅館が立ち並び、内湯をもたない古くからの客舎も残ります。温湯温泉郷(温湯温泉のエリア)では、古き良き津軽ならではの暮らしぶりが感じられる〈古津軽(こつがる)〉の世界を味わえます。

まちには旅館が立ち並び、内湯をもたない古くからの客舎も残ります。温湯温泉郷(温湯温泉のエリア)では、古き良き津軽ならではの暮らしぶりが感じられる〈古津軽(こつがる)〉の世界を味わえます。

古い建物を楽しみながらこのまちを散策していると、
かわいらしい鶴の看板を掲げた一軒のカフェが現れます。
店の名前は、住所にもある「鶴」の英名「crane」からとったという〈クランカフェ〉。
青森県産のりんごを使用したタルトタタンや週替わりランチ、ガレットが人気です。

そのとき手にはいるりんごでつくるというタルトタタン。この日の品種は「王林」と「はつあき」を掛け合わせてできた「きおう」。

そのとき手にはいるりんごでつくるというタルトタタン。この日の品種は〈王林〉と〈はつあき〉を掛け合わせてできた〈きおう〉。

店を営むのは、神奈川出身の田中遥さん。
弘前大学で学んだ遥さんは、卒業後関東で就職するも、
結婚を機に夫の職場がある青森県へ移住。
現在は平川市に住み、子育てをしながら、
木・金・土曜の営業日に、温湯温泉へ通っています。

店では手づくりのお菓子や雑貨も販売。人気のガレットは3種類を定番で揃えます。写真左下はクリームチーズとフライドオニオンのガレット。写真右下が店主の遥さん。「青森の魅力は、まちなかに温泉がたくさんあって、子どもに寛容なところ」と話します。

店では手づくりのお菓子や雑貨も販売。人気のガレットは3種類を定番で揃えます。写真左下はクリームチーズとフライドオニオンのガレット。写真右下が店主の遥さん。「青森の魅力は、まちなかに温泉がたくさんあって、子どもに寛容なところ」と話します。

島根のクラフト文化に出合える 〈MASCOS HOTEL 益田温泉〉

益田の新たなカルチャーの発信地

島根県の西部・益田市に、こんなおしゃれなホテルがあるのをご存知でしょうか?
その名も〈MASCOS HOTEL(マスコスホテル)〉。

島根は焼物をはじめ、さまざまな文化が息づく地。
MASCOS HOTELは、そんな島根の魅力がギュギュっと詰まったホテルなんです。

地域に寄り添いつつ、新たなカルチャーの発信地となる
ライフスタイルホテルとして。
インテリアや器、ファブリックなどのすべてを、
窯元や家具職人などの地場産業と共同で開発し、
展開するクラフトホテルとして、機能していくという同館。

ただ寝泊まりするだけでなく、滞在時間まるっと島根に息づく文化と一緒に、
ゆったりと楽しむことができるホテルです。

寝室は2タイプ用意

寝室は「SUPERIOR」と「STANDARD」の2種類。

DELUX WIDE

DELUX WIDE

EXECUTIVE TWIN B

EXECUTIVE TWIN B

EXECUTIVE RYOKAN WHITE

EXECUTIVE RYOKAN WHITE

SUPERIORは、まるで自宅にいるかのような
広々とした空間に、上質な家具や備品が揃います。
ベッドは、従来の2倍のコイルを使用した
〈ニホンベッド〉の最上位モデル・シルキーパフを採用。

STANDARD BLACK

STANDARD BLACK

一方のSTANDARDは、SUPERIORよりすっきりとした空間で、
ビジネスや気軽な宿泊にぴったりです。

泊まれるデニム屋 〈DENIM HOSTEL float〉で 瀬戸内海に浮かぶ島々を一望!

ホステルを中心とした複合施設

気兼ねなく旅ができるまであと少しばかり
時間がかかりそうな状況が続いています。
次の旅行計画を想像したり、
過去に訪れたまちを思い浮かべたりしているひとも少なくないのでは?

そんな今にぴったりな、ホステルを中心とした複合施設が
岡山県倉敷市児島地区にあります。

岡山県倉敷市児島地区にある〈DENIM HOSTEL float〉の全室からは瀬戸内海が一望できる。

〈DENIM HOSTEL float〉は、全室から瀬戸内海が一望でき
海を眺めながらさまざまなことを「思い浮かべる」時間を
宿泊者に提供しています。

宿から見える海の景色は多島美と称されるほどの
絶景はこのホステルの売りのひとつですが、
施設の内装にデニム生地が使われているちょっとユニークな宿なんです。

デニムの藍色に彩られた客室

DENIM HOSTEL floatを運営するのはデニムブランド〈ITONAMI〉。

〈ITONAMI〉の山脇耀平さん(写真左・兄)と島田舜介さん(写真右・弟)。

〈ITONAMI〉の山脇耀平さん(写真左・兄)と島田舜介さん(写真右・弟)。

以前は店舗を持たずに兄弟で
47都道府県を旅しながら製品を販売していましたが
2019年9月に日本のジーンズ産地として有名な
倉敷市児島にDENIM HOSTEL floatをオープンさせました。
デニムブランドが営んでいることもあり、
内装のいたるところにデニム生地が使われています。

襖に使われている濃紺のデニム生地。

襖に使われている濃紺のデニム生地。

壁紙、畳縁、ソファ、座椅子など
デニム素材があしらわれた客室から見える
海の色とデニムの色のふたつの異なる青に包まれます。

福岡県・京築地域、 険しい自然とともに育まれる 「神楽」の文化

福岡県の北東部、北九州市の南に位置する京築(けいちく)地域。
行橋市(ゆくはしし)、豊前市(ぶぜんし)、苅田町(かんだまち)、
みやこ町(みやこまち)、吉富町(よしとみまち)、上毛町(こうげまち)、
築上町(ちくじょうまち)の2市5町からなる地域です。

マップ

数々の古墳や国分寺跡などの史跡が多く存在し、
古代から「豊の国(とよのくに)」そして「豊前国(ぶぜんのくに)」の
政治的要衝の地として栄えていました。

数々の伝説が伝わる全長約3キロの鍾乳洞、青龍窟(せいりゅうくつ)(苅田町)

数々の伝説が伝わる全長約3キロの鍾乳洞、青龍窟(せいりゅうくつ)(苅田町)

八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)の乾衣祭(おいろかし)(吉富町)。

八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)の乾衣祭(おいろかし)(吉富町)。

地形的にも、海と山に囲まれ、瀬戸内海型の温暖な気候にも恵まれた土地で、
新鮮な海山川の幸、そしてそれらの特産物が豊富な地域です。

京都平野から見上げる馬ヶ岳(行橋市)。

京都平野から見上げる馬ヶ岳(行橋市)。

いちごは築上町の特産品で、主な品種は「あまおう」(築上町)

イチゴは築上町の特産品で、主な品種は「あまおう」(築上町)。

長い歴史を有する京築は、さまざまな伝統的民俗芸能・文化が育まれてきた地でもあります。
求菩提山(くぼてさん)を中心とした修験道の場として、明治時代まで山伏が修行し、
今でも多くの神社で神楽(かぐら)が奉納されています。

修験道の聖地、求菩提山(くぼてさん)の修行僧(豊前市)。

修験道の聖地、求菩提山(くぼてさん)の修行僧(豊前市)。

〈SOIL SETODA〉 尾道・瀬戸田の世界に通じる 新たな食のカルチャーハブ

〈SOIL SETODA〉

旅行者・地域住民が集う「まちのリビングルーム」

先日ご紹介した〈Azumi Setoda〉や〈yubune〉など、
新たな盛り上がりをみせ、注目を集める尾道・瀬戸田。

そんな瀬戸田の玄関口・瀬戸田港から徒歩1分の場所に、
この春、また魅力的なカルチャースポットが誕生しました。
その名も、〈SOIL SETODA(ソイル 瀬戸田)〉。

〈SOIL SETODA KURA〉の外観。

〈SOIL SETODA KURA〉の外観。

〈SOIL SETODA LIVING〉のテラス。

〈SOIL SETODA LIVING〉のテラス。

〈SOIL SETODA〉

〈SOIL SETODA〉のある一帯。

瀬戸田の「しおまち商店街」活性化プロジェクトの一環で、
地域の魅力を体験できる「まちのリビングルーム」として機能する複合型施設です。

築140年の蔵をリノベーションした〈SOIL SETODA KURA〉とその向かい側に新築された〈SOIL SETODA LIVING〉で構成されている〈SOIL SETODA〉。

江戸時代末期に豪商「三原屋」によって建てられた
築140年の蔵をリノベーションした〈SOIL SETODA KURA〉、
その向かい側に新築された〈SOIL SETODA LIVING〉によって構成された同館。

薪火料理のカジュアルな食堂〈Minatoya(ミナトヤ)〉、
ポートランド発の〈Overview Coffee(オーバービューコーヒー)〉、
アクティビティセンター、ゲストルーム、ラウンジスペースを兼ね備え、
旅行者と地域住民の交流を促し、
地域全体に“人を通じた賑わい”の創出を目指していくといいます。

ローカルとは思えぬほど洗練されたコンテンツ。
並々ならぬポテンシャルを感じさせますね。

熊本地震を伝える
ミュージアム〈記憶の廻廊〉
旧東海大学阿蘇キャンパスを訪れて

熊本県の阿蘇地方は、カルデラや草千里といった自然豊かな大地が広がる。

2016年の4月14日と16日に発生した熊本地震。

28時間以内に2度も震度7を記録する大地震は観測史上初めてのことだった。
四季折々の美しい姿を見せてくれる阿蘇も、
地震により甚大な被害を受けた地域のひとつだ。

震災から5年。
熊本地震の記憶を伝える場所があるということで、南阿蘇村を訪れた。

熊本地震の記憶を未来へつなぐ

熊本市内から車で約1時間、2020年10月に開通した
国道57号を北上すると阿蘇の玄関口に差し掛かる。

ここは、「数鹿流(すがる)崩れ」と呼ばれる
大規模山腹崩壊や、阿蘇大橋の崩落が起きた場所だ。
黒川を挟んだ対岸に残された橋の一部が見える。
その生々しい光景に、思わず足がすくんでしまう。

地震によって崩れ落ちた阿蘇大橋。

地震によって崩れ落ちた阿蘇大橋。

未だ災害の爪痕が残るその場に立つと、被害の大きさが肌で伝わってくる。

熊本地震の経験から得られた教訓を後世に伝えるために、
熊本県と関係市町村は、さまざまな地域に点在する
「震災遺構」と情報発信の「拠点」を広域的に巡る、
フィールドミュージアムの取り組みを進めている。

それが、熊本地震 震災ミュージアム〈記憶の廻廊〉だ。

この震災ミュージアムは回廊型である。
県内8市町村(熊本市、宇城市、益城町、南阿蘇村、宇土市、
御船町、西原村、大津町)が連携し、震災遺構や防災拠点センター、
役場庁舎、熊本城などの拠点を広く巡ってもらおうという取り組みである。

この日訪れたのは、その震災ミュージアムの
拠点のひとつである〈旧東海大学阿蘇キャンパス〉だ。

南阿蘇村に位置する旧東海大学阿蘇キャンパスは、
「地表地震断層」と「1号館建物」が震災遺構として
保存されており、県防災センターと並ぶ
震災ミュージアムの中核拠点として機能する。

旧東海大学阿蘇キャンパスへ

高台にある白い建物

高台にある白い建物が旧東海大学阿蘇キャンパスの校舎だ。
以前はここで農学部の学生たちが集い学んでいた。

実習フィールドを残してキャンパスはすでに移転してしまったが、
旧校舎は取り壊されることなく、震災遺構として
2020年8月1日から一般公開されている。

「震災遺構」というと重々しく感じてしまうが、
校舎の周りののどかな風景は、開放的で清々しい。

「もし自分がこの場所に通えるなら居心地がいいだろうな」と、
そんなイメージを膨らませてしまうほど、気分がいい。

この日の案内人である鉄村拓郎さん。

この日の案内人である鉄村拓郎さん。

笑顔で出迎えてくれたガイドの鉄村さんにさっそく案内をしていただく。
ガイドは30名ほど在籍しているそう。
団体を除いて、多い時に1日で100名前後を案内するという。

時間は30〜40分程度、阿蘇独特の地形から、震災遺構である地表地震断層、
1号館建物や地域のことについて丁寧に解説してもらえる。
阿蘇は隆起の激しい珍しい地形だとあらためて驚く。

断層が校舎を貫く凄まじさ

地表地震断層と呼ばれる地割れは、校舎裏の広場に当時のままの状態で保存されている。
断層は一直線に校舎へ向かっている。

断層の種類や性質など図解でわかりやすい。右横ずれ断層の特徴である雁行(がんこう)についての説明を聞く。

断層の種類や性質など図解でわかりやすい。右横ずれ断層の特徴である雁行(がんこう)についての説明を聞く。

本来一体である校舎の倒壊を防ぐために、1号館建物は4分割にされていた。
窓ガラスが割れ、階段や壁に大きく亀裂が伸びている。
断ち切られた校舎や波のように割れた地面が痛々しい。

「中央の校舎の被害が左右に比べて大きいのはなぜでしょうか?」
と突然クイズが投げかけられた。

来場者が受け身になりすぎず、一緒になって考えることが必要なのだと気づかされる。
答えは、ぜひ訪れた際に確認してほしい。

壊れた柱や外壁もそのまま保存されている。

壊れた柱や外壁もそのまま保存されている。

外から見る事務室の中には、散乱した家具やバスの時刻表、
カレンダーが当時の日付のまま掲示されていた。

通常、損壊した建物は取り壊されて再建されるのが一般的だ。
さらに震度6強の揺れを受けながら倒壊しなかった
大規模な建物と断層が一体となって保存されている事例は、国内に例を見ないという。

解説パネルや写真、映像では伝えきれない現実。

リアルな環境だからこそ、目で見ること、声を聞くことで実感となり、
「自分にも関わること」として受け止めやすくなる。
現地に来なければわからないことだと感じた。