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posted:2021.7.11 from:沖縄県南城市 genre:旅行
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
コロナが収まったら、どこか遠く、日常からかけ離れたところへ行きたい。
そんな少し先の楽しみを思い、さまざまに思考を巡らせている方に
ぜひ注目していただきたい宿があります。
2021年3月に自然と文化の豊かな海辺の集落、
沖縄県南城市玉城百名のはずれにオープンした〈mui たびと風のうつわ〉(以下mui)。
「暮らしと旅」、「自然と創造」をつなぐ宿です。
名前のmuiは「作為なく自ずと然る」という意味の「無為自然」という言葉から。
水が硬いものにあたると形を変えて包みこむように、
生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声のように、自ずと湧き起こる思考や行動に
身を任せられるような場所にしたい、という宿のコンセプトが込められています。
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4棟ある宿泊棟は、それぞれ1組ずつ泊まれるようになっており、
開放感のある空間でゆったりと過ごすことができます。
建物は、studio cochi architectsが設計。
外と中、自然と人工物、宿と住居、暮らしと旅など、
専有と共有(シェア)それぞれが緩やかに繋がるつくりです。
「もし、ほんの一瞬でも訪れた方が意識を奪われてしまうようなワンシーンがあれば、
きっと誰かの記憶に残る場所になるのではないか」
できるだけ「ホテル」という概念をはずし、
効率と利便性、快適性、エンターテイメントやサービスを追求するのではなく、
建築を通して生まれる光や、風、鳥の声が自然と調和して流れ込んでくるような、
自ずとなにかを感じるような空間となるように。
そんなひそかな願いがmuiにはこめられているそうです。
沖縄の新たな宿のかたちを感じさせる、魅力溢れるmui。
次の沖縄旅行は、muiを拠点に、百名に残る
ありのままの沖縄を味わう旅を計画してみてはいかがでしょう?
information
mui たびと風のうつわ
*価格はすべて税込です。
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