「本と温泉」を軸に地域創生。
文学と芸術で広がる
〈城崎温泉〉のまちづくりとは?

まち全体が「ひとつの旅館」
1300年の歴史を積み重ねてきた“共存共栄”の精神

志賀直哉の短編『城の崎にて』をはじめ、
多くの文人墨客が足を運んだ兵庫県豊岡市の温泉街、城崎温泉。
羽田空港から伊丹空港経由の飛行機で約2時間。

柳並木が続き、まちの中心をながれる大谿川(おおたにがわ)沿いには、木造3階建の旅館が軒を連ねる。そんな温泉街で下駄をカランコロンとならし、浴衣姿でそぞろ歩きながら7つの外湯を巡るのも城崎温泉を楽しむ醍醐味だ。(写真提供:山本屋)

柳並木が続き、まちの中心をながれる大谿川(おおたにがわ)沿いには、木造3階建の旅館が軒を連ねる。そんな温泉街で下駄をカランコロンとならし、浴衣姿でそぞろ歩きながら7つの外湯を巡るのも城崎温泉を楽しむ醍醐味だ。(写真提供:山本屋)

約80軒の旅館がある城崎温泉では、
“駅が玄関、通りが廊下、旅館が客室、外湯が大浴場、商店が売店。
城崎に住む者は、皆同じ旅館の従業員である”という。
まち全体でひとつの旅館としておもてなしする「共存共栄」の精神が自然と根づき、
開湯1300年の歴史を積み重ね、関西屈指の温泉街を支えてきた。

温泉と文学。伝統を継承しながら変革を

関西に住む人にとっては毎年11月になったら解禁となる松葉蟹の城崎温泉、
というのが広く浸透してきた。2013年の志賀直哉来湯100年を機に、
城崎の文化価値をもう一度見つめ直し、これからの100年を見据えた
本づくりをすすめる〈本と温泉〉プロジェクトが
城崎温泉旅館経営研究会(若旦那)によって立ち上がった。

そのきっかけについて、志賀直哉が泊まっていた宿としても知られる
〈三木屋〉の10代目当主であり、NPO法人〈本と温泉〉副理事長を務める
片岡大介さんは当時をこう振り返る。

片岡さんは大学進学を機に京都へ。ホテル勤務を経て地元である城崎に戻り、2011年から〈三木屋〉の10代目を務めている。

片岡さんは大学進学を機に京都へ。ホテル勤務を経て地元である城崎に戻り、2011年から〈三木屋〉の10代目を務めている。

「志賀直哉が初めて城崎を訪れたのが1913年。そこから100周年を迎えたタイミングで、
旅館経営に関わる若旦那衆(通称2世会)を集めた〈城崎温泉旅館経営研究会〉を中心に、
もう一度“文学のまち、城崎温泉”を復活させようと、
ユニークな本をつくるプロジェクトが動き始めました」

創業300年以上の〈三木屋〉は国の登録有形文化財にも指定され、木造建築の随所に歴史の趣が感じられる。(写真提供:三木屋)

創業300年以上の〈三木屋〉は国の登録有形文化財にも指定され、木造建築の随所に歴史の趣が感じられる。(写真提供:三木屋)

「宿のなかで完結するのではなく、お客さまがまち全体を巡る“ひとつの旅館”
としての考えを、それぞれの旅館が長年貫き、守ってきました。
城崎温泉が“文学のまち”として浸透し、
みんなが一団となり取り組んできたことが今につながっているのだと思います」と片岡さん。

老朽化のため、2013年より段階的に改修を進め、2022年にはかつて皇族を迎えた特別室「22号室」をリニューアル。最も広い面積をもつ特別室は、もともと2部屋の和室を和洋折衷の新しい客室として更新された。(写真提供:三木屋)

老朽化のため、2013年より段階的に改修を進め、2022年にはかつて皇族を迎えた特別室「22号室」をリニューアル。最も広い面積をもつ特別室は、もともと2部屋の和室を和洋折衷の新しい客室として更新された。(写真提供:三木屋)

2015年7月にリニューアルした「つつじの湯」。城崎温泉では、戦後から内湯の大きさを旅館の規模に応じて制限しているそう。各旅館でも、まちの外湯を楽しんでもらえるよう案内している。(写真提供:三木屋)

2015年7月にリニューアルした「つつじの湯」。城崎温泉では、戦後から内湯の大きさを旅館の規模に応じて制限しているそう。各旅館でも、まちの外湯を楽しんでもらえるよう案内している。(写真提供:三木屋)

information

map

三木屋

住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島487

TEL:0796-32-2031(8:00〜20:00)

宿泊料金:「22号室」5万5000円~/大人2名1泊(定員:2~5名)

※宿泊料金はシーズン・人数により変動します。

Web:三木屋

学び舎の記憶を未来へつなぐ 滞在型ホテル 〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

地域が誇る歴史ある小学校をコンバージョン

今から150年以上前の明治初期。
京都市内に「番組小学校」と呼ばれる小学校がいくつもできました。
全国に先駆けてできた学区制の小学校で、
地元住民の寄付によってつくられました。

コンバージョンされる前の校舎。右に立つ桜の木は今も健在です。

コンバージョンされる前の校舎。右に立つ桜の木は今も健在です。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉は、その番組小学校のひとつをルーツに持つ
歴史ある建物をコンバージョンして生まれたホテルです。

明治2(1869)年に下京第二十七番組小学校として開校し、
昭和8(1933)年に移転新築された元清水小学校の校舎を保存、活用しています。
清水小学校は2011年に閉校となり、ホテルは2020年にオープンしました。

かつての講堂の姿。

かつての講堂の姿。

新たにホテルとして活用するにあたり、
元の建物を保存することが第一条件でした。

すべての客室には、かつての姿を見られる冊子が置かれています。

すべての客室には、かつての姿を見られる冊子が置かれています。

外観はもちろん、廊下や階段、アーチ窓など、
意匠を凝らしたモダンな建築だった校舎は
ホテルのあちこちにその面影を残し、
むしろそのデザインを際立たせるように整備、増築。
初めて訪れても、自身の小学校時代の思い出と重なって、
懐かしい気持ちが湧き上がってくるはずです。

建物のあちこちに残るかつての面影も楽しく

かつての校庭が目に入ります。

アプローチから〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉に向かうと、
かつての校庭が目に入ります。

階段は形状を継承し、石材を新しく。

階段は形状を継承し、石材を新しく。

校庭から建物をつなぐのは広い階段です。
この階段は、階段の下にあった古い郵便ポストとともに
小学校だったころから建物にとって象徴的なもの。
そのポストも少しだけ位置をずらして、今も設置されています。

アーチ型の梁や、窓のデザインも生かした美しい現在の階段。

アーチ型の梁や、窓のデザインも生かした美しい現在の階段。

建物内部で、かつての日常を色濃く感じさせるのも階段です。
幅の広さが学校らしい階段には、
手すりに危険防止が目的だったと思われる突起が残されています。
長い間、先生や子供たちが登ったり降りたりしたせいで、
すり減ってしまった箇所もそのまま。

踊り場の窓も、かつて子どもたちが元気に行き交った姿を映し出すようです。
もちろん建物内にはエレベーターが設置されていますが、
できるなら階段を使って目的階に移動したくなります。

音楽室だった部屋は、かつての写真がいくつも展示されているアーカイブコーナー。

音楽室だった部屋は、かつての写真がいくつも展示されているアーカイブコーナー。

講堂だった場所は、主に朝食のレストランとして使われます。

講堂だった場所は、主に朝食のレストランとして使われます。
同時にホテルのライブラリーとしても利用されていて、
高さを生かした本棚から目線を上げると天井のデザインが
当時のままであることに気がつきます。

外壁やスペイン瓦、雨どいが間近に見られるという楽しい仕掛け

南と北にある棟を3階で繋ぐ廊下は講堂の外に新設されたもの。
外壁やスペイン瓦、雨どいが間近に見られるという楽しい仕掛けです。

廊下のあちこちにはアートオブジェが設置されています。

廊下のあちこちにはアートオブジェが設置されています。
これも図画など小学生の作品が置かれていたかつての廊下をイメージさせるもの。
廊下の窓から見える校庭や別棟の姿にも、建物内をさまよう楽しさが感じられます。

〈USEUM SAGA〉佐賀県独自の期間限定ガストロノミーレストランの4回目は 〈Kaji syneraltgy restaurant〉と 〈とおの屋 要〉のコラボ

「美術館に飾るような器で佐賀の美食を楽しむプレミアムレストラン」がコンセプト

全国で、ローカルガストロノミーレストランや、
ディストネーションレストランといった、
“旅の目的地”となる地域発のレストランが注目されています。

東京都内や大都市には、洗練されたおいしいものが集まりますが、
わざわざ足を運んで食べに行きたくなったり、
ここでしか味わえない新鮮な食材や、
料理人の哲学を味わったりという体験に価値を見出しているのです。

佐賀県は、伊万里や有田、唐津に代表される日本の中でも有数の器の一大産地。
この文化性をいかした独自のローカルガストロノミーに注力。
「美術館に飾るような器で佐賀の美食を楽しむプレミアムレストラン」
をコンセプトとした〈USEUM SAGA〉を2021年7月から開催しています。

インスピレーションを受けたのは、2015年から全国各地で行われ、
2018年には有田町で開催された〈ダイニングアウト〉。
シンガポールのシェフ、アンドレ・チャン氏を招き、
江戸時代につくられ有田の古いまち並みを象徴する、
トンバイ塀(登り窯に使われていた耐火レンガの廃材等を塗り固めた壁)裏通りで
行われるという例を見ないシチュエーション。
佐賀の食材、器、シェフの技術を見事に融合してみせ、
噂を聞きつけ集まった食通たちの度肝を抜いた伝説の回でもありました。

ダイニングアウトは、国内外、特に東京の有名シェフを招聘するスタイルでしたが、
この成功体験をさらに佐賀県が独自にブラッシュアップしたのが、
このUSEUM SAGAです。

USEUM SAGAを牽引する佐賀県流通・貿易課の安冨喬博さんは、
「ダイニングアウトのように、これまでは県外から有名なシェフに来てもらい、
佐賀の器に盛り付けてもらうことで
器の価値を“磨いて”もらうということをやってきましたが、
県内のシェフと一緒に伴走をしながら、佐賀の食材と器を磨いていき、
レストランとしての魅力を高めていくことで、
佐賀の文化的な価値や独自性といったものを
お客さんに感じていただけたらと思います」と話します。

USEUM SAGAは、佐賀県内のシェフやレストランに光を当て、
シェフには佐賀の器のことを知ってもらい、
招聘するシェフやお客さんには佐賀のシェフたちの存在や、料理を通して、
その土地の背景やつくり手の想いに気づくといったような、
おいしいだけではない食の楽しみを知ってもらうという
きっかけづくりなのだといいます。

「USEUM」とはMUSEUM(美術館)収蔵級の器をUSEする(使う)という意味。
まさに美術館で見るような人間国宝の作品も、卓上に現れるのです。
見て、触れて、食べて。五感をフル動員しながら、
佐賀をまるごと体験するのが、このUSEUM SAGAの特長です。

2023年2月4、5日実施の第4回のシェフは、
佐賀で今最も注目を集めるレストランのひとつ〈Kaji synergy restaurant〉の
梶原大輔さん。自らが狩猟や釣りで調達した食材を用いた変幻自在な料理と、
ソムリエの経験から来る、確かなお酒のセレクトに定評があります。

〈Kaji synergy restaurant〉の梶原大輔さん。

〈Kaji synergy restaurant〉の梶原大輔さん。

そして、東京のシェフやソムリエとコラボしてきたこれまでとは異なり、
地方で活躍するシェフに着目し、コラボレーションの相手として、
岩手県遠野市の民宿〈とおの屋 要〉の佐々木要太郎さんを招聘。
発酵や保存といった東北の生活の知恵を取り入れた料理が人気の宿です。

〈とおの屋 要〉佐々木要太郎さん。

〈とおの屋 要〉佐々木要太郎さん。

そして、ふたりが共同で完成させた皿を彩るのに欠かせない、
アルコール・ノンアルコールのセレクトとサーブを、
ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さんが担当します。

ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さん。

ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さん。

いわば、ローカル×ローカルの共演。
東北と九州、気候も食文化も異なる場所のふたりがどのような融合を見せてくれるのか、
そこに、器はどう絡んでくるのかーー
地元佐賀はもちろん、九州各地や遠くは埼玉からのお客さんが
Kaji synergy restaurantに集い、第4回USEUM SAGAが開幕。
お料理を一部ご紹介します。

淡路島の健やかな風土と共に過ごし、 感性の土壌を耕す貸別荘 〈WORM〉が誕生

デザイン会社が手がける四季折々の自然が体感できる貸別荘

淡路島の健やかな風土と共に過ごし、感性の土壌を耕す貸別荘〈WORM〉

関西からのアクセスもよく、自然豊かな島時間が流れる旅先として
人気が高まりつつある淡路島。
そんな淡路島にデザイン会社〈Attitude inc.〉が手がける、自然と共に暮らし
感性の土壌を耕す貸別荘〈WORM〉が2022年11月1日に開業し、
2023年春より本格始動します。

淡路島の自然で感性の土壌を耕す、1組限定の貸別荘

2016年に設立されたAttitude inc.は、グラフィックデザインを起点に、ブランディング、
ビジュアル制作、プロジェクトの企画・立案など、多岐に渡る仕事に携わっています。
Attitude inc.代表の置田陽介氏は、仕事と暮らしの環境や心身ともに健やかでいられる
場所を探し続け、現・WORMのある淡路島へ2020年に移住しました。
四季折々の色や音・香りは感性を刺激し、日々の農作業とそこから得られる恵みは
身体をつくり、土地のおおらかさは心を育む。
この地で過ごす日々は、かけがえのない豊かさを与えてくれます。
「このような体験を通して、心身や感性の土壌を少しでも耕せるような場所をつくりたい」
そんな想いからWORMオープンに至りました。

淡路島の自然で感性の土壌を耕す、1組限定の貸別荘

敷地内には宿泊施設となるゲスト棟と、置田氏が暮らす住居棟が建っています。

WORMは、車で大阪から80分ほどの淡路島北東の農村地域に位置し、
敷地内には宿泊施設となるゲスト棟と、置田氏が暮らす住居棟が建っています。
大阪湾を一望できる広い海と空が望める高台にあり、日当たりがよく
風が抜ける穏やかな気候で、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

こだわりの家具や調度品が並び、アートブックやデザイン書籍を中心としたライブラリーコーナーも展開。

ゲスト棟の2階にある広々としたワンルームの客室には、置田氏とつながりのある
クリエイターやセレクトしたこだわりの家具や調度品が並び、アートブックや
デザイン書籍を中心としたライブラリーコーナーも展開。
海を見下ろせる大きな窓からは、ゆっくりと移り変わる景色を
特等席で堪能できます。

こんな新潟があったのか! 『新潟コメジルシプロジェクト』を 制作・運営して知る新潟のリアル

地域の魅力を地元の人が発信するメディアは、そのまちの暮らしぶりや産業が知れ、
旅行や移住検討の際の貴重な情報源にもなります。

自分のまちの良さをより多くの人に届けたい。そのためにはメディアが必要ですし、
コンテンツをつくる人、運営する人、デザインする人など、
多くの人材を必要とします。
きっと『コロカル』の読者のなかにも、
こうした「ローカルメディア」の立ち上げに携わった経験のある方もいるでしょう。

今回はそんなローカルメディアのひとつの事例として、
新潟県が運営する『新潟コメジルシプロジェクト』を紹介します。

実際に『新潟コメジルシプロジェクト』のコンテンツ制作に携わる
コメジルシ編集部の3名に、制作にまつわるエピソードを聞きました。

県民の数だけある“魅力の回収”がおもしろい

新潟在住のコメジルシ編集部中心メンバーは、
金澤李花子さん、齋藤華さん、小日山隼輔さん。
この体制になったのは、2022年春のことでした。

主力企画である「#新潟のコメジルシ」にて、
県民の方々のお気に入りの場所やモノ、暮らしぶりなど、
「だから新潟がいい!」というエピソードを、テキストと写真で紹介。
こうしたコンテンツ化をこの3名が担っています。

それぞれの役割については、
新潟市古町の複合施設〈上古町の百年長屋SAN〉で副館長を務めている
金澤さんが統括編集し、
新潟市内のデザインコンサルの企業に勤める齋藤さんと、
人材系サービスの企業でディレクターを務めている小日山さんが
インタビュー・執筆業務にあたっているといいます。
県民それぞれの「新潟愛」を記事というかたちにする
「影武者のような存在です」と、金澤さん。

皆、本業を持っているものの、「時間の融通がきく仕事」というのは
3人の共通点でもあります。
その本業の合間を縫って週に2回ほど
『新潟コメジルシプロジェクト』のコンテンツ制作業務に携わっているのです。

東京からUターン移住を果たし、『新潟コメジルシプロジェクト』には2020年から携わる金澤李花子さん(写真右)。齋藤華さんは、群馬県出身、新卒で新潟市内の印刷会社に入社した際に新潟のグルメなどを紹介するオウンドメディアでコンテンツ制作の経験を持つ(写真左)。小日山隼輔さんは、以前は新潟の産直品が買えるサイト〈新潟直送計画〉に従事していました(写真中央)。

東京からUターン移住を果たし、『新潟コメジルシプロジェクト』には2020年から携わる金澤李花子さん(写真右)。齋藤華さんは、群馬県出身、新卒で新潟市内の印刷会社に入社した際に新潟のグルメなどを紹介するオウンドメディアでコンテンツ制作の経験を持つ(写真左)。小日山隼輔さんは、以前は新潟の産直品が買えるサイト〈新潟直送計画〉に従事していました(写真中央)。

基本的には県民へのインタビューはリモートで実施。
「新潟県は縦長で、面積が広いのでインタビューして回るのは難しい」と金澤さん。
リモート会議ツールや電話を駆使しています。

「大体ひとり1時間くらいインタビューに要していると思います。
特に電話は顔を合わせていない分、リズムを掴むのが難しいですね」(小日山さん)
「話し始めると地元愛が止まらない。
それを聞いて私たちもうれしい気持ちになりました」(齋藤さん)

インタビューを重ねるうちに、自分たちも知らなかった新潟の姿を発見することは多く、
「新潟のリアルを知れたのはよかった」と小日山さんは言います。
たとえば、佐渡島に古くから伝わる伝統芸能「鬼太鼓」。
観光協会のサイトなどでは「おんでこ」という表記だったため、
インタビューの際も編集部メンバーはそう読むのだと思っていたそうですが、
取材した佐渡の地域振興事業に携わる上之山博文さんや一部地域では
昔から「おにだいこ」と呼んでいたそうです。

佐渡市で地域振興事業に携わる上之山博文さんの「鬼太鼓」にまつわるお話。

佐渡市で地域振興事業に携わる上之山博文さんの「鬼太鼓」にまつわるお話。

「小学校の時も『おんでこ』と習ったので、そんな読み方があったとは」(小日山さん)
「地域や世代によって神事も読み方が異なるということを
初めて知りました」(金澤さん)
「このインタビューがなかったら、
ずっと知らないままだったかもしれません」(齋藤さん)

※記事はこちら。

こうした県民主体のメディアを運用するおもしろさについて、金澤さんはこう話します。

「“新潟の魅力”が大きなテーマですが、
ひとりひとりに聞いていっても同じ内容になることがない。
たとえば『米について教えてください』と聞いても、話が被らないような気がします。
『あなたの地域のことを教えてください』というテーマは
全県民に聞けるテーマだと思うので、自分たちで新潟の良さを考えるよりも、
人に聞いて回りたいです。人から言われて私もまた魅力を知る。
その“魅力の回収”を、私はおもしろいと感じています。
そして、そういうプロジェクトをやっている新潟県も
また魅力的な県だと感じています」

軽井沢に書店、カフェ、 コワーキングスペースなどを擁する 複合施設〈Karuizawa Commongrounds〉が オープン

〈軽井沢書店 中軽井沢店〉

〈SHOZO COFFEE〉も味わえるブックカフェ〈軽井沢書店 中軽井沢店〉などが出店

2023年3月1日(水)、〈蔦屋書店〉などを展開する
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)が、
これからの軽井沢のライフスタイルを提案し、地域の交流を育むコミュニティ施設
〈Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)〉をオープンしました。

2Fはコワーキングスペース

2階はコワーキングスペース。

Karuizawa Commongroundsは森の中に書店〈軽井沢書店 中軽井沢店〉をはじめ、
カフェ、コワーキングスペースなどが点在する複合施設です。
豊かな文化、交流と賑わいを育む地域のコミュニティハブとして、新しい働き方と
多様な人材の交流を育むワークプレイスとして、そして遊びと学びを通じて
自分の好きを見つけ、未来を担う力を育む学び舎を目指しています。

入口正面には〈SHOZO COFFEE〉

入口正面には〈SHOZO COFFEE〉。

施設の中核となる軽井沢書店 中軽井沢店は、アートや建築、デザイン、自然科学など、
「生涯学習」をテーマに選書された書籍に加えて、食や児童書など、
日々の暮らしを充実させるジャンルも豊富に展開。
また、BOOK&CAFEとして〈SHOZO COFFEE〉のコーヒーとともに
書籍を楽しめるほか、コワーキングスペースも備えており、
落ち着いた居心地の良い空間で集中したワークタイムも過ごせます。

鎌倉〈Bar Sharuman〉
インスタライブも人気の
裏鎌倉にある上品でクリアなバー

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
神奈川県鎌倉市。

〈TANNOY〉+〈McIntosh〉の黄金コンビによる金粉のような音

コロンボ(以下コロ): いざ、鎌倉へ! いい店、見つけちゃった!

カルロス(以下カル): 鎌倉って、茅ヶ崎に比べると、
なぜか音楽のイメージは薄いよね。好きな人はたくさんいるはずなのに。
まあ、茅ヶ崎は加山雄三さんからサザンと大物ミュージシャンが多いから仕方ないか。

コロ: でも、いいお店が多いんだよ。

カル: 鎌倉だけにクラシックな店が多いのかな。
ここ〈Bar Sharuman〉はそもそも小町通りにあったんでしょう。
元々は本格的なクラブ(おねえさんのいるほう)だったのを、
息子の柴田譲治さんが受け継いでから、カラオケセットなんかをとっぱらって、
レコードバーにしたんだってね。

コロ: その通り! で、5年前にここ、由比ヶ浜大通りに移転したんだ。
マスターの柴田さん曰く、由比ヶ浜大通りは原宿でいえば裏原。
元気でフレッシュな店が多い。

カル: 言ってみれば裏鎌倉ってとこ? どうりでモダン。

コロ: 常連が多くて入りにくいって感じがないんだよ。
パブリックっていうか。

カル: しかもレコードバーとしては珍しく、禁煙なんでしょう。
そうしたら、店内はもちろんレコードもスピーカーの幕もタバコ臭くないんだ。
新しいカタチ。
モダンでクリアな環境はこれからのレコードバーには大切だよね。

コロ: 音もお店もマスターも柔らかくてクリアなんだよ。上品だし。
入ったときはharuka nakamura
『Nujabes Pray Reflections』がかかっていたんだけど、
金粉のような音が、降りてくるようだった。

和歌山県串本町で愛された 共同浴場〈弘法湯〉が 一棟貸切温泉として改装オープン

太平洋を一望できる絶景温泉にリニューアル

本州最南端の地として知られる和歌山県串本町。

このまちを代表する景勝地である国の名勝天然記念物
「橋杭岩(はしぐいいわ)」のそばで長年親しまれてきた
共同浴場〈弘法湯〉が2022年にリニューアルオープンしました。

弘法大師の伝説が息づく、大小40の奇岩群から成る橋杭岩。

弘法大師の伝説が息づく、大小40の奇岩群から成る橋杭岩。

弘法大師・空海が病に苦しむ村人の夢枕に立ち、この湯の存在を告げたという
伝説が残るこの温泉は、1978年の施設オープンから2021年まで営業。

営業終了後、施設の取り壊しまで決まっていたところ、この温泉を守ろうと
手を挙げたのが、同町で宿泊・観光サービス業を営む〈OUTDOOR TRIP〉でした。

熊野古道の1棟貸宿 〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉に サウナが完成

1組限定の貸切サウナを満喫!

世界遺産「熊野古道」の主要ルート・中辺路沿い、
標高300メートルの山間にある一棟貸宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

全3室一棟貸の宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

全3室一棟貸の宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

大自然の中でストレスをリセットし、
「明日の自分を好きになるリトリート体験」ができる無人宿として運営されているこの宿に、
薪サウナ〈Kumanoko Sauna〉が完成しました。

2023年1月28日から、サウナの利用を含めた宿泊プランを提供しています。

薪サウナ「Kumanoko Sauna」

サウナを新設した背景には、「今まで熊野古道に来たことがない方に
泊まってもらえる宿」を目指してオープンしたものの、宿泊客が熊野古道を
歩くという流れに結びつかなかった現状があったと言います。

熊野古道を歩き、巡礼文化を体感してもらうにはどうしたらよいかと考えた際、
ハイカーたちの「山歩きの疲労を癒やすための温泉が欲しい」という声をヒントに、
温泉を引くのは難しい土地柄、替わりにサウナをつくるプロジェクトがスタート。

“熊野古道をトレッキングしたあとにサウナと水風呂で整う”という
新たな巡礼文化の創出を目指し、クラウドファンディングによって
このサウナが完成しました。

アーティストと巡る 別府・国東半島アートツアーが開催

アートを通して大分の魅力を再発見

大分県別府市を活動拠点とするアート団体〈BEPPU PROJECT〉が、
同市在住の画家・勝正光さんをガイドに迎え、別府と国東半島の
アートや文化施設等を巡るツアーを開催します。

開催日程は、2023年2月25日発、3月11日発の2枠で
いずれも1泊2日のスケジュールを予定しています。

今回ガイドを務める勝さんは、鉛筆素描の現代美術作家として
活動するアーティスト。

2009年、“別府のアート版トキワ荘”と呼ばれる清島アパートが誕生したのを機に
東京から移住後、別府市を中心に地域に根を下ろした活動を行っています。

また、地元の青年団や絵画教室といった活動にも積極的に参加し、
別府のまちや建物の歴史に関する造詣も深めています。

アーティストの勝正光さんと北浜アート巡りを楽しみます。

アーティストの勝正光さんと北浜アート巡りを楽しみます。

そんなアーティストとともに旅をすることで、アートを通じた地域の魅力の探求や
地元の人との交流、そしてアーティストならではの「ものの見方」について学ぶ場を
提供しようと企画されたこのツアー。

勝さんと一緒にまちを歩きながら見つけた「自分にとってのアート」を発表する
ワークショップのほか、別府のコアな居酒屋アーティストとの交流なども体験できます。

1日目の昼食は別府で人気のカレー店〈バサラハウス〉でいただきます。

1日目の昼食は別府で人気のカレー店〈バサラハウス〉でいただきます。

〈田万里家 FARM STAY〉 広島県田万里町で農業体験できる宿!

現在クラファン実施中!

南北両サイドを山に囲まれた自然豊かな場所・広島県竹原市田万里町。
2023年3月、ここに農業体験ができる宿〈田万里家 FARM STAY〉がオープンします。

田んぼが多く、自然豊かな田万里町。

田んぼが多く、自然豊かな田万里町。

農ライファーズ株式会社のみなさん。

農ライファーズ株式会社のみなさん。

手がけたのは、“世界を農でオモシロくする”をミッションに、
次世代型農家の営み方を学ぶ「コンパクト農ライフ塾」や
限界集落を再生するプロジェクトなどを展開する〈農ライファーズ株式会社〉。
同社はこれまで、田万里町で大豆や米や野菜を生産し、加工食品を製造しながら、
「田万里家(たまりや)」という屋号で農業と六次化事業を展開していました。

今回オープンする〈田万里家 FARM STAY〉は、
地元の集会場を山小屋風にフルリノベーションし、
ドーナツカフェも併設したホステル型の農泊宿。
「宿泊したその日から全員が家族になる」をコンセプトに、
単に泊まるだけではなく、農ライフ(=自然とともにある暮らし)
を通じたリトリートを楽しむことができます。

鹿児島県の6つの焼酎蔵を巡り 地域を体感する 「焼酎ツーリズム」が初開催

焼酎蔵・旅行者・地域が交わり混ざり合う“対流”のような企画

鹿児島県いちき串木野市・日置市を舞台に、6つの焼酎蔵を巡回バスで周遊しながら
蔵のある地域をまるごと体感できるイベント「焼酎ツーリズムかごしま2023」。
鹿児島県内における「自由度の高いツーリズム型の焼酎蔵巡り」としては初めて
(実行委員会が2023年1月調査)の取り組みとして、
2月25日(土)9:00から17:00、定員200人・20歳以上限定で開催されます。

イベント主催の鹿児島県酒造組合では、今年度、焼酎の産地として多様なセクター
(地域・自治体・企業等)と連携し、焼酎文化を次世代までつなげていくための
きっかけづくりとして、「令和4年度焼酎トレイル検討事業」を企画。
県内3地区をモデル地区として選定しています。

いちき串木野市・日置市を舞台に、6つの焼酎蔵を巡回バスで周遊

そのひとつである伊集院地区酒造協議会では、焼酎を軸とした地域振興を通じて
焼酎の魅力発信や地産地消を訴求。
さらにお湯に焼酎を注いだときにできる“対流”のように、焼酎蔵・旅行者・地域が
交わり混ざり合う場を企画しようと、地域の民間事業者や焼酎蔵の若手職員を中心に
「焼酎ツーリズム実行委員会」が立ち上げられました。

〈meet tree SPA NAKATSUGAWA〉 創業100年以上の木材会社が手がける “森林浴”をテーマにした 酵素浴&サウナ施設

上質な国産材を施設の各所に活用

岐阜県中津川市で、100年以上木材業を営む老舗会社から誕生した〈株式会社meet tree〉が、
スパ施設〈meet tree SPA NAKATSUGAWA〉を、2023年1月12日にオープンしました。

スパ施設〈meet tree SPA NAKATSUGAWA〉

同館のテーマは「森林浴の癒しを身近に」。
目玉はなんといっても自社グループ製材工場のおが粉を使用した酵素浴と、
ヒノキ精油のロウリュが楽しめるサウナです。
建物の木材はすべて国産材を使用し、どのメニューも個室で提供されるため、
人目を気にすることなくくつろげそう。

自社グループ製材工場のおが粉を使用した酵素浴

フカフカな“おが粉”の中に全身をすっぽり埋める酵素浴は、
体の内側からじっくり温めてくれ、いい汗を流せること間違いなし。
自社グループの製材工場のおが粉を使用した酵素浴は、日本初だといいます。

檜創建株式会社が手がけた最高級ヒノキ風呂

そのあとは、地元の〈檜創建株式会社〉が手がけた、
酵素浴利用者のみ利用できる、最高級ヒノキ風呂へ。
ヒノキの香りと木漏れ日のような照明で、よりリラックスした時間を過ごせます。

松阪愛あふれるデザインチームがつくる
「松阪偏愛ツアー」。
歴史や偉人、松阪牛、夜のまちと
盛りだくさん

地元クリエイターの郷土偏愛が生んだ夜まで充実の観光ツアー

三重県松阪市といえば、日本屈指のブランド和牛として名高い松阪牛のふるさと。
ではそれ以外では、どんなまちのイメージがあるだろうか。
松阪の歴史を知り、地元の人が愛するソウルフードや
夜のまちまで楽しんでほしいというツアーが企画され、
2023年1月14日に第1回が実施された。

参加者のひとりが手づくりしたフラッグ。愛を感じる。

参加者のひとりが手づくりしたフラッグ。愛を感じる。

ツアーの正式名称は、
「【松阪市協力/観光協会公認】地元を再編集するデザインチームが考えた
“松阪偏愛モニターツアー”」
(以降「松阪偏愛ツアー」)。

この「松阪偏愛ツアー」は、
“旅を介して、地域の活性化や人々の交流に貢献する”ことを目指す
〈NICHER TRAVEL(ニッチャートラベル)〉が提供する旅のひとつ。

〈ニッチャートラベル〉は、
旅行会社の〈阪急交通社〉とナビゲーションサービスの〈ナビタイムジャパン〉の
共同プロジェクトとして2022年6月から始まり、
自分の愛する地域を盛り上げたいと強く願う人たちと一緒に、独創的な旅をつくっている。

「松阪偏愛ツアー」を企画し、アテンドも行うのは、松阪市で2021年から活動する
地域に特化したデザインチーム〈vacant(バカント)〉 。
チームの合言葉は“純度の高い愛と自由”なのだという。

〈vacant〉のメンバー。本来は5人のチームだが、1月14日は1名欠席。左から羽根由展さん、中瀬皓太さん、阪井純子さん、中瀬理恵さん。

〈vacant〉のメンバー。本来は5人のチームだが、1月14日は1名欠席。左から羽根由展さん、中瀬皓太さん、阪井純子さん、中瀬理恵さん。

ツアーは、松阪市が輩出した偉人たちにまつわる資料館や
江戸時代の面影を残すまち並みを歩くといった地元の名所を訪ねるにとどまらず、
夕食には地元で愛される焼肉店で松阪牛のホルモンに舌鼓を打ち、
その後、希望者は歓楽街に一緒に繰り出してしまおうというもの。
ニッチでディープに松阪を体験できるツアーだ。

〈vacant〉代表の中瀬皓太さん。生まれてから40年間、松阪市以外では暮らしたことがないという生粋の松阪人。

〈vacant〉代表の中瀬皓太さん。生まれてから40年間、松阪市以外では暮らしたことがないという生粋の松阪人。

この「松阪偏愛ツアー」の発端は、
〈ニッチャートラベル〉のメンバーで
編集者の柴田隆寛さんとvacantの中瀬さんの出会いだった。

vacantを立ち上げる前、中瀬さんは松阪の有志が集まる勉強会に参加していた。
毎月、全国で活躍するクリエイターが招かれていて、
その勉強会で中瀬さんは、県外から訪れたクリエイターたちが、
地元にいる自分たちよりも本居宣長をはじめとする郷土の偉人たちに詳しいことに
驚いたという。

「松阪人として恥ずかしい、これではいけないと感じました。
まちや偉人たちのことを学び直そうと考えて、
さらに、その情報を再編集して伝える企画やツールをつくれば
観光はもちろん、地元愛にもつながるはずだ、と」

勉強会に招かれていたクリエイターのひとりが柴田さん。
その後も中瀬さんと柴田さんの交流が続いた。

そして中瀬さんはvacantを立ち上げ、
vacantの拠点として多機能なカフェ、〈MADOI〉を2021年11月にオープンした。
MADOIの名前は、本居宣長が夜な夜な仲間と集っていたサロン、“円居”(マドイ)にちなむ。

松阪偏愛マップと愛宕純愛マップ。

松阪偏愛マップと愛宕純愛マップ。

それからしばらくした2022年春にvacantのメンバーが完成させたのが、
彼ららしい地元愛を詰め込んだ松阪偏愛マップだ。
掲載されているのは、食堂や喫茶店、惣菜店などの個人店から、松阪競輪場まで。
一般的なガイドマップで紹介されそうもない
古くから松阪で愛されている、生活に根ざしたスポットばかりだ。

「僕たちが大好きな松阪のスポットをピックアップして、
愛情を込めてつくったマップです」と中瀬さん。

第2弾としてスナックやバーなどが紹介される歓楽街ガイドの
松阪純愛マップを作成していたころ、
松阪偏愛マップを下敷きとした「松阪偏愛ツアー」が
柴田さんが関わる〈ニッチャートラベル〉 で開催することが決まったのだ。
松阪市や観光協会も協力してくれることになった。

歌手の西野カナさんも松阪が輩出した偉人のひとりと真面目に話す編集者、柴田隆寛さん。

歌手の西野カナさんも松阪が輩出した偉人のひとりと真面目に話す編集者、柴田隆寛さん。

「誰かに任せていられない。自分たちがやるんだ。
そんな熱い思いで、地元・松阪を盛り上げようと奮闘しているvacantのメンバーたち。
素直に応援したくなりますよね? 
僕たち〈ニッチャートラベル〉は、日本各地で地域のために頑張っている、
彼らのようなローカルヒーローの少しでも力になりたい。
訪れる人と出迎える人。
それぞれがあたたかい気持ちで深く交流する “ニッチな旅”をつくって、
地域振興の新しい種を蒔いていけたら」と柴田さんは話す。

受付で当日の資料やツアーグッズが入ったオリジナルエコバッグを配布。グループ分けの目印を兼ねたバッジつき。

受付で当日の資料やツアーグッズが入ったオリジナルエコバッグを配布。グループ分けの目印を兼ねたバッジつき。

ツアー当日、参加者25名は〈MADOI〉にて正午前に集合。

ツアーでは、松阪をいろいろな角度から知ることはもちろん、
vacantのメンバーを含めた参加者同士のつながりを生むことも目的のひとつ。
まずはアイスブレイクを兼ねて、松阪の名物駅弁〈モー太郎弁当〉でランチタイム。

〈モー太郎弁当〉はひとつ1500円。松阪駅の中に売店もある。

〈モー太郎弁当〉はひとつ1500円。松阪駅の中に売店もある。

2003年に誕生したモー太郎弁当はインパクトあるパッケージで、
蓋を開けるとメロディが流れる仕組みまであるユニークなお弁当だ。
脂の旨みと甘辛い味つけが特徴の牛肉が、
三重県産の伊賀米を覆い隠すように盛りつけられている。

〈駅弁のあら竹〉 の新竹浩子さんは松阪市観光協会のメンバーも務める。地元愛にあふれたとっても明るい社長さんだ。

〈駅弁のあら竹〉 の新竹浩子さんは松阪市観光協会のメンバーも務める。地元愛にあふれたとっても明るい社長さんだ。

モー太郎弁当をつくる〈駅弁のあら竹〉の新竹浩子さん(通称ぴーちゃん)が、
蓋から音楽が流れる仕組みや、駅弁への愛を語り、
その圧倒的な明るさで参加者の心を解きほぐしていった。

モー太郎弁当を五感で堪能し、参加者同士で簡単な自己紹介をしたあとは、
4組に分かれてまち歩きへ。
近隣の市町村から来たという方が一番多く、次いで愛知県や京都府など近隣県からの参加者、
IターンやUターンで移住してきたという松阪在住の方も。
ひとりでの参加も多く見られた。

合言葉は「やわやわブルー」。 青を基点に高岡の魅力に触れる 〈SEKAI HOTEL Takaoka〉

高岡の日常を“やわやわ”味わう

その土地の日常(ORDINARY)に飛び込む旅行体験を通じて、
まちの魅力を多くの人に伝える〈SEKAI HOTEL〉シリーズ。
このたび、大阪・西九条、大阪・布施に続き、
富山県高岡市に〈SEKAI HOTEL Takaoka〉が2023年1月7日オープンしました。

富山県高岡市〈SEKAI HOTEL Takaoka〉

同ホテルシリーズは、「旅先の日常に飛び込もう」を
テーマに、有名観光地以外の地域に展開。
客室はまちに分散しており、食事やお風呂は地域の商店を利用することで、
まち全体をホテル化し、サービスを提供しています。
2019年には、空き家の再利用、地域経済への貢献などが評価され、
日経優秀製品・サービス賞、日経MJ賞、最優秀賞を受賞。

地域ブランディングの観点から、各ホテルには独自の合言葉をつくり、
その言葉を念頭に観光客・地域住民・SEKAI HOTELの
三者がコミュニケーションを取ることで、
まちへの眼差しを合わせ、よりまちを深く楽しむというユニークな試みもあります。

高岡のまちの情景から考案された合言葉は「やわやわブルー」

晴れた日に雄大な立山連峰が望める雨晴海岸や高岡大仏、
まちを走るレトロな路面電車や、鮮やかな青に染められた高岡銅器など、
昔から残る雄大な自然からの青から、地元の人々が紡ぎ発展させてきた人工的な青。
あらゆるところに青が隠れている高岡の
まちの情景から考案された合言葉は「やわやわブルー」です。

“やわやわ”は「ゆっくり」「ゆったり」「そろそろ」という意味を持つ富山弁。
市民の「もっと地元の魅力を発信したい」という想いに対する
SEKAI HOTELからの「そろそろ高岡が誇る魅力的な青を発信しましょう」
というメッセージでもあります。

富山県滑川に プライベートグランピングヴィラ 〈Namerikawa Granvilla Grappa〉 オープン。 豊かな食と自然、サウナでくつろぐ

8キロ先の富山湾が見える、丘の上にあるグランピング施設

富山県滑川にプライベートグランピングヴィラ〈Namerikawa Granvilla Grappa〉誕生

富山県滑川(なめりかわ)市は
富山湾の神秘ともいわれるホタルイカの漁獲量が県内随一です。
海の幸だけではなく、立山連峰の剣岳から流れる水にも恵まれ、
広い扇状地で米や野菜の栽培が行われています。

8キロ先の富山湾が見える、丘の上にあるグランピング施設

食の宝庫でもある滑川市の緩やかな丘陵地に誕生したのが、
〈Namerikawa Granvilla Grappa(滑川グランヴィラ グラッパ)〉です 。

ときには富山湾に浮かぶ漁火が見られることも

〈Namerikawa Granvilla Grappa〉 は
全4棟のラグジュアリーなグランピングヴィラです。
背後には立山連峰、正面には水田越しに8キロほど先にある富山湾が見えます。
ときには富山湾に浮かぶ漁火が見られることもあるなど、
滑川の豊かな自然をたっぷり感じられる立地です。

客室はすべて1棟貸切型

客室はすべて1棟貸切型になっています。客室は2タイプあり、
3棟あるグランヴィラは、48平方メートルの室内にシングルベッドが4台配置され、
4名まで宿泊可能です。食事スペースやサウナ、水回りも専用に完備されています。

特別感のあるデラックスグランヴィラは、室内60平方メートルもあるゆったりしたつくり。
シングルベッドが6台あって、宿泊人数も6名まで。
グループでの利用はもちろん、3世代の家族で利用にも適しています。
もちろん食事スペースやサウナは専用でゆったりとプライベート空間が堪能できます。

サウナは樽のような丸い形をしたバレルサウナ

サウナは樽のような丸い形をしたバレルサウナで、すぐそばに水風呂が併設されています。
滞在中は24時間いつでも“ととのい体験”が可能です。
充実したプライベートサウナタイムが過ごせるよう、サウナポンチョやサウナハットなども完備されています。

ドーム状の窓

バレルサウナには、ドーム状の窓がついているので、
内部から田園風景や広い空も見られるようになっています。

奈良県山添村のホテル 〈ume,yamazoe〉より、 障がいや病気のある方を対象とした 新プランが登場

「ちょっと不自由なホテル」が手がける、
障がいや病気のある方専用の宿泊プラン

2020年3月、オリジナル商品「わさび葉寿し」の製造販売を行う〈株式会社梅守本店〉が、
「ちょっと不自由なホテル」をコンセプトに開業した〈ume,yamazoe〉。
奈良県山添村の東端、旧波多野村の村長より受け継いだ、
集落の頂上にある家を改装してできた3室限定のホテルです。

Photo by Kiyoshi Nishioka

Photo by Kiyoshi Nishioka

「ume,(ウメ)」は、日本語の語源であるやまとことばより、人の感覚が(u)うまれ、
(me)めざめる場所になることを目指し、名づけられています。
施設にはアウトドアスタイルのフィンランド式サウナを併設。
すべての宿泊プランには2時間の無料サウナ利用枠がついています。

そんな〈ume,yamazoe〉より、障がいや病気のある方を対象とした
専用プランが2023年2月26日から登場します。

障がい、病気、性別や宗教、年齢にとらわれず、心穏やかに、優しくなれる場所を目指して

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

ume,yamazoeでは、これまでも医療的ケアが必要な子どもや、
精神的な疾患をお持ちの方、身体が不自由で介助が必要な方、
末期癌や全ろうの方、また外見的には見えづらくとも音や光に敏感な方など、
さまざまな障がいや病気を持つゲストを迎えてきました。

〈代表の梅守志歩氏がたくさんのゲストを迎えるなかで感じたのが、同じ障がいや病気でも、
人によって症状や困ってることもさまざまだということ。

「障がいがあって、大きな声で騒いだり、動き回ってしまって迷惑にならないか」
「周りに変な目で見られている気がして出かけづらい」など、
障がいや病気がある方が、なかなか旅行に行きづらい理由に
「周りの目が気になること」が
ひとつ大きなハードルになっていることに気がづいたと言います。

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

そこでume,yamazoeは、障がい、病気、性別や宗教、年齢にとらわれることなく
いろいろな人が、心穏やかに、優しくなれる場所を目指すことにしました。
「本当はどんなときでも、障がいや病気、国籍や年齢関係なく、
いろいろな人が当たり前に楽しめる場所になっていきたい」と梅守氏は言います。

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

ただ、そういった理想の状態には「宿泊しても迷惑にならないかな?」
「変な目で見られないかな?」という気持ちを少しでも少なくする工夫も、
同時に必要かもしれないと考えるようになったそう。

そこで今回ume,yamazoeでは、宿泊枠の中で「毎月第4日曜」を、
障がいや病気がある方向けの宿泊枠として確保し、
専用プランとして発売することとなりました。

エントリーは2月5日まで。 国産レモン生産量日本一の瀬戸田で マラソン大会が初開催

海岸沿いからレモンの木の林を通る自然豊かなコース

国産レモン生産量日本一として知られる瀬戸田で
初のマラソン大会〈せとだレモンマラソン〉が2023年2月25日(土)に開催されます。

海岸沿いからレモンの木の林を通る自然豊かなコース

「瀬戸田の魅力、発見。」というコンセプトを掲げ、
瀬戸田の特産品であるレモンの収穫がピークを迎える2月に行われる本大会。
県外のランナーは大会に参加することでまちの魅力に触れ、
地元の人は走ることで健康になり、地域も活気が出る。
そして県内外の人々の交流も生まれる。
大会を通してそのような良いサイクルを生み出し、
大会に関わるすべての人と舞台となるまちが主役となるような大会を目指すといいます。

コースは、21.0975キロメートルのハーフマラソンと
初心者も挑戦しやすい9.1キロメートルのシーサイドランの2種類。
ともに昔懐かしいしおまち商店街をスタートし、
太陽が反射してキラキラゆらめく凪の瀬戸内の海岸沿いから
島中でたわわに実ったレモンの木々を通り抜けてゴールに向かうという、
豊かな島の情景を全身で楽しめる内容です。

熊本〈Bar STATES〉
雑居ビルで見つけた蓄音機を鳴らす、
オーセンティックなバー

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
熊本県熊本市。

鉄針の心地よいノイズでタイムスリップ

コロンボ(以下コロ): 熊本でSPレコードを蓄音機で鳴らす、
オーセンティックなバーを見つけたよ。

カルロス(以下カル): 蓄音機って〈ビクター〉のマークのニッパーくんが
耳を傾けているあれでしょ。エジソンの大発明! どのくらい前のものなの?

コロ: 店主の宮本眞さんが言うには、
ビクター製のものは110年前くらいでタイタニック沈没前。
聴かせてもらった〈コロンビア〉製のモデルNo.16は、
ちょっと新しくて100年前だって。

カル: そりゃ、ヴィンテージだね。コロンビア・モデルが新しいっていっても、
そんなに変わらない気がする。タイタニック以前と以後の差も実感ないよ。

コロ: タグに刻印されたシリアルナンバーは3416だったけど、
どのくらいのものかは皆目見当がつかない。
どちらの蓄音機もお客さまからの寄贈で、まだまだバリバリに現役なんだ。

カル: 蓄音機はゼンマイ仕掛けだから電気もいらないんでしょう。

コロ: レバーをギリギリと回して、かけるだけ。
まあ、エコですね。カーボンニュートラルに貢献中。

カル: 実際、聴いてみてどうだった? 
針音のノイズが入り混じった、映画やドラマで聴くような、ノスタルジックなあの感じ?

コロ: 聴かせてもらったのが、ダミアの「暗い日曜日」。
なんだかやさしく空気を削っているようだったな。

カル: おっ、シャンソンだね。蓄音機らしいいい選曲。
針からもれる音がたまらないでしょう。

コロ: あの針のノイズがあってこそだよ。蓄音機は。

カル: そりゃ、お酒にも合いそうだ。

手入れが行き届いたカウンター。内装はオーセンティックなバーを具現化するように格調高く。

手入れが行き届いたカウンター。内装はオーセンティックなバーを具現化するように格調高く。

コロ: バー自体がクラシックでストロング・スタイル、
蓄音機が奏でる古き良き響きが加わるもんだから、かの時代にタイムスリップしたよう。

カル: お店は1984年オープンだから、そろそろ40年なんでしょう。

コロ: そうなんだ。正統派のバーだけに
カクテルのオーダーが70パーセントくらいなんだって。

カル: 正統派のバーは背筋が伸びるよね。
おまけによくわからないくせに背伸びしちゃって、
いつもは飲まないマティーニとかシングルモルトに手を出しがちだな。

コロ: 宮本さん曰く、
いいバーは主役であるお客さまを引き立てる脇役陣がしっかりしているものなんだって。
だから、恐るるに足らずだよ。


音楽家・haruka nakamuraの旅コラム
「仏の山から生まれる
源泉かけ流しの旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第31回は、全国を巡ってピアノを弾く理由を
「温泉が好きだから」という音楽家のharuka nakamuraさん。
年間のほとんどを温泉の巡礼にしている彼が出会った
感動的な温泉とは?

湯が豊かな土地を探し、合間にピアノを弾く

僕は音楽をしている。
「旅をする音楽」的にピアノを弾いて全国を巡ってきた。
それというのも温泉が好きなのである。
一年のほとんどは温泉を巡礼して湯が豊かな土地を探し、
その合間に音楽をする。
とでもいうような日々を送っていた。

あるとき、こんな声を聞いた。

「クレーターから湧き出た、
とんでもない源泉かけ流し温泉が四国にあるらしい」

温泉が生活の中心となっている僕は
「源泉かけ流し」というワードを耳にしただけで
ソワソワして落ち着かなくなる。
旅先に「源泉」があると聞けば、ワクワクが止まらず、寄らずにはいられない。
Googleマップにはマークした旗たちが星の数ほど鎮座している。
目がクラクラする。

仏生山温泉の内部

〈ショップハウスプロジェクト〉 瀬戸田の空き店舗がお店や宿泊施設に。 関係人口増加にも貢献!

Puddle Inc.が空間デザインを担当

〈Azumi Setoda〉 〈SOIL Setoda〉の開業で盛り上がりを見せる広島・瀬戸田。
しかし、これらの施設のある瀬戸田港周辺、昔から観光地として知られる
耕三寺・平山郁夫美術館のあるエリアのしおまち商店街は、現在空き店舗が目立ちます。

SOIL Setodaを運営する〈株式会社Staple〉の子会社〈株式会社しおまち企画〉は、
そのようなしおまち商店街を活性させるプロジェクトとして、
店舗と住宅兼宿泊が一体化した建築ユニット〈ショップハウス〉の開発を開始しました。

しおまち商店街を活性させるプロジェクト

瀬戸田の空き店舗は、設備の老朽化に伴う空き家再活用の難化や、
空き店舗の第三者への貸出が進まないといった課題が起因しています。
さらに近年は、移住者増加に伴う住宅供給不足などの新たな課題も。

しおまち企画が参加した「しおまちとワークショップ」では、
空き物件の活用を地域活性化の最優先課題と捉え、
今回のショップハウスプロジェクトの構想が生まれました。

小規模不動産の開発を面で展開、
商店街の店舗にさまざまな事業者を誘致することで多様性を生み出し、
まちの関係人口を増やすための受け入れ態勢を整える。
上記の点に基づき、地域ににぎわいをもたらす新しい仕組みとして
建築ユニット「ショップハウス」が開発され、商店街に展開されます。

2025年までに、空き家のリノベーション型と新築型を合わせて、
10棟を超えるショップハウスがしおまち商店街近辺にオープン予定。
第1弾はSOIL Setodaの隣に、ショップハウス1号(リノベーション型)が春、
ショップハウス2号(新築型)が夏に開業予定。
中長期的には、瀬戸田でのショップハウスの開発事例をもとに、
同様の課題を抱える地域へのショップハウスの展開・情報共有なども計画されています。

トリンドル玲奈が巡る
奈良の3つの物語。

奈良県観光ガイドブック
『知れば知るほど奈良はおもしろい』はこちら

3つの「物語」を探しに、魅力たっぷりの奈良へ

悠久の歴史を物語る土地、奈良。
かつて都があったときから約1300年経った今も史跡などが守られ、
豊かな自然の中に見ることができる。
まち全体にゆったりとした空気が流れ、タイムスリップしたよう。
外国との交流も盛んであった奈良は、日本の食文化の発祥の地ともいわれている。

今回、奈良の奥ゆかしい魅力に触れる旅へ、モデルのトリンドル玲奈さんが出かけた。
旅のテーマは、“はじまり” “癒し” “お酒と神社”という3つの「物語」。
トリンドルさんにとって、今回の旅は初めて出会うものばかりだった。

トリンドルさんが訪れた旅先とともに、3つの物語からおすすめスポットを紹介する。

【はじまりの物語】日本の“はじまり”をカラダ全体で感じる

1300年以上前、奈良には日本初の本格的な都があった。
歴史、文化、食などさまざまなカテゴリーで
その“はじまり”と、長年の“積み重ね”を実感することができる。

トリンドルさんが向かったのは、そんな「はじまりの物語」が感じられる場所。
穏やかな奈良の風に吹かれながら、彼女はやさしく語ってくれた。

「藤原宮跡や甘樫丘など、
歴史あるところで地元の子どもたちが遊んでいるのが印象的で、
日本史に詳しくない私でも親近感が湧いてきました。
道中の田んぼや林などゆったりとした景色には癒されましたし、
地域の人とも程よい距離で。
こういう旅がしたかった! とつくづく思います」

〈甘樫丘〉 清々しい空気のなかでいにしえの都を見渡す

〈甘樫丘〉 清々しい空気のなかで、いにしえの都を見渡す。

奈良県中部にある明日香村は、古墳や宮跡が残されるエリアで、
国づくりのはじまりの場所。
辺りは盆地になっていて、高層ビルはない。
標高148メートルという緩やかな丘・甘樫丘に登っても、
あたりをよく見渡すことができる。
多くの神話が伝承されている大和三山や藤原宮跡など、
在りし日の姿に想いを馳せながら、気持ちのいい空気を吸い込みたい。

information

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甘樫丘(あまかしのおか)

住所:奈良県高市郡明日香村大字豊浦

TEL:0744-54-2441 (飛鳥管理センター)

※観覧自由

〈藤原宮跡〉藤原京が身近に感じられる緑に囲まれた史跡

〈藤原宮跡〉藤原京が身近に感じられる緑に囲まれた史跡

日本初の本格的な都・藤原京の中心地だった藤原宮の跡地。
朱塗りの柱は、当時の建物の柱をイメージし再現されたもの。
現在の皇居や国会議事堂、官庁街にあたる。
広々とした空間では、大和三山がきれいに見え、
蓮やコスモスなど季節の花畑も楽しめる。
近隣の子どもたちや犬を連れたファミリーなども散歩に訪れ、
地元の人たちに愛されている。

information

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藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)

住所:奈良県橿原市高殿町

TEL:0744-21-1114(橿原市世界遺産登録推進課)

※観覧自由

〈柿の葉茶専門店SOUSUKE by ほうせき箱〉サラサラ、ふわふわとした氷に、 芳醇でビタミンC豊富な柿の葉茶が出会う

定番の「SOUSUKE」。1350円

定番の「SOUSUKE」。1350円

氷室(ひむろ)の守り神を祀る氷室神社がある奈良は、今かき氷のまちとしても人気。
ここは、そのブームを牽引する〈ほうせき箱〉がプロデュースした店だ。
農薬や肥料を一切使わずに柿の葉を育てる〈SOUSUKE〉の
柿の葉茶シロップやゼリーと共に生フルーツをふんだんに使った一杯は、後味すっきり。

information

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柿の葉茶専門店SOUSUKE by ほうせき箱(かきのはちゃせんもんてん そうすけ バイ ほうせきばこ)

住所:奈良県奈良市登大路町76 奈良公園バスターミナル西棟 1F

営業時間:10:00~18:00(飲食は12:00~17:00)

定休日:無休(飲食は月曜)

〈石上神宮〉緑豊かな森が見守る社で健やかな未来を祈る

〈石上神宮〉緑豊かな森が見守る社で健やかな未来を祈る

日本最古の神社のひとつ。
拝殿後方にある禁足地の土中に
御神体である神剣「韴霊(ふつのみたま)」が祀られているとの伝承から、
永く本殿は存在しなかった。
明治期、実際に出土したことから、大正2年に本殿を建立。
韴霊は起死回生や病気平癒、健康長寿の信仰を広く集めている。
鶏は神様の使いとされ、境内のあちこちで出会える。

information

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石上神宮(いそのかみじんぐう)

住所:奈良県天理市布留町384

TEL:0743-62-0900

拝観時間:6:00~17:30(季節によって変動)(授与所9:00~17:00、冬季~16:30)

“クジラのまち” 和歌山県太地町に 世界で唯一の コンセプトグランピングがオープン

世界で唯一のクジラをコンセプトにしたグランピング施設

“クジラのまち”として知られる和歌山県太地町に、グランピング施設
〈GLAMPOCEAN Luxe Umi-Kumano(グランオーシャン リュクス ウミクマノ)〉が
2022年12月26日にオープンします。

グランピング施設〈GLAMPOCEAN Luxe Umi-Kumano(グランオーシャン リュクス ウミクマノ)

熊野灘に囲まれた太地町は、400年以上に渡って
クジラとともに繫栄し、独特の文化を育んできました。

時折、鳴き声がまちに響くなど、今なお
クジラは人々の暮らしに密接した存在です。

そんなクジラを身近に感じられる「自然調和型グランピング」として
オープンするこの施設は、全5棟のヴィラスタイルの客室から構成されます。

全5棟のヴィラスタイルの客室から構成されます。

めがねに伝統工芸、郷土食。
冬の北陸を五感で味わう
福井・丹南地域をめぐる旅

まちをめぐりながら、知らなかった福井に会いに行く

福井の冬の味覚といえば「越前がに」など、
寒くなるにつれ、食べものがどんどんおいしくなるのが魅力だ。
これからの時季は、雪景色とともにアクティビティを楽しむのもいいし、
温泉でのんびり過ごすのもいい。見どころはほかにもたくさん。
せっかくなら、滞在しながらいろいろと足を伸ばしてみたい。

今回紹介するのは、2024年春の北陸新幹線延伸(金沢〜敦賀間)でも注目の、
福井県の丹南地域。
延伸にともない新しく開業される「越前たけふ」駅を中心に、
国産めがねの一大産地である鯖江市、
和紙や打刃物で有名な越前市、越前焼で知られる越前町、
林業や農業が盛んな池田町、
自然環境と歴史資源に恵まれた南越前町の5市町で構成され、
国内でも有数のものづくりのまちである。

福井県の中心部に位置する丹南地域

その土地に暮らす人や、そこにしかない風景に出会いながら、
産地の歴史や職人の手仕事にふれ、土地の食べものをいただく。
知らなかった福井に会いに、それぞれのまちをめぐる旅へ。

木に親しむことで、森が見えてくる
〈WOOD LABO IKEDA〉(池田町)

〈WOOD LABO IKEDA〉のコンセプトは、「木をいかす 森にまなぶ 人がつどう」。建物の裏には川が流れ、スギの木などの木々がそびえ立っている。

〈WOOD LABO IKEDA〉のコンセプトは、「木をいかす 森にまなぶ 人がつどう」。建物の裏には川が流れ、スギの木などの木々がそびえ立っている。

はじめに向かったのは〈WOOD LABO IKEDA〉。
池田町の〈木望の森づくり課〉が運営するこの施設は、
まちの面積の約9割を占めるという森林資源を生かし、
木材の利用や木育活動を行うための拠点として2年前にリニューアルしたばかり。

手道具を使った初心者向けの簡単な木工体験だけでなく、
機械を使って家具や木製品を製作する本格的な木工教室もあるので、
目的にあわせて利用することができる。
地元産の木材を使ったカッティングボードやキーホルダーをつくる
ワークショップなどもあり、
今回は隣の越前市にある〈龍泉刃物〉とのコラボレーション企画で、
包丁の柄の部分をつくる体験をさせてもらうことに。

包丁の柄の部分には、ナラやケヤキ、サクラなど池田町の木材を使用。今回は「差し込み式」のオリジナル包丁をつくる。

包丁の柄の部分には、ナラやケヤキ、サクラなど池田町の木材を使用。今回は「差し込み式」のオリジナル包丁をつくる。

施設を案内してくれたのは、工房長の内藤了一さん。
木彫家の父と仏師の祖父を見ながら育ったこともあり、
幼い頃から木という素材は身近だったという。

「木はそれぞれに癖や表情があって、重さも全部違います。
体験教室では、それをどうやって生かしたらうまくいくのかを、
実際に木を扱いながら感じたり考えてもらったりっていうのを大事にしています。
自分の手でものをつくることは、大変だけどおもしろい。
手が動けば自然といろんなことができるようになってきますから」

工房長の内藤了一さん。1年間の木工教室、マイスタースクールでは講師も務める。〈WOOD LABO IKEDA〉は木を生かすものづくりを学ぶ場であるとともに、森林を身近に感じられる場を目指している。

工房長の内藤了一さん。1年間の木工教室、マイスタースクールでは講師も務める。〈WOOD LABO IKEDA〉は木を生かすものづくりを学ぶ場であるとともに、森林を身近に感じられる場を目指している。

information

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WOOD LABO IKEDA 

住所:福井県今立郡池田町池田9-6-1

TEL:0778-44-6270

Web:WOOD LABO IKEDA

※木工体験は要予約。事前にお問い合わせください。