奈良県山添村のホテル 〈ume,yamazoe〉より、 障がいや病気のある方を対象とした 新プランが登場

「ちょっと不自由なホテル」が手がける、
障がいや病気のある方専用の宿泊プラン

2020年3月、オリジナル商品「わさび葉寿し」の製造販売を行う〈株式会社梅守本店〉が、
「ちょっと不自由なホテル」をコンセプトに開業した〈ume,yamazoe〉。
奈良県山添村の東端、旧波多野村の村長より受け継いだ、
集落の頂上にある家を改装してできた3室限定のホテルです。

Photo by Kiyoshi Nishioka

Photo by Kiyoshi Nishioka

「ume,(ウメ)」は、日本語の語源であるやまとことばより、人の感覚が(u)うまれ、
(me)めざめる場所になることを目指し、名づけられています。
施設にはアウトドアスタイルのフィンランド式サウナを併設。
すべての宿泊プランには2時間の無料サウナ利用枠がついています。

そんな〈ume,yamazoe〉より、障がいや病気のある方を対象とした
専用プランが2023年2月26日から登場します。

障がい、病気、性別や宗教、年齢にとらわれず、心穏やかに、優しくなれる場所を目指して

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

ume,yamazoeでは、これまでも医療的ケアが必要な子どもや、
精神的な疾患をお持ちの方、身体が不自由で介助が必要な方、
末期癌や全ろうの方、また外見的には見えづらくとも音や光に敏感な方など、
さまざまな障がいや病気を持つゲストを迎えてきました。

〈代表の梅守志歩氏がたくさんのゲストを迎えるなかで感じたのが、同じ障がいや病気でも、
人によって症状や困ってることもさまざまだということ。

「障がいがあって、大きな声で騒いだり、動き回ってしまって迷惑にならないか」
「周りに変な目で見られている気がして出かけづらい」など、
障がいや病気がある方が、なかなか旅行に行きづらい理由に
「周りの目が気になること」が
ひとつ大きなハードルになっていることに気がづいたと言います。

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

そこでume,yamazoeは、障がい、病気、性別や宗教、年齢にとらわれることなく
いろいろな人が、心穏やかに、優しくなれる場所を目指すことにしました。
「本当はどんなときでも、障がいや病気、国籍や年齢関係なく、
いろいろな人が当たり前に楽しめる場所になっていきたい」と梅守氏は言います。

Photo by Itsumi Okayasu

Photo by Itsumi Okayasu

ただ、そういった理想の状態には「宿泊しても迷惑にならないかな?」
「変な目で見られないかな?」という気持ちを少しでも少なくする工夫も、
同時に必要かもしれないと考えるようになったそう。

そこで今回ume,yamazoeでは、宿泊枠の中で「毎月第4日曜」を、
障がいや病気がある方向けの宿泊枠として確保し、
専用プランとして発売することとなりました。

エントリーは2月5日まで。 国産レモン生産量日本一の瀬戸田で マラソン大会が初開催

海岸沿いからレモンの木の林を通る自然豊かなコース

国産レモン生産量日本一として知られる瀬戸田で
初のマラソン大会〈せとだレモンマラソン〉が2023年2月25日(土)に開催されます。

海岸沿いからレモンの木の林を通る自然豊かなコース

「瀬戸田の魅力、発見。」というコンセプトを掲げ、
瀬戸田の特産品であるレモンの収穫がピークを迎える2月に行われる本大会。
県外のランナーは大会に参加することでまちの魅力に触れ、
地元の人は走ることで健康になり、地域も活気が出る。
そして県内外の人々の交流も生まれる。
大会を通してそのような良いサイクルを生み出し、
大会に関わるすべての人と舞台となるまちが主役となるような大会を目指すといいます。

コースは、21.0975キロメートルのハーフマラソンと
初心者も挑戦しやすい9.1キロメートルのシーサイドランの2種類。
ともに昔懐かしいしおまち商店街をスタートし、
太陽が反射してキラキラゆらめく凪の瀬戸内の海岸沿いから
島中でたわわに実ったレモンの木々を通り抜けてゴールに向かうという、
豊かな島の情景を全身で楽しめる内容です。

熊本〈Bar STATES〉
雑居ビルで見つけた蓄音機を鳴らす、
オーセンティックなバー

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
熊本県熊本市。

鉄針の心地よいノイズでタイムスリップ

コロンボ(以下コロ): 熊本でSPレコードを蓄音機で鳴らす、
オーセンティックなバーを見つけたよ。

カルロス(以下カル): 蓄音機って〈ビクター〉のマークのニッパーくんが
耳を傾けているあれでしょ。エジソンの大発明! どのくらい前のものなの?

コロ: 店主の宮本眞さんが言うには、
ビクター製のものは110年前くらいでタイタニック沈没前。
聴かせてもらった〈コロンビア〉製のモデルNo.16は、
ちょっと新しくて100年前だって。

カル: そりゃ、ヴィンテージだね。コロンビア・モデルが新しいっていっても、
そんなに変わらない気がする。タイタニック以前と以後の差も実感ないよ。

コロ: タグに刻印されたシリアルナンバーは3416だったけど、
どのくらいのものかは皆目見当がつかない。
どちらの蓄音機もお客さまからの寄贈で、まだまだバリバリに現役なんだ。

カル: 蓄音機はゼンマイ仕掛けだから電気もいらないんでしょう。

コロ: レバーをギリギリと回して、かけるだけ。
まあ、エコですね。カーボンニュートラルに貢献中。

カル: 実際、聴いてみてどうだった? 
針音のノイズが入り混じった、映画やドラマで聴くような、ノスタルジックなあの感じ?

コロ: 聴かせてもらったのが、ダミアの「暗い日曜日」。
なんだかやさしく空気を削っているようだったな。

カル: おっ、シャンソンだね。蓄音機らしいいい選曲。
針からもれる音がたまらないでしょう。

コロ: あの針のノイズがあってこそだよ。蓄音機は。

カル: そりゃ、お酒にも合いそうだ。

手入れが行き届いたカウンター。内装はオーセンティックなバーを具現化するように格調高く。

手入れが行き届いたカウンター。内装はオーセンティックなバーを具現化するように格調高く。

コロ: バー自体がクラシックでストロング・スタイル、
蓄音機が奏でる古き良き響きが加わるもんだから、かの時代にタイムスリップしたよう。

カル: お店は1984年オープンだから、そろそろ40年なんでしょう。

コロ: そうなんだ。正統派のバーだけに
カクテルのオーダーが70パーセントくらいなんだって。

カル: 正統派のバーは背筋が伸びるよね。
おまけによくわからないくせに背伸びしちゃって、
いつもは飲まないマティーニとかシングルモルトに手を出しがちだな。

コロ: 宮本さん曰く、
いいバーは主役であるお客さまを引き立てる脇役陣がしっかりしているものなんだって。
だから、恐るるに足らずだよ。


音楽家・haruka nakamuraの旅コラム
「仏の山から生まれる
源泉かけ流しの旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第31回は、全国を巡ってピアノを弾く理由を
「温泉が好きだから」という音楽家のharuka nakamuraさん。
年間のほとんどを温泉の巡礼にしている彼が出会った
感動的な温泉とは?

湯が豊かな土地を探し、合間にピアノを弾く

僕は音楽をしている。
「旅をする音楽」的にピアノを弾いて全国を巡ってきた。
それというのも温泉が好きなのである。
一年のほとんどは温泉を巡礼して湯が豊かな土地を探し、
その合間に音楽をする。
とでもいうような日々を送っていた。

あるとき、こんな声を聞いた。

「クレーターから湧き出た、
とんでもない源泉かけ流し温泉が四国にあるらしい」

温泉が生活の中心となっている僕は
「源泉かけ流し」というワードを耳にしただけで
ソワソワして落ち着かなくなる。
旅先に「源泉」があると聞けば、ワクワクが止まらず、寄らずにはいられない。
Googleマップにはマークした旗たちが星の数ほど鎮座している。
目がクラクラする。

仏生山温泉の内部

〈ショップハウスプロジェクト〉 瀬戸田の空き店舗がお店や宿泊施設に。 関係人口増加にも貢献!

Puddle Inc.が空間デザインを担当

〈Azumi Setoda〉 〈SOIL Setoda〉の開業で盛り上がりを見せる広島・瀬戸田。
しかし、これらの施設のある瀬戸田港周辺、昔から観光地として知られる
耕三寺・平山郁夫美術館のあるエリアのしおまち商店街は、現在空き店舗が目立ちます。

SOIL Setodaを運営する〈株式会社Staple〉の子会社〈株式会社しおまち企画〉は、
そのようなしおまち商店街を活性させるプロジェクトとして、
店舗と住宅兼宿泊が一体化した建築ユニット〈ショップハウス〉の開発を開始しました。

しおまち商店街を活性させるプロジェクト

瀬戸田の空き店舗は、設備の老朽化に伴う空き家再活用の難化や、
空き店舗の第三者への貸出が進まないといった課題が起因しています。
さらに近年は、移住者増加に伴う住宅供給不足などの新たな課題も。

しおまち企画が参加した「しおまちとワークショップ」では、
空き物件の活用を地域活性化の最優先課題と捉え、
今回のショップハウスプロジェクトの構想が生まれました。

小規模不動産の開発を面で展開、
商店街の店舗にさまざまな事業者を誘致することで多様性を生み出し、
まちの関係人口を増やすための受け入れ態勢を整える。
上記の点に基づき、地域ににぎわいをもたらす新しい仕組みとして
建築ユニット「ショップハウス」が開発され、商店街に展開されます。

2025年までに、空き家のリノベーション型と新築型を合わせて、
10棟を超えるショップハウスがしおまち商店街近辺にオープン予定。
第1弾はSOIL Setodaの隣に、ショップハウス1号(リノベーション型)が春、
ショップハウス2号(新築型)が夏に開業予定。
中長期的には、瀬戸田でのショップハウスの開発事例をもとに、
同様の課題を抱える地域へのショップハウスの展開・情報共有なども計画されています。

トリンドル玲奈が巡る
奈良の3つの物語。

奈良県観光ガイドブック
『知れば知るほど奈良はおもしろい』はこちら

3つの「物語」を探しに、魅力たっぷりの奈良へ

悠久の歴史を物語る土地、奈良。
かつて都があったときから約1300年経った今も史跡などが守られ、
豊かな自然の中に見ることができる。
まち全体にゆったりとした空気が流れ、タイムスリップしたよう。
外国との交流も盛んであった奈良は、日本の食文化の発祥の地ともいわれている。

今回、奈良の奥ゆかしい魅力に触れる旅へ、モデルのトリンドル玲奈さんが出かけた。
旅のテーマは、“はじまり” “癒し” “お酒と神社”という3つの「物語」。
トリンドルさんにとって、今回の旅は初めて出会うものばかりだった。

トリンドルさんが訪れた旅先とともに、3つの物語からおすすめスポットを紹介する。

【はじまりの物語】日本の“はじまり”をカラダ全体で感じる

1300年以上前、奈良には日本初の本格的な都があった。
歴史、文化、食などさまざまなカテゴリーで
その“はじまり”と、長年の“積み重ね”を実感することができる。

トリンドルさんが向かったのは、そんな「はじまりの物語」が感じられる場所。
穏やかな奈良の風に吹かれながら、彼女はやさしく語ってくれた。

「藤原宮跡や甘樫丘など、
歴史あるところで地元の子どもたちが遊んでいるのが印象的で、
日本史に詳しくない私でも親近感が湧いてきました。
道中の田んぼや林などゆったりとした景色には癒されましたし、
地域の人とも程よい距離で。
こういう旅がしたかった! とつくづく思います」

〈甘樫丘〉 清々しい空気のなかでいにしえの都を見渡す

〈甘樫丘〉 清々しい空気のなかで、いにしえの都を見渡す。

奈良県中部にある明日香村は、古墳や宮跡が残されるエリアで、
国づくりのはじまりの場所。
辺りは盆地になっていて、高層ビルはない。
標高148メートルという緩やかな丘・甘樫丘に登っても、
あたりをよく見渡すことができる。
多くの神話が伝承されている大和三山や藤原宮跡など、
在りし日の姿に想いを馳せながら、気持ちのいい空気を吸い込みたい。

information

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甘樫丘(あまかしのおか)

住所:奈良県高市郡明日香村大字豊浦

TEL:0744-54-2441 (飛鳥管理センター)

※観覧自由

〈藤原宮跡〉藤原京が身近に感じられる緑に囲まれた史跡

〈藤原宮跡〉藤原京が身近に感じられる緑に囲まれた史跡

日本初の本格的な都・藤原京の中心地だった藤原宮の跡地。
朱塗りの柱は、当時の建物の柱をイメージし再現されたもの。
現在の皇居や国会議事堂、官庁街にあたる。
広々とした空間では、大和三山がきれいに見え、
蓮やコスモスなど季節の花畑も楽しめる。
近隣の子どもたちや犬を連れたファミリーなども散歩に訪れ、
地元の人たちに愛されている。

information

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藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)

住所:奈良県橿原市高殿町

TEL:0744-21-1114(橿原市世界遺産登録推進課)

※観覧自由

〈柿の葉茶専門店SOUSUKE by ほうせき箱〉サラサラ、ふわふわとした氷に、 芳醇でビタミンC豊富な柿の葉茶が出会う

定番の「SOUSUKE」。1350円

定番の「SOUSUKE」。1350円

氷室(ひむろ)の守り神を祀る氷室神社がある奈良は、今かき氷のまちとしても人気。
ここは、そのブームを牽引する〈ほうせき箱〉がプロデュースした店だ。
農薬や肥料を一切使わずに柿の葉を育てる〈SOUSUKE〉の
柿の葉茶シロップやゼリーと共に生フルーツをふんだんに使った一杯は、後味すっきり。

information

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柿の葉茶専門店SOUSUKE by ほうせき箱(かきのはちゃせんもんてん そうすけ バイ ほうせきばこ)

住所:奈良県奈良市登大路町76 奈良公園バスターミナル西棟 1F

営業時間:10:00~18:00(飲食は12:00~17:00)

定休日:無休(飲食は月曜)

〈石上神宮〉緑豊かな森が見守る社で健やかな未来を祈る

〈石上神宮〉緑豊かな森が見守る社で健やかな未来を祈る

日本最古の神社のひとつ。
拝殿後方にある禁足地の土中に
御神体である神剣「韴霊(ふつのみたま)」が祀られているとの伝承から、
永く本殿は存在しなかった。
明治期、実際に出土したことから、大正2年に本殿を建立。
韴霊は起死回生や病気平癒、健康長寿の信仰を広く集めている。
鶏は神様の使いとされ、境内のあちこちで出会える。

information

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石上神宮(いそのかみじんぐう)

住所:奈良県天理市布留町384

TEL:0743-62-0900

拝観時間:6:00~17:30(季節によって変動)(授与所9:00~17:00、冬季~16:30)

“クジラのまち” 和歌山県太地町に 世界で唯一の コンセプトグランピングがオープン

世界で唯一のクジラをコンセプトにしたグランピング施設

“クジラのまち”として知られる和歌山県太地町に、グランピング施設
〈GLAMPOCEAN Luxe Umi-Kumano(グランオーシャン リュクス ウミクマノ)〉が
2022年12月26日にオープンします。

グランピング施設〈GLAMPOCEAN Luxe Umi-Kumano(グランオーシャン リュクス ウミクマノ)

熊野灘に囲まれた太地町は、400年以上に渡って
クジラとともに繫栄し、独特の文化を育んできました。

時折、鳴き声がまちに響くなど、今なお
クジラは人々の暮らしに密接した存在です。

そんなクジラを身近に感じられる「自然調和型グランピング」として
オープンするこの施設は、全5棟のヴィラスタイルの客室から構成されます。

全5棟のヴィラスタイルの客室から構成されます。

めがねに伝統工芸、郷土食。
冬の北陸を五感で味わう
福井・丹南地域をめぐる旅

まちをめぐりながら、知らなかった福井に会いに行く

福井の冬の味覚といえば「越前がに」など、
寒くなるにつれ、食べものがどんどんおいしくなるのが魅力だ。
これからの時季は、雪景色とともにアクティビティを楽しむのもいいし、
温泉でのんびり過ごすのもいい。見どころはほかにもたくさん。
せっかくなら、滞在しながらいろいろと足を伸ばしてみたい。

今回紹介するのは、2024年春の北陸新幹線延伸(金沢〜敦賀間)でも注目の、
福井県の丹南地域。
延伸にともない新しく開業される「越前たけふ」駅を中心に、
国産めがねの一大産地である鯖江市、
和紙や打刃物で有名な越前市、越前焼で知られる越前町、
林業や農業が盛んな池田町、
自然環境と歴史資源に恵まれた南越前町の5市町で構成され、
国内でも有数のものづくりのまちである。

福井県の中心部に位置する丹南地域

その土地に暮らす人や、そこにしかない風景に出会いながら、
産地の歴史や職人の手仕事にふれ、土地の食べものをいただく。
知らなかった福井に会いに、それぞれのまちをめぐる旅へ。

木に親しむことで、森が見えてくる
〈WOOD LABO IKEDA〉(池田町)

〈WOOD LABO IKEDA〉のコンセプトは、「木をいかす 森にまなぶ 人がつどう」。建物の裏には川が流れ、スギの木などの木々がそびえ立っている。

〈WOOD LABO IKEDA〉のコンセプトは、「木をいかす 森にまなぶ 人がつどう」。建物の裏には川が流れ、スギの木などの木々がそびえ立っている。

はじめに向かったのは〈WOOD LABO IKEDA〉。
池田町の〈木望の森づくり課〉が運営するこの施設は、
まちの面積の約9割を占めるという森林資源を生かし、
木材の利用や木育活動を行うための拠点として2年前にリニューアルしたばかり。

手道具を使った初心者向けの簡単な木工体験だけでなく、
機械を使って家具や木製品を製作する本格的な木工教室もあるので、
目的にあわせて利用することができる。
地元産の木材を使ったカッティングボードやキーホルダーをつくる
ワークショップなどもあり、
今回は隣の越前市にある〈龍泉刃物〉とのコラボレーション企画で、
包丁の柄の部分をつくる体験をさせてもらうことに。

包丁の柄の部分には、ナラやケヤキ、サクラなど池田町の木材を使用。今回は「差し込み式」のオリジナル包丁をつくる。

包丁の柄の部分には、ナラやケヤキ、サクラなど池田町の木材を使用。今回は「差し込み式」のオリジナル包丁をつくる。

施設を案内してくれたのは、工房長の内藤了一さん。
木彫家の父と仏師の祖父を見ながら育ったこともあり、
幼い頃から木という素材は身近だったという。

「木はそれぞれに癖や表情があって、重さも全部違います。
体験教室では、それをどうやって生かしたらうまくいくのかを、
実際に木を扱いながら感じたり考えてもらったりっていうのを大事にしています。
自分の手でものをつくることは、大変だけどおもしろい。
手が動けば自然といろんなことができるようになってきますから」

工房長の内藤了一さん。1年間の木工教室、マイスタースクールでは講師も務める。〈WOOD LABO IKEDA〉は木を生かすものづくりを学ぶ場であるとともに、森林を身近に感じられる場を目指している。

工房長の内藤了一さん。1年間の木工教室、マイスタースクールでは講師も務める。〈WOOD LABO IKEDA〉は木を生かすものづくりを学ぶ場であるとともに、森林を身近に感じられる場を目指している。

information

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WOOD LABO IKEDA 

住所:福井県今立郡池田町池田9-6-1

TEL:0778-44-6270

Web:WOOD LABO IKEDA

※木工体験は要予約。事前にお問い合わせください。

まちを編む、ひらかれた宿。
長野・浅間温泉〈松本十帖〉が目指す
エリアリノベーションプロジェクト

旅館だけではなく、温泉街全体の再生が目的

長野県松本市・浅間温泉にある〈松本十帖〉は、〈自遊人〉が手がける複合体であり、
創業336年の老舗旅館〈小柳〉の再生プロジェクトの総称でもある。
「松本の奥座敷」と呼ばれ、開湯1300年以上の歴史をもつ浅間温泉。
江戸時代には松本藩の城主が通ったことから湯治場として発展し、
今もなお地域住民の共同浴場が多く残っている。
明治以降は多くの文人に愛され、昭和に入ると多くの団体旅行客たちで賑わった。

しかしながら近年、時代の変化とともに経営難に直面する旅館が増加し、
温泉街は寂れていく一方。
こういったケースは全国各地に見られ、浅間温泉に限ったことではない。

温泉街を人が回遊することをイメージしているため、敷地内には4か所の入り口が設けられている。シームレスな設計は、各施設への移動もスムーズ。

温泉街を人が回遊することをイメージしているため、敷地内には4か所の入り口が設けられている。シームレスな設計は、各施設への移動もスムーズ。

自遊人が小柳の再生を引き受けたのは2018年のこと。
後継者不在による廃業の危機にあった旅館単体の
リノベーション事業としてスタートしたものの、
プロジェクトを進めていくうちに、
温泉街の高齢化や空き家の増加などの問題が浮かび上がり、
まち全体のエリアリノベーションプロジェクトが模索されていった。

特筆すべきは、公的資金の投入なしに民間企業が担っているという点だろう。
同じような問題を抱える温泉街再生のモデルケースとしても、今後注目されていくはずだ。

「小柳という旅館をひとつ再生するだけではなく、
浅間温泉そのものが活性化していかなければ、
地方都市の温泉街にとって持続可能とはいえないのではないか?」。

その問いに対するアクションのかたちは、松本十帖のいたるところに散りばめられ、
浅間温泉というまち全体の動きとしても、ポジティブな変化が生まれようとしている。

「豊かな知と出会う」をコンセプトにしたブックホテル〈松本本箱〉。隣にはバリアフリーかつお子さま連れも利用しやすい〈小柳〉がある。いずれも客室には源泉かけ流し露天風呂付き。

「豊かな知と出会う」をコンセプトにしたブックホテル〈松本本箱〉。隣にはバリアフリーかつお子さま連れも利用しやすい〈小柳〉がある。いずれも客室には源泉かけ流し露天風呂付き。

東京・赤坂で愛された 〈MOSS CROSS TOKYO〉が 〈MOSS okinawa〉として リゾートホテルの離れでオープン

緑あふれるロケーションで
沖縄の食文化と日本各地の食材をかけ合わせた料理に舌鼓

那覇空港からモノレールで15分ほどでアクセスできる場所に、
2020年4月1日に開業したアーバンリゾートホテル〈ホテル ストレータ 那覇〉。

ゆいレール 美栄橋駅前から徒歩30秒の場所にあります。

ゆいレール 美栄橋駅前から徒歩30秒の場所にあります。

その敷地内にある別棟に、カウンター14席のカウンターダイニング
〈MOSS okinawa〉が2022年12月23日にオープンします。

2022年9月末に惜しまれつつ東京・赤坂での営業を終了した
〈MOSS CROSS TOKYO〉が〈MOSS okinawa〉として
沖縄で営業を再スタート。

同ホテルの離れに位置付けられた建物が新たな舞台に。

同ホテルの離れに位置付けられた建物が新たな舞台に。

〈MOSS CROSS TOKYO〉のテーマである、日本の食材や発酵の伝統(=和魂)に
薬膳の知識(=漢)を取り入れ、フレンチの技法(=洋才)を用いて表現する
「和魂漢洋才(わこんかんようさい)」をベースにしながら、
沖縄に根付く「ぬち(=命)ぐすい(=食べ物)」という言葉が表すような、
カラダの中から元気になる料理を提供すると言います。

料理長を務める増山明弘さん。

料理長を務める増山明弘さん。

ホテルの屋内外には、滞在のなかで沖縄の歴史や文化を感じられるようにと、
この土地に生育する植物や琉球石灰岩などが多く取り入れられており、
〈MOSS okinawa〉もそんな緑豊かな中庭に佇む赤瓦屋根の平家に店を構えます。

緑あふれる中庭。

緑あふれる中庭。

自然というミュージアムを
巡るための出発点、
〈川湯ビジターセンター〉

アカエゾマツの森に隣接する〈川湯ビジターセンター〉

最近の私の仕事は、朝の収穫から始まる。
庭にあるアカエゾマツの枝葉を数本伐って、袋に入れて、いざ出勤。
車の中には森の香りが漂って、極寒の朝もとてもいい気分だ。

引っ越したときは気づいていなかったけど……庭にアカエゾマツの木があった。ラッキー!

引っ越したときは気づいていなかったけど……庭にアカエゾマツの木があった。ラッキー!

北海道の右側、「ひがし北海道」と呼ばれるエリアには、国立公園が3つある。
知床国立公園、釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園。
そしてこれらの中には、
各地の自然情報を展示・解説するビジターセンターが10か所もある。

私が勤務しているのは、そのうちのひとつ〈川湯ビジターセンター〉。
阿寒摩周国立公園の半分、摩周・屈斜路エリアを紹介する施設である。

弟子屈町川湯温泉にある〈川湯ビジターセンター(旧・川湯エコミュージアムセンター)〉。

弟子屈町川湯温泉にある〈川湯ビジターセンター(旧・川湯エコミュージアムセンター)〉。

アカエゾマツの天然林に抱かれるようにして建っている、
面積500平方メートルを超える大きな館。

いまから10年以上前、まだ東京に住んでいた頃、
北海道旅行の途中で偶然立ち寄った記憶がある。

森の中にポツンとあるロケーションに惹かれて
「こんな場所で働いてみたいなぁ」とぼんやり感じたことを覚えている。
気がつけば実現していたなんて、なんだか不思議だ。

熊本〈Jazz Inn おくら〉
やれたヴィンテージ感がたまらない
いかにも昭和なJAZZ喫茶

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
熊本県熊本市。

最古参でもあり最若手、43年続く熊本の老舗

コロンボ(以下コロ): いよいよ九州上陸。
ジャズ喫茶の見本のようなイカしたお店が熊本にありました。

カルロス(以下カル): 熊本はジャズ関連のお店が多いよね。
ライブなんかもにぎやか。

コロ: ここ〈Jazz Inn おくら〉も月に10本くらいのライブをやっているんだ。
ミュージシャンも九州ツアーを福岡の〈ニューコンボ〉あたりから始まって、
久留米→熊本→鹿児島と縦のラインでまわるんで、その影響もあるみたいよ。

カル: 熊本にはわりかし、いまでも残っているジャズのお店が多いんでしょう?

コロ: 〈Jazz Inn おくら〉はこの12月で43年だって。
それでも店主の小倉さんは「ボクはこの業界では若いほうにあたるから」と(笑)。
オープン当時は熊本のアーケード、「上通」の果てと言われたそうだよ。

カル: もはや最古参であり、最若手って存在ってことだね。

43年の歴史をひしひしと感じさせるヴィンテージ感たっぷりの店内。

43年の歴史をひしひしと感じさせるヴィンテージ感たっぷりの店内。

コロ: メインのアーケードの「上通」はディープな「下通」と違って、
若い人が多いんだ。

カル: 熊本大学も近いし、学生のまちって感じだったようだね。

軽井沢〈廊の家〉 崖に刺さった絶景の 一棟貸しの宿

大自然の中にある唯一無二の建築

軽井沢の中心部から車で20分の場所にある、
原始的な自然が残る別荘地・オナーズヒル軽井沢。
ここに、崖に差し込まれるように建てられた
ユニークな一棟貸ホテル〈廊の家〉が誕生しました。

ユニークな一棟貸ホテル〈廊の家〉

TNA一級建築事務所が設計した同館

約2500平米の占有敷地の中に突如存在する、
TNA一級建築事務所が設計した同館。

展望台のように絶景をたのしむことのできる森に浮かんだリビング

回廊型のワンルームの造り

回廊型のワンルームの造りで、
建物自体が冷暖房完備のテラスでありデッキ。

展望台のように絶景をたのしむことのできる森に浮かんだリビングと、
洞窟のように静かで落ち着いたベットルームが、フラットな床でひと続きに。
室内のどこにいても、家族の姿が見渡せるという、不思議な空間です。

「宴飾る、島の酒と島の食」 八重山諸島・7つの酒造所の 泡盛をフィーチャー

酒の肴や器も充実のポップアップ

沖縄・石垣島にある〈アートホテル石垣島〉のギャラリーショップ〈The ART SHOP〉で、
現在、泡盛を囲む酒宴をテーマにした企画展
「宴飾る、島の酒と島の食」が開催されています。

石垣島の人たちは、泡盛のことを“シマ”と呼び、
来客時には、「そろそろシマにしましょうね〜」と、
水割り用の氷と水、泡盛の「シマセット」を用意するそうです。

八重山諸島にある9つの酒造所のうち7つの酒造所のさまざまな泡盛商品

この企画展では、そんな島の日常を支える
八重山諸島にある9つの酒造所のうち7つの酒造所の、
泡盛の代表銘柄や古酒、梅酒のほか、さまざまな泡盛商品を販売しています。

群馬県千代田町〈宝林寺〉が 〈TEMPLE STAY ZENSŌ〉を開業。 関東初のふるさと納税対象の宿坊に

歴史ある禅寺のはなれで時代にあった宿坊体験

群馬県千代田町は利根川の流域にある群馬県南東部のまちです。
都心からは車で約90分の場所にあり人口は1万人ほど。
その千代田町の由緒あるお寺が〈宝林寺〉です。

〈宝林寺〉の本堂。

〈宝林寺〉の本堂。

約700年前にお寺が始まった当初は臨済宗のお寺でした。
後に同じく日本の三禅宗のひとつ、
黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院となった禅寺です。

宝林寺は2023年1月に〈TEMPLE STAY ZENSŌ〉として
お寺のはなれを改装した宿泊施設を開業します。

副住職、峻宏さん。47代目の住職になる予定です。

副住職、峻宏さん。47代目の住職になる予定です。

発起人はお寺の副住職、峻宏(しゅんこう)さんです。
副住職としてお寺を支える傍ら
ゲストハウス運営支援事業や寺泊施設立ち上げなどをこれまでに行ってきました。
その経験を自らが副住職を務める宝林寺でさらに発展させることにしたのです。

TEMPLE STAY ZENSŌの開業には大きく2つの背景があります。

〈宝林寺〉の鐘楼堂。

宝林寺の鐘楼堂。

ひとつ目はお寺が抱える問題。
お寺の数はコンビニよりも多いとされていますが、さまざまな理由で空き寺になるケースが増えています。
その原因のひとつを“お寺が時代についていけていない”状況だと分析。
地域のお寺もミレニアル世代にとって、
繰り返し接点を持ちたくなる場所をつくりたいと考えました。

そして2つ目は千代田町に宿泊施設がなかったこと。

「千代田の祭川せがき」では花火が盛大に打ち上げられます。

「千代田の祭川せがき」では花火が盛大に打ち上げられます。

千代田町は群馬県内でふるさと納税の額で1位を誇り、
灯ろう流しや読経、花火で賑わう夏のお祭り「千代田の祭川せがき」には
近年来訪者が増えるなど、
これまで以上に町外の人との繋がりが増えてきました。

ところが千代田町内には宿泊施設がなく、せっかく訪れた人が長く滞在することは稀。
まちの魅力を知ってもらう機会を掴むことができませんでした。

つまり峻宏さんが目指すのは
宝林寺を起点とした千代田町地域活性化と新たなお寺の存在価値の追求です。
TEMPLE STAY ZENSŌは関東エリア初のふるさと納税対象の宿坊として、
まちの外の人たちに向けて広く発信されることになっています。

山と海をまわす循環に加わる 西伊豆のアクティブなエコツーリズム

宿泊するだけで環境保護にも。
自然のつながりを感じる旅の目的地

たおやかな駿河湾に面した静岡県の西伊豆。
観光客は沿岸部のあちこちにある温泉と、
海のレジャーを目当てに訪れます。

一方で海から2~3キロの場所には山々が連なります。

隣り合う西伊豆町と松崎町を拠点とした
1200年前からあるといわれる山の古道を
マウンテンバイクで走るツアーと、
駿河湾を周遊できるカヤッククルージングとカヤックフィッシングのツアーが、
自転車好き、釣り好きの間で人気を集めています。

たおやかな駿河湾に面した静岡県の西伊豆。

マウンテンバイクのツアー〈YAMABUSHI TRAIL TOUR〉で駆け巡る山の中も整備されてきました。

マウンテンバイクのツアー〈YAMABUSHI TRAIL TOUR〉で駆け巡る山の中も整備されてきました。

ツアーを主催するのは2007年から西伊豆に住む松本潤一郎さん。

「海だけ、山だけなら、もっといい場所はある。
でもこんなにコンパクトに両方にアクセスできる場所は、
世界にもあまりないと思います」と西伊豆に感じる魅力を話します。

松本さんは17歳でネパールのヒマラヤトレイルを歩いたことを皮切りに、
アジアや南北アメリカ大陸をトレッキングやオートバイで旅していました。
またいずれ海外に行くつもりで西伊豆に住み始めたころ、
地元のお年寄りたちが使われなくなった山の道について話すのを耳にします。

「子どものころは、古道を歩いて集落と集落を行き来していたって言うんです」

山道を歩くことを目的に旅した経験があった松本さんは、
休日を利用してその古道を調べることに。
すると山の中にあった古道は、長い間、誰も足を踏み入れず荒れ果てていました。
周辺にはかつて森の木を切って炭焼きが行われていた形跡もあちこちに。

松本潤一郎さん。手入れした森にはウサギやノネズミが増え、それらを食べる猛禽類も見かけるようになったそう。

松本潤一郎さん。手入れした森にはウサギやノネズミが増え、それらを食べる猛禽類も見かけるようになったそう。

昭和中期に一般家庭にガスが普及し、
需要がなくなった炭を焼く仕事が廃れると、
森が荒れ、古道を通る人もいなくなったのでした。

「ヒマラヤや南米のトレイルのように、
この古道に人が呼べるかもしれないとぼんやり思いました」

そして各方面に許可を取って、ぐちゃぐちゃだった古道の整備を開始。

電動アシスト付きのマウンテンバイクも準備。

電動アシスト付きのマウンテンバイクも準備。

林業を学びながら1年ほどかけて15キロの道を
マウンテンバイクで駆け抜けられるように整え
〈YAMABUSHI TRAIL TOUR(やまぶしトレイルツアー)〉が生まれました。

〈YAMABUSHI TRAIL TOUR〉で走る道はかつて荒れ放題でした。

〈YAMABUSHI TRAIL TOUR〉で走る道はかつて荒れ放題でした。

現在〈YAMABUSHI TRAIL TOUR〉で走れる古道は
総延長40キロにも及びます。
電動アシスト付きも含めたマウンテンバイクのレンタルも行って
ダイナミックな自然を感じる山道を走りたいと自転車愛好家が訪れるようになりました。

福島・須賀川の魅力が満載! 一棟貸しの古民家〈まるごの宿 耕〉

1日1組限定の古民家で贅沢な時間を過ごす

福島県の中南部に位置し、花や緑などたくさんの自然があふれるまち・須賀川(すかがわ)。
ここは〈須賀川牡丹園〉や、
〈大桑原つつじ園〉などの観光スポットが充実しているエリアです。

10月26日、そんな須賀川に、一棟貸しの古民家がオープンしました。

一棟貸し古民家〈まるごの宿 耕〉

一棟貸し古民家〈まるごの宿 耕〉。

〈まるごの宿 耕〉は、事業再構築補助金を活用したプロジェクトで、
住居として使われていた古民家をリノベーションして生まれました。

施設名の「耕」には、
伝統的な古民家を再利用して“耕していく”という想いと
都会の喧騒から離れ、宿で過ごす時間で“心を耕す”という意味がこめられています。

広間兼寝室

広間兼寝室の様子。

建物は2階建てで、1階には広間や寝室のほか、
キッチンやダイニングスペース、浴室などがあります。

二間続きの和室は広々としたスペースで、15人まで宿泊が可能です。
縁側があり、外には広いお庭も! 存分にくつろげるスペースが用意されています。
昼は日向ぼっこ、夜は星空を眺めてひと息つくのもおすすめです。

板の間とキッチン

板の間とキッチン。

広間から続く板の間には、囲炉裏が設けられています。
やわらかな日差しが入りこむ空間で、団らんのひとときが過ごせそうですね。
心がほっこり温まりそうです。

2階ゲストルーム

2階ゲストルーム。

2階にはゲストルームと収納を完備。
木のぬくもりが感じられるスペースが、安らぎの時間を提供してくれます。

〈まるごの宿 耕〉は、1日1組限定の一棟貸しの宿でペットの宿泊も可能です。
落ち着いた静かな空間で、大切な家族や友人とじっくり過ごすことができますよ。

浜松〈ハァーミット・ドルフィン〉
超一流ジャズマンがこぞってやってくる
ライブとリスニングのハイブリッド

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅。
次なるディストネーションは静岡県浜松市。

サプライズではじまるロマンティックな夜もある

カルロス(以下カル): 「リスニングバーの店主は、
音楽に情熱を持っているロマンティスト」。
ピアニストの上原ひろみさんはリスニングバーの店主についてこう言っている。

コロンボ(以下コロ): それって、〈ハァーミット・ドルフィン〉の店主、
檀和男さんのことかな。たしかにミュージシャンと変わらないほどの音楽愛を感じる。
檀さんって、そんな人。

カル: 浜松出身の上原さんは、ちょくちょくこのお店に来るらしいじゃない。

コロ: それもプライベートでふらっとやって来るんだって。
急に来るから、檀さんが「事前に言ってちょうだい」と言うと、
「こういうのがジャズっぽくていいの」ってさらっと返すみたい。

カル: たしかにその方がジャズっぽい。

コロ: しっぽりレコードを聴くだけじゃなくて、
お店にあるピアノを弾き始めちゃったりもするもんだから、大サプライズ!

カル: シークレット・ギグ!? たまらない夜だね。
〈ハァーミット・ドルフィン〉は
ライブとリスニングバーのハイブリットなんでしょう?

お店のシンボルともいえる中古で手に入れた〈ヤマハ〉の小さいグランドピアノ。

お店のシンボルともいえる中古で手に入れた〈ヤマハ〉の小さいグランドピアノ。

コロ: コロナ前は年間100本くらいのライブをやっていたらしい。
前のお店を含めて今年で24年目で、
綾戸智恵さんなんかは、メジャーになる前から、
仲間と会場を借りてライブに招いていたそう。
今の店舗になってからは大西順子さん、川崎燎さん、
亡くなった村上ポンタさんはじめ、日本のメジャーどころがこぞって、やって来るんだ。

カル: ブッキングは直接やっているのかな?

コロ: アーティストのほうからお願いされるんだって。
檀さんいわく、分不相応なミュージシャンが来てくれるって(笑)。
ツアーのゲネプロがわりにこの店から始めるってパターンも多いみたいだよ。

カル: お店にある〈ヤマハ〉の小さなグランドピアノ、よく鳴るって評判らしいじゃん。

コロ: 中古で手に入れて、お店に導入の際、
ハンマーと弦をワンランク上のものに総入れ替えしたんだって。
おまけに錚々たるミュージシャンに弾いてもらったおかげで、
独特のグルーブを発するんだろうね。
響板に書かれたミュージシャンのサインを見るだけでも楽しいよ。
宝探しをしているみたいで。

一流のジャズマンのサインがそこかしこに。お気に入りのミュージシャンのサインを探すだけでも楽しい。

一流のジャズマンのサインがそこかしこに。お気に入りのミュージシャンのサインを探すだけでも楽しい。

神戸の紅葉の名所 〈布引の紅葉〉が見頃に。 〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉 ではイベントも開催中

紅葉とイルミネーションを一度に味わえる贅沢な期間

標高400メートルの山上に位置し、神戸のまち並みが一望できる
リゾート施設〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉。

その敷地内に広がる紅葉の名所〈布引の紅葉〉が見頃を迎えています。

標高400メートルの山上に位置し、神戸のまち並みが一望できる
リゾート施設〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉

園内に植えられた約500本のモミジやヤマザクラなどによって、
鮮やかに彩られた景色は12月上旬まで楽しむことができます。

敷地内に広がる紅葉の名所〈布引の紅葉〉が見頃を迎えています。

さらに、約200種7万5000株のハーブや花々が咲き集う日本最大級の
ハーブガーデンでは、コスモスやセージなども見頃となっており、
ピンクや紫の秋色のガーデンが織り成す情景も同時に鑑賞できます。

布引の紅葉とセージの競演。

布引の紅葉とセージの競演。

赤やオレンジ、黄色に染まる山並みをロープウェイから
眼下に眺めたり、山上から色づいた樹々を間近に愛でたり
できるのは〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉ならでは。

赤やオレンジ、黄色に染まる山並みをロープウェイから
眼下に眺める

写真家・在本彌生の旅コラム
「原風景でもある海南市へ、
お墓参りに行った」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第30回は、写真家の在本彌生さん。
夫の提案でお墓参りに行くことになったときの話。
海外出張帰りの在本さんは痛恨のミスを犯しますが、
お墓参りという旅は心に残るものになったようです。

お墓参りに行こう

「親父の命日に墓参りに行ってこようかな」

夫の言葉を聞いて、それなら私も同伴しておきたいなと思った。
夫は関西方面の出張帰りに寄るつもりだという。
私はといえばコロナ禍後初の海外出張直後の日程だったが、
帰国便を関空着にすればなんとか命日に間に合う。
和歌山市で命日の午前中に集合することになった。

紀北と呼ばれる和歌山県の北部は関西国際空港が近いので、
この辺りに東京から向かうときは、新幹線と「くろしお」を乗り継いで行くよりも、
飛行機で関空に着いてレンタカーを借りて向かうと楽なのだ。

長期出張後ゆえ、大きなスーツケースと機材ケースを携えていた私、
もちろん今回もあらかじめレンタカーを予約していた。

「やっぱり荷物があるときは車が便利だよなー」
関空に到着後、無事にチェックインしていたスーツケースを
ターンテーブルから引きずり下ろし、
いざレンタカーのブースに向かおうとしたとき、大変なことに気がついた。
東京の家を出る際、いつものように海外滞在用の財布に外貨を詰めてきたのだが……
あぁ、それが裏目に出た、やってしまった、
免許証を日本で使っている財布に忘れてきたのである。

うぅっ、自分のドジが心底うらめしい。
レンタカーはキャンセル(当日ゆえキャンセル料は100%!)、
この大きなスーツケースと機材ケースを引っ張って電車を乗り換え、
和歌山まで出ることになってしまった。まったく、なんの罰ゲームだろうか。

しばし気落ちしたものの、これしきのことに負けてはならぬと気を取り直し、
関空に隣接する駅へ。
ホームに立つと、南国から戻ったばかりの身に
秋本番に入った日本の冷たい風が吹き込み、やけに沁みた。

夫にはレンタカーを空港で借りることができなくなったので
まちでレンタカーを急遽抑えてもらうよう電話を入れた。
案の定、呆れられたが、それも当然、素直に非を認めた。

西九州新幹線開通で 武雄温泉駅がたのしい! 〈武雄 旅 書店〉で 憩いと旅のスタートを

〈武雄 旅 書店〉〈武雄温泉駅観光案内所〉が同時オープン

2022年9月23日に開業した西九州新幹線。

佐賀県のJR武雄温泉駅からJR長崎駅間が開通し、
リニューアルした武雄温泉駅、新駅も設置され
さらに西九州地域がおもしろくなっています。

武雄温泉駅には、蔦屋書店を展開する
〈カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社〉が運営する
〈武雄 旅 書店〉〈武雄温泉駅観光案内所〉が同時オープン。

武雄 旅 書店は、“旅”に関連する書籍を中心に取り揃えた
「BOOK & CAFE/BAR」スタイルの書店とあって、
西九州新幹線のスタート地点にふさわしいアイコン的施設です。

武雄 旅 書店のカフェ。

武雄 旅 書店のカフェ。

駅の南側にある、新幹線のりば・リレー特急のりばの
改札口に直結した武雄 旅 書店。

カフェも併設されているため、発車時刻までの待ち時間に
旅のお供の本を探したり、コーヒーや軽食をとって
リラックスすることができます。

カフェメニューは長崎の〈カリオモンズコーヒー〉監修のこだわりのコーヒーがラインナップ。

カフェメニューは長崎の〈カリオモンズコーヒー〉監修のこだわりのコーヒーがラインナップ。

イートインでは、地元の武雄焼のカップで
コーヒーを提供してくれるのだそう。

武雄市内には90数か所の窯元があり、
武雄焼はその土味を生かした茶系統の陶器と
白く輝く磁器の両方を受け継いだ、
400年の歴史がある武雄のやきものなのです。

ひとつひとつ違った技法やデザインのカップで
コーヒーをいただくのも一期一会で楽しい時間ですね。

カフェで提供する〈地酒飲み比べセット〉は6種類から好みの3種類を選べる。1000円(税込)

カフェで提供する〈地酒飲み比べセット〉は6種類から好みの3種類を選べる。1000円(税込)

武雄 旅 書店と武雄温泉駅観光案内所の
店長を兼任する瀬戸口さんによると、
新幹線開業から約1か月経ち、
地域のひとの利用がぐっと増えたのだそう。

「BOOK&CAFEということで、市民の方がお散歩ついでに
コーヒーを飲みにいらしてゆっくり本を読む光景や
待ち合わせ利用が増えたように思います。
また、ご夫婦がお出かけの前に日本酒の飲み比べをされて、
帰りに気に入ったお酒を買って帰られたことも。
観光の方だけでなく地元の方に利用されることは
なによりうれしいですね」と話します。

本屋で地酒もいただけて、温泉も近いなんてうらやましい!

スタッフおすすめの〈ちゃわん最中〉。

スタッフおすすめの〈ちゃわん最中〉

今売れている、人気の商品を聞いてみました。

武雄 旅 書店おすすめの商品は、
いつでもつくりたて、サクサクの最中を味わえる
佐賀県有田町の灯す屋の〈ちゃわん最中〉。

餡の上にバターやナッツ、果物を添えて
アレンジするのが通の食べ方なのだとか。

おちゃわんにご飯をよそうように
最中につやつやの餡を好きなだけ乗せて食べる過程も、楽しめる一品です。

〈ちゃわん最中〉5組入り/つぶあん1箱 1620円(税込)

〈ちゃわん最中〉5組入り/つぶあん1箱 1620円(税込)

旅に関する本をはじめ、西九州各地の地域性や文化にまつわる本、旅のおともになる小説など約1,000冊を展開。

旅に関する本をはじめ、西九州各地の地域性や文化にまつわる本、旅のおともになる小説など約1,000冊を展開。

地元採用のスタッフも多いそうで、
地域のことを勉強しながら“自分たちの言葉でおすすめできるように”と、
ローカルな視点でのご案内を心がけているそう。
きっと地域の魅力を気さくに教えてくれることでしょう。

和歌山の冬の風物詩 〈フェスタ・ルーチェ〉が開催! 世界規模のイルミネーションを 体験できる

これまでにないイルミネーション体験を和歌山で!

和歌山の冬の風物詩〈フェスタ・ルーチェ〜本当のクリスマスに出逢える場所〜〉が
2022年11月3日から和歌山マリーナシティで開催されます。

2017年の初開催から6年目となる今年のテーマは、“LUMAGICA(ルマジカ)”。

〈LUMAGICA〉は、フェスタ・ルーチェがきっかけとなり生まれた
光のフェスティバルで、今ではヨーロッパや北米などでも開催される
世界規模のイルミネーションイベントとなっています。

海外での開催の様子。

海外での開催の様子。

会場に溶け込むようにディスプレイされた、壮大なスケールの
光の装飾をナイトウォーキングしながら鑑賞できる内容が魅力で、
昨年は全世界18か所で100万人が来場。

海外での開催の様子。

海外での開催の様子。

海外での開催の様子。

海外での開催の様子。

洲本〈コモード56商店街〉
淡路島の玉ねぎの
一番おいしい食べ方とは?
あなたのまちの商店街へ。
焼酎ハイボールのアテ探し旅

全国の商店街には、その土地を物語る魅力がいっぱい!
酒ライターの岩瀬大二さんが、
タカラ「焼酎ハイボール」〈ドライ〉に合う最高のアテを探すべく、
全国の商店街を巡ります。今回は、兵庫県洲本市〈コモード56商店街〉です。

御食国(みけつくに)の中心地へ

今回は久々に関東を離れて西へ。
目指すは淡路島。

淡路市から明石海峡大橋、神戸市を臨む。

淡路市から明石海峡大橋、神戸市を臨む。

この地で狙う焼酎ハイボールのアテは名物の海産物と玉ねぎ。
島の中南部、洲本市の〈コモード56商店街〉へと向かう。
なにやらお洒落なカタカナ表記だけれど
実は、江戸時代から続く由緒ある場所だ。

形成されたのは400年前頃。
洲本城の城下町に、淡路島の商人たちが集められ、
洲本の商業の発展を支えてきたという。
訪れたのは9月も終わろうとしているタイミングだけど、
淡路島の太陽はまだ元気で、開放感たっぷり。
夏の名残に、少しだけ風に秋を感じながら、商店街へ向かおう。

やわらかい島の空気感と城下町の頃を感じさせる風情がともにあるなんだか不思議な雰囲気。昭和36年にアーケードが設置され、2010年頃から元々の白壁や古い建物を生かしながらのリニューアルが進められ、伝統とこれからを感じさせるまち並みに。

やわらかい島の空気感と城下町の頃を感じさせる風情がともにあるなんだか不思議な雰囲気。昭和36年にアーケードが設置され、2010年頃から元々の白壁や古い建物を生かしながらのリニューアルが進められ、伝統とこれからを感じさせるまち並みに。

洲本市役所側から商店街に入ると、
まずまっすぐに伸びた通りに驚く。
城下町時代の都市計画の見事さや、当時の賑わいが感じられる。
平日の静かな商店街を、30秒も歩けば目的の店。
淡路島の海産物を扱う問屋〈出口商店〉だ。

懐かしくもあり、モダンでもあり。出口商店の存在は、この商店街のひとつのアイコンでもあるようだ。

懐かしくもあり、モダンでもあり。出口商店の存在は、この商店街のひとつのアイコンでもあるようだ。

創業は1860年、万延元年。
歴史の年表をめくれば、「桜田門外の変」の頃。
洲本城下は、江戸時代の文化や商いでにぎわっていた。
「そのころ、この商店街のすぐ近くに武家屋敷があって、
周辺には関所が設けられ、
武家など特別な人たちが買い物をする場所だったんです」
と5代目の出口雅也さん。

淡路自慢の海産物をはじめ、着物、小物など
そこに集められた商人たちの目利きによって、
この地は淡路島随一の商店街となっていった。
昭和に入ると、商店街はさらに活況を生んだ。

「私の子どもの頃、昭和40年代は、
島にスーパーマーケットもありませんでしたから、
島中から買い物客が集まってきました。
夕方は人とぶつかり合いながらでないと歩けませんでしたね」

なかでも淡路島の人は海産物とともに育ってきた人たち。
商人も目利きなら買う人だって目利き。
長年、そんなお客様に認められ、鍛えられてきたのだから
モノの良さは証明されているようなものだろう。
「生産者の方とも “安く”ではなく“いいもの”が欲しいと言っています」
代々それを守ってきたからこその信頼関係。
生産者と問屋とお客様、3者がいてこそのうまい海の幸。
こういう話がまた焼酎ハイボールのアテにもなる。

5代目の出口雅也さん。一度淡路島を出て電子パーツの貿易商社に勤務してから後を継いだ。工場から生まれる製品と自然から生まれる製品は、違うようでも「信頼」されるものを提供するという共通点がある。外の世界を知ったからこそ、できること、わかることも多いという。

5代目の出口雅也さん。一度淡路島を出て電子パーツの貿易商社に勤務してから後を継いだ。工場から生まれる製品と自然から生まれる製品は、違うようでも「信頼」されるものを提供するという共通点がある。外の世界を知ったからこそ、できること、わかることも多いという。

いい素材があるからいい乾物、加工品もある。海苔、わかめ、佃煮もまた淡路の日常の食卓とともに。もちろんアテにも。

いい素材があるからいい乾物、加工品もある。海苔、わかめ、佃煮もまた淡路の日常の食卓とともに。もちろんアテにも。

瀬戸内の厳選された「いりこ」(片口いわしを塩ゆでして乾燥させたもの)。出汁だけに使われるわけではなく、サイズや乾燥の度合いによっても風味や用途が変わるという。お客様も当たり前のように、用途によって選んで買うという。買う人も目利き。

瀬戸内の厳選された「いりこ」(片口いわしを塩ゆでして乾燥させたもの)。出汁だけに使われるわけではなく、サイズや乾燥の度合いによっても風味や用途が変わるという。お客様も当たり前のように、用途によって選んで買うという。買う人も目利き。

さて、今日のアテにと選んだのは「イカナゴのくぎ煮」。
イカナゴは東日本では小女子(コウナゴ)、西日本では新子(シンコ)
とも呼ばれる小魚で、これを醤油、砂糖、みりん、ショウガなどで
炊きこむというシンプルなものだが、ブレンド、炊き方、
そしてなにより、イカナゴの質などで味は違う。
商店、飲食店はもちろん、それぞれの家庭にも、
自分だけのくぎ煮があるという。

淡路、兵庫では郷土食として昔から日常的に親しまれていたが、
全国的にその名が知られたのは、
「阪神・淡路の大震災のときでしたでしょうか」と出口さん。
震災時の炊き出しや、全国からの支援のお返しに使われ、
報道を通じてその名が広がったようだ。
物語もまた味わいを深める。のちほどじっくり堪能しよう。

青森・弘南鉄道弘南線が 鮮やかなショッキングピンクの アート列車に変身!

列車が沿線地域の歴史や記憶、日常を結ぶ

「お城とさくらとりんごのまち」

そんなキャッチコピーがついた、青森県の県庁所在地である青森市から、
JR奥羽本線で約40分のところにある弘前市。
2020年には弘前れんが倉庫美術館も誕生し、
アートがあるまちとしても注目を集めています。

鮮やかなピンク色を基調とした「アート列車」

現在、そんな弘前と黒石をつなぐ弘南鉄道弘南線が、
ねぷたやりんご栽培など、青森の風土に育まれた情熱やりんごの蕾を想起させる
鮮やかなピンク色を基調とした「アート列車」に変身しています。

椅子はスイスから取り寄せたという正真正銘のショッキングピンクの生地

一両目はタイムマシーンに見立てたピンクの空間

窓も透明なピンクのカッティングシートが貼られる

これはアーティストの原 高史さんが企画・制作したもので、
なんと、一両目はタイムマシーンに見立てたピンクの空間に。

椅子はスイスから取り寄せたという正真正銘のショッキングピンクの生地で、
床にはベルリンの壁崩壊など、世界で起きた象徴的な出来事の年号や
「タイムマシーンがあったらどの時代に行きたいですか?」
「はじめて人を好きになったのはいくつでしたか?」
などの質問がグラフィカルにプリントされています。

窓も透明なピンクのカッティングシートが貼られ、
窓越しに見る外の景色もまるで異世界のよう。
座っていると、タイムマシーンで過去や未来に向かっている気分です。