盛岡〈珈琲と酒 米山〉
主人がつくり上げた
サブカルチャーの聖地

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
岩手県盛岡市。

ニューヨーク・タイムズが選んだ、2023年に行くべき場所、盛岡

コロンボ(以下コロ): 盛岡に行ってきました。

名前カルロス(以下カル): 盛岡といえば、
この間、〈ニューヨーク・タイムズ紙〉の
「2023年に行くべき52カ所(52 Places to Go in 2023)」でロンドンに次いで、
2番目に選ばれたじゃない。

コロ: そうなの。
掲載ナンバーは厳密には順位を意図したものではないそうだけど、
#2として、ロンドンの次に紹介されたわけだから、すごいよね。

カル: アメリカ南部のアーティストが遠く離れたニューヨークより、
ノースカロライナ州のアシュビルを選ぶように、
盛岡にも似たようの空気があるだろうね。
宮沢賢治の世界観にも惹かれるし。

コロ: 雄大なランドスケープも圧倒的だけど、
ぶっといコーヒーカルチャーがあったり、
サブカルを牽引する〈BOOKNERD〉みたいな書店があったりと、
クリエイターが生き生きと暮らすようなコミュニティがあるもんね。

カル: 今回の〈珈琲と酒 米山〉は
その〈BOOKNERD〉の店主、早坂大輔さんが
「盛岡で一番のディープカルチャースポット」と紹介している。

コロ: まあサブカルのカオスというか、ポップカルチャーのラビリンスというか、
店内はすごいことになっているんだ。

カル: 盛岡城の内丸にあるんだね。
史跡扱いにもなっている城内、お堀の中なんでしょ。

コロ: にもかかわらず新宿のゴールデン街や渋谷ののんべい横丁に似た
新旧ハイブリットな雰囲気があるんだよね。
レッドカーペットが敷かれた狭い階段を登っていくと、
うっすらとフレディ・ハバードがかかっているわけ。

カル: 昭和にタイムスリップだね。
そこに写っているカセットテープは
ビル・エヴァンスの『ポートレート・イン・ジャズ』? 
カセットテープで見るの初めてだ。

コロ: しかも日本盤。

カル: もちろん鳴らせるんでしょ。

コロ: ソニーのラジカセで聴ける(笑)。
お店はほんとうにカオスでさ。
レコードやらCDやら本やら、お客さんも通れないくらいに、所狭しと置かれている。
しかも系統だった感じがまったく見受けられないんだよ。

カル: 探すのも一苦労だね。でも、マスターはわかるんだろうな。

コロ: いや、わからないんだって。
マスターの米山徹さんいわく、片づけができないそうだよ(笑)

カル: ジャズが中心なの?

コロ: よくかけるのはエリック・ドルフィーの『LAST DATE』だけど、
そうでもないみたい。
好みに偏りがあって、音楽遍歴はブルース、R&Bに始まって、パンク&ニューウェイブ。
リチャード・ヘル、テレビジョンにぞっこんだったとか。

カル: そうはいいつつ、何気にディアンジェロがあったりして偏食で雑食だね。
プリンスとかも?

コロ: 『サイン・オブ・ザ・タイムズ』の頃はかなりハマって
仙台公演はよかったんだけど、東京ドームで観たら、気持ちが離れちゃったんだって。

カル: 遠すぎたのかな?(笑)

今年の母の日は京都旅行を プレゼントしてみては? 嵐山〈The GrandWest Arashiyama〉 が母の日限定宿泊プランを販売中。

ギフトにぴったりな“ワッフルブーケ”がセットになった特別プラン

京都・嵐山にある、全室スイートルームのブティックホテル
〈The GrandWest Arashiyama〉は、2023年4月27日から
母の日限定プランの販売を行っています。

阪急嵐山駅から徒歩5分ほどの場所にあり、アクセスも便利。

阪急嵐山駅から徒歩5分ほどの場所にあり、アクセスも便利。

客室は、すべて50平米以上と広々としたつくり。

客室は、すべて50平米以上と広々としたつくり。

このプランは、同ホテルに併設しているほか、
三条にも店を構えるカフェ〈kyocafe chacha〉とのコラボ企画。

同店の看板商品〈京ワッフル〉を母の日仕様にアレンジした
〈京ワッフルBOX“食べる花束”ワッフルブーケ(4本入り)〉が
セットになった特別プランとなっています。

手軽に食べられるワンハンドスイーツとして、SNSやさまざまな媒体で紹介されている〈kyocafe chacha〉の看板商品〈京ワッフル〉。

手軽に食べられるワンハンドスイーツとして、SNSやさまざまな媒体で紹介されている〈kyocafe chacha〉の看板商品〈京ワッフル〉。

アートディレクター・
ジェリー鵜飼の旅コラム
「極寒の地、稚内で
人情にふれた漁師宿とスナック」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第33回は、アートディレクター、イラストレーターとして
活動しているジェリー鵜飼さん。
北海道の最北端、利尻山に登りに行った旅の話。
登山や釣りなどを存分に楽しんだが、
稚内では、それを越える感動的な体験をしたようだ。

日本最北端の百名山、利尻山に登る

2013年。ボクは友人と利尻島と稚内を結ぶフェリーに乗っていた。
旅のクライマックスとなる日本最北端の百名山である利尻山に無事登頂し、
ボクたちは誇らしげな表情をしている。
しかも勘を頼りに藪を漕いでたどり着いた沢でテンカラ竿を振ってみたら
綺麗なオショロコマが毛鉤に食いついてくれた。
オレンジ色に発光するお腹が美しいオショロコマは、
北海道にだけ生息する魚で渓流の宝石といわれている。
釣れるとは思っていなかった。

利尻山に登れただけでも百点満点なのに、うれしすぎるオマケがついた。
四日間たっぷり歩いたご褒美だ。
ボクたちはフェリーの甲板から徐々に小さくなっていく利尻山をいつまでも眺め続けた。
利尻港の脇にあるかわいらしいペシ岬ともサヨナラだ。

渓流の宝石、オショロコマ。

渓流の宝石、オショロコマ。

変化のない海と空の眺めに飽きた頃にフェリーは稚内港に着いた。
この頃はまだ樺太(サハリン)行きのフェリーが運行していたので、
ターミナルには大勢のロシア人がいた。
最北端の静かな波止場は異国情緒な風情だ。
あのフェリーに乗り込めば樺太へ行けるのかと思うと不思議な気がする。
北方謙三の『林蔵の貌』の主人公・間宮林蔵が暗躍した極寒の地。
いつか樺太のまちも歩いてみたい。

3日間も続いたテント泊のせいで体はカチコチだ。
今夜は温泉にゆっくり浸かって、ふかふかのベッドで沈み込むように寝たい。
大きなバッグパックを背負って港をふらついた。
疲れのせいで宿を探すのも面倒くさい。
今夜はビジネスホテルでいいかな? と駅前に向かって歩いていたら、
タイミング良く稚内の知人から「安くておもしろい宿がある」という情報が入る。
フェリーの到着時間に合わせて連絡をくれたのだろう。
地元民の情報がありがたい。彼がオススメする宿へと向かった。

行楽シーズン到来。
移動サウナやスキー、
スポーツイベントなど
まちの特色を生かした
「アクティビティ」


今月のテーマ 「アクティビティ」

山登りやラフティング、バードウォッチングなど
まちの地形や特色を生かしたアクティビティは旅先や移住先での楽しみのひとつ。

今回は全国にお住まいのみなさんに
まちのアクティビティ事情について教えてもらいました。

気軽に出かけられるようになったいま、
家族や友人と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

【北海道下川町】
今日はどこへ出動? 移動式サウナ小屋の〈どこでもサウナ〉

〈どこでもサウナ〉は、その名の通りどこにでも出動してくれるサウナ小屋です。
まちの面積の9割が森林という下川町の材をふんだんに使っている小屋を
軽トラに積載し、道があるところならどこにでも出動します。
私が運営している〈A-frame cabin iwor〉にも実際に来てもらいました。

〈どこでもサウナ〉を運営しているオーナーの谷山嘉奈美さん。

〈どこでもサウナ〉を運営しているオーナーの谷山嘉奈美さん。

室内に入ってみると、トドマツ材に包まれた室内空間が広がります。
〈どこでもサウナ〉は薪を使用していますが、
薪だからこそ実現できる芯から温まるあたたかさが魅力です。
もちろん、薪も町内産。

プライベートなサウナ空間。小屋のなかは3〜4人まで入れます。

プライベートなサウナ空間。小屋のなかは3〜4人まで入れます。

町内で採取した白樺の若い枝葉を束ねたヴィヒタに
たっぷり水分を含ませたアロマウォーターで
ロウリュ※すると室内全体にナチュラルな香りが広がり、最高の空間になります。
※熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させること。

ジュッという音とともに室内全体に広がるじわーっとくる温かさが最高。

ジュッという音とともに室内全体に広がるじわーっとくる温かさが最高。

オーナー自ら山へ出向き、厳選した白樺を採取してつくったヴィヒタ。

オーナー自ら山へ出向き、厳選した白樺を採取してつくったヴィヒタ。

今回は水風呂の代わりに森の中に溶け込んだ空間ならではの外気浴を行いました。
鳥のさえずりと誰にもじゃまされない空間で心身ともにととのいます。

マイナス気温ならではの外気浴。ととのいます。

マイナス気温ならではの外気浴。ととのいます。

サウナの後には、ととのった体にうれしいジビエ料理が待っています。
ジンギスカンを用意いただいたのですが、こちらは羊ではなく鹿肉ジンギスカン。

雪の下で貯蔵した越冬キャベツと鹿肉の相性抜群です。

雪の下で貯蔵した越冬キャベツと鹿肉の相性抜群です。

食べ終わった頃には、心も体もととのいます。
〈どこでもサウナ〉は今後の下川町での
楽しいアクティビティとして人気になるでしょう。

information

どこでもサウナ

photo & text

大石陽介 おおいし・ようすけ

1988年静岡県焼津市生まれ。 小学校教諭として富士山の麓で8年勤務。うち2年は青年海外協力隊(JICA)としてモンゴルへ。 世界自然遺産である『知床』での生活を経て、現在はSDGs未来都市北海道下川町で活動中。ローカルツアー事業を行う〈ぐるっとしもかわ〉代表。1日1組限定の1棟貸しキャビン〈A-frame cabin iwor〉オーナー。

リニューアルした 〈阿蘇くまもと空港〉に誕生した 九州各地のストーリーを伝える ギャラリーショップ

〈阿蘇くまもと空港〉に新旅客ターミナルビルが2023年3月誕生

〈阿蘇くまもと空港〉の新旅客ターミナルビルが、2023年3月23日に開業しました。
2024年秋には、商業棟や別棟ビル、にぎわい広場が誕生するなど、
〈阿蘇くまもと空港〉は今年から来年にかけて大きな転換期を迎えています。
国内線・国際線一体型の新旅客ターミナルビルは、これまでのターミナルビルと異なり、
店舗などを充実させた搭乗待合エリアを整備しています。
県産木材がふんだんに使われたデザイン性の高い空間で、
搭乗間際までショッピングやグルメを楽しめる充実したエリアになりました。

九州各地のモノ・コト・ヒトのストーリーを伝えるギャラリーショップ

熊本県および九州各地のモノ・コト・ヒトのストーリーを伝えるギャラリーショップの
〈QSHU HUB(キューシュー・ハブ)〉

搭乗待合エリアの国際線出発旅客入場口から近い場所にオープンしたのが、
熊本県および九州各地のモノ・コト・ヒトのストーリーを伝えるギャラリーショップの
〈QSHU HUB(キューシュー・ハブ)〉です。
「自然の恵み×人の営み」をコンセプトに、九州各地に存在する自然の恵みと、
その恵みと共に生きる生産者や職人など、地域の人にフォーカスを当てて、
地域ならではのストーリーを届ける情報発信や特産品の展示・販売をしています。

地域ならではのストーリーを届ける情報発信や特産品の展示・販売をしています。

〈QSHU HUB〉という名称は、熊本県が地理的に九州の中心に位置すること、
またこの店舗が九州のハブとなり各地域の価値や魅力を発信する拠点となる
という意味が込められています。
また、「Q」は、九州の「Q」(キュウ)だけではなく、
「求心力」や「クオリティ」の頭文字から「Q」を取っています。

ロゴマークは、「九州のへそになって、九州を盛り上げる」という店舗が目指す意義を
象徴するデザインにしたことに加え、虫メガネのような「拡大鏡」をモチーフにし、
地域や人に焦点を当ててストーリーを伝えていく想いを形にしています。

度重なる天災を乗り越えてきた熊本県から、日本および世界へ
九州各地の魅力を発信しています。

熊本県および九州の人々が自然の恵みや、時には自然の厳しさと
どのように関わりあって暮らしていき、向き合ってきたのか。
また、生産者や職人のような生産者は、自然とどのように調和し、
ものづくりをしてきたのか。
度重なる天災を乗り越えてきた熊本県から、日本および世界へ
九州各地の魅力を発信しています。

〈阿蘇くまもと空港〉の周辺に位置する西原村で育った「あか牛」のハンバーグなど約20商品をラインナップ。

開業時は〈阿蘇くまもと空港〉の周辺に位置する西原村で育った
「あか牛」のハンバーグや餃子、名産である「シルクスイート」や
「シルクスイートチーズケーキ」など約20商品をラインナップ。
JA熊本経済連から、熊本県産の「すいか」や熊本県産の米粉を使用した
「純米かすてら」など約5商品の展示・紹介もしています。

熊本県内で採れた生鮮品・加工品を生産者直送で届ける〈クマモトショップドットコム〉

熊本県内で採れた生鮮品・加工品を生産者直送で届ける
〈クマモトショップドットコム〉からは、肉、野菜、お菓子、水産加工品など、
豊富で珍しい特産品が揃います。

また、試食体験イベントも実施し、熊本県産「すいか」、「落花生豆腐」、
「シルクスイート」などの熊本県にしかない自然の恵みでおいしさが凝縮した
食べ物を味わうこともできます。

千葉県いすみ市で フレンチベースの 郷土ガストロミーを味わう オーベルジュ〈季舟庵〉

「Noued.TOKYO」を手掛けた梶友宏と建築家・中島立人が再タッグを組んだオーベルジュ

千葉県いすみ市に、築200年の古民家を改修した、1日1組限定の貸切オーベルジュ
〈季舟庵(きしゅうあん)〉が4月27日(木)に開業。
「郷土ガストロミー」をコンセプトに、千葉県の地酒や野菜、果物、海産物、
そしていすみで捕獲された新鮮なジビエをつかった
本格フレンチベースの料理が楽しめるオーベルジュです。

江戸時代から続く歴史ある築200年の古民家を改装した〈季舟庵〉は、
東京駅から特急「わかしお」で1時間17分、大原駅から車で7分です。
のどかな田園風景が残る房総半島南部に位置する千葉県いすみ市
釈迦谷(しゃかやつ)の一角にあります。

江戸時代から続く歴史ある築200年の古民家を改装した〈季舟庵〉

季舟庵は庭も合わせると約1500平米の平屋を200年前の躯体を生かして改装され、
カップルはもちろん、グループで貸切もできる全3部屋、最大10名宿泊可能な
プライベートヴィラです。
敷地内の高台にテントサウナを設置すれば、観光やゴルフで疲れた身体を
貸切サウナと里山での外気浴でととのえられます。

別棟のレストランで食事の後は、星空観察や焚き火を囲んで地酒を飲むなど、
貸切ならではのゆったりとした時間を楽しめます。

フランス料理の伝統といすみの郷土料理を織り交ぜた
「郷土ガストロノミー」

いすみ市で獲れたイノシシのグリル

いすみ市で獲れたイノシシのグリル。

季舟庵の食事を担当するのは、調理師学校を卒業後、渡仏し2年間修業し、
銀座の2つ星レストランでスーシェフを務めた中屋雄介氏。
フランス料理の手法でここでしか味わえない郷土ガストロノミーをつくりあげます。

使用する食材はシェフ自ら直接生産者に会い、生産方針やどういう環境でその食材が
栽培されているのかを目と舌で確かめたうえで、
地元の農家や酪農家、漁師、猟師から新鮮な食材を仕入れています。
千葉県の農業産出額は3853億円(令和2年)と全国4位、
水産物の漁業養殖業生産量(海面)は全国17位と全国屈指の農林水産県ですが、
主な出荷先は、飲食店が多い東京など首都圏となっており、
地元での消費が少ないのが現状です。
季舟庵ではいすみの新鮮な食材、お酒を、いすみで味わえるよう、
料理の約7割を地元食材で提供することを目指しています。

波佐見焼ってどんな器?
人気ブランドから立ち寄りスポットまで
「波佐見焼」をたっぷりご紹介!

「器にこだわる」というと、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、
テイクアウトした料理を器に盛りつけ直すだけで
気分があがる、その気持ちには少なからず共感があるのではないでしょうか。

おうち時間の楽しみ方にも慣れた今、
日々の食卓を豊かに彩る器にも関心が高まっているようです。

そんななか、最近よく耳にするのが「波佐見(はさみ)焼」。
毎日のなにげない生活で、
気負わず気軽に使える器として注目を集めています。

波佐見焼とは、長崎県波佐見町近辺でつくられる焼きものの総称ですが、
実は波佐見焼と呼ばれるようになったのは、ごく最近のこと。
20年ほど前までは「有田焼」として流通されていた日用食器です。

料理映えしそう、手入れがしやすそうなど、
器を購入する基準はさまざまで、産地を知らなくても、
食事を楽しむのに支障はありません。
でも、もう少し踏み込んで知ることで、
毎日使う器選びはもっと楽しくなることでしょう。

今回は、江戸時代から庶民の器をつくり続ける焼きもの産地「波佐見」と、
波佐見焼にまつわるあれこれを紹介します。

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日用食器の産地として400年の歴史をもつ波佐見焼

全国各地に多数の陶磁器産地がありますが、
日本初の磁器として知られ、
焼きものとしての知名度も高いのが有田焼です。
その産地である佐賀県有田町に隣接する長崎県波佐見町もまた、
有田と同様に400年の歴史をもつ窯業(ようぎょう)のまちとして栄えてきました。

江戸時代より鍋島藩の藩窯として、
献上品となる上質な磁器を制作していた有田に対し、
波佐見焼は大村藩の支援を受け庶民的な磁器を制作。
「くらわんか碗」の産地としても知られています。

「くらわんか碗」とは、江戸時代、大阪の淀川を往来する大型船の乗船客相手に、
船上で飯や酒を売る〈くらわんか舟〉で使用された
丈夫で安価な雑器のことで、普段使いの器として定着しました。

「くらわんか碗」。「くらわんか」の語源は、商売人の「くらわんか」(「食べないか」の方言)というかけ声だといわれている。

「くらわんか碗」。「くらわんか」の語源は、商売人の「くらわんか」(「食べないか」の方言)というかけ声だといわれている。

当時、長崎の出島から酒や醤油を詰めて輸出する「コンプラ瓶」をつくっていたのも波佐見。

当時、長崎の出島から酒や醤油を詰めて輸出する「コンプラ瓶」をつくっていたのも波佐見。

波佐見焼としての再出発

そんな日用食器の生産を担ってきた「波佐見」の名は
表に出ることはなく、分業制という焼きもの産地の特性から、
生地屋や型屋を共有している背景もあり、
長い歴史のなかで有田焼として出荷されてきた波佐見の焼きもの。

それが、2000年頃に話題となった食品の産地偽装問題をきっかけに、
陶磁器にも正確な産地表示が求められるようになり、
波佐見町で生産した器は波佐見焼として出荷されるようになりました。

鮮やかな青色が美しい! バタフライピーの コンセプトルームが登場

沖縄で注目を浴びるバタフライピー

沖縄県名護市にあるリゾートホテル〈カヌチャリゾート〉に、
期間限定でバタフライピーをイメージした客室〈Concept BLUE〉が誕生しました。

バタフライピーの青をコンセプトにした客室〈Concept BLUE〉。

バタフライピーの青をコンセプトにした客室〈Concept BLUE〉。

バタフライピーとは東南アジアを原産とするマメ科の植物。
花びらの形が蝶に似ていることから「バタフライピー」の名がつけられ、
和名では「蝶豆(チョウマメ)」とも呼ばれています。
東南アジアと気候が似ていることから、
沖縄県内では本格的にバタフライピーの栽培が始まり、
近年、新たな観光資源として注目を浴びています。

バタフライピーの花。

バタフライピーの花。

バタフライピーには青紫色の天然色素である「アントシアニン」が含まれています。
着色料を使わずに青く染めることが可能なため、原産国の東南アジアでは
お菓子や料理などを着色する際にバタフライピーのエキスが使われています。

沖縄県でも同様に、バタフライピーを食べ物や飲み物などの加工品に使用。
県内の企業から青色の商品が続々と開発されているのです。

〈カヌチャリゾート〉の期間限定の客室Concept BLUEは、
そんなバタフライピーを存分に楽しめるお部屋となっています。

バタフライピーのハーブティーやバスボムつき

ウェルカムティーの「沖縄県産バタフライピーティー HARVEL」

Concept BLUEの宿泊プランには、
ウェルカムティーの「沖縄県産バタフライピーティー HARVEL」のほか、
バタフライピーを使った「クラフトコーラ」などのスペシャルギフトがセットに。
いずれも沖縄県内でオーガニック栽培されたバタフライピーを使用しています。

さらにバタフライピーで着色したバスボムなども!

さらにバタフライピーで着色したバスボムなども!
バタフライピーは、食べ物以外にコスメやアパレルなど活用の幅が広く、
その汎用性の高さも魅力です。

バスボムは、バルコニーのオープンジェットバスで楽しむのもおすすめ!

バスボムは、バルコニーのオープンジェットバスで楽しむのもおすすめ!
沖縄の海のような鮮やかな青が美しいお湯に浸かれば、
より非日常な贅沢時間を満喫できるはずです。

メディテーションサウナと サ飯が楽しめる 〈プレミアホテル-CABIN-札幌〉

札幌の中心部でフィンランド式ロウリュサウナを心静かに堪能

2023年2月1日(水)、〈プレミアホテル-CABIN-札幌〉の女性サウナ室が、
「静寂な空間で心と体を整える」をコンセプトとした「メディテーションサウナ」
としてリニューアルオープン。
あわせて朝食ブッフェにサウナ飯も導入されました。

すすきの駅から徒歩7分の場所に位置する〈プレミアホテル-CABIN-札幌〉

狸小路商店街や大通公園なども徒歩圏内で、
すすきの駅から徒歩7分の場所に位置する〈プレミアホテル-CABIN-札幌〉。
客室棟とは別棟に温泉・サウナ施設が備えられています。

リニューアルした女性サウナ室には、札幌のビジネスホテルでは珍しい、フィンランド式ロウリュサウナを完備。

リニューアルした女性サウナ室には、札幌のビジネスホテルでは珍しい、
フィンランド式ロウリュサウナを完備。
今回のリニューアルで新たに、サウナストーンの中に
トントゥの泉(ミニ噴水)が設置されました。
水を注ぐと一定時間、水が小さく噴き出すので、適度な湿度を保つことができます。

女性サウナ室は照明が抑えられ、テレビや音楽の音が一切ないことで、
自分の呼吸を感じ、心をととのえるのに最適な空間です。
本格的に瞑想にふけりたい方向けに、サウナ室の下段は
あぐらの姿勢をとることができる、ゆったりとした幅の座面になっています。

毎週水曜日限定でアロマロウリュも実施。

また、毎週水曜日限定でアロマロウリュも実施。
2月には、アンチエイジングやリフレッシュが期待できる
「ローズマリー&グレープフルーツ」のアロマロウリュが登場しました。

天然温泉の天空露天風呂、〈ReFa〉のシャワーヘッドやドライヤーも完備

大浴場の洗い場3カ所を「ととのえ処」とし、休憩できる椅子や足桶を用意。

サウナ室の目の前にある水風呂は地下水を使用しているため、
水温がいつでも13度前後と低めに保たれています。
大浴場の洗い場3か所を「ととのえ処」とし、休憩できる椅子や足桶を用意。
座ったまま頭上から冷水シャワー(通称:ススキノの滝)を浴びることができます。
また、階上の屋上露天風呂ではゆったりと外気浴を楽しめます。

大浴場や天空露天風呂は鉄分を豊富に含む、札幌では珍しい泉質の天然温泉です。

大浴場や天空露天風呂は鉄分を豊富に含む、札幌では珍しい泉質の天然温泉です。

さらに女性大浴場には、美容ブランド〈ReFa〉の最新モデルのシャワーヘッド
〈ReFa FINE BUBBLE PURE〉が、女性パウダールームには
〈ReFa BEAUTECH DRYER PRO〉のドライヤーが新たに設置されました。
また、水曜日限定でデトックスウォーターも提供されています。
サウナは宿泊客だけでなく、日帰り入浴でも利用可能です。

〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉で春の花々が見頃に。 イチゴのスイーツが楽しめる 期間限定イベントも開催中!

色とりどりの花とハーブを一度に楽しめるチャンス

標高400メートルの山上に位置し、神戸のまち並みが一望できる
リゾート施設〈神戸布引ハーブ園/ロープウェイ〉。

その敷地内に広がる約4万平方メートルものガーデンでは、
チューリップやハナナ(花菜)など春の花々が見頃を迎えています。

黄色い花をつけるハナナ。

黄色い花をつけるハナナ。

例年このような光景を見せてくれるネモフィラの花々も、徐々に咲き始めています。

例年このような光景を見せてくれるネモフィラの花々も、徐々に咲き始めています。

色鮮やかな美しい花々を眺めながら、お弁当やワイン、焼き菓子、レジャーシート、
カトラリーなどがセットになったピクニックバスケットセットを受け取るだけで
気軽にピクニックが楽しめる〈Garden Picnic2023〉のサービスも提供中
(1日限定10組・要事前予約)。

〈Garden Picnic2023〉7000円(2名分)。手ぶらでワンランク上のピクニックを体験できます。

〈Garden Picnic2023〉7000円(2名分)。手ぶらでワンランク上のピクニックを体験できます。

また、2023年3月18日から7月2日までの間〈GARDEN FEST 2023-Spring-〉が
開催しています。

期間中、〈展望プラザ〉ではドイツワインやビールと相性抜群の
オリジナルハーブソーセージや仔羊のブロシェットなどを味わえる
〈ハーブマルシェ〉が行われているほか、ハーブに詳しいスタッフから
活用法や栽培法を聞ける〈ハーブガイドツアー〉などに参加できます。

〈ハーブマルシェ〉で、ワインやビール片手に優雅なランチタイムを。

〈ハーブマルシェ〉で、ワインやビール片手に優雅なランチタイムを。

〈ハーブガイドツアー〉は無料で参加が可能。

〈ハーブガイドツアー〉は無料で参加が可能。

また、アロマやハーブのワークショップなども予定されており、
楽しいイベントが目白押しです。

〈アロマスタジオ〉では、好きな香りでアロマグッズをつくることも。

〈アロマスタジオ〉では、好きな香りでアロマグッズをつくることも。

料理家・山戸ユカの旅コラム
「自由を楽しむ車中泊。
毎年恒例の東北スキートリップへ」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第32回は、八ヶ岳にあるレストラン〈DILL eat,life.〉の山戸ユカさん。
いちばんの趣味はスキーで、
毎年春先には東北へスキートリップに出かける。
車中泊で、自由気ままな旅だという。

スキー、バックパッカー、そしてロングトレイル

大好きな冬が過ぎ去り、
私が暮らす八ヶ岳の麓でも春の気配をひしひしと感じるこの季節。
春の訪れはスキー愛好家の私にとって、
ふわふわの新雪を滑ることができなくなるとても寂しい季節なのだが、
見方を変えればこの季節にならなければ滑ることのできない
ザラメやコーンスノーといった春特有の雪を楽しめる季節がやってきたわけだ。

人よりもずっと大人になってから始めたスキーが、
今では私の最も大切な趣味になり、
スキーのない人生なんて考えられないほどにのめり込んでしまった。

もっと早くに始めていれば……、と悔やむ気持ちもあるけれど、
若い頃にスキーに出合っていたら絶対に今の自分はいないと断言できる。
その時代にその歳を精一杯生きてきたからこそ、
私は今こうしてかけがえのない趣味に没頭できるのではないだろうか。

スキー場にて

スキーを始める前にもうひとつ、
中毒的な魅力にとりつかれてしまったのは「旅」だ。
30歳になる頃に夫とふたりでアジアを中心に約7か月の旅に出た。
いわゆるバックパッカーというやつで、
1泊150円から1000円くらいの安宿を泊まり歩き
バックパックひとつで9か国の旅をした。

旅行ではなくあくまでも「旅」と言いたいのは、
観光名所を巡ることを目的とせず、
滞在した国やまちで地元の人たちと同じように、
暮らすように過ごすことを楽しんでいたから。

小さいバックパック(バッグとしては大きいけれど)ひとつにすべてを詰め込んで、
まだ見ぬ世界を歩き回った経験は確実にそのときの私を大きく変えてしまった。

その後35歳のときには、
アメリカ西海岸にある
全長約340キロのロングトレイル〈ジョンミューア・トレイル〉を
約3週間かけて踏破した。
こちらはまさに人工物のない大自然の中で衣食住を担いで歩いた訳で、
その経験もまた今の人生に大きな影響を与えている。

横浜に春の訪れを告げる 〈ガーデンネックレス横浜2023〉 開催。12のホテルとのコラボでは 限定メニューも

100本の桜並木に、各所に植えられた20万本のチューリップも。
リレーするように咲く花たち

3月下旬にはサクラ、4月にはチューリップ、5月にはバラやユリなど、
さまざまな花がリレーするように咲き誇る春。
横浜の海を臨むまち並みと色とりどりの花と緑の会場を
ネックレスのようにつなぐ〈ガーデンネックレス横浜2023〉が開催されます。

みなとみらいそばの汽車道。

みなとみらいそばの汽車道。

会場となっているのは、横浜市内のいくつもの公園や施設など。
メイン会場として「みなとエリア」と「里山ガーデン」があります。

元町公園でも、サクラがみごとに咲きます。

元町公園でも、サクラがみごとに咲きます。

「みなとエリア」はその名の通り、海からほど近い会場です。
桜木町駅から横浜ランドマークタワー、パシフィコ横浜へと続く約500メートルは
100本もの桜並木が楽しめるさくら通り。
運河と横浜ランドマークタワー、大観覧車を眺めながら散策できる汽車道も
サクラの木がたくさん植えられています。

横浜スタジアムのある横浜公園にはチューリップが10万本も植えられています。

横浜スタジアムのある横浜公園にはチューリップが10万本も植えられています。

サクラの花と入れ替わるかのように花開くチューリップは市内各所で20万本が見られ、
そのうち10万本が横浜公園に植えられています。
また、横浜港に続く日本大通りも、400メートルのチューリップの花回廊に。

横浜市限定のチューリップ品種「ラバーズタウン」。

横浜市限定のチューリップ品種「ラバーズタウン」。

山下公園では、チューリップの他にもスイセンやムスカリなど、春に咲く球根が植えられ、
その中には「ラバーズタウン」という品種のチューリップも含まれています。
なんと横浜市限定の品種なのだとか。

港の見える丘公園内のバラとカスケードの庭。

港の見える丘公園内のバラとカスケードの庭。

5月になると主役はバラに引き継がれて、5月3日から6月11日は
〈横浜ローズウィーク〉です。山下公園や港の見える丘公園などでも
色とりどりのバラの花と香りが訪れる人を楽しませてくれます。

「里山ガーデン」内の「横浜の花で彩る大花壇」は市内最大級1万平方メートルもの大規模な花壇です。

「里山ガーデン」内の「横浜の花で彩る大花壇」は市内最大級1万平方メートルもの大規模な花壇です。

「里山ガーデン」は〈よこはま動物園ズーラシア〉に隣接しています。
5月7日まで「里山ガーデンフェスタ」と称して、
市内最大級1万平方メートルもの「横浜の花で彩る大花壇」が限定公開。
花壇に植えられた花の苗は約9割が横浜市内産です。

マスコットキャラクターのガーデンベアは「里山ガーデン」以外にも、コラボするホテルのロビーでも訪れる人をお出迎え。AR巨大ガーデンベアとして海上にも出現する予定です。

マスコットキャラクターのガーデンベアは「里山ガーデン」以外にも、コラボするホテルのロビーでも訪れる人をお出迎え。AR巨大ガーデンベアとして海上にも出現する予定です。

「本と温泉」を軸に地域創生。
文学と芸術で広がる
〈城崎温泉〉のまちづくりとは?

まち全体が「ひとつの旅館」
1300年の歴史を積み重ねてきた“共存共栄”の精神

志賀直哉の短編『城の崎にて』をはじめ、
多くの文人墨客が足を運んだ兵庫県豊岡市の温泉街、城崎温泉。
羽田空港から伊丹空港経由の飛行機で約2時間。

柳並木が続き、まちの中心をながれる大谿川(おおたにがわ)沿いには、木造3階建の旅館が軒を連ねる。そんな温泉街で下駄をカランコロンとならし、浴衣姿でそぞろ歩きながら7つの外湯を巡るのも城崎温泉を楽しむ醍醐味だ。(写真提供:山本屋)

柳並木が続き、まちの中心をながれる大谿川(おおたにがわ)沿いには、木造3階建の旅館が軒を連ねる。そんな温泉街で下駄をカランコロンとならし、浴衣姿でそぞろ歩きながら7つの外湯を巡るのも城崎温泉を楽しむ醍醐味だ。(写真提供:山本屋)

約80軒の旅館がある城崎温泉では、
“駅が玄関、通りが廊下、旅館が客室、外湯が大浴場、商店が売店。
城崎に住む者は、皆同じ旅館の従業員である”という。
まち全体でひとつの旅館としておもてなしする「共存共栄」の精神が自然と根づき、
開湯1300年の歴史を積み重ね、関西屈指の温泉街を支えてきた。

温泉と文学。伝統を継承しながら変革を

関西に住む人にとっては毎年11月になったら解禁となる松葉蟹の城崎温泉、
というのが広く浸透してきた。2013年の志賀直哉来湯100年を機に、
城崎の文化価値をもう一度見つめ直し、これからの100年を見据えた
本づくりをすすめる〈本と温泉〉プロジェクトが
城崎温泉旅館経営研究会(若旦那)によって立ち上がった。

そのきっかけについて、志賀直哉が泊まっていた宿としても知られる
〈三木屋〉の10代目当主であり、NPO法人〈本と温泉〉副理事長を務める
片岡大介さんは当時をこう振り返る。

片岡さんは大学進学を機に京都へ。ホテル勤務を経て地元である城崎に戻り、2011年から〈三木屋〉の10代目を務めている。

片岡さんは大学進学を機に京都へ。ホテル勤務を経て地元である城崎に戻り、2011年から〈三木屋〉の10代目を務めている。

「志賀直哉が初めて城崎を訪れたのが1913年。そこから100周年を迎えたタイミングで、
旅館経営に関わる若旦那衆(通称2世会)を集めた〈城崎温泉旅館経営研究会〉を中心に、
もう一度“文学のまち、城崎温泉”を復活させようと、
ユニークな本をつくるプロジェクトが動き始めました」

創業300年以上の〈三木屋〉は国の登録有形文化財にも指定され、木造建築の随所に歴史の趣が感じられる。(写真提供:三木屋)

創業300年以上の〈三木屋〉は国の登録有形文化財にも指定され、木造建築の随所に歴史の趣が感じられる。(写真提供:三木屋)

「宿のなかで完結するのではなく、お客さまがまち全体を巡る“ひとつの旅館”
としての考えを、それぞれの旅館が長年貫き、守ってきました。
城崎温泉が“文学のまち”として浸透し、
みんなが一団となり取り組んできたことが今につながっているのだと思います」と片岡さん。

老朽化のため、2013年より段階的に改修を進め、2022年にはかつて皇族を迎えた特別室「22号室」をリニューアル。最も広い面積をもつ特別室は、もともと2部屋の和室を和洋折衷の新しい客室として更新された。(写真提供:三木屋)

老朽化のため、2013年より段階的に改修を進め、2022年にはかつて皇族を迎えた特別室「22号室」をリニューアル。最も広い面積をもつ特別室は、もともと2部屋の和室を和洋折衷の新しい客室として更新された。(写真提供:三木屋)

2015年7月にリニューアルした「つつじの湯」。城崎温泉では、戦後から内湯の大きさを旅館の規模に応じて制限しているそう。各旅館でも、まちの外湯を楽しんでもらえるよう案内している。(写真提供:三木屋)

2015年7月にリニューアルした「つつじの湯」。城崎温泉では、戦後から内湯の大きさを旅館の規模に応じて制限しているそう。各旅館でも、まちの外湯を楽しんでもらえるよう案内している。(写真提供:三木屋)

information

map

三木屋

住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島487

TEL:0796-32-2031(8:00〜20:00)

宿泊料金:「22号室」5万5000円~/大人2名1泊(定員:2~5名)

※宿泊料金はシーズン・人数により変動します。

Web:三木屋

学び舎の記憶を未来へつなぐ 滞在型ホテル 〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

地域が誇る歴史ある小学校をコンバージョン

今から150年以上前の明治初期。
京都市内に「番組小学校」と呼ばれる小学校がいくつもできました。
全国に先駆けてできた学区制の小学校で、
地元住民の寄付によってつくられました。

コンバージョンされる前の校舎。右に立つ桜の木は今も健在です。

コンバージョンされる前の校舎。右に立つ桜の木は今も健在です。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉は、その番組小学校のひとつをルーツに持つ
歴史ある建物をコンバージョンして生まれたホテルです。

明治2(1869)年に下京第二十七番組小学校として開校し、
昭和8(1933)年に移転新築された元清水小学校の校舎を保存、活用しています。
清水小学校は2011年に閉校となり、ホテルは2020年にオープンしました。

かつての講堂の姿。

かつての講堂の姿。

新たにホテルとして活用するにあたり、
元の建物を保存することが第一条件でした。

すべての客室には、かつての姿を見られる冊子が置かれています。

すべての客室には、かつての姿を見られる冊子が置かれています。

外観はもちろん、廊下や階段、アーチ窓など、
意匠を凝らしたモダンな建築だった校舎は
ホテルのあちこちにその面影を残し、
むしろそのデザインを際立たせるように整備、増築。
初めて訪れても、自身の小学校時代の思い出と重なって、
懐かしい気持ちが湧き上がってくるはずです。

建物のあちこちに残るかつての面影も楽しく

かつての校庭が目に入ります。

アプローチから〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉に向かうと、
かつての校庭が目に入ります。

階段は形状を継承し、石材を新しく。

階段は形状を継承し、石材を新しく。

校庭から建物をつなぐのは広い階段です。
この階段は、階段の下にあった古い郵便ポストとともに
小学校だったころから建物にとって象徴的なもの。
そのポストも少しだけ位置をずらして、今も設置されています。

アーチ型の梁や、窓のデザインも生かした美しい現在の階段。

アーチ型の梁や、窓のデザインも生かした美しい現在の階段。

建物内部で、かつての日常を色濃く感じさせるのも階段です。
幅の広さが学校らしい階段には、
手すりに危険防止が目的だったと思われる突起が残されています。
長い間、先生や子供たちが登ったり降りたりしたせいで、
すり減ってしまった箇所もそのまま。

踊り場の窓も、かつて子どもたちが元気に行き交った姿を映し出すようです。
もちろん建物内にはエレベーターが設置されていますが、
できるなら階段を使って目的階に移動したくなります。

音楽室だった部屋は、かつての写真がいくつも展示されているアーカイブコーナー。

音楽室だった部屋は、かつての写真がいくつも展示されているアーカイブコーナー。

講堂だった場所は、主に朝食のレストランとして使われます。

講堂だった場所は、主に朝食のレストランとして使われます。
同時にホテルのライブラリーとしても利用されていて、
高さを生かした本棚から目線を上げると天井のデザインが
当時のままであることに気がつきます。

外壁やスペイン瓦、雨どいが間近に見られるという楽しい仕掛け

南と北にある棟を3階で繋ぐ廊下は講堂の外に新設されたもの。
外壁やスペイン瓦、雨どいが間近に見られるという楽しい仕掛けです。

廊下のあちこちにはアートオブジェが設置されています。

廊下のあちこちにはアートオブジェが設置されています。
これも図画など小学生の作品が置かれていたかつての廊下をイメージさせるもの。
廊下の窓から見える校庭や別棟の姿にも、建物内をさまよう楽しさが感じられます。

〈USEUM SAGA〉佐賀県独自の期間限定ガストロノミーレストランの4回目は 〈Kaji syneraltgy restaurant〉と 〈とおの屋 要〉のコラボ

「美術館に飾るような器で佐賀の美食を楽しむプレミアムレストラン」がコンセプト

全国で、ローカルガストロノミーレストランや、
ディストネーションレストランといった、
“旅の目的地”となる地域発のレストランが注目されています。

東京都内や大都市には、洗練されたおいしいものが集まりますが、
わざわざ足を運んで食べに行きたくなったり、
ここでしか味わえない新鮮な食材や、
料理人の哲学を味わったりという体験に価値を見出しているのです。

佐賀県は、伊万里や有田、唐津に代表される日本の中でも有数の器の一大産地。
この文化性をいかした独自のローカルガストロノミーに注力。
「美術館に飾るような器で佐賀の美食を楽しむプレミアムレストラン」
をコンセプトとした〈USEUM SAGA〉を2021年7月から開催しています。

インスピレーションを受けたのは、2015年から全国各地で行われ、
2018年には有田町で開催された〈ダイニングアウト〉。
シンガポールのシェフ、アンドレ・チャン氏を招き、
江戸時代につくられ有田の古いまち並みを象徴する、
トンバイ塀(登り窯に使われていた耐火レンガの廃材等を塗り固めた壁)裏通りで
行われるという例を見ないシチュエーション。
佐賀の食材、器、シェフの技術を見事に融合してみせ、
噂を聞きつけ集まった食通たちの度肝を抜いた伝説の回でもありました。

ダイニングアウトは、国内外、特に東京の有名シェフを招聘するスタイルでしたが、
この成功体験をさらに佐賀県が独自にブラッシュアップしたのが、
このUSEUM SAGAです。

USEUM SAGAを牽引する佐賀県流通・貿易課の安冨喬博さんは、
「ダイニングアウトのように、これまでは県外から有名なシェフに来てもらい、
佐賀の器に盛り付けてもらうことで
器の価値を“磨いて”もらうということをやってきましたが、
県内のシェフと一緒に伴走をしながら、佐賀の食材と器を磨いていき、
レストランとしての魅力を高めていくことで、
佐賀の文化的な価値や独自性といったものを
お客さんに感じていただけたらと思います」と話します。

USEUM SAGAは、佐賀県内のシェフやレストランに光を当て、
シェフには佐賀の器のことを知ってもらい、
招聘するシェフやお客さんには佐賀のシェフたちの存在や、料理を通して、
その土地の背景やつくり手の想いに気づくといったような、
おいしいだけではない食の楽しみを知ってもらうという
きっかけづくりなのだといいます。

「USEUM」とはMUSEUM(美術館)収蔵級の器をUSEする(使う)という意味。
まさに美術館で見るような人間国宝の作品も、卓上に現れるのです。
見て、触れて、食べて。五感をフル動員しながら、
佐賀をまるごと体験するのが、このUSEUM SAGAの特長です。

2023年2月4、5日実施の第4回のシェフは、
佐賀で今最も注目を集めるレストランのひとつ〈Kaji synergy restaurant〉の
梶原大輔さん。自らが狩猟や釣りで調達した食材を用いた変幻自在な料理と、
ソムリエの経験から来る、確かなお酒のセレクトに定評があります。

〈Kaji synergy restaurant〉の梶原大輔さん。

〈Kaji synergy restaurant〉の梶原大輔さん。

そして、東京のシェフやソムリエとコラボしてきたこれまでとは異なり、
地方で活躍するシェフに着目し、コラボレーションの相手として、
岩手県遠野市の民宿〈とおの屋 要〉の佐々木要太郎さんを招聘。
発酵や保存といった東北の生活の知恵を取り入れた料理が人気の宿です。

〈とおの屋 要〉佐々木要太郎さん。

〈とおの屋 要〉佐々木要太郎さん。

そして、ふたりが共同で完成させた皿を彩るのに欠かせない、
アルコール・ノンアルコールのセレクトとサーブを、
ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さんが担当します。

ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さん。

ワインテイスター・ソムリエの大越基裕さん。

いわば、ローカル×ローカルの共演。
東北と九州、気候も食文化も異なる場所のふたりがどのような融合を見せてくれるのか、
そこに、器はどう絡んでくるのかーー
地元佐賀はもちろん、九州各地や遠くは埼玉からのお客さんが
Kaji synergy restaurantに集い、第4回USEUM SAGAが開幕。
お料理を一部ご紹介します。

淡路島の健やかな風土と共に過ごし、 感性の土壌を耕す貸別荘 〈WORM〉が誕生

デザイン会社が手がける四季折々の自然が体感できる貸別荘

淡路島の健やかな風土と共に過ごし、感性の土壌を耕す貸別荘〈WORM〉

関西からのアクセスもよく、自然豊かな島時間が流れる旅先として
人気が高まりつつある淡路島。
そんな淡路島にデザイン会社〈Attitude inc.〉が手がける、自然と共に暮らし
感性の土壌を耕す貸別荘〈WORM〉が2022年11月1日に開業し、
2023年春より本格始動します。

淡路島の自然で感性の土壌を耕す、1組限定の貸別荘

2016年に設立されたAttitude inc.は、グラフィックデザインを起点に、ブランディング、
ビジュアル制作、プロジェクトの企画・立案など、多岐に渡る仕事に携わっています。
Attitude inc.代表の置田陽介氏は、仕事と暮らしの環境や心身ともに健やかでいられる
場所を探し続け、現・WORMのある淡路島へ2020年に移住しました。
四季折々の色や音・香りは感性を刺激し、日々の農作業とそこから得られる恵みは
身体をつくり、土地のおおらかさは心を育む。
この地で過ごす日々は、かけがえのない豊かさを与えてくれます。
「このような体験を通して、心身や感性の土壌を少しでも耕せるような場所をつくりたい」
そんな想いからWORMオープンに至りました。

淡路島の自然で感性の土壌を耕す、1組限定の貸別荘

敷地内には宿泊施設となるゲスト棟と、置田氏が暮らす住居棟が建っています。

WORMは、車で大阪から80分ほどの淡路島北東の農村地域に位置し、
敷地内には宿泊施設となるゲスト棟と、置田氏が暮らす住居棟が建っています。
大阪湾を一望できる広い海と空が望める高台にあり、日当たりがよく
風が抜ける穏やかな気候で、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

こだわりの家具や調度品が並び、アートブックやデザイン書籍を中心としたライブラリーコーナーも展開。

ゲスト棟の2階にある広々としたワンルームの客室には、置田氏とつながりのある
クリエイターやセレクトしたこだわりの家具や調度品が並び、アートブックや
デザイン書籍を中心としたライブラリーコーナーも展開。
海を見下ろせる大きな窓からは、ゆっくりと移り変わる景色を
特等席で堪能できます。

こんな新潟があったのか! 『新潟コメジルシプロジェクト』を 制作・運営して知る新潟のリアル

地域の魅力を地元の人が発信するメディアは、そのまちの暮らしぶりや産業が知れ、
旅行や移住検討の際の貴重な情報源にもなります。

自分のまちの良さをより多くの人に届けたい。そのためにはメディアが必要ですし、
コンテンツをつくる人、運営する人、デザインする人など、
多くの人材を必要とします。
きっと『コロカル』の読者のなかにも、
こうした「ローカルメディア」の立ち上げに携わった経験のある方もいるでしょう。

今回はそんなローカルメディアのひとつの事例として、
新潟県が運営する『新潟コメジルシプロジェクト』を紹介します。

実際に『新潟コメジルシプロジェクト』のコンテンツ制作に携わる
コメジルシ編集部の3名に、制作にまつわるエピソードを聞きました。

県民の数だけある“魅力の回収”がおもしろい

新潟在住のコメジルシ編集部中心メンバーは、
金澤李花子さん、齋藤華さん、小日山隼輔さん。
この体制になったのは、2022年春のことでした。

主力企画である「#新潟のコメジルシ」にて、
県民の方々のお気に入りの場所やモノ、暮らしぶりなど、
「だから新潟がいい!」というエピソードを、テキストと写真で紹介。
こうしたコンテンツ化をこの3名が担っています。

それぞれの役割については、
新潟市古町の複合施設〈上古町の百年長屋SAN〉で副館長を務めている
金澤さんが統括編集し、
新潟市内のデザインコンサルの企業に勤める齋藤さんと、
人材系サービスの企業でディレクターを務めている小日山さんが
インタビュー・執筆業務にあたっているといいます。
県民それぞれの「新潟愛」を記事というかたちにする
「影武者のような存在です」と、金澤さん。

皆、本業を持っているものの、「時間の融通がきく仕事」というのは
3人の共通点でもあります。
その本業の合間を縫って週に2回ほど
『新潟コメジルシプロジェクト』のコンテンツ制作業務に携わっているのです。

東京からUターン移住を果たし、『新潟コメジルシプロジェクト』には2020年から携わる金澤李花子さん(写真右)。齋藤華さんは、群馬県出身、新卒で新潟市内の印刷会社に入社した際に新潟のグルメなどを紹介するオウンドメディアでコンテンツ制作の経験を持つ(写真左)。小日山隼輔さんは、以前は新潟の産直品が買えるサイト〈新潟直送計画〉に従事していました(写真中央)。

東京からUターン移住を果たし、『新潟コメジルシプロジェクト』には2020年から携わる金澤李花子さん(写真右)。齋藤華さんは、群馬県出身、新卒で新潟市内の印刷会社に入社した際に新潟のグルメなどを紹介するオウンドメディアでコンテンツ制作の経験を持つ(写真左)。小日山隼輔さんは、以前は新潟の産直品が買えるサイト〈新潟直送計画〉に従事していました(写真中央)。

基本的には県民へのインタビューはリモートで実施。
「新潟県は縦長で、面積が広いのでインタビューして回るのは難しい」と金澤さん。
リモート会議ツールや電話を駆使しています。

「大体ひとり1時間くらいインタビューに要していると思います。
特に電話は顔を合わせていない分、リズムを掴むのが難しいですね」(小日山さん)
「話し始めると地元愛が止まらない。
それを聞いて私たちもうれしい気持ちになりました」(齋藤さん)

インタビューを重ねるうちに、自分たちも知らなかった新潟の姿を発見することは多く、
「新潟のリアルを知れたのはよかった」と小日山さんは言います。
たとえば、佐渡島に古くから伝わる伝統芸能「鬼太鼓」。
観光協会のサイトなどでは「おんでこ」という表記だったため、
インタビューの際も編集部メンバーはそう読むのだと思っていたそうですが、
取材した佐渡の地域振興事業に携わる上之山博文さんや一部地域では
昔から「おにだいこ」と呼んでいたそうです。

佐渡市で地域振興事業に携わる上之山博文さんの「鬼太鼓」にまつわるお話。

佐渡市で地域振興事業に携わる上之山博文さんの「鬼太鼓」にまつわるお話。

「小学校の時も『おんでこ』と習ったので、そんな読み方があったとは」(小日山さん)
「地域や世代によって神事も読み方が異なるということを
初めて知りました」(金澤さん)
「このインタビューがなかったら、
ずっと知らないままだったかもしれません」(齋藤さん)

※記事はこちら。

こうした県民主体のメディアを運用するおもしろさについて、金澤さんはこう話します。

「“新潟の魅力”が大きなテーマですが、
ひとりひとりに聞いていっても同じ内容になることがない。
たとえば『米について教えてください』と聞いても、話が被らないような気がします。
『あなたの地域のことを教えてください』というテーマは
全県民に聞けるテーマだと思うので、自分たちで新潟の良さを考えるよりも、
人に聞いて回りたいです。人から言われて私もまた魅力を知る。
その“魅力の回収”を、私はおもしろいと感じています。
そして、そういうプロジェクトをやっている新潟県も
また魅力的な県だと感じています」

軽井沢に書店、カフェ、 コワーキングスペースなどを擁する 複合施設〈Karuizawa Commongrounds〉が オープン

〈軽井沢書店 中軽井沢店〉

〈SHOZO COFFEE〉も味わえるブックカフェ〈軽井沢書店 中軽井沢店〉などが出店

2023年3月1日(水)、〈蔦屋書店〉などを展開する
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)が、
これからの軽井沢のライフスタイルを提案し、地域の交流を育むコミュニティ施設
〈Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)〉をオープンしました。

2Fはコワーキングスペース

2階はコワーキングスペース。

Karuizawa Commongroundsは森の中に書店〈軽井沢書店 中軽井沢店〉をはじめ、
カフェ、コワーキングスペースなどが点在する複合施設です。
豊かな文化、交流と賑わいを育む地域のコミュニティハブとして、新しい働き方と
多様な人材の交流を育むワークプレイスとして、そして遊びと学びを通じて
自分の好きを見つけ、未来を担う力を育む学び舎を目指しています。

入口正面には〈SHOZO COFFEE〉

入口正面には〈SHOZO COFFEE〉。

施設の中核となる軽井沢書店 中軽井沢店は、アートや建築、デザイン、自然科学など、
「生涯学習」をテーマに選書された書籍に加えて、食や児童書など、
日々の暮らしを充実させるジャンルも豊富に展開。
また、BOOK&CAFEとして〈SHOZO COFFEE〉のコーヒーとともに
書籍を楽しめるほか、コワーキングスペースも備えており、
落ち着いた居心地の良い空間で集中したワークタイムも過ごせます。

鎌倉〈Bar Sharuman〉
インスタライブも人気の
裏鎌倉にある上品でクリアなバー

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
神奈川県鎌倉市。

〈TANNOY〉+〈McIntosh〉の黄金コンビによる金粉のような音

コロンボ(以下コロ): いざ、鎌倉へ! いい店、見つけちゃった!

カルロス(以下カル): 鎌倉って、茅ヶ崎に比べると、
なぜか音楽のイメージは薄いよね。好きな人はたくさんいるはずなのに。
まあ、茅ヶ崎は加山雄三さんからサザンと大物ミュージシャンが多いから仕方ないか。

コロ: でも、いいお店が多いんだよ。

カル: 鎌倉だけにクラシックな店が多いのかな。
ここ〈Bar Sharuman〉はそもそも小町通りにあったんでしょう。
元々は本格的なクラブ(おねえさんのいるほう)だったのを、
息子の柴田譲治さんが受け継いでから、カラオケセットなんかをとっぱらって、
レコードバーにしたんだってね。

コロ: その通り! で、5年前にここ、由比ヶ浜大通りに移転したんだ。
マスターの柴田さん曰く、由比ヶ浜大通りは原宿でいえば裏原。
元気でフレッシュな店が多い。

カル: 言ってみれば裏鎌倉ってとこ? どうりでモダン。

コロ: 常連が多くて入りにくいって感じがないんだよ。
パブリックっていうか。

カル: しかもレコードバーとしては珍しく、禁煙なんでしょう。
そうしたら、店内はもちろんレコードもスピーカーの幕もタバコ臭くないんだ。
新しいカタチ。
モダンでクリアな環境はこれからのレコードバーには大切だよね。

コロ: 音もお店もマスターも柔らかくてクリアなんだよ。上品だし。
入ったときはharuka nakamura
『Nujabes Pray Reflections』がかかっていたんだけど、
金粉のような音が、降りてくるようだった。

和歌山県串本町で愛された 共同浴場〈弘法湯〉が 一棟貸切温泉として改装オープン

太平洋を一望できる絶景温泉にリニューアル

本州最南端の地として知られる和歌山県串本町。

このまちを代表する景勝地である国の名勝天然記念物
「橋杭岩(はしぐいいわ)」のそばで長年親しまれてきた
共同浴場〈弘法湯〉が2022年にリニューアルオープンしました。

弘法大師の伝説が息づく、大小40の奇岩群から成る橋杭岩。

弘法大師の伝説が息づく、大小40の奇岩群から成る橋杭岩。

弘法大師・空海が病に苦しむ村人の夢枕に立ち、この湯の存在を告げたという
伝説が残るこの温泉は、1978年の施設オープンから2021年まで営業。

営業終了後、施設の取り壊しまで決まっていたところ、この温泉を守ろうと
手を挙げたのが、同町で宿泊・観光サービス業を営む〈OUTDOOR TRIP〉でした。

熊野古道の1棟貸宿 〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉に サウナが完成

1組限定の貸切サウナを満喫!

世界遺産「熊野古道」の主要ルート・中辺路沿い、
標高300メートルの山間にある一棟貸宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

全3室一棟貸の宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

全3室一棟貸の宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉。

大自然の中でストレスをリセットし、
「明日の自分を好きになるリトリート体験」ができる無人宿として運営されているこの宿に、
薪サウナ〈Kumanoko Sauna〉が完成しました。

2023年1月28日から、サウナの利用を含めた宿泊プランを提供しています。

薪サウナ「Kumanoko Sauna」

サウナを新設した背景には、「今まで熊野古道に来たことがない方に
泊まってもらえる宿」を目指してオープンしたものの、宿泊客が熊野古道を
歩くという流れに結びつかなかった現状があったと言います。

熊野古道を歩き、巡礼文化を体感してもらうにはどうしたらよいかと考えた際、
ハイカーたちの「山歩きの疲労を癒やすための温泉が欲しい」という声をヒントに、
温泉を引くのは難しい土地柄、替わりにサウナをつくるプロジェクトがスタート。

“熊野古道をトレッキングしたあとにサウナと水風呂で整う”という
新たな巡礼文化の創出を目指し、クラウドファンディングによって
このサウナが完成しました。

アーティストと巡る 別府・国東半島アートツアーが開催

アートを通して大分の魅力を再発見

大分県別府市を活動拠点とするアート団体〈BEPPU PROJECT〉が、
同市在住の画家・勝正光さんをガイドに迎え、別府と国東半島の
アートや文化施設等を巡るツアーを開催します。

開催日程は、2023年2月25日発、3月11日発の2枠で
いずれも1泊2日のスケジュールを予定しています。

今回ガイドを務める勝さんは、鉛筆素描の現代美術作家として
活動するアーティスト。

2009年、“別府のアート版トキワ荘”と呼ばれる清島アパートが誕生したのを機に
東京から移住後、別府市を中心に地域に根を下ろした活動を行っています。

また、地元の青年団や絵画教室といった活動にも積極的に参加し、
別府のまちや建物の歴史に関する造詣も深めています。

アーティストの勝正光さんと北浜アート巡りを楽しみます。

アーティストの勝正光さんと北浜アート巡りを楽しみます。

そんなアーティストとともに旅をすることで、アートを通じた地域の魅力の探求や
地元の人との交流、そしてアーティストならではの「ものの見方」について学ぶ場を
提供しようと企画されたこのツアー。

勝さんと一緒にまちを歩きながら見つけた「自分にとってのアート」を発表する
ワークショップのほか、別府のコアな居酒屋アーティストとの交流なども体験できます。

1日目の昼食は別府で人気のカレー店〈バサラハウス〉でいただきます。

1日目の昼食は別府で人気のカレー店〈バサラハウス〉でいただきます。

〈田万里家 FARM STAY〉 広島県田万里町で農業体験できる宿!

現在クラファン実施中!

南北両サイドを山に囲まれた自然豊かな場所・広島県竹原市田万里町。
2023年3月、ここに農業体験ができる宿〈田万里家 FARM STAY〉がオープンします。

田んぼが多く、自然豊かな田万里町。

田んぼが多く、自然豊かな田万里町。

農ライファーズ株式会社のみなさん。

農ライファーズ株式会社のみなさん。

手がけたのは、“世界を農でオモシロくする”をミッションに、
次世代型農家の営み方を学ぶ「コンパクト農ライフ塾」や
限界集落を再生するプロジェクトなどを展開する〈農ライファーズ株式会社〉。
同社はこれまで、田万里町で大豆や米や野菜を生産し、加工食品を製造しながら、
「田万里家(たまりや)」という屋号で農業と六次化事業を展開していました。

今回オープンする〈田万里家 FARM STAY〉は、
地元の集会場を山小屋風にフルリノベーションし、
ドーナツカフェも併設したホステル型の農泊宿。
「宿泊したその日から全員が家族になる」をコンセプトに、
単に泊まるだけではなく、農ライフ(=自然とともにある暮らし)
を通じたリトリートを楽しむことができます。

鹿児島県の6つの焼酎蔵を巡り 地域を体感する 「焼酎ツーリズム」が初開催

焼酎蔵・旅行者・地域が交わり混ざり合う“対流”のような企画

鹿児島県いちき串木野市・日置市を舞台に、6つの焼酎蔵を巡回バスで周遊しながら
蔵のある地域をまるごと体感できるイベント「焼酎ツーリズムかごしま2023」。
鹿児島県内における「自由度の高いツーリズム型の焼酎蔵巡り」としては初めて
(実行委員会が2023年1月調査)の取り組みとして、
2月25日(土)9:00から17:00、定員200人・20歳以上限定で開催されます。

イベント主催の鹿児島県酒造組合では、今年度、焼酎の産地として多様なセクター
(地域・自治体・企業等)と連携し、焼酎文化を次世代までつなげていくための
きっかけづくりとして、「令和4年度焼酎トレイル検討事業」を企画。
県内3地区をモデル地区として選定しています。

いちき串木野市・日置市を舞台に、6つの焼酎蔵を巡回バスで周遊

そのひとつである伊集院地区酒造協議会では、焼酎を軸とした地域振興を通じて
焼酎の魅力発信や地産地消を訴求。
さらにお湯に焼酎を注いだときにできる“対流”のように、焼酎蔵・旅行者・地域が
交わり混ざり合う場を企画しようと、地域の民間事業者や焼酎蔵の若手職員を中心に
「焼酎ツーリズム実行委員会」が立ち上げられました。