〈JUICE〉 佐賀県加唐島の ヤブ椿オイルから生まれた 新コスメブランド

加唐島の産業発展にも貢献したサステナブルなコスメ

佐賀の最北端に位置する加唐島(かからしま)。
面積約2.8平方キロメートル、人口は約100人余りの小さな島であり、
日本書紀に「島の半分が椿」と記されたほど、古くから椿が花ひらく地でもあります。

その中でも、日本で馴染み深い野生のヤブ椿は、加唐島でも旺盛に自生する品種。
人口以上のヤブ椿が育ち、島の人たちはそのヤブ椿の種から椿オイルを摂取し、
島の特産品として販売してきました。

ヤブ椿の種をぎゅっと絞った黄金色のジュース、ヤブ椿オイルは、
オレイン酸やビタミンEがたっぷりで、優れた保湿力があると言われています。
もちろん地元の人たちも、ヤブ椿オイルの恩恵をよく知っていました。

そんな加唐島のヤブ椿オイルを使ったコスメブランドが、この夏、
セレクトショップのユナイテッドアローズより発売されました。
その名も〈JUICE(ジュース)〉。

「Care&Move」「Multi Use」「Individual」をコンセプトに、
肌、そして髪と全身に使えるマルチパーパスでジェンダーフリーな
マルチオイル、バーム、ボディクリームなど4品6種をラインナップ。

無農薬、無化学肥料、無除草剤の環境で育ち、日本原種のカメリア・ジャポニカ種100%の
ヤブ椿オイルを中心とした天然オイルや精油を使用しており、
感性をくすぐる香り、そして心地よいテクスチャーで、
ナチュラルかつ洗練された使い心地です。

ちなみに、ヤブ椿の実の収穫からオイルの抽出までは、
すべて地元の人たちの手作業で行われています。

今回、〈JUICE〉の開発にあたり、ユナイテッドアローズは
加唐島とパートナーシップを締結。極力環境負荷をかけずに、
地元の雇用創出にも貢献した、サステナブルな側面も。

加唐島の未来とともにあるユナイテッドアローズの〈JUICE〉。
ユナイテッドアローズ初のコスメブランドということもあり、
これからどのような展開を見せていくのか、注目していきたいですね。

information

JUICE 
ジュース

現在1か月待ち!? レトロでキュートな 伊勢の大人気お取り寄せスイーツ 〈冷凍ぷりんソフト〉

コーンの帽子の中にはフレッシュなソフトクリームが!

空前のお取り寄せブームがきている今日。
日本全国のご当地ECショップをリサーチしては、
次はどれを頼もうかなんてあれこれ考えている方も多いのでは?

そんな方にぜひチェックしてほしいのが、
今回ご紹介する、伊勢の大人気スイーツ〈冷凍ぷりんソフト〉。

なんてフォトジェニックな佇まいなんでしょう。

なんてフォトジェニックな佇まいなんでしょう。

このアイスのコーンを帽子のように被った愛らしい見た目、
かなり心を掴まれますよね!

見てください、この乳白色の美しいアイスの溶け方!

見てください、この乳白色の美しいアイスの溶け方!

コーンの下には、山村牛乳を使用した濃厚なソフトクリームが隠れています。
現在では珍しい85度で15分間殺菌する低温殺菌という手法と
熟練された職人の技によって生み出された牛乳のコクとほのかな甘みは、
ほかのソフトクリームとはひと味違う味わいで病みつきに。

レトロな山村牛業のロゴも心奪われます。

レトロな山村牛業のロゴも心奪われます。

その下には、こちらも大人気のトロリとまろやかな〈山村ぷりん〉が。

レトロな瓶に入っているのもかわいらしいし、これは人気な理由がわかりますね。
なんと現在は、注文から1か月待ちなんだとか。

〈旅するふるさと便〉 長野県松本の魅力を詰め込んだ ギフトボックスが発売

人と人、まちとまちをつなぐギフトボックス

2020年6月、長野県松本から長野の魅力を詰め込んだギフトボックスを
届けるプロジェクト〈旅するふるさと便〉が始まりました。

ギフトボックスの内容は〈Confiturier Chez Momo〉の〈梅とウイスキーのジュレ〉や
松本ゆかりの染色家、柚木沙弥郎さんのふきん、
〈村山農園〉のりんごジュースなどなど、
長野で生まれた、素敵なプロダクトがたくさん。

旅するふるさと便まつもと号

企画・制作を手掛けた本柳寛子さん(ページトップ写真)は、
コロナ禍による混乱が続くなか、遠くに住む友人や、
松本へ訪れることを楽しみにしていた人たちのことを思い、この企画を考えたといいます。

制作課程を綴ったnoteには、次のようなメッセージが載せられていました。

「信州北アルプスをのぞみ、山からのゆたかな水源や
健やかな空気をたっぷりとたくわえ、
美しい四季がめぐり、民藝運動とともに歩んできた松本より、
わたしが個人的な想いから選んだものたちで“ふるさと便”を編みました。
また気軽に旅ができる日が訪れるまで、
ひととひと、地域と地域をつなぐ、
コミュニケーションボックスになることを願って」

春は桜、夏は新緑が楽しめるピクニックスポット、アルプス公園。

春は桜、夏は新緑が楽しめるピクニックスポット、アルプス公園。

ただいまオンラインショップでは、このふるさと便の“春夏号”が販売されています。
さっそく、気になる内容を拝見してみましょう。
ギフトボックスは〈アルプス公園〉〈あがたの森〉〈女鳥羽川〉の3種。
いずれも、本柳さんが好きな松本のスポットへトリップするような、
ピクニックをイメージした構成になっています。

アルプス公園には、オーガニックハーブを使用したアロマオイルや
ハーブビネガーなどをつくっている〈issou〉の水出しブレンドティーや
Confiturier Chez Momo 〉の「梅とウィスキーのジュレ」、
〈村山農園〉のりんごジュースなどが入っています。

旅するふるさと便 まつもと号 2020SS〈アルプス公園〉3,550円(税込)

旅するふるさと便 まつもと号 2020SS〈アルプス公園〉3,550円(税込)

〈issou〉この春、松本で育ったハーブや野草を丁寧にブレンドした水出しブレンドティー(2種)。

〈issou〉この春、松本で育ったハーブや野草を丁寧にブレンドした水出しブレンドティー(2種)。

南仏でジャム作りを学んだコンフィチュール職人、
蒔田友之さんが開いた〈Confiturier Chez Momo〉は、
魅力的な店が点在する松本のなかでも、草分け的存在なのだとか。

〈Confiturier Chez Momo〉の「梅とウィスキーのジュレ」梅の酸味にウィスキーの苦みをほんのり効かせた、深みある味わい。

〈Confiturier Chez Momo〉の〈梅とウィスキーのジュレ〉梅の酸味にウィスキーの苦みをほんのり効かせた、深みある味わい。

「蒔田さんのつくるコンフィチュールには、
いつも遊び心とその取り合せの奥深さに、
ひと口すると小躍りしてしまいます」と、本柳さん。

また、ふるさと便には、市内にある印刷会社〈藤原印刷〉の
藤原隆充さんが制作協力したラッピングテープ〈HOME TO TAPE〉が入っています。
デザインを手がけたのは、松本市出身のデザイナー、清水貴栄さん。

「HOME TO TAPE」ふるさと便のラッピングにも使用されているテープです。サイズ: 幅5cmx10m巻 660円(税込)

「HOME TO TAPE」ふるさと便のラッピングにも使用されているテープです。サイズ: 幅5cmx10m巻 660円(税込)

藤原さんは本企画の相談役でもあり、
本柳さんの思いをかたちにする手助けをしてくれた方です。
コロカル でも子どもたちに“おおきな紙”を配るプロジェクトや、
to go MATSUMOTO 』をご紹介したので、記憶に残っている方もいるのでは?

〈藤原印刷〉の藤原隆充さん。

〈藤原印刷〉の藤原隆充さん。

このテープが同梱されているのは、
受けとった方がこのテープを使って次の相手へ
ふるさと便を贈ってほしいという願いからだそう。
たしかに、誰かにプレゼントを贈ってみたくなりますね。

まちの歴史を知り、
地域に愛される「わたしのまちの老舗」


今月のテーマ「わたしのまちの老舗」

味や技を守り、歴史と伝統のあるお店は
「老舗」と呼ばれ、地域内外の人から愛されています。

今回は全国の〈地域おこし協力隊〉のみなさんから
まちにある老舗店を紹介してもらいました。

和菓子から、染物屋まで日本の伝統を受け継ぐお店ばかり。
オンラインで手に入る商品も多いので
ぜひこの機会に100年続く味や技術を楽しんでみてください。

【秋田県秋田市】
TVでも紹介され、秋田っこに知られる和菓子店

地元に愛され、TV『嵐にしやがれ』でも取り上げられたほど有名な
和菓子の老舗が秋田市にあります。
秋田の和菓子といえば、と言われるほどの老舗〈三松堂〉。
創業当時は煎餅屋から始まったとされ、
洋菓子の提供なども経て、現在は和菓子に特化した専門店として営業しています。

古き良き面影の残る店舗は大正13年創業。

古き良き面影の残る店舗は大正13年創業。

長きにわたり修業を積んできた4代目イケメン店主の後藤さんは、
秋田の和菓子の開拓者でもあります。

一番のこだわりは“あんこ”。
通常の菓子店だと、既製品の餡に砂糖を加え、
どの和菓子にも同じあんこを使用するのですが、
〈三松堂〉では、厳選された小豆から丁寧に、粒あん・こしあん別、
さらに商品ごとにあんこをつくり分けるところまでこだわり抜いています。

店内にもあんこに命をかける工程がコミカルに描かれたポスターも。

店内にもあんこに命をかける工程がコミカルに描かれたポスターも。

こだわりはあんこだけではありません。
わらび餅や生地にも店主の想いが詰まっています。
通年人気商品の〈千秋最中〉は、自分であんこを挟めるように工夫され、
パリッとした食感も楽しめます。

生地が口裏に付く最中が苦手だった私ですが、〈千秋最中〉を食べて眼から鱗! 大好きになりました。

生地が口裏に付く最中が苦手だった私ですが、〈千秋最中〉を食べて眼から鱗! 大好きになりました。

その他、ロングセラーには、〈あんドーナツ〉や〈いちじくパイ〉。
季節限定の商品もあり、夏は〈若桃大福〉や〈麩饅頭〉が。
もちろん、どのあんこも違ったテイストです。

秋田はいちじくを好んで食べる文化があり、〈いちじくパイ〉も地元の味。

秋田はいちじくを好んで食べる文化があり、〈いちじくパイ〉も地元の味。

また、夏季限定のかき氷も。
和菓子屋さんが提供するかき氷はとはひと味違います

人気商品〈黒蜜きなこあずき〉700円(税込)。6月中旬~9月上旬頃までの夏季限定です。

人気商品〈黒蜜きなこあずき〉700円(税込)。6月中旬~9月上旬頃までの夏季限定です。

食べなきゃ損! お取り寄せもできますので、
ぜひ秋田市の老舗〈三松堂〉の和菓子を堪能してみてください。

information

map

三松堂

住所:秋田県秋田市中通5丁目7−8

TEL:018-833-8401

営業時間:9:30〜18:00

定休日:日曜・祝日

Web:https://www.wagashi-otoriyose.jp/

photo & text

重久 愛 しげひさ・いつみ

「死ぬまでには一度は行きたい場所」で知られる鹿児島県与論島出身。2019年に縁あって秋田県秋田市にIターン。よそ者から見た秋田市の魅力や移住に至る経験を生かして、秋田市の地域おこし協力隊に着任。YOGAを生かした地域交流を図る事業や、移住者を受け入れる市民団体事業をプロデュース中。山菜採りにすっかり夢中に。自称「立てばタラの芽、座ればバッケ、歩く姿はコシアブラ」。

波佐見焼メーカー〈中善〉から 新ブランド〈zen to〉が誕生! 第一弾は“カレー皿”

肥前のやきもの技術と可能性を一皿に

日本有数の陶磁器の産地として知られる長崎県の波佐見町。
江戸時代から庶民に向けた器を量産し、人々の暮らしや食文化を支えてきた地域です。

〈株式会社中善〉は1917年の創業以来、波佐見の地で窯業を生業とし、
波佐見焼の技術と精神を継承しながら器づくりに尽力してきた老舗メーカー。
その中善が今年、初となるオリジナルブランド〈zen to(ゼント)〉を立ち上げました。
2020年8月3日より、オンラインショップ
セレクトショップ〈ブリック&モルタル〉(東京・中目黒)にて発売を開始します。

400年以上の歴史がある波佐見焼。中善は波佐見町で100年を越えて伝統を受け継いできた。

400年以上の歴史がある波佐見焼。中善は波佐見町で100年を越えて伝統を受け継いできた。

波佐見や有田を含む地域は「肥前」と呼ばれています。
その肥前の窯元の歴史は16世紀末、戦国の世から始まったとされ、
豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮李朝の陶工を日本へ連れ帰ったことから
磁器生産の技術がこの地のさらなる発展につながったといわれます。

17世紀後半には、海外輸出の増大によって肥前窯業界は大いに活気づき、
全国的にもやきものの一大生産地となりました。

しかし明治時代には長年続いた大村藩の支援が途絶え、
登窯の生産停止によって窯業の存亡の危機に直面したといいます。
また昭和時代に入ると戦争に職人がとられていくなか、
厳しい統制や物資不足など、苦難を乗り越えながら
今日まで生産を続けてきました。

中善の職人さんが急須のふたに施釉(せゆう)をする作業風景。施釉とは、やきものに釉薬をかけることをいう。

中善の職人さんが急須のふたに施釉(せゆう)をする作業風景。施釉とは、やきものに釉薬をかけることをいう。

シャトル窯(台車窯)で1300度で焼成後、冷却中の風景。火を止めても炉内が高温のため赤いまま。

シャトル窯(台車窯)で1300度で焼成後、冷却中の風景。火を止めても炉内が高温のため赤いまま。

波佐見町は周囲を森林に囲まれた、長崎では数少ない海に面していないまち。
山の産物に恵まれているため、燃料となる木、水、土のやきものの生産に
欠かせない条件がそろった環境なのだとか。

分業制で大量生産を得意とした波佐見の窯元は、
長年にわたって有田焼と協業しながら
肥前窯業界の発展に貢献してきました。

中善もまた、国内ブランドの製造に従事するなど
裏方に徹してきましたが、2017年に創業100周年を迎えたことを機に、
肥前地区のやきもの技術とその可能性を次世代に伝えるべく
表舞台に立つことを決意。

オリジナルブランドは中善の「善」と肥前地区の「前」の
ポジティブな2文字と「ぜんと」という言葉の響きに着目し
〈zen to〉と名付けられました。

ブランドディレクターには数々のブランドで指揮を執り、
日本を代表する陶磁器デザイナーの阿部薫太郎さんが着任。
“多様な嗜好に応える、多彩な個性”をコンセプトに掲げ、
モノを見る目がシビアでありニーズも細分化されている現代に向けて、
バラエティに富んだ選択肢を陶磁器で提案していくといいます。

つくり手、お店と、人をつなぐ 仙台の〈1TO2BLDG.〉が、 オンラインで 〈旅する、イチと二市〉を開催中!

オンラインで購入できる〈CAFÉ MUGI〉のチーズケーキ

〈旅する、イチと二市〉、オンラインで開催中!

新型コロナウィルス感染症対策のため、なかなかお出かけできない日々。
マルシェイベントも軒並み中止となっていますが、
仙台で人気の〈1TO2BLDG.(イチトニビル)〉が、
オンラインで〈旅する、イチと二市〉を開催しています!

〈1TO2BLDG.〉は、仙台・西公園の近くに建つ、
カフェ・レンタルスペース・オフィスから成る複合型店舗。
「さまざまな事業者の1歩目2歩目を共に歩もう」をコンセプトに、
2017年、空きビル1棟をリノベーションし、オープンしました。

4階にデザインオフィス、3階にレンタルスペースを構え、1・2階は〈CAFÉ MUGI〉として焼き菓子やごはんを提供、東北を中心にした作り手による食材や道具、アクセサリーの販売も行っています。

4階にデザインオフィス、3階にレンタルスペースを構え、1・2階は〈CAFÉ MUGI〉として焼き菓子やごはんを提供、東北を中心にしたつくり手による食材や道具、アクセサリーの販売も行っています。

※感染症対策のため、現在は営業時間を短縮、
アルコール消毒を各所へ設置し、客席数を減らして営業をしています。

〈CAFÉ MUGI〉では、岩手県産の小麦にこだわったマフィンが人気。駅前の喧騒から離れ静かに過ごせるのも魅力で、1階はペット連れもOKです。

〈CAFÉ MUGI〉では、岩手県産の小麦にこだわったマフィンが人気。駅前の喧騒から離れ静かに過ごせるのも魅力で、1階はペット連れもOKです。

ランチでは、自家製の無水カレーライスや季節の定食が人気で、すべての食事に宮城県美里町の老舗〈鎌田醤油〉の味噌を使ったお味噌汁が付きます。現在はお弁当のテイクアウトも実施中。

ランチでは、自家製の無水カレーライスや季節の定食が人気で、すべての食事に宮城県美里町の老舗〈鎌田醤油〉の味噌を使ったお味噌汁がつきます。現在はお弁当のテイクアウトも実施中。

ギフトにぴったりな〈ムギのクッキー詰め合わせ〉もおすすめです(写真はクッキー缶のイメージ。新型コロナウィルスの影響のため缶の入荷ができず、現在は紙箱への詰め合わせで販売を行っています)。オンラインからも注文できます。

ギフトにぴったりな〈ムギのクッキー詰め合わせ〉もおすすめです(写真はクッキー缶のイメージ。新型コロナウィルスの影響のため缶の入荷ができず、現在は紙箱への詰め合わせで販売を行っています)。オンラインからも注文できます。

この〈1TO2BLDG.〉を運営するのは、
代表がブランディングデザインを務める〈株式会社ブライト〉。
デザイン会社ならではの自由な発想で、これまでさまざまな企画を行ってきました。
新型コロナウィルス感染症が拡大する以前まで、
3階のレンタルスペースでは、自社企画として
県内外の出展者が集まるマルシェ〈イチと二市〉や、
創作ジャム作家やアロマの専門家など、大人になってから知りたい、
その道のプロから直接学ぶことができる場〈1が2になる学校〉なども開催していました。

〈1TO2BLDG.〉のメンバー

〈1TO2BLDG.〉のメンバー

PASS THE BATON MARKET Vol.2 〈十勝“もったいない”大百貨店〉 オンラインに十勝のクラフト・グルメが勢揃い

〈PASS THE BATON〉が知らないなんて“もったいない”十勝をご紹介

2020年7月17日(金)〜8月2日(日)、
オンラインに北海道・十勝のクラフト・グルメが集う
〈十勝“もったいない”大百貨店〉が開催されます。

これは、2019年夏に二子玉川で行われ、
約2万人が来場した物産展〈十勝大百貨店〉のオンライン版。
〈PASS THE BATON〉による〈PASS THE BATON MARKET〉の
第2弾として開催されます。

出店者は、十勝の農家・生産者・作家、全20社。

生産者による“きまぐれ”セット。産地を応援しながらおいしいものが味わえるお得なセットを数量限定で販売。

生産者による“きまぐれ”セット。産地を応援しながらおいしいものが味わえるお得なセットを数量限定で販売。

生産者が昨今の状況により行き場を失ってしまった商品などを
気まぐれで詰め合わせるセットや、
放牧牛乳をふんだんに使用したアイスクリーム、
地元の人にも愛されているラム・ジンギスカン、
新鮮な魚介類、ハマナスを使ったオーガニックコスメ、
猟師である店主が自らつくる鹿や熊革のクラフト小物など、
地域の特性を生かした珍しい商品が並びます。

十勝・芽室町で飲食事業を営む会社〈めむろプラニング〉のジンギスカン。昔からの製法を守り、生の果実等から作る特製ダレに漬け込んだラム・ジンギスカンは今でも多くの人々に愛されています。

十勝・芽室町で飲食事業を営む会社〈めむろプラニング〉のジンギスカン。昔からの製法を守り、生の果実等からつくる特製ダレに漬け込んだラム・ジンギスカンは今でも多くの人々に愛されています。

〈菊池ファーム〉のアイスクリーム。約85頭の牛を放牧主体でなるべくストレスのない環境で飼育。カフェでは季節ごとに変わる生乳本来の味が感じられるソフトクリームやジェラート、搾乳牛の役目を終えた牛のお肉を使ったハンバーガーなどを提供。

〈菊池ファーム〉のアイスクリーム。約85頭の牛を放牧主体でなるべくストレスのない環境で飼育。カフェでは季節ごとに変わる生乳本来の味が感じられるソフトクリームやジェラート、搾乳牛の役目を終えた牛のお肉を使ったハンバーガーなどを提供。

ぜひチェックしたいのは、毎週金曜日の18時〜22時に
限定開催される〈“もったいない”夜市〉。

“もったいない”夜市

十勝ハーブ牛のお肉の端切れや放牧牛乳、
2年熟成の越冬じゃがいもなどといった普段は販売しないもの、
十勝でしか買えないもの、特別価格の商品が登場します。

都市とローカルの新たな関係。
〈eatrip soil〉で野村友里さんが
試みていること

野村友里さんが教える、ローカルのおいしいもの vol.3

いまこんなときだからこそ、地域のおいしいものをお取り寄せしたい。
〈eatrip〉など多彩な活動で知られ、全国のおいしいものを知り尽くした
料理人・野村友里さんに、家での食事を楽しく、
豊かにしてくれるものを教えてもらいました。

野村さんセレクトのおいしい食セットを
インタビューとともに紹介する3回シリーズの最終回です。

第1回第2回はこちら。

都市と地方の新しい関係性を探る場に

レストラン〈eatrip〉を拠点に、地方の役割や都市との関係について考え、
さまざまな挑戦を続けてきた野村友里さん。
2020年1月には、“SHOP&THINK”をコンセプトにした新しい商業施設
〈GYRE〉4階〈GYRE. FOOD〉内にグロサリーショップ〈eatrip soil〉を開き、
これまで関係性を築いてきた日本全国の生産者のプロダクトを紹介しながら、
「土のある暮らし」とつながる都市のあり方を模索している。

「都心の空中階にある小さな庭に、できることは限られている。
でも、この場所だからこそできることがあると信じてもいるんですよね」

野村さんは、東日本大震災以降、都市と地方の関係は、段階的に変化しているという。

「いまや生産者も、自ら情報を発信できる時代に。
地方だからこそ、生産者だからこそできる情報や価値の発信、提案に
皆が注目し始めていますよね。東京を経由せずとも、
必要な情報は必要な人のところに届き、都市を介さず地方と地方の結びつきが生まれる。
正確にいえば、人と人との結びつき、ということになるのでしょうか。
地方=産地、都市=消費地という二極化も意味をなさなくなりつつあります」

シンプルなバニラクッキーや和魂洋才の焼き菓子〈和心缶〉は、店頭に並ぶや売り切れてしまう大人気商品。

シンプルなバニラクッキーや和魂洋才の焼き菓子〈和心缶〉は、店頭に並ぶや売り切れてしまう大人気商品。

震災を機に世の中は大きく変わり、
大量生産、大量消費、さまざまな機能の都市への一極集中化など、
高度成長期以降、良しとされてきた価値が見直されつつある。
新型コロナウイルスのパンデミックは、その流れをますます後押しするはずだ。
野村さんは、次のように続ける。

「誰もが大変な経験をしたけれど、いまほどいろんなことを考えるのにいい機会はない。
生きることにとって本当に大切なことは何なのか。
何もかもがうまくいっているときは、
その流れに乗ってさえいれば迷う必要が生じないですから」

野村さんの味の原点ともいえる母・野村紘子さんのレシピ本や自身の著作に加え、食、農、環境などさまざまなジャンルの書籍も紹介。

野村さんの味の原点ともいえる母・野村紘子さんのレシピ本や自身の著作に加え、食、農、環境などさまざまなジャンルの書籍も紹介。

都会の中にある畑〈eatrip soil〉
野村友里さんがつくる
「考えるショップ」

野村友里さんが教える、ローカルのおいしいもの vol.2

いまこんなときだからこそ、地域のおいしいものをお取り寄せしたい。
〈eatrip〉など多彩な活動で知られ、全国のおいしいものを知り尽くした
料理人・野村友里さんに、家での食事を楽しく、
豊かにしてくれるものを教えてもらいました。

野村さんセレクトのおいしい食セットを
インタビューとともに紹介する3回シリーズです。

第1回はこちら。

“最先端”の価値を更新する「考えるショップ」

2020年1月にグランドオープンした表参道〈GYRE〉4階、
〈GYRE.FOOD〉内にあるグロサリーショップ〈eatrip soil〉。
「soil(土)」を店名に冠し「都会の真ん中で、土に触れられる場所」を
コンセプトにした店は、原宿のレストラン〈eatrip〉に並び、
現在の野村友里さんの大切な活動拠点になっている。

「商業施設の中に店を持つとは、夢にも思いませんでした。
eatripのようにもとからそこにある建物を、どう生かそうかという空間、
場所づくりならアイデアが次々と湧くのですが。
経営面でもハードルは高く、積極的な気持ちになれずにいたのですが、
担当者から新しいビルのコンセプトを聞き、気持ちが動きました」

新しいGYRE.FOODは「文化を発信する」という
強い意志をもってつくられた施設だという。
コンセプトは「SHOP&THINK」。

「eatripという恵まれた場所で店を8年続けてきて、
都市にももっと土に触れられる場所が必要だと強く思うようになりました。
かつて表参道といえば最先端のもの、ゴージャスなものの象徴のようなまちでしたが、
果たしてこれからもそのままでいいのか。
いや、いま発信するべき最先端とは何なのかを私なりに考え続けてきて。
理解ある担当者と話し合いを重ね、建築家の田根剛さんと一緒に
この場所をつくることになったのです」

色とりどりの野菜は、東京・青梅の〈Ome Farm〉から。朝、採れたてのものが届く。

色とりどりの野菜は、東京・青梅の〈Ome Farm〉から。朝、採れたてのものが届く。

宮崎生まれの日向夏が 発見200年で話題! おいしい食べ方は? お取寄せできる日向夏商品を紹介

甘酸っぱくて爽やか! 宮崎で発見された珍しい柑橘

〈日向夏〉をご存知ですか?
愛媛県や静岡県では〈ニューサマーオレンジ〉、
高知県では〈土佐小夏〉や〈小夏みかん〉とも呼ばれている柑橘です。
地域で名称は異なるものの、その発祥は江戸時代後期の宮崎県だったのだそう。

日向夏は、今から約200年前の文政年間(1818年~1831年)に、
旧宮崎郡(現宮崎市)の民家で偶発実生として発見された果実です。
宮崎の地は古来、日向国(ひゅうがのくに)と呼ばれていたことから
日向夏と名付けられました。

そんな宮崎のソウルフルーツ日向夏をもっと知ってもらいたいと、
2020年は「日向夏発見200年」としてさまざまな情報を発信しています。
特設サイトはこちら。日向夏を使った料理レシピや日向夏の魅力などが盛りだくさんです。

温暖な気候を生かして果樹の生産が盛んな宮崎。

温暖な気候を生かして果樹の生産が盛んな宮崎。

偶然にも発見された日向夏ですが、生産と流通を軌道に乗せるには
多くの課題をクリアしなければならず、長年にわたり研究が進められました。
当時、宮崎大学で教授を務めていた三輪忠珍(みわただよし)博士は
日向夏研究に力を尽くした人物で、それまで極めて不安定であった
日向夏の生産技術の改良に大きく貢献されたのだといいます。

先人たちの功績により、種子が多いという難点も改善され
冬季の寒害防止対策も可能になり、
おいしい日向夏を味わうことができるようになりました。

博多祇園山笠に 欠かせない縁起菓子を初の全国配送! 〈石村萬盛堂〉から〈番外・祇園饅頭〉 が7月1日発売開始

疫病退散! 博多伝統の縁起菓子で平穏な日々へのご祈念を

博多の夏の風物詩といえば、博多祇園山笠。
7月1日から15日の期間で執り行われる山笠は、
福岡市内に飾り山(動かない山笠)が公開され、
舁き(かき)山(かつぐ山笠)が走り出すと、
博多のまちはたちまち熱気に包まれます。

しかし令和2年度は新型コロナウイルスの影響を受け、
やむなく延期が決まりました。
博多っ子にとって山笠は特別なもの。
山笠のために1年を過ごすといっても過言ではなく、
無念の夏となってしまいました。

15日のクライマックス追い山の廻り止めの様子。男たちが山を舁(か)く姿は勇しい。

15日のクライマックス追い山の廻り止めの様子。男たちが山を舁(か)く姿は勇しい。

博多祇園山笠は、鎌倉時代(1241年)に博多で疫病が流行した際に、
承天寺の開祖・聖一国師が町民の担いだ施餓鬼棚(せがきたな)に乗って、
町中を祈祷水をまきながら疫病退散を祈願して回ったことが
起源だといわれています。

770年以上続くこの祭りは、福岡市中心部の博多でも
ごく限られた区域の7つの流(ながれ)を中心として執り行われる、
博多総鎮守櫛田神社への奉納神事なのです。

「お櫛田さん」こと櫛田神社に建てられた飾り山。本来は福岡市内に13カ所設置されるが、今年は唯一、櫛田神社境内のみに建てられることに。

「お櫛田さん」こと櫛田神社に建てられた飾り山。本来は福岡市内に13か所設置されるが、今年は唯一、櫛田神社境内のみに建てられることに。

山笠が延期となってしまい、博多のまちはいつになく静かな夏を迎えます。

「祭りのない今年、博多のまちに賑わいや元気を添えたい、
山笠見物に全国から来られる予定であった方々へ
山笠の気分を味わってもらいたい」

そんな想いから、創業115年を迎える老舗菓子屋〈石村萬盛堂〉では、
例年、博多・福岡のみで店頭販売している〈祇園饅頭〉を
今年は〈番外・祇園饅頭〉として全国発売することに決定しました。

京都・〈本と野菜 OyOy〉 坂ノ途中と鴎来堂が手がける 本と食の出会いの場

移ろいゆく時間を本と食で表現

「100年先もつづく、農業を。」
この想いを胸に、持続可能な農業の普及を目指し、
新規就農者支援や農場運営などの事業を展開している〈株式会社坂ノ途中〉。
そして神楽坂に〈かもめブックス〉などを展開する
校正・校閲の専門会社〈鴎来堂〉。

この両者が手を組み、
季節のスープと本を展開する複合型店舗〈本と野菜 OyOy(おいおい)〉を
6月11日(木)、京都・新風館の1階にオープンしました。

新風館は隈研吾氏が建築デザインを担当し、
リニューアルオープンした京都の総合複合型施設。
アジア初上陸の〈エースホテル京都〉や〈アップリンク京都〉を併設した、
京都の新スポットとして現在注目を集めている場所です。

本と食のイメージ

本と食のイメージ

この〈本と野菜 OyOy〉では
“季節のなだらかな移ろいを野菜で感じる”スープを料理のテーマに、
旬のオーガニック野菜に合わせた調理法で
素材本来のおいしさを提案しています。

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編  農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著  中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著  新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著  新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著  福音館書店/刊 700円(すべて税別)

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編 農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著 中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著 新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著 新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著 福音館書店/刊 700円(すべて税別)

本は「食べる」「旅」「植物」「読む」「こども」 の
大きく5つのジャンルを中心にラインナップ。
「知らない」が「面白い」に変わってゆく、
そんな有意義な読書を願ったセレクトに。

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉店内

〈本と野菜 OyOy〉店内

植物や季節の食の本など、
舌だけでなく知識からも移ろいを感じられる空間をコンセプトとし、
店内にいながら季節の移ろいが体感できるようになっています。

また、店舗名の「OyOy」は、
ゆっくりと時間が移り変わっていくさまを反映しているのだそう。

〈efish〉から譲り受けた食器

〈efish〉から譲り受けた食器

店内にある家具や食器は、
昨年惜しまれながら閉店した五条のカフェ〈efish〉から引き継いだものを使用。
白と黒を基調に、緊張感のあるフォルムのバランスが美しいスープ用のお皿は、
京都の清水焼団地にて工房を構える〈素—shiro〉の清水さんにフルオーダー。

〈アルケー・アポセカリー&キッチン〉 新木場・CASICAに 漢方・乾物屋と食堂がオープン!

「おいしく整える」和漢の食材を、乾物と漢方の視点から提案

2020年6月16日、新木場にあるコンプレックス・スペース〈CASICA(カシカ)〉に
〈Arkhē apothecary&kitchen(アルケー・アポセカリー・アンド・キッチン)〉
がオープンしました。

Arkhē apothecary&kitchenは、薬膳の視点で
「おいしく整える」をコンセプトとした乾物屋と食堂。
メニューの監修は、オープン当初から〈CASICA CAFE〉のメニューを
手掛けてきた〈南風食堂〉の三原寛子さん。
今回のオープンに合わせ、同カフェも〈Arkhē kitchen〉としてリニューアルオープンします。

店頭に並ぶのは、お茶やグラノーラ、出汁など。
食堂ではアーユルヴェーダの考えをベースにしたメニューが楽しめます。
それらが“処方箋”として、ひとりひとりの心身に気づきと安心を与え、
おいしく整えてくれることを目指しているのだそう。

出汁を使った料理のイメージ

さっそくArkhē apothecaryのプロダクトをチェックしてみましょう。
まず試してみたいのは出汁。
滋味深い味わいで、味噌汁から煮物にまで合う〈鰹と鯖の和風出汁〉、
雪中キャベツなどの野菜の旨みを引き出した〈雪中キャベツと椎茸の野菜出汁〉、
ベジタリアンの方でも使用できる優しい味わいの〈大豆と昆布の精進出汁〉と、
3種用意されています。

〈Arkhē apothecary〉出汁 全3種 価格:各1,800円(税抜)内容量:8g×15包 

〈Arkhē apothecary〉出汁 全3種 価格:各1,800円(税抜)内容量:8g×15包 

おいしくて気軽に栄養を摂られそうなのは、グラノーラ。
無花果と苺のチョコレートグラノーラ、
枸杞(クコ)と陳皮(チンピ)の薬膳グラノーラ、ミックスベリーグラノーラ、
アップルシナモンのチョコレートグラノーラ、
柚子と生姜のグラノーラ、トロピカルミックスグラノーラ、
Arkhē グラノーラの、全7種。

〈Arkhē apothecary〉グラノーラ 全7種。プレーン、チョコレート、ジンジャーの3種類のベースに体に良い様々な乾物をミックス。価格:1,500円(税抜)内容量:180g

〈Arkhē apothecary〉グラノーラ 全7種。プレーン、チョコレート、ジンジャーの3種類のベースに体に良い様々な乾物をミックス。価格:1,500円(税抜)内容量:180g

島根の柿木村からおすそ分け。 〈ソットチャッカ〉の 〈釜炒り茶〉が数量限定発売

島根県西部、山口県との県境にある吉賀町柿木村では、
古くからこの地域一帯に伝わるお茶づくりが受け継がれています。
今年も5月上旬から中旬にかけて、新茶の茶摘みが行われました。

この柿木村の小さな茶畑から生まれた、
〈SOTTO CHAKKA(ソットチャッカ)〉の〈釜炒り茶〉をご紹介します。

棚田が広がる柿木村の風景。

棚田が広がる柿木村の風景。

柿木村はおよそ200世帯あまりが暮らし、
日本の棚田100選のひとつである大井谷の棚田や、
清流日本一に6度も選ばれた高津川が流れる自然豊かな土地。

〈ソットチャッカ〉は、島根県出身である写真家の七咲友梨さんが
2017年に立ち上げた、柿木村に暮らす家族と手づくりする
クラフトティープロジェクトです。

「釜炒り茶」25g 1,800円 、6g 600円。パッケージの写真は七咲さんが撮影。

〈釜炒り茶〉25g 1,800円 、6g 600円。パッケージの写真は七咲さんが撮影。

釜炒り茶独特のくるっと丸まった形状の茶葉。甘い香りが立つ。

釜炒り茶独特のくるっと丸まった形状の茶葉。甘い香りが立つ。

農薬・除草剤・肥料を使用せずに育てられた
在来種である「山茶」の茶の木のなかには、
100年以上の樹齢のものもあるそう。

古くからこの地域に受け継がれ家々で飲まれていたお茶を
“おすそ分け”するように、毎年少量ずつ生産し販売しています。

都市と産地とをつなげる。
〈eatrip〉野村友里さんの
新たなステージとは?

野村友里さんが教える、ローカルのおいしいもの vol.1

いまこんなときだからこそ、地域のおいしいものをお取り寄せしたい。
〈eatrip〉など多彩な活動で知られ、全国のおいしいものを知り尽くした
料理人・野村友里さんに、家での食事を楽しく、
豊かにしてくれるものを教えてもらいました。

野村さんセレクトのお取り寄せセットを
インタビューとともに紹介する3回シリーズです。

都会の真ん中に、土に触れられる場所をつくる

5月某日。表参道〈GYRE〉4階にある〈eatrip soil〉に野村友里さんを訪ねると、
夏のような陽射しが照りつけるベランダの小さな庭から
「こっち、こっち」と、手招きして出迎えてくれた。

都会の真ん中の、ビルの4階に庭があるなんて。
不思議な気持ちで外に出てみると、ミントにローズマリー、
セージなどのハーブがわさわさと茂っていて、
アーティーチョークやレモンもいきいきとした様子。庭というよりは、小さな農園だ。

「気持ちいいでしょう? 最近は、ここで過ごす時間が一番楽しい。
何時間でも過ごせてしまうんです」

額ににじんだ汗をぬぐいながら、野村さん自身の表情もいきいきとしている。

「土の地面があって、空が開けて、陽の光がまっすぐ届く。
小さなお子さんがお母さんと一緒に買い物に来ると、
必ずといっていいほど『帰らない!』って、言うんです。
『レモンを採っていいよ』と言うと、こんな小さな実でも
とてもうれしそうに摘んでくれる。
この場所をつくって、本当に良かったと思う瞬間です」

希少な国産アーティーチョーク。極少量多品種のベランダ“プチ・ファーム”の一角で。

希少な国産アーティーチョーク。極少量多品種のベランダ“プチ・ファーム”の一角で。

2020年1月にリニューアルオープンした表参道GYRE。
4階〈GYRE.FOOD〉は、「循環」をテーマに、
レストラン、オール・デイ・ダイニング、バー、
そして野村さんが手がけるグロサリーショップeatrip soilが、
1000平米もの広々とした空間にシームレスに連なる。

「eatrip soilは、たった30平米足らずの小さな店。
でも一番、人の“暮らし”に近い。
私がこれまでやってきたことの延長線上にある、大事な店なんです」

〈eatrip soil〉の店内。チーズやシャルキュトリ、デリもそろう。〈GYRE.FOOD〉の設計は建築家・田根剛氏が手がけた。

〈eatrip soil〉の店内。チーズやシャルキュトリ、デリもそろう。〈GYRE.FOOD〉の設計は建築家・田根剛氏が手がけた。

日本全国の“中量生産・手作業”の つくり手さん150組以上が一挙集結した 〈4649商店街〉がオープン!

ものづくりにストーリーを込めた、素晴らしいつくり手さんに出会える!

コロナ禍により、日本各地で衣・食・住を問わず、
さまざまなオンラインストアがオープンしている現在。

全国各地に点在する、背景のある“中量生産・手作業”品を集め、
例年大盛況を見せる展示会〈ててて見本市(商談会)〉を
中心に活動している〈ててて協働組合〉は、
この春に〈4649(ヨロシク)商店街〉というウェブサイトをオープンさせました。

この〈4649商店街〉は、〈ててて見本市〉の出展者や、
その界隈で活動するつくり手155組(6月10日現在)のオンラインショップをまとめて紹介。
コロナ禍によって販路が減少してしまったつくり手さんを
どうにか盛り上げようと、オンライン上で新たな場を提供しています。

名前にある“4649(ヨロシク)”は、“はじめまして”の「よろしくお願いします」、
“サポートください”の「よろしくお願いします」のふたつの想いが込められているそう。

サイトをチェックすると、ひと捻り効いたこだわりあふれる逸品があれもこれも!
ついついじっくりと、サイトを回遊してしまいます。

それではここで、〈4649商店街〉に掲載されている
気になる作り手さんをいくつかご紹介していきましょう。

シンプルだけど、つくり手のぬくもりを感じるガラス

まず最初は、富山のグラスブランド〈Simpleglass.(シンプルグラス.)〉

シンプルなフォルムには飲み物を謙虚に受け止める力があること、
そして飽きずに長く使えるものの安心感を頼りに、
畑仕事や稲作の合間に器を制作するようになった木下 宝さん。
彼が手がける器は、削ぎ落とされたデザインであるものの、
愛嬌も感じられるのが特徴です。

コロコログラス

コロコログラス

こちらの〈コロコログラス〉は、底がころんとしたかわいらしいデザイン。
テーブルにあるだけで、グッと小洒落たムードを醸してくれそうです。
ガラスは薄く、飲み心地は軽やかで、ビールの泡立ちもいいんだとか。

そのほかにも、日常の営みに寄り添ってくれるエスプリの効いた器がたくさん。
おしゃれな器をお探しのみなさん、ぜひ〈Simpleglass.〉さんをのぞいてみてはいかがでしょうか。

〈ろくろ舎〉 移動式工房〈ろくろ車〉の実現に 向けてクラウドファウンディングに挑戦

〈ろくろ舎〉代表、酒井義夫さんが考える新型コロナ以降のものづくりとは

福井県鯖江市を拠点に漆器のベースとなる
形を削り出す「木地師」として活動してきた
〈ろくろ舎〉代表、酒井義夫さんが新型コロナ以降のものづくりを見据えて、
クラウドファウンディングに挑戦しています。

プロジェクトの内容は、移動式工房〈ろくろ車〉をつくるというもの。

※イラストはイメージです

※イラストはイメージです

今は新型コロナウイルスの影響を受け、
漆器業界でもオンライン化が進んでいますが、
将来はその揺り戻しとして、リアルに対する
渇望が起こるのではないか、という予測から
プロジェクト実現に向けて動き出したといいます。

制作の様子

もともと対面での出会いを大事にしてきた酒井さん。
2017年から全国各地を巡り、「自分だけのお椀」をつくる
漆器のセミオーダー会〈オンリー椀〉を実施してきました。

セミオーダー会〈オンリー椀〉

これまでに訪れたのは、北海道から九州まで15都道府県、20店舗。
セレクトショップやギャラリー、居酒屋、素麺工場など、さまざまな場所で
お客さんとじっくり話し、オーダーを受けていました。

ろくろ舎オリジナル汁椀

ろくろ舎オリジナル汁椀

そうした活動を続けていくなかで沸々と沸いてきたのが
「もっと細かな要望にもお応えできないか」という思い。
そこで構想したのが移動式工房〈ろくろ車〉でした。

現在の考えているのは、車の中でろくろを回す作業ができ、
お客さんが外から見学できる車。
フルオーダーを希望する方は「もう少し薄く」
「もう少しそこを細く」など、細かいオーダーをすることもできます。

〈高野竹工〉とのコラボレーション 「bamboo pot」

〈高野竹工〉とのコラボレーション 「bamboo pot」

島のつくり手とまちの人をつなぐ
「Love Shodoshima
おいしい小豆島セット」

小豆島で暮らす私たちが、おいしい! と思うものを

季節は初夏を迎えています。
日に日に蒸し暑さを感じるようになり、畑作業も汗をかく日が増えました。
畑では、ズッキーニに続き、トマト、トウモロコシと夏の野菜が続々と登場! 
新型コロナウイルスの影響で、イベントや行事がことごとく中止になり、
季節を楽しむことが難しいなかで、野菜はいつもと変わらず季節を感じさせてくれます。

もうすぐ収穫のトウモロコシ! 夏だ〜。

もうすぐ収穫のトウモロコシ! 夏だ〜。

今年も豊作のコリンキー(生で食べられるかぼちゃ)。この鮮やかな黄色が夏を感じさせてくれる。

今年も豊作のコリンキー(生で食べられるかぼちゃ)。この鮮やかな黄色が夏を感じさせてくれる。

緊急事態宣言が解除されてどうなっていくのかなぁと様子を見ていましたが、
やっぱりそんなすぐに状態は変わらない。
とくに離島である小豆島まで遊びに来る人は急に増えるわけもなく、
宿泊施設も6月いっぱい休業のところも多いようです
(小豆島の宿泊施設や飲食店などの営業情報は、
小豆島観光協会のWebサイトをご覧ください)。

島でカフェやレストランなど飲食店を営む友人たちも
「まだまだお客さん少ないよー」とよく言っています。

島の飲食店のお客さんには、地元の人(島の人)と島の外からの人がいます。
その割合はお店によってさまざまですが、島の外からのお客さんがほぼいない状態では、
いままでと同じやり方だけだと厳しいかもしれません。

みんなそれを感じながら、テイクアウトできるようにしたり、
メニュー内容を変更したり、新たな商品をつくったり、がんばっています。
島の中においしいごはんを食べられる居心地のいい場があるって
とても大切だと思うので、なんとかそういう場があり続けてほしいなと、
島民のひとりとして思うわけです。

そんななかで、私たち〈HOMEMAKERS〉が企画したのが
「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」をつくって
オンラインストアで販売すること。

「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」は、私たちが普段から食べていて、
おいしい! と思う小豆島の食材の詰め合わせです。
4月末にオンラインストアのリニューアルと同じタイミングで販売スタートし、
友人や知人、ご縁のある方、それからいつもHOMEAKERSを応援してくださる方々が
注文してくれました。本当にありがたいです。

春の小豆島の写真とともに、小豆島のおいしい食材をお届け。

春の小豆島の写真とともに、小豆島のおいしい食材をお届け。

小豆島&豊島(てしま)で島の人たちので手でつくられてる食材たち。

小豆島&豊島(てしま)で島の人たちので手でつくられてる食材たち。

おいしい“未利用魚”を食卓に。 〈うみのうちプロジェクト〉から、 九州のとれたて魚の下味キットや 鮮魚BOXが届く!

食べて応援! 捨てるから活用する食卓へ

福岡市の東側、博多湾の北部に位置する志賀島は、
古くから大陸の交易地点として栄え、
新鮮な海の幸や山の幸がとれる自然豊かな島です。

福岡市内で飲食店を営む〈株式会社パノラマ〉の
斉藤裕輔さんは、6年間にわたってこの志賀島を毎日のように訪ね、
魚介類や農作物などを生産者から直接仕入れてきました。

その漁港で水あげされる魚介類のなかには、
さまざまな理由で廃棄される魚=「未利用魚」が大量に出るのだそう。

〈うみのうちプロジェクト〉は、この未利用魚を活用した
「もったいないをおいしいに。九州の新鮮な魚をあなたのおうちへ」を
コンセプトに立ち上がったプロジェクト。現在クラウドファウンディングを実施中です。
(6月15日まで)

このプロジェクトを立ち上げたのは、パノラマと
水産ベンチャーの〈株式会社ベンナーズ〉。
ベンナーズは、福岡市を拠点に水産物の卸売事業と、
売り手と買い手をオンラインでつなげるプラットフォーム〈Marinity〉を運営。
代表の井口剛志さんは日本の水産業界の抱える課題解決に日々奮闘しています。

左から、ベンナーズの古田さん、パノラマ代表の斉藤さん、ベンナーズ代表の井口さん。

左から、ベンナーズの古田さん、パノラマ代表の斉藤さん、ベンナーズ代表の井口さん。

斉藤さんと井口さんは、出会ってすぐにお互いのビジョンや
共通する水産業界の課題に意気投合したのだそう。

今年の春、新型コロナウイルスの影響によって大打撃を受けている飲食店。
それにより漁師さんたち生産者は買い手不足により出荷できず、
まさに業界全体が危機的状況に立たされています。

「どげんかせんといかん!」とその状況を打破すべく、
未利用食材の活用で生産者の所得向上に少しでも付与し、
安心安全で新鮮な食材を届けようとふたつの企業がタッグを組み
〈うみのうちプロジェクト〉はスタートしました。

〈銀座玉手箱〉 銀座 松﨑煎餅、銀座もとじら9店が 銀座の復興を願って玉手箱を発売

新型コロナ後の銀座に活力を

2020年6月、銀座の新旧9店舗が
銀座の名品を詰め合わせた4種の〈銀座玉手箱〉を発売します。

新型コロナウイルスの流行により、少なからず打撃を受けた銀座。
本企画に込められているのは、銀座を忘れないで頂きたい、
いつか元の生活が戻ったときに銀座に行きたいと思うきっかけになれば、という願いです。

協力企業はWEWILL、銀座 黒田陶苑、銀座夏野、
銀座 松﨑煎餅、銀座もとじ、木挽町よしや、森岡書店、
ル・ノーブル、山本豊津(東京画廊)の9店。(五十音順)

玉手箱の中身は、たとえばこんな感じ。

銀座 松﨑煎餅、森岡書店、銀座もとじによる銀座の「とき」を感じる玉手箱。

銀座 松﨑煎餅、森岡書店、銀座もとじによる銀座の「とき」を感じる玉手箱。

江戸時代創業の銀座 松﨑煎餅の詰め合わせ〈大江戸松﨑顔見世〉と、
森岡書店がセレクトした『GINZA TOKYO 1964』伊藤昊写真集、
銀座もとじとグラフィックアーティスト、Kanta Desroches(カンタ・デロシュ)による
「つながり」をテーマにデザインされた風呂敷のセット。

今回の発売にあたり、銀座もとじの二代目、泉二啓太さんは次のような言葉を寄せています。

「これまでは、たくさんの人が 行き来していた“銀座”。
そんな光景を当たり前のように思っていました。
コロナウイルスが流行し、少しずつ訪日外国人観光客も減り、
銀座から段々と人々の行き交う光景がなくなりました。
3.11のとき以上に、今回は長期にわたって人が消えました。
緊急事態宣言が解けても、今までのような活気や
今までと同じ光景には戻らないだろうという危機感を感じました。
これまで関東大震災や空襲、さまざまな困難を
乗り越えて復興し、今の“銀座”ができ上がりました。
今を生きる僕たちこそが立ち上がり、この困難を乗り越え復興させていかなければ、
未来の銀座はないと感じました」

WEWILLのTシャツ(カーキとネイビー)と、銀座夏野の青黒壇を使用した高級お箸、ル・ノーブルの黒い江戸切子グラスが1箱に。

WEWILLのTシャツ(カーキとネイビー)と、銀座夏野の青黒壇を使用した高級お箸、ル・ノーブルの黒い江戸切子グラスが1箱に。

「銀座の先輩方から、“銀は磨き続けていかないと錆びてしまう”
常に人も商売も磨き続けることが大切なのだと教わりました。
これは銀座の1店舗1店舗が日々精進して
自分たちの商いを全うすることが
銀座の繁栄につながるという意味でもあります。
ひとりひとりの力、そして、ひとりで動くより、
ふたりで動いたほうが大きな力になる。
そのような思いから、 チームとなって今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。
このプロジェクトは、私たちにとっても“銀の磨き方”の新たなカタチでもあるのです。
新しい銀ぶらとして、自宅で銀座を体感していただき、また銀座に行きたい! と
思っていただけるきっかけをつくっていきたいと思います」

〈燕三条キッチン研究所〉 “ちょうどいい朝食”ができる ホットサンドメーカー〈ホットサンドソロ〉

「そもそも」「いつ」「だれが」「なにを」から導き出されたホットサンドメーカー

食パンと具材をプレスしてこんがり焼き上げる、ホットサンド。
とってもおいしいのですが、通常のホットサンドメーカーでは
食パンを2枚使うので、やや量が多め。
そこで今、食パン1枚で焼けるホットサンドメーカーが人気です。

「ホットサンドソロ」4,500円(税抜)

〈ホットサンドソロ〉4,500円(税抜)

名前は〈ホットサンドソロ〉。
製造メーカーは金属加工の一大産地、燕三条にある〈燕三条キッチン研究所〉。
これはたしかに、心惹かれます。

食パンで具材を包み、約5〜6分加熱すれば、
ふちはカリッと、中はふんわり熱々のホットサンドができ上がり。

ホットサンド

具がこぼれにくく素早く食べられるから、朝食にもぴったり。
カレーのようなとろりとした具もしっかり包めます。

ホットサンド

人気の理由のひとつが、カリカリで、波形の見た目もかわいいふち。
これは、パンの端がはみ出ないように収め、
しっかり圧着させるために生み出された形なのだとか。
こだわりと技術が一体化したデザインは、さすが燕三条製です。

〈おやさいクレヨン〉と 〈Food Paper〉 野菜や果物の廃棄問題に向き合った サスティナブルな ふたつの文房具ブランド

廃棄野菜と果物からできた〈Food Paper〉

傷や形が理由での廃棄、売れ残り、食べ残しなど、
豊かな日本でも、年間約600万トン以上の廃棄食品が
排出されることをみなさんはご存知でしょうか。

スーパーや卸市場、農家など、それぞれの場所で根深い問題として、
今なお私たちの生活のなかに存在しています。

農家さんの場合、廃棄以外の方法の多くは
加工を加えて保存食にするのが一般的ですが、
中にはまったく異なるプロダクトの原料として使われているものも。

それが今回ご紹介する〈おやさいクレヨン〉と〈Food Paper〉です。

野菜の粉から生まれた、口に入れても安全なクレヨン

〈おやさいクレヨン〉

〈おやさいクレヨン〉

青森の〈mizuiro.inc〉が手掛けている〈おやさいクレヨン〉は、
「地球上で循環可能な素材で安心安全な製品を開発する」をコンセプトに、
野菜や果物の規格外品や加工時の残渣から製造されています。

原料の野菜や果物の8割は、青森県で栽培されたもの。

おやさいクレヨン standard〈全10色〉2,000円(税別)

おやさいクレヨン standard 全10色 2,000円(税別)

キャベツの一番外側の葉やりんごドライチップスを製造する際に出る皮など、
それぞれの原料ごとに乾燥させてパウダーにし、クレヨンの色素として使用。
クレヨンのベースとなっている米油とライスワックスも、
大量に廃棄されてしまう米ぬかからつくられています。

これらの原料を名古屋にある老舗クレヨン工房に送り、
職人がひとつひとつ手作業で〈おやさいクレヨン〉を製造していきます。

おやさいクレヨンで遊ぶ子供

そうしてできたクレヨンは、口に入れても安全。
天然素材を使っているからといって折れやすかったり、
ベタつきやすかったりすることもなく、
普通のクレヨンとして使用することが可能です。

現在〈おやさいクレヨン〉には、全10色入りのものを販売。
こちらのECショップで購入することができます。

information

map

おやさいクレヨン

〈佐藤繊維〉 世界に誇る無縫製ニットの技術で 〈抗菌 洗える和紙ニットマスク〉 を開発

伝統と最新技術から生まれた、新しい抗菌マスク

山形県寒河江市にある紡績・ニットメーカー〈佐藤繊維〉。
同社の代表であり、糸作家・テキスタイルデザイナー、佐藤正樹さんが手がける糸は、
世界の一流メゾンやデザイナーたちから支持されています。
その佐藤繊維が〈抗菌 洗える和紙ニットマスク〉を発売しました。

「抗菌 洗える和紙ニットマスク」(2,700円)

〈抗菌 洗える和紙ニットマスク〉(2,700円)

主な特徴は、銅シートによる抗菌効果、
シルクプロテイン、シュガースクワランなどの天然成分由来による保湿効果、
和紙繊維のさらっとした着け心地、無縫製ニットによるフィット感。

どこにも縫い目がなく、「編み」だけで形を形成しているため、
顔の形に沿った立体感のあるマスクとなっています。

使用イメージ

銅には優れた抗菌作用があり、病棟の床や洗面台、
ドアノブなどにも採用されているのだとか。
また、菌の繁殖を抑える効果により、防臭効果も期待できます。

和紙というとごわごわしたイメージがありますが、
衣料用和紙糸で織られた服はさらっとしていて着心地がよく、
春夏のニットに最適なのだそう。
佐藤繊維のマスクを実際に使用している方によると、
汗ばむ季節でも蒸れることがなく、快適に使用できるといいます。
また、和紙特有のハリとコシがあり、
洗濯後もシワになりにくいというメリットも。
このマスクは、公式サイトにて発売中です。

抗菌 洗える和紙ニットマスクは昨今のマスク不足を受けて
急遽開発が進められ、4月初旬に発売されました。
これだけ高機能なマスクが約1か月で開発・発売されるとは、
驚くべき早さではないでしょうか。
その訳は、糸づくりから仕上げに至るまで、
一貫して自社工場で手がけていることにありそうです。

紡績から始まったものづくり

色の美しさに目を奪われるファンシーモヘアヤーン。

色の美しさに目を奪われるファンシーモヘアヤーン。

同社の創業は、1932年。
初代の佐藤長之助さんが羊の毛を刈り取り、
手編み用の糸をつくったのがはじまりでした。

紡績工場

紡績工場

1964年にはニット製造部門が新設され、ニットウェアの製造がスタート。

ニット工場で作業に携わる職人さん。

ニット工場で作業に携わる職人さん。

現在は自社工場にて自動横編機約60台、
マスク製造にも使用している無縫製編機約70台が稼働。
〈M.&KYOKO〉〈FUGA FUGA〉をはじめとする自社ブランドのプロダクトと
OEM、ODMの研究開発・企画・製造を行っています。

自社ブランドのひとつ〈FUGA FUGA〉

自社ブランドのひとつ〈FUGA FUGA〉

寒河江には、佐藤繊維の世界観を体験できる
スペシャリティストア〈GEA (ギア)〉があります。

スペシャリティストア〈GEA〉

〈SANDO BY WEMON PROJECTS〉 “100年後の池上を面白くする” まちづくり拠点が1周年! オンラインショップをオープン

Photo:Koichi Tanoue

アーティストユニット〈L PACK.〉と建築家の敷浪一哉さんが仕掛けるまちづくりとは?

2020年5月14日、東京都大田区池上にあるまちづくり拠点
〈SANDO BY WEMON PROJECTS(さんど ばい ゑもんぷろじぇくつ)〉が
1周年を迎えました。

ここは、大田区と東急株式会社による地域資源を活かしたまちづくり
〈池上エリアリノベーションプロジェクト〉の拠点となる場所。
コーヒーショップや喫茶店、スタンドパブ、日用品店、
イベントスペースなど、さまざまな機能をもった
マルチユースインフォメーションセンターとして運営されています。

サンドへは、東急池上線「池上」駅から徒歩3分。

看板を手がけたのは、グラフィックデザイナーのフクナガコウジさん。Photo:Koichi Tanoue

看板を手がけたのは、グラフィックデザイナーのフクナガコウジさん。Photo:Koichi Tanoue

旧参道の入口に見える、植栽が目印です。
以前はここにパン屋さんがあったのだそう。
開かれた雰囲気に、自然となかへ誘われます。

ここ、内装がとっても素敵なのですが、それもそのはず。
内装のデザインから施工、カフェの運営までを手がけているのが、
小田桐奨さんと中嶋哲矢さんによるアーティストユニット〈L PACK.〉と
建築家の敷浪一哉さんなのです。

池上本門寺で行われた節分にて。本門寺通り商店会の好意により、L PACK.の小田桐さん(中央)が福男として参加しました。

池上本門寺で行われた節分にて。本門寺通り商店会の好意により、L PACK.の小田桐さん(中央)が福男として参加しました。

L PACK.は、「コーヒーのある風景」をきっかけに、
〈アッセンブリッジ・ナゴヤ〉での空き家再生プロジェクト〈UCO〉や、
横浜の空き店舗を活用した日用品店〈Daily Supply Shop SSS〉など、
まちの要素の一部となることを目指すプロジェクトを展開してきました。

もちろんサンドにも、おいしいコーヒーがあります。
現在は新型コロナウイルスの感染予防に伴い、
カフェはお休み中ですが、14日より、
人気のランチメニューを家で楽しめるセットの販売がスタートしました。
こちらはセットのひとつ〈IPPONDOGセット〉。

「IPPONDOGセット」(1,100円)

「IPPONDOGセット」(1,100円)

仲池上に本社を構える〈タカラ食品工業株式会社〉のソーセージと、
となりまち、蓮沼にあるパン屋〈ブランジェリコルセ〉のパンを使用しています。
ソーセージは、世界でも世界最高レベルと評される
ドイツのDLGコンテストで金賞を受賞したのだとか。

野菜をたっぷり食べたい方には、
〈フレッシュサラダとバイエルンケーゼサンドセット〉がおすすめ。

フレッシュサラダとバイエルンケーゼサンドセット(1,300円)。ブランジェリコルセに特注したパンに、タカラ食品工業株式会社の「バイエルンケーゼ」とザワークラウトをサンド。

フレッシュサラダとバイエルンケーゼサンドセット(1,300円)。ブランジェリコルセに特注したパンに、タカラ食品工業株式会社の「バイエルンケーゼ」とザワークラウトをサンド。

サラダ

池上にある老舗〈八百吉青果店〉の野菜をたっぷり使ったサラダと、
ドイツ本場の味が楽しめるミートローフサンドのセットです。
このセットは、前日にオンラインショップで注文し、
翌日お店で受け取れるようになっています。

サンドでは、ワークショップや展示会、
ポップアップレストランなどのイベントも開催しています。

イベント〈レコード部のレコードショップ〉でのひとコマ。レコードの選び方と聞き方について語る〈レコード部〉部長の橋本慎吾さん。

イベント〈レコード部のレコードショップ〉でのひとコマ。レコードの選び方と聞き方について語る〈レコード部〉部長の橋本慎吾さん。

〈レコード部のレコードショップ〉と題したイベントでは、
横浜のレコードコミュニティー〈レコード部〉部長の橋本慎吾さんを迎え、
DJイベントやトークイベントを開催。

1周年となる5月14日には、この企画がきっかけで誕生した
レコードバッグが発売されました。

トートバッグ「“WALK AROUND tote ”POCKET PONDO ver.」

トートバッグ「“WALK AROUND tote ”POCKET PONDO ver.」