静岡県島田市〈カネロク松本園〉
カカオやウイスキー樽で燻製された
和紅茶の驚き

パッケージを開封した瞬間、芳しい燻製香が鼻をくすぐる。
それも、微かにではなくしっかりと。
初冬のティータイムにぴったりなスモーキーな香りは、
湯を入れ蒸らしたポットからも、注いだカップからも漂い、
冷めてもなおその薫香を損ねることなく、最後まで余韻を味わえた。

驚くことにこのお茶は“国産の紅茶”、つまり「和紅茶」であり、
そして、数十年使われたウイスキー樽の木片で燻製されているという。
パリの有名紅茶専門店で、
日本産の紅茶で唯一置かれている紅茶と聞けば、
食通でなくとも興味が湧くのではないだろうか。

燻製紅茶〈富士山小種(ふじさんすーちょん)〉。右はボトル入り。

燻製紅茶〈富士山小種(ふじさんすーちょん)〉。右はボトル入り。

この一風変わったお茶をつくったのは、静岡県島田市の茶農家、松本浩毅さんだ。

〈ROKUMOJI〉
酒どころ、新潟で生まれた
サステイナブルなクラフトジン

6種類のボタニカルを使用

新潟の自然をビンの中にぎゅっと閉じ込めた、爽快なクラフトジンが登場した。
名前は〈ROKUMOJI(ろくもじ)〉。
手がけたのは、南魚沼市出身の今成高文さん、駿吾(しかご)さん兄弟。

「キャッチフレーズは“体内森林浴”です」と話すのは、弟の駿吾さん。
体の中からダイナミックな自然を感じられるジンというのが、その所以だ。

今成駿吾さん。この自然豊かな南魚沼で生まれ育った。

今成駿吾さん。この自然豊かな南魚沼で生まれ育った。

酒好きのあいだでは、すっかり市民権を得ているクラフトジン。
そもそもジンとは「ベースとなるニュートラルスピリッツに、
ジェニパーベリーを含むボタニカル(植物成分)を加えて香りづけした蒸留酒」のこと。
ジェニパーベリーを使うことは必須だが、ボタニカルの種類や数に決まりはない。
この自由度を生かし、カモミールやラベンダー、りんごや海藻など、
産地に由来するボタニカルを使ったジンが、世界各地でつくられている。

ROKUMOJIのボタニカルは6種類。
うち新潟産は、佐渡のアテビ(ヒバ)、南魚沼と長岡のクロモジ、
十日町のドライアップル、村上のほうじ茶の4つ。
そこにジェニパーベリーと、これらの香りをとりまとめるハーブ、
アンジェリカルートが加わる。

「口に含むと、まずアテビとクロモジの香りがふわっと広がり、
続いて、森の枯葉や土を連想させるほうじ茶、
最後にりんごの甘い余韻が残るよう設計しています」

佐渡固有のヒバともいわれるアテビ。アテビを守り、育てる活動をしている〈アテビの会〉から取り寄せている。

佐渡固有のヒバともいわれるアテビ。アテビを守り、育てる活動をしている〈アテビの会〉から取り寄せている。

「和製ハーブ」ともいわれるクロモジ。スパイシーな香りが心地いい。

「和製ハーブ」ともいわれるクロモジ。スパイシーな香りが心地いい。

香りの主軸となるのは、アテビとクロモジ。
アテビはヒノキ科の植物で、ヒノキに柑橘をプラスしたような馥郁たる香りを持つ。
クロモジは日本固有の香木として知られ、アロマやお茶などにも利用されている。

リンゴを加えることで、辛口なジンにほんのりやさしいフレーバーが加わる。廃棄される芯を再利用。

リンゴを加えることで、辛口なジンにほんのりやさしいフレーバーが加わる。廃棄される芯を再利用。

ジンに欠かせないジェニパーベリー。爽やかな香りが特徴。

ジンに欠かせないジェニパーベリー。爽やかな香りが特徴。

飲み方はストレートでもロックでも。
駿吾さんのおすすめは、フレッシュライムとソーダで割るジンリッキー。
カクテルにしても森の香りは健在だ。しかもこのジン、飲めば飲むほど
森が美しくなるという、環境にやさしい酒でもある。

今年も決定!
〈カラーミーショップ大賞2020〉
の審査に
コロカル編集部も参加しました

GMOインターネットグループの〈GMOペパボ株式会社〉が運営する、
ネットショップ作成サービス、カラーミーショップ。
選べるデザインと、豊富な拡張機能で、
自由かつ、思い通りのイメージで独自ショップが制作できるとあり、
個人から企業まで、幅広く支持されています。

今年も、カラーミーショップのサービスを活用しているネットショップから、
創意工夫を凝らしている店舗を発掘し、
表彰するコンテスト〈カラーミーショップ大賞2020〉が開催されました。

2020年10月20日にその授賞式が行われ、
全国40000店以上のネットショップの中から、
「大賞(1ショップ)」をはじめ、「優秀賞(10ショップ)」「地域賞(20ショップ)」
「特別賞(9ショップ)」「にっぽん文化奨励賞」「Amazon Pay賞」と、
全部で42の受賞店舗を発表。

例年であれば対面で授賞式が行われていましたが、昨今のコロナ禍の影響もあり、
今回はオンラインにて授賞式が行われました。

大賞ほか、各賞受賞ショップはこちらから。
https://award.shop-pro.jp/2020

コロカル編集部は2018年から、
ネットショップを通じて日本文化を発信する店舗に贈られる
「にっぽん文化奨励賞」の選出を担当しています。
今年も、最終選考に残った13店舗を対象に厳正なる審査を行いました。
その模様をお伝えします。

小豆島の生姜で、
ジンジャーエールをつくってみよう!

自家製ジンジャーエールの楽しみ方

ジンジャーエールってどうやってつくるか知ってますか? 
それこそ私は小豆島に引っ越してくるちょっと前まで、
ジンジャーエールの「ジンジャー」が生姜ってことにさえ気づきませんでした。
気づかなかったというか、ジンジャーエールが何でできているのか気にもならず、
ただ少し辛めのおいしい炭酸ドリンクとして飲んでました。

普段何気なく飲んでるジンジャーエール。実は生姜の飲みもの。

普段何気なく飲んでるジンジャーエール。実は生姜の飲みもの。

実はジンジャーシロップをつくりたくて生姜の栽培を始めました。

実はジンジャーシロップをつくりたくて生姜の栽培を始めました。

いつの頃からか、自分たちが口にするものがどうやってできているのか、
どんな素材を使っているのか気になるようになり、
できるものは自分でつくってみるように。
いまはなんでもかんでも完成品が売られているので、
あまり気にせずそういうものとして食べている。

でも考えてみたら、はじめからジンジャーエールっていう液体が
世の中に存在してるわけもなく、カレーだって、お味噌だって、
いくつかの食材を加工してつくりあげたもの。

ひとつひとつの素材を知って、自分の手でつくるのっておもしろいんですよね。
手間と時間はかかるけど、そうやってつくることを楽しめるっていいなと思うんです。

さて、話は戻って「ジンジャーエール」はどうやってつくるか。
ジンジャーエールの主役はジンジャー! そう、生姜です。
生姜、砂糖、スパイス、レモンなどの柑橘果汁、水を合わせて煮て、
ジンジャーエールの素とでもいうようなシロップをつくります。
それを炭酸水で割ればジンジャーエールの完成!

ジンジャーシロップの材料。生姜とレモンとカルダモン、ブラックペッパーなどのスパイス。

ジンジャーシロップの材料。生姜とレモンとカルダモン、ブラックペッパーなどのスパイス。

素材さえそろえれば、つくるのはそんなに難しくないんです。
素材の分量や、使う砂糖やスパイスの種類、生姜の切り方などによって
味が変わってくるので、それがまた自家製ジンジャーエールの楽しみだったりします。

うちでは生姜を細かくカット(フードプロセッサー使用)してシロップをつくってます。

うちでは生姜を細かくカット(フードプロセッサー使用)してシロップをつくってます。

生姜と水、各種スパイスを鍋に入れて煮ます。

生姜と水、各種スパイスを鍋に入れて煮ます。

〈折り紙マスク〉
日本各地の和紙を用いた
ハレの日のマスク

折り紙マスク 各種1200円(税別)サイズ:M / L ご注文は10個から。

特別な日には、マスクだっておしゃれに

特別な日には、マスクだってそれ相応の華やかなものを身につけたい。

そんな方にぴったりなマスクが、この秋、
紙と印刷の無限の可能性を探求するデザインチーム〈Paper Parade〉より発売されました。
名前は〈折り紙マスク〉。

デザインチーム・Paper Parade(ペーパーパレード)より発売された〈折り紙マスク〉

「人々が気持ちよくハレの日を迎えられるように」という願いを込め、
一枚の紙がさまざまな形へ変化する日本古来の文化「折り紙」をモチーフに。
特別な「場」「装い」にぴったりのアイコニックなデザインとなっています。

開くと立体的ですが、畳むとこの通りコンパクトに。

開くと立体的ですが、畳むとこの通りコンパクトに。

折り畳んだ状態は、⼩さな封筒に⼊るほど薄くて軽く、コンパクト。
ゴムの端をつまんで外側に引っ張ると、⽴体的なドーム状に変身します。

折り⽬として広がる幾何学状のラインには、⾦の箔が。
まさにお祝いの席や儀礼・儀式といったシーンにぴったり。
マスクと肌の間に空間ができるため、メイクが崩れにくいのもポイントです。

〈未来コンビニ〉
人口1000人の村、
徳島県那賀町木頭に現れた、
クリエイティブな交流の場

“全ての人が笑顔になれる、奇跡の村を創る”

人口1000人の村、徳島県那賀町木頭地区(旧・木頭町)。

同村には、“全ての人が笑顔になれる、奇跡の村を創る”というミッションのもと、
過疎化と高齢化が進む小さな限界集落ながら、
大自然はもとより、古くから自生していた「木頭ゆず」のブランド化など、
さまざまな事業が展開されています。

そのうちのひとつとして、2020年4月、日用品はもちろん、
カフェやワーキングスペース、木頭の特産物などを揃えた
〈未来コンビニ〉が誕生しました。

〈THISISASWEATER.〉
セーターの可能性を探究。
山形県山辺町発の新ニットブランド 

イノベーティブで持続可能なニットを

この秋、山形が誇る老舗ニットファクトリー〈米富繊維〉から、
「セーターとは何か?(WHAT IS A SWEATER?)」を問い直し、
新たな価値を提案する新ブランド
〈THISISASWEATER.(ディス イズ ア セーター)〉が誕生しました。

米富繊維の本拠地がある山形県山辺町は、
かつて「ニット産業のまち」と呼ばれた場所。
ニット製造業者をはじめ、紡績、染色業者が集結し、
糸から縫製まで一貫生産できる産地として、注目されていました。
しかし時代と共に衰退し、現在はその面影は薄くなりつつあります。

色とりどりのセーターがラックに掛かっている様子

そんな中で、現在も高度なニットの技術開発を精力的に行ってきた米富繊維は、
「持続可能性」に着目した次世代を担う新ニットブランドを考案。
そうして誕生したのがTHISISASWEATER.です。

同ブランドのキーワードは「イノベーション」と「コラボレーション」。
熟練の技術や知識をもとに、地域に現在するリソースを生かしつつ、
新たな価値を編み込んだ本物のセーターづくりに挑戦。

新素材や新技術の積極的な採用や、
異業種の企業や人、ブランドとのコラボレーションなど、
セーターの新たな地平を開拓し、長きにわたり愛される、
普遍的な一枚を産み出したいといいます。

〈NO PROBLEM store〉
規格外品を救う“ノープロブレム”に
賛同する12社が集結

規格外でも、ノープロブレム!

2020年11月15日(日)まで、
東京・表参道の〈PASS THE BATON GALLERY(パスザバトン ギャラリー)〉にて
〈ノープロブレムストア〉を開催中です。

これは、僅かな傷やゆがみなどがある“規格外品”のうち、機能的には問題のないものを
「ノープロブレム」と捉え、定価で販売している
〈ノープロブレムコミッティー〉による展示販売会。
2015年より〈ビジョングラス・ジェイピー〉/〈國府田商店〉が
中心となり展開しているプロジェクトです。
今回は、このプロジェクトの主旨に賛同した12社が集まりました。

「ノープロブレムコミッティ—」による展示販売会の様子

「ノープロブレムコミッティ—」による展示販売会の様子

参加企業は、次の通り。
VISION GLASS JP/國府田商店株式会社、
SIWA:紙和(株式会社大直)、MONPE(株式会社うなぎの寝床)、
tamaki niime(有限会社玉木新雌)、MARUGO(株式会社丸五)、
Awabiware(株式会社あわびウェア)、woodpecker、
hickory03travelers(合同会社アレコレ)、 SEKISAKA(株式会社セキサカ)、Ha', NUPPU(東京西海株式会社)、
aisomo cosomo(株式会社漆琳堂)、山の形

ノープロブレムコミッティ—は、
インドの理化学ガラスメーカー〈ボロシル社〉が製造する
耐熱グラス、ビジョングラスの輸入元、國府田商店の國府田典明さんと
フードデザイナーのモコメシ/小沢朋子さんが
規格外品の行く末に疑問をもったことから始まったプロジェクト。
展示や販売会を通して、つくり手・送り手・買い手が一緒になって
正規品と規格外品の基準のあり方を考え直す機会を生みだしてきました。

VISION GLASS JP/國府田商店株式会社のビジョングラス。

VISION GLASS JP/國府田商店株式会社のビジョングラス。

たとえば、製品にあるひとつの「傷」がなぜ起こるのか? を探ってゆくと、
その産地、素材、製造工程、つくっている環境、人など、
多くの要因があることが分かり、「傷」がその商品をよく知るひとつの入り口となるといいます。

たしかに、職人や工員の手によって丁寧につくられたものが、
小さな傷やゆがみがあるからといって
安く売られたり、処分されてしまったりするのは、もったいない。
また、規格外品には正規品にはない個性があり、
ひとつひとつ手にとって見ると、魅力的なものもあります。
環境のためにも、こうした取り組みが広がっていくといいですね。

〈ぎふコーラ〉
岐阜の薬草文化を受け継ぐ
クラフトコーラが誕生!

ポルトガルから伝来した岐阜の薬草文化

現在、岐阜県出身の若者3人組が
文化継承を目的に製造した、クラフトコーラ〈ぎふコーラ〉の
クラウドファウンディングが行われています。

岐阜県揖斐川町(旧春日村)は300年前、
ポルトガル宣教師の教えにより、
織田信長が伊吹山に薬草園を開拓した地。
当時は約280種類もの薬草があったと言われています。

そこから、この土地では薬草を煎じて飲むことで
自分たちの健康を守る文化が根づきました。
これは「百草茶」といい、雑味もなく飲みやすいんだとか。

伝統を受け継ぐ、文化のコーラ。

しかし、この伝統も高齢化・過疎化で、
継承する人が減少しつつあるのだといいます。

この文化を少しでも後世に残そうと始まったのが
〈ぎふコーラ〉のプロジェクトです。

〈OKOLIFE〉
季節のかおりが楽しめる
お香のサブスク

毎月変わる洗練されたパッケージにも注目

京都より約200年の系譜を持つお香の専門店・麻布〈香雅堂〉。
同社から、ユニークなお香のサブスクが展開されています。

その名も〈OKOLIFE(オコウライフ)〉。
なんと、毎月香雅堂オリジナルのお香が10本ほど届くんです。

この通り、洗練されたパッケージも魅力的。
このパッケージは、アジアで唯一のパッケージデザイン賞である
Topawards Asiaも受賞したそう。

この通り、プロダクトひとつひとつが洗練されています。

この通り、プロダクトひとつひとつが洗練されています。

初回は、お香を焚くのに必要な香立やライターなどがすべてセットに。
届いてすぐにお香を楽しむことが可能です。

同封されるリーフレットには、
香道の世界や様々なカルチャーについて綴られており、
1500年のお香の歴史も勉強できます。

また、定期便を続けると、
外出先でお香を焚けるセットやオリジナルの香り袋など、
お香をより深く楽しめる特典もプランによって備わっています。
詳しくは以下をチェックを。

〈PASS THE BATON MARKET─
デッドストック陶器市 九州編─〉
有田や波佐見など、
25,000点以上が揃う陶器市

九州の窯元が一堂に会する3週間

2020年11月2日(月)〜11月23日(月)、
〈PASS THE BATON MARKET─デッドストック陶器市 九州編─〉が開催されます。

セレクトリサイクルショップ〈PASS THE BATON〉が主催する
PASS THE BATON MARKET。
第3弾となる今回はオンラインでの開催となり、九州肥前地区の商社や窯元、17社が参加。
有田や波佐見、唐津、伊万里などの窯元によってつくられた
デッドストックや規格外品、25,000点以上が揃います。

見どころは、1980年代後半から1990年代にかけてつくられた
有田焼、波佐見焼、唐津焼、伊万里焼のラインナップ。

波佐見焼き

波佐見焼き

唐津焼き

唐津焼き

有田焼き

有田焼き

以下をはじめとする、130の窯元の作品が揃います。
藍染窯、一真窯、雲仙窯、光玉陶苑、幸祥窯、康創窯、
工房紫明、幸楽窯、洸琳窯、三喜工房、重山陶器、翔芳窯、
昭峯窯、親和伯父山窯、親和貞陸、泰山、高山陶器、陶房青、
徳幸窯、富右ェ門窯、西山、崋山窯、林九郎窯、
福峰窯、文山窯、文三窯、与山窯、利左エ門窯

さらに「一点もの市」には、“ここにしかない”一点ものが勢揃い。
高度な職人技の光る一品から「なんのためにつくられたんだろう?」と
想像が膨らむユニークなものなどが並びます。

小皿や鉢、カップアンドソーサーなど、ユニークな形や柄の一点ものの陶器

また、神山隆二さん、村上周さんによるアーカイブ作品も。
アーティストならではの大胆な意匠に注目です。

アーティストの神山隆二さん、村上周さんによるアーカイブ作品

尾道のチョコレート工場
〈USHIO CHOCOLATL〉と
小豆島の農家〈HOMEMAKERS〉が
つくった〈生姜チョコレート〉

尾道の人気チョコレート屋さんと2年がかりで商品化

気づけばすっかり秋。
晴れてる日の日中は畑作業をしていると暑くて
Tシャツで作業がちょうどいいくらいですが、さすがに朝晩は寒い。
急いでフリースとかセーターとかを引っ張り出して着てます。

生い茂った生姜の葉っぱ。この茎の下で生姜が育ってます。

生い茂った生姜の葉っぱ。この茎の下で生姜が育ってます。

霜が降りるほど寒くなると生姜が傷んでしまうので、それまでにすべて収穫します。

霜が降りるほど寒くなると生姜が傷んでしまうので、それまでにすべて収穫します。

そう! そして今年も生姜の季節です。
生姜の栽培は春から始まります。

まずは親生姜を植えます。
親生姜といっても何か特別な生姜なわけではなくて、普通の生姜。
スーパーで売っているような小さな生姜のかけらではなくて、
150グラムくらいの少し大きな塊の生姜を親生姜として土の中に植えると、
そこから芽が出てきます。その芽自体が土の中で大きく育ち生姜になり、
その生姜からも芽が出て、次々と増えていきます。

半年経ってようやく収穫! 10月に入ってから「新生姜」として出荷しています。
11月後半になると畑に霜が降り始めるのですが、それまでにはすべて収穫しないと! 
まだ大半が土の中にあるのでちょっとドキドキしています。

今年の4月、生姜の植えつけ。親生姜を並べていきます。

今年の4月、生姜の植えつけ。親生姜を並べていきます。

ひとつの親生姜からこんなにもたくさん生姜が採れることも!

ひとつの親生姜からこんなにもたくさん生姜が採れることも!

そしてなんと、今年はこの生姜シーズンのタイミングに合わせて
〈生姜チョコレート〉ができあがりました! 
チョコレートをつくってくれたのは、広島県尾道市にあるチョコレート工場
〈USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)〉です。

〈USHIO CHOCOLATL〉と一緒につくった〈生姜チョコレート〉。

〈USHIO CHOCOLATL〉と一緒につくった〈生姜チョコレート〉(1080円・税込)。

尾道にあるチョコレート工場&販売&カフェ。スタッフのみなさんと。

尾道にあるチョコレート工場&販売&カフェ。スタッフのみなさんと。

〈トラフ建築設計事務所〉と
〈山形緞通〉による
日常に溶け込む無地のカーペット〈MANYO〉

「万葉集」から引用した歌と色

素足の生活様式に合わせたじゅうたんを研究し、
日本で唯一、糸づくりから染め、織り、アフターケアまで、職人が一貫して手掛ける
山形県山辺町の老舗じゅうたんメーカー〈オリエンタルカーペット〉。

同社の個人向けオリジナルブランド〈山形緞通〉より、
〈トラフ建築設計事務所〉と共同開発した〈MANYO(マンヨウ)〉という
新コレクションが、2020年10月27日より発売となります。

同コレクションは、
日本古来より根づく、無地の美しさをじゅうたんで表現。

色合いは全12色。Sサイズ(140×200cm)270200円、Mサイズ(200×200cm)386000円、Lサイズ(250×200cm)482500円(税別)。

色合いは全12色。Sサイズ(140×200cm)270,200円、Mサイズ(200×200cm)386,000円、Lサイズ(250×200cm)482,500円(税別)。

MASHIRO(ましろ)、FUJI(ふじ)、MOMICHI(もみち)、
SHIROKANE(しろかね)、AJISAI(あじさい)、YAMAAI(やまあい)、
HANEZU(はねず)、AKANE(あかね)、KURI(くり)、
KAKITSUBATA(かきつばた)、MURASAKI(むらさき)、YORU(よる)

全12色となる色合いは、上記の通り、日本古来の呼び名を採用。
日本最古の歌集「万葉集」で詠まれた伝統色に着想を得て、
十二の歌と色を抽出しています。

生地には、ウール素材を絹(シルク)のような
光沢糸に変化させるオリエンタルカーペットの
新技術「糸マーセライズ加工」を施し、
より奥行きのある色合いと上質な触り心地を実現。

サイズは140×200センチメートルのSサイズからあり、
ほかにも楕円形や円形など、
希望の形やサイズにあわせたオーダーメイドも可能とのこと。

販売は、山形緞通オンラインショップ、
IDC大塚家具、匠大塚などで行われる予定です。

〈MITSUROU WRAP〉 岩手発、自然由来の材料から生まれた 何度でも使えるラップ

岩手県一関市〈京屋染物店〉の新ライン〈en・nichi〉から発売

プラスチック製の袋は使わないようにしているけど、
ラップを使うのはやめられない……と思うことはありませんか?

今日はそんな方へ、自然由来の材料でできた
〈en・nichi〉の「MITSUROU WRAP(ミツロウラップ)」をご紹介します。

こちらは、ミツバチの巣から採れる「蜜蝋」を使ったラップ。

〈en・nichi〉MITSUROU WRAP 2750円(税込)

〈en・nichi〉MITSUROU WRAP 2750円(税込)

オーガニックコットン生地を染め上げ、天然の蜜蝋・樹脂・オイルを染み込ませています。
洗って何度でも使え、使用後は土に還るので、
有害物質を排出しないというのもうれしい。

使い方は普通のラップと同じように、包んで端をおさえるだけ。

レタスが盛られたザルをミツロウラップで覆う様子

レタスが盛られたザルをミツロウラップで覆う様子

手の温度によって蜜蝋が柔らかくなり、どんな形にもフィット。
蜜蝋には抗菌・保湿効果があるので、衛生面も安心です。
また、適度な通気性があるので、食品を自然な状態で保存できるのだそう。

飲みかけの飲みものに蓋をしたり、
パンやおにぎり、野菜を包んだりと、いろんな使い方ができます。

ミツロウラップで蓋をしたカップとその後ろにある木皿に盛られたスコーン

ミツロウラップで3個のスコーンを包もうとしている様子

en・nichiは、岩手県一関市に100年続く〈京屋染物店〉の新ライン。
染め物屋から始まった会社だから、MITSUROU WRAPも
職人さんが一枚一枚丁寧に染色しています。

〈京屋染物店〉

〈京屋染物店〉

同社の工場は、染色プロセスにおいて、
世界的な繊維製品の安全証明「エコテックス ® スタンダード 100」の
ベビー用品にも使用できる最も厳しい「製品クラス」の認証を取得。
精錬の工程で蛍光剤を使わない「無蛍光晒」にもこだわっています。

生地はGOTS認証を取得したオーガニックコットン手拭生地を使用。
生地になるまでのプロセスに課される厳しい審査基準をクリアしています。

生地に染み込ませている素材は、岩手県内の養蜂場から取り寄せた上質な蜜蝋と
食品にも使われる樹脂、オーガニックホホバオイル。
徹底して安全なものにこだわっています。

〈MACHITOKI(マチトキ)〉 何気ない“日々の時間”を大切にする 擬洋風建築の郵便局を利用したカフェ

お客さんの声からカフェをオープン

JR信越本線、加茂駅から車で15分ほど。
加茂市の七谷(ななたに)と呼ばれるのどかな里山に、1軒のカフェがあります。
名前は〈MACHITOKI〉。オーナーは渡辺幸治さん、サヨさんご夫婦。
2012年に横浜から幸治さんの故郷であるこの地にやってきました。

オーナーの渡辺幸治さんサヨさんご夫婦。サヨさんは北海道の出身。

オーナーの渡辺幸治さんサヨさんご夫婦。サヨさんは北海道の出身。

カフェの建物は昭和10年に建てられた擬洋風建築の旧七谷郵便局。
現在は市の有形文化財に指定されています。

実は幸治さんはプロダクトデザイナーの顔も持ち、
当初ここは幸治さんがデザインしたアイテムを展示する
ショールームとしてオープンしたそうです。次第にお客さんから
「居心地がいいので、もっとゆっくりしていきたい」と言われるようになり、
その声に応えるかたちで2015年、カフェを開くことに。

「僕たちは日々の時間を豊かにするお手伝いがしたいという想いで、
2010年にデザイン&Webショップ、MACHITOKIを立ち上げ、
横浜を拠点にポーランド陶器の小売り販売をしていました。
MACHITOKI(街時)の“街”は“暮らしのある場所”で、“時”は“過ごす”という意味です。
カフェは初めての挑戦でしたが、基本的な考え方は同じ。
このすてきな建物を多くの方に見ていただきたいですし、
カフェを通じて、いい時間を提供できればと思っています」

「ハイカラ建築」とも呼ばれるこの建物は、
ヨーロッパの家を彷彿とさせるマンサード屋根が目を引きます。
茶色い外壁とコントラストをなす白いラインも愛らしくて印象的。
さらに正面玄関の彫刻欄間には「〒」印があしらわれ、
凝ったつくりであることがうかがえます。

この建物は幸治さんが偶然見つけたそう。市の指定有形文化財ということもあり、借りられるとは思わなかったそうですが、大家さんの厚意もあって使わせてもらえることに。

この建物は幸治さんが偶然見つけたそう。市の指定有形文化財ということもあり、借りられるとは思わなかったそうですが、大家さんの厚意もあって使わせてもらえることに。

店内はなるべく手を加えず、そのままの雰囲気を残したというおふたり。

「リノベーションしてしまうと、せっかくの味わいが損なわれてしまう気がして。
朽ちている部分だけ修理しました。大家さんがていねいに管理されてきたので、
85年経ったいまでも美しい状態が保たれているんです」

カフェ2階のテーブルは事務所の机をそのまま利用した味わいのある雰囲気。

カフェ2階のテーブルは事務所の机をそのまま利用した味わいのある雰囲気。

建物と調和している什器は廃校になった小学校からもらってきたそう。

建物と調和している什器は廃校になった小学校からもらってきたそう。

昔ながらの造形美が残るカフェは瞬く間に注目を集め、地域の人たちの憩いの場に。
そしてカフェを通じてたくさんのすてきな出会いに恵まれたというおふたりは、
この場所を拠点に地元の人たちと一緒にさまざまな“楽しい時間”をつくっています。

カフェ2階の入り口には「交換室」の文字。当時のままの扉が残されています。

カフェ2階の入り口には「交換室」の文字。当時のままの扉が残されています。

たとえば、新潟で活躍するクリエイターの展示会を開いたり、
地元ベーカリーの天然酵母パンを店頭で販売したり。
またこの夏は近所の保育園と共同で小さなイベントを開催。

「お子さんを保育園に預け、お母さんたちに
カフェでのんびりしてもらおうというものです。
午前中の1時間半という短い時間でしたが、
コロナ禍で沈んだ心を少しでもリフレッシュしてもらえればと企画しました」

〈Waraji Sandals〉
神戸発の疲れ知らずな
健康サンダル

わらじを現代的にリデザイン

履いて歩くと身体を正しく整えてくれる。
そんな画期的なサンダルが、この秋発売となりました。
名前は〈Waraji Sandals〉。

見た目の通り、わらじをモチーフにしています。
もともとわらじは5本の足指を使って歩くため、
筋力・神経伝達トレーニングや脳の活性化にも繋がる、
日本の歩行文化の代表的な履き物。

そんなわらじの持ち味に、
新素材や職人の技を合わせたのがこのサンダルです。

ビーチサンダルの次の一手に

手がけたのは神戸・長田で70年以上の歴史を持つ、
国産シューズのアウトソール・インソールの素材メーカー〈株式会社富士高圧〉。

長田はゴム(ラバー)靴の一大産地で日本最大の履物産業地域、
そしてあのビーチサンダルが生まれた地。
〈富士高圧〉はその歴史に新たな1ページを刻むべく、
〈Waraji Sandals〉を開発しました。

〈KOTO-PORT〉
池袋〈IKE・SUNPARK〉に
グルメな屋外エリアが誕生!

ピクニックをするように楽しむ、新しい外食スタイル

2020年9月1日、東京・東池袋にある公園〈イケ・サンパーク〉に
小型店舗が集まる屋外エリア〈コト・ポート(KOTO-PORT)〉がオープンしました。
ここは、三密を避けてグルメを楽しめるスポット。

〈KOTO-PORT〉株式会社日比谷アメニス、メディアサーフコミュニケーションズ株式会社が運営。

〈KOTO-PORT〉株式会社日比谷アメニス、メディアサーフコミュニケーションズ株式会社が運営。

今夏開園したばかりのイケ・サンパークに、
〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉〈プラマーナ・スパイス〉
〈あわてらす〉〈カフェ バンブー〉の4店舗がオープンしました。

気になるポイントは、お酒が好きな方にうれしいメニューが揃っていること。
学芸大学で人気の〈HIGUMA Doughnuts〉は、
京都・河原町にあるフレッシュフルーツのサワー専門店、〈SOUR〉と共同出店。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉

北海道産の食材にこだわった手づくりドーナッツと、
全国の契約農家から仕入れたフルーツを使ったサワーを提供します。
フルーツそのものを豪快に使用したサワーは、
まるでフルーツを食べているかのような満足感なのだとか。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉北海道出身の〈HIGUMA Doughnuts〉オーナーが週末限定のハンバーガーやジンギスカンなどの食事メニューも準備中。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉北海道出身の〈HIGUMA Doughnuts〉オーナーが週末限定のハンバーガーやジンギスカンなどの食事メニューも準備中。

〈あわてらす〉は、東池袋の日本酒が楽しめる名店
〈稲水器あまてらす〉オーナー、古賀哲郎さんによる新業態。
「公園でもライトに楽しめる日本酒」をテーマにした
スパークリングと揚げ物のペアリングを楽しめます。

〈あわてらす〉

〈あわてらす〉

〈あわてらす〉今後は全国の蔵元生産者とのつながりを生かし、あわてらす限定の日本酒スパークリングも開発予定。

〈あわてらす〉今後は全国の蔵元生産者とのつながりを生かし、あわてらす限定の日本酒スパークリングも開発予定。

〈IWA〉
富山県立山町から
日本酒の新ブランドが誕生。
津田直さんとコラボレーション

津田直さんが富山で見出した“水の旅”とは

世界有数の深雪地であり、立山連峰を水源とする
清らかな水に恵まれた、富山県立山町白岩。
この地に、日本酒の新たなブランド〈IWA〉が誕生しました。

このお酒がこれまでになく新しい理由は、
フランスのシャンパーニュ地方の中心に生まれ、
28年にわたり〈ドン ペリニヨン〉を率いた
リシャール・ジョフロワさんが手がけていること。

リシャール・ジョフロワさん。

リシャール・ジョフロワさん。

最初のリリースとなる日本酒〈IWA 5〉は伝統的な技法で醸されながらも、
日本酒にとって画期的な手法であるブレンド技術を用いて完成したといいます。

同ブランドでは様々なクリエイターとコラボレーションを行っており、
ボトルのプロダクトデザインはマーク・ニューソンさん、
ラベルのアートディレクションは中島英樹さん、
題字は書道家の木下真理子さん、
酒蔵の設計は建築家の隈研吾さんが手がけています。

「IWA 5」Photo:JONAS MARGUET

〈IWA 5〉Photo:JONAS MARGUET

今回ご紹介するのは、写真家・津田直さんとのプロジェクト。
2019年冬から2020年秋まで、およそ1年かけて
IWAが生まれた舞台を撮影するもので、
公式サイトにて、順次シリーズを公開していきます。

津田さんは、IWAのコラボレーターのひとり、
〈桝田酒造店〉当主・桝田隆一郎さんを訪ねた際に、
あるテーマを見出したといいます。

「今回のお話を頂いてから富山にある桝田さんの酒蔵を訪れ、
日本酒がどのように生まれるか——米を磨き、
研ぎ、浸し、蒸し、麹を加えて発酵させ、搾り、
ようやく一滴のお酒が落ちるまでの過程を見せていただきました。
そのときに、なんと長い旅を経てお酒が生まれるんだ、という印象を受けたんですね。
また、立山町は山と海のつながりが見て取れる場所にあり、
3000メートル級の山から一気に山肌が下り、
水深1000メートルの富山湾の海へと入っていくんです。
山頂から海底迄は、4000メートルもの高低差があります」

靄がかった山中の風景

「その地形について調べていたときに、雪解け水が山から富山湾へそそぐ過程と
日本酒が生まれるまでの過程が僕の中で重なり、"水の旅"のようなものを想像し始めました。
そこでリシャールさんに、1年を通じて富山のランドスケープを撮影し、
水を巡る旅を追ってみてはどうですか、とご提案しました」

それからミーティングを重ね、パリで合流した際には
意気投合したという津田さんとリシャールさん。
かくして2019年冬より、撮影プロジェクトがスタートしました。

都内30のセレクトショップに
日本各地の伝統工芸が登場。
〈JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK〉

今年で7回を迎える人気イベント

現在、東京都内の約30ものライフスタイルショップでは、
〈JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK〉と題し、
日本各地の伝統工芸に出合えるイベントが開催中。

今年で7回目を迎える同イベント。
それぞれのショップが、
独自の見立てで選んだ伝統工芸品とコラボレーションし、
その魅力を発信します。

メイン会場となる〈伝統工芸 青山スクエア〉では、
全店舗の商品がラインナップ。

会期中は、日本各地の工芸品が当たるプレゼント企画や、
各ショップでは産地のものづくり体験、
工芸品の使い方を紹介するワークショップも行われます。

ぜひこの機会に、
日本各地で花咲いた豊かな伝統工芸の魅力に触れてみてください。

〈MUJIcom ホテルメトロポリタン
鎌倉〉永尾亮店長が考える、
ブランドが地域に果たすこれからの役割

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

今年4月、まちの中心を通る若宮大路沿いに開業した〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉。その1階に、鎌倉中心部には初の出店となる〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉がオープンした。

今年4月、まちの中心を通る若宮大路沿いに開業した〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉。その1階に、鎌倉中心部には初の出店となる〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉がオープンした。

鎌倉中心部初出店となる〈無印良品〉

新型コロナウイルスの感染拡大によって、鎌倉のまちは一変した。
緊急事態宣言に基づく外出自粛要請によって、まちなかから観光客の姿は消え、
鎌倉の観光地としての顔は影を潜めた。

こうしたさなか、地域最大規模のホテルとして、
オリンピックイヤーに満を持して開業するはずだった〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉は
予想外のスタートを切ることになり、鎌倉中心部への初出店として、
同ホテル1階に入った〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉もまた、
不安と緊張を抱えたまま、4月24日のオープンを迎えることになった。

開店にあたり、住民たちとのワークショップなどを事前に重ねたMUJIcomでは、
「地域のリビング」をコンセプトに鎌倉の暮らしに必要な日用品を取り揃えるとともに、
地域のプレイヤーたちと連携して開催する期間限定マーケット
「つながる市」を行うオープンスペースや、
住民らが持ち寄った鎌倉関連のガイドブックのレンタルコーナー、
オススメの飲食店などをマッピングした市内の地図など、
ローカルの魅力を発信するスペースが大きくとられている。

併設するCafé&Meal MUJIにおいても、同店初の試みとなる
地域の食材を使ったオリジナルメニューが豊富に揃う。

MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の店内。エントランス付近のスペースには移動可能な什器が用いられており、今後は地域の人たちによるイベントやポップアップショップなどの開催も見据えているという。

MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の店内。エントランス付近のスペースには移動可能な什器が用いられており、今後は地域の人たちによるイベントやポップアップショップなどの開催も見据えているという。

同店を展開する〈良品計画〉が近年掲げているキーワード
「土着化」を地で行くようなこの鎌倉店において、
現場でのさまざまな取り組みを推進しているのが、
今回の主人公となるMUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の永尾亮店長だ。
自ら志願してこの店で働くことを選んだ永尾さんは、店長着任を機に鎌倉に移住し、
地域の住民や生産者らとつながりながら、鎌倉ならではの店舗づくりに奔走している。

コロナ禍によって地域におけるさまざまな価値観が大きく変わりつつあるなか、
これからの企業やブランドが地域に果たすべき役割はどうなっていくのか。
地元住民や観光客で賑わいを見せるMUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉に、
永尾店長を訪ねた。

〈Waphyto(ワフィト)〉 愛知県東三河の恵みを受けた 日本初の、 植物バイオメソドロジーブランド

人生100年時代にふさわしい一生もののケアを

愛知県東三河地方。
日本最長の断層帯、中央構造線の上に位置するため
エネルギーに満ち溢れ、四季折々の豊かな自然に恵まれた地として知られます。

この秋、そんな東三河地方の恩恵を受けた、
日本初の植物バイオメソドロジー(バイオ植物療法)ブランドが誕生しました。
その名も〈Waphyto(ワフィト)〉。

森田敦子氏

森田敦子氏。フィトテラピーが日本に根付く20年以上も前に、パリ13大学医薬学部で植物療法を学び、日本での普及に尽力する第一人者。帰国後は植物バイオ研究に関わり、数々の賞を受賞。また、AMPPフランス植物療法普及医学協会認定校「ルボア フィトテラピースクール」の設立やサロン運営に着手するなど、植物療法の普及に努める傍ら、人生100年時代を見据え、出産や介護の現場を通じて女性の健康をトータルにサポートする可能性を探求。

手掛けたのは、植物療法の第一人者である森田敦子氏。
22年もの間、日本の薬草を研究に取り組み、
植物療法の普及に尽力してきた人物です。

花と葉 葉にふれる人の手

森田氏の集大成となる〈Waphyto〉の、
一番のキーワードは「植物バイオメソドロジー」。

これは、フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学、
そしてバイオテクノロジーを融合させた植物バイオ療法のこと。
この革新的なアプローチのもと、東三河地方で無農薬栽培された
桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナの効果効能を科学的に分析。

そうして出来上がったのが、香りにもこだわった、
スキンケアをはじめ、ヘア、ボディ、デリケートゾーン用のケアシリーズ。
歳を重ねるごとに現れるトラブルに対応した、
人生100年時代を併走してくれる、充実のラインナップです。

〈石徹白洋品店〉 岐阜県・石徹白発、 農作業着から生まれた日常着

伝統衣と出会って始まったものづくり

岐阜県郡上市の山の奥に、縄文時代から続く、
石徹白(いとしろ)という集落があります。
今回ご紹介するのは、その小さな集落にある〈石徹白洋品店(いとしろようひんてん)〉。
この地に受け継がれてきた伝統衣をベースに、
染め材などの原料を育てるところから洋服づくりに取り組んでいます。

山の中に立つ女性

岐阜県と福井県との県境に位置する石徹白。昭和30年頃までは、険しい峠道を歩いて越え、ようやくたどり着ける“秘境”のような場所だったのだそう。

岐阜県と福井県との県境に位置する石徹白。昭和30年頃までは、険しい峠道を歩いて越え、ようやくたどり着ける“秘境”のような場所だったのだそう。

〈石徹白洋品店〉

〈石徹白洋品店〉

店主の平野馨生里(かおり)さんがお店を開いたのは、2012年のこと。
きっかけは、石徹白に伝わる農作業着「たつけ」との出会いでした。

石徹白で作られてきた、昔ながらの「たつけ」

石徹白で作られてきた、昔ながらの「たつけ」

平野さんは地元のおばあちゃんたちから「たつけ」のつくり方を教わり、
すべて直線裁断で一切布が無駄にならないことに驚いたといいます。
さらに履いてみると、足もとはスリムで、
ウエスト周りがたっぷりとしているため、とても動きやすい。

また、伝統衣が生まれた背景や、
受け継がれてきた知恵に感銘を受けた平野さん。
石徹白に伝わる民衣を学び、現代的な創造性を加えて
次の世代に伝えていきたいと、洋品店を始めました。

こちらは、初期の頃からの定番商品〈[たつけ]コットン/藍染ダーク〉。

「[たつけ]コットン/藍染ダーク」

〈[たつけ]コットン/藍染ダーク〉

石徹白でよくつくられていた藍染のたつけに近づけつつ、
使いやすさを追求した一枚です。
濃紺のたつけは合わせやすく、男女ともに人気があるのだとか。

石徹白に伝わる衣は「たつけ」だけではありません。
ワイドパンツのような「はかま」、
たつけより少しゆとりがある「かるさん」、
「越前シャツ」「さっくり」などがあり、
それぞれ復刻し、現代的にアレンジしたデザインを手がけています。

子供用のたつけ

子ども用のたつけ

春や秋におすすめなのは、長袖の越前シャツや、越前ワンピース。
かつて福井県だった石徹白には「越前の国」の名残が見られます。

「越前シャツ」

「越前シャツ」

こちらは新作の〈越前チュニック〉。
みかんの皮で染め上げた淡いイエローが何とも優しい印象です。

「越前チュニック」

〈越前チュニック〉

〈チャプター〉 日本茶を日常的に嗜む ニュースタンダードな湯飲み

〈チャプター〉のクレイベージュ。心地よい穏やかな色合いが好感です。

日常のもっと「いいひと区切り」をこの湯飲みから

なかなかアクティブな外出が難しく、気分の晴れない毎日が続きます。
みなさんそれぞれが工夫を凝らした日々を送ってらっしゃるかと思いますが、
そのひとつとして、身の回りのプロダクトを一新してみるのはいかがでしょう?

「日常に、小休止を。」をテーマに掲げる
日本茶ブランド〈美濃加茂茶舗〉から発売される湯呑み〈チャプター〉。
日本茶を飲む行為が、日々の営みに「いいひと区切り」をもたらす
新たな習慣となることを願った、リモートワーク時代のニュータイプな湯飲みです。

お茶を飲む時はこのようなスタイルで。

お茶を飲む時はこのようなスタイルで。

「ひとりデスクで煎茶を飲む」。その行為に最適なプロダクトにすべく、
創業100年以上の老舗、岐阜県多治見市にある〈丸朝製陶所〉と、
クリエイティブユニット〈TENT〉とともに考案しました。

繭のようなコロンとスマートな容器は、
上の蓋をひっくり返すと、そのまま茶葉のティーパック置きに。
湯飲みの内側を見ると、湯の適量を示す線が入っており、
いつでもおいしいお茶が飲める仕様となっています。
そして使わない時は蓋をしてコンパクトに収納が可能。

また、丸朝製陶所が誇る高温処理製法「多治見締め」により、
素地なのに汚れに強く、頑丈で100年も使うことができます。

〈百花-HYAKKA-〉 「金魚真珠」を使った サステナブルな真珠ジュエリー

福をもたらす唯一無二の真珠

世界で初めて真珠の養殖に成功し、
現在も最高峰の真珠の産地として名高い伊勢志摩。

この場所で「金魚真珠」という名の
“しっぽ”つきの真珠を使ったジュエリー
〈百花-HYAKKA-〉が誕生しました。

近年、真珠を生み出すアコヤ貝の大量死や
養殖事業者の高齢化、後継者不足などにより、
年々真珠の生産量が減少しつつある伊勢志摩。

ひと粒が宝石になるまでに、約3年という決して短くない年月を要する真珠の養殖は、
貝を開けど、美しい“真円”状の真珠となっているのは2割ほど。
歪な形の真珠は規格外として、流通に乗ることがほとんどありませんでした。

そんな規格外とされていた真円ではない“しっぽ”付きの真珠を
伊勢志摩のパールジュエリーブランド〈SEVEN THREE.〉が、
このたび「金魚真珠」として商標登録。

SDGsの目標12 つくる責任つかう責任「持続可能な生産消費形態を確保する」
目標14 海の豊かさを守ろう「海洋資源を持続可能な形で利用」を体現し、
〈百花-HYAKKA-〉という名の新たなジュエリーを発表しています。