連載
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
季節は初夏を迎えています。
日に日に蒸し暑さを感じるようになり、畑作業も汗をかく日が増えました。
畑では、ズッキーニに続き、トマト、トウモロコシと夏の野菜が続々と登場!
新型コロナウイルスの影響で、イベントや行事がことごとく中止になり、
季節を楽しむことが難しいなかで、野菜はいつもと変わらず季節を感じさせてくれます。
もうすぐ収穫のトウモロコシ! 夏だ〜。
今年も豊作のコリンキー(生で食べられるかぼちゃ)。この鮮やかな黄色が夏を感じさせてくれる。
緊急事態宣言が解除されてどうなっていくのかなぁと様子を見ていましたが、
やっぱりそんなすぐに状態は変わらない。
とくに離島である小豆島まで遊びに来る人は急に増えるわけもなく、
宿泊施設も6月いっぱい休業のところも多いようです
(小豆島の宿泊施設や飲食店などの営業情報は、
小豆島観光協会のWebサイトをご覧ください)。
島でカフェやレストランなど飲食店を営む友人たちも
「まだまだお客さん少ないよー」とよく言っています。
島の飲食店のお客さんには、地元の人(島の人)と島の外からの人がいます。
その割合はお店によってさまざまですが、島の外からのお客さんがほぼいない状態では、
いままでと同じやり方だけだと厳しいかもしれません。
みんなそれを感じながら、テイクアウトできるようにしたり、
メニュー内容を変更したり、新たな商品をつくったり、がんばっています。
島の中においしいごはんを食べられる居心地のいい場があるって
とても大切だと思うので、なんとかそういう場があり続けてほしいなと、
島民のひとりとして思うわけです。
そんななかで、私たち〈HOMEMAKERS〉が企画したのが
「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」をつくって
オンラインストアで販売すること。
「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」は、私たちが普段から食べていて、
おいしい! と思う小豆島の食材の詰め合わせです。
4月末にオンラインストアのリニューアルと同じタイミングで販売スタートし、
友人や知人、ご縁のある方、それからいつもHOMEAKERSを応援してくださる方々が
注文してくれました。本当にありがたいです。
春の小豆島の写真とともに、小豆島のおいしい食材をお届け。
小豆島&豊島(てしま)で島の人たちので手でつくられてる食材たち。
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このセットをお届けするときに、私たちはそのときの思いをつづった手紙を
一緒に入れました。以下はその中の一部です。
HOMEMAKERSは何ができるだろう?って考えていました。
僕たちHOMEMAKERSはファーマーであり、
ファーマーの役割はおいしい野菜を育てて、食べてもらうことです。
普段から、育てた野菜は友人や身近な人たちに直接渡したり、発送したりしていますが、
食材を買いに行きづらい環境の中で、毎日家族の食事をつくらないといけない今ほど、
個人や家族が直接ファーマーとのつながりを求めている時代はないのかもしれません。
僕たちは今こそ、お客さまであるみなさんのために、
できる限りの愛情と熱意をもって野菜を育てて届ける時代だと思っています。
そして、小豆島の生産者もまた、僕たちと同じ思いで食材をつくっています。
僕たちの育てた野菜と小豆島のおいしい食材や調味料があったら、
ごはんはもっとおいしい、楽しくなるでしょう。
ごはんをつくるのが楽しくなるはずだし、おいしいごはんがある食卓には
笑顔があふれ、きっと明日を元気に生きるエネルギーがうまれる!
そんな思いを込めて、この「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」を
ご用意しました。
私たちが大切にしたいのは、みんなで囲むおいしい食卓(いまは集まって食べるのに気を使わないといけないのが悲しい)。
いわゆる小豆島の特産品セットとかではなくて、
私たちがいつもおいしく食べている小豆島の食材、
友人や知人がこだわってつくっている食材たちを集めました。
小豆島って醤油にそうめんにオリーブオイル、塩、柑橘、コーヒー豆、海苔、ごま……
と本当に食材豊かな島なんですよね。
夏はそうめんを食べたくなります。
小さな工場で家族でつくっているそうめん。
この売り上げや買ってくれた人たちの思いが、
島のつくり手たちがこれからも島で活動を続けていくことにつながればいいなと。
そして、いつか島でみなさまと私たちつくり手が会えることを願って。
小豆島で育ったオリーブのオイル。収穫してすぐに絞られたオリーブオイルはやっぱりおいしい。
ひと粒ひと粒、手で収穫されるオリーブ。これも島の風景。
まだしばらくこの状況が続きそうです。
「Love Shodoshima おいしい小豆島セット」は
HOMEMAKERSオンラインストアで現在も販売しています。
ぜひ応援してくださるとうれしいです。
小豆島で会える日を楽しみにしてます。
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