長崎県の波佐見町にある陶磁器メーカー〈株式会社 中善〉。
2020年に中善が立ち上げたオリジナルブランド
〈zen to〉では、これまで著名人やデザイナーらとともに
機能的でユニークなプロダクトをリリースしてきました。
第4弾となる今回のテーマは「酒器」!
酒好きにはたまらない、
お酒をこの上なくおいしくいただける3種の盃が登場です。

今回、酒器の監修を務めたのは
居酒屋探訪家として知られる太田和彦さん。
日本各地の居酒屋を訪ね、
酒にまつわる多数の著書を上梓している太田さんが、
酒を「きれいに飲む」ための盃を手掛けました。

太田和彦(おおた・かずひこ)アートディレクター/作家。1946年生まれ。資生堂宣伝部デザイナーを経て独立。元東北芸術工科大学教授。居酒 屋・旅などの著作、テレビ出演多数。
太田さんが長年求めていたのは、
「飲みやすく、酒をおいしくする」盃。
酒の味わいの違いは焼物の種類にもよるそうで、
陶器よりも磁器が適しているのだそう。
「土ものの陶器は酒の味を曇らせますが、
石の磁器は明快にきれいにします。
形は、筒形のぐい飲みではなく、浅い平盃。
浅い平盃は香りが広がり、縁を唇に当て、
少し傾けるだけでスイと飲め、様子がきれいです。
日本酒は唇で味わうものです。
窯元の協力を得て、理想の大きさ、
厚さ、口当たりなどを実現させました」(太田さん)
まずは太田さんいち押しの「浅盃」をご紹介しましょう。

蓬莱盃(浅盃)
〈蓬莱盃(ほうらいはい)〉と名付けられたこちらの盃。
東海中にあって仙人が住み不老不死の地とされる霊山、
蓬莱山が藍染付で盃に描かれています。
浅盃は、手に持つ姿を美しく引き立たせるデザインに。
「酒をきれいに飲む」ための盃です。
- 材質:磁器 / サイズ:直径77×高さ27.5ミリ
- 打ち寄せる波、山と飛ぶ鳥の濃淡の表現が見事。
- 藍染付の青が白磁に映える。
- 箱入り、価格:3300円(税込)
かわって深盃は、じっくり酒の味を楽しめます。
酒をおいしくする盃は、酒の味を邪魔しないもの。
陶器と違い、吸水性のない磁器だからこそ
ダイレクトに酒本来の味を堪能できます。

蓬莱盃(深盃)
潔い輪郭が際立つ浅盃か?
ほどよく容量のある深盃か?
自分好みの形状を選んでみましょう。
- 材質:磁器 / サイズ:直径70×高さ32ミリ
- 深盃は浅盃よりも7ミリほど直径が小さい設計。
- 裏側も均衡のとれた造形に。
- 箱入り、価格:3300円(税込)
盃には上質な陶石を使用し、
職人がひとつひとつ手作業で仕上げることで、
量産品にはない品格や味わいが生まれます。
粋で上品なテクスチャーと造形美が、
お酒を飲む前から心を楽しませてくれることでしょう。

手にするとより洗練された美しさが際立つ。
究極の一杯を楽しむために生まれた蓬莱盃。
「一杯の酒が、蓬莱の地に心を運ぶことを願っています」(太田さん)

夫婦盃(2個セット)
続いては、白磁に青の濃淡、
紅色が鮮やかな〈夫婦盃(めおとはい)〉。
つがいで泳ぐ鯉に夫婦の姿を託してつくられた二対の盃です。
有田の加飾技法を習得した伝統工芸士によって描かれた、
2匹の仲むつまじい鯉の姿が印象的!
長く連れ添った夫婦を思い、
この盃での晩酌が互いの健康と
長寿に導いてくれることを願って製作されました。
- 材質:磁器 / サイズ:直径65×高さ29ミリ
- 生き生きとした鯉が泳ぐ図案は2種類。
- 伝統の色絵と染付が施されている。
- 箱入り、価格:6600円(税込)
蓬莱盃よりも小ぶりの盃で、
上品でありながらカジュアルにも使えそう。
カップルや友人同士で気軽にお酒を楽しむときにも重宝しそうです。