音楽や映画のように、家具も定額で
音楽や映画などを、定額で観ることができるサービスを利用している人も多いだろう。
このように月額などの定額サービスを受けられる仕組みをサブスクリプションという。
近年話題の用語だ。
新しいサービスの仕組みゆえ、まだまだその文化は一般に浸透しきってはいないだろう。
ここで、到底サブスクリプションに向いていなそうな商材を
“サブスク”モデルで扱うサービスに挑戦している企業がある。
家具ベンチャーの〈カマルクジャパン〉だ。
シンガポールでOEMの家具製造を担う工場の代表であった和田直希さんは、
OEMだけでなく自社ブランドを立ち上げて表に出たいと思っていた。
そんなとき町野 健さんと出会い、2015年に〈KAMARQ〉を立ち上げた。

〈カマルクジャパン〉代表取締役社長の町野 健さん。
「家具業界では新しいことに挑戦している企業はかなり少ない。
だからこそ、逆にやれることがたくさんあります」と言うのは、
〈カマルクジャパン〉代表取締役社長の町野 健さんだ。
「私は以前、キュレーションメディア〈antenna〉にいました。
〈antenna〉を立ち上げた当初、メディアの経験はありませんでした。
今回も同様に家具業界のプロではありません。
しかし、わからないからこそ新しいことができるというのが私の信条です」
立ち上げ当時から大きなビジョンを持っていたわけではない。
家具×インターネット、つまりIoTでおもしろいことをやりたいという
漠然としたものだった。
しかし「自社工場を持っているということは最大の強みになると思った」という。

〈カマルクジャパン〉のオフィス内は、さながらオリジナル家具のショーケースのよう。
まず取り組んだ商品は〈SOUND TABLE〉。
テーブルの天板全体がスピーカーになっているもので、
音源再生などのコントロールはスマートフォンで行う。
IoTをわかりやすく具現化したのだ。
とにかく何かをカタチにしないとわかりにくいということで、
急ピッチでつくり上げたが、これが特に海外で受けた。

最初に商品化したスピーカー内蔵型テーブル〈SOUND TABLE〉。音楽好きの和田さんと町野さんらしいアイデア。(写真提供:カマルクジャパン)
「普通の家具で音が出るというものは意外と少なくて、海外でバズりました。
それでアメリカで行われた大きなスタートアップイベントに、
この〈SOUND TABLE〉をプレゼンしに行ったんです。
そこで出合ったのが、サブスクリプションの波でした」
2016年、当時のアメリカはサブスクリプションブーム。
日本ではまだあまり語られていなかったそのビジネスモデルだったが、
アメリカではこれから多くのサービスがサブスクリプションになっていくという。
そこで家具とサブスクリプションを組み合わせたらどうなるのか。
イノベーション好きの町野さんがそう考えたのは必然かもしれない。
そこから事業計画を練り始め、
今年2018年の3月にベータ版、5月には正式にローンチを果たした。

〈QM weather.(クムウェザー)〉はインターネットの天気情報に合わせて変化するIoTサイネージ。
























































































