岩手県〈とおの屋 要〉
佐々木要太郎さん
食、どぶろく、風土を味わう
オーベルジュ

訪れる人の約8割が、都心部や海外の料理人、食通、飲食関係者という、
少し風変りなオーベルジュが、岩手県遠野にある。

そこは、「料理人」「米農家」「どぶろく醸造家」「発酵のプロフェッショナル」と
複数の顔を持つ、佐々木要太郎さんが主を務める〈とおの屋 要(よう)〉。

〈とおの屋 要〉の外観。

〈とおの屋 要〉の外観。

ひとつひとつの仕事に、目、鼻、舌、耳、皮膚、すべての感覚を研ぎ澄ませ、
類稀なる感性で、“オリジナル” というべきものに仕立て上げる佐々木さん。
その仕事への情熱と妥協のなさが口コミで広まり、
噂を聞きつけたシェフや飲食関係者が、次々と遠野を訪れるようだ。

〈とおの屋 要〉の玄関にて。

オーベルジュの白い暖簾をくぐるとと、
重厚感のある木戸を構えた、趣のある建物が。
岩手県紫波の豪農宅にあった、築200年前後の「米蔵」を移築再生した建物で、
玄関の左手には米蔵をリノベーションしたダイニングと、右手には新設した宿泊棟。
ささやかながらも存在感を放つ、懐かしの調度品が空間を演出し、
その洗練された雰囲気は、宿泊への期待を一層高めてくれる。

〈とおの屋 要〉のエントランス。

佐々木さんは、ここ遠野で100年以上続く〈民宿とおの〉の4代目。
民宿は現在も営業しているが、「自分の力だけで勝負できる場を」と、
9年前に民宿の隣に米蔵を移築し、オーベルジュの営業がスタートした。

宿泊棟の廊下。

1日ひと組限定で、1棟貸し切り。
和室と洋室のふたつの寝室が用意されており、最大8名まで宿泊可能。

館内には、佐々木さんがこれまで収集してきた、姿の美しい家具、オーディオ、
佐々木家で代々大切に使われてきた暮らしの道具、
山仕事の合間に見つけた植物でつくったというリースやスワッグが、
しっくりと空間にとけこんでいる。

建物の2階は、ダイニング吹き抜けのメゾネットになっており、
広さも、淡い光の差し込み加減も、調度品も、その配置も、すべてが心地いい。
宿泊者が気に入って、寝室ではなくここで寝る人もいるのだそう。

天井には、どっしりとした継ぎ目なしの栗材の梁と、
通常より倍以上も多く使われているという垂木。
ここまで贅沢につくられた米蔵は滅多にないらしく、建築ファンをも喜ばせてくれるはず。

2階のメゾネット。

2階のメゾネット。

このオーベルジュの楽しみはさまざまにあるが、
特に期待が高まるのは夕食タイム。
日本や海外からのシェフが、その味を求めて訪れるという佐々木さんの料理は、
とにかく独創的で、これまで目にも口にもしたことがないようなものばかりが登場するのだ。

佐々木さんが敬愛しているという北欧のデザイナー、ポール・ケアホルムの写真も。

京町家を改装。 数寄を凝らしたハイクラスな宿 〈suki1038〉が京都に誕生

〈suki1038高台寺〉の和室

1施設約100平米! 浴室を中心に設計された解放的な空間が誕生

京都にまたひとつ、旅情を鮮やかに彩ってくれる
粋な宿が7月1日(月)に誕生します。
その名も〈suki1038(スキイチゼロサンハチ)〉。

場所は、京都東山・伝統的建造物群保存地区である
石畳の敷き詰められた石塀小路と
京都の市中にあり、公家や武士屋敷が多く存在した御所の東側。

明治や大正時代に建設された京町家を改装した、
全3施設のみ、それぞれ約100平米もある贅沢な宿です。

浴室を中心にダイナミックに設計。
各部屋が連なる、京町家の造りを活かした空間は
ここならではとなっています。

〈suki1038高台寺〉の外観

〈suki1038高台寺〉の外観

〈suki1038高台寺〉のエントランス

〈suki1038高台寺〉のエントランス

〈suki1038高台寺〉のバスルーム

〈suki1038高台寺〉のバスルーム

八坂神社まで徒歩1分の場所にある一棟貸しの〈suki1038高台寺〉。
伝統的な吹き抜けの通り庭のある、一面の琉球石灰岩が
魅力のスイートルーム。半露天の風呂とリビングからは
美しく整備されたソテツと梅の庭を眺めることができます。

〈suki1038御所東壱〉のリビングバス

〈suki1038御所東壱〉のリビングバス

〈suki1038御所東壱〉の和室

〈suki1038御所東壱〉の和室

福山雅治さんの島旅動画 『もっと長崎の島々に、なる!』 を見て、今年の夏は長崎の島へ

長崎・対馬のシンボル和多都美(わたづみ)神社をバックに動画撮影した福山雅治さん。

島の数日本一の長崎県で、594の島々の魅力を発掘

いよいよ夏も目前。今年の長期休暇は日本の島々で過ごしてみませんか。
行き先を悩んでいるなら、福山雅治さんが長崎の五島列島、対馬、壱岐を旅する
ドキュメンタリー動画『もっと長崎の島々に、なる!』の鑑賞がおすすめです!

まずはこちらをご覧ください。

五島列島篇

対馬篇 

壱岐篇

これらの動画は、長崎の「島」の魅力を伝える〈長崎ブルーアイランズプロジェクト〉の
第2弾として制作されたもの。

第1弾WEB動画『体感、長崎の島。』とは異なり、
第2弾では福山さんがクリエイティブ・プロデューサーとして、
出演だけでなく企画や構成、制作のすべてに関与。
そうすることで、福山さん自身が感じ取った島々の魅力を、
より一層ストレートに表現することができました。

長崎の島の独特な風土、歴史、美しさを知ってほしい

これまで長崎を盛り上げる活動に取り組んできた福山さんですが、
島のことは実はあまり知らなかったんだそう。
島の魅力を真に理解するため、実際に五島列島・対馬・壱岐を旅しました。

五島列島の香珠子(こうじゅし)海水浴場。白砂の海岸と、透き通るような青が綺麗な海。

五島列島の香珠子(こうじゅし)海水浴場。白砂の海岸と、透き通るような青が綺麗な海。

約30年ぶりに訪れたという五島列島では漁師さんの家を訪問。
アワビやイシダイなど、朝食としては贅沢過ぎる海の幸のおいしさに出迎えられました。
海鮮直売所では新鮮なキビナゴの刺身などを食べ、
次なるお店では名産の五島手延べうどんに舌鼓。
偶然居合わせた近所のお母さんと福山さんが隣同士でうどんをすすっている様子は、
この上なく微笑ましかったです。

対馬の浅茅(あそう)湾。複雑な入り江と無数の島々が織りなすリアス式海岸がのぞめる。

対馬の浅茅(あそう)湾。複雑な入り江と無数の島々が織りなすリアス式海岸がのぞめる。

対馬では和多都美神社を訪れ、
海の中に並ぶ鳥居を見ながら竜宮の伝説を堪能。
近くの烏帽子岳展望台から見られる、浅茅湾の絶景は感動ものです。

壱岐の猿岩。そっぽを向いた猿にそっくりの玄武岩。

壱岐の猿岩。そっぽを向いた猿にそっくりの玄武岩。

〈札幌蚤の市&札幌もみじ市〉へ! 〈手紙社〉の人気イベントが 北海道に初進出

東京で人気のイベントが、札幌で初開催

初夏の札幌に、人気の2大イベント〈東京蚤の市&もみじ市〉がやってくる!
6月15(土)・16(日)の2日間、JRA札幌競馬場を会場に、
全国から100を超える雑貨・作家・カフェ・フードなどのショップが集結する、
スペシャルなマーケットが開かれます。

東京ではおなじみの〈東京蚤の市〉は編集チーム〈手紙社〉が主催するイベントで、
今回は〈札幌蚤の市〉と題して北海道初開催。
「古いものと新しい持ち主との出会いが生まれる」というコンセプトのもと、
道内はもちろん全国から個性豊かなアンティークショップが集まります。

奈良から出店の〈グリーンベアーズカンパニー〉。蚤の市では和・洋問わず、古きよきモノが集結。お宝に出会えるかも!?

奈良から出店の〈グリーンベアーズカンパニー〉。蚤の市では和・洋問わず、古きよきモノが集結。お宝に出会えるかも!?

蚤の市会場では、北欧のデザイン豊かな雑貨ショップが並ぶ「北欧市」や、
作家の個性が光る「豆皿市&箸置き市」のほか
「リュックサック・バザール」も同時開催。
2012年のスタートから人気を集め、開催ごとにますます盛り上がりを見せる
充実のマーケットを札幌で体感できます。

〈東京蚤の市〉での北欧市風景。今回は9つのショップが参加します。

〈東京蚤の市〉での北欧市風景。今回は9つのショップが参加します。

手のひらサイズのアート。大人気の豆皿&箸置き市。

手のひらサイズのアート。大人気の豆皿&箸置き市。

そして同会場で開催されるもうひとつのイベント〈札幌もみじ市〉は、
手紙社の敬愛する陶芸家、木工家、金工家、イラストレーターといった
全国各地のつくり手たちが一堂に会する場。
普段なかなかお目にかかれない、繊細な手仕事が光るモノと
そのつくり手たちとの出会いが待っています。

光の当たり方で表情を変える、長野〈Mellow Glass〉のガラス作品。

光の当たり方で表情を変える、長野〈Mellow Glass〉のガラス作品。

柔らかなインド綿と木版プリントのオリジナル布製品〈admi〉は札幌初出店。

柔らかなインド綿と木版プリントのオリジナル布製品〈admi〉は札幌初出店。

「10年後も履きたい靴」をテーマにしたセミオーダーの靴〈coupé〉は東京から。

「10年後も履きたい靴」をテーマにしたセミオーダーの靴〈coupé〉は東京から。

映画のまち・尾道に 〈クジラ別館〉がオープン。 世界初、アイデアを買う宿

文化財の日本家屋をリノベーションした、アイデアを買う宿

物語のプロット、ビジネスモデル、没になった企画やネタ……。

そうしたアイデアを提出すると
宿泊料金が1人あたり3,000円オフになる、とってもユニークな宿が誕生しました!

もともとは「茶園」と呼ばれる貴重な別荘建築

もともとは、大正時代または昭和初期に呉服問屋の別荘として建築された建物でした。

その宿とは、「映画のまち」として知られる広島県尾道市の〈クジラ別館〉。
尾道商人が優雅に過ごした、「茶園」と呼ばれる貴重な別荘建築をリノベーションしました。

〈クジラ別館〉の水回り。きれいにリノベーション

開放感のあるお風呂場はタイルが魅力的。水回りのリノベーションは、映画の美術を生業としている人や、尾道のアーティストにお願いしました。

洗面台付近。アートのようなディスプレイ

「ポップで、シックで、尾道」をテーマにした洗面台付近。

美しい日本庭園になじむ純和風の数寄屋建築はそのままに、
水回りやお風呂などは現代のニーズに合わせ、清潔かつ創造的な空間になっています。

〈クジラ別館〉の客室

ガラス戸から差し込む柔らかな光のそばで、思考と創作の世界へ。

忙しなく過ぎ去っていく毎日とは違う、
居心地のよい空間。窓の外には心癒される景色が広がります。
この場所の空気に体が慣れてくると、
いつもの自分とは異なる回路が開くような感覚に。
なんだかいいアイデアが浮かんできそうです。

岡山市〈とりいくぐる別館〉オープン。 光あふれるミニマルな宿で 非日常を味わう

〈とりいくぐる別館〉の内観。

旅先やその時の気分によって、
どんな宿に泊まるかを考える時間はとても楽しいものです。
もし「ほどよい価格で、そのまちの生活を身近に感じながら
プライベートな時間を持てる」宿をお探しなら、
岡山市にある〈とりいくぐる別館〉はいかがでしょう。

こちらは、岡山駅近くで人気を博す
ゲストハウス〈とりいくぐる〉が手がけたコンドミニアムタイプの素泊まり宿。
JR岡山駅からは徒歩13分ほど。
奉還町商店街の西側で住宅街の一角にあるため、
賑やかさから離れ、落ち着いた時間を過ごせます。

〈とりいくぐる別館〉の外観。古き良き木造アパートの一部を改装

古き良き木造アパートの一部を改装。すぐそばで地域の人々の暮らしが感じられます。

訪れるとまず年季の入った味のある外観に驚きますが、
中に入ると清潔さを感じます。 
洗練されたシンプルさと、土壁だからこその澄んだ空気が合わさって、
独特の居心地の良さをつくっています。

1階と2階、それぞれのお部屋にシャワー室やお手洗いなどがあり、
出入口も別なので共有部分はゼロ。エアコン、
冷蔵庫、キッチン(食器類含む)を完備しており、気兼ねなく快適に過ごせます。

1階〈土間の部屋〉

1階〈土間の部屋〉2名9,720円〜、3名12,960円〜、4名16,200円〜。

〈土間の部屋〉には広いリビングが

〈土間の部屋〉には広いリビング付き。大人4名まで。場合によっては5名まで可能、ご相談ください。

1階の〈土間の部屋〉は、まるでミニマルアートのよう。
コンクリートの壁面と、紺、白、木材のあたたかみが調和。
シンプルな暮らしを楽しんでいる人の自宅にお邪魔しているような気分になります。

2階の〈明るい部屋〉と名付けられた部屋

2階〈明るい部屋〉。2名8,640円〜、3名11,340円〜。大人3名まで。

〈明るい部屋〉の寝室。窓がたくさんあり広さは7畳ほど

2階〈明るい部屋〉の寝室。窓がたくさんあり、部屋全体の広さは7畳ほど。

弘前〈菊富士〉
酒と郷土料理を通じてかみしめる幸せ

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記 弘前編
“なぜおいしい?”その探究心が家族の笑顔をつくる

家族の時間、夫婦の時間。
家での日常の会話は大切ですが、酒場だからこそ話せること、深まることがある。
弘前の郷土料理酒場で、地元のご夫婦に教えてもらったのは、
酒と食がある場所で、じっくりと、でも軽やかに語り合う幸せでした。

今回の酒場は青森県弘前市。
青森は県東側の南部エリアと県西側の津軽エリアで
食文化、気質、言語も大きく違っていることが
時に真剣に、時にバラエティ番組などでもおもしろく紹介されています。

岩木山とりんごの花

標高1625メートル、県内最高峰で、日本百名山かつ新百名山にも選出。別名は津軽富士……という説明が軽く感じられるほど、弘前のみなさんにとって大切なシンボル。岩木山とりんごの花。

弘前は、津軽エリア。
歴史的にも進取の気性と郷土愛に熱い土地柄で、
地元の豊かで独特な食材を使った郷土料理があります。
今回のローカル酒場は、その津軽らしい郷土料理を味わえる店、
〈菊富士〉をご案内しましょう。

〈菊富士〉の外観

ルーツを辿れば1927(昭和2)年。地元に愛され、VIPも訪れ、現在は世界各国からの観光客の受け入れや電子マネーの対応など、伝統と進取その両面で酒場好きを迎えてくれる菊富士。カウンターで津軽の家庭料理を味わいながら隣の旅人と外国語で語り合う、なんて楽しみもあります。

今回の酒場案内人は、弘前で「料理研究一家」というユニークな活動をしている
〈古川(こがわ)家〉のご夫妻、勝也(まさや)さんと恵里さん。
2012年にスタートした愛娘と3人で活動するこのユニットでは、
郷土料理を日常の楽しいテーブルのレシピにアレンジするなど、
新しい、今だからこそ楽しめるものにするという取り組みもされています。

JR尾道駅がリニューアル! 「もはや目的地」な新駅舎には、 魅惑的なテナントが目白押し

JR尾道駅、新駅舎の外観。鉄骨仕様。photo by teruaki takekuni

リニューアルしたJR尾道駅は、見どころいっぱい!

2019年3月10日、JR尾道駅が約2年の工事期間を経て、
ついにリニューアルしました! 

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されている。photo by teruaki takekuni

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されています。photo by teruaki takekuni

1891年(明治24年)に駅舎が創設されて以来、約128年ぶりとなる建て替え。
外観は瓦屋根や深い軒など初代駅舎のなごりを受け継いでいる一方で、
内観は大幅にリニューアルされました。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせる。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせます。

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われている。photo by teruaki takekuni

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われています。photo by teruaki takekuni

新駅舎は、まちの風情を取り入れながら、
尾道とともに成長していける駅を目指したそう。
尾道をテーマにしたパントリーや食堂、ホステルなどのテナントも新たに参画し、
「駅を目的地にしてもいいのでは……」と思えるほど素敵な空間に生まれ変わりました。

スパイス文化を通じて、 カレーの概念を変える 〈三条スパイス研究所〉

ウコン畑が見えるレストラン

日本人の誰もが親しみを持っているカレーという料理。
そのうえで「カレーとは何か?」と聞かれたらなんと答えるでしょう。
きっと、子どもの頃に食べたカレーの具材や味を思い出す人は
多いのではないでしょうか。
つまりカレーとは、ひとりひとりの概念によって
支えられた味でもあると思うのです。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

そんなカレーの概念を大きく変えるレストラン、
〈三条スパイス研究所〉が、新潟県JR北三条駅のそばにあります。
2016年3月27日にオープンしたこの研究所は、
公共施設である〈まちなか交流広場 ステージえんがわ〉に食堂として併設され、
「にほんのくらし」を織り交ぜたスパイス料理を提供しています。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

「そもそもカレーとはスパイス料理なんです。
その前提に立って考えてみると、カレーへの可能性が広がりませんか?」
そう話すのは、〈三条スパイス研究所〉の統括ディレクターを務める
山倉あゆみさん。撮影当日は山倉さん本人が出張のため、
残念ながら会えませんでしたが、山倉さんは三条市のプロデュースのもと、
〈ステージえんがわ〉をこの場所につくることが決まった後、
外部コンサルからの依頼でプロジェクトに参加し、
ディレクターとして奔走してきたひとりです。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

「研究所がオープンしたての頃、
“世界中見渡しても、ウコン畑が見えるレストランは、ここだけなのでは?”
と、いろんなお客さまに言われてうれしかったです」
と山倉さんが言うように、〈三条スパイス研究所〉の窓からは
敷地内のウコン畑が見渡せます。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

「カレーづくりには欠かせないスパイスのひとつ、ターメリックは、
ウコンの地下茎を乾燥させた香辛料です。
そもそも〈三条スパイス研究所〉は、
そのウコンを地元で育てている
山崎一一(かずいち)さんとの出会いによって生まれました。
山崎さんを通して、健康的なスパイスと地元野菜を中心とした、
ここでしか食べられないカレーを提供できる。
スパイス文化を発信しようという想いが固まって、私たちは進み出せたのです」

〈神戸北野ホテル〉が 20周年イヤーを記念し、 「世界一の朝食」をアップデート!

一度は食べたい! 「世界一の朝食」

異人館が建ち並ぶ、神戸市北野町。
その一角にある〈神戸北野ホテル〉は、
「イギリスのマナーハウスを日本に」というコンセプトのもと
1992年に誕生しました。

その後、95年の阪神淡路大震災の影響により一時閉館していましたが、
2000年には、日本で先駆けとなる“都市型オーベルジュ”として再オープン。
総支配人であり総料理長も務める山口浩氏は、
パリのレストラン数店で修行したのち、
フランスの名店〈ラ・コート・ドール〉
(現〈ルレ・ベルナール・ロワゾー〉)の天才シェフ、
ベルナール・ロワゾー氏のもとで「水のフレンチ」を学んだ人物です。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

「世界一」と称賛されたベルナール・ロワゾー氏の朝食メニューを受け継いだ山口氏は、
〈神戸北野ホテル〉で独自に進化させました。

リニューアルから20周年を迎える来年に向けて、この「世界一の朝食」がアップデート!
ベースをそのままに、地産地消を取り入れた
〈Hyogolaise(ひょうごレーズ)〉がデビューします。

岡山発〈ラ・マル・ド・ボァ〉 瀬戸芸、しまなみ海道への 旅情を深める観光列車

ラ・マル せとうち(岡山〜宇野)の区間内にある八浜駅。

岡山発の観光列車〈ラ・マル・ド・ボァ〉がおしゃれ!

瀬戸内国際芸術祭2019を楽しむ予定のみなさま、
今回は骨の髄までアートな旅にしてみませんか。
アウトドア好きのアクティブなみなさま、
自慢の相棒とともに最高のサイクリング旅に出かけませんか。

そんなときには、関東・関西から中四国に
アクセスする際の玄関口・岡山発の観光列車
〈La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)〉
がおすすめです(以下、ラ・マル・ド・ボァ)。

コンダクターさんが丁寧におもてなししてくれる。

コンダクターさんが丁寧におもてなししてくれます。

2016年のデビュー以来、アート好きに限らず、
外国人や観光客などに人気を博し続けてきた〈ラ・マル・ド・ボァ〉。
真っ白な車体に大胆に描かれた、旅情を誘うデザインや言葉の数々。
黒い太線をうまく使うことで車窓をカバンに見立てているという
洒落の効いたデザインがたまりません。

床には木材を使用し、全体的に落ち着いた雰囲気の内観。

床には木材を使用し、全体的に落ち着いた雰囲気の内観。

その名はフランス語で「木製の旅行カバン」を意味し、
現代アートやサイクリングが楽しめる瀬戸内の各所まで
わたしたちを運んでくれます。

旅にまつわる道具が連なる『旅の道具の旅』角文平

旅にまつわる道具が連なる『旅の道具の旅』角文平

トランク型絵本『連絡船の物語』蓮沼昌宏

トランク型絵本『連絡船の物語』蓮沼昌宏

瀬戸内関連の本以外に、フランスに関わる本も置いてある。

瀬戸内関連の本以外に、フランスに関わる本も置いてあります。

車内には旅先への期待値を高めてくれるアート作品や、
行き先にまつわる歴史やその土地の楽しみ方がわかる書籍がずらり。
リクライニングの座席のほかに、窓側向きのカウンター席もあるのがうれしい……
車窓から見えるのどかな景色に癒されながら、ゆっくりと旅支度するのに最適です。

輪行袋に収納可能な自転車が対象。岡山〜琴平、尾道〜岡山(上り)では利用不可。岡山〜尾道(下り)の場合も、倉敷駅・福山駅で乗降する場合は利用不可。詳細は公式HPをお確かめください。

輪行袋に収納可能な自転車が対象。岡山〜琴平、尾道〜岡山(上り)では利用不可。岡山〜尾道(下り)の場合も、倉敷駅・福山駅で乗降する場合は利用不可。詳細は公式HPをお確かめください。

そしてなんと、自転車を積みこめるスペースもあり(8台まで。要予約)。
愛機とともに、サイクリストの聖地〈しまなみ海道〉への思いを存分に募らせましょう。

スノーピーク 〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉 縄文遺跡で「人間らしい生き方」を探る

佐渡島のツーリズムには、昔ながらの田植え体験が盛り込まれています。

岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催

「人と自然、そして人と人をつなぐ」をテーマに、
今を生きる人の“人間性の回復”を目指している〈スノーピーク〉。
そんな〈スノーピーク〉が手がける旅〈LOCAL LIFE/WEAR TOURISM〉が、
岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催されています!

テーマは「その土地の風土や食、
ものづくりに触れ追体験することで、
日本の魅力的な文化や産業を未来に継承していく」こと。
犬島は開催済み、5月25・26日開催の佐渡島は既に定員に達する人気ぶりです。

▲〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

きたる6月1(土)・2日(日)には
〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉を開催。
舞台となるのは、約5000年前の姿がそのまま残る岩手県北上市の〈樺山遺跡〉。
いま、国内外で大きな注目を集める「縄文時代」の暮らしに
思いを馳せられる貴重な集落跡です。

▲〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

北上のツーリズムでは集落跡の中にテントを立てて宿泊。
土器などの道具を作り、狩猟などを通して食物を得るなど、
衣食住のすべてを自分たちの手で生み出してきた「当時の暮らし」を体感します。

「居酒屋以上、旅未満」!?
仲間とルーズな旅時間を過ごすホテル〈星野リゾート BEB5 軽井沢〉

「TAMARIBA」という新しいパブリックスペース

長野県軽井沢町に「仲間とルーズに過ごすホテル」をコンセプトにする、
〈星野リゾート BEB 5(ベブファイブ) 軽井沢〉が
2019年2月5日にオープンした。軽井沢駅からバスで15分ほど。
軽井沢星野エリアの一角にあり、
ウッドデッキの中庭を囲むようにして73室の客室が広がる。

24時間利用できるパブリックスペース「TAMARIBA(タマリバ)」

24時間利用できるパブリックスペース「TAMARIBA(タマリバ)」

客室はロフトベッドのある「YAGURA Room」と「Twin Room」が中心。

客室はロフトベッドのある「YAGURA Room」と「Twin Room」が中心。

メインターゲットは20〜30代だ。
客室はロフトベッドのあるカジュアルな造りの
「YAGURA Room(ヤグラルーム)」が40室、
「Twin Room(ツインルーム)」が32室、ユニバーサルルーム1室を用意する。

全室に広めの風呂を完備。館内の自販機でアメニティや入浴剤などを販売する。滞在着は有料。徒歩すぐのところにはコンビニンスストアがある。

全室に広めの風呂を完備。館内の自販機でアメニティや入浴剤などを販売する。滞在着は有料。徒歩すぐのところにはコンビニンスストアがある。

金子尚矢・総支配人は、「新しいホテルのかたちとして、
『居酒屋以上、旅未満』の空間を若者に提供したい」と話す。
その象徴としてあるのが、「TAMARIBA(タマリバ)」と名づけられた
24時間利用できるパブリックスペースだ。

「TAMARIBA」は持ち込みOK。ワインの量り売りも人気。DJブースもあり、リクエストも大歓迎!

「TAMARIBA」は持ち込みOK。ワインの量り売りも人気。DJブースもあり、リクエストも大歓迎!

TAMARIBAには、中庭、カフェ、ライブラリー、ショップ、DJブースがあり、
カフェでは24時間、ビールや量り売りのワイン、軽食を販売する。
おしゃべりが弾んでつい夜更かし……、ソファで寝落ちも、朝寝坊も大丈夫!

朝食一例「羽根つきフレンチトースト」はスープとドリンク付きで1296円。チェックインは15時、チェックアウトは11時。

朝食一例「羽根つきフレンチトースト」はスープとドリンク付きで1296円。チェックインは15時、チェックアウトは11時。

岡山〈SETOUCHI TRAIN〉 鈴木マサル氏とコラボした ラッピング列車が運行中!

写真提供:JR西日本

瀬戸内国際芸術祭に合わせて利用したい! 思いっきり“映える”列車

さわやかな水色が際立つラッピング列車
〈SETOUCHI TRAIN〉(以下、せとうちトレイン)にはもう乗りましたか!?

▲3月13日から運行スタート。テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさん(右)。写真提供:JR西日本

3月13日から運行スタート。テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさん(右)。写真提供:JR西日本

走っているのをふと見かけたら、
瀬戸内海の穏やかな海と多島美の間を走る白い列車のイラストレーションに
きっと惹きつけられる〈せとうちトレイン〉。
〈マリメッコ〉や〈ムーミン〉のデザインなど、
世界的に活躍しているテキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんが
イラストレーションを手がけました。

▲運行区間は東は姫路、西は三原まで。北上するなら倉敷から伯備線で新見まで。南下する場合は瀬戸大橋線の児島まで。写真提供:JR西日本

運行区間は東は姫路、西は三原まで。北上するなら倉敷から伯備線で新見まで。南下する場合は瀬戸大橋線の児島まで。写真提供:JR西日本

観光列車ではなく在来線の列車なので、
通勤・通学など日常のなかで乗り合わせることができるのも嬉しい! 
区間は岡山を中心にさまざまなエリアを走りますが、そのシフトは状況によって変わるため
「いつ、どこを走るのか」ギリギリまでわからないとのこと。
だからこそ、〈せとうちトレイン〉に遭遇できたら超ラッキー。
思わず探したくなってしまう楽しみもあります。

▲〈せとうちトレイン〉を景色と一緒に撮るなら尾道がおすすめ。写真提供:JR西日本

〈せとうちトレイン〉を景色と一緒に撮るなら尾道がおすすめ。写真提供:JR西日本

そして今年は、間を挟みながら
春、夏、秋と11月ごろまで瀬戸内国際芸術祭が開催されるスペシャルイヤー。
岡山や香川を訪れる観光客のみなさんにもぜひ、
せとうちトレインを見つけて楽しんでほしいです。

なぜ〈せとうちトレイン〉ができたのだろう?

▲岡山県の瀬戸内市では刀づくりが盛ん。写真提供:JR西日本

岡山県の瀬戸内市では刀づくりが盛ん。写真提供:JR西日本

〈せとうちトレイン〉は、
JR西日本岡山支社が取り組む〈ふるさとおこしプロジェクト〉の一環として誕生しました。
ポップでかわいいラッピングで沿線を盛り上げるだけでなく、
列車内を情報発信のスペースとして活用し、せとうちの魅力を伝える役割もあります。

▲岡山駅構内おみやげ店舗のショッピングバッグなども鈴木マサルさんが手がけた。写真提供:JR西日本

岡山駅構内おみやげ店舗のショッピングバッグなども鈴木マサルさんが手がけました。写真提供:JR西日本

動物や自然などをテーマに、
世代や国を超えて親しみを持てるデザインを生み出す鈴木マサルさん。
JR西日本の担当者が「みんなが共感できるデザインでまちを元気に。
自分の地域を誇れるようなきっかけづくりができれば」と考えたとき、
まさに鈴木さんのイラストレーションが
〈せとうちトレイン〉のイメージにぴったりと当てはまったそう。

宇野みなと線や赤穂線、福塩線など、
〈せとうちトレイン〉の運行期間は3年後の2022年3月頃までの予定。
これからの夏の季節は、水色の車体がよりいっそう綺麗に映えるはず。
印象的なかわいさでハッとする列車に出会って、
岡山で過ごした思い出がもっと色濃いものになれば嬉しいです。

information

map

SETOUCHI TRAIN 
せとうちトレイン

運行期間:2019年3月13日〜2022年3月ごろまでの予定

運行区間:山陽線(姫路~岡山~三原)、伯備線(岡山~新見)、赤穂線(播州赤穂~岡山)、瀬戸大橋線(岡山~児島)、宇野みなと線(岡山~宇野)、福塩線(福山~府中)

問い合わせ:JR西日本 岡山支社

Web:せとうちトレイン

新・奈良土産〈しかじか〉。 まるで“持ち帰れる奈良公園”。 鹿型スナックがぎっしり!

奈良に行ったら、新発売のスナック菓子はいかが?
奈良っぽさ満点のフレーバーにも注目

奈良公園に集う鹿をイメージしたお土産品〈しかじか 米こがし〉が、
4月20日(土)から発売されます!

公園でひしめきあう鹿たちをそのままお菓子で再現したユニークさ。

公園でひしめきあう鹿たちをそのままお菓子で再現したユニークさ。

この〈しかじか 米こがし〉は、
奈良県内にある〈中川政七商店〉の直営店でのみ入手可能。
つまんでかかげてみたくなる愛らしい鹿のフォルム、
これは行かねば、買わねば……と掻き立ててくれるお土産ができました。

〈しかじか 米こがし〉のベースとなる赤米。

〈しかじか 米こがし〉のベースとなる赤米。

「奈良」にこだわったという〈しかじか 米こがし〉。
かつては古代人が食べていたとされる、
奈良県産の栄養豊富な赤米を生地に練りこんでいます。
カリッとした焼き上がりで、いくらでも食べてしまえる軽さ。
スナックに伸びる手はきっと止まらなくなるはずです。

〈だし醤油〉税別600円。一度食べたらやみつきになる香ばしさ。

〈だし醤油〉税別600円。一度食べたらやみつきになる香ばしさ。

〈大和茶〉税別600円。ほんのり甘く御茶請けにも最適。

〈大和茶〉税別600円。ほんのり甘く御茶請けにも最適。

〈古代チーズ〉税別600円。クリーミーで上品な甘さ。

〈古代チーズ〉税別600円。クリーミーで上品な甘さ。

定番3種のフレーバーも、もちろん奈良づくし。
関西らしい旨味が広がる〈だし醤油〉、地元産の煎茶をまぶした〈大和茶〉、
1000年前の和製チーズとも言われる“蘇”をイメージした〈古代チーズ〉のラインナップです。
奈良の素材と歴史を、鹿のかわいさとともに味わえます。

夏季限定で販売される〈塩レモン〉。税別600円。

夏季限定で販売される〈塩レモン〉。税別600円。

鹿の新土産をつくったのは?

こちらの商品を手がけたのは奈良県に本社を構える、1716年創業の老舗〈中川政七商店〉。奈良観光のシンボルともいえる「鹿」をモチーフにした土産菓子ブランド〈しかじか〉の第1弾として、〈しかじか 米こがし〉を発表しました。

奈良公園周辺には約1200頭もの鹿が生息しています。

奈良公園周辺には約1200頭もの鹿が生息しています。

奈良の鹿は約1300年前に春日大社が創建された際、
春日大明神が白い鹿に乗って現れたことから、
「神様の使い」として地域で永く大切にされてきたそう。
地元の人だけでなく、今や世界中から訪れる観光客からも愛される鹿をベースに、
見て味わうだけで奈良の良さが伝わるお土産をつくったそうです。

封をあけると、ぎっしり詰まった鹿とご対面。
行った人には鹿の群れを思い出させ、
行ってない人には鹿への会いたさをつくりだす
「食べられる奈良公園」をぜひ持ち帰りましょう。

information

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しかじか 米こがし

価格:600円(税別)

種類:だし醤油、大和茶、古代チーズ ※塩レモンは夏季限定

販売店舗:中川政七商店の直営店のみ(近鉄百貨店奈良店、日本市 奈良三条店、遊 中川本店)

会社名:株式会社中川政七商店

WEB:中川政七商店

静岡のロースター 〈IFNi ROASTING&CO.〉の オリジナル器具&食品で コーヒーがもっと身近に!

「おしゃべりをしていたら、おのずともう一杯ほしくなる」

静岡県静岡市の〈IFNi ROASTING&CO.〉(以下、IFNi)は、
生活の中に当たり前のようにあるコーヒーを提供するロースター兼直売所です。
コーヒー豆の焙煎と卸を中心に〈MARGARET HOWELL〉などの
豆のOEM生産も行なっています。

その中でも特徴的なのは、
コーヒーにまつわる器具や食品をオリジナルでつくっているところ。
今回は魅力的なアイテムの数々をご紹介します。

〈CLOTH FILTER〉台形型1〜3杯用 1,458円。

〈CLOTH FILTER〉台形型1〜3杯用 1,458円。

器具のいちおしは〈CLOTH FILTER〉。
糸から注文してつくったリネンのフィルターは繰り返し使える環境に優しいアイテムです。
エコであることも魅力ですが、すごいのはこのフィルターを通すだけで
さまざまな味を楽しめること。
1枚でさっと淹れるとペーパードリップに、2〜3枚重ねて淹れるとネルドリップ、
1〜2枚を重ねてゆっくり淹れるとフレンチプレスに近い味わいに。
さらには和食の出汁とりや紅茶のジャンピングにも使える多機能さです。

〈EVERY BOARD〉12,420円。

〈EVERY BOARD〉12,420円。

ここ最近問い合わせが多いのは〈EVERY BOARD〉。
キッチンのスペースを取りがちなドリップスタンドを多機能にアレンジ。
ドリップ用のアームを外せば、まな板や食事用のウッドトレーなど、
1枚で何役もこなしてくれる優れものです。

〈MT.FUJI DRIPPER〉3,240円。

〈MT.FUJI DRIPPER〉3,240円。

新潟県燕市の職人が手作業でつくりあげる
〈MT.FUJI DRIPPER〉もおすすめ。
軽量で清潔、ポータブルなのでアウトドアにも連れていけるアイテム。
何十年経っても型崩れしないようつくってあるそうなので、親子代々長く使えます。

「コーヒーにまつわる食品のおすすめは?」

〈COFFEE SYRUP〉caffein less 1,512円。ホット・アイス兼用。その他、ヘーゼルナッツ、チャイスパイス(どちらも1,620円)などのフレーバーあり。

〈COFFEE SYRUP〉caffein less 1,512円。ホット・アイス兼用。その他、ヘーゼルナッツ、チャイスパイス(どちらも1,620円)などのフレーバーあり。

食品なら濃縮タイプの〈COFFEE SYRUP〉がおすすめ。
牛乳や豆乳で希釈してカフェオレに、バニラアイスにかけてアフォガードに、
さらにはかき氷のシロップにも使える汎用性が魅力です。

〈珈琲羊羹〉1,350円。餡子ときび砂糖に香ばしいコーヒーがマッチ。

〈珈琲羊羹〉1,350円。餡子ときび砂糖に香ばしいコーヒーがマッチ。

〈COFFEE GRANOLA〉1,350円。オリジナルブレンドの有機コーヒー豆がパウダー状で入ったグラノーラ。お皿に残ったミルクはカフェオレとしておいしく飲める。

〈COFFEE GRANOLA〉1,350円。オリジナルブレンドの有機コーヒー豆がパウダー状で入ったグラノーラ。お皿に残ったミルクはカフェオレとしておいしく飲める。

〈IFNi〉のつくる食品は基本的にカフェインレス。
妊婦さんはもちろん、お子さんにもOKです。
実は身体によく健康食品として再認識されつつあるコーヒーを、
親子で気軽にお楽しみください。

器具に多機能さを備えることでものを増やすハードルを下げ、
ユニークな食品をつくることでコーヒーを楽しむきっかけをくれる〈IFNi〉。
難しく考えすぎずにシンプルに「コーヒーっていいね」と思える生活をはじめてみませんか。

※商品の価格はすべて税込です。

information

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IFNi ROASTING&CO. 
イフニ ロースティング アンド コー

住所:静岡県静岡市葵区水道町125

TEL:054-255-0122

営業時間:12:00〜18:00

定休日:水・木曜。イベントや祝日などで臨時休業になる場合あり

Web:IFNi ROASTING&CO.

Web:オンラインショップ

落ち込んだ時ではなく、
楽しいときに飲む。
熊本〈こもれび家〉で飲む紅芋焼酎と
馬肉しゃぶしゃぶ

旅の醍醐味はローカル酒場! 全国おすすめ酒場探訪記 熊本編
「それでも」郷土料理があるから出会いがある

酒場にお酒を飲みにいくことは、ストレス解消? 憂さ晴らし?
いやいや、美酒を楽しみ、美味を堪能し、豊かな時間を過ごすことです。
でも、それだけじゃない。いや、それと同じくらい大切なことがある。
それは、美酒や美味を通して、人と出会い、自分の世界が広がること。
だから、世代が違っても一緒に酒場に行ける。
熊本の郷土料理居酒屋で、地元のみなさんに教えてもらったのは、
熊本のクリエイター流の酒と出会いの楽しさでした。

熊本市内中心部の繁華街といえば、下通り(しもとおり)と上通り(かみとおり)。
中でも下通りから新市街にかけては、飲食店の激戦区。
大衆居酒屋、バーやスナックはもちろん、
地元の名士、出張族にも愛され続けている
本格的な郷土料理や老舗も多いエリアです。
今回のローカル酒場は、気軽ながらもしっかり郷土料理を味わえる店。
そんな〈こもれび家〉をご案内しましょう。

〈こもれび家〉の外観

雑居ビル店舗の多い下通り、新市街エリアで堂々の門構えを誇る〈こもれび家〉。一歩入れば居心地の良さがわかります。

さて、熊本の郷土料理といえば、馬刺し、辛子蓮根などが浮かびますが
実際に地元の酒場好きにはどのような存在なのでしょう?
そのあたりの事情も合わせて、熊本の酒場の楽しみ方を教えてくれるのは
当地でデザインプロダクション〈ネストグラフィックス〉を運営し、
自らも最前線で腕を振るう河北信彦さんと酒場仲間の女性3人。

河北信彦さん

「酒場の楽しみは知らない世界と出会うこと」と語る河北さん。「来熊(らいゆう=熊本を訪れること)される際には、郷土料理や地元の酒という、知らない世界と出会っていただければ」。クリエイターや趣味人が集まる店も多数知っているだけに酒場の引き出しは多いようです。

酒場仲間の女性というから誰かと思えば若い社員さんとバイトスタッフさん。
年齢は親子ほども違う4人。しかも職場のメンバー。
最近ではなかなかなさそうな組み合わせですが普段から仲良く酒場へ。
「なぜか趣味が合うんですよ」と笑う河北さん。
社員の上妻(こうづま)莉子さんとは映画、
バイトの前田優佳さんとは『シン・ゴジラ』で盛り上がり、
村上亜由美さんは現役の熊本大生でデザインの世界に興味津々。
職場の愚痴をこぼすような酒ではなく、楽しい会話の場だから集まれる。
「落ち込んだ時ではなく、楽しいときに飲む。反省はなし(笑)」(河北さん)。

では、女性も多いので甘く爽やかな香りの焼酎で乾杯といきましょう。
今日は熊本の郷土料理を味わっていただくのですから、やはり焼酎。
と思ったところ河北さんから意外なひと言が。
「実は普段飲みでは、あまり郷土料理の店には行かないですねえ」
上妻さんも「そうですね、なにか普通のものばかりあるところ」
前田さんも「家で食べようと思っても馬刺しって安くないですから
あまり外でも食べに行こうとしないですね」
「でも」と河北さんはメニューをめくりながら、
「なんだかんだいって、熊本の人間は地元のものが好きなんだな」

その理由は? と聞けば、
「阿蘇とか有明とか天草とか地元の地名がついてるとおいしそう(笑)」
こもれび家は、地鶏の天草大王や有明あさりをはじめ、
地元食材を使った料理のバリエーションが豊富。
「こうなると郷土料理を食べたくなってくる。この焼酎とも合いそうだし」
という河北さんに、3人は「ラッキー」という笑顔。

「地元で愛される車エビも!」(上妻さん)
「久々に馬も。ヒモ(アバラ肉)の溶岩焼き」(前田さん)
「それなら僕の好きな天草大王もだな」(河北さん)
なんだ、やっぱり好きなんじゃないか、というところで村上さんがひと言。
「辛子蓮根と一文字のぐるぐるも……!」
すばらしいチームワークで注文が決まります。

鳥取・湯梨浜町にある本屋 〈汽水空港〉が リニューアルオープン!

「空港」という名の通り、様々な人が行き交う古書店

鳥取県の湯梨浜町は東郷湖そばの本屋〈汽水空港〉が、
2018年7月に再オープンを果たしました! 
2016年10月の鳥取県中部地震以来しばらく休業していましたが、
セルフビルドで新たにお店を増築。
店内には木材の爽やかな香りがあふれています。

徳永直、森鴎外らの古書

徳永直、森鴎外らの古書も並ぶ。

グラシン紙が巻かれた新刊

古書と区別できるよう、新刊にはグラシン紙が巻かれスタンプが押してある。

〈汽水空港〉は買取を行う古本屋であり、新刊も販売するお店。
新刊は衣食住やものづくり、カウンターカルチャーなど、
生きていく上での視野を広げてくれる本が並びます。

各種リトルプレス

鳥取、島根などのリトルプレスも扱う。

そして〈汽水空港〉の特徴の一つとなっているのがZINEのコーナー! 
表紙がずらりと並ぶディスプレイにわくわく、選ぶのが楽しくなります。

『野崎が行く!』

『野崎が行く!』のシリーズ1〜6。

たとえば旅行ZINE『野崎が行く!』はつい手にとってしまうシュールさ。
新刊書店にはない発見があります。
お店からすぐの古着屋〈朴訥〉店主・笹本佳奈さんの
写真集も置いてあるなど、山陰地方の作品も大充実です。

〈一番星ヴィレッジ〉 無農薬の牧草地が広大なキャンプ場に! 今年も千葉に期間限定オープン

無農薬の「生牧草」が育つ牧草地でキャンプを

千葉県市原市郊外に位置する、東京ドーム約13個分の牧草地。
その広大な空間が2019年4月27日(土) 〜 10月14日(月・祝)まで、
キャンプ場〈一番星ヴィレッジ〉に姿を変えます。

東京からは、車で約70分。林道を抜けると牧草地が広がり、
大きなケヤキの木が迎えてくれます。
牧草地の周りには森林が広がり、
ポニーの親子と遊んだり、カブトムシゾーンを探検したり、
憧れのツリーハウスに登ったり。
自然を利用したアクティビティも充実しています。

子どもたちに大人気のツリーハウス。

子どもたちに大人気のツリーハウス。

プロデュースは、マルシェイベント〈太陽と星空のサーカス〉などを手がける〈遊放浪〉。
牧草地を提供するのは、〈中央牧草センター〉と
NPO法人〈千葉・草原のこころファーム〉。

中央牧草センターは「生牧草(なまぼくそう)」の専門家なのだそう。
昭和50年の創業以来、無農薬有機質露地栽培で育てた
生の牧草を生産し、全国に供給しています。
キャンプ場内にも馬小屋や牛舎があり、動物たちとふれ合うことも。
のびのび育った動物たちに会えるなんてうれしいですね。

東京から一番近い島「大島」を
味わい尽くす5つのスポット

東京から高速ジェット船で1時間45分、飛行機なら調布飛行場からわずか
25分に位置する伊豆諸島最大の島「大島」。

夕陽を見ながら走ることができる「サンセットパームライン」など、
サイクリストをはじめ訪れる人を魅了し続けるこの島には、
豊かな自然と食材に魅せられた“職人”たちがたくさんいる。
1周約50キロの大島を巡る旅で見つけた、5つの食・体験スポットを紹介したい。

1.【食べる】きらく小屋
庭で摘んだ自家製食材のやさしい味わい

元町港から車を5分ほど走らせ、大島高校の脇の細道を下る。
緑あふれる庭の中にたたずむログハウスが、伊豆大島のカフェ〈きらく小屋〉。

木のぬくもりあふれるお店は、なんとすべてオーナーの手づくり。
都内でエンジニアをしていたオーナーが、
50代前半に早期退職し2000年に大島に移住。
大島出身の奥さんと共にうっそうと茂る森を切り拓き、
約半年間でお店をオープンさせたというから驚きだ。

大島で手に入れた廃材を利用して手づくりしたお店

大島で手に入れた廃材を利用して手づくりしたお店。店内のテーブルもすべて大島の木々でつくられている。周りには庭が広がり、その広さはなんと3400坪。

メニューには、庭で採れる明日葉を使った「あしたばチャーハン」や、
オーナーいち押しの「岩のりめんたい(パスタ)」、
パリパリの自家製生地を使った「岩のりピザ」など、
どれも食べたくなる一品が並ぶ。素材の味を生かしたやさしい塩味は、
小屋のあたたかさとも似た、心休まるおいしさ。

また、ハズしたくないのは、庭で摘んだ鮮度100%のブルーベリージュース。
ほとんど砂糖を使わず、ブルーベリーの甘みだけが
ぎゅっと凝縮された、ほかでは味わえない濃密さ! 
自然が生んだ旨みを体が喜んでいるのか、ごくごくと一気に飲んでしまう。

パスタ&チャーハン、体が目覚めるようなフレッシュジュース

パスタやチャーハンのやさしい味わい、体が目覚めるようなフレッシュジュースの酸味。どちらも合わせて堪能したい。

お土産には、庭で採れたフルーツの自家製ジャムも。
桑、プラム、ブルーベリー、ビワ、イチジク、
季節の柑橘を使ったマーマレードのジャムなどが販売されている。
店内のテーブル席、庭を眺めながらのテラス席どちらに座っても、
いつまででもいたくなる居心地のよさ。
ほっとひと息つきたい旅の道中に、ぜひ立ち寄りたい隠れ家スポットだ。

information

map

きらく小屋

住所:東京都大島町元町字八重の水244-1

TEL:04992-2-0003

営業時間:3~10月 11:00~17:00L.O. 11月~2月 11:00~16:00L.O. 

定休日:月~木曜 ※金・土・日曜のみの営業

Web:https://oshima-navi.com/gourmet/gourmet_map_10.html

2.【食べる】島のアイスクリーム屋 トリトン 
島の子どもたちに愛される、地元食材を使ったアイスクリーム屋

子どもたちが足しげく通うアイスクリーム屋が、
元町港近くにある〈島のアイスクリーム屋 トリトン〉。
東日本大震災を機にUターンで帰島した店主の浅沼務さんが、2014年12月にオープンした。

当初は大島の牧場に隣接する〈ぶらっとハウス〉で
アイスクリームの開発・販売スタッフとして働いていた
浅沼さんがお店を始めたきっかけは、
「おじさんのアイスは世界一おいしい。絶対続けてね」という島の子どものひと言。

大島の食材を使ったオリジナルレシピで、
子どもたちの「おいしい!」という笑顔が見たい――。
その一心で独立し、これまでにおよそ60種類のレシピを開発してきた。

〈島のアイスクリーム屋 トリトン〉店主の浅沼務さん

「これはおいしくない!」「もっとこうして!」という子どもの素朴な声にも真摯に応えようとする浅沼さんの姿勢が、絶品アイスクリームを生み出している。

ベースはすべて、大島牛乳でつくったバニラアイスクリーム。
そこに、島の子どもやお客さんの声からインスピレーションを得て、
大島産の食材をはじめとした厳選素材を加え、
ここでしか味わえないオリジナルアイスの数々が生まれている。

例えば「島のり」は、大島を訪れたとある女優が
「島のりを使ったアイスが食べたい」という声をもとに、約8か月かけて開発。
バニラアイス自体の甘みを極力抑えることで、島のりの香ばしさを引きたてる、
世界でここにしかない味が完成した。

「塩バニラ」と「島のり」

左が、大島産「椿ミント」×大島の海で採れた塩と大島牛乳のコラボレーション「塩バニラ」。右が、生の明日葉の食感が楽しめる「あしたば」×大島産の島のりを使った「島のり」。

ほかにも、焼き栗のアイスは島の子どもに
「本物の焼き栗を入れてつくってほしいと言われてつくった」など、
お客さんとのエピソードが次々と飛び出してくる。
たったひとりのお客さんのために、
食材の良さを引き出してつくられたアイスの数々。
こだわり抜いた大島の味を堪能したいなら、ぜひ訪れたいお店だ。

information

map

島のアイスクリーム屋 トリトン

住所:東京都大島町元町1-10-9

TEL:04992-7-5425

営業時間:月〜金曜 11:00~18:00 土・日曜・祝日10:00~18:00

定休日:不定休

Web:https://oshima-navi.com/focus/focus_no13.html

東京から一番近い島「大島」で、
ナカムラケンタさんが見つけた
新たな時間の過ごし方

東京から一番近く、
伊豆諸島で一番大きい島

東京から約120キロ南に位置する伊豆諸島最大の島「大島」。
東京・竹芝から高速ジェット船で1時間45分、
飛行機なら調布飛行場からわずか25分の、東京から一番近い島だ。
島の中央には、いまなお火口から蒸気が立ち上る「三原山」がそびえ、
その中腹には「裏砂漠」と呼ばれる日本で唯一の砂漠が広がっている。

今回、大島を訪れたのは「生きるように働く」をテーマに、
日本中のさまざまな仕事人を取材、
その生き方・働き方を発信してきたナカムラケンタさん。
都内を拠点にしながら、8年前より新島にシェアハウスを持ち、
夏場ともなると週末を島で過ごす二拠点居住を続けている。

初めて大島に降り立ったというナカムラさんの目に、
雄大な島の景色やそこに暮らす島民の姿はどう映ったのか。
第60代ミス大島で、〈えびす屋土産店〉の看板娘として
大島を発信する高田ほたるさんと、島の魅力について語ってもらった。

ナカムラケンタさんと高田ほたるさん

大島・元町港近くのカフェ&ゲストハウス〈BookTeaBed〉にて。

見渡す限りの荒涼な大地。
「何もない」を味わえる価値がある

ナカムラ: 
僕にとって大島は、新島への乗り換え地点。
近くていつでも行ける場所と思っていたら時間が経ってしまいました。
「いつか降り立って島を巡ろう」という念願が、ようやく叶いました。

高田: 
島を1周してみて、何を感じましたか?

ナカムラ: 
心地いい湿度に包まれる感じは、大島にしかない空気感だなと。
海の青や木々の緑の濃さに、自然の力強さを感じます。

高田: 
大島生まれ、大島育ちの私にとってはこの環境が当たり前で、
豊かさを実感することがありませんでした。高校卒業後に大島を離れて、
初めて「ただ島にいるだけで心が安らぐ」という感覚に気づきました。

Uターン者である高田さん

高田さんは7年間、都心で働いた後、大島へと帰島してきた。

高田: 
ナカムラさんがシェアハウスをしている新島とは、また違いますか?

ナカムラ: 
島が放つ色の濃淡が全然違います。同じ東京の島なのにこんなに違うんだなと驚くほど。
新島は白い砂浜のパステルカラーですが、大島の景色は
すべて原色だけで描けるようなはっきりとした色合いです。
大島の歴史を知りたくて、最初に島の資料が飾られている
喫茶〈藤井工房〉さんを訪れたのですが、飾られていた絵画や絵葉書、
木彫りの「あんこ人形」にも原色が多く使われ、島のエネルギーが伝わってくる。
大島を訪れてインスピレートされた作家が多くいるという話にも納得しましたね。

藤井工房

藤井工房には、大島に関する資料や色鮮やかな昔の絵葉書、大島出身の画家・中出那智子さんの作品などが飾られている。

あんこ人形も所せましと並べられている

著名な木彫り職人・木村五郎さんがつくった「あんこ人形」も所せましと並べられている。すべて大島に自生する桜や椿の枝を使用している。あんこさんとは、紺絣の着物を着て頭に手ぬぐいをした大島の伝統的な衣装を着た女性のこと。「姉っこ」がなまって「あんこ」となった。

information

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藤井工房

住所:東京都大島町元町2-1-5

TEL:04992-2-1628

営業時間(カフェ):10:00~18:00

定休日:水・木曜

Web:http://fujii-koubou.com/

高田: 
大島の象徴である椿が、赤、白、緑のはっきりとした色合いをしています。
その鮮やかさは大きな影響を与えているかもしれません。

ナカムラ: 
まさにそうですね。三原山を中心に、島全体が大きな山のように勾配がある。
そんな独特な地形も、大島の魅力だなと思いました。
大島一周道路を走っていると突如現れる「地層大切断面」は、
東京都にいるとはおよそ信じがたいスケール感。大切断面を背景に海を臨むと、
利島や新島が一望できるのですから、見飽きることがありません。

地層大切断面

高さ約24メートル、長さ630メートルの「バームクーヘン」のような縞模様は、火山灰や腐植土が互層になってできている。1層が1度の火山活動の噴出物とされ、1万5千年間で約100回もの大噴火によってつくられたという。昭和28年の大島一周道路の建設工事中に偶然発見された。

神秘の島・神津島で
キンメダイづくしの料理に舌鼓!
5つのおすすめスポット

山に登ってキンメを食べて。
神津島をダイナミックに遊ぶ!

神々が集う島として、さまざまな神話や伝説に彩られている神津島。
火山島が織りなす海や山などのダイナミックな自然、
漁が盛んな島ならではの新鮮な魚介類、そして笑顔の絶えない温かな島の人々。
見どころの多い島だ。

断崖と白砂のコントラストが美しい、多幸湾側から見る天上山。

断崖と白砂のコントラストが美しい、多幸湾側から見る天上山。

そんな神津島でぜひとも訪れておきたいスポットや、
島の魅力を存分に味わえる飲食店や宿泊施設をご紹介。
とりあえずここを押さえておけば、間違いなしの神津島案内スタート!

1. 【体験する】 天上山
初心者も、トレッキング好きも大満足

天上山に登る

神津島で楽しめるアクティビティとして年間を通して人気なのが、
島のほぼ中央に位置する天上山のトレッキング。
標高572メートルとそれほど高くはないのだが、
標高だけで魅力を測れないのが、この山のおもしろいところ。

スタート地点は、白島登山口と黒島登山口のふたつ。
それぞれの登山口から中腹まではそれなりに傾斜がきついものの、
木の生い茂った林道は深呼吸をしたくなるような清々しさ。
外輪に出ると、それまでとは打って変わって視界を遮るものがなくなり、低木と岩や砂がむき出しになった高山のような世界が広がる。

山頂周辺は台形状になっていて、眺望以外にも見どころの多いエリア。
たとえば、伊豆諸島の神々が集まり、
水の配分について会議をしたという神話の舞台「不入ガ沢(はいらないがさわ)」や、
中洲に竜神様がまつられているハート型の「不動池」、
山の上とは思えないような白砂が広がる「表砂漠」と「裏砂漠」の荒涼とした世界、
そして“黒潮に浮かぶ展望台”というこの山の通称を実感できる「天空の丘」などなど。

森を抜けて視界が開けたときの開放感は最高

森を抜けて視界が開けたときの開放感は最高。眼下には紺碧の海と、山全体が抗火石でできている神戸山が。

不入ガ沢は神聖な場所なので、名前の通り足を踏み入れることは禁じられている。

不入ガ沢は神聖な場所なので、名前の通り足を踏み入れることは禁じられている。

また、本州では2000メートル級の山にしか生息していないような高山植物を
山頂付近では見ることができ、伊豆諸島の固有種も多いことから、
「花の百名山」に選ばれている。
山頂を周遊して、全行程を踏破するには6~7時間かかるが、
初心者など登山に自信がない人は、途中まで車でアクセスすることも可能。
登ったあとは、島の景色がちょっと違って見えるかも!

information

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天上山白島登山口

住所:東京都神津島村那智(詳細は下記、神津島観光協会サイトをご確認ください)

Web:https://kozushima.com/sightseeing/mttenjo

2.【食べる】 居酒屋たつみ
島民が夜な夜な集うローカル酒場

来店者のポラロイド写真がずらり

小上がりの壁一面には、店の人も「いつから撮り始めたのかわからない」という、島内外からの来店者のポラロイド写真がずらり。

夜ごはんを宿ではなく外で食べるなら、島民御用達のお店はやはり気になるところ。
「ちょうちん」や「赤ちょうちん」という通称で親しまれている
〈居酒屋たつみ〉は、島民でいつも賑わっている人気店。

以前は入り口に赤ちょうちんがぶら下がっていたらしいが
(今も気が向いたら、お目見えするとか、しないとか……)、看板やのれんも特にないので、
お店であることが一見わかりにくいのが難点といえば難点。
しかし煌々と明かりが漏れるガラス戸を思い切って開けると、
カウンター席と小上がり、ずらりと並んだ短冊メニューなど
“THE 居酒屋”な空間が(奥には座敷席も)。

本格麦焼酎〈盛若〉

島のおいしい水で仕込んだ本格麦焼酎〈盛若〉は、すっきりとしたまろやかな味わい。

メニューは豊富で、島らしい味を楽しみたいなら、刺し身の盛り合わせ、
うつぼの唐揚げ、イカの塩辛などがおすすめ。
チェーン飲食店のない島で、
この店は居酒屋だけでなくファミリーレストラン的な役割も兼ねているようで、
おつまみ以外にもご飯ものや麺類なども充実していて、家族連れも多い。

刺し身の盛り合わせ

地魚をメインにした刺し身の盛り合わせ。左から中トロ、ムツ、アカサバ(ハチビキ)、アカイカ。

今でこそ何でも食べられるお店となっているが、もともとは焼き鳥屋だそうで、
地元の人には焼き鳥が人気とのこと。
島外から遊びに来た人を島民は瞬時に判別できるので、
気さくな人が話しかけてきて、思わぬコミュニケーショが生まれる可能性も。

information

map

居酒屋たつみ

住所:東京都神津島村74

TEL:04992-8-0289

営業時間:17:00~23:00

定休日:水曜

古民家1棟貸し
〈平泉倶楽部~FARM&RESORT~〉
世界遺産・平泉の
“風土”と“人”に出合う宿

平安末期、奥州藤原氏によって建立された寺院や歴史的建造物が残る、岩手県平泉。
〈中尊寺〉や〈毛越寺〉など、東北で初の世界遺産認定を受けたこの地に、
2018年7月、古民家ゲストハウス〈平泉倶楽部~FARM&RESORT~〉がオープンした。

築150年以上の古民家をリノベーションし、
1日1組限定(1組9人まで)の1棟貸しで、宿泊費は1泊10万円。
少々高い? と思う人がいるかもしれないが、
その値段にふさわしい設備や、行き届いたホスピタリティ、
特別な体験がいくつも用意されている。

まだオープンして半年だが、日本の伝統や文化、プレミアムな体験を求めて、
国内外からの問い合わせが多いのだとか。

自然光が差し込むリビングダイニング。古い建材にもしっかりとマッチしたモダンな内装。

自然光の差し込むリビングダイニング。古い建材にもしっかりとマッチしたモダンな内装。

広々としたエントランス部分には、囲炉裏と、窓に沿って据えられたベンチ。
その奥には、キッチンとカウンターが設置されたダイニング。
キッチンには調理器具、基本調味料、IHコンロなどが用意されており、
宿泊者はこれらを自由に使うことができる。

棚にディスプレイされているのは、
岩手県一関の伝統工芸品「秀衡塗(ひでひらぬり)」に「南部鉄器」。
これらももちろん使用可能。

キッチンの窓からは青々とした裏の林が見え、まるで絵画が飾られているかのような美しさ。

キッチンの窓からは青々とした裏の林が見え、まるで絵画が飾られているかのような美しさ。

漆を焼きつけた、秀衡塗のワイングラスで日本酒を。

漆を焼きつけた、秀衡塗のワイングラスで日本酒を。(写真提供:平泉倶楽部)

お風呂はふたつ用意されており、そのうちのひとつは総ヒノキ風呂。
やわらかな木目のあたたかさと、ヒノキの香りに、心身ともリラックス。
なんとも贅沢なバスタイム!

総ヒノキ風呂

3つの和室と、ベッドが設えてある洋間がひとつ。
廊下はぐるっと1周することができ、
和室を横切って次の部屋へ、という構造ではないので、
複数の家族や友人と訪れても、プライベートが守られるのはありがたい!

和室には、代々大切に祀られてきた立派な神棚が。

和室には、代々大切に祀られてきた立派な神棚が。

ベッドが置かれた洋間。こちらの部屋のみ施錠可能。

ベッドが置かれた洋間。こちらの部屋のみ施錠可能。

快適な設備が導入され、美しくリノベーションされているが、
天井の梁、太い柱、土壁など、可能な限り昔の建材を残しながら、
当時の家に刻まれた記憶も今に伝えたいという計らい。

さらには、先ほども紹介したとおり、館内には
岩手の伝統的工芸品である秀衡塗や南部鉄器だけでなく、
一関の染職人が手がけた〈京屋染物店〉の作務衣、暖簾、座布団なども。

古いタンスの上には、古民家に保管されていた農道具がオブジェとして飾られている。

古いタンスの上には、古民家に保管されていた農道具がオブジェとして飾られている。

「ここは、ゲストハウスでもありながら
ある意味、一関の伝統工芸品のショールームでもあるんです。
南部鉄器で飲む白湯、秀衡塗でいただくお食事、手染めした作務衣など、
一関・平泉地域の歴史や伝統を、五感で体感してほしいんです」

そのように語るのは、平泉倶楽部を手がけた〈株式会社イーハトーブ東北〉の松本数馬さん。
松本さんもまた、一関に生まれたひとりだ。

〈株式会社イーハトーブ東北〉の代表、松本数馬さん。

〈株式会社イーハトーブ東北〉の代表、松本数馬さん。

東京の11の島々の魅力を体感 「東京宝島ミュージアム ~あなたの知らない東京が見つかる~」 開催。 トークイベントにコロカルが出ます!

東京都心で、東京の島の魅力に触れる3日間

コロカルでは、『東京宝島ピープル』と題し、
東京の島しょ群の特集を掲載しています。
ただいま、神津島編三宅島編八丈島編が掲載中。近日中に大島編が公開予定。
ゲストと共に各島を巡り、島の文化と新しい魅力を発信しています。

それに伴い、各島を取材したゲストが、
実際に島を訪れた際の印象や取材時の裏話を披露するトークイベントを開催。
2019年3月23日(土)と24日(日)に、東京ミッドタウンの催し物
「東京宝島ミュージアム~あなたの知らない東京が見つかる~」で行われます。

上空から見た神津島。

上空から見た神津島。撮影:在本彌生

23日の13:00からは、『東京宝島ピープル』の取材で大島を巡った
日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト代表取締役のナカムラケンタさんと、
コロカル編集長及川卓也が登壇。
「新しい東京人の生き方・働き方 『ただいま』と言える島・大島の魅力とは?」
というテーマで、大島での生き方・働き方を話題にしたトークセッションを行います。

さらに、14:30からは、神津島を巡ったモデル・ライターの斉藤アリスさんが、
「旅を愛するアリスさんが語る神津島のお気に入り」というテーマで、
人や島食材との出会いなど、取材を通して知った島の魅力を
及川卓也とフリートークします。

24日は、13:00からモデルの前田エマさんが、三宅島を巡った体験をもとに、
「火山島・三宅島の雄大な“自然アトラクション”体験」というテーマで、
公開中の記事には掲載できなかったアザーカットを披露しつつ、
及川卓也とトークセッションをします。
また、同日には八丈島のトークセッションも予定されており、
こちらは、人気インスタグラマーの6151さんと、東京の島旅に関する著書もある、
編集者・ライターの薮下佳代さんがお話をされます。

ガイドブックには載っていない、ゲストならではの視点で伝える、
島の魅力や楽しみ方をお楽しみに。

その他にも、
東京の11の島それぞれの魅力を“音”を通じて体感していただく展示や、
大島・神津島・三宅島・八丈島の方々が考えた島のコンセプトや宝物、
今後の取組に向けたアイデアなどをプレゼンテーション形式で発表する時間も(22日)。
また、島食材へのこだわりや、島独自の食文化への理解を深めることができる、
試食やトークセッションなども予定しており、都心にいながら、島しょ地域の魅力を
見て、聴いて、味わって、感じることができるプログラムが盛りだくさんです。

ぜひ22日からの3日間、東京ミッドタウンに足を運んでみてください。

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