〈星岳・月岳〉無人駅が大盛況! 熊本に“列車がつなぐ” 秘境オーベルジュがオープン

JR肥薩線3駅をまたぐオーベルジュ

2019年8月2日、熊本県・JR肥薩(ひさつ)線「矢岳駅」に
旧国鉄駅長宿舎をリノベーションしたホテル
〈星岳・月岳(ほしたけ・つきたけ)〉がオープンしました。

旧国鉄駅長宿舎は、国の登録有形文化財に登録されている建物。
いまでは稀少な、明治の鉄道建築のひとつです。

ユニークなのは、肥薩線が走る人吉球磨エリアを
ひとつのホテル、線路を廊下と見立て、各施設を列車でつなぐというコンセプト。

球磨川

人吉球磨地域を流れる雄大な球磨川

宿泊客は、まず旅の玄関、人吉駅へ。
駅でチェックインを済ませます。

〈いさぶろうしんぺい号〉

肥薩線 大畑駅と観光列車〈いさぶろうしんぺい号〉

その後は観光列車〈いさぶろう号〉で移動。
矢岳駅で降りたら、星岳・月岳の客室でひと休み。

〈星岳〉縁側

〈星岳〉縁側

夕食は大畑駅へ移動して、レストラン
〈囲炉裏キュイジーヌ LOOP〉でディナーを楽しみます。
その後は、専用車に乗って星岳・月岳へ。
真っ暗な山道は、まるでナイトサファリのよう。
シカや野生動物に出会うこともあるそう。

クラシックな専用車。

クラシックな専用車。

このプロジェクト仕掛け人は、〈クラシックレールウェイホテル〉代表の中島秀豊さん。
中島さんには、かつて賑わっていた無人駅に
人を呼び戻したいという思いがありました。

駅舎

そんなときに目にとまったのが、大畑駅のそばに佇む「旧保線詰所」。
中島さんはこの建物をリノベーションして
レストランをつくりたいとJRに相談を持ちかけ、
2018年9月に囲炉裏キュイジーヌ LOOPをオープンさせました。

レストランが建つ以前、大畑駅の
利用客は月に7人しかいなかったのだそう。
明治時代に建てられた旧保線詰所は長いこと人の手が入っておらず、
中島さんが初めて訪れたときは、イタチが住んでいたという話も。
現在レストランを訪れるお客さんの数は、
1か月に約700〜800人。連日満席の大賑わいです。

〈囲炉裏キュイジーヌ LOOP〉の料理

〈囲炉裏キュイジーヌ LOOP〉の料理。シェフはパリや東京〈レザンジュ〉などで腕を磨いた中務雅章さん。

計画当初は「無人駅にレストランをつくって
どうするんだ」と言われたこともあったそうですが、
中島さんには「だからこそつくる意味がある。
そこにしかない環境で、そこでしか食べられない料理をつくろう」
という強い意志があったのだとか。

現在囲炉裏キュイジーヌ LOOPは、昼は一般のお客さんに向けて営業、
夜は宿泊客のためのプライベートレストランに変わります。
これはうれしいですね!

〈旧質美小学校(質美笑楽講)〉 京都・京丹波町の廃校が 絵本のセレクトショップや 窯焼きピザ屋に

廃校になった質美(しつみ)小学校が、ユニークな施設に

京都府京丹波町は、広々とした緑豊かな土地。
山や田畑が広がり、黒大豆、小豆、松茸、栗などが特産品で、
豊かな食文化とともに人々が暮らしを営んできた地域です。

そんなのどかな京丹波町質美上野に、
廃校になった質美(しつみ)小学校を使ったユニークな施設が
全国から注目を集めています。
施設の名前は〈質美笑楽講〉。小学校が笑楽講に!
思わず笑みがこぼれるような名前に当てた漢字からも、楽しい雰囲気が伝わってきます。

質美小学校は2011年に閉校し、53年の歴史に幕を閉じました。
しかし、「自分たちが通った小学校の形をなんとか残したい」という
卒業生や地元の人の声が上がり、
昭和35年に建設された木造校舎を再利用する道を模索することに。

2012年に、絵本のセレクトショップ〈絵本ちゃん〉がオープンしたのをきっかけに、
カフェや雑貨屋、レストランなど、おしゃれなお店が集まる複合施設として、
生まれ変わりました。

レトロな木造校舎、朝礼台、長い廊下に作業室や図工室の名札、木の引き戸、
落書きのある机と椅子。
子どもたちが学んできた景色がそのまま残り、
初めて訪れたけれど、心がキュンとなるような懐かしい気持ちが込み上げてきます。

〈盲亀浮木〉の内観

カフェ〈盲亀浮木(もうきふぼく)〉は落ち着いた雰囲気。

絵本専門店に、古道具のお店まで……

質美笑楽講には、センスのあるお店がたくさん入っています。
絵本専門店〈絵本ちゃん〉&〈きのこ文庫〉、
窯焼きピザとパスタ〈panadozo café〉、
古道具とアンティーク〈ケセラセラ〉、趣味の店〈道楽ルームみちくさ〉、
〈喫茶ランチルーム〉、カフェ〈盲亀浮木(もうきふぼく)〉、
〈おかきの加工所〉、ウェディングドレス〈Blan Cheur〉、
雑貨〈プチボヌール〉、423アートプロジェクトなど。

「こんにちわ~」、お店のドアを開けるたびに、伝わるワクワク。
それぞれのお店の個性と、オーナーのこだわりが詰まっており、
ひとつひとつのアイテムを手に取っていると、
あっと言う間に時間が過ぎてしまいますよ。
「あ~、昔はこんな教室だったなぁ」と懐かしむ年代は
ワクワクした気分を取り戻す場所として、
イマドキ女子にとってはレトロで“映える”写真が撮影できるおしゃれスポットとして。
そして、地元のお母さんは子連れで楽しめる憩いの場所として。

オーナーこだわりの雑貨屋絵本が並ぶ

絵本専門店〈絵本ちゃん〉&〈きのこ文庫〉。

〈伝泊 The Beachfront MIJORA〉 古民家再生を手がけてきた伝泊に ビーチフロントヴィラが誕生!

2019年夏、鹿児島県奄美市笠利町に
〈伝泊 The Beachfront MIJORA
(デンパク ザ ビーチフロント ミジョラ)〉が誕生しました。

〈伝泊〉は、奄美大島出身の建築家、山下保博さんが手がける宿泊施設。
これまでは古民家を再生した施設を手がけてきましたが
この度オープンした施設は、奄美大島北部の
海辺にある、新築のビーチフロントヴィラです。

1枚ガラスで仕切られた室内とデッキ

大きな1枚ガラスで仕切られた室内とデッキ。

宿は、すべて1棟貸し切りタイプ。
どの部屋も海に面しており、海岸へ向かって
開放的なデッキが広がっています。

建物は、伝統を取り入れたモダンなつくり。
奄美の伝統建築「高倉」と、奄美の浜辺で良く見られる「ウノアシ貝」の
形から着想を得た木の屋根、打ち放しのコンクリートを組み合わせています。

客室から見た屋根構造

奄美の伝統建築である高倉の内部にいるかのような、屋根構造。

客室の外観

折り紙のようにシンプルな建築躯体。

夜の海を前にしたデッキのスツール

「MIJORA(みじょら)」とは、この施設がある
小さな集落「三鳥屋(みどりや)」の古い呼び名だそう。

“茶室”を現代的に解釈。 奥浅草に旅館 〈茶室ryokan asakusa〉がオープン

日本の情緒漂うインバウンド向け旅館

浅草仲見世などの華やかな観光地の喧騒から少し離れ、
生活者が息づき、花街の香りが色濃く残る奥浅草。

7月20日(土)、ここにインバウンド向けの都市型旅館、
〈茶室ryokan asakusa(チャシツ・リョカン・アサクサ)〉がオープンしました。

露地に見立てたエントランス、足湯のできる待合、
にじり口を彷彿とさせる小さな扉など、茶の湯の精神と茶室をモチーフにした同ホテル。

茶室のにじり口をモチーフにした部屋の入り口

部屋の入り口は一度頭を下げて入ります。別世界への気持ちが切り替わる役割のある茶室のにじり口をモチーフにしているそうで、にじって通ることで母胎回帰を体験する意味もあったそう。

館内の網代(あじろ)天井

網代(あじろ)天井が特徴の館内。日本の伝統工芸技術で、茶室の伝統的な仕上げ材のひとつです。

天井を低く抑えたミニマルな客室は、母胎回帰を連想させ
包み込まれるような落ち着きと、日本の居室文化の中で
育まれた空間づくりの工夫が詰め込まれています。

部屋にいながら「魅惑の京都」を堪能。 ホテル〈eph KYOTO〉が表す 京都の美意識

〈eph KYOTO〉の外観。京都駅「八条口」から徒歩3分でアクセス良好。

京都をモチーフにした、デザイン性の高いホテル

年間観光客数は約5,300万人、国際都市としてアジアをはじめ各国から旅行者が訪れる京都。
古き良き歴史的遺産と日々変遷する新しい文化が巧みに混ざり合い、
独自の空気を育んできたこの土地にホテル〈eph KYOTO〉がオープンしました。

「ephハリウッドツイン」の客室

〈eph KYOTO〉「ephハリウッドツイン」の客室。参考価格:22,400円(2名1泊朝食付/時期により価格が変動します。)

ホテルのコンセプトは「刺激的な空間と個性に“Effect(影響)”される」こと。
京都ならではの歴史や文化をより色濃く反映した空間は、意外性にあふれ、斬新。
窓の外には京都の「枯山水」を思わせる壁面があり、
壁に金銀の市松模様が描かれている客室や、天井に桜が描かれている客室など、
日本の伝統を感じさせるデザインが散りばめられています。

〈eph KYOTO〉のフロント

嵐山を想起させるような竹林が、金箔のきらびやかな天井に向かってのびるフロント。

こうしたユニークな京都モチーフが客室のみならず
外観やフロントなどホテルの細部にまで散りばめられ、
「ここにも京都がいた」と探してみるのも楽しそう。

設計を手がけたのは、京都を拠点に国内外で活躍する建築家の高松伸氏。
「美しい建築」を掲げる高松氏が表現した『魅惑の京都』を、
泊まりながらにして堪能できるのは最高に贅沢。

朝食ビュッフェに並ぶ料理の数々

季節によりメニューの改変があります。

また、毎朝つくりたての朝食ビュッフェも絶品。
和食・洋食・中華を取り揃え、柴漬けのおにぎりや鶏肉の中華パオなど
お腹が満足するメニューのほか、朝に嬉しいフレッシュなスムージーなども充実。
食事の種類が幅広く、英語に堪能なスタッフが常駐しているので
外国からのゲストをおもてなしするにも◎。

ブドウ畑のパノラマが望める 湯宿〈カーブドッチ ヴィネスパ〉で 心ゆくままにゆったり過ごす

角田山の麓に広がる〈カーブドッチ ヴィネスパ〉へ

角田山

朝もやに包まれた角田山。

穏やかに波を打つような山容の「角田山」。
新潟県内に自生する大抵の草木が見られる自然豊かな山。

その麓には広大なブドウ畑と5軒の個性豊かなワイナリーからなる
〈新潟ワインコースト〉があり、
その中に、レストランやベーカリーなどからなる、
〈カーブドッチ ワイナリー〉があります。

今回ご紹介する宿は、同ワイナリー内にある雄大な自然を望める
温泉リゾート〈カーブドッチ ヴィネスパ〉。

カーブドッチ ヴィネスパの外観

カーブドッチ ヴィネスパ正面玄関。角田山を彷彿とさせる、なだらかなアーチの屋根が特徴的。

ワイン樽の蓋

ワイン樽の蓋が目印。

ヴィネスパとは“ブドウの湯”という意味。
角田山の緑豊かな風景とブドウ畑に囲まれながら、
ゆったりと天然温泉に浸かることができます。

1階ロビーのテーブル席

1階ロビーの中庭に面した空間。

ひとたび中に足を踏み入れると、
広々としたガラス張りの開放的な大空間に、
思わず心が解きほぐされます。

中庭の池

水の流れを目で追ってしまうほどに、ここは“静”を感じる場所。

手入れの行き届いた緑あふれる中庭には、
ゆるやかに螺旋を描きながら放出される小さな噴水があり、
それを眺めながら静かにやすらぎのひとときを過ごすのも乙。

ロビーは吹き抜け

自然のエネルギーをチャージできそう。

中庭を囲むようにして吹き抜けており、
たっぷりと日差しが差し込んできます。

2階に小さなライブラリーもあるので、そこから好きな一冊を取り出して、
コーヒーでも飲みながらインプットの時間を。

中庭を眺められるシート席

中庭を楽しむための席も。

エリアによって置かれているテーブルやイスのテイストが違うので、
その時の気分に合わせて、自分好みの場所を見つける楽しさも。

たとえ天候が悪くても、雨露が滴る葉やその雨音を感じて、
日常を忘れ、何もしない贅沢な時間を堪能できるでしょう。

京都・西院〈エラマサ〉
宇治抹茶ハイと〈プリプリ中華炒め〉で
至福のカウンター飲み

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記 京都編
京の夏の夜に欲しくなるのは、どんな料理にも合うすっきり抹茶ハイ

真剣に語り合うのはちょっと照れ臭い。
うまい酒とアテでお互いの趣味の話をゆるゆると。
そんな時は、おもしろい店主とお客さんが集まる酒場がいい。
粋な京都人たちだけが知っている開けっぴろげの隠れ家へ。

祇園祭の宵々山

今日の舞台は京都市。今年も7月16日に祇園祭の宵々山が行われました。そして、京都といえば伝統と革新がちりばめられたまちで、酒場の激戦区でもあります。

今回のローカル酒場は京都・西院の〈エラマサ〉。
京都観光の中心部で、繁華街のある四条河原町界隈から
阪急電車でわずか3駅と至近ながら、観光ではなかなか訪れない、
住宅地が広がるエリアです。

〈エラマサ〉の入り口

パッと見には昭和の喫茶店。でもポップで明解なメニューが、酒場好きの期待感を高めてくれます。

一緒に楽しんでいただくのは、共に京都の最新&トップカルチャーを知る……、
いえ、そのシーンを牽引するおふたり。

「泊まれる雑誌」をコンセプトに掲げ、町家を改装した体験型宿泊施設
〈マガザンキョウト〉のオーナーである岩崎達也さんと、
「京都喫茶文化遺産」という取り組みを立ち上げ、
古き良き京都の喫茶店を継承した〈喫茶マドラグ〉など、
複数の人気のカフェを営む山崎三四郎裕崇さん。
おふたりは岩崎さんが会社勤めをしていた頃に仕掛けた、
イベントを通じて知り合いました。

そこからの縁で、京都の文化や地域の活性化などを共に牽引する仲に。
普段飲む時にもこうしたことで激論を交わすのでしょうか? と聞くと
岩崎さんは苦笑しながら
「いやぁ、これからの京都をこうしたいとか、そういう話は全然しないです。
なんか同志っていうのも恥ずかしいですし。
とても居心地のいい空気をつくってくださる兄貴感があるんですよ」と岩崎さん。
「〈エラマサ〉の名前は、クリエイターの友人たちから聞いていたので、
どんなお店か気になっていたんです」

さあ、それでは、乾杯といきましょう。
今回は京都ということで、〈寶「宝焼酎の宇治抹茶のお酒」〉を使った抹茶ハイ。
エラマサでもメニューに出して以来、かなりの人気とのこと。

抹茶ハイで乾杯

「この抹茶ハイ、いい色だね~」と言いながら乾杯。多少照れ臭そうですが、1杯飲んだころにはすっかりいつもの調子に。(左・山崎さん 右・岩崎さん)

山崎さんは「見た目は濃厚だけどさっぱりいただけますね。これは食がすすみそう」と感心。
お店を見渡せば壁一面の黒板に、ポップに書かれたメニュー。
これはエラマサのマスター・井上宏幸さんの手書き。
そしてカウンターには大皿・小皿のお惣菜が並びます。
最新のヒップなブルックリンのスタンディングバーのようであり、
田舎の気のいい大衆食堂や小料理屋のようでもあり。

壁一面に手書きのメニュー

壁一面に描かれたマスター手書きのメニュー。最初は圧倒されますが、次第に楽しくなってくるから不思議。描かれているイラストは3名の作家さんの作品。「この店で知り合った人が描いてくれたんですよ」(井上さん)

築210年の 京都指定有形文化財をカフェに 〈パンとエスプレッソと嵐山庭園〉

〈パンとエスプレッソと〉京都進出!

行列ができると都内で人気のベーカリーカフェ〈パンとエスプレッソと〉。
パンはもちろん、洗練されたパッケージや空間など
感度の高いグルメ女子の心を掴んで離さない同店ですが、7月7日(日)に、
初の京都店となる〈パンとエスプレッソと嵐山庭園〉がオープンします!

今回オープンする〈パンとエスプレッソと嵐山庭園〉は、
築210年の京都府指定有形文化財の旧小林家住宅をカフェとして改装。
奥行きのある店内で、ゆったりと買い物やカフェを利用することができます。
敷地内には広い庭もあり、全体を通して京都の風情ある雰囲気を楽しめる内容に。

松(ブランティーセット)2,200円(税込)

松(ブランティーセット)2,200円(税込)

ランチには、松・竹・梅と3種類ある嵐山庭園限定ランチセットを用意。
〈合わせ出汁のパニーニ〉や〈ごま油香るフォカッチャ〉などの
創作和風パニーニが登場するのだそう。

オリーブと山岳霊場と醤油蔵と。
瀬戸内国際芸術祭と併せて楽しみたい、
小豆島の旅

アートとともに小豆島の旅を楽しんで!

今年、瀬戸内の島々では4回目となる
〈瀬戸内国際芸術祭2019〉(以下、瀬戸芸)が開催されています。
3年に1度、瀬戸内海の12の島とふたつの港を舞台に開催される
現代アートのお祭りです。

開催期間は、春会期、夏会期、秋会期と3つに分かれていて、
7月19日から夏会期が始まりました。
今年の瀬戸内の夏は、いつもに増して賑やかになりそうです。

ワン・ウェンチー(王文志)さんによる『小豆島の恋』。竹でできた大きな作品の中に入れます。

ワン・ウェンチー(王文志)さんによる『小豆島の恋』。竹でできた大きな作品の中に入れます。

小豆島でもたくさんの作品が公開されています。
島のあちこちに点在していて、全部回ろうとしたら
2、3日はかかるんじゃないかなぁ。それも車がある前提で。

例えば、田浦半島にある『愛のボラード』を見に行って、
大部地区の『国境を越えて・波』を見に行こうと思うと、車で約1時間かかります。
バスだと乗り継いで行かないといけないのでもっとかかります。
小豆島はきっとみなさんの想像以上に広い島です(笑)。

広島市立大学芸術学部有志のみなさんによる『潮耳荘』。波や船の音を拾い集め建物の中に響かせる。

広島市立大学芸術学部有志のみなさんによる『潮耳荘』。波や船の音を拾い集め建物の中に響かせる。

フリオ・ゴヤさんによる『自然の目「大地から」』。古民家の敷地内にある2本のイブキの木を利用してつくられたツリーハウス。

フリオ・ゴヤさんによる『自然の目「大地から」』。古民家の敷地内にある2本のイブキの木を利用してつくられたツリーハウス。

作品をたくさん見ることを目的にしてしまうと疲れてしまうと思うので、
見に行く作品の数を絞りつつ、作品だけじゃなくて、その周りにある
小豆島の風景や食べもの、歴史なども楽しんでいただけたらいいのかなと。

先日、島を案内する機会があって、久しぶりに小豆島ならではの場所を巡ったのですが、
あらためて小豆島っておもしろい要素が盛りだくさんだなと思いました。
瀬戸芸作品と併せて楽しみたい小豆島、例えばこんなことです。

まずは、オリーブ。
島のあちこちにオリーブの木が植えられているので、
どこに行っても見かけると思いますが、遠くからなんとなく見るだけじゃなくて、
ぜひオリーブ畑の中を歩いてみてください。

勝手に大切なオリーブ畑には入れないですが、
オリーブ公園など一般の人に公開しているところもあります。
オリーブの木々の間を歩く、それだけで島の空気を感じられるんじゃないかと思います。
もし気になるオリーブ農園があれば、生産者さんに直接お願いしたら、
畑を案内してくれるかもしれません。

オリーブ畑の散策はそれだけで気持ちいい。

オリーブ畑の散策はそれだけで気持ちいい。

初夏のオリーブの木には緑色の小さな実がたくさんついています。

初夏のオリーブの木には緑色の小さな実がたくさんついています。

大分〈稲積水中鍾乳洞〉 日本初のケーブダイビングに挑戦!

大分のアウトドア・アクティビティがすごい!

2019年秋に〈ラグビーワールドカップ〉が開催される大分県。
地元では、臼杵駅前にラガーシャツ姿の石仏が登場するなど、
徐々に盛り上がりを見せています。

JR臼杵駅前に登場した国宝臼杵石仏大日如来のレプリカ。臼杵市と有志の市民による「フグビーうすき実行委員会」が企画・制作。設置期間は2019年4月17日(水)〜11月2日(土)

JR臼杵駅前に登場した国宝臼杵石仏大日如来のレプリカ。臼杵市と有志の市民による「フグビーうすき実行委員会」が企画・制作。設置期間は2019年4月17日(水)〜11月2日(土)

今回は、そんな大分のアウトドア・アクティビティをご紹介します。
日本一の温泉湧出量と源泉数を誇る「おんせん県おおいた」ですが、
ほかにも、知られざるスポットがたくさんあるんです。

日本一の水中鍾乳洞でスキューバダイビング

〈稲積水中鍾乳洞〉

〈稲積水中鍾乳洞〉

なんと大分には、日本一の水中鍾乳洞があります。
豊後大野市にある〈稲積水中鍾乳洞〉は、
3億年前の古生代に形成されたと考えられている鍾乳洞。
全長約1キロあり、現時点では日本最長となっています。

〈稲積水中鍾乳洞〉

〈稲積水中鍾乳洞〉

こちらの鍾乳洞では、スキューバダイビングを楽しめます。
ケーブダイビングを体験できるのは、日本でもここだけ。
コースは10歳の子どもから参加できる体験ダイビングから
筒状の横穴など鍾乳洞特有の地形を観察できる
ダイバー向けのコースまで、さまざまなコースが用意されています。

洞内の温度は、一年中16度。
四季を通じて快適な温度で過ごせるというのもいいですね。

尾道〈LOG〉が細川亜衣さん監修の ランチを開始! 瀬戸内の味をまっすぐに頂ける 至福のひととき。

ランチが提供される1階の〈LOG DINING〉(18席)。

窓からの木漏れ日がやさしい〈LOG DINING〉でランチが食べられるように!

昨年末、尾道の山手に誕生した複合宿泊施設〈LOG〉
千光寺につながる坂道の途中にあり、この土地で暮らす人と観光で訪れた人が交差する、
居心地のよい空間を目指しています。

そんな〈LOG〉が、4月からランチ営業をスタートしました!

7月1日から8月31日まで提供されているランチメニュー。2000円(税別)。

7月1日から8月31日まで提供されているランチメニュー。2000円(税別)。

提供されるメニューはもちろん、
〈LOG〉の朝食やディナーを手がける料理家の細川亜衣さんが監修。
尾道の契約農家さんが育てた野菜や瀬戸内の魚をふんだんに使い、
おいしいものをよりおいしく味わえるよう素材の良さを引き出しています。
なお、メニューは季節ごとに変わるそうです。

こうして、今までは気になっていても宿泊しないと食べられなかった
〈LOG〉の食事を誰でも楽しめるようになりました。

〈住箱-JYUBAKO-〉 世界的建築家、隈研吾とスノーピークが こだわり抜いたモバイルハウス

隈研吾さんとスノーピーク代表・山井太さんが居心地の良さを検証

「キャンプをするように、好きな場所に住みたい」
建築家の隈研吾さんとアウトドアメーカー〈スノーピーク〉が、
そんな思いを実現すべくモバイルハウス〈住箱-JYUBAKO-〉を共同開発しました。

住箱が開発されたのは、2017年のこと。
隈さんが「自然に触れて人間性を取り戻す」というスノーピークの理念に
共感し、一緒に開発することになったのだとか。

2019年5月、新潟県阿賀野市に開業した常設グランピング施設
〈スノーピークグランピングスワンレイク 五十嵐邸ガーデン〉では、
この住箱に泊まることができます。

外装には木の目や節をあえて残し、温かみが感じられる黒塗装を施しています。

外装には木の目や節をあえて残し、温かみが感じられる黒塗装を施しています。

白鳥の湖、瓢湖に近い五頭山麓にある〈五十嵐邸ガーデン〉。150年の歴史を誇る豪農の屋敷と日本庭園を擁する。運営は新潟県阿賀野市に拠点をおく天朝閣グループ。クラフトビールの製造販売をはじめ、飲食や温泉宿泊旅館事業などを展開している。

白鳥の湖、瓢湖に近い五頭山麓にある〈五十嵐邸ガーデン〉。150年の歴史を誇る豪農の屋敷と日本庭園を擁する。運営は新潟県阿賀野市に拠点をおく天朝閣グループ。クラフトビールの製造販売をはじめ、飲食や温泉宿泊旅館事業などを展開している。

同施設は、スノーピークのグランピング施設としては、2017年にオープンした
〈スノーピークグランピング 京急観音崎〉(神奈川県横須賀市)に続き、
2か所目となります。

こちらが、住箱のなかです。

タープや家具、食器に至るまで  スノーピーク製品を使用。

タープや家具、食器に至るまで スノーピーク製品を使用。

住箱の検証には、隈さんとともに
スノーピーク代表の山井太さんも参加し、居心地の良さを確認。
その後も実際に寝泊まりをしながら使い勝手を検証し、修正を重ね完成に至ったのだそう。

目指したのは、自然が主役になる住まい。
外の世界を借景のように切り取る窓など、室内空間と屋外の関係性にこだわり、
自然を感じ、豊かで自由な気持ちにさせてくれる空間に仕上がっています。

岩手県〈とおの屋 要〉
佐々木要太郎さん
食、どぶろく、風土を味わう
オーベルジュ

訪れる人の約8割が、都心部や海外の料理人、食通、飲食関係者という、
少し風変りなオーベルジュが、岩手県遠野にある。

そこは、「料理人」「米農家」「どぶろく醸造家」「発酵のプロフェッショナル」と
複数の顔を持つ、佐々木要太郎さんが主を務める〈とおの屋 要(よう)〉。

〈とおの屋 要〉の外観。

〈とおの屋 要〉の外観。

ひとつひとつの仕事に、目、鼻、舌、耳、皮膚、すべての感覚を研ぎ澄ませ、
類稀なる感性で、“オリジナル” というべきものに仕立て上げる佐々木さん。
その仕事への情熱と妥協のなさが口コミで広まり、
噂を聞きつけたシェフや飲食関係者が、次々と遠野を訪れるようだ。

〈とおの屋 要〉の玄関にて。

オーベルジュの白い暖簾をくぐるとと、
重厚感のある木戸を構えた、趣のある建物が。
岩手県紫波の豪農宅にあった、築200年前後の「米蔵」を移築再生した建物で、
玄関の左手には米蔵をリノベーションしたダイニングと、右手には新設した宿泊棟。
ささやかながらも存在感を放つ、懐かしの調度品が空間を演出し、
その洗練された雰囲気は、宿泊への期待を一層高めてくれる。

〈とおの屋 要〉のエントランス。

佐々木さんは、ここ遠野で100年以上続く〈民宿とおの〉の4代目。
民宿は現在も営業しているが、「自分の力だけで勝負できる場を」と、
9年前に民宿の隣に米蔵を移築し、オーベルジュの営業がスタートした。

宿泊棟の廊下。

1日ひと組限定で、1棟貸し切り。
和室と洋室のふたつの寝室が用意されており、最大8名まで宿泊可能。

館内には、佐々木さんがこれまで収集してきた、姿の美しい家具、オーディオ、
佐々木家で代々大切に使われてきた暮らしの道具、
山仕事の合間に見つけた植物でつくったというリースやスワッグが、
しっくりと空間にとけこんでいる。

建物の2階は、ダイニング吹き抜けのメゾネットになっており、
広さも、淡い光の差し込み加減も、調度品も、その配置も、すべてが心地いい。
宿泊者が気に入って、寝室ではなくここで寝る人もいるのだそう。

天井には、どっしりとした継ぎ目なしの栗材の梁と、
通常より倍以上も多く使われているという垂木。
ここまで贅沢につくられた米蔵は滅多にないらしく、建築ファンをも喜ばせてくれるはず。

2階のメゾネット。

2階のメゾネット。

このオーベルジュの楽しみはさまざまにあるが、
特に期待が高まるのは夕食タイム。
日本や海外からのシェフが、その味を求めて訪れるという佐々木さんの料理は、
とにかく独創的で、これまで目にも口にもしたことがないようなものばかりが登場するのだ。

佐々木さんが敬愛しているという北欧のデザイナー、ポール・ケアホルムの写真も。

京町家を改装。 数寄を凝らしたハイクラスな宿 〈suki1038〉が京都に誕生

〈suki1038高台寺〉の和室

1施設約100平米! 浴室を中心に設計された解放的な空間が誕生

京都にまたひとつ、旅情を鮮やかに彩ってくれる
粋な宿が7月1日(月)に誕生します。
その名も〈suki1038(スキイチゼロサンハチ)〉。

場所は、京都東山・伝統的建造物群保存地区である
石畳の敷き詰められた石塀小路と
京都の市中にあり、公家や武士屋敷が多く存在した御所の東側。

明治や大正時代に建設された京町家を改装した、
全3施設のみ、それぞれ約100平米もある贅沢な宿です。

浴室を中心にダイナミックに設計。
各部屋が連なる、京町家の造りを活かした空間は
ここならではとなっています。

〈suki1038高台寺〉の外観

〈suki1038高台寺〉の外観

〈suki1038高台寺〉のエントランス

〈suki1038高台寺〉のエントランス

〈suki1038高台寺〉のバスルーム

〈suki1038高台寺〉のバスルーム

八坂神社まで徒歩1分の場所にある一棟貸しの〈suki1038高台寺〉。
伝統的な吹き抜けの通り庭のある、一面の琉球石灰岩が
魅力のスイートルーム。半露天の風呂とリビングからは
美しく整備されたソテツと梅の庭を眺めることができます。

〈suki1038御所東壱〉のリビングバス

〈suki1038御所東壱〉のリビングバス

〈suki1038御所東壱〉の和室

〈suki1038御所東壱〉の和室

福山雅治さんの島旅動画 『もっと長崎の島々に、なる!』 を見て、今年の夏は長崎の島へ

長崎・対馬のシンボル和多都美(わたづみ)神社をバックに動画撮影した福山雅治さん。

島の数日本一の長崎県で、594の島々の魅力を発掘

いよいよ夏も目前。今年の長期休暇は日本の島々で過ごしてみませんか。
行き先を悩んでいるなら、福山雅治さんが長崎の五島列島、対馬、壱岐を旅する
ドキュメンタリー動画『もっと長崎の島々に、なる!』の鑑賞がおすすめです!

まずはこちらをご覧ください。

五島列島篇

対馬篇 

壱岐篇

これらの動画は、長崎の「島」の魅力を伝える〈長崎ブルーアイランズプロジェクト〉の
第2弾として制作されたもの。

第1弾WEB動画『体感、長崎の島。』とは異なり、
第2弾では福山さんがクリエイティブ・プロデューサーとして、
出演だけでなく企画や構成、制作のすべてに関与。
そうすることで、福山さん自身が感じ取った島々の魅力を、
より一層ストレートに表現することができました。

長崎の島の独特な風土、歴史、美しさを知ってほしい

これまで長崎を盛り上げる活動に取り組んできた福山さんですが、
島のことは実はあまり知らなかったんだそう。
島の魅力を真に理解するため、実際に五島列島・対馬・壱岐を旅しました。

五島列島の香珠子(こうじゅし)海水浴場。白砂の海岸と、透き通るような青が綺麗な海。

五島列島の香珠子(こうじゅし)海水浴場。白砂の海岸と、透き通るような青が綺麗な海。

約30年ぶりに訪れたという五島列島では漁師さんの家を訪問。
アワビやイシダイなど、朝食としては贅沢過ぎる海の幸のおいしさに出迎えられました。
海鮮直売所では新鮮なキビナゴの刺身などを食べ、
次なるお店では名産の五島手延べうどんに舌鼓。
偶然居合わせた近所のお母さんと福山さんが隣同士でうどんをすすっている様子は、
この上なく微笑ましかったです。

対馬の浅茅(あそう)湾。複雑な入り江と無数の島々が織りなすリアス式海岸がのぞめる。

対馬の浅茅(あそう)湾。複雑な入り江と無数の島々が織りなすリアス式海岸がのぞめる。

対馬では和多都美神社を訪れ、
海の中に並ぶ鳥居を見ながら竜宮の伝説を堪能。
近くの烏帽子岳展望台から見られる、浅茅湾の絶景は感動ものです。

壱岐の猿岩。そっぽを向いた猿にそっくりの玄武岩。

壱岐の猿岩。そっぽを向いた猿にそっくりの玄武岩。

〈札幌蚤の市&札幌もみじ市〉へ! 〈手紙社〉の人気イベントが 北海道に初進出

東京で人気のイベントが、札幌で初開催

初夏の札幌に、人気の2大イベント〈東京蚤の市&もみじ市〉がやってくる!
6月15(土)・16(日)の2日間、JRA札幌競馬場を会場に、
全国から100を超える雑貨・作家・カフェ・フードなどのショップが集結する、
スペシャルなマーケットが開かれます。

東京ではおなじみの〈東京蚤の市〉は編集チーム〈手紙社〉が主催するイベントで、
今回は〈札幌蚤の市〉と題して北海道初開催。
「古いものと新しい持ち主との出会いが生まれる」というコンセプトのもと、
道内はもちろん全国から個性豊かなアンティークショップが集まります。

奈良から出店の〈グリーンベアーズカンパニー〉。蚤の市では和・洋問わず、古きよきモノが集結。お宝に出会えるかも!?

奈良から出店の〈グリーンベアーズカンパニー〉。蚤の市では和・洋問わず、古きよきモノが集結。お宝に出会えるかも!?

蚤の市会場では、北欧のデザイン豊かな雑貨ショップが並ぶ「北欧市」や、
作家の個性が光る「豆皿市&箸置き市」のほか
「リュックサック・バザール」も同時開催。
2012年のスタートから人気を集め、開催ごとにますます盛り上がりを見せる
充実のマーケットを札幌で体感できます。

〈東京蚤の市〉での北欧市風景。今回は9つのショップが参加します。

〈東京蚤の市〉での北欧市風景。今回は9つのショップが参加します。

手のひらサイズのアート。大人気の豆皿&箸置き市。

手のひらサイズのアート。大人気の豆皿&箸置き市。

そして同会場で開催されるもうひとつのイベント〈札幌もみじ市〉は、
手紙社の敬愛する陶芸家、木工家、金工家、イラストレーターといった
全国各地のつくり手たちが一堂に会する場。
普段なかなかお目にかかれない、繊細な手仕事が光るモノと
そのつくり手たちとの出会いが待っています。

光の当たり方で表情を変える、長野〈Mellow Glass〉のガラス作品。

光の当たり方で表情を変える、長野〈Mellow Glass〉のガラス作品。

柔らかなインド綿と木版プリントのオリジナル布製品〈admi〉は札幌初出店。

柔らかなインド綿と木版プリントのオリジナル布製品〈admi〉は札幌初出店。

「10年後も履きたい靴」をテーマにしたセミオーダーの靴〈coupé〉は東京から。

「10年後も履きたい靴」をテーマにしたセミオーダーの靴〈coupé〉は東京から。

映画のまち・尾道に 〈クジラ別館〉がオープン。 世界初、アイデアを買う宿

文化財の日本家屋をリノベーションした、アイデアを買う宿

物語のプロット、ビジネスモデル、没になった企画やネタ……。

そうしたアイデアを提出すると
宿泊料金が1人あたり3,000円オフになる、とってもユニークな宿が誕生しました!

もともとは「茶園」と呼ばれる貴重な別荘建築

もともとは、大正時代または昭和初期に呉服問屋の別荘として建築された建物でした。

その宿とは、「映画のまち」として知られる広島県尾道市の〈クジラ別館〉。
尾道商人が優雅に過ごした、「茶園」と呼ばれる貴重な別荘建築をリノベーションしました。

〈クジラ別館〉の水回り。きれいにリノベーション

開放感のあるお風呂場はタイルが魅力的。水回りのリノベーションは、映画の美術を生業としている人や、尾道のアーティストにお願いしました。

洗面台付近。アートのようなディスプレイ

「ポップで、シックで、尾道」をテーマにした洗面台付近。

美しい日本庭園になじむ純和風の数寄屋建築はそのままに、
水回りやお風呂などは現代のニーズに合わせ、清潔かつ創造的な空間になっています。

〈クジラ別館〉の客室

ガラス戸から差し込む柔らかな光のそばで、思考と創作の世界へ。

忙しなく過ぎ去っていく毎日とは違う、
居心地のよい空間。窓の外には心癒される景色が広がります。
この場所の空気に体が慣れてくると、
いつもの自分とは異なる回路が開くような感覚に。
なんだかいいアイデアが浮かんできそうです。

岡山市〈とりいくぐる別館〉オープン。 光あふれるミニマルな宿で 非日常を味わう

〈とりいくぐる別館〉の内観。

旅先やその時の気分によって、
どんな宿に泊まるかを考える時間はとても楽しいものです。
もし「ほどよい価格で、そのまちの生活を身近に感じながら
プライベートな時間を持てる」宿をお探しなら、
岡山市にある〈とりいくぐる別館〉はいかがでしょう。

こちらは、岡山駅近くで人気を博す
ゲストハウス〈とりいくぐる〉が手がけたコンドミニアムタイプの素泊まり宿。
JR岡山駅からは徒歩13分ほど。
奉還町商店街の西側で住宅街の一角にあるため、
賑やかさから離れ、落ち着いた時間を過ごせます。

〈とりいくぐる別館〉の外観。古き良き木造アパートの一部を改装

古き良き木造アパートの一部を改装。すぐそばで地域の人々の暮らしが感じられます。

訪れるとまず年季の入った味のある外観に驚きますが、
中に入ると清潔さを感じます。 
洗練されたシンプルさと、土壁だからこその澄んだ空気が合わさって、
独特の居心地の良さをつくっています。

1階と2階、それぞれのお部屋にシャワー室やお手洗いなどがあり、
出入口も別なので共有部分はゼロ。エアコン、
冷蔵庫、キッチン(食器類含む)を完備しており、気兼ねなく快適に過ごせます。

1階〈土間の部屋〉

1階〈土間の部屋〉2名9,720円〜、3名12,960円〜、4名16,200円〜。

〈土間の部屋〉には広いリビングが

〈土間の部屋〉には広いリビング付き。大人4名まで。場合によっては5名まで可能、ご相談ください。

1階の〈土間の部屋〉は、まるでミニマルアートのよう。
コンクリートの壁面と、紺、白、木材のあたたかみが調和。
シンプルな暮らしを楽しんでいる人の自宅にお邪魔しているような気分になります。

2階の〈明るい部屋〉と名付けられた部屋

2階〈明るい部屋〉。2名8,640円〜、3名11,340円〜。大人3名まで。

〈明るい部屋〉の寝室。窓がたくさんあり広さは7畳ほど

2階〈明るい部屋〉の寝室。窓がたくさんあり、部屋全体の広さは7畳ほど。

弘前〈菊富士〉
酒と郷土料理を通じてかみしめる幸せ

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記 弘前編
“なぜおいしい?”その探究心が家族の笑顔をつくる

家族の時間、夫婦の時間。
家での日常の会話は大切ですが、酒場だからこそ話せること、深まることがある。
弘前の郷土料理酒場で、地元のご夫婦に教えてもらったのは、
酒と食がある場所で、じっくりと、でも軽やかに語り合う幸せでした。

今回の酒場は青森県弘前市。
青森は県東側の南部エリアと県西側の津軽エリアで
食文化、気質、言語も大きく違っていることが
時に真剣に、時にバラエティ番組などでもおもしろく紹介されています。

岩木山とりんごの花

標高1625メートル、県内最高峰で、日本百名山かつ新百名山にも選出。別名は津軽富士……という説明が軽く感じられるほど、弘前のみなさんにとって大切なシンボル。岩木山とりんごの花。

弘前は、津軽エリア。
歴史的にも進取の気性と郷土愛に熱い土地柄で、
地元の豊かで独特な食材を使った郷土料理があります。
今回のローカル酒場は、その津軽らしい郷土料理を味わえる店、
〈菊富士〉をご案内しましょう。

〈菊富士〉の外観

ルーツを辿れば1927(昭和2)年。地元に愛され、VIPも訪れ、現在は世界各国からの観光客の受け入れや電子マネーの対応など、伝統と進取その両面で酒場好きを迎えてくれる菊富士。カウンターで津軽の家庭料理を味わいながら隣の旅人と外国語で語り合う、なんて楽しみもあります。

今回の酒場案内人は、弘前で「料理研究一家」というユニークな活動をしている
〈古川(こがわ)家〉のご夫妻、勝也(まさや)さんと恵里さん。
2012年にスタートした愛娘と3人で活動するこのユニットでは、
郷土料理を日常の楽しいテーブルのレシピにアレンジするなど、
新しい、今だからこそ楽しめるものにするという取り組みもされています。

JR尾道駅がリニューアル! 「もはや目的地」な新駅舎には、 魅惑的なテナントが目白押し

JR尾道駅、新駅舎の外観。鉄骨仕様。photo by teruaki takekuni

リニューアルしたJR尾道駅は、見どころいっぱい!

2019年3月10日、JR尾道駅が約2年の工事期間を経て、
ついにリニューアルしました! 

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されている。photo by teruaki takekuni

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されています。photo by teruaki takekuni

1891年(明治24年)に駅舎が創設されて以来、約128年ぶりとなる建て替え。
外観は瓦屋根や深い軒など初代駅舎のなごりを受け継いでいる一方で、
内観は大幅にリニューアルされました。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせる。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせます。

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われている。photo by teruaki takekuni

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われています。photo by teruaki takekuni

新駅舎は、まちの風情を取り入れながら、
尾道とともに成長していける駅を目指したそう。
尾道をテーマにしたパントリーや食堂、ホステルなどのテナントも新たに参画し、
「駅を目的地にしてもいいのでは……」と思えるほど素敵な空間に生まれ変わりました。

スパイス文化を通じて、 カレーの概念を変える 〈三条スパイス研究所〉

ウコン畑が見えるレストラン

日本人の誰もが親しみを持っているカレーという料理。
そのうえで「カレーとは何か?」と聞かれたらなんと答えるでしょう。
きっと、子どもの頃に食べたカレーの具材や味を思い出す人は
多いのではないでしょうか。
つまりカレーとは、ひとりひとりの概念によって
支えられた味でもあると思うのです。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

そんなカレーの概念を大きく変えるレストラン、
〈三条スパイス研究所〉が、新潟県JR北三条駅のそばにあります。
2016年3月27日にオープンしたこの研究所は、
公共施設である〈まちなか交流広場 ステージえんがわ〉に食堂として併設され、
「にほんのくらし」を織り交ぜたスパイス料理を提供しています。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

「そもそもカレーとはスパイス料理なんです。
その前提に立って考えてみると、カレーへの可能性が広がりませんか?」
そう話すのは、〈三条スパイス研究所〉の統括ディレクターを務める
山倉あゆみさん。撮影当日は山倉さん本人が出張のため、
残念ながら会えませんでしたが、山倉さんは三条市のプロデュースのもと、
〈ステージえんがわ〉をこの場所につくることが決まった後、
外部コンサルからの依頼でプロジェクトに参加し、
ディレクターとして奔走してきたひとりです。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

「研究所がオープンしたての頃、
“世界中見渡しても、ウコン畑が見えるレストランは、ここだけなのでは?”
と、いろんなお客さまに言われてうれしかったです」
と山倉さんが言うように、〈三条スパイス研究所〉の窓からは
敷地内のウコン畑が見渡せます。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

「カレーづくりには欠かせないスパイスのひとつ、ターメリックは、
ウコンの地下茎を乾燥させた香辛料です。
そもそも〈三条スパイス研究所〉は、
そのウコンを地元で育てている
山崎一一(かずいち)さんとの出会いによって生まれました。
山崎さんを通して、健康的なスパイスと地元野菜を中心とした、
ここでしか食べられないカレーを提供できる。
スパイス文化を発信しようという想いが固まって、私たちは進み出せたのです」

〈神戸北野ホテル〉が 20周年イヤーを記念し、 「世界一の朝食」をアップデート!

一度は食べたい! 「世界一の朝食」

異人館が建ち並ぶ、神戸市北野町。
その一角にある〈神戸北野ホテル〉は、
「イギリスのマナーハウスを日本に」というコンセプトのもと
1992年に誕生しました。

その後、95年の阪神淡路大震災の影響により一時閉館していましたが、
2000年には、日本で先駆けとなる“都市型オーベルジュ”として再オープン。
総支配人であり総料理長も務める山口浩氏は、
パリのレストラン数店で修行したのち、
フランスの名店〈ラ・コート・ドール〉
(現〈ルレ・ベルナール・ロワゾー〉)の天才シェフ、
ベルナール・ロワゾー氏のもとで「水のフレンチ」を学んだ人物です。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

「世界一」と称賛されたベルナール・ロワゾー氏の朝食メニューを受け継いだ山口氏は、
〈神戸北野ホテル〉で独自に進化させました。

リニューアルから20周年を迎える来年に向けて、この「世界一の朝食」がアップデート!
ベースをそのままに、地産地消を取り入れた
〈Hyogolaise(ひょうごレーズ)〉がデビューします。

岡山発〈ラ・マル・ド・ボァ〉 瀬戸芸、しまなみ海道への 旅情を深める観光列車

ラ・マル せとうち(岡山〜宇野)の区間内にある八浜駅。

岡山発の観光列車〈ラ・マル・ド・ボァ〉がおしゃれ!

瀬戸内国際芸術祭2019を楽しむ予定のみなさま、
今回は骨の髄までアートな旅にしてみませんか。
アウトドア好きのアクティブなみなさま、
自慢の相棒とともに最高のサイクリング旅に出かけませんか。

そんなときには、関東・関西から中四国に
アクセスする際の玄関口・岡山発の観光列車
〈La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)〉
がおすすめです(以下、ラ・マル・ド・ボァ)。

コンダクターさんが丁寧におもてなししてくれる。

コンダクターさんが丁寧におもてなししてくれます。

2016年のデビュー以来、アート好きに限らず、
外国人や観光客などに人気を博し続けてきた〈ラ・マル・ド・ボァ〉。
真っ白な車体に大胆に描かれた、旅情を誘うデザインや言葉の数々。
黒い太線をうまく使うことで車窓をカバンに見立てているという
洒落の効いたデザインがたまりません。

床には木材を使用し、全体的に落ち着いた雰囲気の内観。

床には木材を使用し、全体的に落ち着いた雰囲気の内観。

その名はフランス語で「木製の旅行カバン」を意味し、
現代アートやサイクリングが楽しめる瀬戸内の各所まで
わたしたちを運んでくれます。

旅にまつわる道具が連なる『旅の道具の旅』角文平

旅にまつわる道具が連なる『旅の道具の旅』角文平

トランク型絵本『連絡船の物語』蓮沼昌宏

トランク型絵本『連絡船の物語』蓮沼昌宏

瀬戸内関連の本以外に、フランスに関わる本も置いてある。

瀬戸内関連の本以外に、フランスに関わる本も置いてあります。

車内には旅先への期待値を高めてくれるアート作品や、
行き先にまつわる歴史やその土地の楽しみ方がわかる書籍がずらり。
リクライニングの座席のほかに、窓側向きのカウンター席もあるのがうれしい……
車窓から見えるのどかな景色に癒されながら、ゆっくりと旅支度するのに最適です。

輪行袋に収納可能な自転車が対象。岡山〜琴平、尾道〜岡山(上り)では利用不可。岡山〜尾道(下り)の場合も、倉敷駅・福山駅で乗降する場合は利用不可。詳細は公式HPをお確かめください。

輪行袋に収納可能な自転車が対象。岡山〜琴平、尾道〜岡山(上り)では利用不可。岡山〜尾道(下り)の場合も、倉敷駅・福山駅で乗降する場合は利用不可。詳細は公式HPをお確かめください。

そしてなんと、自転車を積みこめるスペースもあり(8台まで。要予約)。
愛機とともに、サイクリストの聖地〈しまなみ海道〉への思いを存分に募らせましょう。

スノーピーク 〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉 縄文遺跡で「人間らしい生き方」を探る

佐渡島のツーリズムには、昔ながらの田植え体験が盛り込まれています。

岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催

「人と自然、そして人と人をつなぐ」をテーマに、
今を生きる人の“人間性の回復”を目指している〈スノーピーク〉。
そんな〈スノーピーク〉が手がける旅〈LOCAL LIFE/WEAR TOURISM〉が、
岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催されています!

テーマは「その土地の風土や食、
ものづくりに触れ追体験することで、
日本の魅力的な文化や産業を未来に継承していく」こと。
犬島は開催済み、5月25・26日開催の佐渡島は既に定員に達する人気ぶりです。

▲〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

きたる6月1(土)・2日(日)には
〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉を開催。
舞台となるのは、約5000年前の姿がそのまま残る岩手県北上市の〈樺山遺跡〉。
いま、国内外で大きな注目を集める「縄文時代」の暮らしに
思いを馳せられる貴重な集落跡です。

▲〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

北上のツーリズムでは集落跡の中にテントを立てて宿泊。
土器などの道具を作り、狩猟などを通して食物を得るなど、
衣食住のすべてを自分たちの手で生み出してきた「当時の暮らし」を体感します。