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posted:2019.5.6 from:岡山県 genre:旅行
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
写真提供:JR西日本
さわやかな水色が際立つラッピング列車
〈SETOUCHI TRAIN〉(以下、せとうちトレイン)にはもう乗りましたか!?
3月13日から運行スタート。テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさん(右)。写真提供:JR西日本
走っているのをふと見かけたら、
瀬戸内海の穏やかな海と多島美の間を走る白い列車のイラストレーションに
きっと惹きつけられる〈せとうちトレイン〉。
〈マリメッコ〉や〈ムーミン〉のデザインなど、
世界的に活躍しているテキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんが
イラストレーションを手がけました。
運行区間は東は姫路、西は三原まで。北上するなら倉敷から伯備線で新見まで。南下する場合は瀬戸大橋線の児島まで。写真提供:JR西日本
観光列車ではなく在来線の列車なので、
通勤・通学など日常のなかで乗り合わせることができるのも嬉しい!
区間は岡山を中心にさまざまなエリアを走りますが、そのシフトは状況によって変わるため
「いつ、どこを走るのか」ギリギリまでわからないとのこと。
だからこそ、〈せとうちトレイン〉に遭遇できたら超ラッキー。
思わず探したくなってしまう楽しみもあります。
〈せとうちトレイン〉を景色と一緒に撮るなら尾道がおすすめ。写真提供:JR西日本
そして今年は、間を挟みながら
春、夏、秋と11月ごろまで瀬戸内国際芸術祭が開催されるスペシャルイヤー。
岡山や香川を訪れる観光客のみなさんにもぜひ、
せとうちトレインを見つけて楽しんでほしいです。
岡山県の瀬戸内市では刀づくりが盛ん。写真提供:JR西日本
〈せとうちトレイン〉は、
JR西日本岡山支社が取り組む〈ふるさとおこしプロジェクト〉の一環として誕生しました。
ポップでかわいいラッピングで沿線を盛り上げるだけでなく、
列車内を情報発信のスペースとして活用し、せとうちの魅力を伝える役割もあります。
岡山駅構内おみやげ店舗のショッピングバッグなども鈴木マサルさんが手がけました。写真提供:JR西日本
動物や自然などをテーマに、
世代や国を超えて親しみを持てるデザインを生み出す鈴木マサルさん。
JR西日本の担当者が「みんなが共感できるデザインでまちを元気に。
自分の地域を誇れるようなきっかけづくりができれば」と考えたとき、
まさに鈴木さんのイラストレーションが
〈せとうちトレイン〉のイメージにぴったりと当てはまったそう。
宇野みなと線や赤穂線、福塩線など、
〈せとうちトレイン〉の運行期間は3年後の2022年3月頃までの予定。
これからの夏の季節は、水色の車体がよりいっそう綺麗に映えるはず。
印象的なかわいさでハッとする列車に出会って、
岡山で過ごした思い出がもっと色濃いものになれば嬉しいです。
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