大分〈稲積水中鍾乳洞〉 日本初のケーブダイビングに挑戦!

大分のアウトドア・アクティビティがすごい!

2019年秋に〈ラグビーワールドカップ〉が開催される大分県。
地元では、臼杵駅前にラガーシャツ姿の石仏が登場するなど、
徐々に盛り上がりを見せています。

JR臼杵駅前に登場した国宝臼杵石仏大日如来のレプリカ。臼杵市と有志の市民による「フグビーうすき実行委員会」が企画・制作。設置期間は2019年4月17日(水)〜11月2日(土)

JR臼杵駅前に登場した国宝臼杵石仏大日如来のレプリカ。臼杵市と有志の市民による「フグビーうすき実行委員会」が企画・制作。設置期間は2019年4月17日(水)〜11月2日(土)

今回は、そんな大分のアウトドア・アクティビティをご紹介します。
日本一の温泉湧出量と源泉数を誇る「おんせん県おおいた」ですが、
ほかにも、知られざるスポットがたくさんあるんです。

日本一の水中鍾乳洞でスキューバダイビング

〈稲積水中鍾乳洞〉

〈稲積水中鍾乳洞〉

なんと大分には、日本一の水中鍾乳洞があります。
豊後大野市にある〈稲積水中鍾乳洞〉は、
3億年前の古生代に形成されたと考えられている鍾乳洞。
全長約1キロあり、現時点では日本最長となっています。

〈稲積水中鍾乳洞〉

〈稲積水中鍾乳洞〉

こちらの鍾乳洞では、スキューバダイビングを楽しめます。
ケーブダイビングを体験できるのは、日本でもここだけ。
コースは10歳の子どもから参加できる体験ダイビングから
筒状の横穴など鍾乳洞特有の地形を観察できる
ダイバー向けのコースまで、さまざまなコースが用意されています。

洞内の温度は、一年中16度。
四季を通じて快適な温度で過ごせるというのもいいですね。

東京から鎌倉へ“逆通勤”!?
漢方〈杉本薬局〉の杉本格朗さんが
二拠点生活を通して目指すもの

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

〈杉本薬局〉がある大船は、下町情緒が漂うエリア。有名な観光スポットこそ少ないが、商店や飲食店が集まる鎌倉随一の商業地区で、昼夜問わず人々が行き交う活気に溢れたまちだ。

〈杉本薬局〉がある大船は、下町情緒が漂うエリア。有名な観光スポットこそ少ないが、商店や飲食店が集まる鎌倉随一の商業地区で、昼夜問わず人々が行き交う活気に溢れたまちだ。

東京で暮らし、鎌倉で働く漢方薬局の3代目

鎌倉には、東京都心の企業に勤める会社員なども多く暮らし、
ベッドタウンとしての側面も持つ。
都心まで電車でおよそ1時間の通勤は彼らにとっては日常だが、
一方、東京から鎌倉方面にやって来る人たちにとっては、
この電車の旅が非日常の時間になることが多い。

これが、東京と鎌倉それぞれの地域の特性や役割を表しているようにも思えるが、
今回の主人公である鎌倉出身の杉本格朗さんは、
東京で暮らしながら、鎌倉市大船にある漢方薬局に通う、
いわば“逆通勤”スタイルを2年半前にスタートさせた。

大船の漢方薬局、杉本薬局の3代目・杉本格朗さん。弟の哲朗さんとともに薬局に立ち、漢方にまつわる相談やカウンセリング、処方などを日々行っている。

大船の漢方薬局、杉本薬局の3代目・杉本格朗さん。弟の哲朗さんとともに薬局に立ち、漢方にまつわる相談やカウンセリング、処方などを日々行っている。

漢方薬局を営む家に生まれた杉本さんは、大学でアートを学んだ後、
しばらくフリーランスで活動していたが、やがて家庭の事情から薬局に立つようになる。
ほどなくして薬局の仕事と並行し、漢方をテーマにしたワークショップやレクチャー、
鎌倉界隈のクリエイターらとのインスタレーション作品の制作などを行うようになり、
いまやその活動は、鎌倉・湘南エリアを超えて広がりを見せている。

昨今のオーガニック志向、健康志向の高まりとともに、
漢方は世界的に注目を集めつつあるが、
漢方製剤を取り扱う昔ながらの漢方薬局は、まちから姿を消しつつある。

こうした状況のなかで杉本さんは、100年続くまちの漢方薬局を目指すとともに、
東京での個人活動などを通して、若い世代に向けた漢方の入り口づくりに努めている。
鎌倉と東京を行き来しながら働き、暮らす杉本さんに話を聞くために、
昼夜問わず活気にあふれる鎌倉・大船にある〈杉本薬局〉を訪ねた。

1950年に創業した地で現在も営業を続けている杉本薬局。増築や改修などを経て、現在に至っている。

1950年に創業した地で現在も営業を続けている杉本薬局。増築や改修などを経て、現在に至っている。

仙台で、「杜の都のワイン祭り バル仙台 2019」が開催! 東北6県の人気ワイナリーが 集まります! 

杜の都のワイン祭りにでかけませんか?

2019年7月12日(金)~15日(月・祝)、仙台市役所前の勾当台公園市民広場で、
「杜の都のワイン祭り バル仙台 2019」が開催されます。

国内外で評価が高まる東北6県のワインと、
東北の食材がふんだんに使用された欧州料理が並ぶ、ワインファンで賑わうイベントです。

東北6県の人気ワインや果実酒が並びます。写真は宮城・山元いちごワイナリーの苺夢(べりーむ)・愛苺(まないちご)

東北6県の人気ワインや果実酒が並びます。写真は宮城・山元いちごワイナリーの苺夢(べりーむ)・愛苺(まないちご)

仙台藩とヨーロッパの交流の歴史を記念したイベント

仙台藩主伊達政宗が、ノビスパニア(メキシコ)との直接貿易を目的に、
イスパニア(スペイン)王国とローマ教皇に派遣した「慶長遣欧使節」。

その出航400年を記念して、スペインやイタリアを中心に、
ヨーロッパの食文化を紹介するイベントとして2015年に始まりました。

ヨーロッパの音楽や舞踊もステージで披露されます

ヨーロッパの音楽や舞踊もステージで披露されます

この美しい「棚田」を守るために――
小さなビジネスで
耕作放棄地を救え!

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

田植えの季節になりましたね! 
6月初旬は毎日田植えをするので、
昼間は限界まで体を動かして、夜は泥のように眠る日々。

田植え作業のあとって、なぜだかプールのあとのように深い眠気がやってくるんですよね。
おかげで夜はPC作業中に寝落ちしてしまうほど。
(この疲れ、なんだかんだで嫌いじゃないですけどね(笑))

というわけで、今も絶賛田植え後に原稿を書いているので、
まだ外は明るいのに、すでに眠気がMAXでやってきております。
どうか最後までおつき合いくださいませ。

田んぼの中でいろんな生き物を見つける子どもたち。

田んぼの中でいろんな生き物を見つける子どもたち。

裸足で田植えをすると、水中の生き物の動きや、泥の不思議な感触、さまざまな刺激によって脳が活性されるような気がします。

裸足で田植えをすると、水中の生き物の動きや、泥の不思議な感触、さまざまな刺激によって脳が活性されるような気がします。

さて、今回のテーマは「小さなビジネスで、地域が抱える課題と向き合う」です。

いとしまシェアハウスの田んぼがあるのは、
山の勾配に沿った、ユニークな形の田んぼが連なる棚田エリア。

水面に映り込む空、ふわふわと飛び回るホタルたち、カエルの大合唱。
こういう風景を見て「美しい棚田のあるところに移住してみたい」と
思っている方、多いのではないでしょうか。
私もそのうちのひとりでした。

移住して6年、変化する棚田の風景に毎日癒され、
この風景に心から惚れ込んでいます。

田植え前の、鏡のような棚田。1年に数日しか見られないこの景色は、住人だからこそ見られる特権。

田植え前の、鏡のような棚田。1年に数日しか見られないこの景色は、住人だからこそ見られる特権。

ところが、実際に住んでみると、
この美しい棚田が大きな課題を抱えていることがわかりました。
棚田の担い手不足が深刻化しているのです。

若者たちは皆、まちに出て働いているため、集落にある棚田管理のほとんどは
平均年齢65歳以上の高齢の方が担っていますが、後継者が見つかりません。

棚田は昼夜の温度差が大きいこと、水源に近く水がきれいなことなどから、
おいしいお米が育つといわれていますが、
平坦地の水田に比べると「労力2倍、収量半分」といわれるほど生産性が低く、
ビジネスとして回していくのは非常に難しい仕組みなのです。

水面に映り込む雲がきれい。

水面に映り込む雲がきれい。

田んぼの面積が小さく、収穫量が少ないこと、大型の機械が入れられないこと、
石垣を守るために除草剤は使わず、こまめに草刈りをしなければならないこと……。

こういう理由から、大規模農業が広まった1970年代から棚田の耕作放棄は加速、
今や日本の棚田は、全盛期の約4割が失われてしまったといわれています。

私たちの集落でも、田んぼを手放す人たちが増えてきました。
耕作放棄地が増えると、景観が損なわれるだけでなく、
荒れた土地に野生動物たちが下りてきて、石垣を崩したり、畑の作物を荒らしたり……。
その影響で、さらに耕作放棄が進むという悪循環も起きています。

大きく育った稲の苗。

大きく育った稲の苗。

確かに「食料の生産」だけの面から見たら、棚田は非効率かもしれません。
けれど、里山の棚田にはたくさんの“役割”があるのです。

・大雨の際に自然のダムの役割を果たし、増水を抑えて土砂災害を防ぐ

・水が地中にゆっくり浸透し、不純物をろ過することで、美しい地下水を蓄える

・土の水路やあぜ道には絶滅危惧種などの生き物が多く生息し、生物多様性が守られる

・美しい景観で人の心を癒す力がある

生きた化石、カブトエビ。田んぼの雑草を食べてくれるうえに、泥をかき混ぜて水を濁らせ、光を遮ることで雑草の発芽を防いでくれます。

生きた化石、カブトエビ。田んぼの雑草を食べてくれるうえに、泥をかき混ぜて水を濁らせ、光を遮ることで雑草の発芽を防いでくれます。

里山にとって、棚田はかけがえのない存在です。
けれど本来、棚田は日々の暮らしのそばで活用されてこそ、成り立つもの。
ライフスタイルや働き方、物の価値が変わり、
棚田の必要性を感じられなくなってしまった現代で、
その文化を守っていくことは簡単ではありません。
お金も稼げないし、手間も時間もかかるからです。

糸島の棚田。

そして、一度手放され、荒れた田んぼに
以前の生態系が戻ってくるまでには、長い時間が必要になります。
それがよくわかっているからこそ、
地元の人たちは1年でも「休めない」と、棚田での米づくりを続けています。
今、里山の棚田はそうやってふんばる地域の人たちの思いだけで
なんとか回っている状態ですが、それもいつまで保てるかはわかりません。

山が荒れれば、その先にあるまちにもいつか影響が出てきます。
土砂崩れ、洪水、川の氾濫……。
最近よく聞くこういった災害も、里山の荒廃が関係しているともいわれています。

手遅れになる前に、今ある棚田だけでもなんとか守っていかないと! 
それが、棚田の問題を目の当たりにしたこの場所で、強く思ったことでした。

無事田植えが終わって、達成感でいっぱい!

無事田植えが終わって、達成感でいっぱい!

そこで、この課題を解決すべく、去年からスタートしたのが〈棚田のオーナー制度〉です。

耕作放棄地を増やさず、棚田を管理していくには、
そこに小さなビジネスをつくることが欠かせません。

例えば、棚田を所有する農家の生活が守られるように、
ビジネスで小さくとも保障する、というイメージでしょうか。
農家が「儲かる」ということよりも、
棚田に関わる「時間やキッカケをつくる」ためのものです。

島根県川本町をはじめとした 5市町の自然を堪能! この夏 〈A Regar Too Nature ! 2019〉が開催

島根の大自然と戯れる、この夏の極上イベント

島根県と江の川流域・三瓶山エリア広域観光連携推進協議会が主体の
アウトドアイベント〈A Regar Too Nature! 2019〉が、
7月6日(土)から8月11日(日)の土日祝(一部除く)に、
島根県川本町を含む周辺5市町で開催されます。

色鮮やかな〈CHUMS〉のテント

色鮮やかな〈CHUMS〉のテント。

BBQの様子

BBQの様子。

〈スラックレール100本チャレンジ〉

〈スラックレール100本チャレンジ〉

“自然に水をまいて育てる”という意味の“A Regar Too Nature!”。
そのまま読むと“ありがとうネイチャー”とも聞き取れることから、
“自然の恵みに感謝する”をコンセプトに、現地の豊かな自然を
めいっぱい体感できるコンテンツが盛りだくさんのこのイベント。

アウトドアブランド〈CHUMS〉のグランピングテントの展示、
各地域の特産品であるお肉を使った、日本BBQ協会インストラクターによる本格BBQ、
アクティビティグッズ〈スラックレール〉を用いた
〈スラックレール100本チャレンジ〉をはじめ、
バラエティ豊かなアクティビティや魅力溢れるフード、
アウトドア気分をいっそう盛り上げてくれる宿などが用意されます。
各地域の詳細はこちら。

ワカモノ集え! 「地方創生ワカモノ会合」で 地域を元気にするヒントを見つけよう

7月13日には長野にてコロカル編集長が講演

“地域で活躍する”、“地域を元気にする”ヒントが見つかる「地方創生ワカモノ会合」を、
G20関係閣僚会合と連動して全国8か所で開催します。
あなたがいま住んでいる地域や気になっている地域には、
どのような可能性、未来があるのか。
また、その地域でどのように活躍できるのか、どう関わっていけるのか。
この会合に参加して、そのヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。

こちらが、全8回のラインナップ。

「スマート農業で、地域は変わる」

2019年 5月25日(土)新潟…終了

「ファイナンス×スタートアップで、地域は変わる」

2019年 6月1日(土)福岡…終了

「ICTで、地域は変わる」

2019年 6月30日(日)つくば

「環境×観光で、地域は変わる」

2019年 7月13日(土)長野

「働き方改革×起業で、地域は変わる」

2019年 8月4日(土)松山

「観光で、地域は変わる」

2019年 8月27日(火)・28(水)札幌

「ヘルステックで、地域は変わる」

2019年 9月29日(日)岡山

「SDGsで、地域は変わる」

2019年 11月9日(土)名古屋

〈秋田犬の里〉 秋田県大館にオープン! 秋田犬がきりたんぽになっちゃう? 動画も公開

秋田犬が大館の魅力を発信

秋田といえば、秋田犬(あきたいぬ)。
ふわふわの毛並みと大きな体が愛らしいですよね。
2019年5月、秋田県大館市にそんな秋田犬の魅力を
伝える観光施設〈秋田犬の里〉がオープンしました。

〈秋田犬の里〉入り口

2019年5月にグランドオープンした〈秋田犬の里〉

さらに大館市は、オリジナルWeb動画も公開。
この動画がとてもユニークなんです。

動画では、秋田犬がきりたんぽや比内地鶏、秋田杉、
田代岳などといった名物を体現すべく奮闘。
雑芸レヴュー団〈Derisyasweets〉が歌うテーマソングには、
「へばな」「まかしょ」などの秋田弁がたくさん盛り込まれています。

登場しているのは、秋田犬保存会登録の秋田犬、大天空(だいてんくう)くん。
凛々しい表情が本当にかわいいです!

大天空くん

大天空くん。

大天空くん撮影時のオフショット

撮影時のオフショット。スタッフから指導を受ける大天空くん。

また大天空くんは、秋田犬の里の
グランドオープンに向けて〈秋田魁新報〉に掲載された
カウントダウン広告にも登場しました。

〈秋田魁新報〉のカウントダウン広告

〈秋田魁新報〉のカウントダウン広告。

イベント目白押し! 小倉ヒラクさんが手がける 発酵食品の展覧会へ行こう

近年、世界中から注目されている日本の食文化、発酵食品。
その発酵食品をテーマにした展覧会
〈Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~〉が
渋谷ヒカリエ8階の〈d47 MUSEUM〉で、2019年7月8日(月)まで開催中です。

ローカル発酵食品MAP

情報量の多さと、買い物の楽しさから展覧会のリピーターが続出。

47の発酵食品が集合

今回、展示のキュレーションを務めたのは発酵デザイナーとして活躍中の小倉ヒラクさん。
会場には発酵や微生物などの基本的な解説コーナーが設けられ、
小倉さんが47都道府県の山、海、島、まちを巡り、取材して出会った
ローカルな発酵食品なども展示。
発酵食品から日本の食文化、郷土文化の多様性を紐解きます。

左から、鳥取(智頭町)の「柿の葉ずし」をつくる國政勝子さん。兵庫(淡路島)の〈都美人〉製造の様子。

左から、鳥取(智頭町)の「柿の葉ずし」をつくる國政勝子さん。兵庫(淡路島)の〈都美人〉製造の様子。

発酵食品を仕込む道具や小倉さんが取材で撮りためた写真なども展示

発酵食品を仕込む道具や小倉さんが取材で撮りためた写真なども展示。香りをかぐことができるコーナーもあります。

見て、買って、体験できる

会場に展示されている発酵食品の一部のほか、
日本全国から集まったおいしくて、めずらしい発酵食品の購入も可能。
発酵消臭剤や種麹のほかに、
展示には収まりきらない“取材旅”の記録が詰まった公式書籍『日本発酵紀行』など、
食べ物以外にも、発酵にまつわるさまざまな商品の購入もできます。

大人気の『日本発酵紀行』

全国発売前から重版が決定!大人気の『日本発酵紀行』。

期間中は発酵イベントが盛りだくさん!

会期中は「発酵」をさらに深めるイベントが週末(金土日)、開催されています。
ゲストを招き、発酵にまつわるあれこれを学ぶトークイベント、勉強会、ワークショップ。
毎週金曜夜は、各地域の銘酒を味わえる「角打ち」なども実施。

「食べたり飲んだり、話を聞きながら、つくり手の方とお話しできるので、
渋谷にいながら、"ツーリズム”体験ができた」と参加者から好評を集めているようです。

イベント情報は公式サイトにて随時更新。
6月中は、「ふぐの卵巣ぬか漬け」(6月9日開催)のトークイベントや、
ぬか床ロボット「NukaBotお披露目会」(6月9日開催)、
発酵茶の世界を学ぶ「基礎から学ぶ発酵茶」(6月16日開催)などの開催が予定されています。

右、小倉ヒラクさん。

右、小倉ヒラクさん。

お酒に合う発酵食品のおつまみも用意

お酒に合う発酵食品のおつまみも用意。展示品とお酒を実際に合わせて楽しむことができます。

おいしく楽しく、発酵文化を学べる展覧会
〈Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~〉。
そんな本展のように、日本の発酵文化の魅力を伝えていこうと、
コロカルチームも「みんなの発酵BLEND」の運営メンバーとして活動中です。
発酵好きは、ぜひチェックしてみてください。

information

map

Fermentation Tourism Nippon
〜発酵から再発見する日本の旅〜supported by カルピス

日程:2019年4月26日(金)~7月8日(月) ※会期中無休

時間:11:00~20:00 入場は閉館30分前まで

※館内イベント開催時は開館時間が変更になる場合があります。

詳細はwebでご確認ください。

会場:d47 MUSEUM(ディヨンナナ ミュージアム)

住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階

主催:D&DEPARTMENT PROJECT

Web:https://static.d-department.com/jp/fermentation-tourism-nippon

〈地域おこし協力隊〉の
皆さんに質問!
実際に、どんな活動をしているの?

今月のテーマ 「地域おこし協力隊として、こんな活動をしています!」

4月の〈このまちのくらしとけしき〉の連載では、
地域おこし協力隊のみなさんに、どんなキッカケで入隊したのかを尋ねました。
では、協力隊になって、どんな活動をしているのでしょう? 

さまざまな思いのなかで、一歩踏み出した新しい暮らしは、実際にどうなのか? 
どんな課題を感じ、どんなアクションを起こしたのか? 
今後、どんなことに取り組んでいくのか? 

各地で暮らすなかで得た思い、これまでのできごとを教えてもらいました。

【島根県隠岐の島町】 地域と、移住者の、架け橋となれるように

私は、島のなかでも特に過疎高齢化が進んでいる
「布施」という地区の活性化を担っています。
具体的なミッションはありませんが、
だからこそ、自分のアイデアをひとつずつ実現していくことにやりがいを感じています。

1年目は、あえて“何でも屋”になって、地域の実態を知ることに注力しました。
そのなかで、まず必要なのは“モノ”や“カネ”よりも、“ヒト”だと感じ、
2年目からは、布施の関係人口の創出をメインに活動を行うことに。

なにもかもが新鮮で、まるで長い旅をしていたかのような1年目。今は、同じ景色を見て“自分の故郷”のように感じられるようになりました。東京生まれのため、“故郷”への憧れを抱いていた頃には想像できなかった心境の変化です。

なにもかもが新鮮で、まるで長い旅をしていたかのような1年目。今は、同じ景色を見て“自分の故郷”のように感じられるようになりました。東京に生まれ、“故郷”への憧れを抱いていた頃には想像できなかった心境の変化です。

事業のなかで、「布施の美しい四季と暮らし」を広めるための素材が必要になり、
島の日常を切りとってもらうべく、写真家さんを招聘。
私が布施でもらったやさしさや、自然のパワーが、
そのままかたちになったような写真の数々に感激し、
これを多くの人に広めなければ……という使命感を強くしてくれました。

地域でなにかあるらしい……! と噂を聞けば参加して、皆さんの会話の中からカケラを拾い集めるように、地域を“知る”ことに費やしました。どこへ行っても温かく受け入れてくださるのでうれしかったです。

地域でなにかあるらしい……! と噂を聞けば参加して、皆さんの会話のなかからカケラを拾い集めるように、地域を“知る”ことに費やしました。どこへ行っても温かく受け入れてくださるのでうれしかったです。

また、人を呼び込むためには“場”も必要だと感じ、
「空き家を活用した場づくり」にも挑戦中です。
そして、地域おこし協力隊の最終年度の今年は、布施の「暮らし体験ツアー」も行うことに。

関東圏ではまだ認知度が低い「隠岐の島」を少しでも知ってもらえるようにと、関東でのイベントに参加したり、ときには自分で企画も行いました。

関東圏ではまだ認知度が低い「隠岐の島」を少しでも知ってもらえるようにと、関東でのイベントに参加したり、ときには自分で企画も行いました。

知らない土地で、初めてのことばかり。
価値観の違いもあり、おもしろい反面、大変なことも多いですが、
「島での豊かな暮らしを求めている人」と
「若い力を求めている地域」との架け橋になれるよう、挑戦し続けたいです!

* * * * *

具体的な活動内容はこちらでご紹介! ぜひのぞいてみてくださいね。

島暮らしとヨガのできる古民家 Danaの家

暮らし体験ツアー〈しまびとごっこ〉

布施地区の四季、美しい自然、島民の暮らしを綴ったPR動画

布施地区のInstagram

photo & text

五十嵐杏美 いがらし・あみ

平成2年生まれ。元ギャルの島ガール。2017年3月末、東京から島根県隠岐の島町へ移住し、現在は地域おこし協力隊として活動中。移住のテーマは、【自然との共生】と【丁寧な暮らし】。四季の移ろいのなかで豊かに生きる術を学び中。また、自分らしく生きることを探求するためにヨガとアーユルヴェーダを学んでおり、同時に広める活動も行っている。

QR決済の先駆け!
飛騨の電子地域通貨〈さるぼぼコイン〉
が目指すお金の地産地消とは?

金融機関が手がけるQRコード決済

「QRコード決済元年」ともいわれた2018年。
大手企業が次々と参入し、大規模なキャンペーンを打つなど、大きな進展を見せた。
しかしそれに先駆けて2017年12月から事業を開始していたQRコード決済がある。
岐阜県飛騨地域で展開されている〈さるぼぼコイン〉だ。
〈飛騨信用組合〉が高山市、飛騨市、白川村限定で行っているサービスで
加盟店は約900軒、累計コイン販売額は約6億円に上る(2019年3月現在)。

当時、海外にいくつかあっただけで、
日本国内のQRコード決済サービスは知られていなかった。
そうした未知のサービスを普及させていくには、
導入のハードルを低くすることが必要になる。
しかも流行に対して抵抗の少ない東京ではなく、ターゲットは飛騨という地域だ。

「電子決済のようなものを説明するとアレルギーが出るような人が多かったので(笑)、
懇切丁寧に説明して回りましたね」
そう語るのは飛騨信用組合の古里圭史さん。

フィンテックプロジェクトチームリーダーの古里圭史さん(右)と経営企画部田中直樹さん(左)。

フィンテックプロジェクトチームリーダーの古里圭史さん(右)と経営企画部田中直樹さん(左)。

さるぼぼコインのQRコード決済システムは「静的QRコード」と呼ばれるもの。
店頭に掲示してある店舗ごとのQRコードを自分のスマートフォンで読み込み、
自分で金額を打ち込んだあと、お店の人に画面を確認してもらってから決済する。
店舗の端末に「ピッ」ではない。
ユーザーにとっては少し面倒くさいように思われても仕方がない。

「最初は加盟店を増やし、電子決済のインフラを広めることが重要だと思いました。
だから導入コストが限りなくゼロで、
お店に新しく端末を置かなくてもいいシステムを目指して、現在のかたちになりました」

飛騨信用組合が店舗ごとに用意してくれるボード。

飛騨信用組合が店舗ごとに用意してくれるボード。

加盟店側は、飛騨信用組合が用意してくれた自分のお店専用QRコードが印刷された
ボードを店頭に設置するのみ。極端にいえば、プリントアウトした紙1枚でも構わない。
このくらい簡単でないと、加盟店は増えなかったのだろう。

こうした仕組みで進めていくことになった背景には、
「さるぼぼコインが単なる電子マネーではなく、電子地域通貨である」ことが挙げられる。
カードやスマートフォンをピッとやるだけで支払いが済むという便利さや
キャッシュレスという手軽さではなく、目指したのはお金の地産地消。
その手段としてのQRコード決済なのである。

「自分たちの事業課題を解決するときに、
可能な限り地域の課題も解決していけるようなビジネスをやっていきたいと
思っていました」という古里さんのビジネスへの思いが透けて見える。

「地域の課題は、年間450万人を超える観光客が来てくれるこの地で、
落としてくれたお金を外に逃さないように地域で回していくこと。
観光客へのアンケートで、常に不満点の上位に挙げられるのが、
“クレジットカードや電子マネーを使えるお店が少ない”ということでした」

スーパーマーケットなどにあるチャージ機を使って、現金でチャージできる。

スーパーマーケットなどにあるチャージ機を使って、現金でチャージできる。

しかし、観光客にさるぼぼコインを使ってもらうことには苦戦しているという。
原因はスマホへのコインチャージ。
現状、飛騨信用組合に口座を持っている人は24時間365日、口座からチャージが可能。
しかしそれ以外の人は、窓口か、自動チャージ機で現金からチャージしなくてはならない。
これが特にインバウンド観光客にはハードルが高い。
当然、クレジットカードでチャージするのが一番簡単ではあるが、
地方の地域通貨が担うにはその手数料は高すぎる。
日本の地方でクレジットカードの導入が進まないのと、結局、同じ理由だ。

「動きながら住む」に興味のある 人々のためのイベント 「つくばVAN泊」 SDGs未来都市・つくば市が、 テクノロジーと理想の生活を考える

つくば市の壮大なチャレンジに注目!

最近よく耳にする、「SDGs」をご存知ですか?
SDGsとは、経済・社会・環境の三側面における持続可能な開発のこと。
茨城県つくば市は、2018年に政府に選ばれた、「SDGs未来都市」29都市のひとつで、
SDGsの目標達成に向けて「つくば市未来構想」を策定中です。
そのSDGsの観点もあり、
新しいライフスタイルとしての「バンライフ(#vanlife)」が年々注目を集めています。

Instagram上で約400万件がタグ付けされている、
注目のキーワード「#vanlife」。
ミニマル世代と呼ばれる若者たちの間では、
都市部の高騰する家賃に対抗する手段として家をもたない“アドレスホッパー”が増加中。
場所に捉われることなく生活を送るということが
当たり前になる日もそう遠くはないはずです。

場所に捉われない生き方「バンライフ」がSNSで話題。必要な機能をシェアでまかなえる時代になってきたというのも後押しになっています。

場所に捉われない生き方「バンライフ」がSNSで話題。必要な機能をシェアでまかなえる時代になってきたというのも後押しになっています。

そんな実証実験のような生活を送るバンライファーたちとともに
未来の暮らしを考えるイベントを発案しました。それが「つくばVAN泊」。
春分の日である3月21日(祝・木)と22日(金)の2日間にわたり、
茨城県つくば市中央公園に隣接する広場
「SEKISHO INNOVATION PARK(仮称)」にて、
つくば市の主催で開催されました。

「つくばVAN泊」の様子。

「つくばVAN泊」の様子。

スノーピーク 〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉 縄文遺跡で「人間らしい生き方」を探る

佐渡島のツーリズムには、昔ながらの田植え体験が盛り込まれています。

岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催

「人と自然、そして人と人をつなぐ」をテーマに、
今を生きる人の“人間性の回復”を目指している〈スノーピーク〉。
そんな〈スノーピーク〉が手がける旅〈LOCAL LIFE/WEAR TOURISM〉が、
岡山県犬島、新潟県佐渡島、岩手県北上市の3地域で開催されています!

テーマは「その土地の風土や食、
ものづくりに触れ追体験することで、
日本の魅力的な文化や産業を未来に継承していく」こと。
犬島は開催済み、5月25・26日開催の佐渡島は既に定員に達する人気ぶりです。

▲〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

〈樺山遺跡〉は、縄文時代前期末から後期にかけての集落跡。

きたる6月1(土)・2日(日)には
〈LOCAL LIFE TOURISM in KITAKAMI〉を開催。
舞台となるのは、約5000年前の姿がそのまま残る岩手県北上市の〈樺山遺跡〉。
いま、国内外で大きな注目を集める「縄文時代」の暮らしに
思いを馳せられる貴重な集落跡です。

▲〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

〈樺山遺跡〉の特徴であるストーンサークルや復元された竪穴式住居を見ていると、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

北上のツーリズムでは集落跡の中にテントを立てて宿泊。
土器などの道具を作り、狩猟などを通して食物を得るなど、
衣食住のすべてを自分たちの手で生み出してきた「当時の暮らし」を体感します。

子育て世代を応援する
暮らしづくり複合施設
〈みちくさくらす〉が新宿にオープン

2019年2月1日、奥神楽坂と呼ばれるエリアに、
子どもの笑い声が漏れる、かわいらしい空間が誕生しました。

その空間の名前は〈みちくさくらす〉。

〈みちくさくらす〉外観

「共働き家庭の小学生が安心して過ごせる空間を」
との想いから生まれたこの場所は、2階は子どもの教室、
1階は飲食店として営業できるシェアキッチンになっています。

両フロアとも、レンタルスペースとしての利用も可能。
夏休み頃の始動を目指し、子ども向け講座や教室の準備もしているそう。
現在は土曜をカフェ、日曜はお弁当屋さんとしても営業中です。

この場所をつくったのは、
現在、0歳と3歳の姉妹を子育て中の、並木義和さん・優さん夫婦。
ふたりが情報収集に動き出したのは昨年(2018年)1月。
義和さんは平日、会社に勤めながら、優さんは次女を身ごもりながら、
約1年という短い期間で完成までこぎ着けました。

並木ご一家

時間や体力が十分でない状況のなか、どのように
〈みちくさくらす〉オープンまでの道のりを歩んだのか、また、
「もともとこの地域にほとんど知り合いがいなかった」と振り返るおふたりは、
どのようにして地域との関わりをつくっていったのか、お話をうかがいました。

放課後に子どもが集まる場所を

1階のシェアキッチン

自分のお店を持ちたい人が誰でも利用できる、1階のシェアキッチン。

「放課後に子どもが集まる“場”を、私たちでつくってみない?」

優さんがそんな提案を義和さんに持ちかけたのは、2017年の年末のこと。
きっかけは、その年の頭に行った、世田谷区から新宿区への引っ越しでした。

「世田谷区には、子どもを連れて遊びに行けるお店や場所がたくさんあり、
とても暮らしやすかったんです。でも新宿区には、公共の施設以外、
そういった場所がほとんどありませんでした。
オフィスが多いまちなので仕方ないんですけどね」(優さん)

並木優さん

こうした施設の少なさは、いずれ小学生になる娘さんの
「放課後の過ごし方」を考えたとき、不安の種となりました。
並木さん夫婦は共働きで、祖父母も遠方に住んでいるため、
公立の学童クラブか民間の教室、塾などに通わせることになりますが、
前者は狭いスペースに定員以上の人数がひしめき合うような状態、
後者は高額な費用がかかり自由度が低いなど、子どもにとって
いい環境ではなさそうでした。

こうした声を、ほかの共働き家庭の小学生ママさんたちからも聞くようになり、
優さんのなかで「自分たちがその場所をつくれないだろうか」との思いが
日に日に増していったそう。

ディスプレイされた花

「おそらく、原風景には、私の実家で祖母と母がやっていた
学習塾の光景があったように思います。
離れの建物に、ピアノと黒板、子どもの学習机が置いてあって、
そこに子どもが集まってきて祖母がおやつを出すんです。
物心つかないころから、その空間でよく遊んでいたので、
『子どもが集まる場を自分たちでつくる』アイデアは、
とても自然に生まれました」(優さん)

1階のテーブル席で寛ぐ並木さん一家

もともとふたりとも建築の仕事に携わっており、「いつか自分たちで場をつくりたいね」
と話していたため、義和さんはすんなりと優さんの提案を受け入れたそう。

「僕の実家は転勤が多かったので、もともと、人が集まる場に漠然とした
憧れがありました。妻の実家で、塾だったスペースを見せてもらったときにも
『すてきだな』と思っていたので、彼女の提案にすぐに同意しました」(義和さん)

〈地域おこし協力隊〉の
皆さんに質問!
どんなキッカケで入隊したの?

今月のテーマ 「こんなキッカケで、地域おこし協力隊になりました」

高齢化、人口減少が進む日本各地で、
意欲的に地域協力活動を行う都市住民を受け入れ、
彼らのニーズに応えながら、地域力の維持や強化に協力してもらう――
そんな目的をもって2009年に制度化された、〈地域おこし協力隊〉。

総務省によれば、2018年は5359人もの隊員が全国の自治体に所属し、
地域を盛り上げるべく活動しているようです。

「協力隊に興味はあるけれど、どんなキッカケで入隊するんだろう……?」
と、なかなか一歩踏み出せずにいる方も意外と多いのでは? 

そこで今回は、実際に地域おこし協力隊の皆さんから、
協力隊を志すことになったキッカケを教えてもらいました。

【岩手県一関市】 初めて、地元の将来が明るく見えたワークショップ

地元の「一関」にも、おもしろい人がいる。
自分も何か一緒にできることがあるのでは? 
そう思ったのが、地域おこし協力隊になったキッカケでした。

それまでは被災した沿岸地域のボランティアや、それに携わる業務をしていました。
ふと思ったのが、沿岸地域は深刻な状況ではあるものの、
さまざまな支援があり、復興を目指す気運で地域に活気があるけれど、
高校を出るまで暮らしていた一関には、こんな活気はない。

地元の一ノ関駅前の商店街。

地元の一ノ関駅前の商店街。

そのときは、そう思い込んでいました。
ですが、一関で行われた、“地域おこし”がテーマのワークショップに
たまたま参加したところ、
地元で活躍されている社長や、同じ志を持つ同世代の人と出会いました。

“地域おこし”がテーマのワークショップにて。

彼らと話していると、地元を悲観するということはまったくなく、
「こうしたらおもしろそう!」というアイデアが次々と出てきて、
ワクワクしたのを覚えています。

このとき初めて、地元の将来が明るく見えた気がしました。
その後、自分の働き方について考えるタイミングがあり、
私は一関の協力隊に飛び込みました。

ワークショップで出会った方とは、今でもさまざまな場面でご一緒させてもらっています。

ワークショップで出会った方とは、今でもさまざまな場面でご一緒させてもらっています。

協力隊になって3年。
ワークショップで出会った仲間、そして、協力隊になってから出会った仲間とともに、
あの日語り合った明るい一関の未来を目指し、一歩一歩活動を続けています。

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櫻井陽 さくらい・よう

岩手県一関市出身。2016年よりUターンで一関市の地域おこし協力隊に着任し、農業分野の地域団体の活動支援を行う。好きな食べ物はカレー。趣味の硬式テニスをやらないと病にかかる体質。2017年より一関で楽しく暮らしたい20代のための地域団体〈TAKU。(たくまる)〉を発足し、各々がまちを楽しむためのさまざまな企画を実施する。

【島根県隠岐の島町】 地方に暮らす人々の、生きる強さと、真のやさしさを感じて

私の場合は、地域おこし協力隊のネガティブな噂を聞いたり、
おかたいイメージの行政に所属することへの抵抗感があったりして、
正直なところ、まさか自分が協力隊になるとは思ってもみませんでした。

一度訪れてから、ずっと心に残り続けていた御神木「乳房杉」のある集落に住めることに。勝手に乳房杉が私を呼んでくれたような気持ちになりました。

一度訪れてから、ずっと心に残り続けていた御神木「乳房杉」のある集落に住めることに。勝手に乳房杉が私を呼んでくれたような気持ちになりました。

大学卒業後はOLをしていましたが、東京での生き方への違和感を払拭できず、
自分なりの答えを見つけたくて各地を旅していました。

衣食住にまつわることを自分たちで何とかするような地方の暮らし方に触れるたび、
人々の生きる強さと、真のやさしさを感じて、衝撃が走ったのを覚えています。

そのうちに、私には自然のなかで暮らすことが合っていると確信し、
漠然と憧れていた島への移住を決意。
暮らすならここ! と思ったのが隠岐の島町でした。

当時持っていた理想の移住先のイメージは、「四季を感じられる」「山や田畑などの日本の原風景がある」「伝統文化が残っている」「田舎すぎず都会すぎず」そんな島でした。

当時持っていた理想の移住先のイメージは、「四季を感じられる」「山や田畑などの日本の原風景がある」「伝統文化が残っている」「田舎すぎず都会すぎず」そんな島でした。

移住するにあたって、仕事と家も希望に近づけたいと考えていたところ、
仲よくなった協力隊の友人に、次年度の募集があることを教えてもらいました。
自分の願望と募集条件がぴたっと重なり、
「これは私のための仕事だ!」と直感的に感じ、応募。
こんなふうにして、流れ着いた先が協力隊でした。

結局、1番大切なのは人とのご縁。「この人と一緒に働きたい!」と思う担当者さんに出会えたことが決め手に。地域からの信頼も厚い方だからこそ、私もすっと溶け込めたのだと思います。

結局、一番大切なのは人とのご縁。「この人と一緒に働きたい!」と思う担当者さんに出会えたことが決め手に。地域からの信頼も厚い方だからこそ、私もすっと溶け込めたのだと思います。

理想のライフスタイルを目指しながら活動させていただけることになり、
「ご縁の国しまね」でのご縁を信じてよかったと思っています。

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五十嵐杏美 いがらし・あみ

平成2年生まれ。元ギャルの島ガール。2017年3月末、東京から島根県隠岐の島町へ移住し、現在は地域おこし協力隊として活動中。移住のテーマは、【自然との共生】と【丁寧な暮らし】。四季の移ろいのなかで豊かに生きる術を学び中。また、自分らしく生きることを探求するためにヨガとアーユルヴェーダを学んでおり、同時に広める活動も行っている。

〈旅するマーケット 2019年春の章〉 21自治体の名酒と料理が集結! ローカルのあり方を問う交流会も

長坂 常さん設計の〈TABISURU “酒 SAKE” STAND〉が登場

2019年6月28日(金)まで、東京都港区にて日本各地の魅力を伝える
〈旅するマーケット 2019年春の章〉が開催中です。

会場は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの
シンボルストリートにもなる「新虎通り」。
東京都道で初めて道路上に設置された食事施設に
日本各地の名酒と料理、工芸品が集結し
〈TABISURU “酒 SAKE” STAND〉を展開します。
食事施設の設計が建築家の長坂 常さんというのも見どころ。

期間中は、その「食べる場」に加え、
特産品を使った料理教室やものづくりを実際に体験ができる「創る場」、
特産品を購入できる「市場」の3つが展開。
人をつなぎ、出会いの場となるイベントも開催していきます。

過去に開催された〈旅するスタンド〉の様子。

過去に開催された〈旅するスタンド〉の様子。

過去に開催された〈新虎マルシェ〉の様子。日本各地の食材や地域ならではの加工食品などを提供。

過去に開催された〈新虎マルシェ〉の様子。日本各地の食材や地域ならではの加工食品などを提供。

〈TABISURU“酒 SAKE”STAND〉の参加団体は、
2017年のオープンより2年間で出展した全21自治体。
山形県山形市、神奈川県湯河原町、
新潟県長岡市・三条市・十日町市・村上市・燕市・弥彦村・出雲崎町・粟島浦村、
富山県高岡市、三重県桑名市・鈴鹿市・菰野町、
兵庫県宍粟市、山口県宇部市・萩市、愛媛県松山市・今治市、
鹿児島県薩摩川内市・日置市が集います。

三重県菰野町の〈菰錦豚のももカツ定食〉950円

三重県菰野町の〈菰錦豚のももカツ定食〉950円

スタンドには、各地域の名酒とともに、自慢の料理がずらり。
アラカルトメニューのほか、名酒と肴の組み合わせを楽しめるプランや、本格コース料理も。
コースには、各地域に足を運んだ店長がお薦めする素材が、たっぷり使われています。

新潟県長岡市〈枝豆花火〉5号玉 432円〜

新潟県長岡市〈枝豆花火〉5号玉 432円〜

新潟県長岡市の〈栃尾のあぶらげ(プレーン)〉702円

新潟県長岡市の〈栃尾のあぶらげ(プレーン)〉702円

長野県への移住のきっかけは? 
2拠点暮らしと地域おこし協力隊、
それぞれの信州ライフ

山々に抱かれた豊かな自然、健康長寿を育む食文化、首都圏からのほどよい距離感。
そんな理由から「最も移住したい県」といわれる長野県。

地方暮らしやI・J・Uターンをサポートする
〈ふるさと回帰支援センター〉の移住希望地域ランキングでは、
2017、2018年と2年連続で長野県が1位。
さらに宝島社発行『田舎暮らしの本』(2019年2月号)では、
13年連続、長野県が1位をキープしています。

移住のきっかけは何だったのか、移住先でどんな日々を送っているのか。
長野県のアンテナショップ〈銀座NAGANO〉を経由し、
自分らしい信州暮らしを楽しんでいる移住者を訪ねました。

コワーキングスペース&カフェバー〈hammock〉を運営する
松本大地さんの場合

長野県東北部に位置する東御(とうみ)市の「海野宿(うんのじゅく)」。
新幹線や車での都心へのアクセスも便利で、観光地・軽井沢にもほど近い、
江戸時代初期に中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅として栄えた宿場町です。
いまなお伝統的な家並みが保存され、1986年には「日本の道百選」に、
1987年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

そんなまち並みの一角にある古民家を改修し、
2018年にコワーキングスペース兼カフェバー〈hammock〉をオープンした
株式会社〈La Terra〉代表の松本大地さん。
東京でWeb制作会社を経営するなかで、
長野県との2拠点生活を考えるようになりました。

「一番の理由は雇用ですね。
IT業界のベンチャー企業はなかなか人材が定着しづらいので、
会社として何かおもしろくて魅力的な取り組みが必要だと考えていました。
それに、人材の奪い合いが激しい東京よりも、
地方のほうが定着率がよいのではないかとも思いました」

そこで、大好きなスノーボードができて、妻の祖父母も暮らす
長野県にサテライトオフィスを設けようと考え、利用したのが
「おためしナガノ」という長野県の制度。

ITを活用した事業を行いたい人が最大約6か月間“おためし”で
長野県に住みながら仕事をする機会を得られるもので、
銀座NAGANOでの説明会に参加し、1年間考えた結果、応募を決めました。

「『おもしろそうだから長野県に行ってみよう』という熱が1年間冷めず、
頭の中のイメージがよりリアルになりましたし、
やはり行政が合同の企業説明会を開いてくれるといったバックアップがあることは、
採用面でも心強く感じました」

おためし期間中は、東御市商工会内の事務所を借りて事業に取り組み、
その縁から海野宿の古民家の紹介を受けることに。
人が集まる場づくりにも興味があったことから、hammockのオープンに至りました。

古民家を改修した〈hammock〉。取材時はちょうど「海野宿ひな祭り」が開催中で、家々の軒先に古いひな壇が飾られていた。

古民家を改修した〈hammock〉。取材時はちょうど「海野宿ひな祭り」が開催中で、家々の軒先に古いひな壇が飾られていた。

「東京から来たIT企業が海野宿に事務所を構えるという
話題づくりの面もありましたが、ここに来るからには
地域に役立つことをすべきという思いが強くありました。
住民も観光客も気軽に立ち寄れ、
お茶やお酒が飲める場所がほしいという声が多かったので、
それならカフェバーがいいかなと。
コワーキングスペースは、自分たちの事業にも役立ちますしね」

観光客がほっとひと息つけるカフェスペース。

観光客がほっとひと息つけるカフェスペース。

オフィススペースでは自社スタッフのほか、コワーキング利用者も。制作スタッフは長野県で採用し、ゼロからWebデザイナーとして教育した4人が勤務している。

オフィススペースでは自社スタッフのほか、コワーキング利用者も。制作スタッフは長野県で採用し、ゼロからWebデザイナーとして教育した4人が勤務している。

2拠点での事業展開は、いろいろな変化をもたらしました。

「長野県で行政関連の仕事ができ、それが実績となって
東京で仕事の幅も広がりました。一番大きな変化は、仕事への姿勢かもしれません。
東京では『大手からの仕事を受注して、人材を多く雇って会社を大きくしたい』
という思いだったのに、長野県に来てからは
『よい人材を得てしっかりと教育し、仲間を増やして長く仕事を続けていきたい』
という感覚が強くなりました」

また2拠点生活は自然と自分を切り替えるスイッチになっていることも、
仕事の拡大につながっているのかもしれません。

「人柄がいいのが一番の長野県の魅力ですね。
環境面でもストレスが少なく、東京よりはるかに仕事がしやすいです。
心にも余裕が生まれて、僕は東京にいるときよりも
話しかけられやすい雰囲気になっていると思いますよ(笑)」

現在は、長野県南部の伊那市で、宿泊もできる
新たなコワーキング施設をつくるプロジェクトも進行中。
長野県内でさらに活動の拠点を広げ、人材育成や社員教育に力を入れていく予定です。

人口14000人の小さなまち、
岡山県和気町に移住者が集まるワケ

移住者が増えている和気町で夢を語る人たち

東京から郷里の岡山県にUターンしたのが2006年のこと。
地方で新しく雑誌を始めたとあって、その後いろいろな人たちと知り合うことになった。

2011年の東北大震災以降は、
都心部から岡山に移住してきた人たちと知り合う機会がやたらと多かったように思う。
ぼくの守備範囲にひっかかってくる人たちなので、
グラフィックデザイナーやカメラマンといった
クリエイターの類が大方だったのだが、しかし、岡山への移住は
そういった一部の人たちの間だけで流行っている現象でもなかった。

移住先としての人気度をはかる調査やアンケートでは、
岡山県はたいてい五本の指に入っているのだという。
よくぞ気づいたなと思う。
十種競技の個々の競技では、どれもやっと3位に入れるかどうかなのに、
総合では常に優勝を争う位置にある、それがぼくの岡山のイメージだ。

つまりは、全般的に印象が薄くて
そのよさにはなかなか気づかないだろうと思っていたわけだ。
実際のところ、岡山というところは実に住みやすい。
地味に、しみじみと住み心地がよいのだ。

岡山で移住の話になると、近頃その町の名前が真っ先に挙がる。
岡山県南東部に位置する和気町である。
町の面積144平方キロメートルは神奈川県の川崎市とほぼ同じ。
ところが人口となると、和気町の約14000人に対して、
川崎市は約151万6000人(ともに2018年10月)。
あまりに差がありすぎて、なんの比較をしているのかさえわからなくなりそうだ。

和気町を車で5分も走れば「それもそのはず」と納得する。
中心部の小盆地を除けば、町の大半が山、川、田畑なのである。
この自然豊かなまちに、過去3年間で約300人が
主に東京や大阪といった都市圏から移り住んでいるという。

300人という数字はとりたてて騒ぐほどではないかもしれない。
しかし、人口の割合からすれば、これが結構な数字に違いないのだ。
なにせ川崎市では3万5000人に相当するのだから。

2016年に東京からこの和気町に移住してきた下鳥夫妻とお会いした。
自宅は和気町が営む、平屋戸建の町営住宅。
リビングは梁がむき出しの造りで、天井が高く、開放感がある。
南側の大きな窓からは春の日が射し込み、室内も明るい。
幼いふたりの子どもたちのはしゃぐ声がこの家のBGMだ。

奥さんの春恵さんがハートの形をしたカップに入った紅茶を出してくれた。
「いい家ですね」と声をかけると、
「ここ、すごく気に入ってるんですよ」と明るい声で言った。

「東京では豊洲のマンションに住んでいたんですけど、
隣や下の階にいつも気を遣っていました。
子どもにはあれをやっちゃダメ、これをやっちゃダメって。
でも、ここでは子どもは放置状態、誰にも気を遣わなくっていいから楽です」

古民家1棟貸し
〈平泉倶楽部~FARM&RESORT~〉
世界遺産・平泉の
“風土”と“人”に出合う宿

平安末期、奥州藤原氏によって建立された寺院や歴史的建造物が残る、岩手県平泉。
〈中尊寺〉や〈毛越寺〉など、東北で初の世界遺産認定を受けたこの地に、
2018年7月、古民家ゲストハウス〈平泉倶楽部~FARM&RESORT~〉がオープンした。

築150年以上の古民家をリノベーションし、
1日1組限定(1組9人まで)の1棟貸しで、宿泊費は1泊10万円。
少々高い? と思う人がいるかもしれないが、
その値段にふさわしい設備や、行き届いたホスピタリティ、
特別な体験がいくつも用意されている。

まだオープンして半年だが、日本の伝統や文化、プレミアムな体験を求めて、
国内外からの問い合わせが多いのだとか。

自然光が差し込むリビングダイニング。古い建材にもしっかりとマッチしたモダンな内装。

自然光の差し込むリビングダイニング。古い建材にもしっかりとマッチしたモダンな内装。

広々としたエントランス部分には、囲炉裏と、窓に沿って据えられたベンチ。
その奥には、キッチンとカウンターが設置されたダイニング。
キッチンには調理器具、基本調味料、IHコンロなどが用意されており、
宿泊者はこれらを自由に使うことができる。

棚にディスプレイされているのは、
岩手県一関の伝統工芸品「秀衡塗(ひでひらぬり)」に「南部鉄器」。
これらももちろん使用可能。

キッチンの窓からは青々とした裏の林が見え、まるで絵画が飾られているかのような美しさ。

キッチンの窓からは青々とした裏の林が見え、まるで絵画が飾られているかのような美しさ。

漆を焼きつけた、秀衡塗のワイングラスで日本酒を。

漆を焼きつけた、秀衡塗のワイングラスで日本酒を。(写真提供:平泉倶楽部)

お風呂はふたつ用意されており、そのうちのひとつは総ヒノキ風呂。
やわらかな木目のあたたかさと、ヒノキの香りに、心身ともリラックス。
なんとも贅沢なバスタイム!

総ヒノキ風呂

3つの和室と、ベッドが設えてある洋間がひとつ。
廊下はぐるっと1周することができ、
和室を横切って次の部屋へ、という構造ではないので、
複数の家族や友人と訪れても、プライベートが守られるのはありがたい!

和室には、代々大切に祀られてきた立派な神棚が。

和室には、代々大切に祀られてきた立派な神棚が。

ベッドが置かれた洋間。こちらの部屋のみ施錠可能。

ベッドが置かれた洋間。こちらの部屋のみ施錠可能。

快適な設備が導入され、美しくリノベーションされているが、
天井の梁、太い柱、土壁など、可能な限り昔の建材を残しながら、
当時の家に刻まれた記憶も今に伝えたいという計らい。

さらには、先ほども紹介したとおり、館内には
岩手の伝統的工芸品である秀衡塗や南部鉄器だけでなく、
一関の染職人が手がけた〈京屋染物店〉の作務衣、暖簾、座布団なども。

古いタンスの上には、古民家に保管されていた農道具がオブジェとして飾られている。

古いタンスの上には、古民家に保管されていた農道具がオブジェとして飾られている。

「ここは、ゲストハウスでもありながら
ある意味、一関の伝統工芸品のショールームでもあるんです。
南部鉄器で飲む白湯、秀衡塗でいただくお食事、手染めした作務衣など、
一関・平泉地域の歴史や伝統を、五感で体感してほしいんです」

そのように語るのは、平泉倶楽部を手がけた〈株式会社イーハトーブ東北〉の松本数馬さん。
松本さんもまた、一関に生まれたひとりだ。

〈株式会社イーハトーブ東北〉の代表、松本数馬さん。

〈株式会社イーハトーブ東北〉の代表、松本数馬さん。

東京の11の島々の魅力を体感 「東京宝島ミュージアム ~あなたの知らない東京が見つかる~」 開催。 トークイベントにコロカルが出ます!

東京都心で、東京の島の魅力に触れる3日間

コロカルでは、『東京宝島ピープル』と題し、
東京の島しょ群の特集を掲載しています。
ただいま、神津島編三宅島編八丈島編が掲載中。近日中に大島編が公開予定。
ゲストと共に各島を巡り、島の文化と新しい魅力を発信しています。

それに伴い、各島を取材したゲストが、
実際に島を訪れた際の印象や取材時の裏話を披露するトークイベントを開催。
2019年3月23日(土)と24日(日)に、東京ミッドタウンの催し物
「東京宝島ミュージアム~あなたの知らない東京が見つかる~」で行われます。

上空から見た神津島。

上空から見た神津島。撮影:在本彌生

23日の13:00からは、『東京宝島ピープル』の取材で大島を巡った
日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト代表取締役のナカムラケンタさんと、
コロカル編集長及川卓也が登壇。
「新しい東京人の生き方・働き方 『ただいま』と言える島・大島の魅力とは?」
というテーマで、大島での生き方・働き方を話題にしたトークセッションを行います。

さらに、14:30からは、神津島を巡ったモデル・ライターの斉藤アリスさんが、
「旅を愛するアリスさんが語る神津島のお気に入り」というテーマで、
人や島食材との出会いなど、取材を通して知った島の魅力を
及川卓也とフリートークします。

24日は、13:00からモデルの前田エマさんが、三宅島を巡った体験をもとに、
「火山島・三宅島の雄大な“自然アトラクション”体験」というテーマで、
公開中の記事には掲載できなかったアザーカットを披露しつつ、
及川卓也とトークセッションをします。
また、同日には八丈島のトークセッションも予定されており、
こちらは、人気インスタグラマーの6151さんと、東京の島旅に関する著書もある、
編集者・ライターの薮下佳代さんがお話をされます。

ガイドブックには載っていない、ゲストならではの視点で伝える、
島の魅力や楽しみ方をお楽しみに。

その他にも、
東京の11の島それぞれの魅力を“音”を通じて体感していただく展示や、
大島・神津島・三宅島・八丈島の方々が考えた島のコンセプトや宝物、
今後の取組に向けたアイデアなどをプレゼンテーション形式で発表する時間も(22日)。
また、島食材へのこだわりや、島独自の食文化への理解を深めることができる、
試食やトークセッションなども予定しており、都心にいながら、島しょ地域の魅力を
見て、聴いて、味わって、感じることができるプログラムが盛りだくさんです。

ぜひ22日からの3日間、東京ミッドタウンに足を運んでみてください。

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長寿の秘密は“食”にあり?
〈信州感動健康料理アカデミー〉とは

「信州感動健康料理」って?

たっぷり盛られた、オーガニック野菜の彩りサラダ。
甘みの強い、信州特産のナカセンナリ大豆を使ったトマト煮込み。
シャリシャリ食感の焼き大根と、ジビエ味噌のマッチング。
余計な調味はされていないのに、ほっこりと味わい深い、古代米のリゾット。
さらには、ニオイコブシの枝を煮出した、“山の香り”のコンソメスープ!
「いったいどんな味!?」と興味をそそられませんか?

この料理は、新しい視点で長野県ならではの料理をつくり出そうという
プロジェクトのなかで開発された「信州感動健康料理」のメニューなんです。

この信州感動健康料理のポイントは、いたってシンプル。
全国でも一、二を競う長寿の長野県ならではの食材や調理法を用い、
「おいしいこと」
「心地よい時間を過ごしてもらうこと」
「驚きがあること」
この3つの要素を意識した一汁三菜を基本とする料理。

長野県に行ってこの料理が食べたい! 
たくさんの方にこう思ってもらうことを最終目標としています。

2019年2月8日(金)に開催された「信州感動感動料理 提案発表会」の風景。

2019年2月8日(金)に開催された「信州感動感動料理 提案発表会」の風景。

このプロジェクトの核となっているのが、
県内の料理人や生産者などを対象としたアカデミー。
第1期は17名が受講し、メニュー開発を行っています。

今回は、2019年2月8日(金)にアンジェロコート東京で開催された
「提案発表会」で、講師陣や受講生が開発し提案した
信州感動健康料理をいくつかご紹介します。

まずこのアカデミー、とにかく講師陣が豪華!
食文化研究家で「料理マスターズ」のシルバー賞受賞者の北沢正和さん、
郷土料理研究家の横山タカ子さん、
料理人として黄綬褒章を受章している湯本忠仁さんという、長野が誇る料理家たち。

彼らが発する言葉のひとつひとつが哲学的で、そのお話は驚きと発見の連続です。 
手がける料理やジャンルは違えど、同じ長野県で生まれ育った背景もあってか、
長野の食や文化への思いには、3人に共通するものがありました。

あらゆる個性を受け入れるまち、 東京・中野が生んだ新しい仲間 「中野大好きナカノさん」プロジェクト始動

CG? 人形? ナカノさんの存在が気になる!

中野ブロードウェイに中野サンプラザ、お笑い芸人の事務所や小さな映画館もあり、
数々のカルチャーを発信する中野区。
約33万人が暮らしていますが、人口の流動性が激しく、
毎年約3万人の転入と転出を繰り返してきました。
現在は約120か国の国籍を持つ人々が生活しており、
あらゆる個性を認めるだけでなく、当たり前の風景として受け入れてきたまちとして
発展してきました。

そんな中野で、活気溢れるまちづくりにつなげるシティプロモーションとして、
「中野大好きナカノさん」プロジェクトが2019年2月1日(金)より始動しました。
このプロジェクトでは、中野区で出会うさまざまな日常を、
まちの新しい仲間で球体関節人形の「ナカノさん」を通して表現し、
SNSを中心に区民とともに地域の魅力を発信していきます。

具体的には、「ナカノさん」とまちの人々との交流や、
中野区ならではのスポットを訪れる「ナカノさん」の写真を公式SNSから随時投稿して、
中野区の多彩な面を持つ日常を発信。
「ナカノさん」の“分身”で手のひらサイズ版の「ちびナカノさん」を
中野区の一部飲食店に設置するほか、多くの区民の参加を煽るために、
「中野大好きナカノさん」プロジェクトの説明会である「0次会」や、
中野区ファンを集めた「交流会」などを行い、
区民とともに区内外へ区の魅力を発信していきます。

ナカノさんのプロフィールにはこうあります。

中野は、あらゆる個性を受け入れるまち。自分の好きなものを持ち、好きでつながり、
生きている。ナカノさんは、そんな中野に憧れて、中野にやってきた人形です。
中野の人に影響されたのか、自分が好きだと思うこと以外は、気にしないのがナカノさん。
男なの? 女なの?「気にしたことなかった」。友だちの数は?「気にしたことなかった」。
身長は44cm。

何ものにも染まらない。個性を認め、受け入れるーーそんなナカノさんの柔軟さに、
まち全体の風土がうかがえます。

建築×デザイン
宮本圭さんと太田伸幸さんに聞く
〈KANEMATSU〉と歩んだ10年の軌跡

PEOPLE GET READY TO NAGANO vol.2

本州のほぼ中央に位置する長野市は、東京から電車で約1.5時間。
車窓の風景は木々の彩りへと移り変わる。
このまちの魅力は、そんな自然と隣り合わせの風土や食と美。
だけど、そればかりじゃない。

善光寺の門前町として、四方から訪れる旅人を迎え入れ、
疲れを癒してきた歴史がある。

いつの時代も、旅立つ人、旅の途中にいる人、
そして彼らを受け入れる人たちが交差する長野市は、
次なる旅路をつなぐプラットホームだ。

そんな長野市で、自分の想いを込めた「場」を営み、
この土地ならではのカルチャーを培う人たちがいる。
彼らと交わす言葉から、これからの「ACT LOCAL」を考える。

建築家・宮本圭さん×デザイナー・太田伸幸さんの視点

2010年前後からいまに至るまでに、長野市善光寺門前界隈では、
100軒を超える空き家が新たなあかりを灯すようになった。

「そのはじまりは?」「なぜ?」「何がどうして?」という疑問に、
「なるほど!」と膝を打つ明快な答えがほしいところではあるが、
実にさまざまな要素が入り組んでいて、本当のところ、よくわからない。

ただ、連載の第1弾で紹介した写真家の清水隆史さんらが、
1990年頃から、長野市のカルチャーを記録したり、
音楽や演劇などを通じて、数多の表現が交差する場を営んだりと、
草の根的に活動を続けてきた〈ネオンホール〉や〈ナノグラフィカ〉の影響は大きい。

しかし、これまでの長野を紐解くうえで、2010年頃からいまに至るまでに、
あるひとつの場所がきっかけで、個性豊かな場がたくさん生まれていったことを、
記録せずにはいられない。

2009年11月に開かれた〈KANEMATSU〉だ。

元紙問屋・ビニール工場「カネマツ」

約40年以上の間、シャッターを閉ざしたまま、使われなくなっていた元紙問屋・ビニール工場「カネマツ」。

建築家やデザイナー、編集者などからなる7人組のユニット〈ボンクラ〉が、
50平米ほどの鉄骨の倉庫をセルフリノベーションし、
建築設計事務所やデザインオフィス、編集室やフリースペースなどがひとつになった
〈KANEMATSU〉としてオープンさせた場。

〈KANEMATSU〉の共有スペース

〈KANEMATSU〉の共有スペース。東西に広がるこの場所では、数々のイベントや企画展などが開かれてきた。

本業と並行してイベントや地域活動を始め、この場を開いたことで、
それまで清水隆史さんらが続けてきた「活動」に加えて、
建築やデザインのアプローチから、新たなプロジェクトや事業が立ち上がった。

さらには、不動産仲介のしくみが生まれ、
空き家リノベーションの動きを加速化させたのである。

KANEMATSUを始動させた7人

KANEMATSUを始動させた7人。右から、羽鳥栄子さん(アトリエハトリ一級建築士事務所・代表)、山口美緒さん(編集室いとぐち代表)、一級建築士・山岸映司さん、太田伸幸さん、宮本圭さん、古後理栄さん(株式会社CREEKS代表)、広瀬毅さん(広瀬毅 建築設計室代表)。(写真提供:ボンクラ)

KANEMATSUという表現は、新たな営みを生む前例のひとつとなり、
いくつもの場と人をつなげ、このまちに個性が灯るきっかけとなった。

しかし、はじまりは、すべて偶然だった。

連載第2弾となる今回は、KANEMATSUの狼煙を上げた
建築家・宮本圭さんと、デザイナー・太田伸幸さんの出会いや、
これまでの活動を振り返るインタビューを紹介。
ふたりの視点から、2010年代の長野を紐解き、「ACT LOCAL」のヒントを探る。

下蒲刈島ってどんな島? 小さな島にアート&歴史が ぎゅっと凝縮!

潮待ち、風待ちの島・下蒲刈島

広島県呉市の南東に位置する「下蒲刈島(しもかまがりじま)」という島をご存知ですか?
市内からは、車で30分ほど。島と本土を繋ぐ安芸灘大橋を渡ると、到着です。
人口約1400人ほどののどかな島ですが、
そこには、文化と歴史がぎゅっと詰まっています。


江戸時代から潮待ち、風待ちの船が立ち寄る
海上交通の要所として栄え、朝鮮通信使の一行や参勤交代する
西国大名も立ち寄ったという、由緒正しい島のなのです。

その歴史と文化の流れを汲み、小さい島ながらも島内には
美術館や資料館、庭園など様々な施設や見どころがあります。
現在は、上蒲刈島や豊島、大崎下島、岡村島など、
瀬戸内の島々を結ぶ「安芸灘とびしま海道」の玄関口として、
風光明媚な景色を楽しむサイクリニストやランナーが多く訪れる島になっています。

テーマごとに4つの展示を楽しめる〈松濤園〉

そんな下蒲刈島で人気の施設〈松濤園〉は、4つの建物が並ぶ
美しい庭園を回遊しながら見学する珍しい博物館。

〈松濤園〉

〈松濤園〉

〈松濤園〉を構成する美しい庭園と日本の建築技術を遺した
それぞれの建物は、朝鮮通信使の資料や模型、民芸品が展示された〈馳走一番館〉、
1600年~1700年後半の貴重な古伊万里の名品が眺められる〈陶磁器館〉、
紀元前~1800後半までの珍しい西洋の照明器具のコレクションが楽しめる〈あかりの館〉、
海上の警固についた御番所を復元した〈蒲刈島御番所跡〉です。

特に話題なのが〈馳走一番館〉に展示してある『朝鮮人来朝覚備前馳走船行烈図』。

『朝鮮人来朝覚備前御馳走船行烈図』

『朝鮮人来朝覚備前御馳走船行烈図』

2017年にユネスコ〈記憶遺産〉に認定された世界レベルで評価された作品で、
1748年に朝鮮通信使が航海した時のたくさんの船や街の様子、
当時の生活など細かく描かれ、思わず見入ってしまいます。

松濤園内のそれぞれの建物は、和風建築の伝統様式を残す
古民家をわざわざ移築したもの。中身の展示品はもちろん、
建物自体も興味をそそり、4つの建物が陶磁器や明かりなど、
テーマごと楽しめるようになっているので、飽きることがありません。
中には、マニアがびっくするような高価な陶器や展示品が発見できるかも!

日本を代表する近代作家の作品を展示する〈蘭島閣美術館〉

そして、松濤園からすぐ近くにある〈蘭島閣美術館〉も外せません。

総檜造り、木造建築を誇る立派な建物の美術館で、
靴を脱いで入館するため、寛いだ気分で美術作品が鑑賞できます。
所蔵品は、須御阿弥赫土、奥田元宋、平山郁夫など、
日本を代表する近代作家の作品が約2200点と充実した
コレクションを有し、美術ファンを満足させてくれるでしょう。

〈蘭島閣美術館〉

〈蘭島閣美術館〉

こちらの美術館では、美術館のホールで開催される
ギャラリーコンサートも評判です。
毎月第3土曜はクラシックを中心としたコンサートを開催しています。
世界や全国各地から有名な演奏家を招き、毎回訪れる根強いファンもいます。
アットホームな雰囲気のステージは、演奏家たちからは
「世界一、奏者と聴衆の距地が近いコンサート」と言われるほど。
至近距離で聞く世界レベルの演奏は、迫力満点です。

さらに、建築を堪能したい方は、〈蘭島閣美術館〉に隣接した
〈白雪楼〉もいかがでしょうか。
江戸末期の豪農だった邸宅を移築したもので、
可動式の壁を備えた和室は全国でも貴重な建物だそう。
庭や瀬戸内海のキラキラ輝く海を眺めながら、
お抹茶を一服点ててもらうこともできますよ!

〈TABICA〉 知らないまちで、新しい自分に出会う。 コア&ローカルな旅をしよう。

兵庫県神戸市「サツマイモの苗植え&歴史的古民家の縁側でおいしいご飯を食べる」体験。

「休日は家でゆっくりするか、出かけても、気づけばいつも同じまちにいる。」
ということはありませんか。
たまにはどこか知らないまちで面白く過ごしてみたいと思った時、
〈TABICA(タビカ)〉ならその願いを叶えてくれるかもしれません。

「撮り鉄も乗り鉄もどなたでも!下町出身の鉄道カメラマンと“都電”を撮ろう!〜荒川沿線編〜〈街歩き〉」の体験

東京都荒川区、「撮り鉄も乗り鉄もどなたでも!下町出身の鉄道カメラマンと“都電”を撮ろう!〜荒川沿線編〜〈街歩き〉」の体験。※過去の開催例。直近での開催履歴がないため、開催の可否についてはホストさんにお問い合わせください。

〈TABICA〉は「人のスミカを旅する」をテーマにした、体験予約サイト。
その土地に住み慣れた人がホストとなって、
まちのコアなアクティビティーを楽しませてくれます。
体験一覧には「歩道橋を鑑賞する街歩き」など
ユニークなものも多く、ホスト数は約6,000人にも及ぶそう。

「都内パワースポットをめぐる開運ツアー&プチ鑑定」

東京都港区、「都内パワースポットをめぐる開運ツアー&プチ鑑定」の体験。

ほとんどの体験は3000円程度の料金で、2〜3時間のうちに終了。
加えて現地集合・現地解散なので、観光の合間や日帰りで参加できる手軽さも人気です。
現在、体験者としてのユーザー登録数は約36,000人。
旅先で新しい楽しみを見つける人が増えています。