700人の村がひとつのホテルに。“分散型”古民家ホテルのすすめ
山梨県小菅村に〈NIPPONIA 小菅 源流の村「OHYA棟」〉がオープンしました。
これは「700人の村が一つのホテルに」をコンセプトに、
地域全体をひとつの宿に見立てた“分散型”古民家ホテル。
宿泊客に近隣の食堂やお店、温泉施設などを利用してもらい、
村全体でお客さんをもてなすという、新しい事業モデルです。

ホテルマネージャーの谷口峻哉さん、ひとみさん。

80平米のスイートルーム「OHYA1」(ガーデンビュー・スイート)。屋根裏を改装した広いロフトは、重厚な梁が間近で見られる非日常空間。
スタッフは、すべて村の人たち。
ただ寝泊まりするだけではなく、スタッフとともに周辺の自然を散策したり、
自転車で村を巡ったりと、さまざまな体験が用意されています。
分散型とは、地域内に客室を分散させるホテルの形態なのだそう。
2015年10月、兵庫県篠山市にオープンした〈篠山城下町ホテルNIPPONIA〉が
先駆けとなり、全国に広がりつつあります。
この度オープンした「OHYA棟」は、村の名士の邸宅「細川邸」を活用した宿。

裏庭に面した明るくモダンな空間「OHYA2」(クリエイターズ・ツイン)。土間を利用したダイニングスペースや窓に面した書斎も。

土蔵を改装した離れの部屋「OHYA4」(離れ・土蔵ツイン)。重厚な蔵のつくりを最大限に利用したユニークな浴室や、秘密基地のような畳の間などがあります。

入り口の長屋門はレストランとして再生。小菅村の食材をふんだんに使った料理を楽しめます。
伝統的な長屋門をくぐると、かつて養蚕を営んだ主屋と
清流をたたえる庭が見えます。
建物のなかには、黒く煤けた大黒柱と太い梁に支えられた空間が。
築150年を超える邸宅の迫力に圧倒されます。
この家の先代は教師だったそうで、昔は村の人たちが柔道や習字を教わったり、
村に1台しかないテレビを見に来たりしていたそう。
ところがここ数年は空き家になっていたため、
「小菅村のみんなに愛され、思い出のつまった家を
後世に残したい」と、民家再生プロジェクトがスタート。
3年の準備期間を経て、ホテルとレストランとしてオープンしました。
ホテルマネージャーは、この事業のために
移住してきた谷口峻哉さん、ひとみさん夫妻です。

村の人と散歩道づくりに取り組む谷口峻哉さん、ひとみさん。




































































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