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posted:2019.10.2 from:神奈川県横浜市 genre:活性化と創生
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
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メイン写真:Ryosuke Kikuchi
2019年10月5日(土)〜12月22日(日)、
ローカルメディアと各地の新聞が一堂に会する
『地域の編集——ローカルメディアのコミュニケーションデザイン』展が開催されます。
主催・会場は、ニュースパーク(日本新聞博物館)。
企画協力は、『ローカルメディアのつくりかた』などの
著作で知られる編集者、影山裕樹さん。
ローカルメディアの役割は、地域の人と人をつないだり、
観光客や移住者を外から呼び込んだりと、さまざま。
本展では、そんなローカルメディアが仕掛ける、
“コミュニケーションの仕掛け”にフォーカス。
7つのエリアと横浜にちなんだ特設エリアを設け、
厳選されたメディアと全国の新聞社の新しい取り組みや地道な活動を紹介します。
実際に手にとり、座ってゆっくり読めるというのもうれしい。
ひとつ目のテーマは「新しい視点の流通」。
『本と温泉』をはじめとする、これまでにない流通の仕組みで
まちの魅力を引き出しているメディアを紹介します。
そのほかのテーマは「サブスクリプション(会員制)」
「投書・投稿でつながる」「まちづくりするメディア」
「地域の課題解決」「アーカイブ性を生かす」「デザイン」。
これからメディアをつくりたい人も、必見の内容と言えそうです。
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この企画展では、ローカルメディアを構想するワークショップ
〈YOKOHAMA MEME byニュースパーク〉も開催されます。
ワークショップは3つのテーマに沿って開催され、
その制作課程は、会期中に展示されるそう。
ワークショップの進行に合わせて、少しずつ展示が変化していきます。
テーマは「盛り場の盛衰記」「横浜の歴史的建築物」
「ユニバーサルツーリズム」の3つ。
「盛り場の盛衰記」のメンター(指導者、助言者)は、
横浜の酒場文化を紹介する雑誌『はま太郎』。
最近では若者にも人気の飲み屋街「野毛」の隠された魅力を探ります。
「横浜の歴史的建築物」のメンターは、
エピソードや史実を丹念な取材で伝える『神奈川新聞』。
開港や関東大震災、戦争の影響など、
さまざまな物語をもつまちの魅力を見つめ直します。
「ユニバーサルツーリズム」のメンターは『ヨコハマ経済新聞』。
年齢や障がいなどの有無にかかわらず、
誰もが楽しめる観光を目指す取り組みも活発な横浜。
このテーマではNPOや当事者を取材し、課題解決策を探っていきます。
ワークショップの活動期間は、2019年11月9日〜12月22日。
気になった方は、参加されてみてはいかがでしょうか?
申し込み、詳細はこちらから。
10月13日はこのワークショップのキックオフ&説明会も行われます。
また、10月5日(土)は企画展のオープニングイベントを開催。
影山さんをはじめ、ブックディレクターの幅允孝さん、
〈LIP〉〈生活藝人〉の田中佑典さん、〈ブートレグ〉の尾原史和さんが出演します。
ぜひお出かけになってみてください。
information
企画展〈地域の編集——ローカルメディアのコミュニケーションデザイン〉
会期:2019年10月5日(土)〜12月22日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:ニュースパーク(日本新聞博物館)
住所:神奈川県横浜市中区日本大通11横浜情報文化センター
アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結/JR・横浜市営地下鉄「関内駅」から徒歩10分/横浜市営バス「日本大通り駅県庁前」から徒歩1分/観光スポット周遊バス あかいくつ「日本大通り」正面/首都高速「横浜公園出口」から約3分 ※横浜情報文化センター駐車場・日本大通り地下駐車場をご利用ください。
入館料:一般400円、大学生300円、高校生200円、中学生以下無料
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は次の平日)
主催:ニュースパーク(日本新聞博物館)
企画協力:影山裕樹(千十一編集室)
アートディレクション:尾原史和(ブートレグ)
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