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posted:2019.8.1 from:埼玉県さいたま市 genre:活性化と創生
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2019年8月、さいたま市の価値を掘り起こすプロジェクト
〈CIRCULATION SAITAMA(サーキュレーションさいたま)〉が始まります。
これは、“地域らしさ”に裏付けられた持続可能な事業やプロジェクトを構想し、
さいたまにローカルプロジェクトを生み出すワークショップ。
約7か月かけて住民参加型のワークショップを実施し、
その成果を〈さいたま国際芸術祭2020〉にて発表します。
プロジェクト・ディレクターは、『ローカルメディアのつくりかた』などの
著作で知られる編集者、影山裕樹さん。
影山さんは、2017年にロームシアター京都が企画製作した
〈CIRCULATION KYOTO〉のプロジェクト・ディレクターも務めました。
プロデューサーは、舞台芸術プロデューサーの武田知也さん。
ゲスト講師は、
〈アーバンデザインセンター大宮[UDCO]〉副センター長/ディレクターの内田奈芳美さん、
〈MotionGallery〉代表の大高健志さん、
〈はっぴーの家〉の首藤義敬さん、
京都府立大学准教授の松田法子さん、
〈アーバンデザインセンター大宮[UDCO]〉デザインリサーチャーの新津瞬さんです。
ワークショップの目標は、さいたまの価値を
“生活者の視点”で掘り起こすこと。
「モビリティ」(移動手段)、「公共空間の活用」、
新しい事業やプロダクトを構想する「ソーシャル・ インクルージョン」といった
テーマごとのチームに分かれて活動していきます。
今年、映画『翔んで埼玉』がヒットし
何かと注目を集めている埼玉ですが、
ローカルの魅力はまだまだ知られていないのかもしれません。
どんな魅力が掘り起こされるのか、楽しみです。
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プロジェクト・ディレクターの影山さんは
今回の開催にあたり次のようなメッセージを寄せています。
「どんな地域にも、テレビや新聞ではなかなか取り上げられない、
ささやかな“地域らしさ”があると思います。
しかしそれはマスメディア的、あるいは東京的な均一な
視点によって覆い隠されてしまいます。
そして地域に暮らす人こそが、そうした視点を内面化してしまいがちです。
だからこそ、さいたまの多様な魅力を、
さいたまに暮らす人の視点で発信する事業やメディア、
プロジェクトを生み出すことがいま、大切だと考えています。
ぜひとも本ワークショップに参加して、
未来のさいたまを一緒につくっていきましょう」
2019年8月3日(土)は、大宮区にてキックオフトークイベント
「さいたま発・ローカルプロジェクトを生み出すには?」も開催されるとのこと。
出演は影山裕樹さん、新津瞬さん、大高健志さん、
遠山昇司さん、武田知也さん。
詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
information
CIRCULATION SAITAMA ワークショップ
活動期間:2019年9月14日(土)〜2020月3月
活動場所:旧大宮図書館(さいたま市大宮区高鼻町2-1-1)ほか
参加費:無料
募集人数:30名〜40名程度(応募多数の場合書類選考あり)
応募方法:ウェブの応募フォームからお申し込みください。
主催:さいたま国際芸術祭実行委員会
助成:平成31年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
企画制作:合同会社千十一編集室 / LOCAL MEME Projects
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