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posted:2019.5.21 from:茨城県つくば市 genre:暮らしと移住 / 活性化と創生
PR つくば市
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writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。
最近よく耳にする、「SDGs」をご存知ですか?
SDGsとは、経済・社会・環境の三側面における持続可能な開発のこと。
茨城県つくば市は、2018年に政府に選ばれた、「SDGs未来都市」29都市のひとつで、
SDGsの目標達成に向けて「つくば市未来構想」を策定中です。
そのSDGsの観点もあり、
新しいライフスタイルとしての「バンライフ(#vanlife)」が年々注目を集めています。
Instagram上で約400万件がタグ付けされている、
注目のキーワード「#vanlife」。
ミニマル世代と呼ばれる若者たちの間では、
都市部の高騰する家賃に対抗する手段として家をもたない“アドレスホッパー”が増加中。
場所に捉われることなく生活を送るということが
当たり前になる日もそう遠くはないはずです。
そんな実証実験のような生活を送るバンライファーたちとともに
未来の暮らしを考えるイベントを発案しました。それが「つくばVAN泊」。
春分の日である3月21日(祝・木)と22日(金)の2日間にわたり、
茨城県つくば市中央公園に隣接する広場
「SEKISHO INNOVATION PARK(仮称)」にて、
つくば市の主催で開催されました。
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自治体のイベントとしては大変珍しい2日間にわたる“車中泊イベント”ということで、
五十嵐立青つくば市長をはじめ、つくば市職員たちが、バンライファーや
クラウドファンディング型ふるさと納税の返礼品として会場泊の権利を得た来場者と
語り合いながら実際にバンやテントに宿泊。
バンライフを実践している人々によるトークセッションや、
飲食ブース「バンマルシェ」、つくばならではの宇宙食の食べ比べ、
人気コーヒー店が出張した「つくばコーヒーフェスティバルMini」、
高橋あず美さんによる音楽ライブ、つくばバンライフ会議など、
家族や友人と気軽に、でもちょっと真面目に「世界のあした」と
「モビリティのある暮らし方」を考えられるよう、
工夫あるコンテンツが展開されました。
22日の閉幕前には、五十嵐つくば市長による「つくばバンライフ共同声明」の宣言が行われ、
「日本が抱える地方創生の課題はもとより、
SDGs達成に向けて、バンライフに果たせる役割があることを認識している」と話し、
バンライフが持続可能でかつ包摂的な社会実現に貢献すべきで、
バンライフコミュニティの会合が今後、各地で開催されることを歓迎する。
ということを強調しました。
「世界のあした」の実験室を公言するつくば市。
学園都市で研究機関が集まる地域から発せられた、
移住や定住とはまた違った角度からの提言は、
つくばを、日本を、世界を変えるんだという、市民と自治体双方の意気込みを感じます。
今後つくば市から発信される“未来”への取り組みに要注目です。
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