写真提供:サルビア photo:masaco
〈サルビア〉のデザイナー、セキユリヲさんのお話会を開催
北海道は、お盆を過ぎると朝晩はグッと気温が低くなり、秋の気配が漂うようになる。
そんな短い夏が終わりを告げる頃、グラフィックデザイナーのセキユリヲさん一家が、
わが家にやってきた。
セキさんと出会ったのは、15年以上も前のことになる。
わたしが編集長を務めた、絵とものづくりの雑誌『みづゑ』のアートディレクションを
セキさんにお願いしたこときっかけとなり、以来さまざまな仕事をともにしてきた。
昨年には、セキさん一家が北海道第2の都市である旭川からほど近い
東川町に古家つきの土地を手に入れ、東京との二拠点生活を始めたこともあって、
北海道で会う機会が徐々に増えつつある。
今年も夏の1か月間、セキさん一家は東川町に滞在。
その合間をぬって、わたしたちが住む岩見沢に立ち寄ってくれた。
セキさんがせっかく来てくれるのであれば、今回、ぜひともお願いしたいことがあった。
地元の仲間と立ち上げた、岩見沢の山里をPRする活動〈みる・とーぶ〉の
今後の展開について、彼女の意見を聞いてみたいと思っていたのだ。

セキユリヲさんは、何度か岩見沢を訪ねてくれるなかで、〈みる・とーぶ〉のロゴデザインをしてくれた。
セキさんは、これまでもわたしたちの活動を見守ってくれており、
〈みる・とーぶ〉という名前も一緒に考えてくれた。
岩見沢の山里一帯は東部丘陵地域と呼ばれているが、
もっとワクワクするような響きがほしいと考えた名前で、
ロゴデザインもセキさんが手がけてくれた。
リンゴや稲、汽車、雪といった東部丘陵地域らしいモチーフを散りばめてもらい、
これによって〈みる・とーぶ〉の活動が具体化する
大きなきっかけをつくってくれたのだった。
このロゴをサイトのイメージに使ったり、マップの表紙にしたりしつつ、
この春に札幌市資料館で開催した〈みる・とーぶ〉展へとつながった。

今年の4月に札幌市資料館で1週間〈みる・とーぶ〉展を開催。東部丘陵地域に住む作家の工芸品とともに、手づくりが好きな地元有志がつくった作品も展示した。
〈みる・とーぶ〉が生まれて約1年が経ち、次の展開を模索していたこともあり、
セキさんを囲んだお話会を企画。
お話会は「地域ならではのものづくりの可能性とは何か」をテーマとし、
東部丘陵地域の毛陽地区にある交流センターで、8月15日に開催した。
お盆のお休み期間ではあったが、地元だけでなく、札幌や
遠くは帯広からも人々が集まりにぎやかな会となった。

毛陽の交流センターでお話会を行った。左がセキユリヲさん。わたしが6月に立ち上げた、クリエイティブなゲストを招くイベント〈みる・とーぶSchool〉の第3回目の企画として開催した。

お話会にスペシャルなおやつを。この地域で採れたブルーベリーを使った手づくりケーキ。
前半では、セキさんのこれまでの活動について話してもらった。
セキさんのものづくりは、大量生産・大量消費と一線を画す
独自のスタンスを取っており、〈みる・とーぶ〉が活動するうえでも、
大きなヒントになると思ったからだ。
































































































































