連載
posted:2017.6.12 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
またこの季節がやってきましね、梅雨。
小豆島は梅雨入り初日、朝からしっかりとした雨が降り続いてました。
ここから蒸し暑い日があったり、少し肌寒い日があったり、
それでも少しずつ気温は上がっていき、
1か月後には灼熱の太陽が照りつける夏がやってきますね。ひゃっ。
その夏がやって来る前のいまの時期、初夏。
5月くらいから6月にかけての晴れの日の小豆島はほんとに気持ちがいいです。
からっとした空気、澄んだ青い空、まぶしい新緑、きらきらの海。
こんな気持ちのいい場所で暮らしている、もうそれだけで贅沢だなと思います。
(あ、ちなみに年中そんなわけはなく、夏はしっかり暑いし冬はしびれる寒さです、笑)
この気持ちのいい5月は、たくさんの友人や家族が島に遊びに来てくれました。
友人たちを案内しつつ、私も久々に島のいろんな場所をまわりました。
どこがいいかなー。
島にはいいところがたくさんあるので、いつもすごく迷います。
「きれいだねー」で終わってしまう場所ではなく、
心地いい時間だったりエキサイティングな時間だったり、
そういう時間を過ごせる場所に一緒に行きたいなと。
例えば海に行くにしても、そこでどうやって過ごそうか。
小さい子なら砂遊びとか波打ち際でちゃぷちゃぷ遊ぶだけでも楽しいし。
お弁当を持っていって(つくれなければスーパーでお惣菜とかお弁当を買えばいい!)、
ヤシの木陰で海を見ながら食べるとか。
小豆島は比較的からっとした空気の日が多いので、
夏でも木陰にいれば、海からの風もあってとても心地いいです。
高いお金を払わなくても、贅沢な時間を過ごせます。
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小豆島を訪れたら、ぜひ行ってほしいのが標高の高いところ。
気軽に登れる山や、寒霞渓などの観光スポットとして
整備されているところもあるのですが、私がおすすめなのは島にいくつかある山岳霊場。
近くまで車でも行けて、その後は長い階段や崖を登っていって、
場所によっては暗い洞窟の中を歩いたりもします。
そもそもその過程もアクティビティ!
そして着いた場所から眺める景色。
高いところから見渡す島のまち並み、瀬戸内海、まわりの島々。
この時期は新緑もその景色の中にあり、とにかく美しいです。
ほかにもこの季節におすすめな場所や体験はいっぱいあります。
まだ泳ぐには早いですが、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)など、
いまの時期のほうが実は楽しめます(夏は暑すぎるので)。
初夏の小豆島、もうしばらくこの季節が続きます。
ふらっと遊びに来てください。いい空気と時間がありますよ。
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