「地元が好き」。その思いこそが、すべての原動力
「地元はこんなにすてきな場所なのに、高校を卒業したらみんな市外に出てしまう。
どうすれば、若い人にとって魅力的な地元になるのか」
愛媛県八幡浜市向灘で、古民家を改装し、
地元の人はもちろん、市外、県外、海外から八幡浜に訪れる人たちが
思い思いの“企て”ができる場、〈コダテル〉を
2018年1月にオープンした濵田規史さん。
その活動の出発点となったのは、地元のことを大好きな人を増やしたい、
というひとつの思いだった。

有数のみかん産地である八幡浜。みかんの山から八幡浜港を一望。
「自分の地元のことを自慢できるような場所をつくりたい。
大学進学などで一度は市外に出たとしても、
絶対いつかは帰ってくる、と思えるような場所にしたい。
そうするためには、どんなアクションをしたらいいのか。
コダテルのプロジェクトを立ち上げるきっかけは、
私の地元への思いでした」と話す濵田さん。

コダテルの“企て人”である濵田規史さん。
濵田さん自身、地元の高校卒業後は県外の大学に進学し、
就職を機に「どうしても八幡浜に帰りたい」と考え、地元の金融機関に就職。
行員として、地域発展のため地元の人とともにまちづくりに関わってきた。
その一方で、NPO法人〈八幡浜元気プロジェクト〉を立ち上げ、
まちづくりに関わるイベントを企画するなど活動していた。
地元をワクワクするような場所にしたい。
簡単なように思えるけれど、そう簡単なことではない。
どうしたら、ワクワクするような場所にできるだろうか、
と考えを深める過程のなかで、ふと思い出したことがあった。
濵田さん自身の小学校、中学校、高校時代のことだった。
小さい頃から人を楽しませること、何かを企画することが大好きで、
近所の人たちを巻き込んで運動会を企画したり、
自ら取材、編集をして、新聞をつくってみたり、
地域のドラマ制作に挑戦したり、高校生のお店を開店してみたり。
とにかく、自分がワクワクするようなことを考え、行動し、
周りの人を巻き込んでいろいろな“企て”をした経験だった。

市外県外から訪れる人にとって、八幡浜の活動拠点として利用してもらいたいと濵田さんは考えている。
「自分自身が県外の大学に進学したものの、
卒業したら絶対帰ってくる、という思いがありました。
自分のような人間が、もっと増えたらいいんだ、という考えに行き着いたのです。
なぜ、帰ってきたいと思ったのか、なぜ地元が大好きだったのか、
答えは自分自身の中にありました」
濵田さんが自分自身の中で見つけた答え。
それは、小さい頃から地域の人を巻き込みながら
「ワクワク」するようなことを企てて、実際に行動してきたこと。
地元愛の原点から導き出した答えは、濵田さんと同じような
ワクワクするような企てを、地元の子どもたちに経験してもらいたい。
その企てができる、ヒミツキチのような場所を提供したい。
そんなシンプルなものだった。








































































































![宮浦さんの〈Life on the table〉では、たったひとりのための食卓をつくったり、「おかゆのしあわせ」というワークショップを企画したりと、食にまつわるさまざまな提案を行っている。(写真提供:NPO法人こえとことばとこころの部屋[ココルーム])](https://libs.colocal.jp/wp-content/uploads/2018/05/tpc-lif-ecovillage-067-photo2.jpg)

