富山市八尾に体験型宿泊施設を。
〈越中八尾ベース OYATSU〉
若女将、原井紗友里さん

仕事柄、国内外の観光地を繰り返し歩いているが、
富山県の八尾(やつお)ほど過小評価されている土地は、少ないと思う。
八尾自体の知名度が高くないうえに、知っている人であっても、
八尾は「毎年9月1~3日に開催される〈越中八尾 おわら風の盆〉のまち」
との認識で終わっているはずだ。

「おわら」とは「おわらまつり」の略称で、秋の季語にもなっている。
まちの若い男女が三味線や胡弓などに合わせて踊り歩く
豊年祈念の行事であり郷土芸能だ。
おわらまつりの3日間で八尾には人口の100倍近い20万人以上の人が訪れる。
一転して普段は一部のイベント開催時を除いて閑散としている様子を見れば、
まちの世間的な評価はおおよそ察しがつく。

しかし、八尾は極端な言い方をすれば、
1年のうち9月1~3日を除く362日が実にいい。
その美しいまちを祭りだけで終わらせず、通年で盛り上げようと、
八尾で体験型宿泊施設を立ち上げた女性がいる。

本人の名刺に印字された通りに記せば、
〈株式会社オズリンクス〉の代表取締役「女将」、原井紗友里さんだ。
今回はその原井さんの挑戦を紹介したい。

風情あるまちに誕生した観光拠点

そもそも八尾という土地は、富山県の県庁所在地である富山市のほぼ外縁部にある。
県内最大のターミナルステーションである富山駅から
JR高山線が岐阜県高山市方面に延びており、その沿線に越中八尾駅がある。
富山駅から越中八尾駅は普通列車で30分ほど。
さらに駅から徒歩25分ほどの高台に、「八尾」と言われる古いまち並みが広がる。

浄土真宗本願寺派の聞名寺(もんみょうじ)。

浄土真宗本願寺派の聞名寺(もんみょうじ)。

井田川と八尾丘陵に挟まれる河岸段丘で、
江戸から明治に絶頂を迎えた聞名寺の門前町・八尾は、
まち全体が地形と地形の境界(エッジ)にあるため、高低差に富み、
景観の変化が豊かだ。街路も丁字路や鍵状路が多く、散策が実に楽しい。

家並みも完全ではないが修景が進んでおり、車の速度では確実に見落とすが、
徒歩でこそ気づく味わい深い路地や狭路があちらこちらに延びていて、
旅情を大いにかきたててくれる。
平日でも夜になれば、祭りに向けて稽古をする人たちの胡弓(こきゅう)や
三味線の音色が民家からもれ聞こえてくる。風情が極まる瞬間だ。

この八尾の魅力を伝えるべく、体験型宿泊施設
〈越中八尾ベース OYATSU〉を立ち上げた「若女将」が、原井紗友里さんだ。

〈越中八尾ベース OYATSU〉。旧商家を生かした八尾の観光拠点。

〈越中八尾ベース OYATSU〉。旧商家を生かした八尾の観光拠点。

富山市出身の原井さんは、ユニークな経歴を持つ。
東京学芸大学に進学後、中国の青島にある日本人学校で4年間、教師を務めた。
帰国後は中国と富山をつなげる仕事がしたいと、
中国にも拠点を持つ県内の経営コンサルティング会社に入社する。

しかし、久々に帰ってきた富山は原井さんの目にとても美しく見えたそうで、
その良さが本当に「旅の人」たちに伝わっているのか疑問に感じ、
自分でも何かを始めたいと考えるようになった。
そこで1年間の就労を経てコンサルティング会社を退職し、
〈とやま観光未来創造塾〉グローバルコースの門を叩いた。

同コースは県内で外国人旅行者向けにツーリズム事業を立ち上げたいと考える人材に、
県が教育と訓練の機会を提供する場だ。
入塾に際して、希望者には厳格な選考が行われる。
原井さんは1期生として狭き門に合格し、半年間の集中的な教育と訓練を受け、
2016年に八尾の地で観光拠点を立ち上げた。

〈新潟おさかなばる〉 満員御礼! 東京・丸の内の酒場で体験する “新潟のつかいかた”

東京・丸の内に〈新潟おさかなばる〉が1日限定オープン!

2018年11月17日(土)、東京・丸の内の〈日本百貨店さかば〉にて、
〈新潟おさかなばる〉が開催されました。

これは、新潟県とマガジンハウスが提供する、
新潟をあなた好みに使っていただくための
ポータルサイト〈新潟のつかいかた〉によるコラボレーションイベント。

当日は新潟から新鮮なお魚と日本酒がどっさり届き、
〈新潟のつかいかた〉で「おうちで新潟気分!産直レシピ」を
監修する山村真由美さん、コロカルの及川卓也編集長らよるトークも。
満員御礼の大にぎわいとなりました。

「おうちで新潟気分!産直レシピ」を監修する山村真由美さん。

「おうちで新潟気分!産直レシピ」を監修する山村真由美さん。

コロカルの及川卓也編集長。

コロカルの及川卓也編集長。

本イベントのテーマは、酒場で知る“新潟のつかいかた”。
佐渡の寒ブリや、村上の塩引鮭、新鮮な南蛮エビなど、
新潟の食材を使った料理がずらり。新潟地酒との相性も抜群です。
さらに、伝統工芸士である会長自ら打った秘蔵の銘品
「燕三条 包丁工房タダフサの包丁」を使った寒ブリの解体ショーも行われました。

エビ

料理

料理

「燕三条 包丁工房タダフサの包丁」を使っての解体ショー。その切れ味に職人さんも唸っていました。

「燕三条 包丁工房タダフサの包丁」を使っての解体ショー。その切れ味に職人さんも唸っていました。

〈AREA INN FUSHIMICHO〉 瀬戸内の入り口となるゲストハウスが 福山市にオープン

広島県福山市を旅の新たな玄関口と捉え、もっとディープな瀬戸内の旅、
日本の旅を提案する〈せとうちディープラインプロジェクト〉が、
福山駅前の伏見町に、ゲストハウス
〈AREA INN FUSHIMICHO FUKUYAMA CASTLE SIDE〉をオープンしました!

福山市伏見町

かつて日本屈指の繊維問屋街として栄えた福山市伏見町。
ディープなカルチャーが根付く福山の、まちに残された建物を客室としてリノベーション。
細い路地の奥にあるレセプションでチェックインを済ませたら、
まちなかに点在する客室へ移動するというシステムです。
周辺の飲食店を宿の食堂のように利用するなど、
まち全体を「まちやど」として楽しむことができます。

日本最古級の映画館〈高田世界館〉と 上越市高田の「雁木通り」まち歩き

閉館の危機を乗り越え、日々上映を続ける映画館

新潟県の南西部に位置する上越市高田。
国内屈指の豪雪地帯で知られ、
かつては4メートル近い深雪が観測された地域でもあります。

その気候のため、高田には「雁木(がんぎ)」と呼ばれる
アーケードの原型ともなった雪よけの庇がついた古い家々が軒を連ねます。
まちを歩けば、情緒ある風景に、不思議な懐かしさがこみあげてくるよう。

高田の雁木通りは全長16キロ! 日本最長の長さを誇ります。

高田の雁木通りは全長16キロ! 日本最長の長さを誇ります。

徳川家康の六男・忠輝によって、約400年前に高田城が築城され、
城下町として栄えた高田のまち。
1900年代に入ると、旧陸軍第13師団が駐留することになり、
遊郭、芝居小屋、牛鍋屋などもつくられ、歓楽街として栄華を極めました。

その時代に建てられた映画館がいまも残り、現役で映画上映が行われています。
映画館の名は〈高田世界館〉。

1911年に建てられた擬洋風建築で、国の登録有形文化財になっている〈高田世界館〉。

1911年に建てられた擬洋風建築で、国の登録有形文化財になっている〈高田世界館〉。

もともとは〈高田座〉という芝居小屋としてスタートしましたが、
ほどなくして世界的な映画ブームが到来。
その流れを受け、開業5年後には芝居小屋から映画館へと方針を転換しました。

その後、時代や景気に翻弄され、2000年に入る頃には廃業寸前となったものの
地域住人によって保存活動が行われ、
2009年にはNPO法人〈街なか映画館再生委員会〉に譲渡され、再生を果たしました。

スクリーンの前にはステージが。

スクリーンの前にはステージが。

映画館の内部は、建設当時の姿がほぼそのままに! 
意匠を凝らした天井装飾、円柱の柱、曲線状の階段の手すり、丸窓――。
100年以上の時の重みと風格に、ついついホウッ……とため息が。

天井の装飾が見事! 車輪のような文様は、高田城を治めていた榊原家の家紋「源氏車」をモチーフにしているのだとか。ここにはシャンデリアが飾られていたそう。

天井の装飾が見事! 車輪のような文様は、高田城を治めていた榊原家の家紋「源氏車」をモチーフにしているのだとか。ここにはシャンデリアが飾られていたそう。

レトロな椅子が並ぶ2階席。

レトロな椅子が並ぶ2階席。

1階には140席、2階には40席と、なかなかの収容規模。
芝居小屋であったため、座席はもともと畳敷きだったそう。
その名残で、2階席の手すりはかなり低くつくられています。

映写室には、フジセントラル社製の映写機が2台。
現在もこの映写機によるフィルム上映を定期的に行っています。

サイレント映画を上映する際は、昔ながらのスタイルをとり入れ、
映画の解説をする“活動弁士”を迎えることもあるのだとか! 

映画だけでなく、芝居小屋時代のステージを活用したライブコンサートや
落語を開催したり、近年盛り上がりをみせるインド映画の「マサラ上映」や
「応援上映」といった新しい上映スタイルもとり入れ、
映画ファンのためのコミュニティづくりにも力を入れています。

「レンタルDVDや動画配信が普及するなかで、
映画を映画館で観ることへの価値が薄れつつあるんです。
いま、ただ映画館で映画を観るだけではなくて、観客参加型の、
その瞬間じゃないと味わえない体験を求める人が増えています。
なので、ステージがある映画館って、わりと使い勝手がよくて。
ライブや落語など、いまとなってはそういう使い方こそ、価値が出てきていますね」

2014年から高田世界館の支配人を務める上野迪音(みちなり)さんは、
高田のまちづくりにも取り組む、若きキーパーソン。
映画をフックにしたまちづくりもスタートさせています。

高田世界館の支配人・上野迪音さん。

高田世界館の支配人・上野迪音さん。

『新潟のつかいかた』では、高田世界館と上野さんについて詳しく紹介しています。
記事はこちらから↓

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〈高田世界館〉支配人・上野迪音さん
日本最古級の映画館の保存と
まちのコミュニティづくりを目指す']

〈武相庵 LIBRARY & HOSTEL〉 町田にオープン。 漫画喫茶がもっと オシャレで楽しかったら?

東京・町田にオシャレなブックカフェ&ホステルが誕生

漫画喫茶がもっとオシャレで楽しかったら、宿泊も楽しくなる。
そんな想いから、東京・町田市に
カフェとライブラリー、ホステルが融合した複合施設
〈武相庵 LIBRARY & HOSTEL〉がオープン。

武相庵の内観

〈武相庵 LIBRARY & HOSTEL〉のコンセプトは、まさに“ライブラリー&ホステル”。
古くより地域に根付く歴史ある本屋・古書店である
「久美堂」「高原書店」がセレクトした本が並び、
コーヒーやビールとともに、様々な本を楽しめるカフェ併設を併設しました。
町田エリア初となるホステルです。

本とコーヒーを交換!?

本が通貨になるというコンセプト

そして、カフェでは、
「お店に本を3冊寄贈してくれた方にはコーヒー1杯」
「5冊寄贈してくれた方にはホステルの宿泊が20%OFF」
となるサービスを行います。まさに本が通貨になる仕組み。
本の内容は「読むとワクワクし、ポジティブになれるもの」で、
状態が良ければOKです。

ほかにも、町田をホームタウンとするフットサルチーム
〈ペスカドーラ 町田〉のパブリックビューイングイベント、
版画専門美術館〈町田市立国際版画美術館〉の
企画展の図録の設置や、展覧会に関してのトークイベントなど、
地元の様々なコミュニティとコラボレーションしていく予定です。

福岡に〈グランドベース博多春吉〉 オープン。大人数でもOK! インバウンド需要に対応するホテル

このたび福岡市にオープンした〈グランドベース博多春吉〉は、
ほかとはちょっと変わったホテル。
広々としたリビングスペース&テクノロジーを使ったおもてなしで、
ビジネス層やインバウンド層の需要を狙っています。

グランドベース博多春吉の客室。キッチンや冷蔵庫、電子レンジなども完備

広々としたリビングスペース

広々としたリビングスペース

宿泊施設不足が深刻な問題となっている福岡市。
さらに民泊新法の制定や、期待されるインバウンドの増加により
施設不足は加速する一方。

特にインバウンド層に人気の「大人数が同じ部屋に泊まることが出来る宿泊施設」
が不足しているということで、〈グランドベース博多春吉〉では、
各部屋それぞれ最大で3名、4名、5名4部屋、7名2部屋までの
受け入れを可能としているそう。

3名の場合:クラシック トリプルルーム
シングルベッド1台、ダブルベッド1台

4名の場合:コンフォート 4人部屋
ダブルベッド2台

5名の場合:ファミリースイート
シングルベッド1台、ダブルベッド2台

7名の場合:デラックス ファミリースイート
シングルベッド3台、ダブルベッド2台

旭川〈せんや〉
おいしいもの好きが集まる
カウンター席で、北海道の味を
本格米焼酎の水割りで楽しむ

旅の醍醐味はローカル酒場! 全国おすすめ酒場探訪記
北海道・旭川編 安心してひとり飲みできる酒場とは?

帯広に続いて訪れたのは、北海道で人口第2の都市・旭川。
到着した旭川駅の広々としたコンコースでは、
誰もが思い思いに木の椅子やモダンなソファでくつろいでいます。
これは今年5月に誕生した〈旭川家具ラウンジ〉で、
旭川で受け継がれてきたクラフトマンシップを、
地元の人にも知ってもらいたいという新たな試み。
この駅正面から始まる平和通買物公園が、
きょうの案内人・阿部路子さんがこよなく愛する
旭川のまちなかへのメインストリートです。

石狩川と大雪山連峰

石狩川と大雪山連峰。旭川は北海道を代表する山河に育まれた“川と橋のまち”。大雪山連峰を水源とする大小160本もの川が石狩川に合流し、架けられた橋は750本以上。まちのシンボルも80年以上風雪に耐えた旭橋。豊かな森が背後に控え木工家具やクラフト製作が盛んな、道北地方の中心地です。

阿部さんはデザイン事務所〈よつば舎〉を営みながら、
旭川のおいしいものを描くイラストレーターとして知られています。
いつでもふらりとひとり飲みできるようにと、
あえて車の免許を取らず、まちなかの移動は徒歩が基本。
特にカウンターの居心地にこだわる酒場好きです。

「これからご案内するのは私がずっと行きたかった店。
あそこはいいねとよく話題になるのに、
なぜか飲みに行くチャンスがないままでした。
だからきょうは楽しみです」と、阿部さんは元気良く歩き出しました。

噂のローカル酒場は駅から歩いて10分ちょっと。
有名な飲み屋街「さんろく街」の少しだけ先にあり、
料理と値段が書かれた看板が目立ちます。
これなら初めてでも安心、親切ですよねと、
阿部さんは〈せんや〉の赤い暖簾をくぐりました。

秋は夕暮れ。
特別な時間に、なにを想う?

今月のテーマ 「このまちの夕日」

1年365日、毎日、当たり前のようにやってくる夕方。
でも秋のそれは、なんだかいつもより色が深くて、
ちょっとセンチメンタルな気分になったり、不思議と元気をもらったり。

清少納言も随筆に詠んだ、秋の夕暮れ。
日本各地に暮らすみなさんの、とっておきの夕景スポットと、
夕刻にあふれた心の想いを投稿してもらいました。

【島根県隠岐の島町】 空と時間と共に生きる 私の島暮らしの楽しみ方

油井の前の洲の夕暮れ1

隠岐の島では「ローソク島」の夕日が有名ですが、
もうひとつ特別な夕日が観られる場所があります。
それが、「油井の前の洲」。
某アーティストのPVのロケ地になったことでも話題になりました。

波が穏やかで、海の鏡がくっきりと空を映し出す。
夕日と、海と、人と。
夢のような写真が撮れるのは、ずっと広がる遠浅だからこそ。

油井の前の洲の夕暮れ2

今年は、近くへ移住してきた地域おこし協力隊の仲間が椅子などを設置して、
くつろぎの夕日鑑賞を演出してくれました。

「水平線に沈む夕日を観たくなったら、西へ向かおう」

お気に入りの場所をみつけて、変わりゆく空と海を眺める。
やがて真っ暗になり、瞬く星と漁火にあと押しされて家路につく。
そんなふうに空と時間と共に生きることは、
私の島暮らしの楽しみ方のひとつです。

油井の前の洲の夕暮れをスマホで撮る

photo & text

五十嵐杏美 いがらし・あみ

平成2年生まれ。元ギャルの島ガール。2017年3月末、東京から島根県隠岐の島町へ移住し、現在は地域おこし協力隊として活動中。移住のテーマは、【自然との共生】と【丁寧な暮らし】。四季の移ろいのなかで豊かに生きる術を学び中。また、自分らしく生きることを探求するためにヨガとアーユルヴェーダを学んでおり、同時に広める活動も行っている。

【岩手県一関市】 1日の疲れを忘れさせてくれる、あの場所からの夕日

一関の秋の夕暮れ

一関の夕日は、奥羽山脈のひとつ「栗駒山」に沈み、
山のシルエットが浮かび上がります。

その栗駒山から流れる「磐井川」と、
東北最大の河川「北上川」の合流点である一関のまちは、
水害の常襲地帯だったため、大きな堤防に囲まれているのが特徴です。
堤防から観る夕日もきれいですが、私の一番のお気に入りは「遊水池展望台」から観る夕日。

奥羽山脈の風景

遊水地とは洪水時の川の水を一時的に貯留し、流量の調節を行う土地のこと。
一関の遊水地展望台からは一面に広がる田んぼと北上川、
それに沿ってどこまでも続く新幹線の線路が望めます。

北上川の水面に輝く夕日の眺めは1日の疲れをすっかり忘れさせてくれます。

北上川の夕景

photo & text

櫻井陽 さくらい・よう

岩手県一関市出身。2016年よりUターンで一関市の地域おこし協力隊に着任し、農業分野の地域団体の活動支援を行う。好きな食べ物はカレー。趣味の硬式テニスをやらないと病にかかる体質。2017年より一関で楽しく暮らしたい20代のための地域団体「一関を面白く企む会」を発足し、各々がまちを楽しむためのさまざまな企画を実施する。

これからが旬! 食べて、遊んで、綺麗になれる 「ゆずづくしの旅」

11〜12月は、黄色く色づいた「ゆず」が見頃の季節!

というわけで今回は、ゆずの本場・高知県で、
見て、食べて、遊んで、綺麗になれる「ゆずづくしの旅」をご紹介します。

旬を迎えたゆずの村・馬路村と北川村があるのは、
高知空港から車で1時間ほどの、「中芸」と呼ばれる山の中の地域。

小島橋近くのゆずロード。

小島橋近くのゆずロード。

中芸地域は、「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」というストーリーで
文化庁の日本遺産に認定された魅力あふれる土地。

かつて、木材を運び、西日本最大の規模を誇った
「魚梁瀬森林鉄道(やなせしんりんてつどう)」。
当時この地域の主要産業であった林業に代わり、
日本一の生産量を誇るほどゆず栽培が盛んになった今、
材木を運ぶための鉄道が通っていた道は、周辺にゆず畑が広がる、
まさに「ゆずロード」に生まれ変わっています。

旧魚梁瀬森林鉄道 五味隧道。ジブリの映画に出てきそうな風景。

旧魚梁瀬森林鉄道 五味隧道。ジブリの映画に出てきそうな風景。

今でも、この写真のような、森林鉄道の廃線跡や廃隧道が地域のあちこちに残っているので、
ゆず畑の光景を楽しみながら、日本の林業の歴史に想いを馳せてみるのもいいかもしれません。

じぶんの時間がここにはある。 倉敷市の〈滔々 倉敷町家の宿〉で くつろぎのひと時を。

2018年8月、岡山県倉敷市の美観地区内、大原美術館のすぐそばに、
〈滔々(とうとう) 倉敷町家の宿〉がオープンしました! 
倉敷の美しい街並みと地続きのような町家で、
古きと新しきをいつくしむ空間が、ここにあります。

座敷の机は木工作家の田澤祐介さんのオリジナル

座敷の机は木工作家の田澤祐介さんのオリジナル。脚から宙に浮いているような意匠が面白い。

倉敷のまちに佇む、築およそ100年の町家は、さまざまな人が住みつなぎ、
暮らしの跡を残してきました。

2階の寝室が完成した際の写真

2階の寝室が完成した際の写真。土壁には、鉄が黒い斑点となって浮き出ている。長い歴史のある建物にだけ見られる「蛍壁」とも呼ばれる。

味のある曲がった柱や2階の土壁。建物の歴史をなるべくそのまま残しながら、
現代の快適さも兼ね備えた空間がここにあります。

帯広〈平和園〉
地元っ子が普段使いする人気焼肉店で、
ジンギスカンをスパークリング清酒と
一緒に

旅の醍醐味はローカル酒場! 全国おすすめ酒場探訪記
北海道・帯広編
思い出すと食べたくなる故郷の味とは?

きょうは北海道十勝地方の中心都市、帯広市へ。
十勝地方は、北海道を代表する大規模農業&酪農・畜産地帯。
広さは岐阜県とほぼ同じで、“十勝”としての一体感が昔から強く、
いまは“フードバレーとかち”として帯広市から魅力を発信しています。
十勝特産といえばじゃがいも、小麦、小豆、生乳、乳製品、黒毛和牛など。
地域ブランドとしては抜群の知名度を誇り、食料自給率も1200%を超えるそうです。

カラマツや白樺の並木道

帯広から郊外に車で向かうと、次々に広大な農場や牧草地が現れます。その境界線を縁取るようなカラマツや白樺の並木は、防風林として開拓初期に植えられたもの。人の営みと自然が調和した美しい景観は、見飽きることがありません。帯広の隣町・音更(おとふけ)町にある十勝牧場・白樺並木は、十勝を象徴する全長1.3キロのビューポイント。数々のドラマや映画のロケ地に使われ、馬や羊の放牧風景が見られる展望台も。“とかち晴れ”と呼ばれるほど、晴天の日が多い帯広・十勝地方は、雄大な大平原という北海道らしさが存分に楽しめるエリアです。

今回の案内人は、帯広市のお隣、音更町出身。
現在は都内でPR業を営む村上晴香さんによると、
帯広など十勝の人たちは屋外での焼肉「外焼肉(そとやきにく)」が大好きで、
初夏になるとスーパーにも「外焼肉コーナー」が登場。
晴香さんの家でも網と炭火を用意して、
毎週末のように自宅前で外焼肉を楽しんでいたそうです。

「焼けるものならなんでも網に乗せてみんなで食べる。
ただそれだけですが、野菜も地元の新鮮なものばかり。
真夏でも湿気がないので屋外で過ごすのが本当に快適です。
梅雨がない北海道ならどこでも見かける光景でも、
この外焼肉という言い方は帯広・十勝界隈だけ。
札幌のジンパ(ジンギスカンパーティ)や
東京のBBQのようなオシャレ感がないところが、
焼肉好きな人が多い十勝らしい言葉だとも思います」

外焼肉の主役は味付けマトンの薄切り肉、ジンギスカン。
これを帽子型のジンギスカン鍋ではなく、網でそのまま焼くのが村上家での食べ方です。

この焼肉スタイルのジンギスカンを、
北海道で最初に始めたと言われるのが帯広に本店がある〈平和園〉。
晴香さんの“帰省時に行きたい店リスト”で
不動のトップバッターが、きょうのローカル酒場です。

平和園の外観。

今宵は俺がお殿様。 〈岡山城天守閣〉が8万円強で貸切可! 激レア空間で結婚式やパーティーを。

プロ野球選手と並んで、誰しも一度は子供の頃に願ったことがある?
「将来はお殿様になりたいな……」という夢。
その夢が、岡山市の〈岡山城〉で叶えられますよ〜!

全国的にも珍しい、個人使用で「お城の天守閣を貸し出す」というサービス。
天守閣の全フロアを、閉館後の17時半から21時半まで借りられます!

基本のレンタル料は1回70,000円で、屋外の照明代(原則必須)が10,800円。
実質8万円強で「プライスレスな夜@岡山城」が実現可能。
思わず二度見する破格のお値段……太っ腹な岡山市、大好きです。

実際にこのユニークなサービスはどう活用されているのでしょう。
今回は岡山城の天守閣で行われた〈40歳記念パーティー〉をレポートします!

当日は、のべ60人以上もの人が天守閣に集合。

当日は、のべ60人以上もの人が天守閣に集合。

岡山市で今年40歳になる岡山のひとたちが、誕生日会をするイベントとのこと。
そ、そんな個人的なことに岡山城が使えるなんて!

岡山県瀬戸内市のビーガン&オーガニック料理屋〈erbenmu〉の、季節の野菜をふんだんに使ったデリ弁当。

岡山県瀬戸内市のビーガン&オーガニック料理屋〈erbenmu〉の、季節の野菜をふんだんに使ったデリ弁当。

岡山市奉還町のゲストハウス〈KAMP〉のスパイシーな名物カレー。

岡山市奉還町のゲストハウス〈KAMP〉のスパイシーな名物カレー。

岡山で大人気の〈erbenmu(アルバンモー)〉と〈KAMP〉によるケータリングが……。
彩り鮮やかでとってもおいしそう。天守閣内では火が使えないため、
飲食はケータリングが必要です。
また飲食できるフロアも限られているので要チェック!

数日限りのプレミアム野外レストラン〈ダイニングアウト〉が
鳥取県八頭町で見せた進化と、
地域へのノウハウの還元

数日限りのプレミアムレストラン、
ダイニングアウトが鳥取・八頭町で開催。
ミラノの人気店〈Ristorante TOKUYOSHI〉
徳吉洋二シェフ凱旋登板の夜

鳥取県八頭町。鳥取市内から10キロほど南に位置する小さなまちが、
2018年9月7日からの3日間ちょっとしたお祭り騒ぎになった。
プレミアムな野外レストラン〈DINING OUT with LEXUS〉(以下、ダイニングアウト)の
八頭町での開催。
それはずっとダイニングアウトチームを誘致していた鳥取県としても
念願叶ってのことだった。

これまでダイニングアウトは、北は北海道ニセコ町、南は沖縄県八重山諸島まで、
さまざまなロケーションで開催され、13回という回数を重ねてきた。
国内外の超一流シェフが、あたかもその“まち”を調理するように、地域の食材を厳選し、
ライブ感たっぷりに惜しげもなくその腕をふるう。
そのダイナミックさとプレミアム感、
当日まで参加者には「どこ」で「どんな料理を食べられるのか」といった
詳細が伝えられないというミステリーツアー感覚が、
全国の美食家のみならず、“食”や“ツアー”を地域おこしの目玉にと考えている
行政担当者の地域創生のヒントとしても注目されているのだ。

今回の舞台となった八頭町は、緩やかに流れる八東川とそこに沿うように走る若桜鉄道、
いにしえの伝説残す霊石山、気持ちよく広がる田園風景の傍らでは、
名産の花御所柿がたわわに実り、秋の空に彩りを添えるという、
昔ながらの日本の風景を今に残す小さなまち。

天照大神が八上郡(現八頭郡)に降臨した際に、
霊石山への道案内をしたのが白兎だったという「白兎伝説」が今日も伝えられており、
町内に3社あるという「白兎神社」をはじめ、
数多くの寺院や古墳の存在が古代の栄華を物語っている。
八頭は、古来よりのパワースポットでもあったのだ。

成田山青龍寺の社殿の中にある白兎神社。内陣(ないじん)の厨子に、波うさぎを見ることができる。

成田山青龍寺の社殿の中にある白兎神社。内陣(ないじん)の厨子に、波うさぎを見ることができる。

そんな八頭で開催するダイニングアウトのテーマは「Energy Flow〜古からの記憶を辿る〜」。
八頭という地に宿る、“生命力”や“自然の神秘”を、食だけでなく、
場所、人からも感じとれるプログラムを用意。
ミラノの人気店〈Ristorante TOKUYOSHI〉の徳吉洋二シェフが
ニセコ編に続き2回目の登場。
東洋文化研究家のアレックス・カーさんがホストとして会を進行し、
レストランプロデューサーの大橋直誉さんがサービス統括に着いた。

大橋直誉さん(左)がワインのセレクトを託され、アレックス・カーさん(右)が軽快なトークで場をあたためる。

大橋直誉さん(左)がワインのセレクトを託され、アレックス・カーさん(右)が軽快なトークで場をあたためる。

ところが、開催期間は秋の集中豪雨のまっただなか。
残念ながら9月10日は野外での食事は中止に。
その代わりとして築130年を超える古民家・太田邸で開かれることになった。
この日のためにロケハンを重ね、お客さんに喜んでもらおうと
最高のプログラムとロケーションを用意してきた運営スタッフたちの気持ちを考えると、
お天道さんへの恨み節しか出てこないのだが、
「弁当忘れても傘忘れるな」という標語が伝えられている地域だけあって、
じっとりと雨に濡れてほんのりと薄暗い景色は、
回想するといつもの八頭の風景ではあったのかもしれない。

全国のホステルに定額で泊まり放題の 〈ホステルパス〉とは? 多拠点生活が実現!?

ホステルの「サブスクリプション」サービス

他拠点生活も夢じゃない?!
このたびスタートする〈Hostel Life〉という新しい仕組みは、
定額の「ホステルパス」を購入してメンバーになることで、
登録している全国のホステルに泊まり放題になるという、
ホステルのサブスクリプションサービスです。

Blue Hour Kanazawa(石川県金沢市)

Blue Hour Kanazawa(石川県金沢市)

Caravan Hub(千葉県成田市)

Caravan Hub(千葉県成田市)

Suzuki Guesthouse(京都府京都市)

Suzuki Guesthouse(京都府京都市)

BEEHIVE HOSTEL OSAKA(大阪府大阪市)

BEEHIVE HOSTEL OSAKA(大阪府大阪市)

「ホステルパス」で利用できるホステルは、
東京、千葉、札幌、京都、大阪の5都市のほかにも増加予定。
現在、クラウドファウンディングでの支援者に、
一般販売に先駆けたホステルパスの提供を行っています。

料金は、日曜〜木曜が宿泊機能なパスが、有効期間1ヶ月で4万円、1年で18万円。
1年パスで計算すると、1ヶ月あたり1万5000円になります。
全曜日宿泊できるパスは有効期間1年で30万円、1ヶ月あたり2万5000円です。

現状は、宿泊できるのはドミトリールーム限定。
一部のホステルでは独自サービスとして、
追加料金で個室を利用できるプランも準備予定とのこと。
また、ホステルパス購入前には面談が必須となっています。

〈ワインウォークinとうみ〉開催! 長野のワインの郷を のんびりおいしく歩こう

長野県の千曲川の流域にある〈千曲川ワインバレー〉と呼ばれるエリア。
ここは、降水量が少なく、日照時間が長い気候と、
良質な土壌によって高品質なワインが育まれる地域です。
2018年11月3日(土)、〈千曲川ワインバレー〉の中核をなす東御市にて、
ウォーキングイベント〈ワインウォークinとうみ〉が開催されます。

ヴィラデストワイナリー

ヴィラデストワイナリー

標高700~1,000mの日当たりのいい南面傾斜の丘陵地帯に“ヴィンヤード”が広がる東御市。
現在、市にとって初のワイナリーである〈ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー〉や、
ヴィラデストと同じく、日本ワイナリーアワード2018で4つ星を獲得した〈リュードヴァン〉、
ワインの醸造やワイナリー経営を学ぶ「千曲川ワインアカデミー」を開催する
〈アルカンヴィーニュ〉など、7つのワイナリーがあります。
さらに、約30haのワイン用ブドウ団地を開墾中だとか。

ワインウォークinとうみ

〈ワインウォークinとうみ〉は、
「ワインと食・温泉コース」と「ワインと食・歴史文化コース」の2種類。
旬の食材や個性的なワインを味わいながら、八ヶ岳連峰や北アルプス、
湯の丸高原などの山々の風景、収穫を終えたワイン用ブドウの紅葉などの
風景も楽しむウォーキングイベントです。
市内でもワイナリーが集まっている2つの地区を歩いて巡ります。
ワイナリーではワインを1杯とおつまみ、
試食ポイントでは旬のりんごやくるみなどが提供されます。

ぶどう畑

リュードヴァンの標識

歩いて楽しむ温泉街を取り戻すために、
旅館の若旦那が覚悟したこととは?

1両編成のローカル線で訪ねる温泉地

山口県を南北に走るJR美祢(みね)線は、
山陽新幹線が停車する厚狭(あさ)駅と長門市駅を結ぶローカル線だ。
車窓には田園風景が続き、
時折、赤い石州瓦の家並みがアクセントのように色を添える。
めざす長門湯本駅へは厚狭駅から1時間ほど。
ロングシートの1両編成に揺れらながら、ゆっくりとした旅時間である。

音信川に面して敷地が広がる大谷山荘

音信川に面して敷地が広がる大谷山荘

長門湯本駅を間近にして、まず見える大きな旅館が〈大谷山荘〉だ。
明治14(1881)年創業の老舗で、客室数は107室。
敷地内には全18室が露天風呂付きのラグジュアリー旅館〈別邸音信(おとずれ)〉もある。
近年は安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が
「日露首脳会談」を行った宿として話題になった。

2006年に誕生した別邸音信(https://otozure.jp)。アプローチやラウンジをはじめ、ゆったりとした空間使いが魅力。

2006年に誕生した別邸音信。アプローチやラウンジをはじめ、ゆったりとした空間使いが魅力。

ゆくゆくは大谷山荘の5代目を継ぐ大谷和弘・専務取締役は、
〈長門湯本温泉〉再生プロジェクトの主役と言える人物だ。
1979年、長門湯本生まれ。海外留学と県外での旅館修業を経て20代後半で家業に入った。

作務衣を着こなす大谷和弘さん。一見すると僧侶のような風貌。

作務衣を着こなす大谷和弘さん。一見すると僧侶のような風貌。

大谷さんは映画と読書とお酒が好きで、地元の萩焼を愛し、
茶の湯のこころを大切にする趣味人だ。
「好きなことすべてが、今の仕事につながっているから驚きます」と、
大谷さんは笑う。そうかと思うと、真剣な表情でまちを語り始める。
この、人なつこくも情熱あふれる大谷さんに惹かれて、
長門をリピートする人は多いと思う。もちろん宿のよさがあってのうえだ。

大谷山荘は、旅行新聞社が主催する〈プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選〉で
名を連ねる人気旅館だ。長門湯本温泉のことはあまり知らなくても、
大谷山荘や別邸音信の名を知る人は多い。

〈高野山 伽藍ナイトツアー〉 ナイトツアーで高野山を体験! 僧侶が語る高野山のストーリー

和歌山県の高野山にて、高野山真言宗の僧侶たちが
〈高野山伽藍ナイトツアー〉を開催しています。

出発時間は、夜の7時20分。
仏教でも「祈り」の時間とされる夜に開催されます。
山の静寂のなか、高野山に暮らす僧侶だけが知るストーリーに
耳を傾けながら、悠久の祈りの舞台を歩きます。

高野山真言宗の僧侶たち

高野山

主催は〈koyasan+〉。代表の僧侶・稲葉滋順さんは高野山塔頭寺院に生まれ、
ニューヨークでメディア論を学んだお方。
高野山 伽藍ナイトツアーでは、これまで語れることのなかった
空海や青年僧のモラトリアム、高野山草創の謎、
1200年の歴史、文化を紐解きながら探っていくのだそう。
ぜひ聞いてみたいですね。

高野山真言宗の僧侶たち

高野山の紅葉

高野山の紅葉

〈びわ湖疏水船〉運行スタート。 67年ぶりに復活! 琵琶湖疏水の観光船

滋賀の琵琶湖と京都を結ぶ人工運河「琵琶湖疏水」を巡る観光船が、67年ぶりに復活! 
〈びわ湖疏水船〉として本格的に運航をスタートしました。

「琵琶湖疏水」とは、明治維新後、産業が急激に衰退した京都を復興させるために、
琵琶湖の水を京都に通した人工運河で、
舟運や水力発電の活用によって街を活性化させた一大土木事業でした。
平成19年には「近代化産業遺産」として認定も受けています。
陸運の発達によって昭和26年を最後に途絶えていた舟運を、
観光船として復活させるべく、「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」が設立され、
明治維新から150 年の節目となる平成30年春から本格運航が開始されることに。

航路上のトンネルの中では最も短い、延長124mの「第二トンネル」。

航路上のトンネルの中では最も短い、延長124mの「第二トンネル」。

航路は京都市の「蹴上」と大津市の「大津閘門」を結ぶ約7.8キロ。
道中にある4つのトンネルの出入り口には、伊藤博文や北垣国道、山県有朋など、
明治を代表する偉人たちが揮毫(きごう)した扁額(へんがく)が掲げられていて、
こちらも見どころ。

食も遊びもお土産も欲張っていこう!
黒島と佐世保でやりたい10のこと

2018年7月に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
その構成資産のひとつ「黒島の集落」を中心に、
黒島と佐世保の魅力を余すところなく詰め込んだ、とっておきの旅のプランをご紹介します。
漫画/映画『坂道のアポロン』にも登場する〈黒島天主堂〉はもちろん、
定番の佐世保グルメや話題のニュースポット、大自然の中でのクルージングも!
黒島・佐世保のよくばりなショートトリップへ、出かけてみませんか?

旅のはじまりは黒島から。 フェリーに乗って、祈りの島へ

潮風を浴びながら、旅への期待に胸がふくらむ約50分の船旅。

潮風を浴びながら、旅への期待に胸がふくらむ約50分の船旅。

長崎県佐世保市に属する黒島は、
佐世保市本土から西へ約12キロ離れたところに浮かぶ島です。
周辺の海域は、大小208もの島々が点在する
〈西海国立公園 九十九島(くじゅうくしま)〉となっており、
黒島は、その九十九島の中で最も大きな島。
現在は400人余りの島民が暮らしており、うち約8割がカトリック信者です。

黒島へのアクセスは、佐世保市の相浦桟橋から〈フェリーくろしま〉で。
10:00発、13:00発、17:000発の1日3便が運行(※)しており、
約50分で、佐世保と黒島をつなぎます。

※ゴールデンウィーク(4月29日〜5月8日)、お盆(8月13日〜8月16日)、
年末年始(12月29日〜1月5日)の期間は「増便ダイヤ」となり、
8:30発、11:00発、14:30発、17:00発の1日4便運行(2018年10月現在)。

2016年3月に誕生した〈黒島ウェルカムハウス〉。旅人を出迎える島の玄関口。

2016年3月に誕生した〈黒島ウェルカムハウス〉。旅人を出迎える島の玄関口。

島に到着すると、すぐに目に入るのが〈黒島ウェルカムハウス〉。
黒島観光の拠点となる場所で、
各種体験の受付やレンタサイクルの貸し出し、特産品の販売などを行っています。
島内の観光マップなども揃っているので、到着したらまずチェックを。
さあ、いよいよ黒島散策のはじまりです!

information

map

黒島ウェルカムハウス

住所:長崎県佐世保市黒島町8-4

TEL:0956-56-2311

営業時間:9:00〜17:00(売店は10:00〜16:00)

定休日:不定休

「やぶ」とは? 広島県呉市に現れる 怖くてクールなお面の正体は…

呉市民の秋祭り「やぶ」

全国で秋祭りが開催される季節になりましたが、広島県呉市の秋祭りは熱い! 
何が熱いのかといえば、呉市民の秋祭りにかける情熱と、
独特の風貌で大暴れする「やぶ」。

通称「やぶ」は、呉特有の呼び方で、いわゆる様々な鬼の面をつけ、
黄色や赤、緑など派手な衣装つけて秋祭りに登場する鬼たちです。
竹の棒を持って祭りの時に現れ、神様の警護と道案内をし、
神様に奉納される米の出来具合の確認する役割を担っていると言われています。

まちを闊歩する「やぶ」

呉の祭りに「やぶ」は欠かせない存在です。
が、この「やぶ」が怖いのなんの~! 
呉市民ではトラウマになっている人がたくさんいます。
小さい頃から竹の棒を振り回しながら追いかけ回され、
赤ちゃんは「元気に育つ」と抱っこされる。
お祭りになると、あちこちで子供たちの泣き叫ぶ声が聞こえます(笑)
もちろん、筆者も小さいころは「やぶ」が怖くて怖くて、
お祭りが大嫌いになる程トラウマでした……。

「やぶ」が勢揃い

こうして呉市民は、異形の面をつけた「やぶ」がお祭りごとに練り歩き、
走り回り、暴れて喧嘩する姿を見て育つのです。

呉には約30ほどの神社があり、9月下旬~11月上旬にかけて、
毎週どこかの神社(お宮さん)で小祭りが開催され、
神社ごとにやぶの面や衣装などが異なります。

「やぶ」休憩中。神社ごとにやぶの面や衣装などが異なる

やぶとはどんな存在か

やぶは、鬼の面をかぶり、注連縄を背負い、竹の棒を持っています。

やぶの役割は、神様の警護役であり
持っている竹の棒で、新米のつまった米俵を突くことで
俵を揉んで変な米を奉納しようとしていないかをチェックしているのです。

神社の周辺や商店街をうろつき、子供たちを驚かせいていますが
けして脅しているわけではありません。
竹の棒を持っているのにもきちんとした理由があったんですね。

また、竹の棒で俵を突つき回すことで
籾殻が取れて中のお米が精米されて美味しくなるとも言われます。
全国各地のお祭りに鬼が登場しますが、呉地方のやぶも鬼の面を被っています。
しかし、そのほかのそれとやぶが異なるのは、神様と敵対する鬼ではなく
やぶは神様の遣い、神様の警護役としてお供え物のチェックをしたり、
お神輿の道案内や、お社のSP的な存在なんですね。

貸し切り温泉付きゲストハウス 〈YUMORI〉オープン! 廃業した温泉ホテルを 全面リノベーション

福島県福島市にある〈土湯温泉郷〉は、1400年以上の歴史を持つ温泉郷。
このたび、「湯処土湯から、温泉イノベーション」をコンセプトに、
廃業した温泉ホテルを全面リノベーションしたゲストハウス
〈YUMORI(ゆもり)〉がオープン!
長期滞在型プランあり、貸し切り温泉付きのゲストハウスです。

土湯温泉郷

土湯温泉郷

かつては、旅人や商人たちが疲れを癒す湯治の宿場として栄えてきた土湯温泉郷。
〈YUMORI〉は、現代では見られなくなった
土湯温泉の古き良き温泉文化を語り継ぎ、
新しい賑わいを生み出す拠点となるべく生まれた施設です。

ドミトリー

YUMORIの館内案内表示

YUMORIの館内案内表示

YUMORI

ゲストハウスは6タイプ、全27室。
個室露天風呂付きのファミリー向けのセミスイートや
和洋室、男女混合のドミトリー、女性専用のドミトリー、
合宿向けの大部屋など種類も豊富。
美肌の湯として名高い「山水荘」ならではの温泉も楽しめます。

美肌の湯として名高い「山水荘」ならではの温泉

個室露天風呂付きのファミリー向けのセミスイート

〈下田東急ホテル〉の海を眺望する ガーデンでグランピング気分! 秋以降もBBQを楽しめるプラン誕生

静岡県下田市の〈下田東急ホテル〉にて、
秋以降もグランピング気分が味わえるテントスペースと
バーベキューディナー付の1泊2食プランが発売! 
1日1組限定の、プレミアムなプランです。

ロゴス社のテント

ロゴス社のテント

アワビやサザエを含むバーベキュー一例

アワビやサザエを含むバーベキュー(例)

リビングスペースとして設けられるテントは、海を一望するガーデンに立てられたもの。
バーベキューディナーには、伊勢海老・アワビ・国産牛などの贅沢な食材が使われます。
料金は、1泊夕・朝食付きで1名27,800円~(2名1室利用)。

テントは8名までのグループでゆっくり座れる広さ

テントは8名までのグループでゆっくり座れる広さ

〈T&M Bread Delivery SADO Island〉 定番からアイデア満載のパンまで! すてきな夫妻の手づくりブレッド

佐渡で愛される、本格ブレッド

新潟港から佐渡の両津港に渡り、車を走らせ約1時間。
島の南部、羽茂(はもち)本郷というエリアに、
全国に多くのファンを持つパン屋さんが。

〈T&M Bread Delivery SADO Island〉は、
ニューヨーク出身のマーカス・ソトさんと
島根県出雲市出身の山崎智子さん夫妻がスタートさせた小さなベーカリー。
20年以上も前から、ベーグル、クロワッサン、アップルパイといった
ニューヨークスタイルの“ブレッド”を佐渡で提供しています。

「昔はパン屋さんがすごく少ない島だった。
70年くらい前からやっているパン屋さんもあるけれど、
コッペパンや菓子パンといった、昔ながらのパンしかなかったんだ」(マーカスさん)

日本語が堪能で、常に陽気なマーカスさん。お店のディスプレイは主にマーカスさんが手がけているのだとか。

日本語が堪能で、常に陽気なマーカスさん。お店のディスプレイは主にマーカスさんが手がけているのだとか。

ニューヨークでは当たり前のように食べていた“ブレッド”ですが、
この佐渡で食べるとなれば、自分たちでつくるしかない! 
そんな経緯で、ふたりのパンづくりがスタートました。

常時10~15種類のパンを提供していますが、
特に人気なのがクロワッサンと、アップルパイ。

人気のクロワッサン。

人気のクロワッサン。

カリッとした焼き面がハラリハラリと舞い、
中はしっとり、ふんわりといったクロワッサンをよく見かけますが、
こちらのクロワッサンは、かぶりつくと「ガリッ!」っと音をたてる、
食べ応えのある一品。
密度があるためズシリと重く、ちょうどよい塩味と、
バターの香り、小麦のほんのりした甘さがたまりません。

T&Mオリジナルのアップルパイ。

T&Mオリジナルのアップルパイ。

アップルパイは見ての通りのボリューム! 
ワンホールに佐渡の西三川産リンゴが4~5個も入っているのだとか。
販売当初の20年前からレシピは変えず、シンプルな材料でつくり続けているのだそう。

「島の人はリンゴが出回ると、おじいちゃんからお子さんまで、
みんなこれを買いに来ますよ。3世代で食べてくれているご家庭もあって。
島を出た人が戻ってきたとき、うちのパイを食べて
『10年前と同じ味!』って言ってくれたのもうれしかったですね」(智子さん)

笑顔の絶えない智子さん。パンづくり以外にも自宅の畑で自然農法の野菜づくりなどもしているそう。

笑顔の絶えない智子さん。パンづくり以外にも自宅の畑で自然農法の野菜づくりなどもしているそう。

生のリンゴを入れて焼いたアップルパイは、シャキシャキの食感。
ボリュームがあるにもかかわらず、フレッシュな味わいなので、
いくらでも食べられそう!

〈しまかぜ〉〈トーマス号〉も! 阪急交通社が観光列車の 検索ランキングを発表

トーマス号(大井川鐵道)

列車に乗って、ローカルならではのサービスが体験できる観光列車。
人気のラインはすぐ満席になってしまいますが、一度は乗ってみたい列車です。
2018年9月、〈阪急交通社〉による観光列車の検索ランキングが発表されました。
結果は、こちらの通り!

1位 しまかぜ(近畿日本鉄道)

2位 四国まんなか千年ものがたり(JR四国)

3位 SLやまぐち号(JR西日本)

4位 トーマス号(大井川鐵道)

5位 ゆふいんの森(JR九州)

6位 伊予灘ものがたり(JR四国)

7位 花嫁のれん(JR西日本、IRいしかわ鉄道)

8位 或る列車(JR九州)

9位 アンパンマン列車(JR四国)

10位 おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道)

対象:阪急交通社のサイト内検索における2017年8月1日〜2018年7月31日の検索数合計より。単一キーワードによる検索数を元にしており、表記揺れ、複合キーワードによる検索はそれぞれ別キーワードとして集計されています。一部、本年度において同社が開催するツアーに含まれない観光列車もあります。

8位〈或る列車〉運行区間は大分駅~日田(ひた)駅、佐世保駅~長崎駅。豪華な内装と〈NARISAWA〉の成澤由浩さんによるスイーツコースが人気です。

8位〈或る列車〉運行区間は大分駅~日田(ひた)駅、佐世保駅~長崎駅。豪華な内装と〈NARISAWA〉の成澤由浩さんによるスイーツコースが人気です。

1位は、前回もトップに輝いた〈しまかぜ〉。
10列車中8列車が、昨年もランクインした列車となっています。
そんななか、2017年4月に運行を開始した
〈四国まんなか千年ものがたり〉が初登場2位に入りました。
ここでは、上位3位にランクインした列車をご紹介したいと思います。

3位は新山口駅〜津和野(つわの)駅を走る〈SLやまぐち号〉。

〈SLやまぐち号〉

〈SLやまぐち号〉

車両は展望車風、欧風、明治風などに分かれ、
それぞれのデザインが楽しめます。
客車は2017年9月にリニューアルされましたが、
レトロな雰囲気はSL全盛期の客車そのまま。
3号車の一部には、新たにSL運転体験シミュレーターや
投炭ゲームなどが設置され、大人気となっています。