建築好き、寺院好きにオススメ!
歴史を肌で感じる高田のまち
さて、高田世界館で映画を楽しんだあとは、まちの散策へ。
全長16キロにも及ぶ雁木通りには、
奥に長く、間取りや構造もほぼ画一化された「町家」とよばれる家が多く見られます。

まず立ち寄るべきは、江戸時代後期に建てられた〈旧今井染物屋〉。
閉業して久しい建物ですが、高田を代表する町家建築として一般公開されています。
この建物にも雁木が設えてあり、特徴的なのは、雁木の上に部屋があること。
人々が行き交う通路の上に部屋があるなんて、なんだか不思議!

旧今井染物屋。雁木通りの上にも部屋が……!

旧今井染物屋は内部の見学もできます(公開日以外の見学は事前申し込みが必要)。
この様式は、江戸~明治期にかけての町家に多く、「つくりこみ雁木」というそう。
一方、雁木が外に張り出しているものを「落としこみ雁木」といい、
明治以降につくられた町家に多いのだとか。
旧今井染物屋のある「大町通り」では、
毎月「二・七の市」「四・九の市」という朝市が開催されます。
「二・七の市」は2と7のつく日に、
「四・九の市」は4と9のつく日に開催され、
朝市によって開催される丁目が変わり、通りは歩行者天国となって賑わいます。

大町通りの一角。
また、高田世界館の裏にあたる「仲町通り」は、かつて歓楽街として栄えたエリア。
ここには遊郭も存在し、往時は肩と肩が触れ合うくらいの人々で
賑わっていたという話も。
いまも、江戸時代から続く料亭や、老舗の商店が並び、かつての繁栄が垣間見えます。
仲町通りをもう1本隔てれば、「寺町通り」にたどり着きます。
60もの寺が連なる通りは、全国的にも珍しいのだとか。

仲町通りとは一変して俗を離れた静寂のなかに、浄土真宗の宗祖・親鸞によって建てられた〈浄興寺〉が。国指定重要文化財。
ほかにも、見どころいっぱいの高田のまち。
通りによって、さまざまなまちの顔が見えるのもおもしろい!

南本町商店街にある〈髙橋孫左衛門商店〉。400年もの歴史ある飴屋で、昭和天皇はこの店の飴をよく口にしていたのだとか。

旧陸軍第13師団の師団長を務めた長岡外史の邸宅を移築した和洋折衷の木造建築〈旧師団長官舎〉。
栄華を極め、衰退を経験し、いまもなお昔ながらの面影を各所にしのばせる高田のまち。
高田世界館での映画鑑賞と、まちの文化に思いを馳せる、
ノスタルジックな旅に出かけてみませんか?
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高田世界館
