ここでしかつくられていない絶品の〈たまとろサラミ〉
ちょっと不思議な響きに興味をそそられる〈へんじんもっこ〉。
佐渡の言葉で“頑固者”を意味するこちらは、
頑固なまでにこだわりを貫いた、ソーセージやサラミの専門店です。
佐渡でソーセージをつくり始めて、約37年。
ドイツ公認の食肉加工資格ゲゼレ(職人)を持つオーナーが手がけるサラミや
ソーセージは食通の間でも名高く、国際コンクールでも数々の賞を受賞。
首都圏の食品セレクトショップなどにも商品を卸していますが、
すべての商品が買えるのは、この佐渡の工場兼直売所のみ。
ベースとなる豚肉は、すべて新潟県産を使用。
ドイツの伝統的製法を用い、防腐剤、着色料などは無添加。
さらに、日本ではここでしかつくられていないという、珍しいサラミがあるんです。
それが〈たまとろサラミ〉。

〈たまとろサラミ〉。ドイツでは「ツビーベルメットブルスト」と呼ばれるもの。なんとドイツ国際大会のトレードコンテストで3年連続金賞受賞したという一品!
サラミといえば、腸詰めされた肉がギュッと凝縮したような
歯ごたえのあるものを想像しますが、
こちらのたまとろサラミは、見た目はまるでレアのミンチ肉。
初めて目にするやわらかいサラミを、恐る恐る口に運べば、
ひんやりとした舌ざわりに次いで、熟成による旨みと塩味がじわ~っと口に広がり、
玉ねぎとスパイスの香りが追いかけてきます。
そこに、ほのかに感じる乳酸菌由来の酸味。
いままで食べたことがないような、あとを引く味わい!
ドイツでは一般的というこのサラミ、
酸味のあるパンにはさんで食べることが多いそう。
へんじんもっこのオススメは、黒コショウとオリーブオイルをかけて。
お酒好きにもたまらない一品ではないでしょうか。

朝霧の降りた庭、畑、山で摘んだ野草を混ぜ込んだ〈ワイルドハーブソーセージ〉。
佐渡で育まれた野草入りの〈ワイルドハーブソーセージ〉も人気の一品。
野草には、その季節に体が欲している栄養素がギュッと詰まっているのだとか。
その時期一番元気がいい野草を8種類ほどブレンドしているそう。
プリンとした歯ごたえと、きめ細やかでまろやかな舌触り。
どことなく漢方を思わせるようなハーブの香り。
この味も、なんだかクセになります……!
「肉料理のサイドに添えてある栄養豊富なクレソンからヒントを得たんです。
ソーセージを食べたら一緒にクレソンを食べていた、みたいなイメージ。
ほかにも、ビタミンCが豊富な柿の葉や、
血糖値の上昇を抑える効果があるという桑の葉も入っています」
そう話してくれたのは、2代目の奥様であり、野草にも詳しい渡邊朝美さん。
これまでに季節ごとに野草を変え、6バージョンほどつくっています。

左上から時計回りに、国際的な食肉加工品コンクール「スラバクト」で金星賞受賞した焼ソーセージ、田舎風パテ、クリームサラミ、ロースハム、あらびきウィンナー。
ほかにも、当初からレシピを変えずにつくり続けている〈田舎風パテ〉や、
ドイツレシピで忠実に仕上げた〈レバーペースト〉、スモークの香り漂う〈ベーコン〉、
佐渡の気候風土が育て上げた〈スモーク生ハム〉、
ドイツではごく一般的に食べられるという、
型に入れて焼き上げたソーセージ〈フライッシュケーゼ〉など、
選ぶのが悩ましいほど、魅力的な加工製品がずらり!

スモーク生ハムも旨みがギュッと濃縮されています。