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〈びわ湖疏水船〉運行スタート。
67年ぶりに復活!
琵琶湖疏水の観光船

コロカルニュース

posted:2018.10.12   from:滋賀県 京都府  genre:旅行

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Azusa Shimokawa

下川あづ紗

しもかわ・あづさ●兵庫県生まれ。ライター/編集者。雑誌や書籍、ウェブを中心に、ファッション、インテリア、ライフスタイルなどに関する記事を執筆中。2014年に地元である神戸に帰郷し、夫と息子、犬1匹と古民家暮らしを満喫中。出没エリアは神戸&阪神間、京都など。

滋賀の琵琶湖と京都を結ぶ人工運河「琵琶湖疏水」を巡る観光船が、67年ぶりに復活! 
〈びわ湖疏水船〉として本格的に運航をスタートしました。

「琵琶湖疏水」とは、明治維新後、産業が急激に衰退した京都を復興させるために、
琵琶湖の水を京都に通した人工運河で、
舟運や水力発電の活用によって街を活性化させた一大土木事業でした。
平成19年には「近代化産業遺産」として認定も受けています。
陸運の発達によって昭和26年を最後に途絶えていた舟運を、
観光船として復活させるべく、「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」が設立され、
明治維新から150 年の節目となる平成30年春から本格運航が開始されることに。

航路上のトンネルの中では最も短い、延長124mの「第二トンネル」。

航路上のトンネルの中では最も短い、延長124mの「第二トンネル」。

航路は京都市の「蹴上」と大津市の「大津閘門」を結ぶ約7.8キロ。
道中にある4つのトンネルの出入り口には、伊藤博文や北垣国道、山県有朋など、
明治を代表する偉人たちが揮毫(きごう)した扁額(へんがく)が掲げられていて、
こちらも見どころ。

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赤く染まった紅葉を望む優雅な船の旅

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鮮やかな朱塗りの橋が疏水上を斜めに架かる様が印象的な「本圀寺正嫡橋」。

鮮やかな朱塗りの橋が疏水上を斜めに架かる様が印象的な「本圀寺正嫡橋」。

天智天皇陵の横や東山自然緑地の中などを通るため、
豊かな紅葉や桜並木、新緑が楽しめます。
ガイドさんの歴史話に耳を傾けながら、小さな船の旅を楽しんでみてください。

information

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びわ湖疏水船

運行期間:2018年10月6日〜11月28日(運休日あり)

料金:4000円〜(税込み。価格は日程により異なる、詳細はWEBで確認を。要予約)

問い合わせ:びわ湖疏水船受付事務局 TEL:075-365-7768(平日9:30〜17:30)

申し込み:http://www.biwako-sosui.jp/

JTB旅の予約センター:TEL:0570-050-489

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