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posted:2018.11.14 from:岡山県倉敷市 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
2018年8月、岡山県倉敷市の美観地区内、大原美術館のすぐそばに、
〈滔々(とうとう) 倉敷町家の宿〉がオープンしました!
倉敷の美しい街並みと地続きのような町家で、
古きと新しきをいつくしむ空間が、ここにあります。
倉敷のまちに佇む、築およそ100年の町家は、さまざまな人が住みつなぎ、
暮らしの跡を残してきました。
味のある曲がった柱や2階の土壁。建物の歴史をなるべくそのまま残しながら、
現代の快適さも兼ね備えた空間がここにあります。
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そして、〈滔々 倉敷町家の宿〉の家具はすべてオーダーメイド。
どんな家具がこの宿に合うのか、ひとつひとつ吟味を重ねて決めていきました。
なかでもリビングにある〈futon sofa〉は
「眠りを誘うソファ」というオーダーから生まれたもの。
フレームの木工の美しさで場を整え、座面はふとん屋さんがあつらえたという
クッションで、本当の心地よさを演出。ついつい、うたた寝したくなってしまうソファです。
宿に合うようにオーダーされた家具に囲まれ、
じぶんの時間を過ごすうちに、心がほぐれていく感覚がわかります。
宿を通して、さりげない「ひとの気遣い」に包まれてみてくださいね。
そして隣には、日本全国からセレクトした手仕事の逸品が並ぶ
ギャラリーも併設されています。貸しギャラリーの展示も併せてご覧ください。
あたたかみのある宿に比べて、スタイリッシュでシンプルなギャラリー。
備前の陶芸作家、森本仁さんなどの作品が見られる
〈木の器と耐熱の器〉展は2018年11月30日まで。
こちらの〈滔々 倉敷町家の宿〉を手がけたのは、
毎年5月初旬に開催される野外クラフト展〈フィールドオブクラフト倉敷〉の
実行委員も務める、宮井宏さんとファースト理恵さん。
その確かな目で選ばれた作品の数々は、使い込むうちにどんどん味がでてきます。
「お客さまに、夕時〜夜の美しい倉敷を楽しんでいただき、
宿に戻ってまったりとくつろいでほしい」(理恵さん)
「ふだんの生活から離れ、華美ではないが良質な非日常を楽しんでもらえたら」(宮井さん)
そんな思いがつくりだした〈滔々 倉敷町家の宿〉で、
美しい倉敷をじっくり味わって欲しいと願います。
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