地元農家が材料を持ち込む、 里山のパン屋さん 〈Sunny Side Kitchen〉

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
茨城でコロカルが向かったのは、奥久慈にある小さなパン屋さん。

里山で行列のできるパン屋さん

茨城県常陸大宮市にあるパン屋〈Sunny Side Kitchen(サニーサイドキッチン)〉。
久慈川に寄り添う奥久慈の山奥にあり、県内でとれた小麦と自家製酵母を使い、
こだわりのあるパンづくりをしているというのです。
そうと聞いては、行ってみたくなる。
時は春。桜は散りつつあるけれど、ピクニックをするにはぴったりの陽気です。
さっそく、噂のパン屋を目指して出かけました。

東京から北茨城へ車を走らせること、約3時間。
目的のお店は、小さな谷の周りに林や畑が広がる
集落の山間(やまあい)にありました。

県外からこのお店へ出かけるなら、ちょっと旅をする気分で。平原と田んぼが続く道を車でひた走り、地図を見ながら山道を入っていくといよいよ道が細くなり「本当にこの先にお店が?」と心配になってきます。

そのうちに山をひとつ越え、そろそろと坂道を下っていくと急に視界が開け、かわいらしい看板が現れました。

三角屋根、平屋造りの一軒家。庭には桜の木があり、桜の花びらが舞っています。
開店時間の少し前に着くと、すでに店の前には10人ほどのお客さんが待っていました。

開店時刻の正午を過ぎて店に入ると、使い込まれた木の空間の奥に
カウンターがあり、焼きたてのパンが並んでいます。

黒と白のカンパーニュ、パン・オ・ショコラ、クロワッサン、
ひまわりの種やクリームチーズがごろりと入ったパン、キツネ色のクリームパン。
どのお客さんもスタッフと話しながらゆっくりパンを選び、
トレイに山盛りのパンを買っていきます。

近所に住むおばちゃんや、世間話をしに立ち寄ったおじいさん、
ベビーカーを押して来たお母さん……
店内を見回すと、お客さんの年齢層はさまざま。
それにしても、年配の方が日本のやわらかいパンとかけ離れた
かたいパンを買っていく光景は、ちょっとカルチャーショックでもありました。

店主の金子康二さんに話を聞くと
「この辺りに住んでいる方たちの平均年齢は、80歳ぐらいです。
最初はつき合いでかたいパンを買ってくれていたりしたんですけど、
そのうちに『ほかのパンは食えねぇよなあ』という方が出始めて。
オープン後1、2か月は、お店を開けてから
すぐパンが売り切れてしまうという日が続きました。
最初は1日に3、4人ぐらいのお客さんしか来ないかなと思っていたんですけどね。
うれしい誤算です」と、あっけらかんと語ります。

〈カンパーニュ黒〉は、金子さんが「ドイツパンの入り口」としてつくっているパン。
かめばかむほど、石臼引きの小麦粉と全粒粉の素朴なおいしさが伝わってきます。
金子さんはこのフランス由来のパンを何とか日本風にできないかと考え、
茨城県内でとれた小麦と久慈郡大子町のリンゴから起こした酵母を使い、
このパンを焼いているといいます。たしかにこんなパンなら、毎日食べてもいい。
ご飯にも負けないぐらい、味わい深いパンです。

この場所にお店がオープンしたのは、2012年のこと。
これまでに金子さんがどうやって腕を磨いてきたのか、興味が湧いてきました。

カウンターではお客さんのリクエストを聞きながら、スタッフがパンをとってくれます。「うちのパンおいしいですよ、と押し売りをしたくない。まずは1枚食べて好みの味を見つけてもらえたら」という配慮から、量り売りのパンもたくさん。

旅をするようにパンを学んだ修業時代

高校卒業後、すぐにパンの道へ進んだという金子さん。
そのはじまりは、少々意外なきっかけでした。

「高校生のときに道端で話しかけてきた人が、たまたまパン屋のオーナーだったんです。
その人のもとで働いてみたいと思ったのが、パンの道に入ったきっかけです。
彼に惹かれて始めたところがあって、別にパンじゃなくてもよかったんですよね(笑)」

その後は、パンの道をまっしぐら。パンの講師を務めたり、
カンボジアでパンの学校をつくるプロジェクトに携わったり、
ドイツ、フランスを旅しながらパン屋に弟子入りしたり。
店をオープンするまで、金子さんの生活は常に旅と旅の狭間にありました。

〈サニーサイドキッチン〉店主の金子康二さん。

「あちこち旅をするのが好きなんですよね。
カンボジアにいたときもわりと自由な時間があったので、
粉を入れたリュックを背負って2か月ぐらい旅をしました。
そして行った先々で勝手に石窯をつくって、パンを焼くんですよ。
現地の人からしてみれば、誰だ?って感じですよね(笑)。
でも食べものって不思議なもので、パンを焼き始めると子どもが集まってくる。
そのパンを子どもたちに食べさせて『おいしい』という単語を聞き出す。
そうやって覚えた単語を連発していると、大人たちが集まってくるんですよ」

なんとも驚かされるエピソード。
金子さんの屈託のない、あっけらかんとした話しぶりに、
聞いているこちらの気分まで晴れてきます。

そうして日本の大手パン屋やドイツ、フランスの職人などから、
さまざまな影響を受けながらパンづくりの腕を磨いていった金子さん。
次第に自分の店を持ちたいと思うようになり、
2010年、茨城出身の奥さまとの結婚を機に、茨城県古河市で
移動販売のパン屋〈サニーサイドキッチン〉をスタートさせました。
店名には“陽の当たるところ”という意味があるのだそう。
それから2年後、教師をしている奥さまが常陸大宮市の学校に移ることになり、
周囲に「常陸大宮に店を開きたい」と話していたところ、
地元のブルーベリー農家さんが現在の物件を紹介してくれました。

「この家を見に来て大家さんと話しているうちに、気が合ってしまって。
窓から見える景色もいいなあと思って、その日のうちに契約してしまいました。
ここは以前、ピザとコーヒーのお店だったのですが、
改装はほとんどせず、そのまま使っています。
改装してまったく新しい家にしてしまったら
この辺りのおじいちゃんやおばあちゃんたちとの
間に垣根をつくってしまうような気がして」

「特別な」という意味のあるパン〈スペシャリテ〉は、
家を紹介してくれた農家さんのブルーベリーを使ったパン。(夏期限定)
それは、金子さんが初めて地元の材料ばかりを入れてつくったパンだったといいます。
現在この店で使っている小麦の9割は、茨城県産。
他の材料も、なるべく茨城県産のものを使用しています。

今日のおやつ: 練り切りの〈ドラえもん〉 カワイすぎて食べられない?!

東京都台東区の玩具メーカー、〈バンダイ〉の
食玩、お菓子を扱う〈バンダイ キャンディ事業部〉が、
キャラクターをモチーフにした和菓子シリーズ“食べマス”の最新作、
〈食べマス ドラえもん〉を発売! 
〈ドラえもん〉と、ドラえもんのひみつ道具〈ミニドラえもん〉の
2種類が登場しました。

食べマスとは、食べられるマスコットのこと。
まるでお人形のような、精巧なつくりが自慢です。
お値段は各260円(税抜)。
ただいまこどもの日に向け、全国のイオン等の
和菓子売り場にて販売中です。

ドラえもん

ドラえもん 後ろから

潮風に吹かれて味わう、 淡路の春の風物詩・くぎ煮。

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
兵庫でコロカルが向かったのは、淡路島の〈藤本水産〉。

小さいくぎ煮はご飯に、大きいくぎ煮はおつまみに

春の訪れを伝えてくれる春告魚。
神戸や淡路の春告魚といえば、くぎ煮で知られるいかなごです。
くぎ煮とはとれたてのいかなごを炊くことで、
身がきゅっと締まり釘のように折れ曲がる姿からつけられたと伝わる名前。

毎年2月下旬から3月初旬の解禁日から、約1か月にわたって水揚げされるいかなごは、
しんこと呼ばれる稚魚から、ふるせと呼ばれる成魚まで、
日に日に大きくなりつつ、連日水揚げが行われます。

漁期間の最後で大きめのいかなご。

それと同時に忙しくなるのが界隈の家庭の台所です。
鮮度が命のいかなごを手に入れたら、それぞれの家の味でくぎ煮を炊き上げて、
ご近所や遠方に暮らす家族や知人に送るのが、この地方の春の風物詩。
鮮魚店にはいかなごを求める人で行列ができ、
まち全体が醤油の香りに包まれることからも、
熱の入りようがうかがえるというものです。

淡路島の北西に位置する育波浦(いくはうら)は、
春はいかなご、初夏から秋はしらすで知られる漁港。

その目の前にある〈藤本水産〉が最も賑わうのもいかなごの季節です。
いかなご漁は2艘の船が袋状の網を引いて群れごととる船曳網という漁法。
早朝から昼前まで、何度も漁場と港を行き来しながら漁を行います。

生のいかなごを釜に投入!

くぎ煮は生きたままのいかなごを使うのがセオリーですから、
港に上がったいかなごは鮮度が命。
藤本水産ではセリ落としたらすぐに作業場へと運び、
醤油、酒、みりん、砂糖を刻んだショウガとともに大きな鍋に入れ、
40~45分ほどかけて炊き上げます。

味つけは藤本家のレシピをもとに、照りを出すよう仕上げたもの。
特別にのぞかせてもらった作業場では、18もの釜がフル稼働。
次々とくぎ煮が炊き上げられていて、甘辛い香りが鼻をくすぐります。

「出始めの小さなしんこを炊いたものはご飯のおともに。
漁も終わりになる頃のふるせを炊いたものは、魚自体に味がのってくるので、
それだけで味わうおつまみにおすすめです」とは3代目の山下雅令さん。

藤本水産の3代目、山下雅令さん。

その言葉どおり、小さなくぎ煮は白いご飯が欲しくなり、
大きなくぎ煮は噛むといかなごの旨みが口に広がります。
控えめに効かせたショウガと、甘過ぎない醤油味が藤本水産の味。

旬である春に数トンの量を炊き上げたくぎ煮は、1年を通して店頭に並ぶため、
いつでも手に入れることができるのも魅力です。

加えて漁の季節だけのお楽しみは、釜揚げのいかなご。
さっと塩釜で茹で上げたものは、醤油やポン酢で食べるのはもちろん、
ワケギと酢みそ和えにするのも地元での定番だとか。

春の陽気とともに楽しむ、 衣・食・充実のまち、大須。

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
愛知でコロカルが向かったのは、名古屋で注目のエリア、大須。

大須商店街から少し外れた場所に、新たな動き

名古屋エリアでひときわ賑わいを見せる〈大須商店街〉。
名称の由来でもある〈大須観音〉を中心に“寺町”として栄え、
400年以上の歴史を誇ります。
現在では、若者からご老人まで、週末ともなれば
人でごった返す繁華街のひとつです。

ショッピングを楽しみながら、ちょっと小腹が空いたら食べ歩きができる大須は、
名古屋で暮らす人々にとって、身近に存在する「遊び場」。

ここには、古くから続く老舗も数多くありますが、
時代の移り変わりとともに新陳代謝を繰り返し、
ニューアドレスが次々と追加されていく活発なまちでもあります。

実は最近、商店街から少し外れた場所に店を出す、
若者たちの動きがちらほらと現れました。
新しい感覚を持った彼らはどのような思いで、
このまちに店を構え、生活をしているのでしょう。

「店内の内装も、ロフトのベンチも自分で全部つくりました」と話すのは、
もともと建設業者に勤務していたという〈YES AND CO〉店主・松澤茂延さん。

2013年、24歳だったという彼は、誰のサポートを受けるわけでもなく、
商店街の喧騒から少し遠ざかった位置にある、
雑居ビルの最上階にひっそりと店をオープンしました。

白を基調としながらも、やや無骨な印象の店内空間が広がる〈YES AND CO〉。

「先日、2周年を迎えたんですけど、イベントとか特に企画していなくて、
気づいたら過ぎてて……。お客さんに教えてもらいました(笑)」

そんなゆるさもたまらない松澤さんの店に出入りする人だけが知っている、
秘密のチルアウトスペースがこの店にはあるんです。

のんびりするのにも最適なテラスは、仲間たちの憩いの場

テラスからまちを見渡しながら飲むビールは格別! 過ごしやすい天候の季節ならではの楽しみ方です。

店から直結しているこの秘密のテラス。利用しているのは、お客さんだけではなく、
彼と仲良くしている他店のスタッフたちも時間を見つけては遊びに来たりするのだそう。
「憩いの場というか、完全に溜まり場です(笑)」と松澤さん。

昨年、自分のお店を大須に開業した、〈karisome〉店主のしろさんも、
学生時代、この場所にお客さんとして、足を運んでいたうちのひとりなのだそう。

〈karisome〉店主・しろさん。

〈karisome〉は、2015年の5月にオープンしたばかりのニュースポット。

〈karisome〉は、バイヤー、ウェブショップ、店頭での接客と、
三者がそれぞれ役割を持つ、男性3人による古着&セレクトショップ。

「レディース/メンズの垣根は特に決めていなくて、
服を選んだ人が決めればいいという思いから、
服の並べ方もただ色で分けているだけなんです」としろさん。

そしてしろさんが店を始める前に、アルバイトをさせてもらっていたのが、
同じく大須に店を構える、セレクトショップ〈fro・nowhere〉。

研ぎ澄まされたセンスが光る、ドメスティックブランドを中心にセレクト。
衣類だけでなく、海外の雑誌やZINE、アートブックなども並んでいて、
コアな服好きが集う店としても知られています。

松澤さんや、しろさんとも仲がいい、〈fro・nowhere〉スタッフの
蓑島いちこさんも含め、3人は全員20代。

若くして、好きなことの延長線上に仕事を据え、自分たちの居場所を見つけた彼らは、
大須というまちを、また更新していく存在と言えるでしょう。

そんな彼らも行きつけの、大須の人気テイクアウトショップをご紹介。

北海道民にとっては夏の定番、 〈配達ジンギスカン〉って?

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
北海道でコロカルが出会ったのは、配達ジンギスカン。

電話1本で、手軽に楽しめる外焼肉

道民にとって夏の定番と言えば〈配達ジンギスカン〉。
なんと、お肉屋さんが、住宅街の小さな公園から自宅の庭先まで、
指定された場所ならどこへでもジンギスカンを届けてくれるのです。
焼き台や炭などの道具一式を無料で貸し出してくれて、
さらには火起こしから終わった後の回収まで、すべて行ってくれるというから驚きです。
グループでの焼肉はもちろん、町内会のお祭りや、高校の学園祭まで、
地域のさまざまなイベントでも利用されています。

気の合う仲間同士、はじめましての友だちも一緒に、わいわい楽しめるのがジンギスカン。

配達ジンギスカンは、昭和30年代に滝川市にある
〈松尾ジンギスカン〉が最初に始めたと言われています。
公園でお花見をしていた人たちに七輪を貸し、ジンギスカンを売り歩いたら、
それが評判を呼ぶようになったとか。
いまでは北海道全域で定番となっていて、
道民ならではのカルチャーとして根づいています。
地元の人たちはそれぞれお気に入りのお店があったりするのですが、
子どもの頃からその味で育った、近所の肉屋さんの味が一番という声も多いようです。

今回、注文したのは、北海道でも特に外焼肉が盛んな十勝地方・帯広市にある
まちの肉屋さん〈かんの精肉店〉。

創業以来変わらないおいしさとサービス

昭和40年の創業以来、〈かんの精肉店〉は、帯広市民に愛されるまちの精肉店。
現在の店主、2代目の菅野広見さんは料理人の経験を持ち、
寿司屋や和食店で培った感覚を大事にしながら、
食材の下処理や切り方、下ごしらえなど、丁寧な作業を心がけています。

かんの精肉店が〈配達ジンギスカン〉をするようになったのは、40年ほど前のこと。
「帯広では個人向けにうちの店が一番最初にやったんだって、
おやじがよく話していました」と菅野さん。

十勝のジンギスカンは、タレを絡めて味つきで袋に入っているものが主流。
同店のジンギスカンも、ファンが多い看板商品です。
その人気の秘密は、創業当時から変わらない秘伝のタレにあります。
青森県産ふじりんごや、高知県産のショウガなどの厳選した素材を使用。
ショウガの皮をたわしでひとつずつ丁寧に洗うなど、
タレをつくる専門の職人さんがひとつひとつ手作業で行うため、
一度に大量にはつくれません。
夏のオンシーズンには1日で使いきってしまうので、毎日タレを仕込むそうです。

ほかの肉屋さんが取らないような細かいスジまで取ってあったりと、食材に丁寧に向き合う姿勢には定評があります。

ほかにも、十勝産のお肉の販売に力を入れているという菅野さん。
お店では〈十勝和牛〉〈ナイタイ和牛〉〈豊西牛〉〈十勝野ポーク〉といった、
ブランド肉のさまざまな部位を購入することができます。
「十勝でもおいしいお肉をつくっているのに、
そうしたお肉は十勝の外に流通することがほとんどで、
地元の人たちが実はあまり食べていないんです。
もっと地元のお肉を食べてもらいたいと思っています」

かんの精肉店2代目・菅野広見さん。先代のジンギスカンの味を守りながら、十勝産のお肉を多数取り揃えるといった新しい試みも。

配達ジンギスカンを注文すると、さまざまなお肉をセットにできます。
今回お願いしたのは、おすすめの15000円(おおよそ10人前)おまかせコース。
ジンギスカンに加え、牛サガリ、こにく、ホルモンがセットになっています。
牛や豚も楽しめるのは、専門店ならではの豊富な品揃えがあってこそ。
配達は、基本は帯広市内。あとは注文金額との相談となります。

店の前で配達準備。軽トラで届けてくれます。一度に300人分(!)もの注文を受けたこともあったそう。生ビールサーバーも一緒に注文することもできるそうです。

夏のシーズンには、配達の予約が次々と入ります。
多い日には、1日10件以上の配達に市内を走り回ることも。
焼き台をセットして火起こしをして、
終わり次第すぐに次の配達場所へ向かうという忙しさ。
グループでの注文が多いので、30人前のお肉を届けるなんていうことも
ざらにあるとか。それでもこの配達ジンギスカンを続けるのは、
お客さんにお肉をもっと食べてもらい、外焼肉を楽しんでもらいたいという、
お肉屋さんの心意気あってのサービスなのです。

北海道銘菓、石屋製菓〈白い恋人〉 のホワイトチョコが 抹茶スイーツに。

〈抹茶バウムTSUMUGI〉1,296円(税込)

札幌市の石屋製菓さんが作る北海道銘菓、〈白い恋人〉。
北海道の秀峰〈利尻山〉のパッケージは誰もが知るところ。
コクのあるホワイトチョコレートがサンドされた、
軽い口当たりのラングドシャークッキーで、
年齢を問わず愛されるお菓子。
30年以上にわたり、不動の人気を誇ります。

白いバウム TSUMUGI(つむぎ)1,296円(税込)

実はこの〈白い恋人〉のホワイトチョコレートを使い、
ソフトクリームやバウムクーヘンなど、
いろいろなお菓子が作られています。
2009年に発売された〈白いバウム TSUMUGI〉は、
白い恋人のホワイトチョコレートを
生地に練りこみ、従来では難しかった白く焼き上げる製法を
独自に開発して完成した白いバウム。
バウムクーヘンの常識を覆すような、
しっとりとしたやわらかさ&風味とコクのバウムクーヘンなんです。

そしてこのたび登場したのは、
白いバウムに京都産宇治抹茶をあわせた、
〈抹茶バウムTSUMUGI〉。
ミルキーな抹茶ミルク味のバウムクーヘンです。
ほかにも、ホワイトチョコレートを練り込んだ生地と
抹茶を組み合わせた、夏らしいお菓子が限定で販売されます。

今日のお弁当: ひさご寿司の〈箱寿司〉 宝石のような京寿司を手軽に。

今日のお弁当は、京都で愛される〈ひさご寿司〉の〈箱寿司〉。
京都のタクシーの運転手さんに、
「京都でおいしいものって何ですか?」
と聞いたら、
「はもですやろなあ」
という答えが。

はもは、関西ずしで使われる白身魚のこと。
そういえば、東の人間のわたしには今まで
あまり馴染みがないお魚でした。
そこで立ち寄ったのが、JR京都駅直結の〈ジェイアール京都伊勢丹〉。
新幹線の旅のお供に、はもの押し寿司が
入った〈箱寿司〉を購入したのでした。

ひょうたんがモチーフ

〈ひさご寿司〉は、河原町に本店があり、
ジェイアール京都駅伊勢丹店、高島屋京都店の2つの支店があります。
河原町本店では店内で召し上がることも、
テイクアウトも可能です。
ひさご寿司という名前は、先代の〈ひさご〉というお料理屋さんを
継いだことから付けられました。〈ひさご寿司〉という店名になったのは、
ここ十何年のことなんだとか。

ひょうたんと宝船をあしらった箱

箱のなかは、まるで宝石箱のよう。
はもずし、エビと厚焼き玉子、鯛と昆布の押し寿司が入っています。
“箱寿司”とはその名の通り箱で押した寿司のことで、
大阪の箱寿司は穴子を使いますが、
はもを使うのが京都流の“京寿司”です。
それではいただきます!

旬の国産野菜たっぷりの ベビーフード〈Baby Organic〉 赤ちゃんにも四季を感じてほしい!

大人は四季を感じる食事をしているのに、
市販されている赤ちゃんの離乳食は一年中同じ味? 
たいせつな赤ちゃんに食べさせる離乳食にも
季節を感じてもらいたい...。

そんな思いを込めて作られたベビーフード
〈Baby Organic〉。
使っているのは、全て国産の素材。
とれたて旬の有機無農薬野菜や
天然素材の鰹・昆布だしなどを使った
オーガニックのベビーフードです。

有機ニンジンをそのままシンプルに、
国産海藻のみで作った寒天でゼリーにした〈にんじんゼリー〉。

いまが旬の野菜を使った
〈春キャベツ&カブのおじや〉。

〈紅はるか(さつまいも)と天然だし〉は、
旨味たっぷりのさつまいも〈紅はるか〉を使ったベビーフード。
2015年秋に収穫し、有機農場に蔵をつくって
ゆっくり寝かせることで自然発酵させました。
この発酵過程により、ホッコリするような風味に仕上っています。

ブロッコリー濃厚スープ

こちらは2016年5月に発売される新製品〈ブロッコリー濃厚スープ〉。
とろとろでおいしそうです。
お野菜は専属農家のものしか使わず、専属農家さんが
25年以上にわたって丹念に育ててきた土で作られています。

8300枚の棚田再生に汗を流し、 千年の里山風景を堪能する

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
岡山でコロカルが向かったのは、美作市の棚田が広がる集落。

新緑の季節、千枚田の里をめざして

岡山市内から北東に向けて、吉井川沿いに車を走らせること約1時間。
一路、山奥へ山奥へ。若葉の淡い緑が車窓を流れます。
この時期の木々はふつふつと音がしそうなほど生の力に満ちていて、
山の空気に、都会での疲れがすっと抜けていくよう。

向かうは、岡山県美作市上山地区。
山間を縫うように走り、この道でまちがってないよね……
と不安になりかけた頃、ようやく上山の看板が見えました。
ぱっと視界が開け、目に飛び込んできたのは田んぼ、田んぼ、田んぼ――。
視界の端から端まで、大空の下に一面の棚田が広がります。

〈上山の千枚田〉は、奈良時代が起源ともいわれ、
最盛期には8300枚が連なっていたというほどの規模だったのだとか。
精緻に積み上げられた石垣はいまも健在で、ちょっとした遺跡のよう。
6月になれば田んぼには水が張られ、秋には稲穂が黄金色に。

その景観を見るだけでも心は洗われるのだけれど、上山での過ごし方のおすすめは、
この棚田づくりに参加するという、新しい旅のスタイル。
土地の人たちとふれあい、みんなで田んぼで汗をかく。
普段とはひと味違う、田舎を体験できそうです。

上山の千枚田は、四季折々の顔を見せてくれます。(写真提供:英田上山棚田団)

8300枚の棚田を復活させたい

いまでは美しい上山の棚田ですが、実はほんの10年前まで、
ここ一帯の田んぼは雑草に埋もれ、見る影もありませんでした。

1970年代に始まった減反政策の頃から、大きな機械の入らない棚田は、
どんどん耕作放棄されていったのです。

その荒れた土地を、約10年前から再生し始めた希有な集団があります。
その名も〈NPO法人 英田上山棚田団〉。
大阪からの通い人と、移住者から成る集団です。

棚田団は、メンバーのひとりのお父さんが上山へ移住し、
水路掃除を手伝ってもらおうと大阪の息子を呼び寄せたことに始まりました。
息子さんは友人知人と連れだって、頻繁に上山へ通うように。
このメンバー十数名が、いつしか「8300枚の棚田を見てみたい」と、
田んぼを覆っていた草を刈り始めたのです。

めいっぱい太陽の光を浴びて、青空の下で汗をかく。
真夏にはちょっと過酷では……と思われる草刈りも、
普段都会で暮らす彼らにとっては、爽快な楽しみに。

「みんなで汗を流したあとの温泉と、ビールが最高!」と、
毎週のように東京や大阪から通ってくる人も現れ始めました。

活動9年目にして、約1600枚(15ヘクタール)の田んぼが
元の姿を取り戻しています。

2008年、活動開始から2年目。まだ草ぼうぼうの状態だった、荒れた棚田。(写真提供:高田昭雄)

2015年、活動8年目。ひとつ前の写真と同じ場所から撮影した再生後の棚田。昔と同じように、手作業の櫨干し(はぜぼし)が行われています。(写真提供:高田昭雄)

〈パンコーディネーター 森まゆみ SELECTION〉 ハイレベルな北海道パンの セレクトショップ

みんなだいすき、北海道の美味しいものがあつまる“北海道物産展”。
東京・新宿の小田急百貨店新宿店で開催される北海道物産展にて、
2016年4月27日(水)~5月5日(木・祝)の期間、
〈パンコーディネーター 森まゆみ SELECTION〉がオープンします。

〈パンコーディネーター 森まゆみ SELECTION〉は、
北海道在住で現地のパン事情を知り尽くす“パンコーディネーター”の
森まゆみさんが選んだ、7店のパンを販売するセレクトショップ。
会期中には、森さん本人も店頭にてパンを販売されます。

ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〈ヒマワリの種〉630円

こちらは、喜茂別町にあるパンとコーヒーのお店
ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〉。
地元の食材と羊蹄山の天然水を使った、美味しいフランス田舎パンのお店です。
料理修業をしていた海外でパン作りに目覚めた店主さんが、
毎日食べても飽きない素朴な田舎パンを石窯で焼いています。

北海道産の小麦、ライ麦、自家製酵母、羊蹄山伏流水、
オホーツクの塩などこだわりの素材を使用。
この〈ヒマワリの種〉は、生地にケシの実を練り込み、
ひまわりの種でコーティングしたパンです。

ベーカーズテラス689〈オニオンスープdu pain〉350円

こちらは、恵庭市にある一軒家のパン屋さん〈ベーカーズテラス689〉。
北海道産小麦の春よ恋、きたほなみ、ゆめちからを使い分け、
全粒粉やライ麦とのオリジナルブレンドで独創的なパンを生み出すパン屋さん。
地元の野菜をアレンジしたパンで季節感を表現してます。
〈オニオンスープdu pain〉は、
水の替わりに100%オニオンスープで仕込んだハード系の味わい深いパンです。

お菓子のドルチェヴィータ〈渋皮栗の山食パン〉350円

札幌市清田区〈お菓子のドルチェヴィータ〉。
北海道の素材を熟知したパン職人が、
ハルユタカを中心とした北海道産小麦を使用し、
地元の地下水で仕込むパンが揃うお店。
小麦はすべて、オーナーシェフの実家である、
江別市の老舗小麦製粉会社〈江別製粉〉から仕入れているのだそう。
〈渋皮栗の山食パン〉は、
スライスした渋皮栗の甘煮を白ごまといっしょに生地に練り込んでいます。

日本初、紫芋でつくった 〈日本芋酒〉。 高千穂からルビー色の生酒登場!

神話のふるさと、宮崎県高千穂町にて
昭和29年に創業された〈神楽酒造〉。
そば焼酎〈天照〉、麦焼酎〈ひむかのくろうま〉などの
ヒット商品を生み出し、焼酎王国宮崎のなかでも知られる存在です。

このたび、そんな神楽酒造から、
紫芋を原料とする新しいお酒〈日本芋酒〉がデビューしました。
焼酎と日本酒の製法を融合させた、
日本酒でもワインでも焼酎でもない、
全く新しいお酒なんです。

見た目は赤ワインのよう、香りはほんのり芋の香り

日本芋酒の特徴は、目にも鮮やかな紫色。
これは南九州産の紫芋〈アヤムラサキ〉を原料にしているため。
紫芋の焼酎醪(もろみ)を、焼酎のように蒸留せずに、
日本酒のように搾っています。

そのお味はフルーティでほのかに甘く、
ほんのりと芋の匂いがする、飲みやすくすっきりとしたお酒。
冷やでも、熱燗でもおいしくいただけます。

ところで〈日本芋酒〉が作られたきっかけは、お酒好きの杜氏さんが、
仕込中の醪(もろみ)の発酵状態をチェックするために、
昔ながらの方法で舐めてみたことから。
あまりの美味しさに、これを再現しようと決意したのだそう。
かつての杜氏は醪を舐めて発酵状態を確認していたのですが、
いまは機械で測定しているため、その美味しさを知るものは
誰もいなかったんですね。

しかし、思いついてから実現への道のりは厳しいものでした。
本来、原料本来の旨味を残す醸造酒は、
個性の強いイモ類などでは製造が難しいというのが常識。
それを覆すため、主原料30種×麹32種×酵母47種という
大量の組み合わせをチャート形式にして、
自らの舌と感性だけを頼りに、ひたすら試作。
約5年の歳月をかけて、やっと再現したものだそう。

珍しいだけでなく、ポリフェノールが赤ワインと
同じくらい含まれていたり、
お酒としては珍しく食物繊維や
クエン酸がミカン2個分程度含まれているなど、
美容にうれしい成分が含まれている〈日本芋酒〉。

保存料無添加の100%生酒で冷蔵保存が必要な為、
現在はインターネット販売のみを行っています。
東京・渋谷の東急百貨店渋谷駅・東横店 地下1階にて
4月21日(木)から27日(水)まで試飲即売会が行われますので、
ご興味がある方は是非!
九州の物産を買うことで、九州を応援したい気持ちです。

information

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神楽酒造

〈FOODIES MARKET〉オープン。 全部美味しそう! 札幌パルコから 道内の食のトレンドを発信

北海道札幌市の〈札幌パルコ〉に、2016年4月22日(金)、
グルメスペース〈FOODIES MARKET(フーディーズマーケット)〉がオープンします。
北海道の有名レストラン10店舗が集合し、
それぞれが道産食材を用いたパルコオリジナルメニューを開発。
北海道の食のトレンドの先端を発信する、
地元の方にも観光で訪れた方にもうれしいニュースポットになりそう。
それでは各店舗のスペシャルメニューをご紹介!

ジェラテリアミルティーロ(ジェラート)

まずは北海道千歳市にある
本格イタリアンジェラートの有名店
ジェラテリアミルティーロ〉が出店。
自然のままの味わいを活かした、
保存料・着色料・香料などを使わない体に優しいジェラートが人気です。
甘さを抑えたさっぱりとした味が魅力。
自社栽培のオーガニックブルーベリーのジェラートが格別な味わいです。

カジツクラブ(スムージー・フルーツ&フローズンヨーグルト)

こちらは北海道産フルーツ&フローズンヨーグルトを
提供する〈カジツクラブ〉。
お好みのフレッシュフルーツを自家製の
フローズンヨーグルトとご一緒にどうぞ! 
厳選フルーツと北海道産ミルクを使用したスムージーもあります。

チャイスタンドチャイコ(チャイ専門店)

そしてこちらは、寒い日も温まりそうな、チャイ専門店の
〈チャイスタンドチャイコ〉。
スパイスと茶葉、北海道の牛乳で作る
香り豊かなチャイでほっと一息。

クランチーナッツルーム

札幌市のクラフトビールバー〈月と太陽BREWING〉の姉妹店、
〈クランチーナッツルーム〉。
クランチーな食感が楽しい
オリジナルのナッツのお菓子〈クランチーナッツ〉と、クラフトビール、
ハードサイダー、北海道のフルーツ100%で作った
自家製のノンアルコールサイダーをどうぞ。

ノースコンチネントホットドッグスタンド(ホットドッグ)

札幌市の道産ハンバーグ専門店〈ノースコンチネント〉は、
広大な北海道で育てられたお肉を、
それぞれの個性を生かしたスパイスや、
海塩・海草などの天然素材で仕立てる
こだわりのハンバーグが評判のレストラン。
今回は、ホットドッグスタンドを出店! 
自家製ソーセージ&ベーコンなどを、
いももちをベースにしたモチモチ食感のパンで
挟んだホットドッグです。

〈丹波大納言小豆 水ようかん〉 中島大祥堂 × SOU・SOUの ひんやりデザート

兵庫県丹波市の春日町は、
古くから小豆の栽培が盛んなところ。
この地が発祥と言われる〈丹波大納言小豆〉は、
粒が大きく、煮ても皮が破れにくい特徴があり、
古来は幕府や朝廷に献上されていたほど。

つやつやです

そんな丹波大納言小豆を使った〈丹波大納言小豆 水ようかん〉が、
キャラメル菓子〈豆果〉などで知られる
兵庫県丹波市のパティスリー〈中島大祥堂 丹波本店〉から登場しました。
丹波大納言小豆の旨みを引き出すために、
天然水でまろやかに炊き上げているので、
みずみずしく、なめらかな口どけ。
これから暑さを感じる日々に、
ひんやりと冷していただきたい夏季限定のデザートです。

〈SOU・SOU〉とのコラボパッケージ

この〈水ようかん〉、パッケージを手がけたのは
京都のブランド〈SOU・SOU〉。
オリジナルのテキスタイルを特殊なニスで浮き出し、
ロゴを箔押したシンプルで上質なデザイン。
贈り物にも喜ばれそうです。お値段(税抜)は、
4個入り1,400円、8個入り2,800円、12個入り4,200円
となっております。

〈ベジキッチン ハーブコーディアル〉 日本の果実とハーブを使った ナチュラルドリンク

輸入食料品店や雑貨屋さんで見かける
“コーディアル(cordial)”は、イギリスで古くから
飲まれている伝統的な飲み物。
コーディアルとは、「体を活気づける食品、飲料」という意味で、
もともとはハーブをお酒につけた飲み物でしたが、
いまはハーブや果物を原料としたノンアルコールの飲み物に
形を変えて愛されています。
お湯やお水、炭酸水で割る飲み方が一般的で、
甘いフルーツの風味やハーブの香りが
ほっとさせてくれる飲み物です。

これまで、日本で買えるコーディアルの多くは輸入のものでしたが、
〈ベジキッチン ハーブコーディアル〉は、
日本のハーブとみずみずしい果物のおいしさを濃縮した、
砂糖不使用のハーブコーディアル。
2016年4月20日に、新フレーバーの
〈ベジキッチン ハーブコーディアル 余市産ブルーベリーとざくろと月桃〉
が発売されます。

余市産ブルーベリーとざくろと月桃

〈余市産ブルーベリーとざくろと月桃〉は、
北海道余市産の有機ブルーベリーと、沖縄県産月桃とざくろを使った、
甘酸っぱくフレッシュな味わい。
女性に嬉しい成分がいろいろ入っています。

北海道余市産有機ブルーベリー

高い抗酸化パワーをもつブルーベリー。
土壌づくりから徹底したこだわりの管理を行い、
化学肥料や防虫剤、除草剤などの農薬を一切使用せずに育てた
有機JAS認定を取得したものだけを使っています。

女性の味方ざくろ

エイジングケアには欠かせないポリフェノールがたっぷり含まれているざくろ。
女性ホルモンのバランスを整えて若々しいお肌を保つと言われています。

沖縄県産月桃の恵み

そして聞き慣れない“月桃”は、
古くから沖縄や屋久島などの山野に生える多年草。
身体を芯から温め、冷えやむくみに効果が期待できると言われます。
また赤ワインの34倍ものポリフェノール“ゲットウポリフェノール”
を含んでいて、エイジングケアにもぴったりなんだとか。
〈余市産ブルーベリーとざくろと月桃〉のお値段は260mlで1500円(税抜)。
お湯や炭酸水で5倍に希釈してお召し上がりください。

〈ベジキッチン ハーブコーディアル〉が誕生したのは、
北青山の〈シンシア・ガーデンカフェ〉の
ディレクションによる植物性100%の食品ブランド〈VEGE KITCHEN〉から。
化学調味料、合成香料、合成着色料、動物性原料、白砂糖はすべて不使用。
むかしから日本人の体を作ってきた、日本の伝統色や日本食材に着目した
無添加、国産にこだわるシリーズなんです。

京都〈下鴨茶寮〉が東京進出。 〈東急プラザ銀座〉に 伝統と革新の割烹料亭& 日本酒バル開店

創業1856年の京都の老舗料亭〈下鴨茶寮〉が
このたび、初の飲食店を東京に出店します。
しかも、割烹料亭と日本酒バルの二店舗です。

場所は、先日、銀座数寄屋橋に誕生した
大型商業施設〈東急プラザ銀座〉。
“日本の発信”をコンセプトにした、
割烹料亭 銀座 下鴨茶寮 東のはなれ〉と、〈日本酒バル のまえ〉。
創業160年目の挑戦として、あえて一つの場所に
2つの新店舗を共存させることにしたのだそう。

小山薫堂さんが主人をつとめる下鴨茶寮。
この2店舗のプロデュースも小山さんが手がけるだけあって、
細部にまで独自の仕掛けがほどこされています。
それでは、それぞれの店舗をご紹介!

〈日本酒バル のまえ〉

大きな暖簾をくぐり、店内に足を踏み入れると、
賑やかでカジュアルな空間が広がっています。
ここが〈日本酒バル のまえ〉。

料亭の技をさり気なく生かした端正な肴(さかな)と、
晴れやかな日本酒のマリアージュをご提案する、
バルスタイルのバーです。

もともと肴とは、酒菜が転じた言葉。
下鴨茶寮本店定番料理から
刺身、前菜、肉、肴、しめ、甘味にいたるまで、
季節感ある京料理の心はそのままに、
和の素材に新たな発想でひと手間を加えた、
お酒がすすむ本格派のおつまみをご用意しています。

おいてあるお酒は、日本酒、ワイン、ビール、
焼酎、梅酒、果実酒、ウイスキーなど様々ですが、
どれも日本全国から厳選して集めた国産酒なのが特徴。
創業1856年の料亭〈下鴨茶寮〉の新境地となるお店です。

〈春の応量器膳〉2,000円(税別)

〈のまえ松花堂弁当〉3,800円(税別)

夜だけでなく、ランチも自慢です。
料亭の料理を気軽にカウンターのランチで頂くことができます。
〈季節のお膳料理〉は2,000円(税別)から。

ユニフォーム:〈BEAMS〉

〈のまえ〉のユニフォームを手がけるのは、
〈BEAMS〉クリエイティブディレクター、窪浩志さん。
昔ながらの作務衣をアレンジしたスタイルに、
吸水速乾、伸縮性に優れたハイテクデニム素材を使いました。
ロゴマークを配したエプロンに、足元には
コンバースオールスターというスタイリングがオシャレ。

ランプシェード:一澤信三郎帆布

土鍋:中川 一辺陶(雲井窯)

また店内のランプシェードは一澤信三郎帆布、
土鍋は中川 一辺陶(雲井窯)によるもの。
様々なコラボが店内に仕掛けられています。
今後はイベントなどを通しても、
さまざまな日本文化とのコラボによる発信を行っていくのだそう。

みりんを使って造る天然醸造醤油 和歌山・カネイワ醤油本店

きれいな水といい空気で育む醤油

奥深くて力強い醤油を造る和歌山県有田川町の〈カネイワ醤油本店〉。
一番の売れ筋である〈天然醸造醤油〉は、
みりんを使って口当たりやわらかく仕上げている。
少量でもコクのある魚の煮物ができあがるこの醤油は、
関西中心に口コミで広がっています。

訪ねた場所は、醤油発祥の地とされる和歌山県の湯浅町から
車で20分ほど走った山手の有田川町。
緑豊かで空気も清らかなその土地の川沿いに、カネイワ醤油本店はあります。
車を降りると、心地いい醤油の香りが広がっていました。
迎えてくれたのは4代目を継ぐ予定の岩本行弘専務。
晴れ晴れとした笑顔で迎えてくれ、
さっそく醤油造りへの熱い想いを力強く語ってくれました。

大正元年創業のカネイワ醤油本店。高野山から湧き出る清涼な水と、澄んだ空気に恵まれた土地で醤油をゆったりと育む。

「ここに下りてくる高野山系のきれいな湧き水といい空気は
醤油造りにかかせんのや」と山に目をやります。
カネイワ醤油本店の初代店主は、明治時代後半に醤油の製法を湯浅で学んだ後、
大正元年に良質の水に恵まれるこの土地に蔵を建てたそう。
そしていまなお、青々とした樹木と、清涼な水が流れる有田川のそばで、
2年の歳月をかけてゆっくりと育みます。

「2年の歳月をかけて、焦らずゆっくりと木桶の中で育むことで深い味わいになる。
昔から『麹は寝ても蔵人は寝るな』と言ってきたもんや。
僕も一晩中、1時間から2時間おきに麹の様子を見に行っとる。
大変とかいう以上に気になるんや。
天気や気候、そして麹の育ち具合で温度が下がったり上がったりする。
しかも品温計や湿度計だけでは判断できんことが多いから、
ちゃんと人の手で触って判断して、適切な温度になるよう手助けせなあかん。
それに醤油を造る菌も生きもんやから、僕の姿勢を見とると思うし、
熱い想いで造ったら期待に応えてくれる気がするんや」

すべて木桶の中で2年間かけてゆっくりと育む。

このような鮮やかな茜色のもろみは珍しくて驚いた。蔵の香りもよく、もろみは見るからにおいしそう。

栃木の気持ちいい場所で、 シェフのフルコースを。 〈OHYA UNDERGROUND BANQUET〉始動

栃木県宇都宮市の北西部・大谷(おおや)地域。
大規模な採石場跡地にできた地底湖を
クルージングで巡る〈地底湖クルーズ〉など、地元の資源を活かした
ユニークな試みを行っている〈OHYA UNDERGROUND〉。
コロカルでのご紹介記事はこちら

〈地底湖クルーズ〉

この〈OHYA UNDERGROUND〉が、新しい試み、
〈OHYA UNDERGROUND BANQUET〉をスタートします!

テーマは“気持ちのいい場所で、美味しいものを食べよう”。
大谷地域の気持ちのいい場所にテーブルをセットし、
栃木県内の名シェフが地域の旬の食材を駆使した、本気のフルコースを提供する
というプログラムです。食事前には、〈地底湖クルーズ〉も付いてきます。

4月21日(木)に開催される第一回には、
宇都宮市のレストラン〈Naomi OGAKI〉オーナーシェフ、大垣直巳さんが登場。
フランスで11年間修行し、本場のフレンチを手掛ける
大垣さんが栃木の食材で作る本格フルコースには期待が高まります!

ディナーは日没1時間前からスタート。
刻々と変化する風景を楽しみながらのムードたっぷりのお食事です。

21日(木)のこけら落としのあと、4月23日(土)、5月7日(土)には
フランスバスク地方料理レストラン〈クーリ・ルージュ〉の
オーナーシェフ石川資弘さんが登場。
その後も続々開催されます。詳細はこちらから

勝手に作る商店街サンド: 今回の舞台は刃物のまち、 岐阜県関市!

商店街サンドとは?

「商店街サンド」とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

世界にほこる“刃物のまち”関市で作る!

今回やってきたのは岐阜県関市。
日本の東西を分ける分岐点として認定されているまちであり、
最近では通称〈五郎丸ポーズの仏像〉や〈モネの池〉で話題になっている地域である。

2015年のブームとなったラグビー選手・五郎丸歩さんのあのポーズとソックリな〈宝冠大日如来〉。

モネの描いた池のように美しいと話題になった通称〈モネの池〉。

また、関といえば700年以上もの歴史がある“刃物のまち”として知られている。
鎌倉時代に日本刀がつくられはじめ、
そのあと、包丁やハサミやナイフ、爪切りなどに技術が派生し
多くの刃物製品が生産されているようになった。

意外と知られていないが、
日本の家庭で使われている包丁の約5割が関市でつくられているそうだ。
つまりは家に包丁が2丁あるお宅なら、
そのうち1丁はここ関市でつくられている可能性が高いのだ。 すごい!

関市の刃物の歴史は日本刀づくりから。〈関鍛冶伝承館〉では刀の歴史を知ることができ、日によっては刀匠による刀鍛冶を見ることができる。たまたま準備しているところにうかがい、火をおこす体験をさせてくれた。

関市の刃物は国内だけでなく、
アメリカ・ヨーロッパをはじめ世界各国に輸出され、
ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並んで
「刃物の3S」に名を連ねるほどにまでなっているそうだ。

まちには刃物のオブジェがいくつか。こちらはフェザーミュージアム。

関市ではいろんな場所でいろんな刃物製品を見つけることができる。爪切りひとつとっても、よくみると縦と横に研ぎ方が違うものがある。知らなかった!

こんなに美しい模様が入ってるハサミがあるのか。切れ味よさそう……!

こちらは外国人に喜ばれそうな日本刀風のハサミ。使わないときは飾っておきたい。

私のイチオシであり人気のお土産〈まぜ卵〉。卵の白身のドロっを小さい刃で切ってくれる。(まぜ卵の詳しい紹介はこちら

関市には刃物の工場以外にも〈関鍛冶伝承館〉〈フェザーミュージアム〉〈刃物会館〉
といった刃物に関する施設が多く、その種類の豊富さに驚かされる。
戦国時代には人を切りつけていた日本刀の技術が、
まさか卵の白身を切るお役立ちアイテムに派生するなんて。
また、長年使って錆びた刃物をリペアしてくれる工場なんかもある。

全国からさまざまな刃物が届くので、あまり見たことがないクセのある刃物も多いそう。

〈春日刃物〉さんでは職人さんが希望に合わせた状態に研ぎ直してくれる。
商売として長年使っていて代替のきかないものや、
親の形見など、お客さんの想いはさまざま。
それがどんな形状でも切れ味よく直しちゃうのだから、
職人さんてかっこいいよなあ。

多様な刃物製品をつくっている〈丸章工業〉さんでのワンシーン。ハサミの隙間を調整するのが担当の職人さん。関市の刃物産業は早くから分業制に取り組み、効率性を求めたのだそう。

さて、そんなまちでできるサンドイッチはいったいどんな感じなんだろう。
関市経済部 観光交流課の三輪博樹さんと一緒に
サンドづくりをすることにした。

日本を東西に分ける目印・センターポールからスタート! 西(WEST)ポーズをするのは関市出身の三輪さん。

関市のまちをあらためて見渡してみると、
遠くのほうには四方に山が見えるものの、高い建物はあまりない住宅街である。
そのなかに工場が点々と見つけられ、
どこか、自分が育った東京の葛飾区や
お隣の墨田区に似た雰囲気がただよって いる。

三輪さんによると、関市の人の気質も江戸っ子同様に
頑固な部分が見えるという。
さすが職人さんが多い地域。

閑静な住宅のなかに工場が点在している。東京の下町になんとなく似ていて親近感。

京都〈和久傳〉の おもてなしの心を知る 〈和久傳のしごとと遊び〉

京丹後で明治3年に創業した〈和久傳旅館〉から
その歴史が始まった〈和久傳〉。
京都市内の料亭〈高台寺和久傳〉や、
料亭の味を“おもたせ”出来るお店〈紫野和久傳〉など、
その確かな味とおもてなしの精神で多くのファンを持つブランドです。
代表商品、れんこん菓子〈西湖〉は
喜ばれるおみやげの定番になっています。

日本の暮らしの美、暮らしの文化を深掘りする〈和久傳〉。
これまで料亭として培ってきた“しごと”のほか、
京丹後という郷土を思いやりながら周りの方々と
様々な楽しみを共有してきた“遊び”を紹介する
イベント〈和久傳のしごとと遊び〉が、
2016年4月13日(水)より東京・三越日本橋本店にて開催されます。

イベントでは、日本を代表する染色家である吉岡幸雄さんによる、
和久傳の初夏の室礼(しつらえ)をご紹介。
日本独自の色に拘り、色で季節を表現するおもてなしの大家でもある
吉岡さんと和久傳のコラボレーションが楽しみです。

〈和煮〉ちりめん山椒648円~(税抜)

もうひとつの催しは、“和久傳のしごと”。
今回デビューする新商品の〈料亭のだし〉シリーズや
電子レンジのマイクロウェーブをカットする楽磁鍋、
そのほか定番のれんこん菓子〈西湖〉や、
ちりめん山椒や福久梅鰯などの〈和煮〉など、人気のおもたせの販売も。

そして、和久傳が抱いてきた、
郷土の丹後や周りの方々への想いを紹介する“和久傳の遊び”も。
てっさい堂、染司よしおか、門出和紙、圡楽の商品や、
細川護煕氏や安野光雅氏の作品展示なども行います。

本イベントのお問い合わせは、三越日本橋本店
ギャラリー ライフ マイニング(03-3274-8935)まで。

information

map

和久傳のしごとと遊び

住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1

期間:2016年4月13日(水)~5月10日(火)

会場:三越日本橋本店 本館5階 「ギャラリー ライフ マイニング」

お問い合わせ:三越日本橋本店 ギャラリー ライフ マイニング

TEL:03-3274-8935

Web:公式サイト

ついにガリガリ君が10円値上げ! 赤城乳業社員の 低姿勢なお詫びCMにホッコリ

手頃な価格で不動の人気を誇るアイス〈ガリガリ君〉。
ソーダ味のアイスキャンディーに、
ガリガリ食感のソーダ味のかき氷が入った定番アイスです。
作りては埼玉県深谷市の赤城乳業。
1981年の発売から既に累計売上本数が4億本を突破するという、
大人にもこどもにも愛されるロングセラーになっています。

このガリガリ君が、2016年4月1日より、
なんと25年ぶりに値上げされることになりました。
この値上げにあたり、赤城乳業社員が出演するCMが公開され
いま話題を呼んでいます。

真ん中にいるのが井上創太社長。
ガリガリくんも端っこに登場しています。
真剣な表情でお詫びする社員さんたちの姿が胸を打ちます。
このCMの制作にあたっては、
「値上げに伴い、みなさまから頂いた色々な声、
様々のご意見を赤城乳業社員が真剣にお応え致しました」
とのこと。

真ん中が社長さんです

ゆっくりズームアウトしていくと..

社員さんたちが総出で出演

左端にはガリガリ君も

見事なお詫び!

〈うまみTEPPAN 金魚〉 これこそが大阪のお好み焼きの 進化形?!

大阪名物のひとつ “お好み焼き” が進化した! 
2016年2月、大阪・北新地にオープンした〈うまみTEPPAN 金魚〉は、
彩りも鮮やかなお好み焼きの進化形を提供する、こだわりの鉄板焼のお店。

こちらのお店のコンセプトは、
“厳選した野菜と肉のうまみを生かす”。

野菜はやさいソムリエ〈のら〉による個人農家直送、
肉は静岡県で創業100年の〈さの萬〉による、
こだわりのドライエイジング製法で仕上げた熟成肉。
素材を美味しくするための “醸す” “熟す” “〆る” という
行程にこだわっています。
こちらの〈べジ玉〉は、野菜の美味しさを活かした小さなお好み焼きです。

〈ベジベジ玉〉1,200円(税抜)

高知で育ったブランド牛〈土佐あかうし〉の
熟成させたお肉や、

ドライエイジングビーフ&萬幻豚

〈土佐あか牛の岩塩プレート焼〉2,800円(税抜)

昆布で〆た野菜のタタキも。

〈昆布〆野菜のタタキ フォアグラ添え〉

ほか、ドリンクメニューにはコールドプレスジュースも名を連ねます。
野菜・果物を粉砕したのち、ゆっくりと圧力をかけ水分を抽出する
コールドプレスジュースは、熱や水分を一切加えないので、体に必要な酵素などの
栄養素をそのまま体に取り込むことができる今話題のジュース。
鉄板焼屋さんで提供されるとは、なかなか珍しい組み合わせ。

〈コールドプレスジュース〉

ランチはなし、ディナーのみの営業です。
詳細はWebサイトにて。

information

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うまみTEPPAN 金魚 北新地店

住所:大阪市北区堂島1-3-20 阪口ビル1F

TEL:06-6344-1010

営業時間:18:00〜3:00(ラストオーダー 2:00)

定休日:日・祝日

〈食べる溶岩ジオロック〉 溶岩そっくり! 伊豆半島ジオパーク生まれ

静岡県の伊豆半島は、本州で唯一フィリピン海プレートの上にあり、
かつては南洋にあった火山島や海底火山の集まり。
その火山活動や地殻変動によって出来た大地を楽しむことができる
〈伊豆半島ジオパーク〉は、日本ジオパークのひとつに数えられる名所。

これまで世界ジオパークネットワークへの加盟に向けて頑張っていたのですが、
4年に1回行われる認定では、惜しくも認定ならず...!
実は地元は溶岩そっくりの砂糖菓子〈食べる溶岩 ジオロック〉が
おみやげ品として販売されているのですが、、、

これが〈食べる溶岩 ジオロック〉!お値段は350円(税込)

〈食べる溶岩 ジオロック〉パッケージ

認定ならずだった今回の結果にめげずに、
ジオパークを更に盛り上げようと、
富士宮東高の生徒たちが〈食べる溶岩 ジオロック〉を使って
〈破壊怪獣ジオロック〉を作りました。

芸術コースの生徒達というだけあって、かなりリアルな出来です。
2016年4月2日(土)に伊豆半島ジオパークの中央拠点となる
〈伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリア〉がオープンするのにあわせ、
〈長泉町 ジオパークビジターセンター〉等にて順次展示されます。

破壊怪獣ジオロック

まるで“食”と“農”の体験型テーマパーク! 今治ならではのおいしさと 楽しさあふれる 大型直売所 〈さいさいきて屋〉

今治の“食”のすべてが一堂に集まる〈さいさいきて屋〉

2015年11月より連載してきた〈愛媛県 × colocal えひめスイーツコレクション〉。
これまで愛媛県産フルーツの生産者さんを中心にさまざまな記事をお届けしてきましたが、
最後にご紹介するのは愛媛県を訪れた際にぜひ足を運んでいただきたいスポット。
この連載を読んでくださった“食”やおいしいものに興味があるみなさんなら
100%満足いただけると思う、今治市の〈さいさいきて屋〉です。

〈さいさいきて屋〉の直売所。1枚の写真ではおさまりきれないほどの広さ!

越智今治農業協同組合の運営する直売所を中心とした複合施設〈さいさいきて屋〉。
初めて訪れた人がまずビックリすると思うのが、売り場の広さ。
“直売所”という言葉のイメージから大きくかけ離れた、
まるで大型スーパーのような売り場の面積は直売所としては日本一なのだそう。
この売り場に並ぶのは果物や野菜などの生鮮食料品をはじめ、
お肉や魚に卵、乳製品、飲料、ジャムやお茶などの加工食品、お惣菜、パンなど、
毎日の食卓に欠かせないものばかり。そしてなんと、その8割が今治産のものなのです。

訪れた10月下旬はみかんの旬が始まったばかり。

みかんひとつとっても、さまざまな品種が。

「今治市の農協には、そこまでこれという産地品がないんですよ。
例えばみかんだと、愛媛県でいったら南宇和のほうには負けてしまう」
と話してくれたのは、越智今治農業協同組合の武内 玄さん。
「でもいろいろなものが生産されていて、
直売所にこれだけたくさんのものを揃えることができるというのがうちの特徴なんです。
ここまでさまざまなものを取り扱っている道の駅も珍しいと思いますね」

精肉コーナー。「お肉もできるだけ今治産のものを置いています。一頭買いをしているので、国産の良質なものを手頃な価格で販売できるんです」と武内さん。

「今治の鶏肉は〈媛っこ地鶏〉という地鶏しかないのですが……」。いえ、地鶏がいいんです、地鶏が。

牛・豚・鶏だけでなく、イノシシも。

加工肉の品揃えも充実。どれも本当においしそう。

鮮魚コーナーは今治市内の漁業協同組合が出資して設立された企業が運営。こちらも、もちろん今治産のものが中心。

店内にずらりと並ぶ、見るからにおいしそうな食べ物の中には、
県外の人間にとっては珍しいものもたくさん。
おいしいもの好きの方なら、テンションが上がってしまうこと間違いなしです。

そんな〈さいさいきて屋〉ならではの特徴は、野菜や果物といった生鮮食品の新鮮さ。
「大体のスーパーで売られている野菜は、まず収穫されたものが農協に行き、
農協から市場へ行き、市場から卸に行って、そこからスーパーへ行く。
なので店頭に並ぶまでかなりの時間がかかるんですよ」と武内さん。
「でもうちは毎朝、生産者さんに売れるだけ直接搬入してもらうかたちをとっているので、
野菜なんかは朝採りや前日に収穫されたものを売ることができるんです。
で、売れ残ってしまったものは、その日に引き下げてもらっているので
毎日新鮮なものを店頭に置けるんです」

野菜コーナーも充実。

有機農産物コーナーも。ちなみに〈さいさいきて屋〉には残留農薬検査室もあり、生産者さんが農薬基準をきちんと守っているか抜き打ちで検査もしています。

そして目を見張るのが、その価格。特に都市部に住んでいる人であれば、
“採れたてのものが、このお値段!?”と驚かずにはいられないほど、どれもがお手頃価格。
どうしてそんな価格設定ができるかというと
「生産者さんに直接お店まで持ってきてもらっているので、
流通コストがかからないからです」と武内さん。
「あと今治も島があって、一番遠いところだと
ここまでくるのに橋をふたつ、3つ渡らないといけなくて橋代がかかってしまう。
なので島の人をうちで雇って、出勤しながら品物を集めてもらい、
売れ残ってしまったものは帰宅しながらお返ししてもらうようにもしています」

「実が小さいものや大きさが揃っていないB品みたいなものも売れるのが、直売所のいいところですね」と武内さん。

さらには「陸地部でも高齢で車を運転できなくなってしまった生産者さんがいるんですよね。
そんな方々のなかでも品質のいいものをつくり続けている方や、
ここで売りたいと言ってくださる方もいるので、
陸地部でも朝に回って品物を集めることを始めています」と、
近年問題となっている生産者の高齢化にも対応しているのだそう。

柑橘王国の愛媛、コーナーも充実しています。

価格は店舗側ではなく生産者さん自身がつけるというシステムということもあり、
同じ品種のものだと「生産者さん同士で競争になってしまうので、
安売りはできるだけしないように指導もしています。
“高くても、ものが良ければ売れるよ”って」と武内さん。
商品に貼られたシールには価格だけでなく生産者さんのお名前も印字されており
「誰がつくったかがわかるようにしているので、
同じみかんでも味がいいものをつくる生産者さんにリピーターがつくんですよ。
ここでは生産者さん、ひとりひとりがブランドなんです」

なかには市場になかなか出回らない、珍しい野菜や果物も。

珍しい野菜や果物には、食べ方や調理方法を紹介するチラシも置かれているという親切設計。

新鮮な食品が手頃な価格で手に入れられることもあり、
観光客だけでなく地元の人でも賑わう〈さいさいきて屋〉。
市場にほとんど出回ることがない糖度の高いニンジン〈おんまくキャロット〉、
愛媛県で開発された新品種のサトイモ〈媛かぐや〉、
さらにイタリア野菜や珍しい食材なども扱っていることもあってか
「朝は仕入れにやってくる割烹着やエプロンを着けた料理人の方が多いですね。
9時開店なのですが、どうしてもいいものは午前中に売り切れてしまうので」

惣菜やお弁当のコーナーも充実。そのどれもが生産者さんがつくられたもの。
「生産者さんが栽培しているものをお惣菜にしてもらっているのですが、育ててないものはうちで仕入れるようにしてもらっています」。お惣菜の食材も今治産に徹底されているのです。

それでもどうしても出てしまうのが、商品の売れ残り。
この売れ残りをゼロにするために、
〈さいさいきて屋〉ではいくつもの工夫がされていました。

〈赤トサカ〉とは… 「くまもとの赤」の名脇役!? 豊かな天草の海が育んだ逸品

今回ご紹介したい熊本の逸品食材は、
熊本県天草市でとれたうに!
……ではなく、主役であるうにを引き立てるように
横にちょこんと添えられている赤い海藻です。その名も、〈赤トサカ〉。
この赤トサカは、熊本県が推している「くまもとの赤」食材のひとつです。

海藻サラダでおなじみの、この赤い海藻が赤トサカです。

お刺身のつまや、海藻サラダによく使われているので
おなじみの海藻だと思います。
赤トサカ、という名前の由来は、
文字通り、先端がにわとりのトサカのかたちに似ているからといわれています。
磯の香りと、コリッとした食感が特徴。
熊本県天草市や苓北町で水揚げされている海藻ですが、
これほど鮮やかで、濃い赤いトサカがとれるのは、全国的にも珍しいとのこと。

赤トサカの水揚げ漁港である天草市五和町の二江漁港は、
イルカウォッチングができる港としても有名です。
この港の近海にはイルカが定住しているため
一年中、かなりの高確率でイルカに出会えます。
イルカが定住する理由のひとつが、
この海の豊かさ。海藻や魚介類がとても豊富なのです。

赤トサカが水揚げされるのは、天草市五和町の二江漁港。イルカウォッチングは、ここから出発!

主役には、なかなかなれない赤トサカですが、
二江漁港にある漁港直売所・レストランで味わうことができます。
その日前後、とれたものによって内容は変わりますが
海鮮丼や、お刺身などには、赤トサカが彩りとして添えられています。
運がよければ、冒頭のうに丼にも出会える、かも。

二江漁港にある漁協レストラン・直売所。新鮮な魚を味わえるとあって、平日も賑わっています。

天草市五和町では、この赤トサカを使った〈トサカコンニャク〉という
郷土料理がつくられています。
まるでマグロの刺身のようですが、これは赤トサカを調理した一品。
トサカ自体は特徴的な味はありませんが、
このトサカコンニャクは、
とろんとした独特の食感のなかにある、
ふんわりとした磯の香りを楽しめます。
お刺身のようにわさび醤油をつけていただくと
よりいっそうおいしくいただけます。
酢味噌や、ぽん酢でも、よく合います。

このトサカコンニャクは、
赤トサカを天日干しして刻んで、水といっしょに煮出して、固めるといった
シンプルな手順でつくられています。
赤トサカがとれる時季になると、
家の軒先に天日干しされた赤トサカが並べられ、港町独特の光景が広がります。
今年は収穫量が少ないので、残念ながら家庭ではあまりつくられていないようです。

保存用の塩蔵トサカを用いれば、家庭でも簡単につくることができるとか。
ここで、簡単なつくり方をご紹介しますので
興味のある方はつくってみてはいかがでしょう。

塩蔵トサカはしっかり洗って、たっぷりの水に15分以上つけておく。水気をしぼったトサカを、細かく刻む。

刻んだトサカを鍋に入れて、ひたひたの水を入れて火にかける。焦げないように混ぜながら煮つめ、とろみができたらできあがり。あとはタッパーなどの容器に入れ、冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やし固めるだけ。適当な大きさに切ってめしあがれ。

information

map

漁協レストラン・直売所

住所:熊本県天草市五和町二江4689-6

TEL:0969-33-0240

営業時間:水曜