漁師まちの人気店〈Satouya〉。 洋菓子全般おまかせあれ

たくさんの洋菓子に目移り必至。バリエ豊富な洋菓子店

西伊豆の漁師町に突如現れる、都会的で洋風なお店。
それが〈Satouya〉である。
サトウヤという店名なので、純和風とも思えるのだが、
クオリティの高いケーキや焼き菓子など、洋菓子で人気のお店だ。
このあたりの“手土産”の定番ともなっている。

季節感を感じるショーケース。

オーナーでシェフパティシエの佐藤滋之さんは、パティシエの修業後、
この地に店舗を構えて、今年で10年目。
フランス菓子をベースに、この地域の特性に合わせてアレンジしながら、
常時30種程度のお菓子が並ぶ。
午後になると、早くも売れてしまってショーケースはちょっと寂しげになってしまうので、
行くなら午前中がおすすめ。

店舗奥では、みな翌日に向けて作業中。

「全部で100種類くらいのバリエーションがあります。
なるべくたくさんの種類を置いて、選びながら買えるようにしたいんです」
と佐藤さん。
地域に少ない洋菓子店だから、専門性をもたせるというよりは、
幅広いニーズに答えていきたいという思いだ。

売れ筋は、フレジェ。
フランスにはイチゴのショートケーキはないが、その源流のようなもの。
説明書きによると、“伊豆の国市産の紅ほっぺとクレーム・ムースリーヌを、
ピスタチオとアーモンドの2種類のビスキュイ・ジョコンドでサンド。
イチゴとフランボワーズのナバージュで仕上げました”とのこと。

美しく並べられたタルトフィーヌ・ポンム。

エレガントなカシスショコラ。ほどよい酸味でおいしい。

材料は、安全で質のいいものにこだわっている。
洋菓子という性質上、都内などから仕入れることも多いというが、
フルーツなどはなるべく地のものを使用する。

右/スイートポテト、左/かぼちゃのタルト、上/ブルーベリータルト

店舗自体は、設計士やデザイナーに頼むことなく、
自分たちで大工さんに直接イメージを伝え、建ててもらった。
店内の什器やインテリアなども自分たちの目で選んでいる。

「ただおいしいケーキがつくれるだけではダメだと思うんですよね。
センスや雰囲気も含めて、トータルコーディネートできることが重要だと思っています。
そういう意味では、店舗づくりも洋菓子店としての要素のひとつ」

これからは、店内でのカフェ部門に力を入れていきたいという。
ショーケースにあるケーキやお菓子はイートインできる。
ランチにはキッシュやベーグル、フォカッチャなどもいただける。
やはりバリエーションというか、その総合力は、
西伊豆というまちに貴重な存在なのだろう。

オーナーでシェフパティシエの佐藤滋之さん。モヒカンがトレードマーク。

店内のカフェコーナー。西欧調のインテリアも自分たちで。

焼き菓子も常にたくさんストックされている。車中の楽しみに。

「漁師町にあっても、もちろんモダンで洋風なカルチャーを好きな人たちもいます。
そのような人たちの受け皿となって、ハブのようなスペースになれたらと思います」

天井は高いし、テラスもあって、特にこれからの季節には心地よい。
観光客も、地元の人も、ホッと一息つける場所だ。

日当たりもよく風と緑が心地よい。これからの季節には人気。

テラス席で、フレジェ(手前)とノワゼット(奥)。

information

map

Satouya 
サトウヤ

住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科257-2

TEL:0558-52-3108

営業時間:10:00〜19:30(店舗)、10:00〜18:00L.O.(カフェ)

定休日:火曜

http://satouya.com/

西伊豆町観光協会

http://www.nishiizu-kankou.com/