odekake
posted:2016.3.16 from:静岡県西伊豆町 genre:旅行 / エンタメ・お楽しみ
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〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
editor’s profile
Tomohiro Okusa
大草朋宏
おおくさ・ともひろ●エディター/ライター。東京生まれ、千葉育ち。自転車ですぐ東京都内に入れる立地に育ったため、青春時代の千葉で培われたものといえば、落花生への愛情でもなく、パワーライスクルーからの影響でもなく、都内への強く激しいコンプレックスのみ。いまだにそれがすべての原動力。
credit
撮影:斉藤有美
supported by 静岡県
1日1組限定、しかも船でしか行けない。
そんな秘境感たっぷりのキャンプ場が西伊豆にある。
〈AQUA VILLAGE〉と〈REN VILLAGE〉だ。
手がけているのはVILLAGE INC.。
代表の橋村和徳さんは、テレビ局やITベンチャーなどに勤務していた。
しかし2010年、まったく正反対とも思えるジャンルの
〈AQUA VILLAGE〉というキャンプ場をオープンした。
続いて2012年〈REN VILLAGE〉もオープン。
どちらも三方を山に囲まれ、海から上陸するのみで、
完全にプライベートが保たれている空間だ。
お客さんの多くは、大人数で借りるという。
8人程度の気が置けない仲間で、30人でイベント的に、100人で結婚パーティなど、
使い方は自由自在。何をやっても構わない。
自然のなかに置かれるけれど、逆に自分たちで考え、
楽しもうとすることでクリエイティビティが発揮される。
料理や過ごし方などが贅沢なキャンプスタイル=“グランピング”も
最近では流行っている。
でもここは、存在と空間自体が贅沢そのもの。
だれからも干渉されず、都会から切り離された自由な生活が待っている。
「みんないろいろ計画してくるけど、結局は自由な感じで過ごしていますね」と橋村さん。
1泊2日の2日間、まるまる借りられるから、のんびりとチェックアウト。
だから次の人たちが来るという心配もしなくていいのだ。
ラグジュアリーというよりは、
自然と時間と空間をフルに使い倒せるという価値を感じたい。
キャンプに必要なギアや調理グッズも、大抵はレンタル可能。
ハンモックやシーカヤック、シュノーケリング、SUPなど、遊びの面ももちろん充実。
なんといっても、橋村さん自身が楽しむ場所をつくったのだ。
だから自然遊びのツボがわかっているのが心強い。
橋村さんは、最近では場づくり関連の講演会などにも登壇し、
ワークスタイルについて話す機会も多いという。
朝から晩まで最先端で働いていたが、
しかし人生を大きく振ってキャンプ場経営に乗り出した橋村さんだからこそ、
働き方の哲学に説得力がある。
研修などでここを利用する企業も多いという。
自然のなかで、何にも邪魔されず気持ちをリフレッシュさせることは、
次の仕事への活力にもなるようだ。
そういった機能を橋村さんは体感している。
ワークライフバランスとは現代のキーワードのひとつだが、
積極的に自分を隔離する場所になっているのだ。
なんでもできる。だから最大限に遊び尽くす。
大人の秘密基地というコンセプトは、言いえて妙だ。
ワクワクの気持ちだけは忘れずに、田子漁港で船を待とう!
information
VILLAGE INC.
営業期間:4〜12月
チェックイン:10時以降の希望の時間
チェックアウト:17時までの希望の時間
料金:大人1人1泊(2日間)16,200円、小学生8,100円
西伊豆町観光協会
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