odekake
posted:2016.3.17 from:静岡県西伊豆町 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
editor’s profile
Tomohiro Okusa
大草朋宏
おおくさ・ともひろ●エディター/ライター。東京生まれ、千葉育ち。自転車ですぐ東京都内に入れる立地に育ったため、青春時代の千葉で培われたものといえば、落花生への愛情でもなく、パワーライスクルーからの影響でもなく、都内への強く激しいコンプレックスのみ。いまだにそれがすべての原動力。
credit
撮影:斉藤有美
supported by 静岡県
西伊豆の宿のなかでも、海に一番近いのが、ここ〈清流〉。
海沿いのメイン通りである国道136号線沿いにあるエントランスは、実は5階。
海に近づくように、下に向かって建てられているのだ。
一番下の階に露天風呂がある。つまり、海の目の前だ。
高波のときには閉鎖することがあるくらい、身近に海を感じられる。
波の音を聞きながら、目の前に広がる水平線。
左右は岩で覆われ、その上には松が生える。
だだっ広い場所も気持ちいいけど、風情があって落ち着くのはこちら。
これぞ伊豆という風景が広がっている。
「海辺のかくれ湯」というキャッチフレーズにふさわしいロケーションは、
ちょっと秘密にしておきたいくらい。
すぐ目の前に見えるひとつの島は、三四郎島。
普段は、海の向こうの島だ。
しかし潮位が低いときの干潮時、島へ向かって約30メートルの道が現れる。
これはトンボロ現象と呼ばれ、全国的にも珍しい現象なのだ。
ぜひ時間を見計らって体験しにいってほしい。
もし清流に泊まっていれば、部屋からも様子がうかがえるので、
タイミングを逃すことはないだろう。
露天風呂付きの部屋もある。こちらは海を見下ろし、より広い絶景が楽しめる。
沈みゆく夕陽を眺めていると、何もしなくてもいいかなという気持ちになってくる。
宿にこもってのんびり過ごすのも一興だ。
食事は、創作和会席料理を堪能できる。
さすが伊豆だけあって、おつくりのバリエーションはすばらしい。
手長エビ、アオリイカ、キンメダイなど、
なるべく伊豆で獲れた魚を提供したいという。
それ以外にも、わらさの柚子あん焼き、手長エビの甘露煮、キンメダイの煮付けなど、
やはり海鮮料理が中心のラインナップ。
一手間加えられたこだわりが、新鮮な素材をさらに引き立ててくれる。
贅沢な海鮮づくしを心ゆくまで堪能したい。
大きめのように見えるけど、団体客などは基本的に受け入れていないので、
のんびりとした雰囲気だ。
最近では、女性のグループも増えているという。
西伊豆ののんびりとした雰囲気をそのままに、
ゆったりと過ごすことを演出してくれる宿だ。
information
海辺のかくれ宿 清流
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科294
TEL:0558-52-1118
http://www.n-komatu.co.jp/
西伊豆町観光協会
Feature 特集記事&おすすめ記事