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〈だだちゃ豆右衛門〉
ハイテク技術で超濃厚!
鶴岡発の最新だだちゃ豆スイーツ

コロカルニュース

posted:2016.3.18   from:山形県鶴岡市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

山形県鶴岡市のだだちゃ豆。山形県の庄内地方の中でも、
鶴岡周辺の限られた地域で守り育てられてきた、在来種の枝豆です。
“日本一おいしく、日本一高価” と言われるだだちゃ豆は、
栗のようにホクホクとした濃い甘みがあり、
一線を画する特別なブランド豆なんです。

そんなだだちゃ豆のスイーツ、〈だだちゃ豆右衛門〉が
鶴岡のお菓子屋さん〈木村家〉より2016年3月19日(土)発売されます。
ダックワーズとフィナンシェ、だだちゃ餅の3種類。

このお菓子、ただのお菓子ではありません。
山形大学発のベンチャー企業〈ナチュラルプロセスファクトリー〉
と共同で開発した、最新技術を使ったお菓子なんです。

だだちゃ豆右衛門 だだちゃ豆 フィナンシェ

〈ナチュラルプロセスファクトリー〉が展開するのは、
常温乾燥技術や有機EL光源植物工場の技術開発。

なかでも〈常温乾燥法〉は、
流体力学を応用して風を自由自在に操る新技術により、
乾燥機庫内の温度を40度前後に保つことで、
野菜や果物を自然に近い状態で乾燥させることができます。
そのため、素材本来の味や色を維持したまま粉末加工できるのだそう。

〈だだちゃ豆右衛門〉には、そうして常温乾燥・粉末化しただだちゃ豆が使われています。
8月から9月初旬までのわずか1ヶ月しか収穫できないだだちゃ豆も、
こうして加工することで、通年、安定的に利用することが可能となります。

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ハイテクによるもう一つのメリットとは?

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だだちゃ豆右衛門 だだちゃ餅

そして常温乾燥のメリットは、水分量が少なくなることから、
商品中に大量に使用することで、
素材の味を活かした濃厚な味わいに仕上げることが可能に。
今回発売されるダックワーズは1個26gあたりになんと
約20g(剥き豆換算)のだだちゃ豆が使われているのだそう! 
驚きの濃厚さです。

ちなみに、だだちゃ豆の “だだちゃ” とは
鶴岡市の方言でお父さんのこと。
かつて地域を治めていた殿様が、献上された枝豆に対して
「どごのだだちゃが作った豆だや?(どこのお父さんが作った豆だ?)」と
尋ねたことから、だだちゃ豆と呼ぶようになったといわれています。

だだちゃ豆をたっぷり使った、後味までしっかり
だだちゃ豆のスイーツ、是非お試しあれ。

information

map

木村屋〈だだちゃ豆右衛門〉

住所:〒997-0028 山形県鶴岡市山王町9-25

TEL:0235-22-4530

Web:公式サイト

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