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〈赤トサカ〉とは…
「くまもとの赤」の名脇役!?
豊かな天草の海が育んだ逸品

コロカルニュース

posted:2016.3.30  from:熊本県天草市  genre:食・グルメ

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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer prodile

Yoko Yamauchi

山内陽子

やまうち・ようこ●企画と文章。熊本生まれ、熊本育ち、ちょっと放浪、熊本在住。地元を中心に、広告・広報の企画を手がけています。おいしいものが大好きで、お米、お水、お魚、お野菜、いろんなおいしいものにあふれている熊本から離れられません。

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supported by 熊本県

今回ご紹介したい熊本の逸品食材は、
熊本県天草市でとれたうに!
……ではなく、主役であるうにを引き立てるように
横にちょこんと添えられている赤い海藻です。その名も、〈赤トサカ〉。
この赤トサカは、熊本県が推している「くまもとの赤」食材のひとつです。

海藻サラダでおなじみの、この赤い海藻が赤トサカです。

お刺身のつまや、海藻サラダによく使われているので
おなじみの海藻だと思います。
赤トサカ、という名前の由来は、
文字通り、先端がにわとりのトサカのかたちに似ているからといわれています。
磯の香りと、コリッとした食感が特徴。
熊本県天草市や苓北町で水揚げされている海藻ですが、
これほど鮮やかで、濃い赤いトサカがとれるのは、全国的にも珍しいとのこと。

赤トサカの水揚げ漁港である天草市五和町の二江漁港は、
イルカウォッチングができる港としても有名です。
この港の近海にはイルカが定住しているため
一年中、かなりの高確率でイルカに出会えます。
イルカが定住する理由のひとつが、
この海の豊かさ。海藻や魚介類がとても豊富なのです。

赤トサカが水揚げされるのは、天草市五和町の二江漁港。イルカウォッチングは、ここから出発!

主役には、なかなかなれない赤トサカですが、
二江漁港にある漁港直売所・レストランで味わうことができます。
その日前後、とれたものによって内容は変わりますが
海鮮丼や、お刺身などには、赤トサカが彩りとして添えられています。
運がよければ、冒頭のうに丼にも出会える、かも。

二江漁港にある漁協レストラン・直売所。新鮮な魚を味わえるとあって、平日も賑わっています。

天草市五和町では、この赤トサカを使った〈トサカコンニャク〉という
郷土料理がつくられています。
まるでマグロの刺身のようですが、これは赤トサカを調理した一品。
トサカ自体は特徴的な味はありませんが、
このトサカコンニャクは、
とろんとした独特の食感のなかにある、
ふんわりとした磯の香りを楽しめます。
お刺身のようにわさび醤油をつけていただくと
よりいっそうおいしくいただけます。
酢味噌や、ぽん酢でも、よく合います。

このトサカコンニャクは、
赤トサカを天日干しして刻んで、水といっしょに煮出して、固めるといった
シンプルな手順でつくられています。
赤トサカがとれる時季になると、
家の軒先に天日干しされた赤トサカが並べられ、港町独特の光景が広がります。
今年は収穫量が少ないので、残念ながら家庭ではあまりつくられていないようです。

保存用の塩蔵トサカを用いれば、家庭でも簡単につくることができるとか。
ここで、簡単なつくり方をご紹介しますので
興味のある方はつくってみてはいかがでしょう。

塩蔵トサカはしっかり洗って、たっぷりの水に15分以上つけておく。水気をしぼったトサカを、細かく刻む。

刻んだトサカを鍋に入れて、ひたひたの水を入れて火にかける。焦げないように混ぜながら煮つめ、とろみができたらできあがり。あとはタッパーなどの容器に入れ、冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やし固めるだけ。適当な大きさに切ってめしあがれ。

information

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漁協レストラン・直売所

住所:熊本県天草市五和町二江4689-6

TEL:0969-33-0240

営業時間:水曜

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