森の遊びが満載のツリーハウス 「夢みるランプ」

高さ17mの巨大ツリーハウスは必見!

鉄の造形作家である林通雄さんと、布作家の安藤しん子さんは、
浅間山麓の森のなかにギャラリー兼工房を構えています。
その裏手にあるのが「夢みるランプ」。
その規模なんと3層17mの巨大ツリーハウスです!

五右衛門風呂やブランコもあるアイデア空間!

ホストツリーは大きな5本のカラマツ。
林さんが8年かけてコツコツと建てたもので、
銅の五右衛門風呂や、鉄骨でできた巨大なやじろべえ、
「10mのハイジのブランコ」など、
随所に斬新なアイデアが散りばめられた遊び空間となっています。
見学はギャラリーで喫茶を利用した人のみ可能。
老朽化が進んでいるため室内には上がれず、外からの見学となるそうです。
めったに目にすることのできないサイズのツリーハウス。
旅の途中にぜひ寄り道してみては?

information


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夢みるランプ

住所 長野県小諸市石峠1005-26 
TEL 0267-24-8222
営業時間 11:00 〜 17:00 火曜・水曜休

野沢温泉村のツリーハウス 「green shelter」

地元民のバックアップで生まれた場所。
イベントスペースや宿としても使用可!

野沢温泉村在住のプロスキー選手・河野健児さんを中心に、
30名ほどのメンバーでつくられたツリーハウス「green shelter」。

杉林のなか、間伐材を使って2011年5月から制作をスタートしたのだそう。
柱にはスキー場のリフト券売り場の廃材、
窓には地元のサッシ店に無料で譲ってもらった商品にならないガラスなど、
地元の人々の協力を得てつくられています。

100本近くの丸太を手作業で山から下ろしてつくられた約30畳のデッキは、
イベントスペースとして使えるだけでなく、宿泊も可能!

information


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green shelter(ツリーハウス)

住所 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9521 やすらぎの宿 白樺
連絡先 naturemind2010@gmail.com
営業時間 お問い合わせください
料金 お問い合わせください
ブログ  http://ameblo.jp/naturemind/

10棟のみの 5人用ツリーハウスが最高! な 「駒ヶ根キャンプセンター」

1棟につき5名まで宿泊可!
これで料金は7000円。安い!

長野県南西部。塩尻から名古屋方面へと向かう
中央自動車道の駒ヶ根ICから車で5分。
アクセスの良さで人気の「駒ヶ根キャンプセンター」は、
中央アルプスや南アルプスの雄大な景観を楽しめることでも有名です。

快適なコテージにするか?
わくわくのツリーハウスか?

床が一段高くなって、ビニールシートの屋根まで付いたテントサイトや、
ベッドや寝具が完備したコテージなども抱えるこのキャンプ場には、
実は宿泊できるツリーハウスも。これがとってもおすすめなのです。
針葉樹もしくはきのこを連想させる形をしたそれは、
屋根裏部分が滞在スペースになっているので宿泊も可能です。

1棟あたりの定員は5名。室内は意外にも広く、
大きな窓も確保されているので明るくて快適。
ハウスの下の木陰部分には釜場とテーブル&イスも設置されているので、
多少の雨でも快適にBBQを楽しめる、というわけです。
これで1棟1泊7000円。リーズナブルじゃないですか?

information


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駒ヶ根キャンプセンター

住所 長野県駒ケ根市赤穂759-437 
TEL 0265-83-9013
料金 1棟7000円(定員5名)
http://www.komacamp.jp/

神話の国、出雲の ミステリアスな「海底遺跡」に ダイビングでお参りしよう

神話のふるさと、島根県の出雲市。
ここの日御碕(ひのみさき)沖で発見された「海底遺跡」
がダイバーたちの人気を集めています。
海中に、岩を削ったように見える「祭壇」「階段」「参道」、
玉砂利が敷き詰められたトンネル、岩がウミガメの形に並ぶ「亀石」などの
不思議なスポットがあり、これらをダイビングで参拝することができるのです。

「海底遺跡」には人工的に削ったような跡もあり、まるで
人間が作った遺跡が水没したかのようなのです。
しかし、専門家によると、かつてそのようなものが
存在した記録はないとのこと。
日御碕には、かつて夕日の祭りを行っていた場所が
海中に没したとの言い伝えもあり、
正体は謎に包まれています。

遺跡を発見したのは、地元のダイビングガイドの岡本哲夫さん。
そもそも伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、
日御碕神社は「日の本の夜を守る」ところという「勅命」があり、
その名も「日沈宮」という美しい宮が建てられています。
去る8月7日(水)には夕日の祭りが斎行されました。

このミステリアスな海底遺跡を探検したいという方は、
地元のダイビングショップ「DIVING STATION AQUA工房
などがガイドをしてくれるそうなので、
ぜひチャレンジしてみては。

・写真:めぐみ日和*さん

香川県の讃岐平野に そびえるおむすび山。 讃岐富士こと「飯野山」

お盆真っ盛り、皆様海に山にお出かけでしょうか?
私はいま香川県に遊びにきています。
四国を訪れるのは初めてなのですが、
地元のうどん屋さんを3時間で3件周ったり、
大竹伸朗さんの展示を見たりして楽しすぎる時間を
過ごさせていただいております。

高松をドライブしていて、すごく印象的だったのが、
まるで三角おむすびのような、きれいな円錐形の山が何個もあること。
「山」という漢字そのもののような、なだらかな曲線美に見とれてしまいます。

中でもひときわ美しかった山が、「讃岐富士」の呼び名で親しまれる
飯野山。丸亀市と坂出市にまたがりそびえ立っていて、
ドライブの車中から眺めることができます。

普通に見てもステキな山ですが、
8月下旬からは、早朝に太陽が山頂から上る瞬間に
ダイヤモンドのようにきらめく「Wダイヤモンド讃岐富士」現象を
見ることができるのだそうです。
次に来たらちょっと登ってみたい讃岐富士さんでした。

Wダイヤモンド讃岐富士

千葉・市川市動植物園の 「流しカワウソ」が カワイイし涼しいしで最高です

以前握手できるカワウソくんの情報を
お伝えいたしましたが、いま日本のあちこちで
カワウソ(コツメカワウソ)の話題が絶えません。
なかでも千葉県の「市川市動植物園」は、
流しそうめんならぬ「流しカワウソ」が作られて
大きな反響を呼んでいるスポットです。

流しカワウソとは、いかにもそうめんが流れてきそうな
パイプからカワウソが滑り落ちて来る、
いわばカワウソ版のウォータースライダー。
市川市役所のFacebookに、あまりの暑さで
カワウソが詰まってしまった画像がアップされてブレイクしました。

この遊具の考案者は、飼育員の水品繁和さん。
排水管用の塩化ビニールパイプを半円状に
切って水を流す遊具を考案して設置したのですが、
最初は傾斜の問題などからカワウソたちが
遊んでくれませんでした。試行錯誤と改良を重ね、
ようやく遊んでくれるようになったのだとか。

このフィーバーのおかげで、なんと入園者が3割増しという人気ぶりです。
ぜひ涼しげなカワウソくんと会いに行ってみてください。

市川市動植物園

世界一のビール 「くめざくら 大山ブルワリー」

WBA2011世界一も受賞! 大山の名水で造る地ビール

国立公園に指定され、出雲風土記にも登場する名峰、大山。
古くから「神の居ます山」として信仰の対象になり、
入山の制限も厳しかったことから、多くの自然が残っています。
特に、西日本最大級といわれる広大なブナ林が今も残るおかげで、
良質な伏流水や湧き水に恵まれています。
国の「名水100選」や環境庁の「平成の名水100選」などにも選ばれた地域。

大山ブルワリーでは、この伏流水をくみ上げ、ビール造りを行っています。
原料造りからこだわり、レストランのすぐ隣にはホップ畑があります。

ビールの主原料である大麦も育てており、
季節限定ビール「大山ゴールド」には、
鳥取で開発された品種である、ダイセンゴールドを使用しています。
また、ここで造られたビール「ヴァイツェン」は、
2011年のワールド・ビア・アワードにて、世界一を受賞しています。

醸造所に併設されたビアレストラン「ビアホフ ガンバリウス」では、
大山Gビールや地酒くめざくら、ビアカクテルなどが楽しめます。
広々とした店内は、ドイツのビアホールのような雰囲気で、
ソーセージ、スペアリブ、窯焼きピザなど、フードも充実しています。
酔っぱらったら帰れなくなっちゃう・・・と心配になりますが、
送迎付きや宿泊付きのプランがあるので、安心です。
醸造場の一部はガラス張りになっており、
ビール造りの様子をちょっぴり伺うことができます。

そしてここではビールだけでなく日本酒も造っています。
久米桜酒造は、安政2年(1855年)に創業した、歴史ある蔵元です。
こちらも大山の名水として名高い「地蔵滝の泉」と
同水脈の伏流水をくみ上げて使っています。

また、醸造場のある伯耆町丸山周辺は、
古くから“八郷”(やごう)と呼ばれる米どころで、
地元農家と契約栽培した酒米「山田錦」を使ったお酒「八郷」もあります。
田植えから収穫、酒造りを一通り体験し、
自分の手でお酒を造ることができる、イベントなども開催しています。

ビール好き、日本酒好きなら一度は訪ねたい、
ワクワクするような醸造所&レストランです。

information


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くめざくら 大山ブルワリー

住所 鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-30
TEL 0859-39-8033
レストラン「ビアホフ ガンバリウス」の営業 11:00-14:30 17:30-22:00(土日祝日は全日営業 冬季は21:00まで) 月曜休 祝祭日の場合は翌日休 GW、夏期無休
http://g-beer.jp

自然の美味しさ噛み締めて 「コウボパン 小さじいち」

自然の中で元気に育った酵母で作る、自然派のパン。

鳥取から富士山は見えませんが、
そのかわりに大山という美しい山があります。
見る方角によって表情が違い、南、北は険しい絶壁なのですが、
西側から眺める姿はなだらかな優しいフォルムで、
別名「伯耆富士」とも呼ばれています。
この大山の麓にぽつんと佇む、一軒の小さなパン屋さん。
童話にでも出てきそうな雰囲気のほっこりした木の小屋から、
パンの焼けるおいしそうな匂いが漂ってきます。

大山の冷たい地下水ときれいな山の空気ですくすく育った自然の酵母。
時間をかけてゆっくりゆっくり発酵させるため、
パンになるまでには一週間から10日かかるそうです。
国産の全粒粉をたっぷり使い、
直火の石床の窯で焼き上げています。
小麦の味がしっかり感じられる、パンらしいパンです。
お店のマークである、ちょっとおとぼけ顔のクマさんは、
イラスト、木版、図案などを手がけるノラヤによるもの。
マフィンや食パンにも、このクマ印の焼き印が押されていてかわいいです。

パン屋の横には「食べるところ」と名付けられた小さな小屋があり、
ランチやお茶を楽しめます。
天然酵母のパンをおいしく食べられるよう、食べ方を提案しています。
また、ランチは全ての料理に酵母を“うまみ調味料”として加え、
簡単でおいしい発酵食の提案もしています。
素材は無理なく自然に手に入る地元のもの、旬のものを使っています。
メニューは季節によって変わり、店主が自身でイラストを描いて
絵本のようなカラフルで楽しいメニューを手作りしています。
窓の外には雄大な大山と緑の風景が広がり、
のんびり豊かな時間を過ごすことができます。

酵母プレート(ドリンク付)¥1000

information


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コウボパン 小さじいち

住所 鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1713-1
TEL 0859-68-6110

営業時間 毎週水〜土の4日間 11:00〜16:00
※1月から3月は大山の店舗は冬季休業。
冬季休業の間は米子・松江・関西など各地で営業。
http://kosaji-1.com

大山の麓で芸術に触れる 「植田正治写真美術館」

大山の麓の広大な自然の中にある写真美術館。

鳥取を代表する名峰、大山(だいせん)。
その麓に、コンクリート打ちっぱなしの、四角い箱のような、現代彫刻のような、
きりりとモダンな建物があります。
世界的にも注目された、鳥取出身の写真家・植田正治の作品が
1万2000点収められている美術館です。
境港に生まれ、山陰を離れることなく、
地元の風景を題材に使った作品を数多く残しました。
特に「砂丘シリーズ」は、植田氏を代表する作品です。
被写体をオブジェのように配置し、その構図の面白さを表現した
演出写真として広く知られていますが、
家族や友人、近所の子ども達などを撮ったものが多く、
親しい人への温かな眼差し、そして植田氏ならではの
ちょっといたずらっぽい、ユーモラスな遊び心が感じられます。

広々と贅沢にスペースを取った館内では、
ゆっくりと落ち着いた気分で作品を鑑賞することができます。
建物の設計は、お隣島根県出身の建築家、高松伸。
建物の形状は植田氏の代表作品「少女四態」をモチーフに設計されています。
スリット状になった隙間からは、晴れた日なら大山が
カメラのファインダーに切り取られたように姿を現し、
水面には「逆さ大山」が浮かび上がります。
山陰地方はお天気が変わりやすく、
なかなか晴れた日が望めなかったりするのですが、
この隙間から大山が見れたら、今日はラッキー、と思っていいかもしれません。

館内には、世界最大級のカメラレンズが設置された映像展示室もあり、
こちらも壁面に「逆さ大山」を映し出しています。
(これも天気の良い日になら!)
室内自体が大きなカメラに見立てられており、
カメラの仕組みを体感することができます。

女性がひとりでふらりと訪ねてきて、何時間も鑑賞していることもあるそうです。
電車を使い、駅から景色を眺めつつ散歩しながら来た、という人もいるそうです。
(駅から結構遠いです!)
県外はもちろん、関西、東京からも訪ねて来る人が多いそうです。
2階には「思い出アルバムコーナー」というのがあって、
自分が撮った写真をプリントしてアルバムに残すことができます。
ここを訪ねた人の写真とコメントがアルバムになって、何冊も並んでいます。
写真を楽しんでもらい、またこの場所に来てもらえるように、という
美術館のささやかな配慮です。

information


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植田正治写真美術館

住所 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
TEL 0859-39-8000
開館時間 9:00〜17:00 (入館は16:30まで) 火曜休(祝祭日の場合は翌日)
※ 12/1〜2/末日は休館、展示替え期間中は休館
現在展示しているDUNESは9月29日まで
一般1000円 高・大学生600円 小・中学生300円
http://www.japro.com/ueda/
http://www.shojiueda.jp

三重県・伊勢神宮の 門前町にあるコンビニが 和風すぎてかっこいいと話題に

伊勢神宮の門前町、おはらい町。
ここはたくさんの土産物店・飲食店が立ち並んでは
参拝客で賑わうメインストリート。
清らかな五十鈴川に沿って、美しい石畳の通りが続いており、
切妻造りなど、お伊勢さん特有の建築物が多く軒を連ねる
由緒ある通りです。
ちかごろでは、古い町並みに時代の感覚を取り入れた町づくりを
行い、まちの活性化を目指している地域でもあります。

この、昔からの情緒が残るおはらい町にあるコンビニ店が、
いまネットで話題。ファミリーマートの伊勢神宮内宮前店です。
あまりにも馴染みすぎて、お店の前を通りすぎてしまいそうなくらい完璧です。
景観に配慮し、地元の文化を大切にする
姿勢が素敵ですね。
ちなみに販売されているものは通常どおりだそうです。

糸島芸農

たんぼにアート!? 芸と農を地域がつなげる。

豊かな自然が残り、農業が盛んな土地、福岡県糸島市。
福岡市に隣接していて、最近では若者の移住も増えている注目の場所だ。
そんな場所で昨年、糸島芸農という芸術祭が開催された。

美しい田園風景のなかで車がクルクル回り、
ペットボトルのドラゴンボートが登場する。ある意味でシュールな光景だ。
外国人アーティストも多数参加し、いなかまちを闊歩する。

“耕し、芸す”というキャッチフレーズのもと開催されたこの糸島芸農は、
糸島在住の美術作家、松崎宏史さんが主宰するスタジオKURAによるもの。
松崎さんは、かつてベルリンを拠点に作家活動に励んでおり、
各国各都市のアーティスト・イン・レジデンスに応募し、
毎月のようにいろいろな場所で活動していた。
アーティスト・イン・レジデンスとは、
一定期間、アーティストがある土地に滞在して作家活動を行うことである。

「ヨーロッパでは、まちにひとつはアートの拠点となるような
ギャラリーや美術館、センターなどがあります。
大人のエンターテインメントとして、
夜はみんなで展覧会を見に行く文化がありますね」と、
みずからの体験から語る松崎さん。

それは、都会にだけあるわけではなく、
「ワインが有名で、ぶどう農家だらけのいなかでした」
というオーストリアのクレームスというまちでも、
アーティスト・イン・レジデンスに参加したことがあるという。
そのような土地で作家活動をしているとき、あることに気がついた。

「実家がもともと糸島の米農家で、当時、使われていない米蔵がありました。
そこを活用して、自分も日本で
アーティスト・イン・レジデンスができるのではないかと思ったんです」

こうして2年ほど実験的に開催した後、5年前から糸島に帰郷し、
本格的にスタジオKURAをスタートすることになる。
今では世界中から毎月2名ほどの作家がスタジオKURAに滞在し、
すでに来年末まで埋まってきているという。

こうして見知らぬ外国人が田んぼの真ん中を
自転車で走っている光景が頻繁に見られるようになり、地域住民も慣れてきた。

レジデンスに滞在中だったパレスチナ系アメリカ人のBissan Rafeさん(左)と、Studio Kuraスタッフのスペイン人Alejandro Cremadesさん(右)。

絵画教室が行われているアトリエ。レジデンスに滞在しているアーティストのワークショップが行われることも。

農業のサイクルに合わせたアート展示のカタチ。

「レジデンスをやっているうちに、
自然と面白いひとたちが集まるようになってきて、
地域の農家も興味を示すようになってきたんです。
糸島はそれほど地域の集まりがあったり、
共通する強い何かがあるわけでもない状況でした。
それなら、アートの力でみんなを集めることができないかと思ったんです」

そして始めたのが糸島芸農だ。
アートを媒体として、糸島の日常風景ともいえる食や農業などを表現し、
地域と作家がともにつくり上げていく。
昨年は、農業のサイクルに合わせて年4回、さまざまな作品が展示された。
5月は「アートの種まき展」、6月は「アートの草むしり」、
8月は「アートの夏休み」、9月は「アートの収穫祭」。
田植えのセレモニーで、
オランダ人作曲家、マルタイン・テリンガさんによる即興演奏が行われたり、
草むしりした草を使って草木染めワークショップが開催された。
さらには自然農の農家、村上研二さんを交えた座談会など、
農業や環境の未来を語るトークセッションなども行われた。

常に柔和な表情で控えめな松崎さん。糸島生まれで、家は代々米農家だった。

参加者のなかに、国内外の美術作家やクリエイターはもちろん、
農家やハンター、醤油製造会社などもクレジットされていて、
糸島という土地柄を感じさせる。
美術作家は、糸島に滞在して作品を制作するが、
その土地で感じたことが表現され、普段の作風とは少し違う作品が生まれる。
すると、地域を巻き込んだ制作になることも。

久保田弘成のパフォーマンス。タイトルは「伊都国稲作数え歌」。(写真提供:糸島芸農)

「久保田弘成さんは、車を大きく回転させようとしたんですが、
地域の鉄工所を借りて制作しました。
大掛かりな仕掛けのために木材を提供してくれたり、
ユニック(クレーン)を貸してくれたりと、
地域のみんなが協力してくれました。そうして協力してくれたみんなが、
今度は友だちを連れて展示を見に来てくれるんです。
制作に参加していると、その作品への理解が深まったり、思い入れが増しますよね。
このあたりには“アート”なんて概念がないので、
普通だったらやっていることの意味がわからないと思いますしね」

地域を結びつけるためにはさまざまな手法があるが、アートにもそれがある。
しかも松崎さんはそれをアートで行う利点を「無害」なことだという。
経済活動ではないし、優劣をつけるものでもない。
利害関係のない有機的なつながりが生まれるのかもしれない。

昨年、糸島芸農で田植えし、草取りし、刈り取ったお米。糸島芸農米として発売されている。品種はミルキークイーン。

アーティストは、人生もクリエイトすべきか。

「糸島に戻ってきたとき、山とか自然、歴史、ひと、
すべてが素材に見え始めました」といなかでの作家活動について語る松崎さん。
生きている場所で、できることをやっていくという生活の基本。
それはアートも例外ではないはず。
でもアートは“苦しい時期があって成功する”みたいなイメージがつきまとう。

「アートをやりながら、
なぜ自分の人生をクリエイトしてはいけないんだろうと思うんですよね。
バイトしながら、苦行的な制作活動するという生き方にはピンときません」
そうした思いにいたるには、
かつてアーティスト・イン・レジデンスの滞在先で出会った作家からの影響がある。
「25歳ごろに、矢作隆一さんという日本人作家が
メキシコで主催していたレジデンスに参加しました。
1階を日本料理店、2階をレジデンス、3階を自宅にしていたんです。
矢作さん自身もアーティストとして展覧会をやって、日本料理店をやって、
レジデンスもやって、大学で講師もして。
そんな生き方があるのかとビックリしました。
ほかにも、自分のクリエイティビティをすべて使って生きている、
アートだけでない生き方に共感することが多いです」

糸島芸農も、芸と農がひとつに融合した言葉。
この何十代も続く農家が多い土地柄で、農は必然。
しかし一緒の場所に存在していても、完璧にわかれてしまっていた。
「もっと出会う空間をつくって、なにか一緒につくることが芸農だと思います」と、
ネーミングにこめられた意味を話す。

その結果、農家がアーティストのようになったり、
アーティストが農家になったりしてもいい。ならなくてもいい。
その混ざり方もいろいろでいい。
半農半Xという言葉があるが、
松崎さんは「地域や社会自体が、半農半Xになればいい」と語る。
個人が両方やってもいいが、
地域全体として、農家もいればアーティストもいる土地。
半農半Xビレッジ。
農家のまちに、クリエイティブな血が混ざっていくことが面白い。

今年は大きなエキシビションは開催せず、エコミュージアムツアーと称して、
糸島地域を旅し、面白いひとに会いにいくツアーを開催するという。
より深く地域への理解を深め、作品へと反映させることができそうだ。
まだプレツアーが数回開催されただけだが、
これからは作家以外も募って開催するとのこと。
あらたな芸と農の出合いの場となり、新しい糸島の文化が創造されることだろう。

米蔵をそのまま使用しているギャラリー。電気をつけたくらいで、まったくリフォームなどはしていない。ホワイトキューブではない形状が外国人から見るとエキゾチック! 展示されている絵は、Bissan Rafeさんの作品。

information


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Studio Kura
スタジオ クラ

住所 福岡県糸島市二丈松末586
http://studiokura.info/
糸島芸農 http://www.ito-artsfarm.com/

流氷の町、紋別のオホーツク海に そびえ立つ高さ12メートル、 重さ7トンのカニの爪

日本にはいろんな不思議なものがありますが、
北海道のオホーツク海に面した紋別にあるオブジェ「カニの爪」も
かなりのもの。

これはなんと高さ12m、幅6m、重量7トンの、
ズワイガニをかたちどったヘビー級のモニュメント。
道の駅「オホーツク紋別」や「オホーツクタワー(流氷砕氷船ガリンコ号)」
のすぐそばにそびえ立っており、夜にはライトアップも施されます。
冴え渡る青空にそびえたつ鮮やかなカニの爪は
かなりシュールな絵面で、記念撮影の名所として愛されています。

なぜこのようなカニの爪が作られたのかというと、実はアート作品なんです。
もともと、昭和59年に「流氷アートフェスティバル」のオブジェ
として複数基が作られ、その1基だけが残されているもの。

永年の風雪で傷みがひどくなり、2010年に修復工事を行ったばかりだそう。
お近くを通りかかったら、ぜひ記念写真を撮ってみてください。

カニの爪

紋別観光協会

築120年の日本家屋を リノベーション。素の直島を 体験できるねどこ「島小屋」

瀬戸内国際芸術祭で普段以上の賑わいを見せる、瀬戸内海の直島。
昼間は現代アートの島として多くの観光客が滞在していますが、
夜には一変して静かな顔を取り戻します。
そんな直島の「素のまま」を体験してもらいたいという願いから、
築120年の伝統的な日本家屋をリノベーションして"ねどこ"を提供する
「島小屋」が2013年8月1日にオープンしました。
場所は家プロジェクトのある本村地区内、町営バス停「農協前」より徒歩2分。

この島小屋のアピールポイントは、何もないこと。
明かりやコンセント、扇風機はありますが、
お風呂やトイレ、洗面、食堂、テレビやベッドなど、
宿泊所にあるような便利な設備が何ひとつありません。
滞在する方にはテントとシュラフを貸し出し、
日本家屋の室内にテントを張って頂きます。
お値段は一人の滞在で2500円。
お休み時にはDJが直島で採取した環境音をミックスした
「直島音景リミックス for sleep」を流すサウンドプログラムもご用意。
直島の夜の静けさや、鳥の鳴き声で目覚める朝など、
素のままの直島を体感してほしいと
島小屋実行委員長は語ります。

滞在せずとも昼間は休憩所としても使用できるので、
気軽に立ち寄って築120年の日本家屋でくつろぎの一時を過ごすこともできますよ。
島小屋のご予約は下記Webサイトから。

・[島小屋]公式Webサイト

・[島小屋]Facebook

・[島小屋]twitter

インドカレーとこだわりコーヒーの 夜長茶廊(よながさろう)

おいしいインドカレーとコーヒー、心地よい音楽、そして和むインテリア。

赤瓦に白壁土蔵群の町並みが美しい倉吉にて、
古民家を改装した手作りの店舗。
元々は大正時代から続くお菓子屋さんの喫茶室だったそうです。
カラカラ〜と引き戸を開けると、レトロで無国籍な独特の空間が現れます。
古道具を改造して作った不思議なランプがぽんと床に置かれ、
小さな動物の人形がひょっこり棚の脇に座っていて、
テーブルには古い菓子型がオブジェのように飾られています。

店主の石亀さん夫妻は、
奥様の綾子さんがカレー担当、旦那様の政宏さんはコーヒーと雰囲気担当!
といっても政宏さん、元はレコード会社勤務なので、音楽のセンスはばっちり。
そして丁寧に作られたカレーはコクの深い本格的な味。
でも二人とも、インドに行ったことはありません。
では、どうしてインドカレーなの?
実は、綾子さんは家の近くに子どもの頃から憧れていた
好きで好きでたまらなかったインドカレー屋さんがあり、
大学時代より念願叶って働くことができました。
そこで覚えた味が、今ここでカレーを作るときのベースになっています。
鳥取の乳製品会社、白バラ乳業の生クリームと大山バターを使用し、
やはり地元、鹿野の地鶏を贅沢に使ったカレー。
政宏さんが昔から好きで、店をやるならぜひ使いたかったという、
こちらも鳥取の窯元、福光焼の器を使用しています。
カレーには、お手製のアチャール(インドの漬け物)がテーブルに添えられ、
ルーに混ぜて食べると、程よい酸味と野菜の爽やかさが加わって、うまみ倍増!
でも、おいしいなあ、と心から思えるのは、
ほのぼのと温かい夫妻の人柄も含まれているからかもしれません。

人気の高い「2種のカレーセット」は¥1200。

コーヒーは、鎌倉のカフェ、ヴィヴモン・ディモンシュの豆と、
屋久島の一湊珈琲焙煎所で政宏さんの先輩が焙煎したという豆の2種類。
豆の味そのものをしっかり引き出す、フレンチプレスで淹れています。
(こちらもお気に入りの福光焼のカップで出しています。)
レトロな風情を漂わせつつ、ちょっとお茶目で愛嬌を感じさせるインテリア。
これが妙に和みます。
しっかりごはんを食べに来るお客様も多いようですが、
コーヒーを飲みに、ただふらっと立ち寄るにもいい店です。

白バラ乳業の生クリームと大山バターでこっくりまろやかなバターチキンカレー、¥1000。

information


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夜長茶廊

住所 鳥取県倉吉市西町2698
TEL 0858-22-2083
営業時間11:00〜19:00(19:00 L.O) 月曜休(祝日の場合は翌日火曜休)
http://yonagasarou.com

山陰のすばらしい 民工芸品をより多くの人に 「COCOROSTORE」

店主の独自セレクトで集まる、山陰の民工芸品。

倉吉の観光スポットといえば、赤瓦に白い漆喰壁の土蔵群。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、
古い町並みが残っています。
その中にはカフェ、レストラン、雑貨屋さんなど小さなお店がひしめきつつも、
落ち着いた風情が醸し出されています。

COCOROSTOREはそんな街並みの中にあり、
山陰のすばらしい民工芸品をより多くの人に伝えたい、という
地元出身の店主・田中信宏さんの思いが詰まった店です。
陶芸、ガラス、木工、郷土玩具など、
暮らしに寄り添う、素朴な道具が見つかります。
民藝の器から、まだあまり知られていない若手作家のものもあり、
田中さんならではの視点で選ばれた、独自のセレクトです。

田中さんは店だけにとどまらず、イベントなどに参加し、
全国各地に出向いて、山陰の良いものを紹介する活動をしています。
ものづくりの楽しさを感じでもらいたい、
と作り手と企画してワークショップなども行います。
また、地元出身の出張料理人と一緒に、
鳥取の食材と器を使った、
料理とのコラボレーションを楽しむイベントなどを企画。
地元愛をふんだんに持って、鳥取の魅力を勢力的に紹介しています。

店には観光客も来れば、地元の人も多く訪れ、
年齢層も幅広く、様々な人がやってきます。
田中さんは店を訪ねてきた人ひとりひとりに、作品を丁寧に説明しています。
地域の人が口コミで広げてくれる、若い人でも関心を持ってくれるのが嬉しい、
と語る田中さん。
作り手、使い手をつなぐコミュニケーションの場として、
これからもできる限り情報発信していきたいそうです。

information


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COCOROSTORE
ココロストア

住所 鳥取県倉吉市魚町2516
TEL 0858-22-3526
営業時間 10:00〜18:00 不定休
http://cocorostore.jugem.jp

淡路ファームパークにもロイヤルベビーブーム!ジョウジマさんやショウジさんは入場無料

きたれジョージさん! ジョウジ(マ)さん&ショウジさんも可

英国のロイヤルベイビー誕生のニュースに世界中がお祝いムード。
その波が兵庫県南あわじ市の「淡路ファームパーク イングランドの丘」
にもやってきました。

なんと、お名前に「ジョージ及びジョウジ、ウイリアム、キャサリン」
のいずれかが入っている方は入園無料。名前に入ってればいいということなので、
ジョウジマさんやショウジさんも対象になります(身分証明書提示)。
関西ノリでいいですね。

このイングランドの丘の名物は、たくさんの自然と
コアラがいる「コアラ館」。木の上で1日18時間も眠っている
コアラの生態をじっくり見ることができます。
夏休みのお出かけスポットにぜひ。

淡路ファームパーク イングランドの丘

ロイヤルベビー誕生キャンペーン

デジタル世代のものづくりを体験する オープンな工房 「FLAT -fablab Sendai-」

話題の“ファブリケーション”をやってみよう

近頃注目される“パーソナル・ファブリケーション”。
レーザーカッターや3Dプリンタなどを使って、
これまでは大量生産されていたプロダクトを個人でも
作りだして新しいものづくりをしようというムーブメントです。
べストセラーになったクリス・アンダーソンの
著書「MAKERS -21世紀の産業革命が始まる」や、
テレビの番組で見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

左から渡辺圭介さん、門傳明子さん、太田一彦さん

そのムーブメントの一貫として、
誰でも使えるデジタルものづくり工作室が
世界中でブームになりつつあるのですが、
その世界的ビッグウェーブがついに仙台にもやってきました。
それが2013年4月に仙台駅前にできた「FLAT -fablab Sendai-」です。
「fabLab」はものづくり工作室の世界的ネットワークのグループで、
東北地方では初めての展開になります。
運営するのは、クリエイティブ・ラボ「anno lab(あのラボ)」の仙台支部。
仙台市「クリエイターのためのものづくり支援事業」として運営されているんです。

FLATの基本使用料は無料。レーザーカッターや3Dプリンタ、
デジタルミシンを完備しており、材料費のみで使うことができます。
電源やwifiがあるのでノマドワークも可能。3Dプリンタの講習や、
クリエイターによるワークショップもしばしば行われています。
FLATの管理人の渡辺さんは体験の場だけでなく、ものを作る
ひとたちのコミュニティも作っていきたいと語ります。

FLATに通う主婦の方が作ったもの

宮城は昔からの伝統工芸の技術を持つ土地柄ですが、
デジタルのものづくりに興味のある人が集える
オープンスペースが出来たのはFLATが初めて。
新しい世代による、次世代のものづくり文化がきっとここから生まれることでしょう。

五大堂前の老舗店 「松島独まん」「松華堂菓子店」 日本の“いいもの”がずらり勢ぞろい。

お土産と、おいしいカステラでほっと一息

松島を代表する歴史的建造物・五大堂の目の前にある、
レトロモダンな建物。
それが、「松島独まん」「松華堂菓子店」です。

創業は、明治時代。「松華堂」として、お菓子の製造販売をしていたそうです。
その後、時代の流れとともに、食堂だったり、土産物屋だったりと
営業スタイルを変えていきました。
3年前、店舗のリニューアルとともに「松華堂」の名前を復活させ、
「松島独まん」と「松華堂菓子店」が一緒になった今のスタイルになりました。

1階は、老舗土産物店として知られる「松島独まん」。
東北を中心に、日本の“いいもの”がずらりと並びます。

「かまわぬ」とのコラボで生まれた手ぬぐい(1050円~)や
「白石木地玩具」のこけしグッズ(420円~)、
「京都香彩堂」とのコラボ「松島香」(1260円)など、
ここでしか買えないオリジナルグッズもたくさん。
どれもこれもかわいくて、ついつい時間を忘れてしまいそう。

そして、炭火で焼く手焼きせんべいや、
濃厚なのに後味がさっぱりした味わいのソフトクリームも、
松島ぶらり歩きのお伴に最適です。

2階は、おしゃれなカフェ「松華堂菓子店」。
地元産の卵をたっぷりと使ったカステラが人気で、
お店で丁寧に焼き上げられたふわふわの食感と優しい甘さのカステラは、
どこか懐かしい味わい。

お土産としてももちろん人気ですが、併設されたおしゃれなカフェで、
ドリンクのセット(650円)として楽しむこともできますよ。
観光客はもちろんのこと、地元の人たちの憩いの場にもなっていて、
風光明媚な松島の景色を眺めながら、
コーヒーやパフェを楽しむ人たちのゆるやかな時間が流れています。

カステラはお土産として購入することもできますので、
旅の思い出にいかがでしょう?

オールハンドメイドの、 町のシャツ屋さん。 「COMMUNE」

シンプルな店構えと、入り口のガラス越しに店主・久米さんが
黙々と作業されているところをみると、入るのをためらってしまう人も多い。
言わずもがな私もそのひとり。それまで何度か前を通ったことはあって、
「なんだか滋賀には珍しいかっこいいお店があるなぁ」と思っていた。
でも中をじっと見るわけにもいかず「服がある」ということしかわからないまま。

その後きっかけがあってシャツ屋さんだと知り思い切って入ってみれば、
寡黙な職人さんではなく、なんとも気さくで話上手なお兄さん。
シャツを買うだけじゃなく、話をしにやって来る人が多いのも納得。
お客さんの対応も、小さいスペースだと特にお店の人の視線が気になるけれど、
それを感じさせないフラットさはさすが。

お客さんも友達も、いろんな人がやって来る。
そんなこともあってか、いつのまにか話しながら縫えるようになったそう。
もちろん手を抜いているわけではなく、「つい自分にもできるんじゃないかな?」
と見ているこっちが思ってしまうほど、流れるようにスムーズに作業をこなしていく。
意識ではなく手が勝手に動くくらいの感じなのだそうだ。
ちょっと話をしている間に、さっきまでバラバラだったものがシャツの形になっていく。
細かい作業の連続で、それをさらりとやってしまうところは見ていてとても気持ちがいい。

決して広くはない店内で、型紙をひいて、生地の裁断、
縫製、ボタン付けまで全ての行程が行われている。
そうして話をして、作られている場所を知ることで、一着の服にとても愛着がわいてくる。

COMMUNEのシャツは、シンプルだけど細かいところにちょっとしたしかけがあったりする。
前立てがパッチワークになっていたりして、「かわいい!」というお客さんもたくさんいる。
そういうさりげない感じがくすぐられるんだなぁと思っていたら、
「そういうところもいいけど、結局は着心地やからね。
デザインで『おっ』って思って手に取ってもらえたらいいねん」
と、おっしゃっていたのが印象深かった。

はじめはセレクトショップをして、好きなものに囲まれたいと思い
「売るんやったら構造知ってたらお客さんに説明できるな」と服飾の学校へ。
その頃から一番よくシャツを作っていて、こうだったらいいなと直したりしていたそう。
ずっと飽きないし、年をとっても着られるしと、
自然とお店をするなら「シャツ」と思うようになった。

「シャツ買うんやったらあそこ行こうかなーって。
欲しいなーと思ったら思い浮かぶようになりたい」と久米さん。
「次の世代になっても、おとんがここで買ってたしここで買おか、ってなったらいいな。
今、親と一緒に来る子どもが大きくなって来てくれたらおもしろいな」

“美味しい” “心地いい”。 素直にそう感じられる大人のバー 「BAROSSA cocktailier」

岐阜にあって全国の客が訪れる「BAROSSA」。
「充足感を提供したい」と、バーテンダーの中垣繁幸さんは語る。
客は中垣さん夫妻と会話を交わしながら、穏やかな時の中で酒を嗜む。
すると、至福がここにあるのを知る。

その理由のひとつが、“美味しさ”を究めたカクテル。
代名詞の「モヒート」は、発祥や愛され方などを文献から紐解いた。
本場キューバのミント、イエルバ・ブエナを岐阜の生産者に特別栽培してもらい、
キューバのラムで仕上げる。
非常に爽やかで、サトウキビ酒の余韻が絶妙だ。

「モヒート」 1000円

常に研磨を続ける中垣さんは、
天然のものだけで組み立てる自然派カクテルや
真空調理器を用いた製法も提唱。しかし、
「日本のバーテンダーの伝統を深く追求するから、新しいこともできる」
と、軸足はぶれない。

「満足していただくためなら何にでも挑戦したい」
と、真摯に客と向き合う。そのため入店は1組3名まで。
職場からの帰路、自分を静かに取り戻したい時、世界の酒を楽しみたい時。
ここに辿り着いた幸福に、きっと感謝する。

カクテルブックにも掲載されているオリジナルカクテル「ヴェールダンス」。2000サントリー ザ・カクテルコンペティション最優秀賞。1,000円

フルーツトマトが美味しい初夏におすすめ。「ブラッディ・メアリー」 1,000円

「バーは世界中で楽しまれていて、世界中のお酒とカルチャーが融合するコスモポリタン(世界的価値観)な場所です」と語る中垣さんは、バーテンダー歴27年。世界最大のバーテンダーコンテストにおいて2年連続で日本のトップ3に選出された。欧風料理とワインを気軽に楽しめる地階の『バル・バロッサ』も経営。

人と料理と音楽と。 すべてを繋ぐ特別な場所。 「TRAVESSIA」

岐阜の夜を彩るミュージックカフェバーとして
今や全国に名を馳せる「TRAVESSIA」(トラベシア)。

「たとえば、旅先で見つけたら絶対に覗きたくなる、
そんな面白いお店にしたい」と、店長の“ノンちゃん”こと上広望さん。
その言葉通り、古い蔵を改装した店内は、どこか異国的でノスタルジック。
まさにここにしかない空間が広がっている。

2階のステージは客席のすぐ目の前。
ライブではミュージシャンと客が一体となって音楽に酔いしれ、大いに盛り上がる。
今夏、注目のイベントは「どんと祭り」。
3年目となる今年は3日間に渡って上機嫌なライブが繰り広げられる。

料理やドリンクはすべてオーダー時に代金を払うキャッシュオン式。ラザニア(サラダ付プレート)1,200円、テキーラサンライズ 600円

Information


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TRAVESSIA
トラベシア

住所 岐阜県岐阜市本町3-6-1
TEL 058-263-5557
営業時間 18:00 ~ 翌1:00
木曜休
駐車場 10台
http://www.travessia-xo.com/

Live Schedule

7/20(土)ハワイアンナイト、トラベシアコンパパーティー
7/27(土)ハワイアンナイト
8/3(土)~ 5(月)どんと祭り
8/11(日)ココロモヨヲ
8/18(日)bambi ベリーダンスパーティー
8/25(日)Final LIVE @ Travessia Nese ベリーダンス
9/20(金)Kenji Jammer
9/28(土)前野健太 LIVE
9月後半 勝井祐二(ROVO)×U-zhaan
※ライブ開始時間や料金などの詳細はお問い合わせを

多くのファン が愛する昔ながらのパン屋。 「サカエパン」

JR岐阜駅の南にある「サカエパン」。
地元で愛され続けるこの店には、途切れることなく客が訪れます。
常に50種類以上が並ぶパンの中でも、圧倒的な人気を誇るのが、あんぱん。
十勝産小豆で作ったなめらかな餡がたっぷりと詰まってずしりと重く、
年配のファンは「これぞ昭和の味」と懐かしみます。

店頭には総菜パンやデニッシュ、フランスパンなど50種類以上がずらり。

昭和22年にパンの卸しとして創業し、宅配業者向けの製造へと転向。
バブル崩壊の煽りで売上げが半減した時には、2代目の髙木康雄さんが大英断。
自宅を改装して、一般向けにパンを売り始めました。

以来、欠かさず日々の来店者数と売上げを記録。
幾度も苦境を乗り越えてきたからこそ、数字の持つ意味は大きいといいます。
真夏日や雨の日に客足がいかに鈍るか、月毎の売上げの変化はどうか。
長年のデータから生まれた独自の統計をもとに、冷静に経営を見直します。

多い日は500人以上の客が訪れ、
毎朝6時半から4000個を超えるパンを焼く繁盛店となった今も、
現状に慢心することはありません。

「人生山あり、谷ありやけど、人を大切にすれば、きっといい運がつかめる」と、
客に喜ばれることを第一に、おいしくて手頃なパンを作り続けています。

数々の新商品を生み出す3代目の芳継さん。中でも「世界初!のアイスクリームパン」は看板商品のひとつ。

1日4回、30斤ずつ焼かれる食パンは、ほとんどが店頭に並ぶ前に予約で売り切れてしまいます。

「ひやしたぬき」 のおいしい季節がやってきた。 「信州そば 更科」

「ひやしたぬき」といえば、言わずと知れた「更科」の名物。
昭和3年の創業以来、地元で親しまれ続けるそば・うどんの老舗で、
年間約22万人が訪れる繁盛店です。

昼時の店内。
ネクタイ姿の会社員が続々と入って来て、あっという間に満席。
席に着くなり「ひやしたぬき!」と声を掛けると、
ひと息つく間もなく丼が運ばれてきます。その間わずか1分足らず。

「お客さんの貴重な昼休みに、待たせるわけにはいかないからね」
と、3代目店主の水野信さん。
男性客たちは豪快にそばをすすり、食べ終えるとさっと席を空けます。
お会計は自己申告。「お客さんを信頼してますから」
と、妻の久美子さんはほほ笑みます。

混雑時には客同士が自然と席を詰め合ったり相席をしたり。人情深い老舗ならではの光景が広がります。

室鰺、潤目鰯、宗田鰹をじっくり煮て取るだしがこの店の味の基礎。
たまり醤油、ざらめ、みりんを調合した秘伝の返しを合わせてつゆを作ります。
これを、信州産そば粉をよく練った自家製そばにかけ、甘辛く煮た揚げ、
サクサクの天かす、長ねぎ、わさびをのせれば「ひやしたぬき」の完成。

「皆さんが愛してくださるこの味を変えないことが私の使命」
と、話す水野さん。母、妻、息子や娘とともに、家族で暖簾を守ります。

客の8割が注文する看板メニュー。この一杯を求めて遠方から訪れる人も。ひやしたぬき 並 650円

のど越しのよい「山かけ」や、知る人ぞ知る人気メニュー「玉子丼」もぜひ。山かけそば 750円、玉子丼 650円

左から、母で2代目の妙子さん、妻の久美子さん、3代目の信さん、長男の雄一さん。「従業員も家族同然」というアットホームな雰囲気に心が和みます。

花と雑貨が ある暮らしをさり気なく提案。 「KaraKaran*」

街なかの景色に溶け込むように、ひっそりと佇む蔦に覆われた建物。
「KaraKaran*」(カラカラン)は花と雑貨の店。
扉を開けると、白を基調とした空間を彩るシックな色合いの切り花や、
生き生きとしたグリーンが目を楽しませてくれます。

窓辺に置かれた小さな瓶、古い木箱に並んだ木の実、
テーブルに飾られた個性的な形や色の葉っぱ。
店内をあちこち眺めていると、ただ花や雑貨を選ぶだけでなく、
そのディスプレイのセンスもお手本として日々の暮らしに取り入れたくなります。

特徴のある葉物や木の実をさり気なく飾るだけで空間の印象が変わります。

階段を上ると、大きなテーブルの上に
日本製の古い器や洒落たパッケージの洋裁道具などが
小気味よく整頓されて並んでいます。

もともと花のアレンジメントにも使えるかごやバッグ、
クロスなどから取り扱いが始まった日用品雑貨は、徐々にラインアップが充実。
しっかりと吟味された石けんや茶葉、紙製品など、
リピーターが多い定番商品も多数そろいます。

大きな窓から光が差し込む2階には日用品雑貨や布小物などが整然と並んでいます。

イギリス製の裁縫道具や日本製の真鍮で作られた日用品など、シンプルで使い勝手の良いものばかり。

お気に入りの花や雑貨と出会って
家に連れて帰るときのうれしい気持ち。
大切な誰かにぴったりの贈りものを見つけたときの喜び。
そんなささやかな幸せで心を満たしてくれるこの場所を、
ゆっくりと訪れてみませんか。