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デジタル世代のものづくりを体験する
オープンな工房
「FLAT -fablab Sendai-」

おでかけコロカル|宮城編

posted:2013.7.25   from:宮城県仙台市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

コロカルニュース担当。宮城県出身。青山ブックセンター六本木店などもろもろを経て現在フリーランスのライター/エディター。好きな宮城県のおやつはけんとのクッキー。

話題の“ファブリケーション”をやってみよう

近頃注目される“パーソナル・ファブリケーション”。
レーザーカッターや3Dプリンタなどを使って、
これまでは大量生産されていたプロダクトを個人でも
作りだして新しいものづくりをしようというムーブメントです。
べストセラーになったクリス・アンダーソンの
著書「MAKERS -21世紀の産業革命が始まる」や、
テレビの番組で見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

左から渡辺圭介さん、門傳明子さん、太田一彦さん

そのムーブメントの一貫として、
誰でも使えるデジタルものづくり工作室が
世界中でブームになりつつあるのですが、
その世界的ビッグウェーブがついに仙台にもやってきました。
それが2013年4月に仙台駅前にできた「FLAT -fablab Sendai-」です。
「fabLab」はものづくり工作室の世界的ネットワークのグループで、
東北地方では初めての展開になります。
運営するのは、クリエイティブ・ラボ「anno lab(あのラボ)」の仙台支部。
仙台市「クリエイターのためのものづくり支援事業」として運営されているんです。

FLATの基本使用料は無料。レーザーカッターや3Dプリンタ、
デジタルミシンを完備しており、材料費のみで使うことができます。
電源やwifiがあるのでノマドワークも可能。3Dプリンタの講習や、
クリエイターによるワークショップもしばしば行われています。
FLATの管理人の渡辺さんは体験の場だけでなく、ものを作る
ひとたちのコミュニティも作っていきたいと語ります。

FLATに通う主婦の方が作ったもの

宮城は昔からの伝統工芸の技術を持つ土地柄ですが、
デジタルのものづくりに興味のある人が集える
オープンスペースが出来たのはFLATが初めて。
新しい世代による、次世代のものづくり文化がきっとここから生まれることでしょう。

information

map

FLAT -fablab Sendai-

住所 仙台市青葉区一番町2-2-8 IKIビル 4-1
TEL 022-797-5384
営業時間 13:30 〜 21:00
火曜・水曜休
http://flat-sendai.com/

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