記事ジャンル: 旅行
石窯で焼く、 本格ピッツァが美味しい 「TIKU-」
厳選素材で作る評判のピッツァは、
妥協一切なしの美味な1枚。
本格的な石窯で焼き上げるピザが評判の「TIKU-」。
看板メニューのピザ生地は
天然酵母や国産小麦粉、自然海塩などシンプルな素材で仕上げたもの。


そこに入手困難な岡山吉田牧場をはじめとするチーズ、
有機栽培、無農薬野菜など、
安心安全な食材使うなど、妥協のない1枚です。

築80年の建物をリフォームしたという店内は、
時の流れを感じる柱と白の塗り壁の取り合わせがセンス抜群。
注文すると渡される“おいしいピッツァの食べ方”と題されたフライヤーや、
店内に飾られたかわいい小物など、ユーモアと楽しさが溢れます。
ベビーチェアも完備されているので、
家族での旅行にもおすすめの一軒です。

information
TIKU-
住所 長野県長野市東町200
TEL 026-235-9890
営業時間
11:30 ~ 15:00(L.O. 14:30)
18:00 ~ 21:30(L.O. 20:30)
※ディナー営業は、金、土、日曜日の3日間のみ
定休日 火曜、月曜・水曜・木曜の夜(昼、夜共に食材が無くなり次第閉店)
雰囲気も最高! 松本で人気のとんかつ屋 「かつ玄」
古民家の梁、高校で使われた椅子。
木の温もりに包まれて、ちょっと贅沢なとんかつを!
昭和48年に創業した「かつ玄」は、気負いのないまちのとんかつ屋として評判のお店。
中でも人気のメニューは、7年前からはじめた「とんかつ三味定食」で、
メインのロースかつ2枚とヒレかつ、ほか2種類が付いて、なんとたったの900円。
いろいろな種類を食べたいという欲ばりさんにおすすめです。
ポリシーは、「ちょっとぜいたくをしたい時に選んでもらえる店」なのだそう。
メイン以外はおかわり自由!
低温で調理した驚愕のやわらか肉をぜひ!
150℃の低温でじっくり揚げるかつは、
店主の瀧澤功さん曰く「揚げるというより、油で煮る」。
そのせいか肉はおどろくほどやわらかくて最高です。
「とんかつ三昧定食」(900円)に添えられる、
キャベツ、ごはん、みそ汁、漬け物はお代わり自由で、
夏は夕顔の味噌汁、冬は大根の煮物や山芋といった具合に、
添え物の季節感も大切にしながら手作り。
そんな家庭の味に旅行で出合えた瞬間に、ちょっと贅沢な気分に浸れます。
美味しさの秘密は、パン粉にも!
ひと口噛んだ瞬間に、肉本来の甘みやジューシーさが口いっぱいに広がるその秘訣は、
東京での修業時代から使っているという、「味のない」生パン粉を使うからだそう。
もう少し食べたいという向きには「とんかつ四味定食」(1200円)のほか、
店定番のロースかつ定食(1600円)やヒレかつ定食(1800円)がおすすめ! です。
information
かつ玄
住所 長野県松本市大手4-9-7
TEL 0263-32-2430
営業時間 11:30 〜 14:30、17:00 〜 21:00
旧銀行を改装した 生活道具のセレクトショップ 「Orche」
生活道具や雑貨を探すならココ!
ストーリーあるアイテムが揃う場所。
2012年11月にオープンしたばかりの注目スポット「Orche」。
作り手や、使い手のモノに込められた想いを伝えつなぐ、
実用本位でシンプルなデザインの器や生活道具、古家具などを扱っています。

運営するのは、長野市の篠ノ井地区にある日本料理店「まちの円居食の団欒丸十」。
専務の久保田盛雄さんが、地元の信州大学生などの手を借り、
長いこと空き家だった旧銀行建物の改修を行ったのだとか。
旧銀行だけあってかなり広い空間で、イベントスペースを併設しています。

ちなみに「Orche」という名前は、
もともと丸十が「丸十温泉」という銭湯だったという理由からとった「桶」と、
オーケストラのように地域の人とともに奏でたいという想いから名付けられたそう。
県外からわざわざ足を運んでも訪れたいおすすめの1軒です。
information
Orche
住所 長野県長野市篠ノ井布施高田846
TEL 026-214-9745
営業時間 12:00 〜 19:00
水曜、第1・3木曜休
Facebook https://www.facebook.com/orche.shinonoi
新潟・山の家にて越後妻有の 里山のめぐみを感じる 「後の月見のめぐり花・ 秋の薬膳と気功」
新潟県十日町市松代のカフェ&ドミトリー「山ノ家」。
古民家のような外観と、洗練された居心地の
良い内装を併せ持つスペースです。
本日、この「山ノ家」にて
「後の月見のめぐり花・秋の薬膳と気功」が開催されます。
昼間は、フラワーアーティスト/造園家 塚田有一氏による、
その土地に在る草花を用いて参加者全員でひとつの生け花を
つくりあげていくワークショップ&トーク。
そして、月が昇ったらお月見を。
夜には秋の薬膳料理をいただき、明日の朝には
松代城山頂上にて朝の気功を行うという、里山のめぐみを
存分に楽しむイベントです。

"後の月見のめぐり花"とは、旧暦 9月13日に行われる、
「後の月」「十三夜」「栗名月」とも呼ばれるお月見の習慣のこと。
今年は10月17日に訪れました。
今晩はその直後、満月のタイミングでお月見を行います。
観月地には、松之山の鏡が池か星峠の棚田を予定。
今晩、「山ノ家」(朝食付き1泊4,500円)に宿泊するのも大歓迎です。
二日間のプログラムですが、お月見だけ、
気功だけなどの参加でも大丈夫!
詳細は下記facebookページにて。
そしてここでニュースです!
「山の家」のプロジェクトメンバーである後藤寿和さんが、
現在好評連載中の「リノベのススメ」
に参加されることになりました。お楽しみに!
繭蔵をリフォームした カフェ&ギャラリー 「ガルガ」
繭蔵で味わう食とアート。
ジャンルレスな展示が魅力。
繭を乾燥させる繭蔵を改装したカフェ兼ギャラリー「ガルガ」。
かつて養蚕が盛んだった頃の名残を美しく活かしたお店です。

メインとなるのは2階のギャラリーと雑貨スペース。
焼き物、布物、アクセサリーなどジャンルレスな展示が魅力。
和の雰囲気の中、堅苦しくなく
リラックスして作品を鑑賞できるだけでなく、購入も可能です。
お腹が空いたら1階のカフェへ。
じっくりと煮込まれたチキンカレーの他、
店主自らオススメする、市内の自家焙煎珈琲店「豆工房」から仕入れた珈琲もあり。
information
ガルガ
住所 長野県松本市深志3-10-26
TEL 0263-39-5556
営業時間 11:00 〜 20:00
火曜、第1・3月曜休
オリジナル調味料が美味しい! 「中国四川料理 きりん」
白を基調とした上品な内装は、
女性ひとり客の味方です!
2004年8月開店以来、着実にリピーターを増やしてきた
中華料理店「中国四川料理 きりん」。
昼時ともなれば、あっという間に席が埋まるほどの人気店です。
そのひみつは、厳選した調味料を独自にブレンドするなどして完成する、
斬新かつオリジナリティあふれる味にあり!
(あ。お値段がとっても“気軽”というのも、実は大きな理由のひとつかも)
店内は白を基調とした上品な雰囲気で、カウンター席もあり、
女性ひとりでも落ち着いた気分で食事の時間を堪能できます。
おすすめは麻婆豆腐!
リピート必至のオリジナリティ!
気になるランチの定番は見るだけで汗出る赤さの「麻婆豆腐定食」(800円)。
ひと口食べると、まずは山椒と唐辛子の
ピリっとした辛さが舌を刺激し、
その後、次第に豆板醤やひき肉の香りと甘みが口全体を
覆っていく辛さとうま味の時間差攻撃。
市販のラー油ではなく、大豆油、唐辛子、桂皮、八角などをブレンドした、
オリジナルの調味料で作られるこの麻婆豆腐、
ただ辛いだけではなく、
深みも厚みも丸みも兼ね備えた、リピート必至の美味しさ。
もしかしたら、旅行の予定を変えてでも、
味わっておきたいおすすめの一皿です。
店主の市之宮隆茂さん自ら「毎日食べても飽きないほどおいしい」と語るのは、
日替わりの料理2品とお酒が付いた「晩酌セット」。
これでお値段1300円。どのメニューも気軽な料金設定もうれしいポイントです。
information
中国四川料理 きりん
住所 長野県長野市中御所1-15-18
TEL 026-225-1519
営業時間 11:30~14:00(L.O.)、17:30~21:00(L.O.)
驚きと笑顔に出会える 中国料理店「樓蘭」
日本人の口に合う、まろやかな味わい。
家族みんなで楽しめる屈指の中華料理店。
2010年12月にオープン以来、栄村で評判の中華料理店。それが「樓蘭」。
ご主人の渡辺俊男さんによるメニューは、
日本人の口に合うように香辛料がおさえめで、最後まであっさりと食べられます。
もともとは、東京は世田谷区で27年もの間、お店を営んでいたご主人。
年を重ねるとともにスローライフを考えるようになり、
偶然読んでいた新聞に掲載されていた栄村に興味を持ったのだとか。
その後、現在の店舗があるのどかな集落の雰囲気を気に入り
移住を決定し、お店をオープン。
2011年3月に栄村を襲った地震により存続危機に陥ったものの、
周りの支援もあって4月に再開できたのだといいます。
冷たいスープと熱々具材のコラボ。
新感覚の「特式韓麺」言うことなしの絶品!
おすすめは数あれど、「特式韓麺」(1050円)はいち押し!
醤油ベースの冷たいスープに、細めの冷麺、
そして熱々の野菜炒めが組み合わさったちょっと新感覚の一皿です。
とろみがかった野菜炒めが冷麺に絡まることで熱さがやわらぎ、
つるつるとした冷麺の食感も相まって、言うことなしの絶品!
食べ進めるうちにスープの温度が変わるため、
麺や野菜炒めの食感の変化も楽しめますよ。
information
樓蘭
住所 長野県下水内郡栄村大字堺1406-1
TEL 0269-87-3095
営業時間 11:30 〜 14:00、17:00 〜 20:00(L.O.)
日曜・第3月曜休(祝日の場合は営業)
今日のグルメ: 亘理の秋といえばこれ! 鮭とイクラの合わせ技 「はらこ飯」
今日のおやつは、宮城県亘理町を中心に食べられている、
秋の風物詩「はらこ飯」。鮭の煮汁で炊いた醤油味の
ご飯の上に、脂が乗った鮭の切り身と、イクラを乗せている
郷土料理です。9月中旬から11月末までしか食べられない、
期間限定のメニューなんですよ。

亘理町内には、約20店もの「はらこ飯」を提供するお店が
あってスタンプラリーも開催されているほど。いまでは宮城県の各地ではらこ飯が
提供されるようになりました。
はらこ飯の起源は、鮭が登ってくる阿武隈川河口の
漁師たちが食べていたこのメニューを伊達政宗公に献上したところ、
大変気に入って広まったのだと伝えられています。
各家庭でも、それぞれの味付けで作られているんですよ。
私も大好きなメニューなのですが、お盆の後で年末年始前
という帰省シーズンオフなメニューのため、
なかなかありつくことができません。
この時期、宮城県にいらっしゃることがあったら
ぜひ召し上がってみてください。
北九州の「角打ち」で舌つづみ
酒屋の店先で呑むのがうまい! それが角打ちの醍醐味。
店内に入ると、お客さんはみな、思い思いの場所に立ち、
好きなお酒を好きなように飲んでいる。
つまみはパッケージで売っているさきいかやスナック菓子、
もしくは缶詰めを開けるか、簡単なできあいのものばかり。
それが北九州の角打ちだ。
角打ちとは、酒屋の一画でお酒を飲むスタイルのことで、
立ち飲み屋とは似て非なるもの。
「角打ちの文化は、もともとどこにでもあった文化だと思います」
と教えてくれたのは、北九州角打ち文化研究会会長の須藤輝勝さん。
「今でも残っている地域は、北九州のほかに、横浜、川崎、神戸など。
共通しているのは、すべて港湾工場地帯で、3交代制の勤務体系があることです。
仕事から朝帰る人は、飲み屋が開いていない。だから酒屋で飲むんです」
北九州が角打ち発祥の地というわけでもなく、
かつてはさまざまなところにあった。
なかでも港湾労働地帯としてにぎわった北九州には、
今でも200軒ほどの角打ち店が残っている。そのなかから5軒ほど訪れてみた。
開放的で入りやすい髙橋酒店。
まずはJR折尾駅から歩いて5分ほどの髙橋酒店へ。
トビラのない開放的な外観だが、大正7年創業の趣ある店内がよく見渡せる。
まだ15時だったが、すでに先客3人が酒を酌み交わしていた。
店内はもちろん、お酒の瓶や缶が並ぶ普通の酒屋さんという風情。
でも正面は長いカウンターだ。
4代目の店主、髙橋匡一さんがオススメだという
福岡・柳川の清酒「國の壽」を注いでくれた。
つまみは目の前に広がっているスナックや揚物、練り物。
こちらでは調理したものは提供せず、購入してきたものを販売している。
どれもひとつ80円から150円程度。チラシの裏紙にポンと置かれる。
前述のように角打ちは酒屋なので、飲み屋のようなサービスはない。
お客さんは、購入したお酒を酒屋の一画を借りて飲むだけであり、
「極端にいえば、お酒を売った後は客ではない」と、
お酒もいい感じですすんできた須藤さんは笑う。

角打ちは、基本的には量り売りという概念。一升瓶からコップに注ぐ。國の壽は1杯240〜260円。

カウンターのなかではお母さんも店番する。角打ちは家族経営が多い。冬になると七輪が設置されるという。
ディープな雰囲気が味わえる、いのくち酒店。
次に訪れたのは、JR黒崎駅からアーケードを歩くと現れるいのくち酒店。
こちらは酒屋スペースと角打ちスペースが分かれており、
角打ちスペースは照明も暗めで、
背後にはビールケースや段ボールがそびえ立ち、
まるで倉庫で飲んでいるような気分。この秘め事感がたまらない。
店主の井口毅さんは、酒屋エリアと角打ちエリアの中間に立ち、両方に気を配る。
まったく雰囲気の異なるふたつのスペースのギャップが面白い。
いのくち酒店では、朝、つまみ屋さんが
焼き鳥や野菜の天ぷらなどを持ってくる。
だから常連さんは店に入ってくるなり、「今日のつまみはなに?」と訊ねる。
丁寧にタッパーに入れられた揚物たちは、やはり紙に乗せて提供される。
このように角打ち店の8割以上は、おつまみは乾き物しか置いていない。
調理したものであっても、購入したものがほとんどだ。

80年続くいのくち酒店の3代目の井口毅さんが、取り分けてくれる揚物たち。ショーケースのようにきれいに収まっている。

常連さんの手元には、野菜天と柿ピーとビール。普段出会えないひとたちと話ができるのも角打ちの魅力だ。
アットホームなおかみさんが迎えてくれる、はらぐち酒店。
そんな角打ちのなかでも料理がおいしいのがはらぐち酒店。
卵焼き、しょうが焼き、魚の煮物など、
飲食業の許可を得ているので、
おかみさんである原口佳子さんの家庭料理を堪能できる。
「こだわって料理をつくりたいのよね」という
おかみさんの心のこもった料理は心底おいしい。
一方で、揃えているお酒は高級なものも多く、
それらをコップ一杯単位で安く飲める。それも酒屋で飲む角打ちの魅力。
オススメという佐賀のお酒「鍋島」は、数々の受賞歴があるお酒。
ほかにも久保田や百年の孤独など、人気の高級酒が驚きの安さだ。
小さな店内は、おかみさんのアットホームさに癒されたいひとに最適なサイズ感。
その居心地の良さからか、常連さんがいろいろな友だちを連れてきてくれるという。
「お客さんはみんないい人ばかり」と話すおかみさんのやさしい人柄に、
はらぐち酒店ファンが増加中だ。次回は取材時になかったカレーをいただきたい。

小皿はだいたい300円。卵焼きが人気。

おかみさんの原口佳子さんは、10年ほど前から角打ちを始めた。自分自身が楽しんでいる様子が、カウンター越しに伝わってくる。
クセになる酒の肴が満載、平尾酒店。
平尾酒店も上品なたたずまいのおかみさん、平尾ユカリさんが迎えてくれる。
こちらの店舗も飲食業の免許を所得しており、
調理したものを提供してくれるが、
簡単であるにもかかわらず、ついつい手を伸ばしてしまうものが多い。
「ソーセージ!」と頼むと出てくるのがこちら。
魚肉ソーセージに水にさらしたタマネギのスライスをたっぷりと乗せ、
マヨネーズとお酢をかけ、仕上げに七味とうがらしを振りかける。
たったこれだけでグッと美味しい料理になるし、盛りつけも美しい。
店内のお客さんのほとんどがこの「ソーセージ」を頼むようだ。
ほんのちょっとのアレンジだけど、平尾さんのおもてなしの心がこもっている。
平尾酒店にはテーブル席もあるが、入れ替わりが多いのはやはりカウンター。
入店してほんの10分ほどで出て行く人もいるし、
おかみさんとの会話を楽しんでいるひとも多い。
飲み屋よりも敷居の低さが魅力の角打ちは、利用目的もさまざま。
家庭に帰るひともいれば、ここから夜の街に本格的に繰り出す人もいる。

平尾酒店は、まずこのソーセージ。ジャンクなようだが、お酢のおかげで意外とさっぱりしている。おいしくてお手ごろな180円。

この道50年の平尾ユカリさん。ていねいで上品な接客に、ついつい落ち着いてしまうのだ。
本当の家庭料理が食べられる、雰囲気抜群の魚住酒店。
門司港の風情ある路地裏を進んでいくと、隠れ家のようにお店を開けているのが、
1945年からこの地に店を構える魚住酒店。
魚住酒店の名物は、おかみさんの手料理なのだが、実はこれは無料である。
本来の意味での角打ちスタイルを守り、
他店と同様に乾き物などは売っているが、調理したものは販売していない。
つまりおかみさんの料理は、魚住家のごはんのおすそわけだ。
だから前回食べたあれが食べたい、とリクエストしてもあるわけでもないし、
注文を受けることもしない。
料理は、大体勝手に出てくる。魚住酒店のサービスなのだ。
これらを肴に飲みたいのが、プライベートブランドの北九州の地酒「UOZUMI」。
八幡の溝上酒造とコラボレーションしたもので、
季節によってラベルを替えるという粋な計らいも。
狭いカウンターのみで、奥はそのまま魚住家。
現在は3代目の魚住哲司さんが後を継いでいるが、
どの角打ち店も、店主、お客さんともに高齢化が進み、店舗数は下降線。
角打ち店ができる条件としては、持ち家で家族経営であること。
飲み屋にすると、繁華街のいい立地を確保し、従業員を雇わなければならない。
それでも辺鄙なところにある角打ち店に足を運んでしまう理由は、
魚住酒店のような、家庭的なあたたかみを求めてしまうからだろう。

味のある「魚住」の看板越しに、店内は今日もお客さんで賑わっている。

おかみさんの手料理の美味しさに、レシピを訊きたくなってしまう女性が続出。
自分ならではの楽しみを見つけられるのが角打ち。
角打ちは、北九州でどのような存在であったのか。
須藤さんはこう語る。
「角打ちをしている酒屋は、多くが2代、3代と続いてきたお店です。
かつては勝手にひとの家の台所に入って、お酒を補充して、
ということをやっていた。
だからある意味では地元の名士であり、情報が集まっている場所なんです」
だからそのまちの歴史や情報に、店主は詳しい。
しかし角打ち店はサービス業ではないから、
むやみに店主から話しかけられることもない。あとは、自分次第だ。

北九州角打ち文化研究会、通称「角文研」会長の須藤輝勝さん。北九州に残る200軒程度の角打ち店のうち、130〜140軒ほど制覇している、筋金入りの角打ち通。
コミュニケーションを取りたい場合は、
1対1の人間関係を築きながら、話を深めていく。
初めてだからと臆することなく、しかし常連さんのマナーを破ることなく、
その場に溶け込んでいく。
ひとりでゆっくり飲みたいときもある。
そんなときでも角打ちは受け入れてくれる。
かつては数十秒で一杯飲んで、
升の角に盛った塩をなめて帰るお客さんも多かったという。
そもそも角打ちの語源も諸説あってはっきりしない。
文献が残っているわけでもなく、庶民の文化として継承されてきたもの。
だから敷居を高めることなく、伝統の形態に固執することもなく、
軽い気持ちで角打ちすればいいのだ。
角打ちは、いろいろなスタイルの地域コミュニケーションの場として機能してくれる。
だから安心して角打ちしに行ってほしい。
そこにいるのは、みんな同じ“のんべい”なのだから。
information
髙橋酒店
住所 福岡県北九州市八幡西区堀川町2-10
TEL 093-602-1818
営業時間 7:00〜21:00(月〜土)、7:00〜19:00(日)、7:00〜20:00(祝)
休 無休
いのくち酒店
住所 福岡県北九州市八幡西区黒崎2-7-3
TEL 093-621-2177
営業時間 10:00〜20:00
休 水曜
はらぐち酒店
住所 福岡県北九州市戸畑区中本町4-19
TEL 093-871-2150
営業時間 15:00〜19:00
休 土日祝
平尾酒店
住所 福岡県北九州市小倉北区紺屋町6-14
TEL 093-521-3268
営業時間 12:00〜21:00
休 日祝
魚住酒店
住所 福岡県北九州市門司区清滝4-2-35
TEL 093-332-1122
営業時間 9:00〜21:00
休 不定休
フォトいばらき 2013年秋季号
茨城県『フォトいばらき』
発行/茨城県
田園地帯から研究学園都市へと発展した「つくば」。1963(昭和38)年に国家プロジェクトとして、研究学園都市の建設が閣議了解されてから今年でちょうど50年、科学技術中枢拠点都市として発展してきた「つくば」の歩みを振り返るとともに、新しい未来に向けた取り組みも紹介していきます。
フォトいばらき
http://www.pref.ibaraki.jp/photoiba/
発行日/2013.9
3p.m. さんじ
葉山発 3p.m.のおやつから始まる カラフルなエシカルアクション。
色とりどりのカラフルなクラッカー。
これはすべて原料に使用している素材から出ている色だという。
色から素材を想像してひとくち食べてみる。
墨色は黒米、オレンジはニンジン、
ベージュはジャガイモ、緑はホウレンソウ、
黄っぽいのはタマネギ、赤はトマト。
国産無農薬の野菜を使用し、卵、乳製品は不使用。
野菜やスパイスなど色や栄養、口あたりなどの組み合わせを考え、
より多くの人に躊躇せずに食べてもらえるよう作られたものだ。
口に入れると、よけいな雑味がなく
しっかりと噛みしめるごとに素材のうまみが口の中に広がってくる。
おやつ以外にお酒のおつまみとしても活躍してくれそうな守備範囲の広い味。
某百貨店の通信販売でも大人気の商品だという。
このベジタブルクラッカー(以下略ベジクラ)を製造しているのは、
神奈川県逗子市にある社会福祉法人「湘南の凪」の
就労継続支援B型事業所「mai! えるしい」と
葉山町のおやつ&デリ「3p.m.さんじ」のみなさん。
これは、「3p.m.さんじ」のオーナー、横田美宝子さんが企画し、
ディレクションを行っている恊働事業だ。
こう書くと、巷でいうところの
エシカル(※地球や社会などへ貢献する消費のありかた)な商品なのだが、
現場をのぞきに行ってみると、
社会貢献的なムードかといえばそうでもなく
みなさん、黙々と製造に取り組んでいる。

「mai! えるしい」のmaiはハワイ語で「ようこそ」。えるしいは、エコロジー&ヘルシーをあわせた造語。なんでも、逗子市は和製ハワイアン発祥の地(!)だとか。「湘南の凪」の他事業所も「もやい(船と船をつなぎあわせるロープの結び方)」「凪」など、海辺のまちらしい名前が付けられている。

重さを量り、慎重に作業を行う利用者。通常8~10名が自力で通ってきており、彼らが自立をするための就労を継続的に支援するのが施設の目的だ。ベジクラの収益は利用者にも還元する。
そもそも、社会福祉法人とは、
「社会福祉事業を行うことを目的として、
社会福祉法の定めるところにより設立された法人」である。
つまり、社会福祉なので営利を求めるための団体ではなく、
就労支援事業所として位置づけられている。
「mai! えるしい」では、就労者が施設内菓子工房で作った菓子を販売しており、
他に、給食センターの部門もある。
働く人たちは、主に地域にお住まいの知的障がい者のみなさんで、
おのおのが“働く”希望を持っており、
自立と社会参加のために、ここに通ってきているのだ。
「「mai! えるしい」が立ち上がったときに、
商品づくりの指導を、ということで声をかけてもらいました。
やりとりをしているうちに、
関わる人みんながよい方向へ向ける取り組みにできる! と思い、
「3p.m. さんじ」と対等に共同経営で何かを作ったほうがよりよいと提案したのです」
というディレクターの横田さんは、「春夏秋冬お守りおやつ」や
「12星座別スイーツ」などさまざまな素材の色を
体に取り入れるお菓子を企画開発してきた。
カラフルな色使いにこだわるのは、
たくさんの栄養を体に取り入れられることにつながるから。
無理せず自然のリズムで、が横田さんのポリシーだ。

「3p.m.さんじ」のカラフルランチボックス。まずは、食材を目で楽しんで、そして辛いもの、酸っぱいもの、甘いもの、しょっぱいものなどバラエティに富んだ味わいを楽しむ。
今から2年前の2011年春、震災後の自粛ムードで
しばらくケータリングやカフェの仕事をストップしていた横田さんは、
ちょうど、ベジクラ開発に関して思索するタイミングと重なった。
ベジクラ自体は、もともとは雑穀を美味しく食べようということで
別企画で開発したものだったのだが、
障がい者の方が簡単に継続して取り組めるもの、
安心できる生産者の素材を使ったもの、
アレルギーの人でも安心して食べられるものをめざし、
卵と乳製品は不使用にして無農薬の野菜を厳選して使用することにした。

こちらは、ホウレンソウ+アーモンドの生地。素材の保存がきく、または四季を問わずに材料が手に入るといったところも、ベジクラを安定供給する大切なファクターだった。
以前からカフェのほかケータリング事業や菓子販売などをしていた横田さんは
増え続けるニーズに対する生産力が欲しかったこともあり、
ちょうど彼らの働き方とマッチする、と思ったという。
ただ、共同経営となると定期的に納品しなくてはならない。
「mai! えるしい」利用者の障がいの程度はさまざまで、
ひとつの作業だけしか行えない人、
休みながらたまに手を動かす人など、さまざま。
それに加え、利用者は「雇用されている人」ではないから
ノルマを課すことは難しい。
安定した生産ができるかどうか———— そこが問題になっているはずだ。

「トライ&エラーの連続でしたね」と横田さん(左)と顔をあわせて話すのは、「mai! えるしい」の現場監督的な立場の末木節子さん(右)。
彼らにとってルーティンワークがひとつ増えることは
健常者よりも大きく心身の負担に感じられることを
長く彼らと一緒に現場で働いてきた非常勤職員の末木節子さんはわかっていた。
なので、ベジクラ作りは「水曜日の作業」ということとし、
他の日に持ち越さないように決めた。
すると、1年くらいかけて徐々にみんなの体が順応していき、
今では水曜を楽しみに通う人もいるほどだという。
「彼らは、決定したことに対して安心して取り組みます。
自分たちが作ったベジクラが売れていくと、作らなくてはいけない。
それがやる気につながる、つまり働く意欲につながっているんですね」
と末木さん。
作業台に向かって、ゆっくりながらも
丁寧に袋に詰めたベジクラの梱包に蝶結びをしている方がいた。
細心の注意を払いながら壊れやすいクラッカーを袋に詰める……
かなり集中力のいる仕事だ。
「僕はいろんな仕事の中でこれをやるのが得意みたいです。
だから、この仕事をやるんです。
それぞれ、体力によって疲れ方が違うけど、僕は元気でこの作業ができる、
好きなことをやれるから楽しいです」と彼は言った。
所内で、彼のように自分の得意なことがわかる人は稀だが、
こねる専門、のばす専門、洗う専門、レジ専門など、
自分が「できる」仕事がどこかにある。
それを末木さんや「3.p.m.さんじ」のスタッフが現場でサポートしていくことで
週に1回、ベジクラが平均50〜60パックずつ生産できるようになった。
現在は、ベジクラのほか、地元の相模女子大学と
「3.p.m.さんじ」が共同開発した
マーガレットケーキも生産しているのだから
安定供給できるようになったと言えるだろう。

蝶結び作業が得意な千葉さんは梱包担当。ベジクラは、ホウレンソウとトマト&ペッパーが好きで、自分でも家族と食べるためにたまに買うのだそう。カラフルなものを扱う仕事は楽しいね、と微笑む。

ベジクラのパッケージは点字新聞をリユース。神奈川県座間市にある視覚障がい者福祉施設神奈川ライトハウスが製作を行う。包装紙は、利用者が自分で絵を描いたバージョンも。
今年は、ベジクラの販路が広がり、
その都度、利用者も自分の作った商品を見に行く、
販売の手伝いをするなど、外に出て行く機会も増えてきた。
「規模が大きく広がれば、課題が出てきます。
シンプルなシステム作りを心がけるため、
ほうれんそうノートを作り、指示系統は一本化。
そうすることで関わる人たちが迷わなくなりました」
事務、現場、企画のトップが常にお互いの立場を
把握しておくことでコミュニケーションミスは減っていく。
共同経営の事業が活性化していくことで
広く一般の人たちも関わるようになり、
障がいへの理解を深めてもらえるようになる。
バザーへの出店だけでなく、百貨店やスーパーへ商品を卸すことは
美味しく、力のある商品づくりを彼らと一緒にできるということを証明できる、
と、横田さんはベジクラを通して強く思ったという。

ベジクラを作る「mai! えるしい」のみなさん。横田さんや「3.p.m.さんじ」のスタッフも精神的には家族のようなつながりを持つ。
立ち上げから2年が経った現在、需要と供給のバランスの調整や、
製作に関わる人たちの意識をあわせることが課題だという。
営利組織ではないため、働く人たちの「場所」へ集まる動機や意識はそれぞれ。
障がいのある人をサポートするために工房に通ってくる人もいる。
彼らの仕事の目的が“お菓子作り”になってしまうと
それはそれで見当違いな話になってしまう。
今は問題が表面化しなくとも、これから絶対に出てくる問題と捉え、
今後、末木さんをはじめとする職員や横田さんは、
どのようなモチベーションや導線があれば、
みながより良いかたちでこの共同事業に関わっていけるかを模索中である。
「そうは言っても考えうる問題はそんなに深刻ではないと思っています。
ちゃんと現場を見つめると、意外な可能性が広がっていて、
障がいのある人が変化に弱いということは
こちらの勝手な思い込みだったこともわかりました。
どこを目標とすれば、自分の受け持つパートが
どのように機能していくのか見えてきます。
でも、それは丁寧にコミュニケーションをする中でわかっていくもの。
システム作りも重要ですが、
ひとつひとつの問題に取り組んでいく、ということが大事」(横田さん)

「3p.m.さんじ」は葉山にある。2004年秋に平塚・袖が浜にオープンし、2010年春に平塚より葉山に移転。隠れ家カフェとして、現在は完全予約制で営業を行っている。
「みんなの様子が気になるから、
本当はもっと工房に顔を出したいんですけどね」
と苦笑いする横田さん。共同事業を行う会社の社長がいると
いろいろ気になってしまうのでは、という配慮から、
週に一度だけ、顔を出すようにしている。
横田さんもまた、自分の役割を冷静に見つめながら
この事業に参加しているのだ。
食べて美味しいエシカルプロダクツ「ベジクラ」のカラフルさは
関わる人たちの色とりどりの個性でもあり、
それぞれ想像を超えた味を持っていた。
information
社会福祉法人「湘南の凪」
就労継続支援B型事業所「mai! えるしい」
生活介護事業所「もやい」から障がいのある人がスタッフとして働く就労支援事業所としてできた施設。ベジクラのほかにも、地元の素材を生かしたお菓子作りを行っている。逗子市立体育館2Fの喫茶「かあむ」では「mai! えるしい」で作られたスイーツを食べられる。
住所 神奈川県逗子市桜山9-3-53
TEL 046-887-0583
http://www.shounan-nagi.or.jp/pc/free5.html
profile
MIHOKO YOKOTA
横田美宝子
おやつ&デリ「3p.m.さんじ」オーナー/株式会社3・SUN・TREASURE代表取締役
薬膳をベースにした“自然の色を食べるカラフルリズム”を提唱し、元気に食べて社会に寄り添うフードアクションを行うフードデザイナー。「見て、食べて、細胞の満足する料理を」をモットーに、料理開発の傍ら全国各地の生産者のもとへと赴く。10月20日(日)には徳島県神山町の上一宮大粟神社で徳島県主催のフードライブを行う予定。
http://www.3pmsanji.com/
information
コロカル商店で販売中!
たくさんの反響をいただきました3p.m.とmai! えるしいが共同でつくる「ベジクラ」が、コロカル商店でも購入できるようになりました!お気軽にのぞいてみてください。
→こちらからどうぞ。
JR九州の特急 「ハイパーサルーン」が故障した 貨物列車をホームまで送り届ける!
JR九州の電車は個性的なことで知られています。
洗練されたルックスやインテリア、さらにユニークな仕掛けが満載で
電車マニアから観光客、地元の方の心を掴んでやみません。
そんなJR九州の長崎線、佐賀県の弥生が丘駅ー基山駅間で、9月21日の夜に
貨物列車の動力車の故障によって、線路上に立ち往生することがありました。
このため、他の電車も運転を見合わせることになり、
足止めをくった電車では乗客が缶詰状態に。

そこに颯爽と現れたのが、特急電車の「ハイパーサルーン」こと783系。
1988年に導入された、カラフルな座席で親しまれる特急です。
たまたま貨物列車の後ろから運行していたこの特急が、
なんと急遽動けなくなった貨物列車に連結。
後ろから押して最寄りの駅まで送り届けるという救援を行いました。
か、かっこよすぎです。
特急が貨物コンテナと動力車を押して動かすというのは
ほとんど例がないことなんだそう。
無事に大役を果たした783系さん、本当にスゴイです。
世界一の展示種数! 山形にあるクラゲの楽園 「クラネタリウム」こと 「鶴岡市立加茂水族館」
今気になるスポット。
それは山形県鶴岡市にある「加茂水族館」。
なんと展示種数で世界一を誇るクラゲ水族館なんです。
愛称はその名も「クラネタリウム」!
庄内に生息するクラゲを中心に常時30~40種を展示しています。
ほの暗い展示室に、ゆらゆらと泳ぐクラゲの幻想的な姿に
癒されること間違いなし……。
展示しているクラゲは、繁殖させたもののほかに
水族館の目の前の海から採集してきたクラゲも。
季節によって、さまざまなクラゲを見ることができるのだそうです。
ちなみに加茂水族館は、ただいま新館を建設中。
アシカ、アザラシプールのほか、
クラゲがモチーフになった建物も作られる予定。
今後が楽しみです。
※写真はイメージです。
新潟県十日町の カフェ&ドミトリー「山ノ家」にて まつだいの音にみみをすます ワークショップ
「大地の芸術祭」のメイン開催地でもある、
新潟県十日町市松代にあるカフェ&ドミトリー「山ノ家」。
イベントなども開催できる多目的スペースとしてのカフェと、
アーティストが制作のために滞在できるレジデンスを備える
この山の家で、今月28日(土)と29日(日)の二日間に渡り、
サウンドアーティストらによるワークショップと
サウンドパフォーマンスのイベント
「秋の山里でみみをすます午後と夕べ、そして朝」が開催されます。
登場するアーティストは「stilllife(スティルライフ)」。
フィールドレコーディングに基づく活動をしてきた
津田貴司と笹島裕樹が2013年に結成、始動させたユニットです。

28日は、ワークショップ「みみをすます」。
山ノ家周辺を歩きながら「音を聴く」、「静けさを聴く」、
「みみをすます」という3つの意識状態をガイドします。
いつもの散歩道でも、音に注意しながら歩くことで
驚くほど豊かな風景が広がります。
そして29日には、山ノ家近辺で簡単なレコーダーを
使って音を聴いたり、フィールドレコーディングのコツを
聞きながら実際にフィールドレコーディングを行います。
秋のまつだいの風土を、音を通して体験する新鮮なひとときとなりそう。
もちろん「山ノ家」(朝食付き1泊4,500円)に宿泊するのも大歓迎。
二日間のプログラムですが、1日のみの参加もできますし、
ライブ終了後宿泊者は温泉と夕食の手配もできます。
詳細は下記facebookページにて。
絶好の記念写真スポット! パンダ推しの和歌山県で パンダシートの電車に乗ろう
和歌山、といえばパンダ。パンダといえば和歌山なんです。
なぜなら、ジャイアントパンダの飼育数が日本で最も多い(5頭)から。
白浜の「アドベンチャーワールド」には
「パンダランド」という、パンダに餌をあげられる
施設もあったりするんですよ。
そんなパンダ推しの和歌山県では、電車もパンダ。
京都〜大阪〜和歌山を結ぶ特急「くろしお」には、
パンダのかたちのシートがあるんです。

パンダに変身しているのは、
パノラマ型グリーン車両の4号車16席の4席。
お乗りの際はぜひ探しにいってみてください。
テンションが上がる事間違いなし。
ちなみに指定席ではなく、記念写真用のシートですので
譲り合いながらご乗車くださいとのこと。
ちなみに今くろしおでは「白浜パンダキャンペーン」を開催中。
パンダシートで撮影した写真と、旅先での思い出をメッセージにして
JR西日本和歌山支社に送るとパンダのキャラクター「わかぱん」グッズが
当たります。詳細は下記Webサイトにて。
写真:はやたまブログさん、kishiko maedaさん
御所浦アイランドツーリズム
昔ながらの伝馬舟が、海の道を行く。
海上タクシーというなんだか贅沢な響きがする交通機関に乗って、
熊本県天草市の本渡港から御所浦島に向かう。
漁船を改造したような雰囲気で、
船内はエアコンが効いていて思いのほか涼しい。
しかし外に出て海風を感じたいのが、観光客の気分だろう。
その日の宿を〈はくお丸〉の船長(タクシードライバー)に伝えると、
着いた場所は港ではなく、なんと宿の目の前。
何もない草むらにぴったりと接岸し、降ろしてくれた。
満ち潮の時間帯だからできたことだという。
しかもそれを見越したかのように出迎えてくれたのは
御所浦でジオツーリズムのガイドやアイランドツーリズム、
各種イベントなどを手がけている野原大介さん。
島らしく真っ黒に焼けた肌に白い歯が映える笑顔で迎えてくれた。
島に渡る交通手段から早速、旅情をくすぐる御所浦島は、
本土から橋がかかっていないので、
島に渡るにはフェリーや海上タクシーなど、必ず船に乗らなくてはならない。

海へせり出したナダラ(網洗い場)は、子どもたちの格好の飛び込みスポット!
御所浦島はかつては港が整備されておらず、
大型の運搬船などが接岸することができなかった。
そのときは少し沖合で停泊し、
そこから陸地までをつなぐ輸送用のはしけ船として
伝馬舟(てんません)※注1が活躍していた。
伝馬舟とは、櫓で漕ぐ小さな木造の舟。
昭和40年頃までは、運搬以外にも簡単な漁や、
集落間の移動など、島民の一般的な足として使われていたが、
港の整備が進み、船の性能が上がっていくにつれて、その姿を消してしまった。

伝馬舟が木造であることがよくわかる。
失われていく伝馬舟をそのままにしてはいけないと復活させたのが、
御所浦アイランドツーリズム推進協議会。
「子どものころは普通に乗っていましたし、
自分の子どもを伝馬舟に乗せて釣りなどに出かけていました」
と話してくれたのは、伝馬舟復活の仕掛け人である三宅啓雅さん。
今でも橋が渡されていない御所浦にとって
“舟で渡る”という行為は、残しておくべき貴重な文化だろう。

野原大介さん(左)と三宅啓雅さん(右)。
野原さんは、2004年の〈ざぶざぶ 海の道〉という
伝馬舟のイベントのお手伝いで初めて御所浦を訪れた。
かつては島内の移動も、隣の島へも、
数キロだったら伝馬舟が活用されていたという。
それは島だけが持つ独自の経路。その“海の道”を辿るイベントだ。
御所浦は不知火海という内海に浮かび、しかも入り江が多く、
海なのにほとんど波がない凪状態。
だから伝馬舟のような小さな舟でも、子どもの力でも進むことができたのだ。
静かな海と森に、動力のない小舟がゆっくりと進む姿は落ち着く光景だ。
現在、個人所有として島に残されていた3艘を譲ってもらい、
5年前に新たに作られた2艘を加えて、5艘の伝馬舟がある。
パッと見は、公園の池などにあるボートのようだが、
前方がぽってりとして横幅があるのが特徴で、
安定感があり荷物の運搬などに向いている。しかし、櫓が1本しかない。
船体の後方に飛び出ている金具に、櫓にあるくぼみを上から乗せるだけ。
固定はされていない。
実際に漕いでみると、真っすぐゆっくり進むことは割とすぐにマスターできた。
しかしちょっとスピードを上げようと力を入れてみたり、
方向転換をしようとすると、
無駄な力が入ってすぐに櫓が金具から外れてしまう。

息を合わせてエンヤコラ。腰の入った力強い漕ぎ手です。

このように、櫓は小さな金具に乗っているだけ。ここを外さないようになると上達への道が開ける。
「現在50代後半のひとたちは、
復活した伝馬舟をすぐに操ることができましたよ。
“30年ぶりに漕いだ”なんていいながらも、体が覚えているんですね。
子どもも吸収が早いから、すぐに体で覚えます。
なかなか漕げないのは、30代40代ですね」と苦笑するのは30代の野原さん。
「50代のひとたちは今でも伝馬舟を漕ぐことができるので、
子どもたちにすぐにでも教えることができます。
伝馬舟というものが、櫓こぎとともに、かつての島文化を
世代を越えて伝えるコミュニケーションツールになるんです。
そういった関わりから、
地域の中で伝馬舟に新たな価値が生まれることを目指しています」
野原さんや三宅さんが目指しているものは、外からお客さんがたくさん来て、
それで地域が潤うといういわゆる観光が目的ではない。
「地域で物語を共有していかないと、
“地元のために何かをしよう”という思い入れを持つことのできない、
のっぺりした地域になってしまうと思います」

伝馬舟に乗っている最中、友だちを発見。このまま上陸し、友だちと遊びに行ってしまった……。まさに伝馬舟が普段の足となった瞬間!
また、野原さんは〈御所浦.net〉というウェブサイトも運営している。
これも「観光情報サイトではありません」という。
「御所浦を出たひとが見て、楽しめるものにしたい。自分の生まれたまちが、
こんなところだよと友だちや周囲に伝える手段にもなってくれると思います」
東京や沖縄など、いろいろなところで地域活性の活動をしてきた野原さんだが、
次第に御所浦にいる時間が長くなってくる。
無論、御所浦で伝馬舟にかける思いは、地域での目線なのだ。

島の生活をまるごと感じ取れる民泊。
御所浦アイランドツーリズム推進協議会の活動としては、
〈民泊〉も、面白い取り組みのひとつ。
多くは修学旅行のプログラムで、御所浦の民家に5、6人ずつ学生が宿泊する。
御所浦にはこの民泊受け入れの民家が20軒ほどあり、
それぞれは観光業に従事しているわけではないごく普通の民家。
だから、宿泊中にどんな体験をして、どんな食事が出るのか、
各家庭によってさまざまだ。その内容を強要することもしない。
魚釣りに行ったり、磯遊びをしたり、時季の野菜を収穫したり。
島だけあって、食事は海産物が多い。一緒に料理をすることもある。
魚を捌いたことがない都会の子も多いので、大騒ぎだ。
それでも受け入れ側は、普段のまま接してくれる。
方言丸出しで、気兼ねはしないが、温かく迎えてくれる。
「親戚の子が遊びにきたような感覚で、
家族同然に接している」と民泊の様子について話す野原さん。
いつも通りだから新たな経費がかかることもないし、
島のリズムにお客さんが溶け込んでいくのだ。

なんと化石がとれることでも有名な御所浦。子どもたちもハンマー片手に夢中になって化石探し。気分は考古学者だ。

すると不意にプテロトリゴニア プスチュローサの化石をゲット!
野原さんは、御所浦で活動している目的として
「魚をおいしく食べ続けるため」という冗談みたいなことをいうが、
野原さん独特の言い回しであり、目は真剣だ。
これには地域づくりに対しての、野原さんのひとつの哲学が込められている。
「いわゆる地域づくりとして今流行っている方法をそのままやれば、
なんとなくいいことをやったよねと評価されるかもしれませんが、
それで意味があるでしょうか?
僕が勝手に決めたいいまちの姿は、
このまちのひとにとっていいまちではないかもしれない。
だから、少なくとも僕を含めて御所浦の人が
おいしく魚を食べ続けることができる地域の関係というのは、
どういうものなのか考える。そこからスタートすべきだと思うのです」
地域づくりには答えなんてない。
まずは“魚がおいしい”という
多くのひとと共有できそうな日常的な価値観で合わせていく。
これはよそ者であることを強く認識しているからこそ。
「先のことはわからないから、この地に骨を埋めるとは言いたくない」
というが、“そんな無責任なことは軽々にいえない”という思いを感じた。
ただし「これから先、ずっと御所浦を応援していく」ということは宣言した。
御所浦のためには、東京で活動していたほうがいいという場合だってあるだろう。
かつてはちょっと遊びに行くにも、伝馬舟が使われていた。
そこには島のひとには見える海の道があった。
伝馬舟、民泊、漁業などをつなぐ御所浦の道を見据え、
野原さんは櫓こぎのペースで進む。それが御所浦のリズムに合っている。
注1:御所浦アイランドツーリズム推進協議会では、伝馬舟を「てんません」と読ませていますが、「舟」は常用では「せん」と読みません。しかし小舟のイメージから「舟」という漢字を充てています。

information
御所浦アイランドツーリズム推進協議会
住所 熊本県天草市御所浦町牧島219-2
電話 0969-67-1080
profile
DAISUKE NOHARA
野原大介
1980年生まれ。千葉県出身。2013年8月現在、熊本県天草市御所浦町に在住。 数か月から1年程度のスパンで、首都圏と天草市御所浦町や沖縄県沖縄市などにそのつどその地にある仕事を請けながら暮らす。請け負う仕事はデザインやワークショップ、イベント、事務局などその時々で異なる。御所浦町では、御所浦アイランドツーリズム推進協議会で民泊事業の受け入れやイベントのサポートから、デザイン業務、伝馬舟(てんません)インストラクターなどを行う。ここ数年は御所浦町を中心に活動している。
御所浦.net:http://www.goshoura.net" target=
倉敷味工房と平翠軒
添加物を使わない、誠実なソースだれの商品づくり。
岡山県倉敷市。風情あるまち並みが残る美観地区を通り抜け、
歩いて15分ほどのところにある、倉敷鉱泉。
昔ながらのラムネを製造してきた創業103年の老舗だ。
なまこ壁が凛々しい蔵を改装したという工場の事務所には、
グリーンのラムネ瓶がたくさん並んでいた。
その隣にあったのは、数種類の調味料の瓶。
ポン酢やウスターソース、デミグラスソースなど商品が並ぶ。
実は、こちらの会社のもうひとつの顔が、
こだわりのソースやたれをつくる倉敷味工房という調味料メーカー。
数年前に爆発的ヒットとなった「塩ぽんず(630円)」の生みの親だ。
高知産のゆずと塩がベースのシンプルな味わいに今もリピーターは絶えない。

いつ見ても、懐かしい気持ちになるラムネ瓶。

塩の次は味噌というラーメンの発想で生まれた「味噌ぽんず(735円)」。地元ファンも多いという岡山県の「まるみ麹」の無添加の味噌を使った風味豊かな1本。
倉敷の美観地区に店を構える、食のセレクトショップ・平翠軒でも
倉敷味工房の商品を複数取り扱っている。
平翠軒は、全国から取り寄せたおいしいもの、ストーリー深い食品を扱う名店。
ちなみに、店主の森田昭一郎さん(メイン写真左端)は、
この倉敷味工房がこだわりのソースやたれをつくることになったきっかけの人。
「おいしい焼き肉のたれがほしいと言われたんですよ」
と言う倉敷味工房の石原信義さんに対して、
「うまい焼き肉を食べるには、うまいタレが必要です。
平翠軒で扱いたいと思っても、なかなかこれっ! というものが無かったんです」
と森田さん。ふたりは、同じ大学の先輩と後輩。
商品の相談は、いつも共通の趣味である海釣りへ向かう車中だったという。
「あーでもない、こーでもないと話していましたね」(信義さん)
「でもそんなときこそポッとヒントが浮かぶんだよ」(森田さん)

「いくら売れた商品があってもね、同じものをつくり続けるだけじゃなく、新しい商品を開発していくのは面白いですね」と倉敷味工房の石原信義さん。
もともと信義さんは、ジュースを瓶詰めする設備を生かして、
業務用のソースをつくったりしていたが、
「たいていのメーカーは、○○エキスっていうのを入れるんです。
成分表示にもよく書いてありますが、それが一体何かわからないですよね。
自分がつくるものは、ちゃんと説明できるものをつくりたかった」
そこで最初につくったのが、ウスターソースそして、焼肉のたれ。
それが売れたので、
ドレッシング、デミグラスソースなどをつくり始めたのだという。
料理人ではないから、商品開発は、いたってシンプル。
試作は家庭のお母さんがするのと同じように料理本を見ながら。
実際の商品でも大型の釜で1度に大量につくると、
味に深みがなくなってしまうから小さい72Lサイズの釜で、複数回くりかえす。
大量の野菜を刻み、手間を惜しまず、手順に忠実に手づくりする。
ときにはフライパンでつくることもあるという。

事務所の本棚には、家庭にありそうな料理本が並ぶ。
「例えば、ウスターソースの場合、新鮮な野菜に徹底してこだわります。
仕入れは、近くの市場でそのとき一番おいしいものを選ぶ。
その何十キロという量の野菜をひたすら刻み、
その野菜の煮汁に、香辛料を入れて炊く。
材料は野菜と香辛料の他にはくだもの、
砂糖、塩、酢、それに、色付けのためのカラメルだけです。
野菜本来のうまみをきちんと出せれば、旨味エキスはなくても大丈夫なんです」
と、息子の信太郎さんがつくり方を説明してくれた。
しかし、そのためには、手間と時間がかかる。
寝かせる期間も含め、
2週間くらいかけて倉敷味工房のウスターソースはでき上がるという。
「それがうまいんです。おれはあんたのところのウスターしか使わんからね。
ありとあらゆるウスターソースを使っても、結局これに戻ってくるんだよ」
と森田さんが話すように、倉敷味工房の調味料は、リピーターが多い。
毎日食べたい家庭料理のようなやさしい味わいがそうさせるのかもしれない。

冷蔵庫から出てきたのは、高知から直接取り寄せているという大きな生姜。

主な材料は トマト、りんご、玉ねぎ、人参、セロリ、にんにく、生姜。味付けには化学調味料、天然調味料、各種エキス類を一切使用していないウスターソース本来の豊かな味わいの「美和 ウスターソース(420円)」。
どれだけ商品が爆発的に売れようとも、素材を厳選し、
数を限定し、手づくりにこだわってきた信義さんと信太郎さん。
「原材料の仕入れを増やせられなかったということがひとつあげられるんです。
果樹であるゆず等は、年に一度の収穫ですから
年間のうちの仕入れる量を取り決めているんです。
特に塩ぽんずは、『高知のゆず』とラベルに産地を書いてしまいましたから、
足りないからといって他の産地のものを混ぜるようなインチキはしたくなかったですね。
それに、たくさんつくって、その販売経路を考えていくよりは、
うちの商品を好きなお客さんに届ける回数を増やしていくほうが、
全体的にはプラスになるんだろうなって思うんです。
たくさんつくってたくさん売ることを目的とするのではなく、
本当によいものだけをつくりながら、細々と続けていくほうが、
自分たちには合っているんですね」(信太郎さん)

信太郎さんが着ているTシャツは、倉敷鉱泉ラムネ製造100周年記念でつくったマチスタの赤星さんがプロデュースしたもの!
とくに倉敷鉱泉は、従業員の半分が家族。
家業にとっては、「続ける」ことのほうが大切なときがある。
「だから、今後の目標はと聞かれれば、
家族、社員みんなが健康であることですね」と信太郎さんは微笑む。
「それが、家業と企業の違いかもしれませんね」と森田さんも言葉を続けた。
森田さんもまた、平翠軒という店を切り盛りする一方で、
代々続く、森田酒造3代目という家業を担う立場のひとりでもあるのだ。
地元に根付いてきた家業を担うからこそ、理解できる関係。
そしてそれに甘えることなく、ふたりが目指したのは、「誠実なものづくり」。
いま、その思いは息子の信太郎さんにも受け継がれている。
倉敷という土地で、ゆるやかに、そして誠実に、
これからも倉敷味工房は続いていくのだろう。

倉敷味工房の作業の様子。

自家菜園をはじめた信義さんが、自分でつくった野菜をもっとおいしく食べたいとつくったという「味噌炒めの素(525円)」と、試食した人たちから絶大な人気を博した「炒飯の素(525円)」は最近の新商品。
information
倉敷味工房/倉敷鉱泉株式会社
住所 岡山県倉敷市美和2-7-17
電話 0120-21-6020
http://www.kurashikikousen.com
>>この記事に登場した「平翠軒」にもコロカルは訪ねました!
その様子は別冊コロカルでくわしくどうぞ!
古書店「正午の庭」は、 偏りある尖ったセレクトが魅力!
アングラ、サブカル系に特化した、
異彩を放つサイケ空間。
「正午の庭」とは、'80~'90年代の日本で数少ない、
サイケデリック・バンド「WHITE HEAVEN」の楽曲のひとつ。
そのイメージ通り、店内はアングラ、サブカル関連の書籍や
アートブック、ガロ系漫画のほか、
'60~'70年代を主としたサイケデリック・ロックのレコードやCDなど、
かなり尖ったセレクトが特徴です。

商品のほとんどは店主の私物!
オープンするのは週末のみ。
昔から変わった音楽や本が好きだったという店主は矢崎翔太さん。
なんと商品のほとんどは、矢崎さんの私物なのだとか。

近隣に好みの書店やレコード店がないことを嘆き
「だったら自分でつくってしまおう」と、
階下にある「カフェタック」の移転オープンと同時期に開店したのだそう。
「冷やかし大歓迎。情報交換の場にしたい。
何かをやりたい人を吸い寄せる装置のような店でありたい」とのこと。
平日は別の仕事をしている矢崎さん。
オープンは週末のみのため、旅行で訪れる際はホームページで営業日のご確認を!

information
正午の庭
住所 長野県諏訪郡下諏訪町御田町3158カフェタック2階
TEL 090-9354-8217
営業時間 14:00 〜 18:00
土曜・日曜のみの営業
http://shogononiwa.blog129.fc2.com/
額縁屋+ギャラリーの アートスポット 「FLAT FILE」
このギャラリーショップで愉しめるのは、
オーダーメイドの額縁と長野のアート。
大正時代以前に建てられた長屋を改装し、
“額縁屋+ギャラリー”としてオープンした「FLAT FILE」。
ショップ併設の工房ではオーダーメイドのフレームを注文することもできます。

オーナーのモリヤコウジさんによるセンスと技術でうまれるフレームは、
その中に飾られる作品が、とても活きるような気がするから不思議です。
また、ギャラリーでは、主に長野で制作活動するアーティストの展覧会を中心に、
定期的に個展も開催しています。
長野にゆかりのあるアーティストによるグループ展「Nagano Art File」も、
年に一度の恒例となっているそう。
2013年3月からはポストカードなどのオリジナルグッズを販売するショップもスタート予定。
アート好きには目の離せないスポット。
旅の道中にぜひ訪れてみてください。

information
FLAT FILE(ギャラリー)
住所 長野県長野市桜枝町883
TEL 090-9359-6167
営業時間 10:00 〜 17:00
月曜・火曜・水曜・日祝休
http://flatfile.jp/
自家焙煎のコーヒーが至福! 「珈琲館モカ」
マスターがこだわってセレクト、焙煎した豆を使った珈琲が味わえる喫茶店。
珈琲好きの間では、名店との呼び声も高く、
旅の途中にぜひとも訪れたい場所のひとつです。
マスターのこだわりを、
舌と心で感じられる場所。
好みの豆を挽いてもらい、持ち帰ることも可能です。
アンティークのオールドノリタケのカップ、磨かれた銅のポット、
照明を落とした店内、いつも謙虚なマスター……。
長い間変らずに保たれているクラシカルな空間は、気持ちを落ち着かせるにぴったりの1軒です。
佐渡の大スター、コブダイの 弁慶&ゴルにお別れ。 &かわいいお焼きの 「こぶちゃん焼き」
新潟県の佐渡といえば、美しい海でダイバーに人気のスポット。
そんな佐渡の海で、ひときわダイバーに親しまれている魚が
「コブダイ」。その名の通り、頭部に巨大なこぶが突き出す独特な容姿のお魚です。

佐渡の海といえば、有名なボス・コブダイの「弁慶」が君臨していました。
弁慶は体調1メートルを越す巨体を持ち、20年もの間、佐渡の岩山の
メスたちを独占してきたのです。そんな弁慶の20年来のライバルが「ゴル」。
体力の衰えてきた弁慶に、ゴルが「顔面対決」で挑むというドラマが去年まで
繰り広げられてきました。彼らの大迫力の攻防は映画「オーシャンズ」や
NHK「ダーウィンが来た!生き物新伝説」でも取り上げられて有名に。
毎年彼らのもとを訪れるダイバーも多かったのだそうです。
ところが先月、「弁慶」「ゴル」ともにお亡くなりに。
老衰と見られており、盛大なお別れ会も開かれました。
現在、佐渡では新ボスや他のコブダイを育成中だそうなので、
今後の佐渡の海も楽しみです。
海に行けない方、遠方の方は、佐渡の素材にこだわった
コブダイのお焼き「こぶちゃん焼き」をどうぞ。
こぶちゃん焼きは通信販売も行っています。
ツリーハウスに泊まれる! 「北軽井沢スウィートグラス」
キャンプ場のシンボルは、
ブランコや薪ストーブなど遊び心満載!
浅間高原にあるオートキャンプ場「スウィートグラス」。
その敷地内にある「ツリーハウス・フォレスト」と名付けられた
宿泊施設が、最高なのです。
約2mの高さに建てられたツリーハウスが木立の中で
ずらり居並ぶそのさまを眺めた瞬間に、子どもの頃に憧れた
「基地」を手に入れた気分に浸ってしまう人も少なくないはず。
薪ストーブで暖まったり、
ハンモックに揺られながら夕焼けに染まる西の空を眺めたり。
デッキには屋根が付いているので、
お天気の心配とは一切無縁で
BBQを楽しめるというのもポイントです。
遊び心満載。子どもにも大人気な、
ツリーハウス群のシンボルも、ぜひ!

その名は「ツリーハウス・マッシュルーム」。
2005年の完成以来、
子どもの遊び場の隣につくられた場内のシンボル的な存在です。
天然の曲り木を利用したらせん階段の手すりや、
きのこのようなデッキの屋根のほか、
ブランコ、木製のウェルカム・アニマル、室内の薪ストーブなど、
至るところに遊び心が見え隠れ。
土台のカラマツの丸太は制作の3年前に切り出されたもので、
寒い雪のなか何日もかけて皮をむき、防腐塗装したそう。
information
北軽井沢スウィートグラス
住所 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
TEL 0279-84-2512
宿泊料金 1泊14000円〜(定員5名)
http://sweetgrass.jp/
山梨県北杜市清春芸術村の ツリーハウス「茶室 徹」
サブカルな背景ありのツリーハウス!
同敷地内には歴史的な名建築も!
あの細川護煕元首相の別荘の茶室を設計したことでも有名な建築史家、
藤森照信先生が手がけたツリーハウス、それが「茶室 徹」。
ホストツリーは樹齢80年の檜の木で、高さは地上約4m、室内は1.7坪。
茶室の命名は作家の阿川弘之氏によるものだそう。
また、屋根の銅板や壁の漆喰は「縄文建築団」のメンバーで、
赤瀬川源平氏、南伸坊氏、林丈二氏らが手伝ったというなんとも贅沢なツリーハウス。
サブカルチャー好きにはたまらないおすすめスポットです。
名建築や絶好の景観も!
同敷地内にはギュスターヴ・エッフェルが設計した「ラ・リューシュ」、
谷口吉生による「清春白樺美術館」「ルオー礼拝堂」、
吉田五十八による「梅原龍三郎のアトリエ」など、
歴史ある名建築の数々が。見学は外部のみ可能とのこと。
周囲は桜の名所としても有名で、
八ケ岳や南アルプス連峰もよく見える絶好のロケーション。
information
茶室 徹
住所 山梨県北杜市長坂町中丸2072 公益財団法人 清春白樺美術館
TEL 0551-32-4865
営業時間 9:00~17:00(外観のみ鑑賞可能)
月曜休
















