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岐阜におでかけ
フォトいばらき 2013年夏季号
茨城県『フォトいばらき』
発行/茨城県
徳川光圀によって始められ、約250年の歳月を経て完成した大歴史書。徳川光圀が編さんを指示した『大日本史』は、多くの人たちに受け継がれ、明治39年に全てが完成するという、実に壮大な過程を経て完結した歴史書です。これまでの日本の歴史をまとめ上げ、のちの歴史学や幕末の尊王思想にも影響を与えた大歴史書と、その完成を夢見た光圃の思いを解き明かします。
フォトいばらき
http://www.pref.ibaraki.jp/photoiba/
発行日/2013.7
明治創業の和菓子店の シンプルな銅羅焼「黒川製菓」
手焼きにこだわり、家族で守るやさしい味。
八代城址から車で約5分、歩いて約15分ほどのところにある「黒川製菓」は、
明治末期に創業した老舗の和菓子店。先代がはじめた銅羅焼きが評判になり、
今では銅羅焼専門店として知られるように。
手のひらサイズの小さな銅羅焼は、ふわっとやさしい生地の食感とほんのり香ばしい風味。
粒をのこして練り上げた餡のほどよい甘さが三位一体となって、
一度食べたら忘れられないおいしさです。
シンプルに作られるものであるからこそ、焼き上げの時間や配合など、
ちょっとしたさじ加減で味わいは大きく変わります。
季節や日によって異なる温度や湿度の変化に応じて粉の配合などを変え、
焼き目をつけていく様子はまさに職人技。
「年中変わらぬおいしさにできるのが手作りの良さであり、難しさでもあります」
と、5代目の黒川健作さんは話します。
家族で守りつづける、やさしい味を是非ご堪能ください。

小さな銅鑼焼(どらやき)は1個95円、小10個入り1150円。

小麦粉や砂糖、重曹など、使う材料はすべて国産。
熊本の奥座敷で、 ゆったりとした時間を。 旅館 ややの湯
美人湯と名高き、いで湯に浸かる。
小野小町の産湯伝説で知られる「小野泉水公園」をはじめ、
漂泊の俳人 種田山頭火に縁ある「味取観音堂」など、
歴史・文化的史跡が数多く残る熊本市植木町。
豊かな田園を潤す合志川の清流沿いには、約10軒の温泉旅館が軒を連ねています。
植木温泉の開湯は明治28年。触れたそばからしっとりと肌に馴染むその湯は、
“美人湯”あるいは“玉の湯”とも称され、老若男女に愛される温泉地のひとつです。
熊本市中心部にも近く、熊本県北部エリアへのアクセスが便利なことから、
足繁く通う常連さんも多いといいます。
旅館 ややの湯は、専用露天風呂を備えた客室が6つという、プライベート感を重視した温泉宿。
サウナ付きの大浴場や露天風呂のほか、
事前に予約すれば食事と休憩付きで客室露天の日帰り利用も。
館内にある、ユニークな足湯居酒屋もおすすめです。
ほかにも、離れの客室を備える旅籠屋や24時間楽しめる湯、
味自慢の料理宿に、貸し切り湯を有する湯宿など、
思わずハシゴしたくなるような個性あふれる宿の数々。
その人気を支えるのが、女将たちの心づくしのおもてなしです。
宿泊も日帰り温泉も気軽に楽しめるこの一帯。
日頃の喧噪を忘れるような、やさしい時間を満喫できます。

やっぱり、地元食材をお買い物! 郷土料理も楽しめる「鹿央物産館」
地元の元気なお母さんたちがつくる、あたたかい郷土の味。
のどかな里山の風景に、ポツンとあらわれる小さな建物。
こちらは、地元でとれたての農産物と、
それを使った手づくりの加工食品を取り揃える「鹿央物産館」です。
この物産館の目玉は、地元のお母さんたちが研究に研究を重ねて手づくりしている加工食品。
特に鹿央味噌加工部の手づくり味噌は、麹から独自のものを使うこだわりぶり。
レストランでは、この手づくり味噌をつかった、熊本の郷土料理だご汁も堪能できます。
地元の田んぼで栽培されているという古代米(黒米)の粉末を練り込んだ“だご(団子)”は、
やわらかい食感を出すためにひと晩寝かせているとか。
干し椎茸といりこ出汁、たっぷり野菜の滋味、そして香りの高い味噌で、
肉を使っていないのにコクのあるおいしさに!

名物の「だご汁定食」はおにぎりや漬物、小鉢も付いて、700円。
「おいしいものを食べてもらいたい」という地元のお母さんたちの情熱と愛情がこもった、
ホッとするやさしい味わいです。
買い物にもランチにも、鹿央を味わうならまずここへ。
小さいながらも、地元愛がギュッとつまった物産館です。

まろやかな甘さのある味わいで、香りが抜群によいと評判のお母さんたちの手づくり味噌。リピーター続出の人気商品です。〈鹿央味噌 米麦あわせ〉640円(750g)。
阿蘇のカルデラで乗馬体験 「エルパティオ牧場」
乗馬と食と宿泊が揃った、牧場リゾート。
阿蘇のカルデラをちょっと違った視点から楽しみたいなら、
乗馬体験ができるエルパティオ牧場。
天候のいい日は阿蘇五岳と久重連山、さらには祖母傾連山と、
日本百名山のうち3つを同時に見渡せる希有なロケーションが魅力です。
谷間の草花を愛で、散歩する感覚でライディングを楽しめるコースをはじめ、
阿蘇の大地を肌で感じる乗馬コースは全8種。
周囲4kmの起伏に富んだ丘陵を走る外乗コースでは、
はるか向こうに息をのむ絶景が広がります。
また、敷地内にはアメリカのダイナーを意識したレストランや、
離れ風のロッジ、コテージといった宿泊施設も完備されています。
こぼれんばかりの星が瞬く、夜の風景もまた格別。
「さえぎるものがないこの地では、初夏から11月頃まで天の川が見えるんです」と、
代表の久田さん。泊まり込みで乗馬をマスターできるファームステイも人気です。

旧洋裁女学校の校舎を利用した カフェ・ギャラリー「etu」
こんこんと湧水がわくスポットで一息。
名水百選に数えられる水源や、知る人ぞ知る穴場の名水地など、
阿蘇には数多くの湧水スポットがあります。
阿蘇の暮らしを語る上でなくてはならない湧水を、もっと多くの人に親しんでもらおうと
約20年前から一の宮町でスタートしたのが「水基巡り(みずきめぐり)」という取り組み。
“水基”は、水が出るもと、すなわち水飲み場を表す言葉で、
阿蘇神社の門前町界隈に並ぶ商店街にある湧水が“水基”として通り沿いに構えられ、
通りを歩く人も自由に阿蘇の湧水にふれることができます。

阿蘇神社の門前町を中心に、32の水基が点在する。「水基によって、水の味が違う」なんて声も聞かれる。
一の宮の水基「神悦泉(しんえつせん)」「龍命泉(りゅうめいせん)」がある敷地に、
カフェ・ギャラリー「etu(えつ)」はあります。
1902年につくられた旧洋裁女学校の木造校舎をリノベーション。
店内には、アンティークの器やアクセサリー、ボタンといった雑貨が並んでいます。
窓の外には、清らかなせせらぎに根を下ろすクレソンや、季節の野花が咲くお庭。
美しい水音に耳を澄ませながら、湧水でいれたコーヒーや、ケーキセットなどを味わえば、
時が経つのも忘れてしまいそうです。
阿蘇で人気の「ヒバリカフェ」
阿蘇のおいしさを凝縮したホットドッグ!
旧阿蘇農業高校の実習でつくられていたレシピをそのままに、約40年もの間、
地元の人に親しまれてきたハム・ソーセージを、手間ひまかけてつくっている「ひばり工房」。
そのウインナーを使ったオリジナルのホットドッグを提供しているのが、
阿蘇五岳を一望できる「ヒバリカフェ」です。
阿蘇の湧き水とオリジナルブレンドのスパイスや天然塩でつくりあげたウィンナー、
そして地元のパン屋さんから仕入れているパン、阿蘇産のケチャップとあか牛のミートソース、
メイドイン阿蘇づくしの「ヒバリドッグ」。
パリッとひと口食べると、ふわっと広がるウィンナーの薫りに、
酸味のあるフレッシュなミートソースがからまってこの上ないおいしさです。
阿蘇に遊びに来たなら、ランチに立ち寄ってみてはいかが。

美肌の湯で知られる 人吉温泉 芳野旅館
城下町で、なめらかな湯と人情に触れる旅を。
相良藩の城下町として栄え、その風情ある街並みから“九州の小京都”とも呼ばれる人吉。
まちのなかを東西に流れる球磨川の周辺には、
温泉宿のほか、20数軒の公衆温泉浴場が点在しています。
一帯には約50もの泉源があり、
それぞれの温泉場が異なる源泉の湯を掛け流しで提供しているというから、驚くばかり。
その湯はどれもなめらかで、美肌を意識する女性にも人気です。
古くからある公衆浴場などでは、妙齢のご近所さんが
「もう数十年も、ほぼ毎日入りにくるよ」などと声をかけてくれることも。
今も昔も変わらず、住民の日常を支えているということ、
それも人吉温泉の魅力のひとつといえるでしょう。
芳野旅館は、料亭を改装し、明治42年に創業した温泉旅館で、国の登録有形文化財。
日本×西洋建築の4つの建物や300年超の池泉式中庭、一室毎に趣の違う部屋など、
一朝一夕には生み出せない魅力が満載。露天岩風呂は日帰り利用もできます。
周辺には球磨焼酎や山の幸などの食事処、人吉の歴史文化を体感するスポットも。
茅葺きの楼門や本殿など、5棟の社殿群が県内初の国宝に指定された「青井阿蘇神社」では、
雄姿を眺めるだけでなく、ここを拠点に人力車での散策なども楽しめます。
2~3月は、『人吉球磨は、ひなまつり』や『人吉梅まつり』といったイベントも目白押し。
アニメ『夏目友人帳』の舞台として注目のスポットもあり、幅広い楽しみ方ができる温泉地です。

歴史をリアル体験!? 桜の馬場 城彩苑 「歴史文化体験施設 湧々座」
熊本の歴史をひも解く、エンターテインメント空間。
九州新幹線全線開業に合わせ、2011年3月5日にオープンした「歴史文化体験施設 湧々座」は、
“体験”をコンセプトに熊本の歴史と文化を、五感フル活動で楽しむテーマ館です。
施設名を見るだけで、ワクワクしてきませんか。
館内には、驚きと感動をもたらすさまざまなしかけが満載。
たとえば、1階の「熊本今昔絵巻」にある立版古(たてばんこ)と呼ばれる立体紙芝居は、
加藤清正公の国造りものがたりがドラマティックに展開され、知的好奇心をくすぐられます。
その近くには、床に投影された熊本市街地の航空写真。足で映像を踏むと、
あっという間に古地図や池を泳ぐ鯉に変化するしかけに、子どもたちは大喜び。
2階の「ものがたり御殿」では、
熊本の偉人や歴史をテーマにした人形劇の映像が繰り広げられています。
そのうち1日に5~6本ある映像と実際の役者によるかけあいの芝居は必見。

「ものがたり御殿」で使われている人形が館内に飾られている。
子どもから大人まで、幅広い年齢層が楽しめるこの施設。
開館以来、すでにリピーターもいるほどの人気ぶり。
熊本城観光の際には是非立ち寄りたい、地元の人も太鼓判を押すスポットです。

本物の飲食店そっくり!? 広島を走るラッピング電車 「まんぷく宝しま号」
7月1日からスタートした「広島県デスティネーションキャンペーン」。
このキャンペーンの一環として、
広島の食をテーマにしたインパクト満点の
ラッピング列車が走って話題を呼んでいます。
電車に描かれているのは、広島が誇る食文化の
「お好み焼き屋さん」、「ラーメン&冷麺屋さん」、「酒蔵」
「広島レモンのスイーツやもみじまんじゅうを出す喫茶店」。
電車の窓がお店の窓のようにペイントされていたり、
お好み焼き屋さんの店先に仕入れたキャベツが置いてあったり、
ディテールにこだわった素晴らしい仕事ぶりです。
乗客がまるで本当にお店に入っていくように見えますね。

このラッピング電車は7月6日から9月30日までの期間限定で
山陽本線,呉線,可部線を走っています。
お近くにお寄りの際は是非チェックしてみてください。
写真引用元:広島ニュース 食べタインジャー、@kandou_arigatouさん
国宝 青井阿蘇神社 文化苑
いくつもの奇跡と地元住民の熱意で 復古・開苑!
人吉市にある青井阿蘇神社が、国宝に指定されたのは平成20年の6月。
熊本県に現存するものとして初めて国宝に指定され、
地元をはじめ、県民全体が盛り上がりを見せる中、
ある壮大なプロジェクトが動きはじめていました。
それが、平成22年10月に復古・開苑を果たした『文化苑』です。
ここは平安初期から明治時代にいたる約千百年もの間、
青井大宮司家所有の屋敷であったところ。諸事情により大正10年頃に売却され、
約90年もの間、民間所有の土地・建物として管理されていました。
そして、国宝指定を機に神社へと返還され、青井阿蘇神社本来の姿に復古。
主屋、土蔵、物見、付属住宅、門は、奇跡的に江戸時代に建造されたまま残されていたため、
地元住民の協力によって大規模な清掃、整備が行われました。

西南戦争中時の薩摩軍による刀傷が柱に残る「敬称殿」。江戸中期の建造物。
その中、草が生い茂っていた庭の手入れをすると、
日本最古と推測される枯山水の古庭園が姿を見せ、
主屋の荷物を整理すると江戸中期の茶室が現れるなど、
歴史的、文化的発見が次々とされたのです。
そんな開苑までのエピソードを、語り部に聞きながら見学すると、
悠久の歴史・文化をとても身近に感じられるひとときを過ごせます。

阿蘇の高原であか牛グルメと 癒やしの時間「うぶやま牧場」
あか牛のうま味を味わえるビーフシチュー。
阿蘇の草原で放牧されて育つ「阿蘇のあか牛」は、健康的で脂肪が少ない肉質が特徴。
肉本来の風味を楽しめると評判です。
なだらかな丘陵地にそびえ立つ巨大風車が目印の「うぶやま牧場」では、
この「阿蘇のあか牛」を使ったグルメを堪能できます。
看板メニューは、ホロホロッとほぐれるまで長時間煮込んだあか牛と、
産山産の旬の野菜でつくった「あか牛のビーフシチュー」。
赤ワインベースのソースは、あか牛のうま味を引き立てるために、
あえてさっぱりとした味に仕上げられています。
単品でのオーダーもできますが、おすすめはセットメニュー。
スープ、サラダとともに添えられる、自家製ヨーグルトがまた絶品なのです。
日本ではめずらしい乳牛ブラウンスイスの生乳で作られたこのヨーグルト、
濃厚なコクと甘みは一度食べたらやみつきになるおいしさです。
レストランのある建物には物産館もあり、
ブラウンスイスの生乳やヨーグルト、オリジナルのアイス最中など、
ここにしかない逸品も揃います。
手づくりで やさしい味わいの甘酒万十 「後藤万十店」
代々受け継いだ甘酒麹がおいしさのひみつ!
まるで民家のような佇まいの「後藤万十店」は、
代々受け継いできたという甘酒麹菌を発酵させ、
生地に練り込み、もっちりとした食感に仕上げた甘酒万十が名物のお店です。
定番の小豆をはじめ、阿蘇高菜、きんぴら、
切り干し大根、からいもなど特製餡がおいしいと評判で、
ご近所さんはもちろん、遠方から訪れる人も。
小さいながらも店内にはイートインスペースがあるので、
目の前に広がる阿蘇谷の風景を見ながら、
手づくりの万十でお茶するのも、阿蘇ならではの楽しみ方。
名物の甘酒万十はすべて手づくりで、丁寧につくられているため、数に限りがあります。
せっかく行ったのに「売り切れ!」とならないためにも、
事前に電話して確認しておいた方がいいようです。
郷土玩具の絵付け体験はいかが? 人吉クラフトパーク石野公園
熊本の郷土民芸・きじ馬、花手箱づくりを体験!
ビビッドな色使いが目をひく「きじ馬」と「花手箱」。
その歴史のはじまりは約八百年前、平家一族が人吉の奥地、
木地屋や大塚地区へと逃げ延びてきた頃にさかのぼります。
奥深い山のなかで新たな暮らしをはじめた彼ら。
胸に去来するのは、雅な日々を過ごした京への郷愁だったのではないでしょうか。
そのさびしさを紛らわすためにつくりはじめたのが
きじ馬」と「花手箱」という説があります。
人吉市の住岡忠嘉さんは、今でも唯一、昔ながらの完全手作業を貫く職人です。
材料として用いるのは、桐や朴の木。丸太を作業台に、手斧1つで荒削りにしていく住岡さん。
木の曲線を生かし、きじ馬の形を切り出していく様は圧巻です。
「昔はイセビ(ハクサンボク)の実で赤を、クチナシの花で黄色を、
麦の若葉で緑をと、すべて草木染めで描いていました。
本来、きじ馬は子どもが乗る遊具として作られよったとですが、
最近は民芸品として小さなサイズのものが主流ですね」と語ります。
そんなきじ馬や花手箱の絵付け体験ができるのが「人吉クラフトパーク石野公園」です。
外遊びゾーンと、伝統工芸ゾーンからなる伝統文化のテーマパークで、
ほかにも、陶芸やガラスのサンドアート、革小物づくり、包丁鍛冶の体験などもできます。
シルバーアクセサリーの製作体験はカップルでの利用やプレゼント製作にも人気です。

きじ馬・花手箱絵付け体験は、1000円〜。事前予約がおすすめ。

この道50数年。住岡さんの手にかかると、見る間に丸い棒がきじ馬に姿を変えていく。
くすり屋さんが作る 安心安全なベーコン 阿蘇クララファーム
肉のうまみをぎゅっと閉じ込めた、無添加の味。
肉そのものの食感と熟成した風味が楽しめるハム、
肉と脂身から溢れる甘み・旨味を芳醇な薫りで包むベーコン。
それらの美味しさに思わず顔がほころびます。
一の宮町「阿蘇神社」の横参道に延び、〝水基〟を訪れる人で賑わう門前町商店街。
その一角にある薬店「蔵原薬品」の中に、「阿蘇クララファーム」の工房と販売所があります。
約30年前、この薬店を営む蔵原政喜さんが、
家族や仲間のために趣味で作っていた燻製が評判を呼び、
その声に応えて、9年前から営業を始めました。

「家族や仲間など、大切な人に安心して食べてもらえる〝正直な製品づくり〟がモットー」
という政喜さん、政和さん親子の言葉通り、安全で美味しい肉選びから、
防腐剤や保存料などの添加物を使用せず、
ひとつひとつ丁寧に手作りすることにこだわっています。
肉を長めに塩漬けしてじっくり熟成させ、
季節や天候によって塩分や香辛料のブレンドを調整し、
チップではなく波野産の桜の木そのものを使って燻製するなど、
長年の研究で独自の味をつくりあげてきました。
肉の旨味、塩分、香辛料の香り、燻製の薫りなど各々が主張せず、
優しく調和する逸品。その美味しさの背景には、
地域の人々とのつながりや、ベーコンやハムがつなぐ新たなご縁を大切に考える、
蔵原一家の温かな気持ちが感じられます。

プレスハム(大1,890円、小840円)、ベーコン840円、スモークソーセージ735円。※その他、阿蘇高菜入り「たかなウィンナー」(525円)、唐辛子入り「チョリソー」(525円)、「馬刺しの燻製」840円、などもある。
イタリア料理店 だからできる焼きカレー! 「イタリア小料理 コラッジオ」 (芦北伽哩街道)
イタリア料理店のカレーは、クセになる辛さ!
イタリア料理に欠かせないトマトソースとチーズ。
そして、日本人が愛してやまないカレーライス。その3つを組み合わせてできたのが、
「イタリア小料理コラッジオ」の名物「あしきた牛の焼きカレー」です。
トマトの酸味と、ピリッとスパイシーなカレー、そしてチーズがまろやかさを加えて、
絶品料理に仕上がっています。
一度食べたら、もう一度食べたくなる! 根強いファンをもつ一品です。
また、芦北・水俣で毎年夏休み期間中に開かれている、
「芦北伽哩街道」と呼ばれるイベントでは、
このエリアの10数店舗が、毎年趣向を変えたオリジナルカレーを提供。
NHKの料理番組ではじめて日本の過程にカレーを紹介したといわれる
料理研究家、芦北出身の江上トミさんの功績を讃えようとはじまったイベントです。
夏季限定ながらも、徐々にファンが増え、毎年盛り上がりをみせています。
参加店やイベント情報については、HPでチェック。
平家遺産のあの味を。 五木屋本舗直営店 五木久領庵
いにしえの味を、今に伝える。
熊本県八代市にある「五家荘」は、
平家落ち人が、隠れ里ととして住み着いたという伝説が残る場所。
平家の落人たちは、焼き畑農業にいそしむ傍らで、保存食づくりにも力を入れていました。
通常の四倍もの大豆を使う「樫木(かしのき)豆腐」はずっしり重い、堅めの豆腐。
これを軽く炙り、味噌に漬け込むことで長期保存を可能にした「豆腐のみそ漬け」は
貴重なタンパク源として、人々の暮らしを支えました。
物流が発達していない時代に、生きるために考えられた独自の食文化が、
時を超えて“郷土の味”として広く愛されていることに、歴史のおもしろみを感じます。
この伝統的な「豆腐のみそ漬け」を半年間かけて発酵・熟成し、
ウニやチーズを思わせる風味と食感に仕上げたのが五木屋本舗の『山うにとうふ』。
酒肴としてはもちろん、熱々のごはんやトースト、肉・野菜との相性も抜群です。

「山うにとうふ」はオリジナルに加え、ゆずや唐辛子など全6種類の味わいがある。大648円(90g)。
森のなかに湯煙がたちのぼる温泉郷 「せせらぎの御宿 大朗館」(田の原温泉)
傷を癒す、お武家さん御用達の湯治場。
熊本県阿蘇郡南小国町は、全国から観光客が押し寄せる温泉郷のメッカ。
多くの人で賑わう温泉郷とは対照的に、
ひっそりとした佇まいながら、どこか懐かしい、独特の風情を醸し出しているのが、
田の原(たのはる)温泉です。江戸時代からお武家さん御用達の湯治場として栄え、
それ以前には源氏にまつわるお屋敷があったとも伝えられています。
この田の原温泉で、江戸時代から明治期まで「亀屋」という屋号で
御客屋を営んでいた温泉郷随一の老舗が「せせらぎの御宿 大朗館」。
森のなかにぽつんっと湯煙がたちのぼる風情ある佇まいは、
映画『男はつらいよ』の21作目(昭和53年公開)のロケ地に選ばれたほど。
宿のご主人からは当時の撮影のエピソードなど、
寅さんファンにはたまらないこぼれ話を聞くことができるかも!
日帰りでの貸切湯もあるので、ドライブの途中に、寅さんのようにふらっと立ち寄るのも一興。
古くから打ち身や神経痛に良いと評判のお湯は、弱酸性の泉質。
現代的にいえば、美肌効果も期待できます。

水のカーテンと、 木々の緑に癒される 「鍋ヶ滝」
裏側から滝を見ることができる、裏見の滝。
木立のなかに突如現れる、高さ約9メートル、幅約25メートルの滝。
深い緑と水しぶきをあげる滝とのコントラストが、
なんともいえない美しい光景をつくりだしています。
まさに、自然がつくりだす造形美。
テレビCMのロケ地として選ばれたことで一躍有名になった「鍋ヶ滝」は、
通称「裏見の滝」とよばれ、滝の裏側にまわりこんで水が落ちる様を眺めることもできます。
奥行き約10数メートルにわたってえぐられている滝の裏側は、
表で見る滝とは違う表情を見ることができ、その様子は「水のカーテン」に例えられています。
5月のゴールデンウイーク期間中は夜間ライトアップされるので、
昼間とはまた違うロマンティックな雰囲気です。

くまもとたいむ ~本物を知る、こころの贅沢~
美しい写真とともに伝える、本当に面白い熊本。
熊本を訪れたことがない人には、驚きのある魅力を。
熊本で生まれ育った人には、あたらしい出逢いを。
熊本県と熊本県観光連盟が発行している
季刊誌「くまもとたいむ」。
熊本をこよなく愛するスタッフがタッグを組み、
熊本の「本物」と「こころの贅沢」を
写真とことばでお届けしています。