記事ジャンル: 旅行
熊本におでかけ
太古の自然が残る、 北海道鹿追町の湖畔に出現。 なかなか見られない唇山とは?
北海道の真ん中にある、鹿追町(しかおいちょう)。
日本一広い十勝平野を一望し、
森と湖や珍しい動植物を擁する北欧風の環境のまちです。
この鹿追町には、原生林におおわれた幻想的な「然別湖」があるのですが、
稀に湖上に唇山(くちびるやま)と呼ばれる
湖のシンボルが出現することがあります。
唇山が出現するのは、然別湖がまったく無風になり、
湖の表面にさざなみが立たない時だけ。
湖の東にある天望山の姿とその影が映しだされて、
セクシーなくちびるが現れ、その姿が唇山と呼ばれているのです。
冬は湖が凍ってしまうので見ることはできず、
なかなかレアな出現度となっております。
写真:総支配人の部屋さん
きのこづくしの料理と温泉 「しいたけ会館 対翠閣」
きのこづくしのおいしい料理に温泉がセット!
しいたけが嫌いな人には申し訳ないですが、
きのこ好きにはワクワクするような、心躍るネーミング。
実は、鳥取には「一般財団法人 日本きのこセンター」なるものがあり、
きのこ類を専門に調査・研究しています。
国内唯一のきのこ研究機関だそうです。
きのこ産業の発展にも力を入れており、
そんなわけで、鳥取にはおいしいきのこが多いのです。
ここは、「きのこ会席」「きのこランチ」など、
四季折々の多種多様なきのこを使ったコースメニューがあります。
しいたけ、エリンギ、柳松茸など3種のきのこをたっぷり使ったきのこごはん、
ふわふわしたウサギのシッポのような姿もかわいい山伏茸のお吸い物、
しいたけの粉末を練り込んで、讃岐の製麺所で作られた、しいたけうどんなど、
きのこ尽くしの珍しいメニューが続々と登場。
中でもひと際びっくりするのが、しいたけステーキ!
一見「ハンバーグかな?」と思うほど、肉厚で大きなしいたけが、
鉄板皿の上にどんと乗り、ジュージューといい音を立てています。
ぶるるん、と噛みごたえのある弾力で、うまみがじゅわっと口の中に広がります。
鳥取で開発された、特殊な品種のおいしい原木しいたけなのだそうです。

しいたけステーキが味わえる「きのこランチB」は1890円。
そしてなんと、こちらで料理をいただくと、もれなく温泉がついてきます。
旅館なのでお泊まりもできますが、
ランチをいただくだけでも温泉はセットになっています。これは嬉しい。
飲用もできる天然温泉で、旅の疲れを癒せます。
(注:温泉にしいたけは入っていません)。

さて、風呂上がりには「しいたけソフトクリーム」もいいですね。
え? しいたけのソフトクリーム!?
一瞬ぎょっとするかもしれませんが、
決してキワものではなく、素直においしいです。
しいたけの粉末を香ばしく炒ったものと、
しいたけ焼酎を火にかけてアルコール分を飛ばしたものが入っているそうです。
少しシャリっとしたシャーベット状の食感で、
ナッツのようなうまみと香ばしさがあります。
建物の脇には「しいたけ本舗」という売店があり、
生のきのこはもちろん、うどん、カレー、ドレッシング、お菓子、焼酎など、
きのこを使った商品がいろいろと並んでいます。
自宅でしいたけステーキを作れる、乾燥しいたけセットもあります。
お土産にも嬉しいアイテムです。
information
天然温泉旅館 しいたけ会館「対翠閣」
住所 鳥取県鳥取市富安1-84
TEL 0857-24-8471
http://www.taisuikaku.com
おいしく健康な卵が自慢の 「大江ノ郷自然牧場 ココガーデン 」
平飼いの新鮮な卵で作る、絶品ふかふかパンケーキ。
緑溢れる山奥深くに、突然現れる高台のモダンな建物。
こんなところになぜ? と一瞬びっくりしてしまうのですが、
卵にとてもこだわった自然牧場が運営する、カフェとショップなのです。
高台に上がると、一面に広がる美しい田園風景を見渡すことができ、
清々しい空気に、思わずふぅっと深呼吸したくなります。
特に新緑の季節は一段と気持ちがいいです(冬の雪景色もきれいだそうです)。
養鶏、と聞くと鶏舎にぎゅうぎゅうと入ったにわとりを
思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
ここは平飼いといって、にわとりたちは元気にあちこちを歩き回り、
お日様の光をたっぷり浴びて育っています。
よく運動すれば足腰も丈夫で、自由に動ければストレスもなく、
病気をしにくい健康なにわとりになります。
餌に抗生物質を与える必要もありません。
飼料は自然の素材だけを使い、
穀類や貝類、魚粉、とうがらし、にんにく、木炭、牧草、おから、
米ぬかを酵母で発酵させたもの、などなど20種類以上のものを混ぜ合わせて作られているそうです。
人間が食べても大丈夫、といえるような飼料です。
栄養バランスの整った飼料で育つので、おいしく健康な卵が生まれます。
ココガーデンでは、このおいしい平飼い卵(「天美卵」と呼ばれています)を使って、
バウムクーヘンやプリン、ロールケーキ、シフォンケーキなどを作っています。
卵のうまみがこっくりと深くて、
素材そのもののおいしさを存分に感じられるお菓子たち。
卵を最大限においしく味わえるようにと、
小麦粉や乳製品など材料にもとてもこだわっています。
そして、そんなお菓子の中でも特に心奪われてしまったのが、
現地でしか食べられないスフレパンケーキ!
さっくりふかふかのパンケーキは、生地そのものの味があまりにおいしくて、
バターやメイプルシロップすらいらないかも、と思ってしまうほど
(でも途中からシロップをかけて、味の変化を楽しむのもいいです。
シロップはもちろんオーガニック)。
味、香り、食感、全てにおいてパーフェクト!
余計なことをしていない分、素材で勝負のシンプルなパンケーキです。
生地にはベーキングパウダーを使わず、卵白の力のみが頼り。
しっかりとしたコシのある卵白で、ふっくら弾力のあるふくらみを作れるのは、
ここの卵だからこそなんだそう。
注文を受けてから生地を作るので、少し時間はかかりますが、待ってでも食べたい。
ガラス張りの大きな窓からは気持ちよい景色が広がり、
また店内は北欧を意識したスタイリッシュなインテリアで寛げるので、
時間を気にすることもありません。
鳥取の窯元の器がさりげなく棚に並んでいるのも興味深いです。
炭火焙煎のオーガニックコーヒーは、
地元の窯元・中井窯の器でいただけるのも嬉しいサービスです。


絶品パンケーキとドリンクのセットは¥980。
カフェの隣りにショップもあるので、
プリンやバウムクーヘン、シフォンケーキなどはお持ち帰りができます。
そして卵も売っています。
建物の回りでは、愛嬌あるヤギが出迎えてくれたり、
ユーモラスなかかしがのんびり立っていたり。
ふらっと散策しても楽しいところです。

卵の味が力強い「ロールケーキ」(ドリンクセット¥700)も人気。

コクのある卵のお菓子はお土産にも喜ばれそう。
information
大江ノ郷自然牧場 ココガーデン
住所 鳥取県八頭郡八頭町橋本877
TEL 0120-505-606
営業時間 10:00~18:00
http://www.oenosato.com
どこを見ても砂・砂・砂! 「砂の美術館」
砂だけでできた、驚異の美術彫刻。
鳥取といえば、砂丘。
誰もが知っている(はず)の鳥取県を代表する観光名所です。
その砂丘のすぐ近くに、砂をテーマにした美術館があります。
はてさて、砂の作品とは?
実物を観ないと、ピンとこないかもしれませんが、
ここには、砂だけでできた彫刻作品である「砂像」が展示されています。
まるで体育館のような(いやもっと広い)天井の高い館内に、
巨大な砂像群がどーんと設置されています。
実際に目の前にすると、かなりの迫力があります。
例えば過去にはアンコールワット、バッキンガム宮殿、兵馬俑、などなど!
(※展示作品のテーマは時期によって変わります)。
有名建築物や世界遺産などが砂像で表現されていることも多く、
作品に近寄って見てみると、あまりに緻密で精巧な様子に
「これ本当に砂だけでできてるの?」とびっくりするのですが、
本当に砂だけだそうです。

砂像作品は1年毎に内容ががらりと変わります。
砂なので、会期が終わったら崩して、また新たに別のものを作ります。
毎年テーマを決めて、プロデューサーがその年にちなんだ内容を考えるのだそうです。
総合プロデューサーの茶圓勝彦氏は、砂像彫刻家として世界各国で活躍している人。
粘りの強い砂を使い、しっかり水で締め、型枠にはめて、まずは土台を作ります。
約8か月に渡る長い展示に耐えられるよう、土台作りは大切な行程です。
そして砂像の彫刻は、茶圓氏をはじめ、
イタリア、ロシア、アメリカ、中国、シンガポールなど、
世界のさまざまな国から集められた彫刻家によって作られます。
それぞれ作った人の個性も少しずつ表れていて面白い。
一部の作品は公開制作として、会期中にも制作の過程を見ることができます。

屋外にもいくつか作品展示があり、公園のような緑の小道を散策していると、
木の陰にちょこんと、小さな砂像を見つけたりします。
野外スペースは見晴らし良い高台になっており、
坂を上った展望台からは本物の砂丘、そして日本海が一望に見渡せます。
ドリンクなどを頼めるちょっとした休憩スペースもあり、
天気の良い日はここでただぼぅーっと寛ぐのもよいと思います。

ちなみに、砂の美術館に隣接しているお土産屋さんはなかなか充実していて、
砂丘のポストカードやピンバッジなどのオリジナルグッズの他に、
鳥取産の食品やお菓子、お酒などが品揃え良く販売されています。
鳥取の代表的農産物、らっきょうを漬けたものも種類豊富だったり。
オリジナルでは「砂チョコ」という不思議な食感のチョコレートもあります。
併せて覗いてみてください。
information
鳥取砂丘 砂の美術館
住所 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
TEL 0857-20-2231
開場時間 9:00〜20:00(最終入場19:30)
入場料 一般 600円 小中学生 300円
(20名以上の団体の場合は、一般 500円 小中学生 200円)
http://www.sand-museum.jp
シンプルモダンな蕎麦屋 「かわぐち」
素材にこだわり、シンプルにおいしく。
鳥取駅から長く伸びるメインストリート、若桜街道の道沿いにあるお蕎麦屋さん。
といっても外から見ると蕎麦屋らしからぬ外観です。
古材と波板ガラスを使いながらもモダンな雰囲気で、
店内はコンクリート打ちっぱなしに木の家具を合わせ、音楽はジャズがかかっています。
地元の内装デザイン会社、工作社が手がけたものだそうです。
蕎麦、とあまり身構えることなく、誰でも気軽に入りやすい雰囲気です。

元々和食店で修行していたという店主の川口正之さん。
鳥取には蕎麦屋さんがあまりないし、
自分は何かひとつに絞るほうが向いている、と蕎麦一本で勝負することに。
メニューはシンプルに、
殻付きで蕎麦の香りが高い、いわゆる田舎蕎麦を「黒」、
殻を取った繊細で滑らかな食感のものを「白」と呼んでいます。
どちらも粗挽きで、蕎麦らしい風味を大切にしています。
材料にはこだわりがあり、本日の蕎麦粉が黒板に書かれています。
産地は毎度変わりますが、
できるだけ山陰のものを使いたいと思っているそうです。
鳥取県日南町の蕎麦粉は特に気に入っているそうで、
開店以来ずっと使っています。
打った蕎麦はしばらく置いて落ち着かせます。
そのほうが香りが立ち、しっとりと水分が回り、
火の入りが均一になるのだそうです。
2階に上がると、電動の石臼が蕎麦を挽いている様子を
ガラス越しに見ることができます。
そして器使いがとてもかっこいいです。
鳥取の窯元、岩井窯の器を使っています。ザルは長野の根曲がり竹を編んだもの。
それらが折敷に乗って、凛とした風情で出てきます。
川口さんは昔から岩井窯の器が好きで、
お店をやるならぜひ使いたい、と思っていたそうです。

そしてここ、蕎麦はもちろんですが、夜のおつまみメニューも魅力的です。
豆腐の味噌漬けやへしこ、玉子焼き、油揚げの炙り焼きなど、
心惹かれるラインナップです。
日本酒も鳥取産で、ひとつひとつ個性の違うものを揃えているそうです。
この空間や器を楽しみつつ、地元のお酒と一緒にちびちびやって、
最後に蕎麦で締める、それだけでもう、大満足です。
information
手打蕎麦 かわぐち
住所 鳥取県鳥取市栄町204
TEL 0857-30-5705
営業時間 11:00〜14:00、18:00〜21:00 (日曜は11:00〜14:00のみ) 月曜休
山陰の民藝の奥深さに触れる 「鳥取民藝美術館」
美しい暮らしの道具を、観て、味わい、実践する美術館。
柳宗悦が興した民藝運動。
無名の工人が作った、日常使いの手仕事の道具に「用の美」を見い出し、
芸術品ではなくとも、美しい暮らしができることを、
世の中に広く伝え、実践していった運動です。
そんな柳氏の活動に感銘を受けた医師が、鳥取におりました。
吉田璋也は耳鼻咽喉科として開業する傍ら、
民藝運動に深く関わり、地元の腕の良い作り手を探し出して、
制作のアドバイスを行っていました。
今でいう、クリエイティブディレクター、プロダクトデザイナー、総合プロデューサー
といったところでしょうか。

そして1949年、ついにこの美術館をオープン。
ここの美術館の大きな特徴は、ただ展示品を観るだけでなく、
民藝の道具を使って食事を楽しめる割烹と、それらを買えるショップが
隣りに並んで建っていることです。
実際に道具の使い心地を確かめ、設えた空間を体感し、
道具を家に持ち帰って普段の暮らしの中で活用することができるという、
実践型の美術館なのです。
こういう美術館を作ったのは日本で初めてのことでした。


こじんまりとした展示室は、お家のような居心地良さがあります。
全国、及び海外からも集められた民藝の品々は、
古いものが多いですが、今観ても新鮮で、数々の発見があります。
さらに、グラフィカルな窓枠や、小洒落た木製の電気スイッチカバーなど、
室内の隅々まで吉田氏がデザインしているので見逃せません。
展示内容は年2回入れ替えをし、地元の作り手が実際に作品に触れつつ、
陳列のお手伝いをするそうです。


展示室を観たあとは、並びの「たくみ割烹」でお食事を。
地元の食材にこだわり、
鳥取の特産物である松葉ガニや岩牡蠣、鳥取和牛などを楽しめます。
また、吉田氏が考案したメニュー「すすぎ鍋」は、
しゃぶしゃぶのルーツといわれています。
バーナード・リーチがお気に入りだったというカレーもあり、
ルーの中に味噌が入っているのが、どうやらリーチ氏の考案だそうです。
室内の調度品も器も、全て民藝の品を使っています。
そして最後は「鳥取たくみ工芸店」でお買い物。
山陰のものを中心に、全国各地の民藝の道具が集まっています。
手頃な値段で、丁寧な手仕事の道具を手にすることができます。
特に器は種類が多く、普段使いによい、実用的なものが揃っています。
information
鳥取民藝美術館
住所 鳥取県鳥取市栄町651
TEL 0857-26-2367
開館時間 10:00〜17:00(水曜休 祝日の場合は開館、翌日休)
入館料 一般 500円 大学生 300円 70才以上・高校生以下無料
表面サクサク、 中はもっちりふかふかの ベーグルが味わえる「森の生活者」
窓辺の風景を楽しみながら、おいしいベーグルを味わう。
鳥取市内の中心地、駅から県庁のほうへまっすぐ向かう商店街の途中、
真ん中辺りを小さな川が流れています。
程よく自然が残され、川の辺をぶらぶら歩くにも気持ちいいところ。
その川沿いに並ぶ、黄緑色に塗られた建物の2階に
おいしいベーグルを食べられるカフェがあります。
建物脇にある、目立たない細い階段を上がると、大きなフクロウの木彫りがお出迎え。
扉の向こうのガラス越しに、お行儀良くベーグルが並んでいるのが見えます。
店名「森の生活者」は、
店主が大好きなヘンリー・デイビット・ソローの本「孤独の愉しみ方」
のサブタイトルから取りました。
本の内容に共感したこと、
自然を感じさせる店名にしたかったこと、
そして店主の名前にも“森”がつくことから、
この名前になりました。


元々パンが好きでパン屋で働いていたという店主。
鳥取にはベーグル屋さんがなかったからと、ベーグルに絞ったお店をすることに。
全粒粉のシンプルなベーグルから、くるみ、クランベリー、ブルーベリー、
あんバターやクリームチーズの挟まったもの、
ハム、チーズを挟んだクロックムッシュなど食事系のものなど
さまざまな種類があります。
表面はサクサク、中はもっちりふかふかで軽い食感のベーグルです。
飲み物にもこだわり、コーヒーは神戸のお気に入りの豆を使って、
ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れています。
テイクアウトもできますが、
店内の窓際のカウンターテーブルに座ると、
川の流れとのどかな散歩道を見渡すことができて、なかなか良い気分です。
冬は雪景色、春は桜並木を眺めることができます。
店内には古い本棚があり、店主の趣味で集まった本がずらっと並んでいて、
自由に閲覧できます。
ひとりで訪ねても気兼ねすることなく、ゆったりと寛いで過ごせます。

やりたいことがまだまだいっぱい、という店主。
近所の仲良しカフェや雑貨屋さんと共同で「森鳥カルン」という
楽しいフリーペーパーを作ったり、
駅前の商店街で月に1度行われる朝市「お袋市」などのイベントに参加したり。
まちの中に人と人との緩やかなよいつながりがあって、
日常的に楽しめるような、
普段の暮らしに根づいたイベントを開催できたら嬉しい、とのこと。
これからも色々楽しいことを計画中だそうです。
information
ベーグル喫茶 森の生活者
住所 鳥取県鳥取市弥生町103-2F
TEL 0857-50-1170
営業時間 9:00〜18:00 火曜休
山と田んぼに囲まれた、 小さな一軒の窯元「延興寺窯」
日々の暮らしに心地よい、丁寧な手仕事の器。
昔話の絵本の中にでも出てきそうな、
山と田んぼに囲まれた、小さな一軒の窯元。
田んぼのあぜ道を抜け、ちょっと高台を上ったところで振り返ると、
一面に広がる田園風景は、清々しく気持ちがいいものです。

延興寺窯の山下清志さんは、
民藝運動のメンバーでもある河井寛次郎に師事していた陶芸家・生田和孝の元で学び、
その後、兄の山下碩夫氏と共に、
地元に古くからある浦富焼の復興に務めました。
そして1979年に独立して自身の窯を持ち、作陶しています。
カップや茶碗など、日常に気兼ねなく使える、肩肘張らない健やかな器で、
白、黒のシンプルな色合いが中心です。
料理が映えやすい、自然で落ち着いた質感の色合いです。
無駄のないすっきりしたフォルム、手で持ったときの収まりやすさも魅力です。

土は地元のものを採取、といっても家から徒歩2、3分くらいのところで、
自然なまま伸び放題の草むらをざくざく抜けていくと、
壁にぽっかり穴の開いた、小さな採掘場があります。
あれれ? というくらい、こじんまりとしていますが、
材料にするには十分なくらい、まだまだたくさんあるそうです。
地層を調べてもらったところ、びっくりすることに、
1600万年前くらいの土らしい、とのこと。
沖縄・読谷村の北窯へ弟子入りしていた三女の裕代さんも、
鳥取に戻ると一緒に作陶を始め、
親子で展示を行うことも多くなってきました。
控えめでもの静かな風情の裕代さんでしたが、
清志さんと一緒にいると、いつの間にか親子漫才になっているとか。
同じ土で同じように作っていても、
きりっと端正な印象の清志さんの器に対して、
裕代さんの作るものはどこか柔らかく女性的で、
沖縄の大らかさがほのかに表れていたり。
親子のそんな微妙な違いを感じられるのも、器選びの楽しさです。

工房の壁には毎年ツバメが巣を作り、かわいいヒナがかえるそうです。
(狙いにくるヘビもいるそうで、危ない危ない!)
近くにたぬきがひょっこり現れたりして、
のどかでほのぼのとした時間が流れている、穏やかな場所です。
information
延興寺窯
住所 鳥取県岩美郡岩美町延興寺525-4
TEL 0857-73-1219
時間 9:00~18:00 不定休(訪問時は要連絡)
鳥取市の中心の温泉宿 「こぜにや」
まちの中心にありながら、天然温泉で寛げる老舗旅館。
鳥取市は県庁所在地でありながら、温泉地でもあります。
公衆浴場や温泉旅館も多く、JR鳥取駅から徒歩圏内にぽつぽつ点在しています。
市街地に温泉があるのは、全国でもなかなか珍しいそう。
「こぜにや」も駅からほど近い、住宅街の中にあります。
家やマンションが建ち並ぶ中に、ふと現れるので、ちょっとびっくりします。
でも館内に入ると、
まちの中心であることを忘れてしまうくらい、静かで落ち着いた雰囲気です。

建物にぐるりと囲まれた中庭には、趣向を凝らした大きな池があり、
ロビーからもよく見渡せます。
ロビーとちょうど反対側に、法隆寺の夢殿をイメージするような
情緒ある八角円堂の湯殿があります。
お風呂は6種類あり、檜造り、岩造りの大浴場と、
露天風呂、貸し切りの家族風呂などがあります。
源泉に何も手を加えていない、掛け流しの天然温泉です。
大浴場と露天風呂は、宿泊でなくとも、立寄り湯として利用できます。

客室は鉄筋造りのモダンなタイプと、木造造りの純和風タイプの2種類があります。
ひと部屋ひと部屋それぞれ造りが違い、同じ部屋はありません。
こぜにやの創業は江戸末期より、180年の歴史ある旅館。
離れの特別室、宝殿は、古い調度品や波板のガラスなど、
昔の旅館から引き継いでいるものがあります。
窓の外に見える日本庭園も味わい深く、和みます。

料理もボリュームたっぷりで、
日本海の海の幸、鳥取和牛など地元の特産物を使って、
素材を生かした丁寧な料理を心がけているそうです。
冬の味覚、松葉ガニを使った「カニ会席」もあります。
宿泊ではない食事だけの利用も可能です。
information
鳥取温泉・観水庭 こぜにや
住所 鳥取県鳥取市永楽温泉町651
TEL 0857-23-3311
http://www.kozeniya.com/
童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム 「わらべ館」
童話の世界がたっぷり詰まったミュージアム。
外から見ると、ちょっと不思議な建物。
空想の世界のような、まるでジブリの映画にでも出てきそうな、
古いものと新しいものをミックスさせた、のほほんとユニークな外観です。
古い建物部分は、元々あった鳥取県立図書館を復元し、レトロな風情を残したもの。
珍しい建物なので、建築に携わる人が見に来ることもあるそうです。
建物横には遊んだり寛いだりできる広い芝生とベンチがあって、
木には山桃のような実がなっていました。
外壁に面したレリーフは1時間毎に時計の蓋がくるりと回転して、からくり時計が登場、
中からクマやうさぎや金太郎、大黒様などが出てきて音楽を演奏します。

館内は1階が主に童謡と唱歌、2、3階がおもちゃをテーマにしています。
まず1階を覗いてみると、昔の学校の教室や廊下、下駄箱など、
まるで舞台のセットみたいに、そっくりそのままの空間が再現されていました。
教室の机には落書きが掘ってあったり、
引き出しを開けるとアルミのお弁当箱が入っていたり、
細かいところまで凝っています。
昭和15年、と書かれた古い足踏みオルガンは今も現役で、
矢絣の着物を着た“先生”と一緒に
教室で唱歌を唄う「唱歌教室」は、人気だそうです。


学校の奥には鳥取の音楽家たちを紹介する部屋があり、
田村虎蔵、永井幸次、岡野貞一という3人の音楽家たちが登場しています。
名前だけ聞くとピンとこないのですが、田村虎蔵は金太郎、永井幸次は七夕の作曲、
そして岡野貞一は「春の小川」や「ふるさと」と聞けば、
歌を思い出す人も多いかもしれません。
さらに次の部屋は童謡について収集した展示コーナー。
昔の童謡雑誌やレコードなどが並んでいて、
レトロでかわいいイラストや素朴なデザインに胸がきゅんとします。
そしてなんとカラオケコーナーまで!
子どもが遊ぶためと思いきや、熱唱しているお母さんお父さんも多いそうです。

2階は子どもたちが遊べるおもちゃ体験スペース、
そして3階は世界のおもちゃが一同に集まった迫力のコレクションスペース。
約2000点のおもちゃが展示されているそうです。
乗り物、人形、動物、ヒーローもの、などテーマ毎にコーナーが作られており、
各時代の懐かしい玩具がいっぱいで、自分のツボを見つけてしまうと、
つい夢中になって眺めてしまいます。
鳥取の素朴な郷土玩具を集めたコーナーや、
鳥取出身の漫画家・水木しげるのゲゲゲの鬼太郎のおもちゃを集めたコーナーもあります。
着せ替え、こま回しなど、おもちゃを使って遊ぶ体験もでき、
時間を忘れ、童心に帰って楽しめるミュージアムです。

information
童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム わらべ館
住所 鳥取県鳥取市西町3-202
TEL 0857-22-7070 FAX 0857-22-3030
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日 毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)、年末・年始(12月29日~1月1日)
入場料 個人:大人 500円 団体(20名以上):大人 400円 外国人旅行者:大人 250円
※高校生以下の方、障がい者・要介護者とその介護人は無料です。
http://www.warabe.or.jp
自然の恵みをたっぷりいただける 「みたき園」
藁葺き屋根の古民家で、自然の恵みたっぷりの料理を楽しめる。
鳥取県、奥地へ行くほど思いがけない素敵な場所が見つかったりするのですが、
ここはもう兵庫や岡山の境目あたり。まわりは山と森しかありません。
秘境といってもいいかもしれません。
さらさらと川が流れ、放し飼いのにわとりたちが、辺りをひょこひょこお散歩しています。入り口の門をくぐると、自然の野花がうららかに咲く小道の先に、
時代劇のような藁葺き屋根の家々が見えてきます。
家の中には囲炉裏があって、火を焚いた煙で屋根の藁を燻しています。
小道の奥ではたくさんの枝を立てかけて椎茸の栽培が行われていました。
ちょろちょろ流れる小川の中には石で囲いを作って、ラムネを冷やしていたり。
昔ながらの素朴な日本の暮らしがあちこちに感じられ、
まるでタイムスリップしたようです。


ふとしたところに、こんな風情ある光景が。
そんな古き良き日本を体感しながら、
気持ちよい景色の中でお食事ができます。
藁葺き屋根の鄙びた古民家の中で頂くのも味わいがありますし、
川沿いに点々と建てられた小さな川床で、
川の流れと緑の木々を眺めながらいただくのもいい気分です。
うど、ぜんまい、わらび、たけのこなど、季節の山菜をふんだんに使った手作りの料理で、
豆腐は朝から豆を挽いて作り、
わずかしか採れない天然のわさび、3年熟成の自家製味噌、
川で採れたヤマメやニジマス、山で仕留めたキジやイノシシなど、
自然の恵みがたっぷり。
さらに自分たちで育てた酒米を使って、
地元の酒蔵に仕込んでもらったという特別なお酒が、
キーンと冷やされた竹筒に入って出てきたりするのですから、ますます食が進みます。
食後に園内を散策していると、女将さんに声を掛けられ、
石臼で挽いたばかりのきなこをまぶした、ぷるぷるの草餅まで出していただき、
お腹いっぱいなのにぱくりと平らげてしまいました。

敷地の奥まで歩くと、山合いから静かに滝の流れる、気持ちの良いスポットがあったり、
その抜群の景色をぼおっと眺めながらお茶できるログハウス風のカフェがあったり。
ただぷらぷらと散策し、のんびり気ままに過ごしていても楽しい。
日頃の疲れがすうーっとほぐれます。
入り口には小さな売店があるので、ほかほかの田楽や手作りの味噌、野菜やお菓子、
地元の工芸作家の作品など、お土産にいいものを持ち帰りましょう。


カフェでちょっとコーヒーでも。緑に囲まれ時間がゆったりと流れます。
information
山菜料理 みたき園
住所 鳥取県八頭郡智頭町芦津277
営業時間 8:00〜17:00(食事は10:30~)
※要予約(電話にて)
不定休
開園:毎年4月1日
、閉園:毎年12月上旬・積雪の時期まで
予約・お問い合わせ
[昼] TEL.0858-75-3665
[夜] TEL.0858-75-3311
http://www.mitakien.com/
素材と季節感を 大切にしたお菓子が美味な 「TOUJOURS」
心からおいしいと思えるお菓子を、こつこつと丁寧に。
鳥取砂丘から兵庫県の県境のほうへ向かっていくと、
浦富海岸という、有名なリアス式海岸があります。
「山陰の松島」とも呼ばれ、断崖絶壁、洞窟や奇石など、
ダイナミックで美しい景観が見ものです。
その海岸からもほど近い場所にぽつんと一軒建っている、かわいらしい建物。
建物の脇には薪がたくさん積まれています。

店名のTORJOURSとは、フランス語で「永遠に、まだ、ずっと」などを意味する言葉。
その言葉通り、店主の稲木稔さんは日々コツコツとお菓子を作り、
真摯にお菓子と向き合っています。
「自分が本当においしいと思っているものを出せるようにしたい。
フランスの文化から学んだもの、いいものを作っている生産者から受け取った素材、
そして山陰という風土。それらを生かし、伝えていきたい」と語ります。
お店のロゴマークである天秤は、店内にも同じものが飾られています。
フランスで見つけてきたアンティークだそうです。
稔さんは天秤が好きで、理由は「人生もお菓子もバランスが肝要だから」と。

店の脇に置かれたたくさんの薪は、ガトー・ア・ラ・ブロッシュを焼くためのもの。
フランス・ピレネー地方の郷土菓子で、バウムクーヘンの原型と言われています。
長い棒をくるくると回し、生地を巻き取りながら時間をかけてゆっくりと焼いていきます。
薪の火力によって表面はパリッと、そして中はしっとりに仕上がるそうです。
でこぼこといびつな形に仕上がるのも面白く、
かりっ、ふわっ、と様々な食感が口の中で混じり合い、
粉とバターの豊かな風味がじんわりと広がります。おいしい!
ケーキは素材と季節感を大切にし、ブラックベリー、フランボワーズ、杏など、
店の回りで育てているものもあります。
鳥取ではなかなか手に入れることができない果物で、冷凍物よりおいしいから、
と自分で育てることにしたそうです。
採れたてのフランボワーズは甘みがぎゅっと詰まっていて、力強い味がしました。

生菓子、焼き菓子、コンフィチュール、そして不定期ですがパンも作っています。
(土日はあることが多いそうです)。
かまどでしっかり焼かれたパンはなかなかの人気で、
大きなカンパーニュを丸ごと買っていくお客さんもいるそうです。
毎日食べても飽きない、食事パンが中心です。
日本酒造りをヒントに、フランスの小麦で酵母を起こし、
それを使ってパンを焼いているそうです。

お店の中にはカウンター式のイートインスペースがあるので、
たくさん積まれた薪や、外の自然を眺めながら、ちょっと一休みできます。
コーヒーや紅茶にもこだわり、オーガニックのものを使っています。
回りはなんにもないけれど、ここへ来ておいしそうなお菓子たちに出会うと、
ほくほくと幸せな気持ちになれます。

平日でもひっきりなしにお客さんが訪れ、ケーキは午後になると売り切れも続出。
information
TORJOURS
トゥジュール
住所 鳥取県岩美郡岩美町岩本688-45
TEL&FAX 0857-73-5070
営業時間 10:00~18:30 定休日 水曜日(及び月一回不定休)
http://www.toujours-m.com/
深い味わいの 器を見て・触れて・使う 「岩井窯」
空間全体をゆったり味わってこそ、一層愛おしくなる器。
周りは延々とひたすら続く、森と山と田園風景。
人里離れた山奥深くに、ふと現れる瀟洒な佇まいのお屋敷。
広々とした敷地に、ぐるりと回廊で囲まれた建物は、異国情緒に溢れ、
スペインの古い教会か、はたまた中国の四合院か、
空想の世界にいるような、不思議な趣が感じられます。
中庭の真ん中には、大きな睡蓮鉢に蓮の花が、
ふわりとピンクのあでやかな花びらを広げていることもあり、
一層、夢見心地な気分になります。
岩井窯の山本教行さんは、鳥取の民藝運動のリーダー、吉田璋也氏、
そしてバーナード・リーチ氏に出会って感銘を受け、
陶芸を志します。
島根の出西窯で修行し、1971年にこの地で窯を開きました。
岩井窯の器は、飾っておいても十分に嬉しい器ですが、
日々使うことでより深い味わいを感じることができます。
洋の東西を問わず、世界各国からさまざまなインスピレーションを受けた、
どこにもない独特の風合いの器です。
飄々と描かれた模様に、どこかユーモラスな愛嬌があり、
素朴でどっしりとした耐熱の器に、心強い安心感を感じます。
「作品それ自体はもちろん、その器にまつわるストーリーや、
展示空間を丸ごと味わってもらい、より多くの思い出を持ち帰って欲しい」
と山本さんは語ります。



せっかく遠くまで来ていただいたのだから、できるだけ楽しんで行ってくれればと、
敷地内には、山本さんのコレクションを展示した参考館や、
喫茶、食事処もあります。
参考館では世界各国から集めた手工芸品や、
山本さん自身の過去の作品を拝見することができます。
企画展やイベント、コンサート等が開催されることもあるそうです。
「喫茶 HANA」では、
素材を吟味して丁寧に作られた手作りのお菓子や軽食を
岩井窯の器で楽しむことができます。
趣味良く整えられた、素朴な部屋のインテリアにも心惹かれます。
「食事処 花」は、一日一組の予約制。
地元の食材をふんだんに使った贅沢な料理で、
岩井窯の器を中心に他のものも組み合せてコーディネートされ、
器使いの参考にもなります。
旅人へのおもてなし心があちこちに感じられ、一日いても飽きない場所です。
時間を忘れてゆっくり過ごしてみてください。

information
クラフト館 岩井窯
住所 鳥取県岩美郡岩美町宇治134-1
TEL 0857-73-0339
10:00〜16:00 月・火曜日定休(祝祭日は開館)
臨時休館あり
「食事処 花」は、一日一組限定、要予約
http://www.iwaigama.com
地元若桜町で 収穫された酒米でお酒を造る 「太田酒造場」
地元のお米を使って真面目に丁寧に造る、家族で営む小さな酒蔵。
鳥取砂丘のある海沿いから、どんどん内陸に車を走らせていくと、
回りはすっかり山と田畑に囲まれた、緑濃い静かな農村地帯へと景色が変わっていきます。
単線のローカル列車がのどかにコトコト走っていたり、
きれいな川や果樹園の横を通り過ぎたり、
朝方は濃い霧が立ちこめて水墨画のようだったり、
冬は雪に覆われ一面銀世界だったり。
目を見張るような風景が次々に現れ、車窓を眺めていても飽きることがありません。
太田酒造場があるのは、そんなローカル線の終着駅近く、
若桜と書いて“わかさ”と読みます。
兵庫県と岡山県に隣接する、鳥取の中でも特に奥地のほう。
歩いてすぐ一周できるくらい小さなまちには、
まだ古い家もたくさん残っていて、情緒が感じられます。

太田酒造場は、主に家族で営んでいる小さな酒蔵。
仕込みは杜氏を中心に3人で行います。
農家さんをとても大切にしていて、
使うのは全て地元若桜町で収穫された酒米です。
春には自分たちでも田植えをして、酒米を作っています。
お米の種類(山田錦、五百万石、強力、玉栄、鳥姫など)ごとに、
また、同じ種類のお米でも、生産農家が違えば別々のタンクに仕込んで、
ブレンドせずに出荷されています。
なので、酒瓶のラベルの裏には農家さんの名前も紹介されています。
もろみを搾るのは槽搾りといって、見た目はお風呂のような、
中はステンレスだけど柿渋を塗った木枠の槽に、もろみを詰めた酒袋をどんどん載せ、
昔ながらの方法で、ぽたぽたゆっくり搾ります。
酒造りに大忙しな冬の季節は、3人では人手も足りないかと、
この蔵のファンだという一般の人が休みを返上して駆けつけ、
嬉しそうにお手伝いしていることもあります。

建物は築100年以上経っているそうで、天井を見上げると立派な梁があり、
造りには昔ながらの蔵らしい知恵があちこちに見られます。
急な木の階段を上った2階は蒸し立てのお米を冷ますところで、
冷たい風が来るようにと、北側に窓が開いています。
奥には昔蔵人さん(お酒を造る人)が寝泊まりしていたという部屋が残っており、
資料室として古い道具がたくさん納められていました。
狐桶と呼ばれる、先が細くなって狐の顔のようなかたちをした木桶
(もろみを酒袋に移すための道具)など、珍しいものを見かけます。

ここのお酒は全て純米酒で、しっかりとお米そのものの味が感じられます。
ふくよかでコクの深い、うまみのあるお酒だと思います。お燗で飲むのもおすすめ。
お米の種類毎に味比べをするのも楽しいです。
強力、玉栄、鳥姫などは鳥取ならではの酒米です。
冬には酒粕を販売していることもあり、
できたての板状の酒粕を少し炙っていただくのもたまりません。
また、蔵では酒粕を使った奈良漬けも作っており、
やはり地元産の大根やきゅうりを使い、
2年掛けて7回酒粕を漬け替え(きゅうりは6回)熟成し、
手間暇掛けて作られています。材料は酒粕と塩のみ。
奈良漬け蔵の中で、漬け終わった酒粕をちょこっと味見させてもらったところ、
塩と野菜の出汁が染み込んで、まろやかないい味になっていました。
漬けた粕でさえおいしいのだから、そんな奈良漬けがおいしくない訳がありません。
いつも人気であっという間に売り切れてしまうのだそうです。

奈良漬けを漬け終わった酒粕。ちょうどいい塩梅!
information
太田酒造場
住所 鳥取県八頭郡若桜町若桜1223-2
TEL 0858-82-0611 FAX 0858-82-0612
http://www1.ocn.ne.jp/~bentenmu/
カワウソがふにゃっとした手で握手会!神奈川県三浦市の「京急油壺マリンパーク」
アイドルにとって大事なイベント、握手会。
神奈川県三浦市の水族館「京急油壺マリンパーク」でも、
かわいいアイドルの握手会が行われています。
そのお相手は、小柄なカワウソのコツメカワウソ。
絶滅危惧種に指定されている貴重な存在で、繁殖保護を目的に飼育されています。
そんなコツメカワウソと握手ができる体験プログラムの名前は
「カワウソの指タッチ、魚キャッチ」。
展示施設のアクリルガラスには穴が空いており、
餌のワカサギを差し出すと、カワウソが人間の手をつかんでくれます。
ふにゃっとした手でキュッとつかんでくるんだそうです。かわいいですね。
この体験プログラムは有料で予約制となっているため、
確実に体験されたい方は事前に水族館にお問い合わせを。
戦前のアンティーク瀬戸物を お手頃価格で。石巻のランドマーク 「復興ステーション観慶丸」
戦前の瀬戸物と、復興グッズのお店
石巻中央エリアでひときわ目を惹く、
タイル貼りの洋風建築「旧観慶丸商店」。
震災後、津波の被害によって営業できない状態でしたが、
ここがいま「復興ステーション」として活動を再開。
戦前の貴重な瀬戸物と、復興グッズのショップとして営業中です。

もともと、この建物は、80年前に建てられた石巻初の百貨店でした。
戦津波の被害によって一階部分が浸水したところを、
地元のスポーツ店「スポーツショップマツムラ」の松村さんが
立ち上がり、ボランティアの皆さんのご協力のもと、大修復を行いました。
そして2012年の夏、復活を遂げたのです。

ショップで販売されているのは、明治〜大正〜昭和初期
に作られた陶器、陶磁器、瀬戸物たち。いずれもピカピカの新品です。
かつて石巻には沢山の旅館があり、そこで使われるために
佐賀の有田や石川の九谷といった遠い地から
藁に包まれて沢山の瀬戸物が運ばれてきました。
旧観慶丸商店の倉庫には当時の、藁に包まれたままの在庫が
大量に残っており、それらをすごく手頃なお値段(2個で500円など)
で販売しているのです。

また、仮設住宅で暮らすお母さんたちが作った復興グッズも
販売されています。これは着物から作られた洋服。
石巻のお母さんたちは、もともと網を編んだりする技を持ちあわせて
いたり、ものすごくスキルが高いのだそう。さすがです。
などなど、「復興ステーション観慶丸」では、
石巻のさまざまな面を垣間見ることができます。
緑に包まれたセレクトショップ 「BUKOWSKI」& 花のアトリエ「labo1113」
広瀬川を見下ろすセレクトショップ
仙台を流れる広瀬川のほとりに佇むセレクトショップ「BUKOWSKI」は、
2006年にオープン。豊かな街路樹と川の緑に包まれた心地のよい
ロケーションにあります。
名前の由来はビートニクの詩人・作家の
チャールズ・ブコウスキーから。
仙台の空間デザイナーOGATAが手がけた心地良い空間です。

左:「麻とんぼ」編み師 はんちゃん 右:BUKOWSKIオーナーの青田聡一さん
現在のBUKOWSKIの店内は2つの空間でシェアされています。
仙台で活動する作家や複数の店舗によるインポート洋服、
アクセサリー、雑貨、アンティーク・骨董、お菓子、パンなどを
販売するLimited shop「+R」と、花に包まれたアトリエ「labo1113」。

「+R」には、作家が一点一点手仕事で作り上げた
アイテムが多くあります。
編んだ麻ひもをベースにとんぼ玉や少数民族のガラスビーズ、
古道具などを組み合わせたアクセサリーの「麻とんぼ」など
洗練された品揃え。
作家の方が交代でお店に立っているので、
作り手のお話を伺うこともできます。
出店作家のイシー商店さんは、
「ちょっと面白い洋服や雑貨をハンドメイドで
コツコツと作っています。他の人と少し違う
ファッションを楽しみたい方に向けて、日々研究を重ねています。」
と語ります。
「+R」の新入荷やパン販売などの情報は
ブログで毎日更新しています。

そしてお店の半分を包み込む緑の空間は、
花空間演出家megumi nishimagiのアトリエ&オフィス「labo1113」。
空間やライブの装飾、ウエディングブーケなどで活躍される
アーティストです。
megumiさんはパリでの修行の後仙台へ。
この隠れ家のような緑のアトリエにて花との対話をテーマとした
フラワーレッスンなども行っています。
仙台の洗練されたクリエイティブな空間とあふれる緑が楽しめる
「BUKOWSKI」に是非訪れてみて下さい。
入る順番で効果が激変する!? 「黒石温泉郷」
温泉といえば「美肌」。美肌といえば「温泉」。
両者は切っても切れない縁でつながっているようですが、
なんとお湯を巡る順番次第で、その効果が変化する温泉郷があるのをご存じですか?
それが黒石温泉郷です。
浅瀬石川沿いにある長寿温泉、温湯温泉、落合温泉、板留温泉の4つからなる黒石温泉郷。
秘湯として温泉マニアの間では超有名な青荷温泉を含めることもあります。
浅瀬石川沿いは古くから湯治場として栄え、今でも地元で愛される温泉街です。
入る順番で効果が変わる!? 3つの美肌湯。
今回はそれらの温泉を幾つか巡り、お肌のケアを!
というわけなのですが、とくに大切なのが巡る順番。
その順番にこそ、美肌へとつながる深い理由があるのです。
今回は以下の3つの温泉を順番に巡ってみましょう。
落合温泉「かねさだ旅館」
【単純泉】→ クレンジング効果
住所 青森県黒石市袋字富田66-5
TEL 0172-54-8378
http://kuroishi.or.jp/stay_onsen/otiaionsen/kanesadaryokan
板留温泉「丹羽旅館」
【硫酸塩・塩化物泉】→ しっとり効果
住所 青森県黒石市宮下21
TEL 0172-54-8021
http://www7.ocn.ne.jp/~niwa/
温湯温泉「飯塚旅館」
【塩化物泉】→ 保温、保湿効果
住所 青森県黒石市鶴泉60
TEL 0172-54-8303
「クレンジング効果」に「しっとり効果」、そして「保温&保湿効果」。
それってまるで「基礎化粧品」みたい。
とにかく上の順番で湯巡りをすることで、より効果が実感できるのです。
ちなみに全てバスで10分ほどの距離にあります。
まずは落合温泉の「かねさだ旅館」。
炭酸水素泉など3つの塩の成分が配合され、
お湯が石けんのような作用を持つため、クレンジング効果があります。
最初にじっくりと浸かって汗を出します。

お次は、美人の湯としても有名な板留温泉「丹羽旅館」。
ほんの少しながらぬめりを感じる硫酸泉でお肌をしっとり保湿するべく、
少し温かめの露天風呂に入ってじっくりと半身浴を。
そして最後は温湯温泉「飯塚旅館」。
ここの源泉はとても高温。しかしそれを水で薄めるのではなく、
温湯地区の界隈に通した地下水路に源泉を流して自然とお湯を冷ましているので、
泉質がまったく損なわれていないのです。

肩まで浸かった瞬間に感じる「つるつる感」。
まるで保湿効果が目に見えるようです!
お湯は熱めなのであまり長く入ることはできないかもしれませんが、
それでも入浴後のお肌はしっとり。確かに、基礎化粧品いらず。
回り方ひとつで、本当に効果が違うんですね。
実はこの巡り方、
温泉や旅で心も体もきれになる「ビューティツーリズム」を提唱する石井宏子さんが、
温泉分析書や実際の滞在に基づいて提案した効果的ルートなのです。
黒石温泉郷では、
他にも青荷温泉を含めた美肌力アップの湯めぐりなども提案している模様。
旅の疲れを癒すのにもおすすめです!

1kgのビッグハンバーグで、 津軽精神を味わう!?
青森県津軽地方には、
客人に対して大盤振る舞いすることが美しいという文化があります。
津軽のことばでそんな大盤振る舞いのことを「やってまれ」と呼びます。
「えーぃ、やってしまえ!」という意味だそうですが、
実は青森県内、とくに津軽地方には、
そんな「やってまれ」な食堂や飲食店が多々あります。
この店「グリルナリマン」もそんな店。
裏メニューが“看板メニュー”!? やってまれ! な巨大ハンバーグ
五所川原市のシンボルでもある「赤〜いりんごの並木」道の西側で、
「やってまれ」なビッグサイズハンバーグを提供している洋食屋さんです。
その重量は、なんと1kg。
意気揚々とお店に入れば、壁という壁に色紙がびっしり。
「へ~、有名人もたくさん来ている有名店だったのか〜」と思いきや、
その色紙をよく読めば、ほとんどが1kgハンバーグを完食した強者の雄叫び。
そう、この色紙は勝者の証なのです。
ちなみに、メニューには「ハンバーグ定食(200g/300g)」はあるものの、
「1kg」という表示は見当たりませんのでご注意を。
……裏メニューなのです。
裏メニューが看板メニュー。それはそれですごい状況。
「お客さん、大丈夫ですかぁ~」と店の奥様から心配されつつ、注文します。

その直径は30cmに肉迫! 1kgハンバーグのつくり方
ご主人の成田友行さんがハンバーグのパティを計量し始めました。
1kgのひき肉を改めて視覚化すると、ものすごい量です。

ちなみに、パティに使われるのは合挽肉。
牛肉が7割で豚肉が3割。卵など様々つなぎを入れますが、
玉ねぎは中玉サイズが2個も入っているそうで、血液サラサラ間違いなし。

次いでパティを直径30cmのフライパンに敷き詰め、
焦げ目がついたところで一気にターンオーバー。
熟練の成田さんも、さすがにこの瞬間ばかりは毎回緊張するそうです。
なぜなら、1発でひっくり返さないとせっかくのハンバーグが割れてしまうから。
ちなみに、成功するポイントは「躊躇しないこと」。
成田さんは「一度も失敗したことはない」そうで、プロの貫録がにじみ出てます。
ハンバーグの両面に焦げ目がついたら、しばしのオーブンタイム。
15〜20分ほど、中心まで火が通るように焼き上げていきます。

「はいおまち~」。目の前に供されたハンバーグに思わず絶句。
その大きさは、想像以上。きっと誰しも生まれて初めての経験となるでしょう。
直径は30cm、厚さは4cm。もう笑いが止まりません。
しかも、熱々のハンバーグの上にはナリマン特製のミートソースがたっぷり。
ナイフでカットする瞬間に、少しだけ“野生”を垣間見る気さえします。
“野生”すら感じる、 1kgハンバーグの値段。
ご飯とサラダとスープを付けて、お値段は3,590円。
4人で食べれば約1,000円(笑)
10数年前に、若い常連さんたっての希望で誕生したこの巨大ハンバーグ、
東京を始めとして県外からの挑戦者も少なくないとか。
みごと完食した勇者には、うれしい特典も。
「グリルナリマン」特製の焼肉タレと、ノンアルビールを金メダル代わりに進呈!
ちなみに、合挽肉が少なくなると1kgハンバーグが作れなくなる場合もありますので、
挑戦者の皆さんは念のためご予約することをおすすめします。
物怖じせずにとりあえず前進してみる潔さ、
どんなに巨大なハンバーグでもひとまず作ってみるという勢い、
直径30cmの肉のかたまりを前に猛進できるその勇気。
津軽名物の「やってまれ!」精神を、とくとご堪能ください!
旅のお土産話にぜひ!

1989年にオープンした「グリルナリマン」。
実は、弘前にある親戚のお寺の和尚様がつけてくれた大変ありがたい店名は、
「グリル成萬」と漢字で表記するのが正しいとのこと。
今は、息子さんも加わって家族5人でお店を切り盛りしています。
下風呂温泉郷にある黒い美肌湯 「旅館さつき荘」
温泉が至るところに湧く青森。
県下には数々の名湯がありますが、ここのお湯は他とは少々異なります。
下北半島は風間浦村にある下風呂温泉郷。
各旅館に素晴らしい泉質のお湯が揃っており、
今や地元だけでなく県内外から多くのお客さんが訪れる名湯です。
そのお湯は源泉によって白濁していたり透明に近いものだったりと
様々ですが、実は黒いお湯があるのです。

白、黒、グレー。毎日色が変わる不思議な湯!?
下風呂温泉郷のメインストリートに佇む「旅館さつき荘」。
宿泊もできるし立ち寄り入湯も可。2012年12月に改装されたという旅館の2階に上がり、
仄暗い廊下を突きあたりまで進むと、存在を隠しているかのように浴室が現れます。
……浴槽のお湯は一見すると白濁しているように見えますが、
柄杓ですくい上げると、黒くなる。
聞けば、お湯の色は白くなったりグレーになったりと毎日変化するのだとか。
写真ではグレーっぽく見えるのですが、
時にはかなり黒に近い灰色に濁っていることもあるため、
入浴すると体が全く見えません。湯温は40〜42度くらいでしょうか。
同じ下風呂温泉郷にある立ち寄り湯の「大湯」や「新湯」に比べると、
それほど熱くなく、ゆったり入れます。
香りは他の下風呂温泉と似た方向性。
やや鉄っぽい香りもするのですが、訊けば砂鉄が混じっているようだとのこと。
それがお湯の色を黒くしているのかもしれないそうです。
浴室や脱衣場は1つしかありません。
が、お湯は超お勧め! 是非試してみてください!
ちなみにタオルは黒っぽくなります、はい。
湯船の底からお湯が湧く! 「蔦温泉旅館」
八戸からも青森からも、車かバスで約1時間半。
十和田湖にもほど近い南八甲田の山合いにひっそりと佇む一軒宿「蔦温泉旅館」。

ブナの原生林に囲まれたそのロケーションも、
冬にもなればしんしんと降り積もるその雪深さも、
趣き満点な本館の佇まいも素敵ですが、なんといっても素敵なのが、お湯。

湯船の底から湧くお湯に、からだを撫でられる感覚!
館内には「久安の湯」と「泉響の湯」というふたつの源泉がありますが、
いずれも源泉が湯船の直下に!
ブナ材で造られた湯船の底板からは、
一切手の加えられていない「生の湯」が湧き出し続けています。
湯船に身を任せていると、時おり泡がぽこぽこと上がり、
身体を撫でていくこの感覚が素敵すぎ。
湯船と同じブナ材が張られた洗い場には、昔懐かしい湯桶が置かれ、
湯治場として栄えていた頃の面影を残しています。

泉質は硫酸塩泉の単純泉で、無色透明、無味無臭。
温度は47℃~51℃と比較的熱め。
湯量も多く、大きな湯船のお湯は5~6時間ほどで入れ替わってしまうそう。
真新しいお湯に浸かりたい方は真夜中の入浴がお勧めです。

温泉通の間では、
お湯が「こなれている」とか「こなれていない」なんて表現がありますが、
これはお湯が空気に触れた「度合い」のことなんだとか。
蔦温泉の「生の湯」は、当然ながら「こなれていない」お湯。
「こなれていない」と、入った瞬間に身体全体を押し返すような刺激があり、
最初は熱く感じますが、何度が浸かるにつれて、
なんとも優しい表情へと変わっていくのが実感できるのも、ここの魅力。
日帰り入浴もOK。なのですが、ぜひ泊まってみたい!

「泉響の湯」は10:00 〜 16:00の時間帯であれば、
立ち寄り入浴(大人500円/小学生200円)もできるのですが、
奇麗に改装された「西館」は、どのお部屋も広くて快適だし、
青森県産の四季折々の旬の鮮魚や野菜で彩られた、
おもてなしの夕食もおいしいので、ぜひ宿泊がおすすめ。

宿泊料は、2名1室18,000円から(平日なら15,000円から)。

標高が高いので夏は確かに涼しいけれど、真冬の時期の雪景色もグッときますよ!

あ。立ち寄り入浴の際は、
混み具合によっては繰上げて終了することもあるそうなので、
お電話で確認のうえおでかけください!
モダンなこぎん刺しを買うなら 弘前の「green」
弘前市内への玄関口で、中心商店街でもある土手町。
その周辺の代官町や和徳町の通りをじっくり歩くと気付くこと。
それは、この界隈にはこだわり専門店や、お洒落なセレクトショップ、
そして昔ながらの大衆食堂などが数多く集まっているということ。
なぜなら弘前の人々はよい物には妥協を許さないからです。

例えば、代官町のセレクトショップ「green(グリーン)」。
ひと言で表現すれば、国内の若手作家の作品を中心に、
雑貨や服を揃えているセレクトショップ。
フェアトレード商品なども扱い、人と地球に優しく、
環境に負荷をかけないライフスタイルも提案するお店です。

お店の顔は、津軽の伝統工芸品でもある「こぎん刺し」をアレンジした雑貨。
これはオーナーの小林さんと、
地元の「弘前こぎん研究所」のコラボレーションによって誕生したそう。
桜の木肌をイメージさせるグレーの生地と、
桜の花を思わせるピンク色の刺繍の色合いがキュートです。

「こぎん刺し」の伝統的技法を守りながら、
女子のライフスタイルに合わせた名刺入れや、お財布、
そして小物入れなどの「こぎん刺し」雑貨は、
伝統とモダンのちょうどいい部分をともに併せ持つ逸品。
その他、若手の津軽塗作家とコラボしたアクセサリーや、
iPhoneのジャケットなども。旅のおみやげにもおすすめ!















