童話の世界がたっぷり詰まったミュージアム。
外から見ると、ちょっと不思議な建物。
空想の世界のような、まるでジブリの映画にでも出てきそうな、
古いものと新しいものをミックスさせた、のほほんとユニークな外観です。
古い建物部分は、元々あった鳥取県立図書館を復元し、レトロな風情を残したもの。
珍しい建物なので、建築に携わる人が見に来ることもあるそうです。
建物横には遊んだり寛いだりできる広い芝生とベンチがあって、
木には山桃のような実がなっていました。
外壁に面したレリーフは1時間毎に時計の蓋がくるりと回転して、からくり時計が登場、
中からクマやうさぎや金太郎、大黒様などが出てきて音楽を演奏します。

館内は1階が主に童謡と唱歌、2、3階がおもちゃをテーマにしています。
まず1階を覗いてみると、昔の学校の教室や廊下、下駄箱など、
まるで舞台のセットみたいに、そっくりそのままの空間が再現されていました。
教室の机には落書きが掘ってあったり、
引き出しを開けるとアルミのお弁当箱が入っていたり、
細かいところまで凝っています。
昭和15年、と書かれた古い足踏みオルガンは今も現役で、
矢絣の着物を着た“先生”と一緒に
教室で唱歌を唄う「唱歌教室」は、人気だそうです。


学校の奥には鳥取の音楽家たちを紹介する部屋があり、
田村虎蔵、永井幸次、岡野貞一という3人の音楽家たちが登場しています。
名前だけ聞くとピンとこないのですが、田村虎蔵は金太郎、永井幸次は七夕の作曲、
そして岡野貞一は「春の小川」や「ふるさと」と聞けば、
歌を思い出す人も多いかもしれません。
さらに次の部屋は童謡について収集した展示コーナー。
昔の童謡雑誌やレコードなどが並んでいて、
レトロでかわいいイラストや素朴なデザインに胸がきゅんとします。
そしてなんとカラオケコーナーまで!
子どもが遊ぶためと思いきや、熱唱しているお母さんお父さんも多いそうです。

2階は子どもたちが遊べるおもちゃ体験スペース、
そして3階は世界のおもちゃが一同に集まった迫力のコレクションスペース。
約2000点のおもちゃが展示されているそうです。
乗り物、人形、動物、ヒーローもの、などテーマ毎にコーナーが作られており、
各時代の懐かしい玩具がいっぱいで、自分のツボを見つけてしまうと、
つい夢中になって眺めてしまいます。
鳥取の素朴な郷土玩具を集めたコーナーや、
鳥取出身の漫画家・水木しげるのゲゲゲの鬼太郎のおもちゃを集めたコーナーもあります。
着せ替え、こま回しなど、おもちゃを使って遊ぶ体験もでき、
時間を忘れ、童心に帰って楽しめるミュージアムです。

information
童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム わらべ館
住所 鳥取県鳥取市西町3-202
TEL 0857-22-7070 FAX 0857-22-3030
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日 毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)、年末・年始(12月29日~1月1日)
入場料 個人:大人 500円 団体(20名以上):大人 400円 外国人旅行者:大人 250円
※高校生以下の方、障がい者・要介護者とその介護人は無料です。
http://www.warabe.or.jp
