odekake
posted:2013.7.11 from:鳥取県 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
editor’s profile
Kaori Ezawa
江澤香織
えざわ・かおり●神奈川生まれ、東京在住。フリーライター。友人に誘われふらっと訪ねた鳥取の旅で、 その良さに感動し、以後、山陰と深く関わることに。「山陰旅行 クラフト+食めぐり」(マイナビ)著者。 食、旅、クラフト等を通じて、日本文化とものづくりを応援。
credit
撮影:上原朋也
取材協力:鳥取県
鳥取市は県庁所在地でありながら、温泉地でもあります。
公衆浴場や温泉旅館も多く、JR鳥取駅から徒歩圏内にぽつぽつ点在しています。
市街地に温泉があるのは、全国でもなかなか珍しいそう。
「こぜにや」も駅からほど近い、住宅街の中にあります。
家やマンションが建ち並ぶ中に、ふと現れるので、ちょっとびっくりします。
でも館内に入ると、
まちの中心であることを忘れてしまうくらい、静かで落ち着いた雰囲気です。
建物にぐるりと囲まれた中庭には、趣向を凝らした大きな池があり、
ロビーからもよく見渡せます。
ロビーとちょうど反対側に、法隆寺の夢殿をイメージするような
情緒ある八角円堂の湯殿があります。
お風呂は6種類あり、檜造り、岩造りの大浴場と、
露天風呂、貸し切りの家族風呂などがあります。
源泉に何も手を加えていない、掛け流しの天然温泉です。
大浴場と露天風呂は、宿泊でなくとも、立寄り湯として利用できます。
客室は鉄筋造りのモダンなタイプと、木造造りの純和風タイプの2種類があります。
ひと部屋ひと部屋それぞれ造りが違い、同じ部屋はありません。
こぜにやの創業は江戸末期より、180年の歴史ある旅館。
離れの特別室、宝殿は、古い調度品や波板のガラスなど、
昔の旅館から引き継いでいるものがあります。
窓の外に見える日本庭園も味わい深く、和みます。
料理もボリュームたっぷりで、
日本海の海の幸、鳥取和牛など地元の特産物を使って、
素材を生かした丁寧な料理を心がけているそうです。
冬の味覚、松葉ガニを使った「カニ会席」もあります。
宿泊ではない食事だけの利用も可能です。
information
鳥取温泉・観水庭 こぜにや
住所 鳥取県鳥取市永楽温泉町651
TEL 0857-23-3311
http://www.kozeniya.com/
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