odekake
posted:2013.7.12 from:鳥取県 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
editor’s profile
Kaori Ezawa
江澤香織
えざわ・かおり●神奈川生まれ、東京在住。フリーライター。友人に誘われふらっと訪ねた鳥取の旅で、 その良さに感動し、以後、山陰と深く関わることに。「山陰旅行 クラフト+食めぐり」(マイナビ)著者。 食、旅、クラフト等を通じて、日本文化とものづくりを応援。
credit
撮影:上原朋也
取材協力:鳥取県
しいたけが嫌いな人には申し訳ないですが、
きのこ好きにはワクワクするような、心躍るネーミング。
実は、鳥取には「一般財団法人 日本きのこセンター」なるものがあり、
きのこ類を専門に調査・研究しています。
国内唯一のきのこ研究機関だそうです。
きのこ産業の発展にも力を入れており、
そんなわけで、鳥取にはおいしいきのこが多いのです。
ここは、「きのこ会席」「きのこランチ」など、
四季折々の多種多様なきのこを使ったコースメニューがあります。
しいたけ、エリンギ、柳松茸など3種のきのこをたっぷり使ったきのこごはん、
ふわふわしたウサギのシッポのような姿もかわいい山伏茸のお吸い物、
しいたけの粉末を練り込んで、讃岐の製麺所で作られた、しいたけうどんなど、
きのこ尽くしの珍しいメニューが続々と登場。
中でもひと際びっくりするのが、しいたけステーキ!
一見「ハンバーグかな?」と思うほど、肉厚で大きなしいたけが、
鉄板皿の上にどんと乗り、ジュージューといい音を立てています。
ぶるるん、と噛みごたえのある弾力で、うまみがじゅわっと口の中に広がります。
鳥取で開発された、特殊な品種のおいしい原木しいたけなのだそうです。
そしてなんと、こちらで料理をいただくと、もれなく温泉がついてきます。
旅館なのでお泊まりもできますが、
ランチをいただくだけでも温泉はセットになっています。これは嬉しい。
飲用もできる天然温泉で、旅の疲れを癒せます。
(注:温泉にしいたけは入っていません)。
さて、風呂上がりには「しいたけソフトクリーム」もいいですね。
え? しいたけのソフトクリーム!?
一瞬ぎょっとするかもしれませんが、
決してキワものではなく、素直においしいです。
しいたけの粉末を香ばしく炒ったものと、
しいたけ焼酎を火にかけてアルコール分を飛ばしたものが入っているそうです。
少しシャリっとしたシャーベット状の食感で、
ナッツのようなうまみと香ばしさがあります。
建物の脇には「しいたけ本舗」という売店があり、
生のきのこはもちろん、うどん、カレー、ドレッシング、お菓子、焼酎など、
きのこを使った商品がいろいろと並んでいます。
自宅でしいたけステーキを作れる、乾燥しいたけセットもあります。
お土産にも嬉しいアイテムです。
information
天然温泉旅館 しいたけ会館「対翠閣」
住所 鳥取県鳥取市富安1-84
TEL 0857-24-8471
http://www.taisuikaku.com
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