地元若桜町で 収穫された酒米でお酒を造る 「太田酒造場」

地元のお米を使って真面目に丁寧に造る、家族で営む小さな酒蔵。

鳥取砂丘のある海沿いから、どんどん内陸に車を走らせていくと、
回りはすっかり山と田畑に囲まれた、緑濃い静かな農村地帯へと景色が変わっていきます。
単線のローカル列車がのどかにコトコト走っていたり、
きれいな川や果樹園の横を通り過ぎたり、
朝方は濃い霧が立ちこめて水墨画のようだったり、
冬は雪に覆われ一面銀世界だったり。
目を見張るような風景が次々に現れ、車窓を眺めていても飽きることがありません。
太田酒造場があるのは、そんなローカル線の終着駅近く、
若桜と書いて“わかさ”と読みます。
兵庫県と岡山県に隣接する、鳥取の中でも特に奥地のほう。
歩いてすぐ一周できるくらい小さなまちには、
まだ古い家もたくさん残っていて、情緒が感じられます。

太田酒造場は、主に家族で営んでいる小さな酒蔵。
仕込みは杜氏を中心に3人で行います。
農家さんをとても大切にしていて、
使うのは全て地元若桜町で収穫された酒米です。
春には自分たちでも田植えをして、酒米を作っています。
お米の種類(山田錦、五百万石、強力、玉栄、鳥姫など)ごとに、
また、同じ種類のお米でも、生産農家が違えば別々のタンクに仕込んで、
ブレンドせずに出荷されています。
なので、酒瓶のラベルの裏には農家さんの名前も紹介されています。
もろみを搾るのは槽搾りといって、見た目はお風呂のような、
中はステンレスだけど柿渋を塗った木枠の槽に、もろみを詰めた酒袋をどんどん載せ、
昔ながらの方法で、ぽたぽたゆっくり搾ります。
酒造りに大忙しな冬の季節は、3人では人手も足りないかと、
この蔵のファンだという一般の人が休みを返上して駆けつけ、
嬉しそうにお手伝いしていることもあります。

建物は築100年以上経っているそうで、天井を見上げると立派な梁があり、
造りには昔ながらの蔵らしい知恵があちこちに見られます。
急な木の階段を上った2階は蒸し立てのお米を冷ますところで、
冷たい風が来るようにと、北側に窓が開いています。
奥には昔蔵人さん(お酒を造る人)が寝泊まりしていたという部屋が残っており、
資料室として古い道具がたくさん納められていました。
狐桶と呼ばれる、先が細くなって狐の顔のようなかたちをした木桶
(もろみを酒袋に移すための道具)など、珍しいものを見かけます。

ここのお酒は全て純米酒で、しっかりとお米そのものの味が感じられます。
ふくよかでコクの深い、うまみのあるお酒だと思います。お燗で飲むのもおすすめ。
お米の種類毎に味比べをするのも楽しいです。
強力、玉栄、鳥姫などは鳥取ならではの酒米です。
冬には酒粕を販売していることもあり、
できたての板状の酒粕を少し炙っていただくのもたまりません。
また、蔵では酒粕を使った奈良漬けも作っており、
やはり地元産の大根やきゅうりを使い、
2年掛けて7回酒粕を漬け替え(きゅうりは6回)熟成し、
手間暇掛けて作られています。材料は酒粕と塩のみ。
奈良漬け蔵の中で、漬け終わった酒粕をちょこっと味見させてもらったところ、
塩と野菜の出汁が染み込んで、まろやかないい味になっていました。
漬けた粕でさえおいしいのだから、そんな奈良漬けがおいしくない訳がありません。
いつも人気であっという間に売り切れてしまうのだそうです。

奈良漬けを漬け終わった酒粕。ちょうどいい塩梅!

information


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太田酒造場

住所 鳥取県八頭郡若桜町若桜1223-2
TEL 0858-82-0611 FAX 0858-82-0612
http://www1.ocn.ne.jp/~bentenmu/

カワウソがふにゃっとした手で握手会!神奈川県三浦市の「京急油壺マリンパーク」

アイドルにとって大事なイベント、握手会。

神奈川県三浦市の水族館「京急油壺マリンパーク」でも、
かわいいアイドルの握手会が行われています。
そのお相手は、小柄なカワウソのコツメカワウソ。
絶滅危惧種に指定されている貴重な存在で、繁殖保護を目的に飼育されています。

そんなコツメカワウソと握手ができる体験プログラムの名前は
「カワウソの指タッチ、魚キャッチ」。

展示施設のアクリルガラスには穴が空いており、
餌のワカサギを差し出すと、カワウソが人間の手をつかんでくれます。
ふにゃっとした手でキュッとつかんでくるんだそうです。かわいいですね。

この体験プログラムは有料で予約制となっているため、
確実に体験されたい方は事前に水族館にお問い合わせを。

カワウソの指タッチ、魚キャッチ

戦前のアンティーク瀬戸物を お手頃価格で。石巻のランドマーク 「復興ステーション観慶丸」

戦前の瀬戸物と、復興グッズのお店

石巻中央エリアでひときわ目を惹く、
タイル貼りの洋風建築「旧観慶丸商店」。
震災後、津波の被害によって営業できない状態でしたが、
ここがいま「復興ステーション」として活動を再開。
戦前の貴重な瀬戸物と、復興グッズのショップとして営業中です。

もともと、この建物は、80年前に建てられた石巻初の百貨店でした。
戦津波の被害によって一階部分が浸水したところを、
地元のスポーツ店「スポーツショップマツムラ」の松村さんが
立ち上がり、ボランティアの皆さんのご協力のもと、大修復を行いました。
そして2012年の夏、復活を遂げたのです。

ショップで販売されているのは、明治〜大正〜昭和初期
に作られた陶器、陶磁器、瀬戸物たち。いずれもピカピカの新品です。
かつて石巻には沢山の旅館があり、そこで使われるために
佐賀の有田や石川の九谷といった遠い地から
藁に包まれて沢山の瀬戸物が運ばれてきました。
旧観慶丸商店の倉庫には当時の、藁に包まれたままの在庫が
大量に残っており、それらをすごく手頃なお値段(2個で500円など)
で販売しているのです。

また、仮設住宅で暮らすお母さんたちが作った復興グッズも
販売されています。これは着物から作られた洋服。
石巻のお母さんたちは、もともと網を編んだりする技を持ちあわせて
いたり、ものすごくスキルが高いのだそう。さすがです。
などなど、「復興ステーション観慶丸」では、
石巻のさまざまな面を垣間見ることができます。

緑に包まれたセレクトショップ 「BUKOWSKI」& 花のアトリエ「labo1113」

広瀬川を見下ろすセレクトショップ

仙台を流れる広瀬川のほとりに佇むセレクトショップ「BUKOWSKI」は、
2006年にオープン。豊かな街路樹と川の緑に包まれた心地のよい
ロケーションにあります。
名前の由来はビートニクの詩人・作家の
チャールズ・ブコウスキーから。
仙台の空間デザイナーOGATAが手がけた心地良い空間です。

左:「麻とんぼ」編み師 はんちゃん 右:BUKOWSKIオーナーの青田聡一さん

現在のBUKOWSKIの店内は2つの空間でシェアされています。

仙台で活動する作家や複数の店舗によるインポート洋服、
アクセサリー、雑貨、アンティーク・骨董、お菓子、パンなどを
販売するLimited shop「+R」と、花に包まれたアトリエ「labo1113」。

「+R」には、作家が一点一点手仕事で作り上げた
アイテムが多くあります。
編んだ麻ひもをベースにとんぼ玉や少数民族のガラスビーズ、
古道具などを組み合わせたアクセサリーの「麻とんぼ」など
洗練された品揃え。
作家の方が交代でお店に立っているので、
作り手のお話を伺うこともできます。

出店作家のイシー商店さんは、
「ちょっと面白い洋服や雑貨をハンドメイドで
コツコツと作っています。他の人と少し違う
ファッションを楽しみたい方に向けて、日々研究を重ねています。」
と語ります。
「+R」の新入荷やパン販売などの情報は
ブログで毎日更新しています。

そしてお店の半分を包み込む緑の空間は、
花空間演出家megumi nishimagiのアトリエ&オフィス「labo1113」。
空間やライブの装飾、ウエディングブーケなどで活躍される
アーティストです。
megumiさんはパリでの修行の後仙台へ。
この隠れ家のような緑のアトリエにて花との対話をテーマとした
フラワーレッスンなども行っています。
仙台の洗練されたクリエイティブな空間とあふれる緑が楽しめる
「BUKOWSKI」に是非訪れてみて下さい。

入る順番で効果が激変する!? 「黒石温泉郷」

温泉といえば「美肌」。美肌といえば「温泉」。
両者は切っても切れない縁でつながっているようですが、
なんとお湯を巡る順番次第で、その効果が変化する温泉郷があるのをご存じですか? 
それが黒石温泉郷です。
浅瀬石川沿いにある長寿温泉、温湯温泉、落合温泉、板留温泉の4つからなる黒石温泉郷。
秘湯として温泉マニアの間では超有名な青荷温泉を含めることもあります。
浅瀬石川沿いは古くから湯治場として栄え、今でも地元で愛される温泉街です。

入る順番で効果が変わる!? 3つの美肌湯。

今回はそれらの温泉を幾つか巡り、お肌のケアを!
というわけなのですが、とくに大切なのが巡る順番。
その順番にこそ、美肌へとつながる深い理由があるのです。
今回は以下の3つの温泉を順番に巡ってみましょう。


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落合温泉「かねさだ旅館」

【単純泉】→ クレンジング効果
住所 青森県黒石市袋字富田66-5
TEL 0172-54-8378
http://kuroishi.or.jp/stay_onsen/otiaionsen/kanesadaryokan


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板留温泉「丹羽旅館」

【硫酸塩・塩化物泉】→ しっとり効果
住所 青森県黒石市宮下21
TEL 0172-54-8021
http://www7.ocn.ne.jp/~niwa/


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温湯温泉「飯塚旅館」

【塩化物泉】→ 保温、保湿効果
住所 青森県黒石市鶴泉60
TEL 0172-54-8303

「クレンジング効果」に「しっとり効果」、そして「保温&保湿効果」。
それってまるで「基礎化粧品」みたい。
とにかく上の順番で湯巡りをすることで、より効果が実感できるのです。
ちなみに全てバスで10分ほどの距離にあります。
まずは落合温泉の「かねさだ旅館」。
炭酸水素泉など3つの塩の成分が配合され、
お湯が石けんのような作用を持つため、クレンジング効果があります。
最初にじっくりと浸かって汗を出します。

お次は、美人の湯としても有名な板留温泉「丹羽旅館」。
ほんの少しながらぬめりを感じる硫酸泉でお肌をしっとり保湿するべく、
少し温かめの露天風呂に入ってじっくりと半身浴を。
そして最後は温湯温泉「飯塚旅館」。
ここの源泉はとても高温。しかしそれを水で薄めるのではなく、
温湯地区の界隈に通した地下水路に源泉を流して自然とお湯を冷ましているので、
泉質がまったく損なわれていないのです。

肩まで浸かった瞬間に感じる「つるつる感」。
まるで保湿効果が目に見えるようです!
お湯は熱めなのであまり長く入ることはできないかもしれませんが、
それでも入浴後のお肌はしっとり。確かに、基礎化粧品いらず。
回り方ひとつで、本当に効果が違うんですね。
実はこの巡り方、
温泉や旅で心も体もきれになる「ビューティツーリズム」を提唱する石井宏子さんが、
温泉分析書や実際の滞在に基づいて提案した効果的ルートなのです。
黒石温泉郷では、
他にも青荷温泉を含めた美肌力アップの湯めぐりなども提案している模様。
旅の疲れを癒すのにもおすすめです!

1kgのビッグハンバーグで、 津軽精神を味わう!?

青森県津軽地方には、
客人に対して大盤振る舞いすることが美しいという文化があります。
津軽のことばでそんな大盤振る舞いのことを「やってまれ」と呼びます。
「えーぃ、やってしまえ!」という意味だそうですが、
実は青森県内、とくに津軽地方には、
そんな「やってまれ」な食堂や飲食店が多々あります。
この店「グリルナリマン」もそんな店。

裏メニューが“看板メニュー”!? やってまれ! な巨大ハンバーグ

五所川原市のシンボルでもある「赤〜いりんごの並木」道の西側で、
「やってまれ」なビッグサイズハンバーグを提供している洋食屋さんです。
その重量は、なんと1kg。
意気揚々とお店に入れば、壁という壁に色紙がびっしり。
「へ~、有名人もたくさん来ている有名店だったのか〜」と思いきや、
その色紙をよく読めば、ほとんどが1kgハンバーグを完食した強者の雄叫び。
そう、この色紙は勝者の証なのです。
ちなみに、メニューには「ハンバーグ定食(200g/300g)」はあるものの、
「1kg」という表示は見当たりませんのでご注意を。
……裏メニューなのです。
裏メニューが看板メニュー。それはそれですごい状況。
「お客さん、大丈夫ですかぁ~」と店の奥様から心配されつつ、注文します。

その直径は30cmに肉迫! 1kgハンバーグのつくり方

ご主人の成田友行さんがハンバーグのパティを計量し始めました。
1kgのひき肉を改めて視覚化すると、ものすごい量です。

ちなみに、パティに使われるのは合挽肉。
牛肉が7割で豚肉が3割。卵など様々つなぎを入れますが、
玉ねぎは中玉サイズが2個も入っているそうで、血液サラサラ間違いなし。

次いでパティを直径30cmのフライパンに敷き詰め、
焦げ目がついたところで一気にターンオーバー。
熟練の成田さんも、さすがにこの瞬間ばかりは毎回緊張するそうです。
なぜなら、1発でひっくり返さないとせっかくのハンバーグが割れてしまうから。
ちなみに、成功するポイントは「躊躇しないこと」。
成田さんは「一度も失敗したことはない」そうで、プロの貫録がにじみ出てます。
ハンバーグの両面に焦げ目がついたら、しばしのオーブンタイム。
15〜20分ほど、中心まで火が通るように焼き上げていきます。

「はいおまち~」。目の前に供されたハンバーグに思わず絶句。
その大きさは、想像以上。きっと誰しも生まれて初めての経験となるでしょう。
直径は30cm、厚さは4cm。もう笑いが止まりません。
しかも、熱々のハンバーグの上にはナリマン特製のミートソースがたっぷり。
ナイフでカットする瞬間に、少しだけ“野生”を垣間見る気さえします。

“野生”すら感じる、 1kgハンバーグの値段。

ご飯とサラダとスープを付けて、お値段は3,590円。
4人で食べれば約1,000円(笑)
10数年前に、若い常連さんたっての希望で誕生したこの巨大ハンバーグ、
東京を始めとして県外からの挑戦者も少なくないとか。
みごと完食した勇者には、うれしい特典も。
「グリルナリマン」特製の焼肉タレと、ノンアルビールを金メダル代わりに進呈!
ちなみに、合挽肉が少なくなると1kgハンバーグが作れなくなる場合もありますので、
挑戦者の皆さんは念のためご予約することをおすすめします。
物怖じせずにとりあえず前進してみる潔さ、
どんなに巨大なハンバーグでもひとまず作ってみるという勢い、
直径30cmの肉のかたまりを前に猛進できるその勇気。
津軽名物の「やってまれ!」精神を、とくとご堪能ください! 
旅のお土産話にぜひ!

1989年にオープンした「グリルナリマン」。
実は、弘前にある親戚のお寺の和尚様がつけてくれた大変ありがたい店名は、
「グリル成萬」と漢字で表記するのが正しいとのこと。
今は、息子さんも加わって家族5人でお店を切り盛りしています。

下風呂温泉郷にある黒い美肌湯 「旅館さつき荘」

温泉が至るところに湧く青森。
県下には数々の名湯がありますが、ここのお湯は他とは少々異なります。
下北半島は風間浦村にある下風呂温泉郷。
各旅館に素晴らしい泉質のお湯が揃っており、
今や地元だけでなく県内外から多くのお客さんが訪れる名湯です。
そのお湯は源泉によって白濁していたり透明に近いものだったりと
様々ですが、実は黒いお湯があるのです。

白、黒、グレー。毎日色が変わる不思議な湯!?

下風呂温泉郷のメインストリートに佇む「旅館さつき荘」。
宿泊もできるし立ち寄り入湯も可。2012年12月に改装されたという旅館の2階に上がり、
仄暗い廊下を突きあたりまで進むと、存在を隠しているかのように浴室が現れます。
……浴槽のお湯は一見すると白濁しているように見えますが、
柄杓ですくい上げると、黒くなる。
聞けば、お湯の色は白くなったりグレーになったりと毎日変化するのだとか。

写真ではグレーっぽく見えるのですが、
時にはかなり黒に近い灰色に濁っていることもあるため、
入浴すると体が全く見えません。湯温は40〜42度くらいでしょうか。
同じ下風呂温泉郷にある立ち寄り湯の「大湯」や「新湯」に比べると、
それほど熱くなく、ゆったり入れます。

香りは他の下風呂温泉と似た方向性。
やや鉄っぽい香りもするのですが、訊けば砂鉄が混じっているようだとのこと。
それがお湯の色を黒くしているのかもしれないそうです。
浴室や脱衣場は1つしかありません。
が、お湯は超お勧め! 是非試してみてください! 
ちなみにタオルは黒っぽくなります、はい。

湯船の底からお湯が湧く! 「蔦温泉旅館」

八戸からも青森からも、車かバスで約1時間半。
十和田湖にもほど近い南八甲田の山合いにひっそりと佇む一軒宿「蔦温泉旅館」。

ブナの原生林に囲まれたそのロケーションも、
冬にもなればしんしんと降り積もるその雪深さも、
趣き満点な本館の佇まいも素敵ですが、なんといっても素敵なのが、お湯。

湯船の底から湧くお湯に、からだを撫でられる感覚!

館内には「久安の湯」と「泉響の湯」というふたつの源泉がありますが、
いずれも源泉が湯船の直下に!
ブナ材で造られた湯船の底板からは、
一切手の加えられていない「生の湯」が湧き出し続けています。
湯船に身を任せていると、時おり泡がぽこぽこと上がり、
身体を撫でていくこの感覚が素敵すぎ。
湯船と同じブナ材が張られた洗い場には、昔懐かしい湯桶が置かれ、
湯治場として栄えていた頃の面影を残しています。

泉質は硫酸塩泉の単純泉で、無色透明、無味無臭。
温度は47℃~51℃と比較的熱め。
湯量も多く、大きな湯船のお湯は5~6時間ほどで入れ替わってしまうそう。
真新しいお湯に浸かりたい方は真夜中の入浴がお勧めです。

温泉通の間では、
お湯が「こなれている」とか「こなれていない」なんて表現がありますが、
これはお湯が空気に触れた「度合い」のことなんだとか。
蔦温泉の「生の湯」は、当然ながら「こなれていない」お湯。
「こなれていない」と、入った瞬間に身体全体を押し返すような刺激があり、
最初は熱く感じますが、何度が浸かるにつれて、
なんとも優しい表情へと変わっていくのが実感できるのも、ここの魅力。

日帰り入浴もOK。なのですが、ぜひ泊まってみたい!

「泉響の湯」は10:00 〜 16:00の時間帯であれば、
立ち寄り入浴(大人500円/小学生200円)もできるのですが、
奇麗に改装された「西館」は、どのお部屋も広くて快適だし、
青森県産の四季折々の旬の鮮魚や野菜で彩られた、
おもてなしの夕食もおいしいので、ぜひ宿泊がおすすめ。

宿泊料は、2名1室18,000円から(平日なら15,000円から)。

標高が高いので夏は確かに涼しいけれど、真冬の時期の雪景色もグッときますよ!

あ。立ち寄り入浴の際は、
混み具合によっては繰上げて終了することもあるそうなので、
お電話で確認のうえおでかけください!

モダンなこぎん刺しを買うなら 弘前の「green」

弘前市内への玄関口で、中心商店街でもある土手町。
その周辺の代官町や和徳町の通りをじっくり歩くと気付くこと。
それは、この界隈にはこだわり専門店や、お洒落なセレクトショップ、
そして昔ながらの大衆食堂などが数多く集まっているということ。
なぜなら弘前の人々はよい物には妥協を許さないからです。

例えば、代官町のセレクトショップ「green(グリーン)」。
ひと言で表現すれば、国内の若手作家の作品を中心に、
雑貨や服を揃えているセレクトショップ。
フェアトレード商品なども扱い、人と地球に優しく、
環境に負荷をかけないライフスタイルも提案するお店です。

お店の顔は、津軽の伝統工芸品でもある「こぎん刺し」をアレンジした雑貨。
これはオーナーの小林さんと、
地元の「弘前こぎん研究所」のコラボレーションによって誕生したそう。
桜の木肌をイメージさせるグレーの生地と、
桜の花を思わせるピンク色の刺繍の色合いがキュートです。

「こぎん刺し」の伝統的技法を守りながら、
女子のライフスタイルに合わせた名刺入れや、お財布、
そして小物入れなどの「こぎん刺し」雑貨は、
伝統とモダンのちょうどいい部分をともに併せ持つ逸品。
その他、若手の津軽塗作家とコラボしたアクセサリーや、
iPhoneのジャケットなども。旅のおみやげにもおすすめ!

焼きそばなのに、スープに浮かぶ!? 黒石市名物「つゆやきそば」を 知ってますか?

青森市から弘前市へと至る間に位置する黒石市は、
町をあげてご当地グルメの「黒石やきそば」を盛り上げ中。
人口3万6000人(2013年5月現在)のこの町には、
やきそばを出すお店が約70店舗。
県内外から訪れる観光客がこれらを何件も巡れるようにと、
「やきそばマップ」を発行し、
住所や営業時間やお店の特徴だけでなく、
駐車場の有無に至るまで掲載されているので、レンタカーでの旅行にも便利です。
お店によって差はあるものの、
「黒石やきそば」は麺が太くて平らで見た目は「うどん」にそっくり。
食感はもちもちで、ウスターソースがよく絡みます。
戦後、黒石の街に生まれたたくさんのやきそば店。
当時は「おやつ焼きそば」と呼ばれ、
10円単位で、金額分のやきそばを新聞に包んでくれるというスタイルだったそう。

そんな中、昭和30年代後半に、
今はなき「美満寿(みます)」という店が、
焼いたやきそばにわざわざつゆをかけた新種が生まれ、評判に。
これが「黒石つゆやきそば」です。
ここ「食堂妙光」もそんな「つゆやきそば」の名店。
営業して20年を越えるこの店の店主に訊けば、
小さい時に食べていた「美満寿」の味を妙光食堂らしく仕上げたのだそう。
「寒くて凍りそうな真冬でも、
お小遣いを握りしめてやきそばを買いに来る子どもたちのために、
冷たい焼きそばの上からラーメンのスープを店主がかけてくれたのが、
始まりじゃないのかなぁ」

ざっくり言うと、こんな風に作られます。
タマネギ&モヤシを豚バラ肉と一緒に炒めた鉄板に、
平太でモッチリの麺と特製ソースが入り、強火でジュージュー炒める。
芳香が漂い始め、これで十分焼きそばとしてイケるものを、
ラーメン用の丼(すり鉢)に入れ、ここで一気にラーメンのスープを投入。
たっぷりの天かすとねぎが放り込まれ、出来上がり。

「天かす」が仲人になって、醤油とソースがみごとにマッチ。

麺にしみ込んだソース味。そしてしょう油ベースのスープとのミックス味。
食べ始めには、麺の周りを包むしょう油味、
しかし麺の奥底は確実にソース味。
どう考えてもミスマッチに思われるこの組み合わせ。
なぜこの味が人々の心を鷲掴みにしてきたのか、皆目見当もつきません。
その理由を探しつつ食べ進めていると、
スープに浮かんだ「天かす」がいよいよ溶け出し、
しょう油味とソース味を仲立ちしながら、コクを出していくのに気付くはず。
とんがっていた2つの味が一緒になったその妙味を、
舌が認識した瞬間に、ハマるのです。
観光で弘前を訪れたなら、黒石市はすぐ近く。
この古くて新しい味は、本当におすすめです!

地元ガイドのアテンドで 奥深い夜の弘前を探検!

歴史と文化が色濃く残り、なおかつおしゃれな街、弘前。
案の定、夜のスポットも大変充実しているのですが、
地元の達人にアテンドしていただく以外、
1泊や2泊の旅行で弘前の夜に馴染むのはなかなかに難しい。
そんな旅人におすすめしたいツアーがあります。
名付けて「夕暮れ路地裏散歩」。
学校の帰りの路、夕方の散歩路、今日の終わりの「お酒路」。
そんな弘前市民の「夕路」を散策しつつ、
熟練ガイドから美味しい穴場の飲食店をこっそり教えてもらえるツアーです。

公務員から主婦に至るまで。地元の達人が弘前の深部を案内

主催するのは「弘前路地裏探偵団」。
弘前ならではの生活文化やそのルーツを調査し、
そこで得た知識や情報を楽しみながらラビリンスガイドとして伝える探偵の集まりです。
メンバーは公務員、弘前市内のホテルの支配人、WEBデザイナー、
OL、主婦など、バラエティに富んだ幅広いキャスティング。

ハンチング帽にバンダナを身に着けた団員が待つ、
土手町の「まちなか情報センター」に集合し、迷宮への旅が始まります。
土淵川沿い、某百貨店の裏、かくみ小路、一番町坂、
夜の繁華街として有名な鍛冶町と本町を結ぶ飲食の街「ゴールデン街」など、
土手町通りを軸にジグザグにお散歩します。

ビルとビルの間に潜む地元の人も知らないような抜け道や、
太宰も通った喫茶店、生太巻きが超美味しいお寿司屋さんなど、
おすすめスポットが目白押し。
途中でおしゃれな雑貨屋さんなども案内してくれるあたりが、
なかなか女子にもツボ、なのです。
まだまだ知らない! 奥深い! ガイドブックには載っていない!
そんな弘前を体験してください!

愛おしすぎるこけしの数々! 「comin」のセレクトが凄い

例えば、にっこりと垂れた眉毛と目が特徴の、津軽系こけし。
(意外とまつげも長いです)
とっても可愛い1点もののこけしグッズが満載のこけしに特化したセレクトショップ、
その名は「comin(こみん)」。
こけしグッズというと、
小さい持ち歩きサイズのこけしや風呂敷、便箋などを想像しますが、
このお店には全国の作家さん約30人の個性的な1点ものを中心に、
多い時で約200種類にも及ぶこけしグッズが、ずら~~っと並びます。
ちょっとお店を見回してみましょうか。みんな表情が全く違うんですね。

目がパッチリでキュートだったり
(これは一番人気のカネコマサミさんの作品)

ぷくっとしてたり

こぎん刺しだったり

こんなのもあります。「カメラケース」。
ふんわりフェルト生地で、持っているだけでヌクヌク。
表情にもバリエーションがあって、どのお顔もいい味が出まくっています。

そして「こけしの付箋」。
「津軽系」「南部系」など、系統が分かるようになっているのもお勉強になって素敵。
これが本から顔を出していると、きっとむちゃくちゃ可愛いです。

これ以外にも、計り売りしてくれる「こけしの布生地」、
ほんわかまん丸顔のこけしが優しく癒してくれる、
「やわらかガーゼたおる」などもおすすめ。
店内の商品は1点ものが多いので、
作品が出来次第、随時商品が入れ替わるとのこと。
表情豊かでキュートなこけし雑貨、旅のおみやげにもおすすめです!

ごはんのおかずは真っ赤なごはん? 青森県の母の味「すしこ」をぜひ!

ごはんのおかずにごはんを食べる!?
青森県の津軽地方には、まるで炒飯をおかずにして白米を食べる的な、
ちょっとびっくりな郷土料理があります。それが「すしこ」です。
これは、蒸したもち米に赤シソやキャベツ、キュウリの古漬け、
家庭によってはみょうがなどと混ぜ合わせてつけこんだもの。
もち米の甘みに、漬け込んだ野菜の甘酸っぱくて
さっぱりと瑞々しさが重なった味わいが特徴です。
場所によっては「赤めし」とも呼ばれるこの料理、その名前の通り奇麗な赤色をしています。
紫蘇の葉を塩と酢で揉むと綺麗なピンク色に、紫キャベツで色出しをすると濃いピンクにと、
家庭によって色味も微妙に異なります。

「すしこ」を食べている地域は、津軽地方の中でも稲作地帯(上のマップの赤い部分)。
つがる市にある「ジャスコ」や西北地方の農産物直売所などでも販売されています。

いか寿司

赤米のいなり寿司

それにしてもここまで赤く、それも漬物になったごはんというのは
全国の郷土料理を見渡しても珍しいはず。
津軽平野の稲作地帯には、お米を白いご飯として食べるほかに、
食紅などを使って「いなり寿司」や「赤飯」を赤く化粧させ、
お菓子のように甘く味付けする食文化があるのですが、
ひとつ疑問なのは「すしこ」は「飯寿司」なのか「漬物」なのかということ。

「すしこ」は“寿司”か“漬物”か?

「すしこ」の「すし」が「飯寿司」由来のものだとすれば、
魚が入っていない「飯寿司」の変化形。
飯寿司は魚などに塩をまぶして、
ごはんや麹などと漬け込み乳酸発酵させた料理のことをいいますが、
「すしこ」には魚が入っていません。
それに、おかずにもなるぐらいですから、どうにも「寿司」とは思えません。
では漬物なのかというと、漬物にしてはもち米の分量が多すぎるような…。
「すしこ」は発酵食品のどの分類にも属さない、極めて珍しい謎の料理なのです。

津軽地方北西部は、江戸時代に広大な湿地を開墾してつくられた大穀倉地帯。
「もち米は腹持ちもよく、力がつくから」と、
稲刈り時期の栄養補給として「すしこ」を田んぼに持って出掛ける農家も多かったそう。
現在では女性を中心に、暑さで食欲のなくなる夏にも好んで食べられていますが、
冬になれば一斗樽に漬け込んで、
野菜の少ない季節の保存食やおかずとして重宝されていたのです。
漬け込むことで酸味が増し、乳酸発酵菌の働きで栄養価はさらに増します。
これは冬になると雪に閉ざされる青森ならではの工夫なのかもしれません。

ごはんのおかずとして、ごはんを食べる

確かに不思議な食文化ですが、この「すしこ」があれば
ごはんが何杯でも食べられるという熱狂的なファンも少なくありません。
暑さが厳しくなるこれからの季節、
食欲がない時でもさっぱりしているのでおすすめですよ!

美味しく、キュートで、 ちょっとだけ可愛そう!? 弘前のクレープ屋さん 「パ・ノーマルカフェ」

弘前市の中心部、百石町にある「かだれ横丁」。
ここは居酒屋やバーやカレー屋さんなどが集まる地元密着型フードコート。
「かだれ」とは津軽の言葉で「語れ」という意味。
見ず知らずでも自然と触れ合い、語り合うことができるこの場所で、
毎日とてもキュートなクレープを繰り出し続けているのが「パ・ノーマルカフェ」です。
オープン直後からブログや口コミで評判が広がり、今ではかなりの人気店。

つぶらな瞳でこちらを見つめる小動物たちが、
あまりにもキュートで「食べるのが可愛そう」。
そんな気持ちをグッと抑え、思い切って口へと運べば、
少し厚めのモチモチしたクレープ生地に、
2種類の上品なクリームと自家製ソースが溶け合い、
トッピングのフルーツがみごとにマッチ。
…美味しいです。可愛そうだけど、美味しすぎます。
オーナーの関千恵子さんは、地元のフレンチレストランやスイーツ店、
そしてクレープの移動販売店で培ってきた経験を生かし、
「遊び心いっぱいのお店」というコンセプトを掲げて独立。
かつて働いていたお店で、
ケーキに可愛い動物をデコレーションしたことがあったそうで、
その時の子どもの笑顔が忘れられず、
クレープが「パ・ノーマルカフェ」の看板メニューになったそう。

実はクレープのほかに、ピザやパスタや軽いおつまみなども。…たとえば、
4種類のチーズ(モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、カマンベール、グリエール)を使った、
「いろいろチーズのピザ」は、クリーミーで絶品。
素材の良さが実感できるからか、何枚でも食べられそうでした。
店内の壁面はほぼ全面的に黒板。
「メニューが日々変わるのでいつでも書き換えられるように」というわけです。
関さんが大切にするのは「お客様目線」。
お客からのリクエストに応じてあの手この手で繰り出される創作クレープは、
「芸術性も表現力も美味しさも常にアップグレードを続けている」とは、
取材時にお店にいたお客様の弁。
事前に予約すれば、こんな可愛らしい「ミルクレープ」も作ってもらえるようなので、
ぜひお試しあれ!

津軽の伝統を現代に馴染ませる 「与志む良」

大正6年に創業してから100年以上。
そんな歴史を誇る萬荒物(よろずあらもの)屋の目利きが営む蔵の店「与志む良」。
現在の店舗は、昭和初期に2代目が建てた蔵を、
4代目の現店主である吉村務さんがリニューアル、
現在は和雑貨屋を営んでいます。
店内に足を踏み入れると、歴史のあるケヤキの大黒柱をはじめ、
天井や壁面にふんだんに使われた竹や木の温もり、
レトロな調度品の数々に囲まれて、まるで気分はタイムスリップ。
現代的なのに奥ゆかしい、そんな非日常感を味わえます。

「お店を訪れたお客様が、豊かな気分になって、嬉しさを感じてもらいたい」
というコンセプトの通り、
実際に自分で使った本当によい商品を取り扱うように心がけているという吉村さん。
店内には県内有数の津軽塗作家である松山継道氏の作品を中心に、
全国各地からセレクトした食器や雑貨類が独特の調和をもって並んでいます。

例えば「津軽塗のワイングラス」。
全国各地の伝統工芸品が、
現代のライフスタイルに合わないなどの理由で衰退していく中で、
伝統の文化と技法を次世代に継承するため、
津軽塗作家の松山氏とともにつくったそう。

すべて手仕事。世界にひとつだけのワイングラス。

柄や底に漆を施したワイングラスはこれまでにも他県で生産されていましたが、
今回はデザイン性の高いワイングラスをセレクト、
普段の食卓でも違和感なく使うためにデザインしました。
表側には紋紗塗を、裏側に唐塗を施すことで、
2種類の模様を楽しむことができるこのワイングラスは、
全て松山氏の手作業によって生み出される世界にひとつだけの作品です。
津軽塗は300年以上の歴史を誇る伝統工芸。
1975年には高尚にして優美な家紋と、
堅牢さが国内外で高く評価され日本の伝統工芸として正式な認可を受けました。
現代の暮らしの中でも違和感なく使えるということが、
伝統文化や伝統工芸をさらに面白くするのかもしれません。

漆を施した「RiCaグラス」は、冷酒グラス、ワイングラス(ボルドー、ロゼ、シャンパン、白)、ロックグラス、ショットグラスの7種類。価格は6,000~13,000円

可愛らしい桜の花びらと濃い緑色の葉っぱが描かれたワイングラス。
グラスにワインを注ぐと、
紋紗塗の葉っぱの部分が、ぼんやりと立体的に浮かび上がり、
桜のピンク色が色鮮やかに染まります。
毎日の料理に花を添えるような作品と「与志む良」でならきっと出合えるはず!

青森のラーメンに欠かせない、 お麩の底ヂカラ。

青森でラーメンといえば、
煮干しや焼干しで出汁をとった醤油味のラーメン。
澄み切ったスープはあっさりとキレがあるのに、
クセになるコクも併せ持つ逸品。麺も細めでとっても上品なラーメンです。
さて、美味しいラーメンの名脇役といえばトッピング。
その配役を思い浮かべてみましょう。
欠かせないのは、まずチャーシュー。
食感と香り高さを与えてくれるメンマ。
そしてスープに香味を加えてくれる刻みネギ。
最後にのせるのは……ナルトでしょうか?
いえいえ、青森では「ふ」。
お麩なのです。

弘前市「キンタ」のラーメンにもお麩は欠かせません!

ラーメンに麩という組み合わせは、県内では当たり前。
ですが、実は青森県以外では秋田県や北海道の一部など、
実に限られた地域でしかみられません。
青森でラーメンに乗せるのは「棒麩」というサクサクの焼き麩ですが、
その棒麩をつくり続けている工場が弘前にあります。
それが株式会社松尾。明治15年創業の老舗で、
その工場は「津軽百年工場」としても有名です。
「松尾の麩」といっても馴染みのない方が大半だと思いますが、
おやつの定番「ジャンボー」は県人ならご存じの方も多いのでは?
そう、あの黒蜜たっぷりで特大の、サクサクした食感が懐かしい麩菓子です。

スープを潤沢に吸ったお麩が、ジューシーすぎる!

松尾の棒麩は、フランスパンと同じように蒸気の熱で焼き上げています。
水戻し不要でそのまま食べられるほど軽い焼き上がりなので、
ラーメンに入れるだけでスープをよく吸収してくれるというわけ。
県内ではラーメン店だけでなく、
町の食堂や蕎麦屋(津軽地方ではラーメンを出す蕎麦屋は珍しくありません)、
天ぷら屋、そして温泉の食堂など、
多くのお店で麩の乗ったラーメンを食べることができます。
例えば弘前市なら「文ちゃんラーメン」「マル金」「天ぷら松味屋」。
青森市なら「佐藤蕎麦店」「出し屋五丈軒」「五番軒」など。
(写真をお見せできないのが残念ですが…)
ちなみに「松尾の麩」は、カボチャや卵、白玉などの食材を練り込んだものや、
炭が入っているものなど、
用途に合わせて味や形を選べるほどにバリエーションも豊富。

あっさりスープとお麩の相性

透き通ったスープをたっぷり吸った麩は、
口に入れた瞬間にフワっと溶け出します。
麺と絡んだスープや、レンゲですするスープとは違った独特の味わいと食感に、
図らずもニヤリとほころんでしまうほど。
青森旅行でお麩入りラーメンを味わうことなく帰るなんて、
もっったいなーい! と思うのです。

あっさり醤油味がたまらない! 弘前の「緑屋」

弘前市の「緑屋」は、35年続くラーメンの専門店。
いわゆる「百年食堂」系のお店のように、
食堂でカレーやそばなどと一緒にラーメンを提供してきたお店が、
弘前市には少なくありませんが、この店は煮干し系ラーメンだけを出す専門店。
30年以上通い続けているというお客さんも少なくない、草分け的なお店です。
創業時の店主である阿部春雄さんのご実家は、
田舎館村の川部駅前で旅館と食堂を営んでいたそうで、
幼少の頃から美味しいラーメンに囲まれながら育ったとのこと。
自ら「こだわり性」を自負していた阿部さんは、
かつて弘前の散髪業界ではカリスマ的な存在だったそう。
それでも、ラーメンに対する熱い思いが冷めることはなく、
ラーメンの専門店を創業しました。
現在は、春雄さんは隠居し、娘の智子さんがその味を継承して、
娘さんと手を携えてお店を切り盛りしています。

あっさりしていて輪郭のある味。煮干しベースのスープがすごい。

スープは、煮干しをベースに豚骨と鶏ガラ、
そして昆布などでじっくりと出汁をとります。
煮干しは臭みが出ないよう1本1本内臓を取り除き、
豚骨や鶏ガラを奇麗に洗うなど、下処理にはもっとも時間をかけるのだとか。
早朝4時前に始まるスープづくりは、6時間以上の時間をかけて完成。
奇麗に透き通ったそのスープは、
煮干しの上品な風味とそれぞれの素材からしみ出たうま味のバランスが絶妙で、
まさに素材の黄金比!

手打ち麺は1日40玉が限界!

当然ながら、麺にも相当なこだわりが。
麺に使う小麦粉は、春雄さんから受け継ぎ、
他のラーメン店では使用しない特殊なもの。
繊細なスープの味を邪魔しないよう、
ラーメンの麺にとって欠かせないかん水は通常の3分の1程度しか入れません。
細く伸ばされた麺は、
1玉1玉を手で揉んで弘前地域独特のちぢれ麺へと仕上げていきます。
1日に作る手打ち麺は40玉くらいが限界とのこと。

麺の茹で時間は約30秒とかなり短かめ。
デリケートな麺なので、強い弾力やコシはそれほどありません。
しかし、しっかりちぢれた麺はこだわりすぎたスープと絡み、
啜った瞬間にスープと麺のそれぞれの香りが均等に行き渡り、
やめられないし、止まらない。これぞ「緑屋」の真骨頂なのかもしれません。

しかもこれでは終わらない。極上チャーシューも凄いのです! 
豚のロースで作るそれは、
食感を味わって欲しいという理由から、あえて2日間も熟成させます。
味がしっかりと染み込み、なおかつしっとり。
舌に乗せた瞬間の存在感も味も香りも食感も、すべてが贅沢。

春雄さんの教えは、
「儲けを考えるな。できる分だけの手打ち麺をつくれ。妥協はぜったいするな」
父の教えをしっかり受け継ぎながら、
素材にこだわった健康ラーメンづくりに励んでいる緑屋さんに心からありがとう!

醤油もいいけど、塩もスゴい。両方一度に楽しむ強者も!?

最後に、ラーメン通のあなたへおすすめするメニューは、手打ち麺の塩ラーメン!

夜明け前から煮込んで仕上げたダシを、塩だけで味付けした極みのスープ。
超シンプルな究極の塩ラーメンですが、これもまたこの店でしか味わえない妙味なのです。

ちなみに、緑屋ファンの中には、
手打ちチャーシュー麺と手打ち塩ラーメンを時間差で注文する御仁もしばしば…。
麺がなくなり次第閉店なので、ぜひお早めに!

地元スーパー「食祭館中谷」で、 秘伝のたげぇタレ、見つけた!

地元のお客さんが毎日使うスーパーをパトロールするのも旅の楽しみ。
例えばここ。
五所川原市金木町の芦野公園近くで、
地元住民に愛され続けているスーパー「食祭館 中谷」。
まさに金木町の台所です。
一見しただけでは普通のスーパーマーケットのようですが、
店内を見渡すとオリジナルの商品が至るところに。

地元で「よし」と呼ばれ愛されているお菓子や、
「ごまうんぺ」(ごまうんぺい)など、
どちらも1個100円とリーズナブルで、もちろん手作り。
とくに、10月~5月の期間限定で販売される手作りのスイートポテト(1個100円)は、
午前中には売り切れてしまうほどの大人気。

しかし、今回ご紹介したいのはスイーツではなく、焼き肉のタレです。
青森県で焼き肉のタレといえば「スタミナ源たれ」が有名ですが、
実は、それに勝るとも劣らない魔法のタレを発掘してしまいました。
その名も、「たげ重宝するタレ『うめっきゃ~』」。
津軽弁をふんだんに使ったネーミングにシビれますが、
標準語になおすと「とっても重宝するタレ 『おいしいよね~』」という意味です。
普段使いの調味料にとって大切なのは何を置いても使い勝手。
焼肉やホルモン炒めだけでなく、
野菜炒めなど本当にさまざまな料理に使える重宝ぶり。
例えば、豚肉のロースを30分くらいこのタレに漬けておき、
肉にタレの味が染み込んだところで焼き上げるポークステーキなどはもう最高!
まろやかな味噌っぽい風味が後をひき、どんな料理も、
なんというか「お店の味」に仕上る感じ。
添加物は一切入っておらず、青森県産のにんにくとりんご、
そして醤油、酒、砂糖、ごま油、みりんで作られています。
お値段は1本280円(450g)。たげ安い!

……それにしても、このタレのラベルに描かれているにやけたおじさんの絵は?
訊けば中谷食品の社長さんの似顔絵だそう。
ラベルばかりでなく天井から下がるポスターや、店頭ののぼりなど、
店内のいたるところに社長さんのにやけた似顔絵が。……ゆるキャラ?
20年以上前のこと、
実は「食祭館 中谷」は2階でドライブインを経営していたことがあるそう。
当時開発したオリジナルの焼肉のタレがお客の間で大評判に。
「少し分けて欲しい」的なラブコールが後を絶たなかったのですが、
ドライブインを閉店した後もタレを求めるお客が絶えず、めでたく復刻。
「たげ重宝するタレ『うめっきゃ~』」が誕生したのです。
実際、さまざまなお店やお土産屋さんからも引き合いがあり、
「うちでも『うめっきゃ~』を販売させて欲しい」というオファーも少なくないとか。
マネージャー中谷良子さんは、
「全部手作りで、大量生産でぎねはんで、嬉しいばって困ってるんずや」と、
笑顔で困っています。

仮に大量生産が始まれば「スタミナ源タレ」のように、
県内の家庭には欠かせない常備タレへと出世するかもしれません!
まだレアなうちに、先取りしておいたほうがかっこいいかもしれませんよ。
手作りのオリジナルな商品が溢れる楽しいスーパー「食祭館 中谷」。
お客と店の笑顔と笑い声に包まれて、
地元ならではの食文化を思いっきり吸収してください!

マタギの足を手に入れよう。 雪国伝統の「ボッコ靴」

その名は「ボッコ靴」。
厳冬の雪国に欠かせなかったという暖かさと耐久性を兼ね揃えた万能靴です。
ゴロンとしたフォルムが愛らしい……。
天然ゴム100%、裏地はありませんが履けばポッポッと温かい。
ボッコ靴は、寒さの厳しい東北地方や北海道で、
昔からマタギやりんごの剪定作業、営林業、国鉄の関係者などに重宝されていました。
雪深い津軽の冬には欠かせないアイテムだったのですが、
大量生産時代の影響からか30年以上前にその生産はストップしていました。

その復活に果敢にも挑戦したのが、
黒石市横町商店街の靴屋さん「スミトモ(現Kボッコ)」の工藤社長。
なんと当初は材料もない状態でしたが、
当時の愛用者であるマタギやりんご農家からの強い要望に応え、
復活への道をスタートさせました。
材料調達の目処が立つまでに約10年、
当時の職人さんの記憶と経験を頼りにおおよその型紙を作ってもらい、
微調整を重ねつつ、サイズやデザインのバリエーションを増やし……と努力を重ねて、
復活したのは2005年のこと。

ラインナップは現在3種。
まずはこの「短長」タイプ。
猟銃を担いで雪山で獲物を獲るマタギに愛用されているこのタイプは、
足首の部分に遊びを持たせ、
雪の上での素早い動きにも対応できるようにデザインされています。
上部に付いているリボンがなんとなく可愛らしいですが、
実はこれ装飾ではなく「かんじき」を装着するための留め具。
雪の深い季節は更に足カバー(脚絆)を付けるなどして狩りに出掛けます。

続いて、りんごの剪定作業をする農家に愛用されている「半長」タイプ(下の写真・左)。
これに足カバーを付けて作業をするのが雪国の標準装備です。
そして、復活の際に登場したニューデザインの「ロング」タイプ(下の写真・右)。
足カバーなしでも雪深い場所での作業ができる! とファンが確実に増えているそう。

ちなみに「半長」と「ロング」には例のリボンが付いていませんが、
短長タイプのリボンに魅せられてしまった方! ご安心ください。
ともに1,000円の追加でリボンを付けることもできます。
ひとつひとつ手作りのボッコ靴、
お値段は「短長」と「ロング」が16,000円、「半長」が14,500円。
サイズは22.0cm~28.0cmまで5mm刻み(27.5cmと28.0cmはプラス1,000円)。
こみせ通りからも歩いて5分ほどのこのお店。
是非、職人の手仕事をのぞいてみてくださいね。

そばもラーメンも出世する! 「夢のかき揚げ」

ふんわり軽くて大ぶりの天かすを丸く成型し、
小さい素干しエビをちょこんと乗せたこちら。
その名は「奥様の料理の友 夢のかき揚げ」。
発売から40以上熟れ続けている、青森ではお馴染みのロングセラー商品です。
子どもの頃、鍋焼きうどんにトッピングしていたなんて青森県人も相当に多いはず。
これが乗っていると贅沢な気分になるので、
子どもにとっても、まさに「夢の」かき揚げ、なのです。

青森県人、実はかき揚げをラーメンに乗せる!?

例えば「津軽百年食堂」としても有名な、
「亀乃屋」(五所川原市の立佞武多の館の裏にあります)の名物に、
「天中華」というメニューがありますが、
それにもホタテの貝柱を使ったかき揚げが乗っているし、
弘前中央食品市場内にある「中華そば山田」でも、
トッピング用にちょこんと野菜を乗せたかき揚げが用意されていたりします。

そう、かき揚げをラーメンに乗せるというスタイルは、
青森では思いのほかメジャー。
これをスープにじっくり浸して、天かすの甘味ごといただけば、もう最高!
あっさりとした、でも輪郭のはっきりした煮干ダシのスープなので、胃もたれもしません。

しかも、ほぼコロモのみ!?

一般的に「かき揚げ」といえば、
ごぼうや玉葱、そして人参などの野菜や海鮮などの具を、
小麦粉のコロモでまとめて油でカラリと揚げたもの。
しかし青森の「かき揚げ」の多くはコロモがメイン
(となると衣というべきなのかわかりませんが……)。
コロモ揚げの上に具がちょこんとトッピングされているのです。
県内には似たようなかき揚げを製造しているメーカーが数社あり、
ほとんどのスーパーで見かけます。しかもどれも100円以下と、とってもリーズナブル。

「夢のかき揚げ」を製造しているメーカー、三福製麺さんによれば、
「40年前の製造当初の天ぷらとは違い、ふわっとすぐ溶けるように天かすをまとめた、
奥様にとっては夢のような新しいかき揚げなのでこのネーミングにしました。
当初から変更した点は、真っ赤なベッコウエビを軽くて香ばしい素干しエビに替えた点のみ。
今では年間9,000枚以上を製造する定番のヒット商品になっています」とのこと。
製造当初のまま変わらない素朴な「かき揚げ」。
青森県人の記憶の中にある小さな贅沢の味は、大人になった今でも変わらず贅沢品です。
県内のスーパーでみかけたら、おみやげにぜひ!

information

株式会社 三福製麺

「夢のかき揚げ」をつくり続けて40年以上!
TEL 0172-52-3325
http://sanpukuseimen.co.jp/

information


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中華そば山田

住所 青森県弘前市土手町85-1(弘前中央食品市場内)
TEL 0172-35-0144(市場代表)

津軽名物 みそラーメン「中みそ」の 歴史探訪

突然ですが皆さん、青森県は津軽地方の「中みそ」と呼ばれるみそラーメンをご存じですか?
発祥は津軽半島の付け根に位置する五所川原市。
市内の「中三デパート」のデパ地下で誕生した「みそラーメン」なので「中みそ」です。
現在では弘前などにも広がって、
今や「津軽名物」にもなっているこってり系のみそラーメン。
一部の津軽人の間では「キング・オブ・みそラーメン」なんて崇められているのです。

キング・オブ・みそラーメンの特徴とは?

その特徴を列挙しますと、
まずはすりおろしたにんにく&しょうがが利いたコクとパンチの利いたみそスープ。
口の中でザラザラ感がしっかり残る存在感満点のスープです。
次いで、固ゆでの細麺。スープがとてもよく絡みます。
さらに挙げれば、スープが染み込んだてんこ盛りの野菜&豚肉。
子ども時代を津軽で過ごした人ならば、
胸を高鳴らせて食べていたというこの名物ラーメンの名店を、
その歴史とともに「中みそ」の名店を2軒ご紹介しましょう。

1軒目。五所川原にある「居酒屋 儀」の「中みそ」は白味噌ベースのやさしい味。麺は細めです。みそラーメンは夜のみの提供で650円

五所川原市にある居酒屋「儀」の店主、一戸儀雄さんは、
「中みそ」の誕生に関わった数少ない人物です。
「中みそ」の由来にもなっているデパートの「中三」は、
明治29年に五所川原市で創業し、呉服店から転身した百貨店。
昭和44年にリニューアルされた際、
B1Fのフードコートにみそラーメン店を出すことになりました。
一戸さんは、テナントしてラーメン店を出店した給食会社の社員だったのです。
実は中三がリニューアルした昭和44年という時期は、
昭和30年代に札幌で生まれた「味噌ラーメン」が全国的なブームを巻き起こしていた時代。
各地の百貨店で開催される北海道物産展で味噌ラーメンが実演販売され、大人気だったとか。
中三デパートも、そのブームに乗っかったというわけです。

なんと原点は札幌ラーメン! 青森県人の舌に合うのか?

ところが、津軽の焼き干しで摂った醤油味の、
あっさりした中華そばに慣れ親しんでいる五所川原市民には、
脂こってりの味噌ラーメンがまったく馴染めず、苦戦。
試行錯誤を繰り返し、しょうがとにんにくを加えるというアイデアに辿り着くと、
やがてじわじわ人気に火がついたそう。
カウンターだけの小さなお店は、行列のできるデパ地下ラーメンに。
当時のレシピを一戸さんに教えていただきました。基本的な味のベースは、白みそ。
ダシは豚骨と鶏ガラをベースに、鶏のひき肉をふんだんに使い、
キャベツやもやしを入れることで野菜の甘味を重ねたスープでした。
さらにしょうが&にんにくをたっぷりと加えた後に、
砂糖で甘味を乗せることがポイント。
津軽地方で昔から食べられていた甘口の生姜味噌ダレの味を上手に取り入れることで、
津軽人の心を鷲掴みにしたのです。

2軒目。「中みそ(中三デパート弘前店B1Fフードコート内)」の「中みそ」は600円。スープの色が若干赤みを帯びているのがわかりますか?

その2年後の昭和46年、「中三」弘前店でもみそラーメンを提供することになり、
当時五所川原店で腕をふるっていた一戸さんも技術指導のために弘前へ。
しかし、五所川原市民と弘前市民の「味覚の違い」がここで発覚。
なんと一戸さんは弘前でも苦戦します。
同じ津軽という土地ではありますが、やはり慣れ親しんだ味は確実に異なる。
刺激の少ないまあるい味の好きな五所川原市民が好んだのは「白味噌の品の良さ」。
対して弘前市民が求めていたのは、
それとは真逆の「バチン!」と来るパンチの利いた味。
そこで一戸さんは、味のカナメだった白味噌を赤味噌に、
鶏ひき肉を牛豚の合びき肉に、
胡椒すらもホワイトペッパーからブラックペッパーに……
という具合に味を改革。
この手のB級グルメへの反射神経は、学生ほど高いようで、
当時近隣にあった東奥義塾高校や聖愛高校の生徒達が押し寄せ始めました。

パンチの利いた赤みそベースのスープで大ヒット

しっかりした赤味噌のボディの中に溶け込む野菜と肉のうま味。
自然な甘さと「バチン!」とくるパンチのあるみそ味とのコントラスト。
細い麺にはしょうが&にんにくが利いたスープが絡み、
たっぷりの野菜としょうがとが身体を芯から温めてくれる……。
この味を求め、弘前市の市民は行列を作りました。
それを受けて同じフロアで倍の規模へと大きく拡張しますが、
それでも行列は止まらず、今に至っているという次第。
そんな人気が続く中、「中三」五所川原店の、いわばみそラーメンのルーツ店が、
昭和54年、市民から惜しまれつつも閉店してしまいます。
が、しかし、市民があの味を忘れたわけではありません。
当時からレシピを従業員に平等に公開していたこともあり、
そのレシピをベースにして、
今でも五所川原で生まれた当時の、
あの「中みそ」を彷彿とさせるラーメンを作っている店はいくつもあります。
追々ご紹介しますので、乞う!ご期待!

現在の「中三」弘前店地下のフードコート。中みそはこのフロアの中軸です。

information


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居酒屋 儀

住所 青森県五所川原市本町27-1
TEL 0173-39-2230
営業時間 18:00 ~ 翌2:00
月曜休
※「中みそ」は夜のみの提供です

information


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中みそ

住所 青森県弘前市土手町49-1(中三デパート弘前店B1Fフードコート内)
TEL 0172-34-3131
営業時間 10:00 ~ 19:00
無休