八戸からも青森からも、車かバスで約1時間半。
十和田湖にもほど近い南八甲田の山合いにひっそりと佇む一軒宿「蔦温泉旅館」。

ブナの原生林に囲まれたそのロケーションも、
冬にもなればしんしんと降り積もるその雪深さも、
趣き満点な本館の佇まいも素敵ですが、なんといっても素敵なのが、お湯。

湯船の底から湧くお湯に、からだを撫でられる感覚!
館内には「久安の湯」と「泉響の湯」というふたつの源泉がありますが、
いずれも源泉が湯船の直下に!
ブナ材で造られた湯船の底板からは、
一切手の加えられていない「生の湯」が湧き出し続けています。
湯船に身を任せていると、時おり泡がぽこぽこと上がり、
身体を撫でていくこの感覚が素敵すぎ。
湯船と同じブナ材が張られた洗い場には、昔懐かしい湯桶が置かれ、
湯治場として栄えていた頃の面影を残しています。

泉質は硫酸塩泉の単純泉で、無色透明、無味無臭。
温度は47℃~51℃と比較的熱め。
湯量も多く、大きな湯船のお湯は5~6時間ほどで入れ替わってしまうそう。
真新しいお湯に浸かりたい方は真夜中の入浴がお勧めです。

温泉通の間では、
お湯が「こなれている」とか「こなれていない」なんて表現がありますが、
これはお湯が空気に触れた「度合い」のことなんだとか。
蔦温泉の「生の湯」は、当然ながら「こなれていない」お湯。
「こなれていない」と、入った瞬間に身体全体を押し返すような刺激があり、
最初は熱く感じますが、何度が浸かるにつれて、
なんとも優しい表情へと変わっていくのが実感できるのも、ここの魅力。
日帰り入浴もOK。なのですが、ぜひ泊まってみたい!

「泉響の湯」は10:00 〜 16:00の時間帯であれば、
立ち寄り入浴(大人500円/小学生200円)もできるのですが、
奇麗に改装された「西館」は、どのお部屋も広くて快適だし、
青森県産の四季折々の旬の鮮魚や野菜で彩られた、
おもてなしの夕食もおいしいので、ぜひ宿泊がおすすめ。

宿泊料は、2名1室18,000円から(平日なら15,000円から)。

標高が高いので夏は確かに涼しいけれど、真冬の時期の雪景色もグッときますよ!

あ。立ち寄り入浴の際は、
混み具合によっては繰上げて終了することもあるそうなので、
お電話で確認のうえおでかけください!