colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

odekake

シンプルモダンな蕎麦屋
「かわぐち」

おでかけコロカル|鳥取編

posted:2013.7.11  from:鳥取県  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor’s profile

Kaori Ezawa

江澤香織

えざわ・かおり●神奈川生まれ、東京在住。フリーライター。友人に誘われふらっと訪ねた鳥取の旅で、 その良さに感動し、以後、山陰と深く関わることに。「山陰旅行 クラフト+食めぐり」(マイナビ)著者。 食、旅、クラフト等を通じて、日本文化とものづくりを応援。

credit

撮影:上原朋也
取材協力:鳥取県

素材にこだわり、シンプルにおいしく。

鳥取駅から長く伸びるメインストリート、若桜街道の道沿いにあるお蕎麦屋さん。
といっても外から見ると蕎麦屋らしからぬ外観です。
古材と波板ガラスを使いながらもモダンな雰囲気で、
店内はコンクリート打ちっぱなしに木の家具を合わせ、音楽はジャズがかかっています。
地元の内装デザイン会社、工作社が手がけたものだそうです。
蕎麦、とあまり身構えることなく、誰でも気軽に入りやすい雰囲気です。

元々和食店で修行していたという店主の川口正之さん。
鳥取には蕎麦屋さんがあまりないし、
自分は何かひとつに絞るほうが向いている、と蕎麦一本で勝負することに。
メニューはシンプルに、
殻付きで蕎麦の香りが高い、いわゆる田舎蕎麦を「黒」、
殻を取った繊細で滑らかな食感のものを「白」と呼んでいます。
どちらも粗挽きで、蕎麦らしい風味を大切にしています。
材料にはこだわりがあり、本日の蕎麦粉が黒板に書かれています。
産地は毎度変わりますが、
できるだけ山陰のものを使いたいと思っているそうです。
鳥取県日南町の蕎麦粉は特に気に入っているそうで、
開店以来ずっと使っています。
打った蕎麦はしばらく置いて落ち着かせます。
そのほうが香りが立ち、しっとりと水分が回り、
火の入りが均一になるのだそうです。
2階に上がると、電動の石臼が蕎麦を挽いている様子を
ガラス越しに見ることができます。

そして器使いがとてもかっこいいです。
鳥取の窯元、岩井窯の器を使っています。ザルは長野の根曲がり竹を編んだもの。
それらが折敷に乗って、凛とした風情で出てきます。
川口さんは昔から岩井窯の器が好きで、
お店をやるならぜひ使いたい、と思っていたそうです。

そしてここ、蕎麦はもちろんですが、夜のおつまみメニューも魅力的です。
豆腐の味噌漬けやへしこ、玉子焼き、油揚げの炙り焼きなど、
心惹かれるラインナップです。
日本酒も鳥取産で、ひとつひとつ個性の違うものを揃えているそうです。
この空間や器を楽しみつつ、地元のお酒と一緒にちびちびやって、
最後に蕎麦で締める、それだけでもう、大満足です。

information


map

手打蕎麦 かわぐち

住所 鳥取県鳥取市栄町204  
TEL 0857-30-5705
営業時間 11:00〜14:00、18:00〜21:00 (日曜は11:00〜14:00のみ) 月曜休

Feature  これまでの注目&特集記事

    Tags  この記事のタグ