神戸で暮らす本当の喜びとは? 絵になる街角がある、神戸の毎日

山も、海も、レトロな風景も。すべてが神戸の魅力

「神戸の人は東西南北を覚えるのが苦手」
そんな話を聞いたことありませんか?
神戸では北側が山手、南が海、東は山手に向かって右、西はその逆。
つまり方角は山と海を基準に考えます。
だから例えば四方を山に囲まれた都市などへ行くと途端に、方向音痴になってしまう。
当然神戸の人は「あれ、私は方向音痴じゃないはずなんだけど」となる。

……とまぁ、これは神戸の人の特徴というよりも、
神戸の人がいかに海と山を生活と近づけているかがわかる逸話ですね。
それほどまでに神戸は、山も海も、人々の暮らしとともにあるのです。

海側から山手を見ると、山裾にまちがあります。
山手から海を見ると、なだらかにまちが、海へと向かっています。
そんなまちですから、歩いていてふと交差点を曲がると目の前に山が見えたり
海が輝いていたり、ハッとする光景に出会うことが多いのではないでしょうか。
つまり神戸は「絵になる街角」をたくさん持つまち、と言えます。

北野界隈を歩いていると気づくのは、異人館だけではないまちの魅力。光に包まれた路地、往時を偲ばせる石畳。ひとつひとつが絵になります。

神戸のまちを語るときにもうひとつはずせないこと、
それが神戸の中心部を海側に行った、旧居留地です。
開国当初は砂地だったこの場所に外国人のための住居や仕事場が次々と誕生し、
居留地を形成していきました。
ヨーロッパの近代都市計画をもとに造成されたまちにはレンガ造りの建物が並び、
やがてガス燈が灯るようになり、美しい景観を生み出していきます。

そして時は流れ。その片鱗は、いまも旧居留地を歩けば見ることができます。
レトロビルと近代的なビルが同居する異空間。だからこそ、ふとした街角に、
まるで絵はがきのような景色を見つけてハッとする。

旧居留地は、独特の景観を保っています。ぜひ歩きながら、絵になる街角を探してみてください。

山も、海も、レトロな風景も、すべてが神戸の魅力なんですね。
だからこのまちの人は、このまちが好き。
これこそ神戸に暮らす喜びにほかなりません。

ちなみに神戸のまちに点在するレトロビルには、佇まいとは違う魅力も。
ビルの中に入ってみると、そこには雑貨店や洋服店。
アンティークショップが入っているビルもあってりして、
それらを巡るのも、まち歩きの大きな楽しみなんです。

100円で約20リットル! おいしい水は、汲んで帰る。 〈神戸ウォーター水汲み場〉

水の豊かなまち、神戸の名水

神戸というまちは、よくよく考えると山裾に広がっています。
ということはつまり、山に降り注いだ雨が長い年月を経て
地表に湧き出している場所だってあるはずです。
調べてみたら、やはりありましたね、神戸市内にも名水が。

飲用の可否に関係なく数えてみると、その数15か所ほど。
なかには弘法大師伝説がある水もやっぱり存在しているので、
神戸でも湧水は、ありがたいものだと考えられていたのですね。
それだけ水が豊かなまち、ここに暮らす人は水の恵みを日々感じているのでしょうか。

三宮の中心部からフラワーロードを越え、山手幹線を東へ少し進んだところに、
〈神戸ウォーター水汲み場〉があります。
六甲山系から湧出する良質な天然水〈六甲布引の水〉を、
より多くの人に飲んでもらい、健康になってほしいという願いから、
ここでは100円で約20リットルの水を汲んで帰ることができるのです。
24時間いつでも、誰でも水を汲むことができるので、
朝も夜も、地元の人はもちろん少し離れたところに暮らす人まで、
いろんな人が車のトランクにポリ容器を積んで、ここを訪れています。

神戸国際会議場でも、年に1度、毎年4月に開催される須磨大茶会でも、
この神戸ウォーターが使われているそうです。
そういえば〈神戸ウォーター水汲み場〉の北側は新神戸。
そこには古くから名水として知られる〈布引の滝〉もあります。
神戸は水にも、ずっと守られているのですね。

神戸の水といえば、北野から歩いて行ける〈布引の滝〉が有名です。

ちなみに〈神戸ウォーター水汲み場〉があるのは、
多彩な温泉が楽しめる〈神戸クアハウス〉の入口です。
湯に浸かって疲れをとったあとに名水を飲むか、
ちょっと飲んでからじっくり湯に癒されるか。
神戸のまちでのお水とのつき合い、なかなか楽しそうですよ。

〈神戸クアハウス〉の北館に水汲み場があり、いつでも100円で約20リットル利用可能。ちょっと飲みたい、という人には、500ミリのペットボトルも販売されています。

名水といえば、温泉で有名な有馬は源泉として豊富な地下水が湧出しています。それらを訪ね歩く水巡りの旅も楽しそう。

information

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神戸ウォーター水汲み場

住所:兵庫県神戸市中央区二宮町3-10-16

営業時間:24時間

料金:約20リットル 100円
http://www.kobewater.com/

産地ではないのに真珠のまち? 神戸に真珠産業が根づいた理由を 〈神戸パールミュージアム〉で知る

国際港神戸の知られざる一面

神戸に数ある産業のなかに、真珠があります。
でもなぜ? 神戸には真珠の養殖場なんてありません。
真珠の養殖技術が日本で確立されたのは昭和初期。
しかしその時代に真珠といえばとても高価で、
日本人にはなかなか手が出せない商品でした。
そのため国内ではなかなか人気が広まらず、当時世界へと開かれていた神戸から、
アメリカやヨーロッパへと輸出されていました。
その当時の真珠養殖場は、三重県を中心に四国、九州が主な地域。
それらの地域から最も近かった国際港が神戸だったのです。

やがて北野を中心に、神戸で真珠の選別や加工を行う企業が生まれていきます。
一説によると、山の南側斜面に広がる北野のまちは、
真珠の選別に適した陽光が安定して得られたから、産業が確立されたとも。
それらの企業が集まったのはいまの山本通あたりで、
山本通は別名「パールストリート」とも呼ばれていました。
一時はたくさんの真珠を持って坂道を歩くバイヤーの姿も見られたそうですよ。

山本通=通称パールストリートには、いまでも真珠関連企業が残っています。

そんな神戸の真珠産業の一端をうかがい知ることができる施設が、旧居留地にあります。
それが〈神戸パールミュージアム〉。なんと入場無料で、
養殖真珠の歴史や真珠ができるまでを展示から知ることができます。
約1万粒の真珠をひと粒ずつ手作業で連ねていった〈パールツリー〉が最大の見どころ。
さまざまな真珠製品も展示されていますので、
神戸の陽光が育てたやわらかな輝きを、ぜひその目で見てください。

レトロビルの1階にある〈神戸パールミュージアム〉。建物のレトロな雰囲気が、パールをより輝かせています。

information

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神戸パールミュージアム

住所:兵庫県神戸市中央区東町122 日本真珠会館1F

TEL:078-332-8050

営業時間:10:00~17:00

定休日:土曜、日曜、祝日

http://www.japan-pearl.com/museum/

絵になる男の、絵になる店。 三宮のレジェンド 〈BARふくろう〉

オリジナルレシピのカクテルとおしゃべりを楽しむ

路面店なのに、窓はない。実はちょっと入店をためらってしまう。
〈BARふくろう〉は、そんな店です。
1967(昭和42)年、お酒が大好きだった23歳の福田二郎さんは、
だったら自分で店を始めれば好きなお酒とともに過ごせる、
そんな軽い気持ちで店を開きます。

世間では国産ウイスキーがサラリーマンの圧倒的支持を得て大流行、
そんななか、洋酒をメインに始めた福田さんのお店は、なかなか客足がのびません。
奥さんと悩んだ末、お茶漬けを出したこともありました。
それが評判を呼び、贔屓にする人も増え始め……。
以来49年、東門街のはずれで〈BARふくろう〉は
今宵も、ふらりと訪れる人を待っています。

ヨーロッパの石畳のまち並みにぽつんとありそうな、小さなお店。年齢を感じさせない福田さんの笑顔が迎えてくれます。

福田青年も気づけば72歳、店も来年で50周年。
バーテンダーが一代で50年以上も立ち続ける店は、そうはありません。
もはやここは、レジェンドとでも言うべきでしょうか。
おそるおそる扉を開くと、カウンター越しににっこり微笑む福田さん。
席についたら、福田さんオススメのカクテルをオーダーしてみましょう。

ソルティーキャッツにソルティーマウス。
ん? ちょっとへんてこな店?? 
もちろんどちらも、ソルティードッグとはレシピが違います。
それ以上に違うのは「ソルティードッグはステアすれば完成。
それじゃあバーテンダーの活躍する場所がないじゃないですか」

背筋をピンと伸ばし、シェーカーを振る福田さん。時折目をつぶり、何か考えているかのように腕だけを動かします。

というわけで、オリジナルレシピ、シェイクして提供するこのカクテルが誕生したとか。

焼酎ベースのソルティーマウス(左、1000円)は、「森伊蔵が高くて飲めない」というお客さんの声で誕生したもの。森伊蔵をもっとおいしく飲んでもらいたい、そんな気持ちで誕生した焼酎ベースのカクテル。ソルティーキャッツ(右、1000円)は女性が楽しめるように考えられたフルーティーなカクテル。

〈BARふくろう〉のもうひとつの楽しみは、
そんな福田さんとのおしゃべりかもしれません。
かつての三宮の話、お酒の話。
店には時折、福田さんが「最高のパートナー」と呼ぶ奥さんも立ちます。
すると話はもっともっと、盛り上がるんですよ。

気がつけばすっかり時間が経っていたなんてこともしばしば、なこの店。
派手な特徴があるわけではありませんが、神戸で覚えておきたい、
できればたまにふらっと顔を出したい、そんなバーです。

これはなんと、27歳の頃の福田さん。常連のお客さんに写真家を志している人がいて、その人に撮ってもらったそう。

information

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BARふくろう

住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-9-9

TEL:078-332-2960

営業時間:18:00~翌2:00

定休日:日曜、祝日

食べる、歩く、読む、聴く。 神戸の日常を綴るエッセイ 『神戸、書いてどうなるのか』

神戸在住のロック漫筆家によるエッセイ

『神戸、書いてどうなるのか』は、神戸出身、在住の
“ロック漫筆家”安田謙一さんが神戸をテーマに書き下ろした一冊。
安田さんは音楽などポップカルチャーを中心に執筆活動をするほか、
ラジオ番組のディスクジョッキーとしても知られるが、
神戸について書いても、その軽妙な語り口は絶品なのであった。

帯には「ガイドブックには載らない神戸案内」とあるが、
かといってディープな神戸ガイド、というわけでもない。
もちろんその側面もあるが、神戸で生まれ育ち、1980年代は京都で過ごすものの、
また神戸に戻って現在も暮らす安田さんが、日常的な神戸を綴ったエッセイだ。
収められているのは、見開きで1本、全部で108本の文章、というのも
煩悩のようでキリがいい。

第1章「食べたり呑んだり、神戸」と第2章「ぶらぶら歩く、神戸」は、
現在も訪れることのできる飲食店やスポットについて触れる。
路地の奥にありそうな味わい深い店の数々は、
それこそガイドブックに載らないような店。だが、どれもうまそうだ。
ネーミングがおもしろい店もよく登場する。
著者が神戸の喫茶店の名前ベストスリーのひとつとして挙げる
〈思いつき〉というのもすごいが、洋食屋の〈赤ちゃん〉というのもいい。
しかも神戸には〈赤ちゃん〉という名前の洋食店が数軒あるというのだからすごい。
4日連続で〈赤ちゃん〉に通った、というエピソードもほほえましい。

それと印象的なのは、温泉がよく登場すること。
神戸というと有馬温泉が有名だが、ここに登場するのは、
灘温泉や湊山温泉、六甲おとめ塚温泉など、
散歩がてらにひとっ風呂浴びるといった、銭湯に近いイメージの温泉。
ぶらぶら歩いて食べて呑んで、浸かる。最高だ。
また、クレイジーケンバンドの小野瀬雅生さんや遠藤賢司さんなど、
著者となじみのミュージシャンがちょこちょこ顔を出すのも楽しい。

videotapemusicによる『神戸、書いてどうなるのか』の予告編動画も。

キャンピングカーでラクラク! 長崎・移住先探しの旅 その4: 波佐見で感じた“もの力”と“ひと力” 陶芸家 長瀬 渉さん

家族との移住を本気で考えて、日本全国あちこちを旅するフォトグラファーのテツカ。
そんなテツカがキャンピングカーで平戸市・波佐見町・雲仙市を4歳の娘と巡ってきました。
長崎って移住先としてどうだろう? という彼女なりの目線をお楽しみください。

【その1:キャンピングカーを借りてみる】はこちら

【その2:平戸市のレムコーさんに聞く人づき合いのヒント】はこちら

【その3:移住者は“タンポポ”!? 波佐見町・岡田浩典さんの移住体験話を聞く】はこちら

【その4:波佐見で感じた“もの力”と“ひと力” 陶芸家 長瀬 渉さん】

【その5:奥津家の3拠点生活】はこちら

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前回に引きつづき、波佐見町よりお届けします。
「あ! これがあのキャンピングカーですか!」などと声をかけられながら、
車はさらに走り続けます。
細いあぜ道もなんのその。さらに奥へ奥へと進みます。
今回訪ねたのは、山形県から移住した陶芸家の長瀬 渉さん。
そして、とっておきのたまごを販売している〈峠自然塾〉です。

ここでまず、波佐見について【Q&A】
波佐見町役場の朝長哲也さんに質問です!

Q 波佐見の人って、どんな人柄ですか?

A 面倒見がよくて世話焼き! そしてノリがいいです。

Q 賃貸で家を借りる場合、相場はどれくらいですか?

A 家族向けであれば5万円前後、ひとり暮らしであれば3万円前後です。
仕事場としては、〈空き工房バンク〉に登録されている物件があるので、
低価格で借りることもできます。
http://hasami-akikobo.com/

Q 病院はありますか?

A 波佐見町にも14か所の病院がありますし、車で15分の佐賀県の嬉野市には、
救急総合病院もあります。

Q 長崎で唯一海がない市町村ですが、おいしいお魚は食べられますか?

A 大丈夫です!
海に面してはいませんが、近場の海まで車で20分ほどですし、
〈シルクロード〉という居酒屋でもおいしい魚が食べられます。
ご主人が毎日仕入れにいっているので、とびきり新鮮です!

Q 波佐見のオススメポイントは?

A 結(ゆい)の文化です。
波佐見の人たちは、常日頃から互いを支え合って暮らしています。
「隣保班(りんぽはん)」という波佐見らしい制度もあるのですが、
これは、自治会に加入したご近所同士でグループをつくり、
冠婚葬祭のときなどに助け合うものです。
都会にはない安心感が、この波佐見にはあると思います。

カフェで感じる有馬温泉の文化。 芸妓がいるカフェ・バー〈一糸〉

気軽に有馬温泉の文化に触れられる場所

日本最古の温泉と言われ、関西の奥座敷として長い歴史を刻んできた有馬温泉。
6世紀頃にはすでに天皇が行幸する湯として歴史の表舞台に登場、
以後現在まで、歴史上の人物からまちの人まで、多くの人たちに愛されてきました。

山深きこの温泉地で旅人を迎えたのは、湯だけではありません。
芸妓衆も、有馬温泉には欠かせない存在でした。
遙か昔、有馬温泉には入浴時の世話や酒宴の席で客を楽しませる
“湯女”という人たちがいたそうです。それがやがて有馬の芸妓となり、
いつしか有馬温泉では芸妓とのお座敷遊びが楽しみ、とまで言われるようになったとか。

しかし現在。芸妓と遊ぶ人は少なくなりましたし、
そもそも日中に日帰りで有馬温泉を訪れる場合、出会う機会も……。
と思いがちですが、実は昼間でも、芸妓さんに会える場所があるんです。

〈金の湯〉横の石段を上ると、路地の先に〈一糸(いと)〉の提灯が見えてきます。ロゴには15個の千成ひょうたん。芸妓さんが所属する“置屋”が有馬温泉にはかつて15軒あり、ひょうたんの数はそれを表しています。

2015年にオープンしたカフェ・バー〈一糸(いと)〉では、
現役の芸妓さんが常駐し、コーヒーを出してくれます。
この建物には“有馬検番”という芸妓たちのスケジュール管理をする事務所があり、
上は芸妓さんの稽古場、お店はその1階にあります。

「お店で気軽に芸妓とお話ししていただくことで、
有馬の文化をちょっぴり覗いてみてほしい」と言うのは、芸妓歴17年の一菜さん。
検番にお店があるため、日中の早い時間なら上階でのお稽古の声が聞こえてくる、
という楽しみも教えてくれました。
長唄に太鼓、踊りまで、芸妓さんたちが熱心に稽古に励む音が
BGMとして聞こえるなら、それはそれは、風流ではありませんか。
現在有馬温泉には15名ほどの芸妓さんがいますが、
そのうちふたりが、毎日日替わりでお店にいてくれますよ。

ちなみに予約すれば、酒宴でなくカフェで、芸妓さんの唄や踊りを見ることもできるそう(予約は10名くらいから。1名3000円)。時間が許せばお座敷遊びなども少しだけ披露してもらえるかもしれないので、有馬の湯に浸かりに行くなら、セットで考えておきたいですね。

和菓子つきのお抹茶は1000円。これも芸妓さんが点ててくれるんですよ。

information

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一糸

住所:兵庫県神戸市北区有馬町821

TEL:078-904-0197

営業時間:11:00~15:00、20:00~24:00
(当日15時までに予約の人のみ、お座敷がある場合は夜の営業はなし)

定休日:木曜、行事の際に臨時休業あり

もちもちの北海道ゴーフレット! バターゴーフレット専門店 〈BEURRE(ブール)〉 函館にオープン

2016年3月26日、北海道新幹線開通! 
新青森・新函館北斗間に新幹線が開業します。
この記念すべき日に、
函館市大手町に “函館 バターゴーフレット” 専門店、
〈BEURRE(ブール)函館本店〉がオープン!

北海道産の厳選されたバターと食材にこだわり、
職人が1枚1枚ていねいに手作りで焼き上げた
メイド・イン・北海道のゴーフレット専門店です。

ゴーフレットといえば乾いたお菓子のイメージですが、
函館バターゴーフレットはもっちりとした食感のブリオッシュ生地。
北海道産小麦粉、甜菜糖、バターをこだわって使用した
ふっくらタイプのゴーフレットなんです。
バタークリームを挟んだ〈函館バターゴーフレット〉は
1,200円(税込)で8枚入り、いろいろなお味が揃っています。

〈MAPLE WALNUT〉

優しいメイプルのバタークリームに
キャラメルコーティングしたくるみが入っている、
メイプルくるみ味の〈MAPLE WALNUT〉。

〈カフェショコラ COFFEE CHOCOLATE〉

コーヒーバタークリームのほろ苦さの中にさくさくチョコレートを入れた
カフェショコラ味の〈COFFEE CHOCOLATE〉。

〈LONICERA CAERULEA〉

北海道特産の甘酸っぱいベリー、ハスカップを
ふんだんに使用したハスカップ味〈LONICERA CAERULEA〉。

〈FRESH HAKODATE BUTTER GAUFRETTE〉

そしてこちらは、大手町ハウスでしか食べられれない
店舗限定商品の〈FRESH HAKODATE BUTTER GAUFRETTE〉。
焼きたて生地にホイップクリームとメレンゲを挟んだ新食感!
お値段は1枚200円(税込)です。

ご当地餃子は神戸にも! 味噌ダレでいただく 〈ひょうたん〉の神戸餃子

クセになる味、神戸のソウルフード

日本各地にご当地餃子があり、B級グルメとして人気ですが、
実は神戸にも、地元の人が日常的に食べる“神戸餃子”があるのをご存じですか?
日本三大中華街の南京町があるので、やっぱり本格的な中華餃子かな? と思いますが、
なんと、肉味噌をつけていただくもの。

実は戦後すぐから、神戸では「餃子は味噌ダレで食べる」が常識だったようです。
ちなみに味噌ダレには赤味噌派、白味噌派の店があるそう。
取材でお邪魔した、御三家と呼ばれるお店のひとつ〈ひょうたん〉は赤味噌。
たっぷりの水で蒸し焼きにした餃子を、まずは赤味噌ベースの肉味噌でいただきます。

JR三ノ宮駅西側の高架下にある〈ひょうたん〉三宮店。餃子は1人前7個370円。持ち帰りは2人前から、偶数人数で注文できるそうです。

餃子がひたひたになるくらいまで水を入れ、そのままじっくり蒸し焼きにするのが〈ひょうたん〉流。だから皮はもっちもち、中はジューシーな餃子ができあがります。

1人前は7個なので、3個ほどそのままいただきましょうか。
その次に、卓上にあるニンニク醤油を赤味噌ダレに2回しほど入れ、よく混ぜて食べる。
するとまた違った味わいで、もっと食べたくなって「おかわり!」と言う人も多数。
小さい子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、
お店では3世代、4世代の地元の人が、神戸餃子をハフハフと頬張っています。
これが神戸の日常、餃子のある暮らし、です。

1日平均3000個近く出るという〈ひょうたん〉三宮店の餃子。神戸餃子はまぎれもない神戸のソウルフード。

そんなことを考えながら神戸のまちを歩いていると、
結構あるもんですね、餃子の専門店。
三宮から元町までのエリアだけでも、10軒以上あります。
そのうちのひとつ、〈ひょうたん〉三宮店は、JR三ノ宮駅西側の高架下。
三宮センター街で買い物を済ませた人たちが、夕方近くになると
ちょっと立ち寄って食べて帰ったり、晩ごはんのおかずに持ち帰ったりしています。
こちらは餃子以外、飲み物しかメニューにありませんから、
本当に餃子目当てで、皆さんお店を訪れていることがわかります。

最近では、遠方からの注文も多いとか。
神戸に観光で来たときに食べ、その味が忘れられずに注文してしまう、
ということのようです。確かにクセになる味です、神戸餃子。

information

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ひょうたん 三宮店

住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1-31-37

TEL:078-331-1354

営業時間:11:30~24:00(LO 22:30)、日曜 ~23:00(LO 22:30)

〈カバストマルシェ〉 今回で50回目! 豊岡・カバンストリートで開催

JR豊岡駅から徒歩10分の、鞄のまち豊岡を象徴する商店街カバンストリートで
毎月第4日曜日に開催されている〈カバストマルシェ〉。
多いときには1000人以上が訪れる、すっかり豊岡の顔となっているイベントです。
このカバストマルシェ、2016年3月27日(日)の開催で50回目を迎えます。
3月のマルシェのテーマは、
「春だからゆっくり楽しむ 大人のマルシェ」
どんなことが催されるのでしょうか。

路上では、自家製酵母パン、ラーメン、コーヒーショップなどの飲食店が出店。
さらに、豊岡の地場産業である鞄の関連ショップも出店予定で、
鞄の製造で出る端切れを使った小物などを購入できます。
但馬地域で活動するクリエーターの手づくり雑貨の販売は、カバストマルシェならでは。
“カバンストリート”という名だけあって、鞄の販売店だけでなく、鞄の修理やさん、
皮製品専門のクリーニングやさんもあり、
カバストマルシェ中も通常通り営業を行っていますので、
気軽に覗いてみてください。

カバンクリーニングキヌガワでも皮の小物などを販売中。

こちらもカバストマルシェの目玉のひとつ。
カバストバンドと呼ばれる、
市民バンドによるライブは回を重ねるごとにレベルもアップ。
天気が良ければ、路上で開催され、大盛り上がりです。
地元の高校生による吹奏楽の演奏や、
書道のライブパフォーマンスなどが行われている月もあり、
工夫をこらした演目でにぎわいを創出しています。

路上でのライブパフォーマンスは、子どもも大人も楽しめる人気のプログラムです。

「50回、100回と続けることに意義があると思っています。
雪が積もる冬の間も、人が少ない時も続けて、
やっと市内外に知られるようになり、多くの方が来てくれるようになりました」
と、50回目を迎えるにあたり感慨深そうに話す実行委員会のメンバー。
鞄の産地豊岡が一丸となって盛り上がるカバストマルシェ。
ぜひ散策がてらお立ちよりください。

お菓子やパンなどもかわいい! おみやげにひとつどうぞ。

information

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カバンステーション

住所:兵庫県豊岡市中央町8-8

http://www.cabanst.com/

カバストマルシェは次回2016年3月27日(日)開催。出店情報などは、Facebookページをチェック。

information

TOYOOCOME! 豊岡に来て、暮らして。

ただいま、コロカルでは豊岡市を特集しています。連載2回目では豊岡移住者で鞄職人の中野ヨシタカさんへインタビュー。こちらも併せてご覧ください。

https://colocal.jp/topics/lifestyle/local/20160317_68095.html

神戸の懐の深さを感じる、 中華料理店の名物。 元町〈香美園〉のカレー

インドカレーとは違う、中華食堂の味

JR元町駅と花隈駅の間、その南側のエリアにはかつて、
中華食堂がいくつもあったそうです。
中華食堂というのは中華料理あり、オムライスあり、ラーメンあり、
つまり限りなく“食堂”に近い中華料理店のこと。
それらのお店ではもちろんカレーもありました。
といっても、本格的なカレーではなく、あくまで食堂のカレー。
中華鍋で具を炒めてカレー粉で味つけ、片栗粉でとろみをつけた、
学校給食で出てきそうなカレーです。

しかし時代の流れとともに、中華食堂は姿を消していきました。
いま残っているのは南京町の有名中華料理店〈民生〉の支店〈香美園〉を含め、数軒。
カレーを出しているのは、唯一〈香美園〉だけです。

店構えはごく普通の中華料理店。店内に漂うカレーの香りをのぞけば……。

昭和42年に誕生したこちらの店、オープン翌年にはもうメニューにカレーがありました。
「もともと民生にもカレーがあって、それをこっちでも出したのが始まりのようです。
それがお客さんに好評でね、いつしかうちの看板メニューになっていました」
と言うのは、2代目の藤原良明さん。
中華料理を食べるつもりで訪れて、しかしカレー粉のスパイシーな香りに誘われ、
ついついカレーをオーダー。そんなお客さんが多かったそうです。
「ま、うちは中華料理店なので、そっちも食べてほしいんですけどね(笑)」
いまではお客さんの6割近くがカレーをオーダーするのだとか。

料理している姿は、中華料理を作っているときと同じ。でも完成したものは、カレーなんです。

そんなカレー派に人気のもうひとつのメニューがカレーそば。
〈民生〉と同じ手打ちの麺、鶏ガラスープの上からカレー。
ご飯と一緒に食べるカレーよりもあっさりしていて、最初は鶏ガラが強く、
食べ進むほどに、カレーの味わいが強くなっていく。
つるっと細麺が、なんとも小気味よい喉ごしです。

国産の豚肉と淡路島の玉ねぎを中華鍋で炒め、カレー粉で味つけする黄色いカレー。歯応えのいい細麺とカレーのマッチングにうなるカレー麺(そば)670円、大930円。カレーは650円、大880円。

なかなか甲乙つけがたし、なこの2品ですが、
神戸の中華料理店の懐の深さを知る料理として、ぜひ一度、食べてみてください。

information

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香美園

住所:兵庫県神戸市中央区元町通3-16-2

TEL:078-391-4015

営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00(LO)

定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

キャンピングカーでラクラク! 長崎・移住先探しの旅 その3: 移住者は“タンポポ”!? 波佐見町・岡田浩典さんの 移住体験話を聞く

家族との移住を本気で考えて、日本全国あちこちを旅するフォトグラファーのテツカ。
そんなテツカがキャンピングカーで平戸市・波佐見町・雲仙市を4歳の娘と巡ってきました。
長崎って移住先としてどうだろう? という彼女なりの目線をお楽しみください。
長崎滞在2日目。波佐見町に到着。
そこで出会った〈モンネ・ルギ・ムック〉の岡田浩典さんも移住者。
波佐見町のことを「おもしろいまちだな〜って」と話すその理由とは?

【その1:キャンピングカーを借りてみる】はこちら

【その2:平戸市のレムコーさんに聞く人づき合いのヒント】はこちら

【その3:移住者は“タンポポ”!? 波佐見町・岡田浩典さんの移住体験話を聞く】

【その4:波佐見で感じた“もの力”と“ひと力” 陶芸家 長瀬 渉さん】はこちら

【その5:奥津家の3拠点生活】はこちら

移住したその先のことを考えてみる。
新たな暮らしや生き方への期待がふくらみ、
今の生活から早くスライドしたいと気持ちがはやる。
その一方で、ふと湧いてくる不安。本当にうまくやっていけるのか。
不安の中身は大きく分けるとふたつ。
まず、仕事が軌道に乗って収入を得られるかどうか。
そして、地域の人とうまくやっていけるのかということ。
おそらく、後者がうまくいかないと、前者もうまく回らないのだと思う。
だとすると、どうしたら地元の方とうまくおつき合いできるのだろうか。

先日平戸市でお会いしたレムコーさんは、
こんなことを話してくれた。

・人を判断しないこと

・すぐにシャットアウトしないこと

・自分だけ突っ走らないこと

そして、長崎旅・2日目の波佐見町でも、
移住者の方からたくさんのヒントをいただくことができた。
お話をうかがったのは、地元の方と移住者との
潤滑油のような存在と言うべきおふたり。
陶芸家の長瀬 渉さんと、
〈モンネ・ルギ・ムック〉というカフェを営む岡田浩典さん。
移住してからこれまで、おふたりは何を感じ、
どんなことを心がけてきたのだろうか。

今回は、400年の伝統が息づく焼き物のまち、東彼杵郡波佐見町を
キャンピングカーで巡ります。

鴻ノ巣展望所から見下ろした波佐見盆地。写真提供:波佐見町

まずは、波佐見町役場のワンストップ窓口(各市町村の移住相談専用窓口)を訪ねた。
私の移住相談を担当してくださったのは、企画財政課の朝長哲也さん。
はじめに、波佐見町についてお話をうかがった。

波佐見は焼き物のまちで、
町内の就業人口の約3割が、窯業に関係した仕事についているのだそう。
「波佐見以外でも、佐世保市まで出ればほかにも仕事はあります。
佐世保までは車で30分ほどなので、
ベットタウンとして波佐見に移住してくる方も多いですよ」

仕事が見つけやすいというのは、とても心強い。
「移住して飲食業を始める方が増えているのですが、
陶器市での集客がやはり大きいようですね。
毎年ゴールデンウィークに開催される波佐見陶器まつりには、
30万人が訪れるんですよ」
ということは、ゲストハウスをやりたい我が家にとっても、好条件ではないか。

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波佐見は長崎県で唯一、海に面していないまち。
西に佐世保市、北には有田焼で有名な有田町。
そして、東側は温泉地として名高い佐賀県の武雄市と嬉野市に隣接している。
海に行きたければ西へちょいと走り、温泉につかりたければ東へ向かう。
そんな暮らし、いいに決まっている。

さらに、高速道路を使えば長崎空港まで1時間弱、
福岡空港にも1時間半で行けるというのも魅力のひとつ。
東京との二拠点生活を考えている人にとっても、
アクセスしやすい場所と言えそうだ。

鬼木棚田と彼岸花。写真提供:波佐見町

朝長さんから見て、波佐見の魅力ってどんなところにありますか?
「まちにも人にも活気があるところですかね。
最近になって、20代や30代の若い人たちが
家業を継ぐために戻ってきたりしているんです。おもしろいですよ〜、みんな」
それも、地方ではなかなか聞かない話。

「みんな“ムック”で集まったりしてますよ。
そこで交流することで、新たなつながりが生まれているようです」
“ムック”というのは、今回取材させていただく岡田浩典さんが営むカフェ、
〈モンネ・ルギ・ムック〉の通称。
「みんなが集まれる場所でもあり、情報発信基地でもありますね、あの店は。
お昼時ですし、そろそろ行きましょうか」
ということで、ランチを兼ねてムックへ行くこととなった。

朝長哲也さん。みんなから“テッチャン”の呼び名で親しまれ、頼りにされている。

神戸の春は海からやってくる。 人々の心も躍る 〈いかなごのくぎ煮〉

春の訪れを告げる、神戸の郷土食

神戸と言えば異国情緒漂うオシャレな“港町”のイメージはあっても、
“漁港”と言われてもピンとこない人が多いかもしれません。
でも実は、自然豊かな瀬戸内海に面しているだけに、
漁業が盛んなまちでもあるんです。

神戸市の西端に位置する垂水漁港は兵庫県内でも有数の漁港で、
明石海峡の強い潮流で育った、身の締まった魚介が水揚げされることで知られています。
神戸ではそんな海の幸を使った名産が多く楽しめますが、
なかでも地元の人々が特に愛して止まないのが“いかなご”です。

垂水漁港のいかなごの水揚げ量は全国でもトップクラス。

東京や千葉では〈コオナゴカマス〉と呼ばれるなどカマスに似た魚で、
体は細長く槍形、色は背部が青褐色で腹部は銀白色。
成長すると約25センチにもなりますが、最もおいしいと言われるのは
体長3センチ前後の新子(生後3~4か月の稚魚)です。

全国トップクラスの水揚げ量を誇る垂水漁港で漁が解禁されるのは
2月下旬から5月頃までという短い期間。
それ以降、夏場には砂に潜って夏眠するために
このような漁の期間となっているのですが、
旬の時期にはスーパーに特設コーナーが登場し、昼網の新鮮ないかなごを求めて
大勢の人々が押し寄せるほどのにぎわいをみせます。

イカナゴが飛び跳ねる音など、垂水漁港のイカナゴ漁で出る音は環境省の選定する「残したい日本の音風景100選」にも認定されています。

さて、いかなごの食べ方で神戸人のイチオシは、
農林水産省の「日本の農山漁村の郷土料理百選」に選定されている“くぎ煮”。
釜で醤油、砂糖、ショウガとともに水分がなくなるまでじっくり煮詰めた甘辛い佃煮で、
いかなごの旨みとショウガの風味が抜群。
ご飯のおともにも酒のアテにもいい、そして引く味わいの珍味です。

特に発祥地とも言われる垂水区の各家庭では、大鍋で大量に炊きあげ、
ご近所や遠方の親戚へ送ることも盛んに行われているそうで、
炊きあげる際の醤油の香りがまち中に立ちこめてくると、
「ああ、春がきたんだなぁ」と思うほど。
地元の人にとって、いかなごは春の訪れを知らせてくれる存在なのです。

とれたてのいかなごの稚魚を生のまま、醤油、砂糖、ショウガで味つけして炊きあげたいかなごのくぎ煮。

完成品を買うのもいいですが、市内のスーパーでは鍋や保存容器はもちろん、
醤油、砂糖、水飴、ショウガ、山椒など、
いかなごのくぎ煮作りに必要なものをそろえて販売しているので、
一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。

くぎ煮のおいしさのポイントは、やはりいかなごの鮮度。漁港から近い神戸だからこそ味わえる逸品です。

オンリー神戸なファニチャー。 神戸家具〈永田良介商店〉

神戸の歴史がつまった、使い続けられる家具

明治の開国と同時に、神戸のまちにはたくさんの外国人がやってきました。
それらの人とともに、外国の家具もすごい量が上陸(したと思います)。
しかし外国と気候が違いますから、経年劣化だけではない障害が、
持ってきた家具に発生します。
当時それらを修理していたのは、和船の船大工たちだったとか。
かれらは居留地に暮らす外国人の求めに応じて家具を修理しながら、
やがて見よう見まねで、家具をつくるようになっていきました。

といっても最初からつくるというよりは、居留地で使われなくなった家具を引き取り、
それを日本人の背丈に合わせてリサイズする、というほうが多かったようです。
明治5年に元町で創業した〈永田良介商店〉は、その歴史をいまに伝える希有な店。
「最初はね、居留地で使われなくなった家具などを引き取って
販売する商いだったんですよ。それから親戚の船大工とともに、
家具店を創業することになったのが店の歴史です」と言うのは、5代目の永田耕一さん。
息子さんである6代目店主見習・泰資(たいすけ)さんとともに、お店に立っています。

5代目の耕一さん(右)、息子の6代目店主見習・泰資さん。

「神戸家具の根本にあるのは、製品を長く愛して、
使っていただける状態にしておくこと」と耕一さん。
お客さんには家族3代にわたってひとつの家具を修理しながら、
代々受け継いでいる家庭も少なくないそうで、
「人の数だけいすやベッドのサイズはあります。
それを定期的に預かり、時には布を張り替え、木材部分をリペアしていく。
こうやってうちの家具は長生きしているのだと思います」

脚の高さ、座面の広さ、背もたれの角度にいたるまで計測し、経験値から導き出した数字で家具をオーダーメイド。どれをとっても、愛着がわきそうな風合いです。

創業時から比べると、まったく別次元のように、暮らしは変化しました。
それでも神戸には、永田良介商店の神戸家具が生き続けています。
親から子、子から孫へ、家具を受け継ぐ。とてもステキだと思いませんか?
これが神戸のこだわりであり、神戸のよさ。

布生地は世界中から集めています。

information

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永田良介商店

住所:兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-4

TEL:078-391-3737

営業時間:10:00~18:00

定休日:水曜、第1・第3火曜

http://www.r-nagata.co.jp

西表島で一夜限り咲く幸運の花 〈サガリバナ〉鑑賞クルーズ

沖縄県西表島は、面積の9割が亜熱帯の原生林で覆われた
日本最後のサンクチュアリ。
ここは夜に咲き朝方に散る、
一夜花の〈サガリバナ〉が咲くところ。

その花言葉は“幸運が訪れる”。
咲くのは6月中旬から7月中旬までの短いあいだ。
夕暮れ時から蕾が膨らみはじめ、夜に開花し、
白から淡いピンク色の花で、甘い香りを漂わせます。

なかでも西表島にある雄大な河川〈仲良川〉は、
西表島の中でもサガリバナが最も多く咲くところ。

淡いピンク色の花が垂れ下がるように咲き、
日が昇るとともに川面にポタポタと落ち、
ふんわりと浮かびながら流れていく... 
ジャングルの奥地を流れる川が、
まるで淡いピンク色の絨毯を敷いたかの様に
ふんわりと覆われる、幻想的な風景がひろがります。

その幻想的な光景を、クルーズ船で観賞できるのが、
〈ホテル ニラカナイ 西表島〉の観賞クルーズ。
2016年6月18日~7月20日の期間限定で、宿泊者を対象に、
一夜限りの幻の花「サガリバナ」をクルーズ船でのんびり鑑賞する
早朝ツアーが行われます。

朝5時30分から8時までの、約2時間30分のクルーズ。
夏の限られたひと時だけの甘く幻想的な風景を楽しんでみてはいかがでしょう。

information

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〈ホテル ニラカナイ 西表島〉幻の花『サガリバナ』鑑賞クルーズ

住所:沖縄県八重山郡竹富町上原2-2

TEL:0980-85-7111

期間:2016年6月18日(土)~7月20日(水)

※除外日 6月27日~6月29日、7月11日~7月13日

時間:朝5時30分~8時(約2時間30分)

料金:大人4,400円、子ども3,300円、幼児1,100円(税込)

対象:「ホテル ニラカナイ 西表島」宿泊者(定員50名)

申込締切:前日18時30分まで

お問合せ:アクティビティデスク TEL 0980-85-7011(10:00〜16:00)

Web:公式サイト

日本初のテーラーはいまも現役。 伊藤博文も愛した 〈柴田音吉洋服店〉

その人に似合う、最高の一着をつくる

神戸が明治の開港で賑わいを見せている頃、
ひとりの男性が「洋服づくりの天才」と話題になっていました。
それが柴田音吉さん。〈柴田音吉洋服店〉の創業者です。
10歳には京都で裁縫の勉強を始め、その後、明治2年になると
今度は、近代洋服のテーラーをメリケン波止場で開いていたイギリス人、
カペルさんの弟子になります。
そして1880(明治19)年に開業。ここに日本初の本格的テーラーが誕生します。

当時の日本ではあまり手に入らなかった最高級の生地を使い、
とにかく着心地のいい、丁寧な仕事。その噂を聞きつけ、
初代兵庫県知事の伊藤博文もスーツやコートをあつらえたそうです。

創業以来顧客の型紙が保存されています。震災前には2万枚の型紙がありましたが、建物の倒壊で一部は持ち出せませんでした。それでも2000枚を保存しているのは、お客さんと一生のおつき合いをしていく証。

「これ以後、伊藤博文に大変かわいがられ、
伊藤博文が天皇に対して礼服は洋装にすべき、と進言することになった
きっかけだと言われています」と言うのは、5代目の柴田音吉さん。
なんと太政官布告に列記された内容は、
柴田音吉洋服店の初代が深く関係していたのでした。

それから代は移り、阪神淡路大震災も経験し、店は現在の場所へ。
予約制のテーラーとして、新たな価値をつくり出しています。
「近年は既製のスーツをフィッティングするだけで買える時代です。
しかし、やはりその人に合う一着というのは
じっくり話をし、採寸するというプロセスを経ないといけません」
そう、現代の柴田音吉洋服店は、テーラーの国イギリスの本流でもある
ビスポークテーラーとして、ひとりひとりのお客さんに向き合っているのです。

お客さんとの話は、体型や好みの話だけではありません。
経済のこと、嗜好品のこと、あらゆる話をしてお客さんとのつながりを深め、
その中から最適の一着を生み出していきます。

生地はオールシーズン使えるものを常時500種類そろえています。

「洋服は利益ではなく芸術性を追求しなさい」
先代に教えられた言葉を守りながら、日本最古のテーラーは、
今日も紳士服を生み出しています。
「いい洋服をつくるのは、テーラーなら当たり前。
うちはその先の世界まで、お客さんと共有していきます」
5代目の言葉は、服づくりの魂を物語っていました。

「ブランドを誇るのではなく、質を誇ってほしい」。お客さんにそう願うから、ブランドタグは襟元だけにさらりと入っています。

information

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柴田音吉洋服店

住所:兵庫県神戸市中央区元町通4-2-22 2F

TEL:078-341-1161

営業時間:12:00~18:00(要予約、予約時間により午前中も可能)

定休日:水曜、日曜、祝日

*都市によっては訪問も可能
http://www.otokichi-kobe.co.jp/

神戸に“レンタサイクル”が 増えているワケ。 〈こうべリンクル kobelin〉

まち巡りにも、日常にも便利なシェアサイクル

瀬戸内海と六甲山系の山々に囲まれた、自然豊かな神戸。
新たな発見を求めて、緑あふれるこのまちをサイクリングで楽しむ人が増えています。 

地元の人だけでなく訪問する人にも注目されているのが、
神戸コミュニティサイクル〈こうべリンクル kobelin(コベリン)〉です。
コンパクトで真っ赤なボディが愛らしい神戸のシェアサイクルで、
坂道が多い神戸の道のりも電動自転車なのでスイスイ行けて快適です。
特に北野方面は坂道の風情を楽しみたい場所でもありますから、
これさえあれば無敵! ですね。

またうれしいのは、借りた場所まで返しに戻らなくてもいいこと。
JR三ノ宮駅や元町駅、ハーバーランドなど神戸市内に10か所、
サイクルポートと呼ばれる駐輪場が設置されていて、
このサイクルポート間であれば、借りたり返したりが自由にできるのです。

収容台数15台の三宮駅前サイクルポート。サイクルポートのデザインは、〈こうべリンクル〉の名前に由来して輪が連なっているイメージに。

ハーバーランドに設置されているサイクルポート。サイクルポートにある登録機からも登録OK。阪神高速沿いのガスビルにあります。

もちろんインターネットで簡単に会員登録して利用できるので、
ショッピングはもちろん、神戸といえば、のスイーツ巡りなど、
多彩なまち巡りができそうです。

自転車のサドルについている操作パネルからも簡単に登録可能! ICカードやおサイフケータイが必要なので準備しましょう。

最近は通勤や仕事の移動などにも利用する人が多いようで、
車で移動するまでもないけど歩くと時間のかかる市内では、自転車が重宝しそう。
日々の行動範囲もぐんと広がりますね。

ちなみに〈こうべリンクル kobelin〉の名前には、
Link=つなぐという意味が込められています。
kobelinで走り抜ける神戸の街角では、新たな人やまちとのつながり、
出会いが待っているかもしれないと思うと、とてもウキウキしてきます。

information

こうべリンクル kobelin

お問い合わせ:サイカパーキング 0120-040-587

料金:1回利用の場合、最初の60分100円(30分ごとに+100円、最大1000円)、1日利用の場合、500円 *24時間利用可能

http://www.kobelin.jp/

港町・神戸の普段着は、 日本唯一の船員服の専門店で。 〈アリマ〉のトレーナー

元町の船員服専門店のオリジナルグッズ

美しいガラスアートのある東玄関から、東西に1.2キロ続く元町商店街。
居留地のハイカラを取り込んだ神戸を代表するこの商店街も
西へ歩いて5丁目あたりに行けば、和洋のお店が混在し、
先代からの専門知識とお客様からの信用を得ているお店が並んでいる
昔ながらの雰囲気になってきます。

看板のイカリのモチーフ。ついショーウィンドウに飾られたカッコイイ船員の制服にも目を奪われてしまいます。

その中にある〈アリマ〉は、日本で唯一の海員制服の専門店です。
1961年の創業から全国各地の船員の服を作り続け、船員の服といえばアリマの制服、
と言われるほどに、その世界では名前が知られています。

店内は広々としているので、ゆっくりとショッピングすることができます。

もともと海軍出身の先代が、港にまつわる仕事がしたいと
独立を考えたことからお店はスタート。
2004年に元町商店街に移転したことをきっかけに、
少しずつ一般のお客さんにも商品を見てもらえる機会が増えてきたそうです。

そこでトレーナー、エコバッグ、ストラップなど、
一般のお客さんのためにオリジナルグッズの販売をスタートさせました。
すると、そのオリジナルグッズのデザインがおしゃれだとたちまち評判に。
販売開始から6年以上が経ったいまでも、専門店にもかかわらず、
このオリジナルグッズをおみやげや自分で持ちたいと購入する人が多いそう。
単なる話題性ではなく、ものづくりの姿勢が
多くの人のハートにしっかり響いている、ということなのでしょうね。

エコバッグ1512円(税込)。ネイビーとホワイトの2色展開。かわいいデザインに一目惚れする人が続出!

ちなみに船員の制服をモチーフにしたトレーナーがおみやげに一番人気で、
洗練されたデザインが私服にも使いやすいと、
いまでも口コミで人気が広がり続けているとか。
アリマでしか手に入らないレアなアイテムは、
海、そしてファッションのまちでもある神戸にピッタリです。

オリジナルトレーナー3888円(税込)。バックプリントのイカリやコンパスなどのデザインが好評。

information

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アリマ

住所:兵庫県神戸市中央区元町通5-4-13

TEL:078-341-2910

営業時間:10:00~18:00

定休日:日曜

カツオのまちだからできる 〈カネサ鰹節商店〉が挑む 文化の継承

出汁は日本の心。本枯れ鰹節で出汁をひく

西伊豆の田子漁港は、昭和10〜20年代に、カツオ漁が盛んだった。
しかし当時は40隻ほどあったカツオ漁船が、
平成12年を最後に、1隻もなくなってしまった。
カツオとともに暮らしてきた田子地区には、
鰹節業者もまた40軒ほどあったが、現在では3軒を残すのみ。

創業1882年の〈カネサ鰹節商店〉は、今も鰹節をつくっている店のひとつ。
鰹節の歴史は650年ほどといわれている。
そのなかで、カネサ鰹節商店が手がける製法である、
薪を使った焙乾法が生まれたのが350年ほど前。
以来、当時とほとんど変わらない製法でつくっている。
なかでも、伊豆でつくられる伊豆節は、〈手火山式焙乾法〉を確立した地だ。
もっともおいしいと言われるが、一方でもっとも危険でもっとも効率が悪い。

半身に切られた状態のカツオ。

手火山式焙乾法で焼かれた荒節の表面を削ることで、きれいにカビ付けできる。

削る前の荒節と、削った後の磨き節。

樽につめて発酵させる。その後天日干しし、また樽に入れて発酵。これを8〜10回繰り返す。

直せるところも少なくなったが、「使える限りは使っていきたい」という木の樽。

頭を切る用、お腹を切る用、背びれを切る用など、カツオを切るための特殊な包丁。

鰹節の製法は大きく4段階。
1.切る、2.煮込む、3.焙乾する、4.カビ付けする。
そのなかで手火山式焙乾法が特徴的なのは、強い火をカツオに当てること。
高温で一気に焼くことで表面をコーティングし、
うまみを中に閉じこめることができる。
その代わり、ずっと見張っていないと焦げやすく、職人への負担が大きいのだ。

カネサ鰹節商店では潮カツオも製造している。
切って塩か塩水に漬けるという簡単なカツオの保存食だが、
実は出汁の起源とも言われており、1000年以上の歴史がある。
これをつくっているのは、全国でも唯一このエリアを残すのみ。
なぜ田子地域にだけ残ったか。
カツオとの関わりが深い田子では、この潮カツオにワラ飾りをして、
お正月に神棚に供えたり、玄関先に飾ったりしていた。
カツオで生計を立てていたので、信仰と深く紐づいていたのだ。
かつてカツオ漁船の船長は、潮カツオを神社に奉納し、
その“お下がり”を、最初の漁のときに、船員に食べさせた。
それが契約の証となる。神様も媒介しているので、それは強い絆になった。
こうした文化があったことで、潮カツオは田子に奇跡的に残ったのだ。
単なる保存方法に過ぎなかったほかの地域では、
冷凍技術やほかのモノに代替され、潮カツオは無用のものとなってしまった。

文化を残していくには、食べていかなければならない。
それには料理が必要だ。
そこでカネサ鰹節商店の5代目・芹沢安久さんが立ち上げたのが
〈西伊豆しおかつお研究会〉だ。
研究会が商品開発した〈しおかつおうどん〉は、
うどんに潮カツオの切り身と鰹節、
さらに温泉卵などと合わせていただくまぜうどん。
とてもしょっぱい潮カツオを、現代的に食べやすくアレンジしている。

店舗と工場が隣り合わせのカネサ鰹節商店。鰹節も買えるし、〈鰹しおから〉や〈潮かつお燻焼き〉などはおみやげにも最適。

ほかには小学生・中学生に対する食育などの活動もしている。
すでに西伊豆の小学生でも大半が潮カツオを食べたことがないという。
だからまずは小学校の学校給食で〈しおかつおうどん〉を食べてもらうことから始まり、
中学校になると、文化の勉強や、一緒にレシピをつくったりもしてきた。

「自信を持ってどこへでも発表できる文化だし、日本の伝統的な保存食です。
しかもここにしかない。だから正しく残していきたい」と芹沢さん。

カネサ鰹節商店の5代目・芹沢安久さん。カツオ文化への熱い思いをさまざまな行動に移している。

田子に残る、手火山式焙乾法の鰹節と潮カツオ。
カネサ鰹節商店では、製造工程を見学できるので、
ぜひカツオを彩るすばらしい文化を体感してほしい。

information

map

カネサ鰹節商店

住所:静岡県賀茂郡西伊豆町田子600-1

TEL:0558-53-0016

http://homepage2.nifty.com/kanesa16/

西伊豆町観光協会

http://www.nishiizu-kankou.com/

神戸の人はパンが好き。 仕事帰りは〈イスズベーカリー〉

“神戸マイスター”がつくる風味豊かなパン

全国でも2番目にパンの消費量が多い神戸。確かに神戸のまちは
各所にベーカリーがあり、まちの人が日常のパンを買っている姿をよく見ます。

イスズベーカリー元町店は、元町駅から徒歩1分とアクセス抜群。香ばしいパンの香りに、ついつい誘われてしまいそう。

なかでも神戸の人が愛してやまないのは、〈イスズベーカリー〉です。
1946年の創業以来神戸の人を虜にしているのは、
小麦粉の旨みが最大限に引き出された風味豊かなパンのおいしさにほかなりません。

イスズベーカリーではイーストの使用を極力抑えて、
小麦粉の生地が醗酵しようとする力を引き出すために長時間醗酵法を採用。
そのため小麦粉のおいしさが噛めば噛むほど感じられる、深い味わいになっているのです。
そのパンづくりの姿勢から、イスズベーカリー2代目の井筒英治さんは、
ハイレベルな技能者に与えられる“神戸マイスター”にパン部門で初めて認定されています。

店内には、全国菓子博内閣総理大臣賞受賞をした、人気の食パン〈ハード山食〉や、乳脂肪45%の生クリームなどを加えたしっとり食感の〈エンペラー〉も好評です。

お店は三宮、元町、北野に計4店舗ありますが、
なかでも2006年7月にオープンした元町店には130種類以上のパンが並び、
洋菓子なども含めると、アイテム数がなんと200種類以上。
もちろんほかのイスズベーカリーの店舗と比べても、品ぞろえの多さは群を抜いています。

“神戸マイスター”の製法を受け継いでいるパン職人さんたち。

しかしこちらのお店、人気なのは品ぞろえの豊富さだけではありません。
訪れるお客さんは、地元の40~50代の人が中心。
イスズベーカリーのパンは毎日食べたい味だから、というのが
多くの人を魅了し続ける理由なのです。

朝は朝食としてサンドイッチを買う出勤前の人、
15時を過ぎるとお母さんたちが明日の朝食用に食卓に並べる食パンを、
夕方以降は仕事帰りのOLさんが自分へのごほうびに菓子パンを買って帰る……。
つまりイスズベーカリーのパンは、神戸の人のエネルギーそのもの。
いつでも食べたい、そして食べれば元気になれる神戸パンの代表です。
おやつにも、食卓にも、毎日の生活においしパンがあれば、
それはそれは、ハッピーに違いありません。

information

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イスズベーカリー 元町店

住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-11-18

TEL:078-393-4180

営業時間:8:00~21:00

http://isuzu-bakery.jp/

〈海辺のかくれ宿 清流〉は 海へとつながる露天風呂が魅力

露天風呂、海鮮、海。「ザ・西伊豆」を満喫したいなら!

西伊豆の宿のなかでも、海に一番近いのが、ここ〈清流〉。
海沿いのメイン通りである国道136号線沿いにあるエントランスは、実は5階。
海に近づくように、下に向かって建てられているのだ。

三四郎島への道がうっすらと現れてきた。

一番下の階に露天風呂がある。つまり、海の目の前だ。
高波のときには閉鎖することがあるくらい、身近に海を感じられる。
波の音を聞きながら、目の前に広がる水平線。
左右は岩で覆われ、その上には松が生える。
だだっ広い場所も気持ちいいけど、風情があって落ち着くのはこちら。
これぞ伊豆という風景が広がっている。
「海辺のかくれ湯」というキャッチフレーズにふさわしいロケーションは、
ちょっと秘密にしておきたいくらい。

女湯の脱衣所でも、こまかなしつらえを欠かさない。

男湯の露天風呂は開放的。

すぐ目の前に見えるひとつの島は、三四郎島。
普段は、海の向こうの島だ。
しかし潮位が低いときの干潮時、島へ向かって約30メートルの道が現れる。
これはトンボロ現象と呼ばれ、全国的にも珍しい現象なのだ。
ぜひ時間を見計らって体験しにいってほしい。
もし清流に泊まっていれば、部屋からも様子がうかがえるので、
タイミングを逃すことはないだろう。

露天風呂付きの部屋もある。こちらは海を見下ろし、より広い絶景が楽しめる。
沈みゆく夕陽を眺めていると、何もしなくてもいいかなという気持ちになってくる。
宿にこもってのんびり過ごすのも一興だ。

露天風呂付きのジュニアスイート。

食事は、創作和会席料理を堪能できる。
さすが伊豆だけあって、おつくりのバリエーションはすばらしい。
手長エビ、アオリイカ、キンメダイなど、
なるべく伊豆で獲れた魚を提供したいという。
それ以外にも、わらさの柚子あん焼き、手長エビの甘露煮、キンメダイの煮付けなど、
やはり海鮮料理が中心のラインナップ。
一手間加えられたこだわりが、新鮮な素材をさらに引き立ててくれる。
贅沢な海鮮づくしを心ゆくまで堪能したい。

手長エビ、アオリイカ、ヒラメ昆布締め、中トロなど。

キンメダイの煮付け。

ソフトシェルクラブの揚げもの。

ホタテのタラコウニ和え、百合根の柚子皮巻き、わらさの柚子庵焼き、手長エビの甘露煮、サクラゼリー、黒梅酒。

大きめのように見えるけど、団体客などは基本的に受け入れていないので、
のんびりとした雰囲気だ。
最近では、女性のグループも増えているという。
西伊豆ののんびりとした雰囲気をそのままに、
ゆったりと過ごすことを演出してくれる宿だ。

information

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海辺のかくれ宿 清流

住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科294

TEL:0558-52-1118

http://www.n-komatu.co.jp/

西伊豆町観光協会

http://www.nishiizu-kankou.com/

思い立ったらすぐ行ける。 神戸のふたつの山、 六甲山と摩耶山へ

まちの近くで楽しめるハイキングや眺望

日本三百名山に選ばれている〈六甲山〉と、
展望台からの眺めが日本三大夜景のひとつとされている〈摩耶山〉は、
ずっと変わらずに神戸の人のオアシス的なスポットとして親しまれています。
ここには心洗われるような絶景や広大な自然があり、
それがまちから近いことで、思い立ったらすぐ行けるのも大きな魅力です。

山上まで登れてしまうケーブルカー。1932年開業の歴史あるケーブルカーで、レトロとクラッシックの2種類で運行しています。

六甲山上へ向かうのに便利なのが、六甲ケーブル。
一気に山上まで登り切ることができるので、
到着した六甲山上駅から六甲山頂を目指したり、
下りルートの爽快な森の空気にふれたりと、気軽にハイキングを楽しむことができます。
ちなみにこの六甲山上駅、近代化産業遺産にも指定されているので、
駅そのものもしっかり見学しておきましょう。

六甲ガーデンテラス内にある〈自然体感展望台 六甲枝垂れ〉。ヒノキのフレーム越しには、壮大な六甲山からの景色が広がります。

駅から山頂方面へ歩いていると、六甲山の中腹に六甲ガーデンテラスが見えてきます。
ここにはヒノキの無垢材でできている〈自然体感展望台 六甲枝垂れ〉があります。
暖かな木漏れ日のような光に包まれたり、六甲の風を体感できたりと、
大自然を肌で感じながら、標高888メートルからの眺望を満喫するのは
ハイカーの定番の楽しみ方。
明石海峡大橋から大阪平野あたりまで広がるパノラマの景色は必見です。
その先には六甲有馬ロープウェーがあるので、そのまま有馬温泉へ向かい、
日本三名泉といわれる湯で、疲れた体を癒やしましょう。

見晴らしいい昼真の掬星台はすがすがしい空気いっぱいで、神戸ー大阪間が一望できます。

一方の摩耶山は、〈掬星台(きくせいだい)〉から見える
阪神間の眺望がとにかく最高です! 
晴れた日には関西国際空港が見えることもあるという見晴らしのよさに、
休日には多くの人が訪れる人気スポットとなっています。

まやビューラインのロープウェーから眺める夜景は、きっと格別。掬星台の大パノラマを、空の旅で楽しんでみてください。

もちろん眺望だけでなく、山上と麓を結ぶ
ケーブルカーとロープウェーを堪能することも忘れずに。
車窓の外に広がる壮大な景色が実に圧巻ですよ。

ちなみにオススメの楽しみ方は、まず山頂までケーブルカーと
ロープウェーで移動し、そこから青谷道を下るコース。
途中には茶屋があってひと休みすることができますし、
比較的やさしい道なので、ハイキングデビューにもぴったりです。
神戸の人が愛して止まないふたつの山は、
遊びがいっぱい詰まったスポットでもあるのでした。

掬星台の展望台からの眺望は、まさに1000万ドルの輝きです。ライトアップされた遊歩道もロマンチックな演出をしてくれます。

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六甲山

住所:兵庫県神戸市灘区六甲山

http://www.rokkosan.com/

六甲ケーブル

TEL:078-861-5288

運行時間:7:10~21:10

料金:片道590円、往復1000円

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摩耶山

住所:兵庫県神戸市灘区摩耶山

http://www.mayasan.jp/

まやビューライン(摩耶ケーブル&ロープウェー)

TEL:078-861-2998

運行時間:摩耶ケーブル10:00~17:40、摩耶ロープウェー10:10~17:30(曜日・季節により延長ダイヤあり)

料金:ケーブル(摩耶ケーブル駅~虹の駅)、ロープウェー(虹の駅~星の駅)片道440円、往復770円、全区間(摩耶ケーブル駅~星の駅)片道880円、往復1540円

http://kobe-rope.jp

〈アジアの森〉 至近距離で観察可能! 神戸どうぶつ王国に新エリア

兵庫県神戸市にある全天候テーマパーク、〈神戸どうぶつ王国〉。
花と動物と人がふれあい共生することがテーマの園内では、
鮮やかな花々が咲き誇る園内で、
カピバラやアルパカ、カンガルー、ペンギンなどを
至近距離で観察することができます。

完成予想図

この〈神戸どうぶつ王国〉に、2016年3月19日(土)、
新エリア〈アジアの森〉がオープン。
ここは動物が本来生活する環境のリアルな造形、
本来の行動を限りなく引き出せるよう工夫を凝らしたエリア。

本物の古木や植物を持ち込み、
野生の動物たちの生活環境を再現しました。
展示エリアと通路を隔てるのは水路のみ。
ガラスなどがないため、レッサーパンダやビントロングが
頭上の枝を伝い、すぐそばまでやって来ることも!

レッサーパンダも間近で!

こちら、レッサーパンダのコーナー。
竹や木々が生い茂り、滝が流れています。
また通路までせり出した枯木の枝があるので、
見上げると頭上を歩くレッサーパンダを見ることができます。

普段は高い木に登ったり、丸太を渡ったり、エサの笹を食んだり、
時には木の又に顔を引っ掛けてうたた寝したりしてるんだそう。
グループ園の那須どうぶつ王国から来た、
2015年6月29日生まれ、生後8ヶ月の3兄弟です。

ビントロング

マレーシア語で “クマのようなネコ” という意味を持つ
ビントロングは、その名のとおり熊のような猫のような不思議な動物。
木の上で生活する彼らのいる場所には、
背の高い本物の木や枯木をイメージした擬木を配置しています。

DIYの聖地!? 日本唯一の大工道具の博物館 〈竹中大工道具館〉

1000点の道具や原寸大の建築模型を展示

新幹線が発着する新神戸駅から歩いて行ける閑静な場所に、
ちょっと変わったミュージアムがあるのをご存じですか? 
それが日本で唯一、大工道具の専門博物館である〈竹中大工道具館〉です。
こちらは手道具としての大工道具を収集、保存、研究、展示している博物館で、
日本の木造建築を支えてきた工匠の技と心を後世に伝えることを目的に設立されました。

豊かな自然が溢れる竹中大工道具館。大工道具を専門として展示しているのは、日本でココだけ。

2014年10月の大幅なリニューアルに伴い、自然あふれる現在の場所に移転。
これまで集めてきた約3万点の中から約1000点の道具を選び抜き、
大工道具の歴史や種類だけでなく、
「棟梁に学ぶ」などのテーマに分かれた7つのコーナーで、
道具との出会いを演出してくれています。
木造建築の歴史を大工道具と一緒に紐解くコーナーや、
まだまだ日本に残る手仕事の伝統美など、
展示はとにかく見どころがたくさんあるのですが、
7メートル以上の高さを誇る原寸大の唐招提寺金堂(とうしょうだいじこんどう)や、
丁寧で繊細な数寄屋造りを見ることができるスケルトン茶室など、
個性的な展示は特に注目です。

重要文化財である、大徳寺玉林院蓑庵がモデルとなった、スケルトン茶室。その細やかな造りに感動。

木の香りをかいだり、実際に触れることができるハンズオン展示も、
見どころのひとつ。近年日本ではDIYブームも起きていますから、
ここを訪れてさまざまな展示にふれれば、新たなインスピレーションだって、
泉のように湧いてくるかも知れません。
館内では、大工道具に親しんでほしいという思いから新設された木工室で、
大工による実演や工作など体験型のイベントなどを
定期的に開催している点も気になるところ。

こちらの木工室では、ノコギリやカンナを実際に使用して工作するワークショップなど多数開催しています(詳細はHPにて)。

なんでも便利になった現代ですが、ものづくりの心を大切にしている大工道具館で、
後世に伝えたい手仕事のすばらしさを体感してみてはいかがでしょう。

1階ロビーの天井は天然の無垢材を使った伝統の舟底天井。ロビーは構造技術を生かし、内部に柱のない空間を実現。

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竹中大工道具館

住所:兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1

TEL:078-242-0216

営業時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)

定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

http://dougukan.jp